OTK株式売却について(知事質問) 公明党大阪府議会議員団の内海久子

OTK株式売却について(知事質問)
公明党大阪府議会議員団の内海久子でございます。
OTK売却について、2 点知事へ質問します。
① OTK株式売却による5年後の事業継続の担保について
・5 年後に鉄道、物流を分割して転売が可能との委員会での
答弁があり、決定した公募要項にも、事業の継続等の新たな
条件追加もできないと聞いたが、これまでOTKが担ってき
た鉄道事業や物流事業の公共性を 5 年間の譲渡制限や転売
禁止だけでは、地元は大変不安に思っています。
5 年を経過したのちの事業継続とその担保について知事は
どう考えているのか。
・鉄道も物流事業も府にとって必要な施設だとの知事の認識
ですが、5 年間経過後についても、これらの施設、事業の継
続意思を優先交渉者に確認できるのか。
② OTK株式売却の問題点
・今回の優先交渉者は外資系ファンドで、一般的には他社へ
の売却で利益を上げ、出資者へ還元する投資手法です。
5 年後鉄道、物流を分割して売却されたなら、今の売却価格
以上に転売されるようなことで、その結果、鉄道事業でも利
用者負担が増え府民サービスの低下などならないか、不安に
考える府民もおられます。
これらの問題点について知事はどう考え、また府としての今
後の関与についてどう考えているのかお聞かせ下さい。
意見
・公共性の必要な鉄道事業について、民営化の目的は価格だ
けでなく、民営化によって事業のさらなる発展、鉄道賃金の
引き下げ等、利用サービスの向上がこれまでの議会議論でも
ありました。
このことが、反映されていません。
・また、価格重視の株式売却、また 5 年間だけの譲渡制限
や転売禁止との初めからの設定だから、外資系ファンドも手
をあげやすくなっているのではないかとも思われます。
・5 年後は府も売却されても何の関与もできないというのは、
あまりにも鉄道や物流事業について公共性の維持が担保さ
れていません。
・今回のOTK株式売却の案件は、今の判断が 10 年後、
20 年後、府民にとって、大阪府にとってマイナスにならな
いようにするためにも判断は重く重要です。
・知事の答弁、考えをしっかり聞かせて頂き今回のOTK株
式売却の案件について判断をしていきたいと申し上げ質問
を終わります。