-インドで、海中を泳ぐ象に出合う!-

ほっと一息
水辺の旅シリーズ
-インドで、海中を泳ぐ象に出合う!-
夢が叶った。想い描いた象の水中撮影。その象が、
であるポートブレア空港に到着。在ポートブレア・イン
今、目の前を泳いでいる。犬かきに似た、象かき、と
ド政府観光局員Aさんの出迎えを受け、入島手続き
でも表現するのだろうか、足を器用に動かし海中を
を済ます。街の人口は約10万人。欧米や東アジア
泳ぐスピードは意外に速い。アンダマン諸島の海の
など海外からの観光客も多く、商店が並ぶポートブレ
透視度は期待以上に高く、青く澄んでいる。この海に
アの街は活気がある。2004年のスマトラ沖大地震
触れ、抱いていたインドのイメージがすっかり変わっ
では少なからず影響を受けた。津波が襲った海岸を
た。象の牙に触れないように近づきながら夢中でシ
訪ねた後、夕日が人気のビーチでサンセットを撮影。
ャッターを押し続けた。
この海でまもなく泳ぐ象に出合えるのだと思うと、心
ときめく。
<インド連邦直轄領アンダマン諸島>
インド南東沖合に浮かぶ島々、アンダマン諸島。
デリーからコルカタを経由して約6時間、島の中心地
<さらに離島の「ハバロック島」へ>
ポートブレア港から双胴船に乗り、ハバロック島へ。
冷房がしっかり効いた船内の席には、地元島民や観
光客の方々が座り、船はほぼ満席。出港して90分
後、ヤシの木々と熱帯樹林が茂る島に入港。象の住
むハバロック島に到着した。街は小さい。のどかな田
園風景を抜け、撮影の基点となるバンガロータイプ
の宿舎に到着。象の撮影は翌早朝6時に始まる。島
は雨が少し混じる曇り空。何とか、青い海と空の中で
象の撮影に臨みたい。
アンダマン諸島「ハバロック島」のビーチ風景。
アンダマン諸島の中心地、ポートブレアの海と落日。
ハバロック島へ向かう双胴船の船内風景。