講義項目 1. 国 内 物 流 施 設 開 発 の 変 遷 (1) 国内物流施設開発の特徴と新たな変化 ① これまでの国内物流施設開発の変遷と大型賃貸物流施設の増加 a わが国における物流施設開発の変遷 ② 大型物流施設の増加に関する分析 a 大型賃貸物流施設の増加の契機 b 大型賃貸物流施設増加の実態 c 近年、立地が進む大型賃貸物流施設の全体的特徴 d 大型賃貸物流施設の規模上の特徴 e 大型賃貸物流施設の立地上の特徴 f 大型の物流賃貸施設が必要とされる要因 (2) 近年の大型賃貸物流施設開発を推進するプレーヤー (3) 大型物流施設の開発スキームに関する分析 ① 物流不動産ファンドビジネスの特徴 a 国内外の投資家から見た日本の物流不動産マーケットの評価 b 物流不動産ファンドビジネスの概要 c 物流施設への投資の実態 ② 大型賃貸物流施設の開発手法 a 開発タイプの分類 b 開発タイプ別開発手法の分類 2. 大 型 物 流 施 設 開 発 の モ デ ル ケ ー ス ∼ D 社 ∼ (1) D 社における物流施設開発の取組み ① D 社における取組み過去 10 年の分析 a 着工面積の推移 ② D 社における物流施設の開発手法の変化(D プロジェクト) a 自社建設方式 b 建物賃貸借方式 c 事業用借地権設定方式 d 不動産流動化方式 ③ ランプウェイ方式の採用による開発面積の拡大、大規模化 a 容積消化率アップによる投資収益性向上 b 投資収益性向上の検証のためのシミュレーション (2) D 社による物流不動産開発(不動産流動化手法)の実態 ① D プロジェクトの用地選定とその取得方法の考え方 a 「幹線から離れた路地の奥地」の例 b 「住宅との混在地」の例 c 「特色のある用地の取得方法」について ② D プロジェクトにおけるリーシング活動(テナント誘致)の特色 ③ D プロジェクトにおける土地、建物の所有形態 (3) D 社の出口戦略 ① D プロジェクトのエクジット戦略の概要 ② DH ファンドと DH ロジスティクスリート(将来)の相互関係の考察 ③ 現在の DH ファンドの概要 3. 今 後 の 物 流 施 設 開 発 モ デ ル の あ り 方 に 関 す る 考 察 (1) 国内物流施設開発に影響を与える事業環境変化分析 ① 現在進捗中の事業環境変化 a 荷主企業のアウトソーシングの一層の進展 b e- コマースの国内市場での拡大・浸透 c 国内における従来型倉庫の老朽化 d 震災等の有事対応、物流 BCP 戦略、セキュリティ、環境対策等の社会的要請 e アジア諸国等との経済連携の進展による製品・部品輸入拡大 ② 事業環境変化が物流施設に与える影響 (2) 今後の物流施設開発のあり方に関する考察 ① 今後の事業環境変化に対応する物流施設の必要性 a 中小零細企業を含む製造業の国内空洞化の進展 ② 日本の産業構造の変化による求められる物流機能の変化 a 求められる物流機能 b 物流施設に求められる機能 ③ 国内の潜在的な物流不動産スペースの需要予測 ④ 今後の物流施設開発の見通し a 物流施設開発ビジネスの今後の見通し b 事業環境変化に対応したバリエーション開発の進展 ⑤ D 社における先駆的な開発バリエーション事例 a グローバル SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)を受けた工業都市での大規模物流施設開発例(相模原) b グローバル SCM を受けた拠点港湾後背地での大規模物流施設開発例(福岡箱崎) c e- コマース等の広域配送拠点最適地での大規模物流施設開発例(三郷) d グローバル SCM を維持するための海外での日本ノウハウの展開事例 (3) 今後の物流施設開発の課題 ① グローバル SCM に資する物流インフラの機能の維持 ② 物流施設開発用の適地の創出 ③ 金融面に大きく依存する物流不動産開発からの脱却 4. 関 連 質 疑 応 答 5. 名 刺 交 換 会 講師及び参加者間での名刺交換会を実施いたします。
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