県庁舎環境衛生管理及び空気環境測定業務仕様書

県庁舎環境衛生管理及び空気環境測定業務仕様書
この業務は、建築物における衛生的環境の確保に関する法律(昭和45年法律第20号)
第6条第1項に規定する建築物衛生管理技術者を選任し、県庁舎における環境衛生上の維
持管理業務の全般的な監督を行うとともに、県庁舎の室内環境を常に良好な状態に保つた
め、建築物における衛生的環境の確保に関する法律(昭和45年法律第20号)、同法施
行令(昭和46年厚生省令第2号)に基づき、空気環境測定を実施するものとする。
なお、本仕様書では、甲とは和歌山県をいい、乙とは受託業者をいう。
1
2
対象施設
住
所
名
称
施設概要
和歌山市小松原通1-1
和歌山県庁舎
敷地面積:22,234.52㎡(駐車場含む)
名
称
構造
規模
建築面積
延床面積
備
考
本
館
RC
地上4階
地下1階
3,443 ㎡
14,206.83 ㎡
議場含む
北別館
RC
地上5階
地下1階
塔屋2階
2,009.55 ㎡
11,810.15 ㎡
渡り廊下含む
東別館
RC
地上6階
1,075.80 ㎡
4,778.28 ㎡
渡り廊下含む
業務内容
(1)建築物衛生管理技術者の業務
(ア) 乙は建築物における衛生的環境の確保に関する法律(昭和45年法律第2
0号)第6条第1項に規定する建築物衛生管理技術者を選任し、次の業務を
実施する。
1)年間管理計画を法律に基づいて作成する。
2)上記計画に従い空気環境測定業務及び別途実施する環境衛生管理業務に係
る指導・監督を行う。
3)関係官庁からの立入検査が行われるときは、検査に立ち会う等、甲に協力
するものとする。
4)その他、環境衛生管理業務に関する事項について、甲に協力するものとす
る。
(2)空気環境測定業務
(ア)県庁舎の室内環境を常に良好な状態に保つため、建築物における衛生的環境
の確保に関する法律(昭和45年法律第20号)、同法施行令(昭和46年厚
生省令第2号)に基づき、空気環境測定を実施するものとする。
1)適用
中央管理方式の空気調和施設及び冷暖房用施設を設けている居室に適用す
る。
2)空気環境測定を行う者の資格
測定を行う者は、建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則
第26条第2項に定める空気環境測定実施者とする。
3)測定結果の報告
乙は、測定結果を速やかに甲に報告する。測定の結果管理基準値に適合し
ない場合には、その原因を推定し甲に報告する。
4)測定周期
測定周期は2ヶ月に1回とする。
5)測定位置等
当該建築物の通常の使用期間中に、室内については各階毎に居室の適切な
位置の床上75㎝以上120㎝以下の高さで測定し、外気については外気取
入口付近及び1階出入口付近で測定するものとする。
6)測定点数
室内の測定点数
外気の測定点数
15点(本館各階1カ所:5点、北別館各階1カ所:
5点、東別館2階~6階1カ所:5点)
2点(正面玄関付近、本館1階中央出入口付近))
7)測定項目及び機器
a)室内の場合の測定項目及び機器は別表による。
b)外気の場合の測定項目及び機器は別表による。ただし、気流の測定は行わ
ない。
8)提出書類
工程表、空気環境測定実施者届(講習会修了証書又は建築物環境衛生管理
技術者免状の写しを添付)及び経歴書、作業員名簿、測定結果報告書
9)契約期間
平成28年4月1日から平成29年3月31日までとする。
別表
測
定
項
目
1
浮遊粉塵の量
2
一酸化炭素の
含有率
3
4
炭酸ガスの含
有率
温度
5
相対湿度
6
気流
測
定
機
器
管理基準値
グラスファイバーろ紙(0.3 μのステアリ 空 気 1 ㎥ に つ き
ン酸粒子を 99.9 以上補集する性能を有す 0.15mg 以下
るものに限る)を装着して相対沈降径がお
おむね 10 μ以下の浮遊粉塵を重量法によ
り測定する機器又は厚生労働大臣の指定し
た者により当該機器を標準として較正され
た機器
検知管方式による一酸化炭素検定器又は (注)100 万分の 10
これらと同程度以上の性能を有するもの
( 厚生省令で定め
る 特別の事情があ
る 建築物にあって
は 厚生省で定める
数値)以下
検知管方式による炭酸ガス検知器又はこ 100 万分の 1,000 以
れらと同程度以上の性能を有するもの
下
0.5 度目盛の温度計又はこれらと同程度 ① 17 度以上 28 度
以上の性能を有するもの
以下
② 居室における温
度 を外気の温度よ
り低くする場合は、
そ の差を著しくし
ないこと
0.5 度目盛の乾湿球湿度計又はこれらと 40 %以上 70 %以
同程度以上の性能を有するもの
下
0.2m / s 以上の気流を測定することが 0.5ms 以下
できる風速計又はこれらと同程度以上の性
能を有するもの
(注)厚生省令で定める特別の事情がある建築物は、大気中における一酸化炭素の含有率
がおおむね 100 万分の 10 を越えるため、居室における一酸化炭素の含有率がおおむ
ね 100 万分の 10 以下になるように空気を浄化して供給することが困難である建築物
とし、厚生省令で定める数値は 100 万分の 20 とする。
*表中1.2.3に掲げる管理基準について比較すべき数値は、1日の使用時間中の
平均値とする。この場合の平均値は、始業後、終業前の2時点において測定し、その
平均値をもつて当該平均値として差し支えない。
*表中4.5.6に掲げる管理基準値について比較すべき数値は、居室の使用時間中
常時の値とする。