一級河川斉内川 災害復旧関連事業

お
もの がわ
さいない がわ
雄物川水系 一級河川 斉内川
河川災害関連事業について
平成27年7月23日~25日梅雨前線豪雨
- 堤体漏水を起因とした破堤箇所に接続した脆弱な堤防を改築・補強 -
- 河床低下により被災した一連区間に落差工、帯工を新設する改良復旧 -
平成28年5月18日
秋田県建設部河川砂防課
1
1.斉内川流域概要及び改修経緯
2
1.斉内川流域概要
雄物川水系斉内川は、秋田県と岩手県の県境に連なる奥羽山脈真昼山地を水源とし、ほぼ東から西に向かって流下する、
流路延長21.9km、流域面積84.0km2の雄物川水系玉川に合流する一級河川であり、中流及び下流部に広大な
扇状地を形成している。上流部は、ブナの原生林が広がり、自然豊かな真木真昼県立自然公園に指定されており、全国か
ら多くの登山客訪れる景勝地となっている。中流部は、河畔林や高水敷を活用した河川公園が整備されており、親水性に
富む河川整備が行われている。下流部で、大仙市中仙地域の市街地を流下するが、流域一帯は圃場整備が進み、仙北平野
として県内有数の穀倉地帯を形成している。河川の利用状況としては、イワナ・ヤマメ等の渓流釣りや、桜づつみ、親水
護岸が整備されており、行楽の場として親しまれている。今回の関連事業の採択箇所は、下流部の金鐙工区(玉川合流点
より2.5km)、と中流部の斉内工区(玉川合流点より5.0km)の2工区である。
■斉内川流域図
■位置図
岩手県
流域面積
84.0km2
真木真昼
県立自然公園
採択箇所(秋田県大仙市)
①斉内川(金鐙工区)
関連(河川)L= 512m
②斉内川(斉内工区)
関連(河川)L=1,080m
斉内川下流部
①(金鐙工区)
斉内川中流部
②(斉内工区)
凡 例
:河川
:流域界
:関連事業区間
:破堤箇所
3
1.斉内川流域概要
斉内川流域 最上流部 山岳公園
■斉内川流域図
斉内川流域上流部
真木真昼渓谷
関連事業区間
斉内川流域下流部
桜づつみ 親水区間
斉内川流域中流部
河川公園
4
1.斉内川改修経緯
これまでの改修経緯については、以下により実施している。
・昭和22年7月の豪雨災害を契機として、昭和25~28年に小滝川合流点から上流8.1km区間で①「中小河川改修事業」
が実施された。
・昭和47年7月の豪雨による斉内川の氾濫を受けて、昭和52~56年に玉川合流点付近~小滝川合流部で②「局部改良事業」
及び、昭和53~63年に栗沢川合流部より上流部では、③「通常砂防事業」による改修が実施された。
・現在、玉川合流点より瀬川橋下流までの2.2kmにおいて、④「流域治水対策事業」により、河川整備計画(H21.6
認可)目標である、計画確率1/20、計画高水流量(長野基準点540m3/s)に対し、流下能力の低い区間の河道
拡幅、築堤、JR橋梁架替え等を平成21年より実施している。(事業完了予定平成33年)
②局部改良事業
(S52~S56)
L=650m
①中小河川改修事業
(S25~S28)
L=8,100m
③通常砂防事業
(S53~S63)
L=2,400m
④流域治水対策事業
(H21~) L=2,200m
斉内川橋
瀬 川橋
◎ 長野基準点
斉内川下流部
①(金鐙工区)
斉内川中流部
②(斉内工区)
5
2.異常気象概要
6
2 .異常気象概要
H27.7.23~26 梅雨前線豪雨 [15270]
平成27年7月23日から26日にかけて日本海から北日本に延びた前線に向かって暖かく湿った空気が流れ
込んだ影響で、東北地方では大気の状態が非常に不安定となり、25日には北東北地方を中心とし、局地的に猛
烈な雨が降った。
平成27年7月25日12時 天気図
種梅川
橋梁関連
平成27年7月25日12時 気象レーダー図
斉内川
斉内川
7
2.(参考)県道神名橋 橋梁災害関連事業 被災状況
秋田さきがけ新報
(平成27年7月26日)
北羽新報
(平成27年7月27日)
報道関係
2.異常気象概要 斉内川流域における雨量・水位観測所
斉内川下流部
新町水位観測所(県)
斉内川下流部
①(金鐙工区)
斉内川上流部
真木雨量観測所(県)
斉内川中流部
②(斉内工区)
9
2.異常気象概要 斉内川流域における雨量・水位
斉内川流域の真木雨量観測所(県)では、25日12時から13時にかけて最大時間雨量62mm、日最大雨量174mm、降り始
めからの累加雨量280mmの既往最大値を記録した。また、新町水位観測所(県)では、この豪雨の影響により、25日13時か
ら14時にかけて、約1.0mもの急激な増水により、既往最高水位2.66mを記録した。
水位:(m)
水位:(
m )
新町水位観測所
計画高水位
14:42
一般住民から
堤防破堤情報
3.00m
50
14:10
最高水位
(2.68m)
3
2
氾濫危険水位
避難判断水位
2.15m
1.90m
氾濫注意水位
1.70m
水防団待機水位
1.40m
14:55
避難指示発令
13:40
氾濫危険水位
超過
100
雨量:(mm/h)
4
真木雨量観測所
0
5
雨量:( mm/h)
今回の降雨を確率評価すると、概ね20年に1度発生する規模の降雨であった。
13:30
氾濫注意水位
超過
1
8:40
水防団待機水位
超過
0
150
22:00
20:00
18:00
25日
16:00
14:00
12:00
10:00
8:00
6:00
4:00
2:00
0:00…
22:00
20:00
18:00
16:00
24日
14:00
12:00
10:00
8:00
6:00
4:00
2:00
0:00…
22:00
20:00
18:00
16:00
14:00
12:00
10:00
8:00
6:00
4:00…
23日
10
2.異常気象概要 報道関係
H27.7.26 読売新聞
H27.7.26 秋田魁新報1面
H27.7.26 朝日新聞
H27.7.26 秋田魁新報29面
11
3.水防活動状況
12
3 .水防活動状況 時系列表
水位 m
(新町水位観測所)
水位情報
県⇒大仙市
8:40
1.41
(水防団待機水位超過)
水防団待機命令
発信
13:00
1.66
13:10
1.72
(氾濫注意水位超過)
時刻
2015.7.25
現地情報
団員招集、資材の確認
真木雨量観測所で62mm/hを観測
(12:00~13:00)
氾濫注意情報
水防団出動命令
発信
13:20
13:40
水防活動
関係河川のパトロール開始
2.25
(氾濫危険水位超過)
氾濫危険情報
発信
霞堤より氾濫を確認
市から水防団へ沿線住民避難誘
導指示
堤防漏水確認
13:50
14:00
2.66
(14:00水位)
14:10
2.68
(ピーク水位)
左岸堤より越水
14:42
2.47
(14:40水位)
破堤確認
14:55
2.38
(14:50水位)
月の輪工法実施
板柵工法実施
沿線住民避難誘導開始
避難指示発令
13
13
4.被害状況
14
さい
ない
がわ
4.被害状況 公共土木施設被害
出水状況①
出水状況②
災害関連事業区間
金鐙工区 L=512m
災害関連事業区間
斉内工区 L=1,080m
お
しら いわ だけ
27災第48号
復旧延長L=319m
護岸被災
15
道路寸断状況
流域面積
84.0km2
27災第50号
復旧延長L=222m
護岸被災
新町水位
新町水位
観測所
観測所
27災第47号
復旧延長L=474m
堤防破堤・漏水
もの がわ
さい ない がわ
道路法面崩落状況
出水状況③
27災第49号
復旧延長L=273m
護岸被災・床止工流出
27災第51号
復旧延長L=78m
護岸被災
真木真昼
県立自然公園
27災第41~44号
道路寸断・法面崩落
真木雨量観測所
斉内川流域被災箇所 N=5箇所
破堤状況
護岸被災状況
床止工被災状況
護岸被災状況
被災箇所
流域界
15
4.被害状況 一般被害
今回の梅雨前線豪雨により斉内川下流域の金鐙地区では、左岸堤防が約20mにわたり破堤し、沿川地域の34世帯、
延べ120人に避難指示が発令された。これにより床上浸水1戸、床下浸水6戸、農地8ha等の冠水被害が発生し、住
民生活に多大な影響が生じた。
浸水状況①
浸水状況②
破堤箇所
AS
45.38
45.35
ビニールハ ウス
45 .6 9
車庫
U500×800
T)黒土10/14
BF350
E)中仙134東10
T)黒土11/14
ビニールハウス
T)黒土14
48 .53
55
T. 58
47 .0 3
T.55
カゴ
BF5 50
49.44
坂の上橋右岸下流ウイング天端(鋲)
KBM.5 H=51.567m
坂 の上橋
ジャ
浸水範囲
47.45
48.73
46.52
46.28
45 .9 2
(休)
48.51
0
44.91
(減)
T.56
ジャカゴ
45.20
(減)
0
46.11
BF 55
50
46.54
46 .3 5
46 .2 2
GN
Gn
T.57
BF
至
角
館
46.52
BF5
44.66
00 ×8
0
BF35
GN
45.90
BF7 00
減反
U5
46 .50
E)中仙134東12
T)黒土13/14
46.53
45.88
45.90
BF500
45.30
45 .28
E)中仙134東11
T)黒土12/14
45 .8 8
左9右1
45 .5 1
Gn
45.72
46.65
AS
ビニールハウス
W
46 .02
00
46.86
Gn
44 .8 9
(減)
(T)黒土14
左3右3
43.68
瀬 川橋
43.72
43.72
43.60
瀬川橋右岸下流擁壁天端(鋲)
KB M. 4 H=4 8.580m
(休)
44.68
BF500
(休)
カゴ
47.08
44.80
43 .22
44.60
42.87
AS
42.23
ク)
波
消
ブ
ロ
ッ
ク
G
G
ック
44 .42
44.77
G
45.14
45 .87
44.8 3
44 .28
G
44.29
G
43.73
44.3 7
G
44.33
G
45.47
連結ブロック
T. 50
45.38
T.49
47.85
44.83
43.4 2
46 .4 5
44.27
46.03
46 .3 2
46.24
連結
霞堤
ブロ
ック
46 .8 5
破堤箇所
瀬
川
橋
T. 52
45.25
45.70
46.47
43.89
45.49
42.50
47.7 5
48.58
U1
10
0×
80
51.45
0
G
(連結ブロック)
T.43
T. 38
48.76
T.44
45 .3 5
T.46
連結ブロック
46.54
47 .2 1
T.45
U1100×80
47.28
45.54
W
46.64
45.49
小屋
45.60
(減)
(休)
(休)
45.50
AS
BF450
Gn
(休)
BF450
44.2 6
44.10
ビ ニー ル ハウ ス
44.39
ビ ニー ル ハウ ス
45.15
46.60
大
至
曲
T.64
47.37
(休)
47.36
46.65
45.5 5
GN
44.2 4
44.18
44.14
44.22
E)中仙139
T)黒土20
45 .73
49 .4 0
44.74
44.54
44.44
(休)
44.34
U500×6 00
43.70
7
47.39
(減)
BF800
44.27
44.45
43.44
.0
45.64
47.18
0
(T)黒土19
44.78
AS
BF400
43.72
43.88
50
(休)
(休)
45.50
(E)中仙138 44.6 0
43.77
T.37
48.33
n
46 .6 1
46.65
BF3 00
47.4 9
44.45
44.98
T.53
47.25
46.13
T.48
45.65
ジャカゴ
n
46.93
T.47
47.11
G
46.55
45.66
45.88
44 .8 6
47.
50. 28
47.99
46.18
46.08
45 .7 8
00
46.41
45.18
44.18
50
05
47.61
BF3
45.34
53.10
T.51
48 .7 0
46.25
45.72
43.05
43.3 2
小屋
45.7 8
(連結ブロック)
43.22
43 .80
46.28
44.22
G
45.18
BF4
DF9
Gn
45.73
44.92
43.85
44.2 8
44.45
坂
の
上
橋
45 .7 0
44.47
(連結ブロッ ク)
(休)
G
G
44.1 8
G
43.25
43.85
G
44.98
47.55
T.61
T.62
T.63
45.08
3NO. 6
G
G
BF500
49.00
Gn
43.36
47 .25
G
(T)右5
44.07
(休)
42.86
頭
首
工
41 .5 0
43.56
45.53
47.77
ブロ
00
T.88
44.15
連結
49.96
G
45.05
T.60
BF5
45 .33
45.23
(休)
AS
51.58
0
48.76
AS
T.39
43.78
ロッ
(休)
(休)
(休)
(E)中仙137
3NO.5
50
(休)
結ブ
44 .7 9
44 .7 0
50
44.46
(休)
44.80
44.05
46.08
(T)黒土18
(連
BF
47.48
49.81
45.57
44.8 7
(休)
43.56
43 .5 2
.40
BF5
44.08
ビ ニー ル ハウ ス
44.00
43.9 1
43.75
ジャ
44.94
44.83
44.50
47.00
45.28
T.59
(T)右4
46.51
T.54
47.23
AS
BF500
至
角
館
ロック
Gn
45.57
U500×900
JA秋田おばこ
中仙支所
連結ブ
0
44.58
BF B45
46.48
AS
ビ ニー ル ハウ ス
E)中仙134東9
46 .3 0
44.95
車
庫
45.37
45.27
45.42
45.72
45.86
46.02
W2
00
0 H1
15
0
47.04
46.07
至
大
曲
(休)
48.74
46.96
47.44
(休)
44 .2 0
44.53
(休)
小
屋
27
破堤箇所
破堤箇所
16
出水状況(瀬川橋より上流)
浸水状況③
16
4.被害状況 応急復旧状況
時刻
応急復旧作業・その他
備考
2015.7.25 16:15
秋田県仙北地域振興局から国土交通省東北地方整備局湯沢河川国道事務所へ根固めブロックの提供依頼。
⇒玉川左岸5.6kに備蓄している根固めブロックの提供を承諾
2015.7.25 18:00
大型土のう製作開始
2015.7.25 18:30
製作完了の大型土のうの設置開始
2015.7.26 10:00
大型土のう370袋(100%)設置完了
2015.7.26 1700
背後盛土及び根固めブロック5個の設置完了 ※とりあえずの応急復旧完了
2015.7.27
水制工設置のための仮設道路(クレーン用)整備完了
【破堤状況 H27.7.25 15:54撮影】
【応急復旧完了 H27.7.26 17時】
【応急復旧状況 H27.7.26 5時頃】
【応急復旧状況 H27.7.25 19時頃】
17
4.被害状況 現地調査状況
○調査日時
○調査実施者
: 平成27年7月28日(火) 9:00~11:30(現地調査)
13:00~14:30(打合せ)
国土技術政策総合研究所、土木研究所
国総研・土研 調査所見 概要
◆原因
• 複合して川表堤体付近にある流木の水位堰上げに
よる堤体侵食も排除できない
• 堤体すべりは土質から可能性は排除できない。基礎
地盤の噴砂については可能性は低い
• 川裏法尻付近の被覆土層(圃場整備)の揚圧力等
の可能性も同様。
◆復旧
• 出水期を乗り切る暫定復旧(応急工事)を確実に行
うこと(現状では不十分)
◆本復旧に向けた調査
• 斉内川の堤防高調査、洪水痕跡調査の実施。
調査状況写真
18
4.被害状況 応急復旧状況 (国総研・土研調査後)
時刻
応急復旧作業・その他
備考
2015.7.28
国総研、土研による破堤原因現地調査(現地の応急復旧内容について、国総研より指摘有り)
2015.7.29~30
応急復旧内容について国総研と調整
①洗掘対策(前面法面への斜水シート、コンクリートマットの敷設)
②流向を安定させるための根固めブロックの配置替え
③揚圧力への対応(背面への大型土のう設置・砕石充填) ※県の方針により実施
2015.7.31
国総研との調整結果を踏まえた応急復旧作業のための資機材調達、作業打合せ
2015.8.1~2
-
川裏:大型土のう製作
2015.8.3
川前:根固めブロック撤去
-
2015.8.4~5
川前:遮水シート設置
-
2015.8.6~7
川前:ブロックマット設置
川裏:水路保護敷鉄板設置、大型土のう設置
2015.8.8~10
川前:根固めブロック設置 ※川前対策完了
川裏:大型土のう設置
2015.8.11~12
-
川裏:押さえ盛土砕石投入 ※川裏対策完了
【川前:遮水シート設置 H27.8.5 撮影】
【川裏:水路保護敷鉄板設置 H27.8.6 撮影】
【川前:ブロックマット設置 H27.8.7 撮影】
【川裏:大型土のう設置 H27.8.10撮影】
【川前:根固めブロック設置 H27.8.10 撮影】
【川裏:押さえ盛土砕石 H27.8.12撮影】
19
5.関連事業の概要 ①斉内川(金鐙工区)
20
5.関連事業の概要(金鐙工区) 被災状況
金鐙工区においては、急激な河川増水による堤体内への浸透流の影響で複数の箇所で堤体漏水が発生し、堤体の脆弱化並びに強度低下が生じ
た。これに加え、堤体に対して洪水流が継続的に作用した結果、左岸堤防が約20mにわたり破堤した。
AS
45.38
45.35
ビニールハ ウス
45 .6 9
車庫
46.48
AS
U500×800
T)黒土10/14
ビニールハウス
BF350
E)中仙134東10
E)中仙134東11
ビニールハウス
T)黒土11/14
T)黒土12/14
46 .02
T)黒土14
45.90
T.56
ジャ
47.45
47 .0 3
T.55
カゴ
BF5 50
49.44
BF7 00
48.73
46.52
46.28
T. 58
(休)
48.51
0
45 .9 2
(減)
0
48 .53
ジャカゴ
55
44.91
45.20
(減)
BF 55
46.11
46.54
46 .3 5
46 .2 2
GN
Gn
T.57
BF
至
角
館
46.52
BF5 50
BF500
減反
00
0
46.53
45.88
45.90
44.66
00 ×8
BF 35
T)黒土13/14
GN
45 .5 1
45.30
45 .28
U5
46 .50
E)中仙134東12
45 .8 8
左9右1
Gn
45.72
46.65
AS
W
ビ ニー ル ハウ ス
E)中仙134東9
46 .3 0
坂の上橋右岸下流ウイング天端(鋲)
KBM.5 H=51.567m
46.86
(減)
44.94
流域治水対策事業区間
43.72
43.72
43.60
43.68
43.56
(休)
44.68
(T)黒土18
BF5
BF500
50
47.08
44.80
43 .22
44.60
42.87
AS
42.23
(連
結ブ
ロッ
ク)
波
消
ブ
ロ
ッ
ク
G
G
43.25
連結
G
ブロ
ック
44 .42
44.77
45.14
44 .28
44.29
G
44.92
43.85
44.2 8
43.73
44.3 7
45.18
G
46.28
44.22
G
45.7 8
44.33
G
45.47
連結ブロック
T. 50
45.38
連結
46 .8 5
T. 52
46 .3 2
46.24
46.03
ック
46.41
46 .4 5
44.27
ブロ
T.49
47.85
44.83
43.4 2
45.25
46.25
45.72
46.47
43.89
破堤箇所
46.08
45 .7 8
45.49
(連結ブロック)
T.43
48.76
T.44
45 .3 5
T.46
連結ブロック
46.54
47 .2 1
T.45
U110 0×80
47.28
45.50
(E)中仙138 44.6 0
47.7 5
48.58
U1
10
0×
80
51.45
0
G
45.49
小屋
45.60
AS
BF450
Gn
44.78
(休)
44.22
BF450
44.2 6
44.10
ビ ニー ル ハウ ス
44.39
46.60
大
至
曲
E)中仙139
ビ ニー ル ハウ ス
45.15
43.70
43.56
43.44
07
T.64
45.64
(減)
(休)
(休)
45 .73
(休)
47.37
49 .4 0
47.36
46.65
45.5 5
GN
44.2 4
44.18
44.14
5 0.
AS
45.50
44.54
44.44
(休)
44.34
U500×6 00
48.33
n
47.39
(減)
44.74
44.27
44.45
43.88
45.70
47.18
0
(T)黒土19
43.72
T.37
45.34
46.64
46 .6 1
(休)
(休)
BF400
BF800
43.77
45.54
47.
50. 28
47.99
45.73
46.65
W
50
05
47.61
BF3 00
T.53
47.25
46.13
T.48
BF3 00
47.4 9
44.45
44.98
BF4
DF9
Gn
46.93
45.65
ジャカゴ
00
46.55
45.66
45.88
44 .8 6
n
46.18
T.47
T. 38
G
45.18
43.05
44.18
53.10
T.51
48 .7 0
(連結ブロック)
44.45
坂
の
上
橋
G
G
42.50
43.36
G
45 .7 0
44.47
43.3 2
小屋
G
G
44.1 8
瀬
川
橋
47.11
3NO. 6
G
G
44.98
47.55
T.61
T.62
43.22
43 .80
45 .87
44.8 3
BF500
T.63
45.08
(休)
G
(T)右5
44.07
(休)
(E)中仙137
(連結ブロ ック)
43.85
47 .25
47.77
T.60
49.00
Gn
45.53
44.15
(休)
42.86
頭
首
工
41 .5 0
G
45.05
48.76
AS
T.39
43.78
(休)
49.96
BF5
T.88
45 .33
45.23
(休)
(休)
AS
44.05
46.08
3NO.5
(休)
(休)
(休)
44.80
カゴ
0
44.46
44 .7 9
44 .7 0
50
51.58
(休)
瀬 川橋
瀬川橋右岸下流擁壁天端(鋲)
KB M. 4 H=4 8.580m
43 .5 2
.40
44.08
ビ ニー ル ハウ ス
44.00
47.00
43.9 1
BF
44.83
44.50
43.75
ジャ
(T)右4
47.48
49.81
45.57
44.8 7
坂 の上橋
(T)黒土14
左3右3
45.28
T.59
BF500
至
角
館
46.51
T.54
47.23
AS
中仙支所
ロック
Gn
45.57
U500×900
JA秋田おばこ
連結ブ
BF B45
Gn
44 .8 9
0
44.58
44.95
車
庫
45.27
(休)
45.37
45.42
45.72
45.86
46.02
W2
00
0 H1
15
0
47.04
46.07
至
大
曲
47.44
44 .2 0
44.53
48.74
46.96
(休)
(休)
小
屋
T)黒土20
27
破堤箇所
浸水範囲
堤体漏水範囲
21
5.関連事業の概要(金鐙工区) 被災状況
左岸裏法すべりによる変位
右岸裏法すべりによる変位
左岸堤体漏水痕跡
左岸堤体漏水痕跡
22
22
5.関連事業の概要(金鐙工区) 被災原因の分析
今回発生した堤体漏水及び破堤のメカニズムは、現場状況から以下のとおり挙げられる。
①降雨・洪水流による、堤体飽和度の増加、浸潤面の発達(堤体脆弱化等)
②堤防内の間隙水圧上昇による、堤体のみかけ強度の低下(法すべり等)
③堤体内の土粒子の移動・流出により、堤体漏水・沈下が発生(パイピング・土粒子等)
④沈下した堤体に洪水流が越流し、堤体土砂流出が発生
以上、降雨・河川水の浸透作用、洪水時の流水作用、あるいは、洪水流の越流等さまざまな外力が継続的に堤
体へ作用した結果、堤体漏水及び破堤が発生したと推測される。
破堤状況写真
堤体漏水及び破堤メカニズム
① 降雨水の浸透作用
④
①
堤防破壊(破堤)
洪水時の流水作用
越流水の掃流作用
③
堤防破壊(土砂流出)
土粒子の移動
②
堤体表面・法尻部の浸食
②
堤体表層部の脆弱化
②
土粒子の移動・破壊
23
5.関連事業の概要(金鐙工区) 対策工法の検討(親災)
堤防の浸透に対する安全性は、①堤体と基礎地盤の土質条件、②洪水特性から決まる外力条件、③現地特性から決まる
施工条件等に支配される。一般的な浸透に対する対策工法として、下図に示すものが提案されている。
対策工法の選定にあたっては、環境面や維持管理面で有利となる断面拡大工法を優先的に選定することが望ましいとさ
れていることから、その適用性について始めに照査した。また、今回の被災形態より浸透、侵食等に対しての必要な安全
率等を設定し、堤防の定量的な安全性照査のため、浸透流解析による漏水対策工法の検討を実施した。
浸透に対する強化設計の手順
堤体漏水に対する代表的な対策工法
①断面拡大工法
工法の効果・留意点
①浸透路長の延長(動水勾配の低下)
②法面を緩くすることによる安定性の向上
③河積断面、用地の確保が必要
④築堤材料に制約を受ける
⑤圧密沈下による影響に配慮
②ドレーン工法
工法の効果・留意点
①裏法面下部の堤体内水位の低下
②法尻部をせん断強度の大きい材料で置
き換えのため安 定性が向上
③有効 には堤体透水係数に制限あり
④長期的な維持管理が必要
⑤施工性に難がある
③表法面被覆工法
工法の効果・留意点
①浸透路長の延長
②裏法面下部の堤体内水位の低下
③表法尻付近に浸透水が滞留しやすい
④地震時の変形や損傷に注意が必要
④天端舗装工法
出典(河川堤防の構造検討の手引き(改訂版)/国土技術研究センター)
出典(河川堤防の浸透に対する照査・設計のポイント/土木技術研究所)
工法の効果・留意点
①堤体内への浸透水量の低減
②クラック等への適切な維持管理必要
③法面にガリ浸食に対策が必要
④築堤本体の変状を発見しづらい
⑤縦断勾配により雨水が集中しやすい
24
5.関連事業の概要(金鐙工区)災害復旧工法(親災)
復旧工法として以下に示す複合工法を採用することで安全性が確保(被災原因の除去)されること、施工性、経済性からも有利
であることが確認された。
①断面拡大工法(川表に堤体幅を拡大)
②表法面被覆工法(遮水シート及び護岸工の設置)
③裏法面復旧工法(漏水による崩落及び滑り被災箇所を掘削し新規土で置き換え)
右岸標準断面図
川表
②
川裏
③
①
左岸標準断面図
川裏
川表
③
①
②
25
5.関連事業計画方針(金鐙工区)
親災の被災箇所は、下図のとおり点在(不連続)している。対策工法の選定にあたって現地の特性条件を考慮した結果、
堤防の川表側を拡大(断面拡大工法)した場合、未被災区間堤防については、洪水流により脆弱化していること、災害復
旧工事により前後が拡大され断面が不連続(凸凹)となること、次期出水により不連続な断面接続部において乱流等の発
生、洪水流の掃流力に対し側方浸食されやすい断面を形成することになる等、堤体に悪影響をおよぼす恐れがある。
被災した堤防の原形復旧のみでは事業効果が限定され、再度災害の恐れがあることから、破堤箇所を含めた被災堤防に
接続した一連区間(未被災区間を含む)において、脆弱な堤防を補強し、流水の安全な疎通を図るため、災害関連事業を
行い、再度災害を防止するものである。
右岸被災形態
・堤体漏水箇所が、点在している(不連続) ・堤防裏河川用地に余裕が無い ・用地買収は困難
約30m
約20m
約10m
申請区間の点在
約35m
ほ場整備実施区間
左岸被災形態
・堤体漏水箇所が連続している。(局所未被災あり)・堤防裏河川用地に余裕が無い・用地買収は困難(圃場整備実施区間)
26
5.関連事業計画概要(金鐙工区)
○事業概要
【関連概要】
事業区間延長 L=512.0m
事業費 334,417千円
(災害費 243,265千円、関連費91,152千円)
事業内容 堤防断面拡大工、護岸工、
遮水シート張工、裏法面復旧工
方針 第19・1・(二)・イ.河川工事(へ)
○事業概要
【親災概要】
復旧延長 L=474.0m
査定決定額 250,849千円
(内仮工事費
7,584千円)
事業内容 堤防断面拡大工、護岸工、
遮水シート張工、裏法面復旧工
要綱 第2・2・(一)・イ
斉内川災害復旧事業 施工延長L=474.0m (左岸L=422.0m・右岸L=260.0m)
A=3,944m2
斉内川災害関連事業 施工延長L=512.0m (左岸L=512.0m・右岸L=419.0m)
NO.70
+6.10
隔
NO 壁
.7 工
5
BF4 50
44.26
NO.
NO.
Gn
AS
NO.94
NO.93
GN
NO.89
NO.88
NO.87
B F500
NO.92
NO.91
NO.90
400 0
2 30 0
48.58
NO.240
NO.243
NO.220
NO.140
NO.120
NO.100
NO.80
NO.60
NO.20
NO.-20
NO.-40
(減)
45.60
45.64
45.55
44.95
車
庫
45.37
45.27
(減)
(休)
45.42
45.72
(休)
45.86
(休)
(休)
44.20
44.53
(休)
小
屋
口
止
工
NO.83+1.50
護岸工(川表側) 大型連結ブロック L=463.3m A=2,221.9m2
9
工 1.
止 +1
口 90
小 NO.
工
壁 8
隔 O.8
N
工
壁 6
隔 O.8
N
工
壁 2
隔 O.8
N
工
壁 0
隔 O.8
N
工
壁 8
隔 O.7
N
工 .5
壁 +4
隔 .77
NO
工
壁 6
隔 O.7
N
工
壁 5
隔 O.7
N
工
壁 4
隔 O.7
N
工 9
め 19.
止 0+
口 7
小 NO.
NO.70+19.9
小
左岸 低水護岸工
蛇かご
復旧延長
L=49.0m
大型連結ブロック
A=552.0m2
NO.89+8.20
NO.72+4.00
親災⑥
工
NO.70+4.00
親災⑤
左岸護岸工(川裏側)
ブロック積 L=50.0m
A=158.5m2
NO.70
45.49
45.50
GN
(休)
工
壁 4 工
隔 O.8 坂路
N 側 2m
.
外 35
堤 L=
NO.243
(休)
小屋
止
1戸 床下6戸 浸水面積8ha
W
44.74
44.54
(休)
44.10
工
壁 2
隔 O.7
N
〈左岸〉復旧延長 L=422.0m
47.75
口
羽口工
L=4.50m
× 800
B F400
44.24
U500× 600
44.39
E )中 仙139
T)黒 土2 0
L=223m
U1100
44.18
45.15
46.60
大
至
曲
45.54
44.14
44.22
小屋
47.28
NO.40
T.45
44.44
NO.-60
BF800
NO.-80
(休)
44.34
NO.-100
45.50
NO.0
47.21
44.27
BF30
T.46
0
NO.84+24.2
AS
44.78
44.45
45.35
連 結ブロック
46.54
( E)中仙 138 44.60
NO.-120
48.76
( T)黒土19
43.72
NO.-152
T.38
46.07
NO.-140
46.02
44.45
44.98
NO.-160
( 休)
45.86
ジャカ ゴ
T.44
NO.-200
(休)
45.72
44.86
NO.-220
NO.-214
45.42
43.88
裏法復旧工 L=223.0m
6
NO.8
NO.85
NO.84
NO.83
79.5
NO.82
60.0
NO.81
40.0
20.0
NO.. 21.5
NO
2.5
0
NO.NO.. 1.0
NO
30.5
NO.-
NO.- 44.0
NO.- 55.0
NO.- 80.0
NO.- 73.5
NO.- 90.0
NO.-105.0
Gn
NO.80
NO.79
NO.78
NO.77
NO.76
NO.75
NO.74
NO.-130.0
NO.-124.5
NO.
T.48
45.65
小
連結ブロック張工
NO.20
11°
45.49
NO.0
NO.-153.5
46.13
NO.-240
(減)
NO.-251
45.37
45.27
46.08
45.78
45.88
BF4 50
NO.240
NO.243
NO.220
NO.200
NO.160
NO.140
NO.120
NO.100
NO.80
NO.60
NO.40
NO.20
NO.0
NO.-20
NO.-40
NO.-80
44.18
47.49
44.45
工 5
止 2.
口 24
小 NO.
NO.-152
46.25
42.50
波 消ブロック
(連結 ブロック )
T.43
(休)
工 0
壁 20
隔 O.
N
NO.-187
車
庫
48.70
46.32
45.18
43.71
45.08
Gn
ク
46.45
46.24
46.03
45.72
T.47
43.56
工 0
壁 15
隔 O.
N
工 0
壁 10
隔 O.
N
羽口工
L=4.50m
築堤工
L=20.0m
工
壁 50
隔 O.
N
連結ブロック張工
連結ブロック張工 L=152m L=20.0m
連結ブロッ
T.50
T.49
47.85
44.83
44.27
43.89
43.85
工
壁 0
隔 O.
N
NO.-214
45.64
45.78
G
G
ビ ニー ル ハウ ス
BF4 50
(減)
45.60
(休)
裏法復旧工 L=152.0m
隔
NO 壁
.7 工
3
隔
NO 壁
.7 工
2
NO.-205.0
G
G
瀬
川
橋
47.11
45.55
44.95
蛇かご 〈左岸〉復旧延長
小口止工 L=49.0m
小口止工
連結ブロック張工
L=48.0m
工 0
壁 -4
隔 O.
N
羽口工
L=4.50m
45.49
G
44.92
44.22
43.78
43.22
43.80
工 0
壁 -7
隔 O.
N
連結ブロック張工
L=27m
裏法
復旧工
L=27.0m
G
44.33
43.67
49.00
頭
首
工
43.70
工 20
壁 -1
隔 O.
N
工 2
止 15
口 .小 NO
工 .5
止 87
口 -1
小 NO.
工 4
止 21
口 .小 NO
羽口工
L=4.50m
小屋
G
G
44.29
42.86
IP.7
43.08
(休)
(休)
小
屋
G
G
43.25
48.58
(休)
44.20
44.53
45.14
44.98
G
ビ ニー ル ハウ ス
ビ ニー ル ハウ ス
ビ ニー ル ハウ ス
44.10
44.42
44.77
( 連結ブロック)
W
45.50
GN
(休)
( 休)
44.22
44.26
0
44.74
44.54
U 50 0×600
E )中 仙139
T )黒土20
護岸工
大型連結ブロック
L=28.7m
A=126.9m2
<左岸>復旧延長 L=512m
4000
4000
250
3500
250
250
敷き砂利
野芝
t=10cm
250
500
野芝
t=10cm
.0
1:2
1:1
.
H.W.L
890
人工張芝
境界
1
0
:2.
大型連結ブロック
500
1:1
遮水シート
H.W.L
. 89
0
大型連結ブロック
25 0
段切・盛土工
500
段切・盛土工
500
人工張芝
境界
3500
敷き砂利
250
1戸 床下6戸 浸水面積8ha
BF4 00
44.24
44.18
44.39
46.60
大
至
曲
U 11 00×80
47.28
45.54
0
44.14
45.15
43.70
43.56
T.46
T.45
44.44
NO.-60
NO.-120
B F800
NO.-100
(休)
44.34
NO.-140
NO.-160
NO.-152
NO.-200
45.50
NO.-187
NO.-180
44.27
BF30
NO.180
45.35
連結ブロッ ク
47.21
NO.-220
NO.-214
NO.-251
AS
44.45
44.98
ック
42.78
Gn
Gn
44.78
44.45
ジ ャカゴ
T.44
(E) 中仙138 44.60
NO.-240
48.76
( T)黒土19
43.72
43.88
B F450
T.38
47.11
44.86
46.54
IP.9
ブロ
43.32
47.49
45.53
44.47
G
43.05
T.47
(連結ブロ ック)
T.43
連結
45.50
43.61
G
41.50
46.08
47.75
45.65
ック
G
G
47.77
T.60
44.18
44.37
43.42
T.48
44.46
45.38
43.24
波
消
ブ
ロ
ッ
ク
46.13
45.49
42.50
43.32
44.45
連結ブロ
44.87
カゴ
44.15
45.18
44.80
G
45.88
43.89
波消ブ ロック
43.22
ジャ
45.05
43.85
(連結 ブロック)
45.78
瀬
川
橋
47.03
00
43.73
43.22
42.87
46.25
42.23
48.73
46.52
カゴ
44.89
47.55
T.61
44.28
47.08
44.60
48.51
46.28
ジャ
48.76
NO.-187
NO.-180
43.71
49.00
45.08
(休)
(休)
(休)
T.56
0
45.28
T.59
45.23
44.28
45.18
( 連結ブロック)
(休)
55
T.58
B F5
48.53
Gn
45.57
48.70
46.32
44.18
43.25
(休)
44.83
(休)
BF5 50
NO.200
T.39
連 結ブ ロック
T.50
46.45
46.24
46.03
45.72
44.94
BF
E)中 仙13 4東 12
T)黒 土13 /14
46.53
45.90
ジャカゴ
45.92
46.65
AS
E )中仙1 34東11
T )黒土1 2/14
45.88
T.63
3NO.5
T.49
47.85
44.83
44.27
42.78
( T)右5
44.79
45.88
BF350
E)中 仙134東10
T)黒土1 1/14
ビニー ルハウス
T.57
NO.180
G
G
44.80
AS
BF500
44.70
44.91
減反
T.62
BF5 00
0
AS
43.67
U500× 900
44.83
44.68
(T)黒土 18
BF55
45.78
(減)
BF5 00
(E) 中仙1 37
44.92
44.22
44.33
AS
( T)右4
44.08
44.07
44.05
(休)
43.78
G
45.30
45.28
U500× 800
ビニー ルハウス
45.90
NO.160
G
G
G
NO.73
NO.72
NO.71
瀬川橋右岸 下流擁壁天 端(鋲 )
KBM.4 H= 48.580m
G
44.29
NO.-230.0
(休)
G
46.08
45.50
43.61
43.42
小屋
43.91
43.75
43.72
43.72
43.68
43.60
G
G
G
44.00
47.00
45.14
G
中仙支所
(T)黒土1 4
左3右3
NO.-180.0
44.42
44.47
J A秋 田おば こ
44.50
44.77
45.38
43.24
43.85
至
角
館
NO.-166.5
45.53
NO.69+19.780
NO.70
G
G
45.20
44.66
NO.-243.5
ック
親災④
44.58
IP.9
ブロ
45.18
Gn
NO.67
44.46
44.15
43.73
43.05
頭
首
工
NO.93
00
43.85
( 連結ブロッ ク)
IP.7
ク
NO.69
NO.
連 結ブロッ
44.98
42.86
43.08
NO.94
47.03
44.89
44.87
45.05
連結
親災③
48.73
46.52
カゴ
45.28
カゴ
親災②
48.51
46.28
ジャ
79.5
T.56
NO.69+7.852
Gn
BF
45.92
親災①
0
48.53
0
T.58
NO.
AS
BF55
T.57
左9右1
45.51
GN
NO.88
NO.87
45.90
55
T)黒土14
45.72
46.53
47.77
T.60
ビ ニールハウス
46.48
AS
W
46.02
E)中 仙134東1 2
T)黒 土13/1 4
45.90
ジ ャカ ゴ
T.59
44.18
44.28
44.80
波
消
ブ
ロ
ッ
ク
45.88
E)中仙1 34東9
T)黒土1 0/14
46.30
46.65
AS
E )中 仙13 4東 11
T )黒 土12 /14
Gn
45.57
44.37
43.22
G
( 休)
BF5 00
減反
45.88
B F350
E )中仙13 4東 10
T )黒土11 /14
ビニー ルハウ ス
NO.68
NO.84
NO.83
NO.86
45.28
45.23
44.28
G
43.80
NO.89
NO.79.6
45.30
ジャ
B F5
45.38
45.35
45.69
U50 0×800
ビニー ルハウ ス
T.63
42.87
42.23
45.51
48.76
47.08
44.60
T)黒土14
左9右1
45.72
44.91
60.0
NO.82
NO.81
Gn
40.0
20.0
NO.. 21.5
NO
30.5
( 休)
(休)
NO.
NO.80
2.5
0
NO.NO.. 1.0
NO
(休)
(休)
47.55
T.61
( E)中仙1 37
3NO.5
AS
41.50
44.79
NO.-
(休)
NO.- 44.0
(休)
44.83
NO.- 55.0
NO.- 80.0
NO.- 73.5
NO.- 90.0
( T)右5
NO.-105.0
NO.-130.0
NO.-124.5
NO.-153.5
NO.-166.5
NO.-180.0
NO.-205.0
NO.-230.0
NO.-243.5
44.80
AS
B F500
44.70
46.48
AS
W
T.62
B F500
0
T.39
44.94
44.83
44.68
( T)黒土18
BF55
NO.79
NO.78
NO.77
NO.76
NO.75
NO.74
NO.73
NO.72
NO.71
B F500
(T)右4
44.08
44.07
44.05
( 休)
U500× 900
工
壁 87
隔 O.
N
工
壁 85
隔 O.
N
工
壁 83
隔 O.
N
工
壁 81
隔 O.
N
車庫
E)中 仙1 34東 9
T )黒土1 0/14
46.30
NO.85
NO.1.2
NO.21.5
NO.-44.1
NO.-73.7
NO.-153.6
NO.-166.7
NO.-243.5
NO.69+19.780
NO.70
NO.69+7.852
NO.69
NO.68
NO.67
46.08
ビ ニー ル ハウ ス
44.00
47.00
(休)
瀬川橋右 岸下流擁 壁天端(鋲)
KBM.4 H=48.580m
(減)
工
壁 79
隔 O.
N
車庫
ビ ニー ル ハウ ス
瀬 川橋
43.72
43.68
( T)黒土14
左3右3
AS
44.50
43.91
43.75
43.72
44.66
J A秋 田おばこ
中仙支所
工
壁 77
隔 O.
N
ス
瀬 川橋
45.20
43.60
ビニールハウ
46.02
44.58
至
角
館
45.38
45.35
45.69
A=5,772m2
<右岸>復旧延長 L=418.9m
護岸工(川表側) 大型連結ブロック L=418.9m A=2,871.2m2
0
工 .1
止 +6
口 70
小 NO.
羽口工
L=5.85m
羽口工
L=5.85m
段切盛土工
L=58.0m
連結ブロック張工 連結ブロック張工
L=45.0m
L=58.0m
連結ブロック張工
L=80.0m
連結ブロック張工
L=77.0m
羽口工
L=5.85m
段切盛土工
L=45.0m
羽口工 羽口工
L=4.05m L=5.40m
NO.92
羽口工
L=3.15m
段切盛土工
L=80.0m
工 0 止工.6
壁 0.
9
隔 O.6 小口O.7
N
N
工
工
止 .5
止 .2
口 21
口 .1
小 O.
小 NO
N
NO.91
羽口工
L=3.15m
工1
止 .
口 -44 工 .5
小 O. 隔壁 -30
N
.
NO
工
止 .7
口 73
小 O.N
NO.90
止
工
口
止
口
工
工 .5
壁 24
隔 .-1
NO
小
N
段切盛土工
L=77.0m
小
隔
壁
止
口
小
羽口工
L=1.80m
.0
05
-2
O.
工
工
5
3.
24
.NO
大型連結ブロック
NO.70
大型連結ブロック
〈右岸〉復旧延長 L=260.0m
7
6.
6
16
3.
.15
NO
.NO
遮水シート
27
46.02
46.07
6.関連事業の概要 ②斉内川(斉内工区)
28
6.関連事業の概要(斉内工区) 被災状況
今回の梅雨前線豪雨により斉内川中流域の斉内地区では、異常出水による洪水流の掃流力、流体力が作用したことにより、著しい河床低下
(最大3.0m)が発生し、構造物の不安定化が生じた。これに加え、さらに加速した洪水流の側方侵食が継続的に作用した結果、床止工や護
岸工等の施設被災が発生した。
施設被災のみであったため、人的被害、家屋浸水や農地等への一般被害は特に発生しなかった。
60
床止め
斉内川橋
今回の異常出水により、著しい河床低下(最大3m)が発生した区間 L=1,080m
As
27災第49号
床止工・護岸被災
27災第48号
護岸被災
70
復旧延長 L=273m
復旧延長 L=319m
桜後
現 場打 ち側溝
B600× H70 0
( 崩)
(崩 )
( 崩)
袋 詰め 土の う
護 床 工 (コ ン クリ ー ト)
( 崩)
( 崩)
(崩)
袋 詰め 土の う
(崩 )
制 水ブ ロ ック
(崩)
砂 利
砂 利
砂 利
砂 利
砂 利
砂 利
制 水 ブロ ッ ク(崩 壊 )
斉内川
制 水ブ ロッ ク( 崩壊 )
砂 利
制 水ブ ロッ ク
最深 河 床(流 れ)
袋詰 め 土の う( 崩 落)
袋 詰め 土の う
砂 利
制 水 ブ ロッ ク
砂 利
砂 利
(崩 )
護 床 工 ( コン ク リー ト)
( 崩)
( 崩)
砂 利
護 床 工( コ ンク リ ート )
(崩 )
砂 利
制 水 ブロ ッ ク
制 水ブ ロッ ク
( 崩)
袋 詰め 土の う
83
Gn
Gn
7m
帯 工 ( 1 t 用 )護床ブロック(1t用)
L=15.0m
27災第48号
護岸被災
魚道ブロック(2t)
撤去・再設置
13個×2列=26個
NO.161
護岸工(大型連節ブロック)
NO.104
)
NO.196
取付擁壁L=57.0m
6.0m
NO.0
縦断図
落差工
護床ブロック(2t用)
L=12.0m
魚道ブロック
300
根
既設 固工
根固 L=30
め再 0.0m
設置
(L=3
72 .24
大型
【タ 連結ブ
イ プ ロッ
3】 ク張
L=89 工
.7m
取付擁壁L=57.0m
護床工撤去・再設置2t用 (新規 N=60個 再設置 N=1139個
護岸工(大型連結ブロック) 護床工撤去・再設置3t用 (新規 N=21個 再設置 N=396個
復旧延長 L=273m
NO.273
大型
【タ 連結ブ
イプ ロッ 関口
2】 ク張
L=14 工
0.5m
復旧
延長
(左
岸)
L=35
No.
m
215
根固
L=5. 工 帯工
0m
L=15
.0
斉内川
Gn
No.
No.
0-4
.9
大型
【タ連結ブロ
イプ
ック
1】L=
張
88.0 工
m
No.
川端
護 床 工 ( コ ンク リ ート)
27災第49号
床止工・護岸被災
復旧延長 L=273m
復旧延長 L=319m
最大3mの
河床低下発生
落差工
29
さい
ない
(7)被災状況写真②(27災
6.関連事業の概要(斉内工区) 第48号斉内1号)
被災状況 施設:護岸工
河床低下により被災した法枠工
48号No.10付近
河床低下により被災した連接ブロック
48号No.130付近
護岸決壊後の側方浸食により脆弱化した本堤
48号No.160付近
河床低下により被災した連接ブロック
48号No.200付近
30
6.関連事業の概要(斉内工区) 被災状況 施設:床止工
すりつけ護床工、床止工(帯工・緩傾斜落差工)被災状況
49号No.160付近
床止工(緩傾斜落差工)護床ブロック被災
緩傾斜落差工被災
49号No.220付近
帯工被災
すりつけ護床工被災
河床低下状況
床止工(帯工)損壊状況
49号No.130付近
49号No.160付近
帯工被災
31
6.関連事業の概要(斉内工区) 被災原因の分析
今回発生した著しい河床低下(最大3.0m)を起因とした施設被災のメカニズムは、現場状況から以下のとおり推測される。
①異常出水による著しい河床低下(最大3.0m)が発生(河床の異常低下)
②河床低下により床止工下流袋詰護床工の流出や、護岸基礎部の根浮きによる空洞化等が発生(構造物の不安定化)
③流体力増大により、護床工流出の進行拡大や、側方浸食による護岸ブロックの移動・流出が発生(構造物の安全性低下)
以上、異常な洪水流が河床や河川護岸、その周辺にさまざまな外力として作用したため、床止工や護岸等の破壊が発生(構造物の被災)
河床低下を起因とした施設被災メカニズム
◆床止工・河川護岸の被災
(洪水流による被災)過程
河床低下による破壊
被災原因とその現象
異常気象
発生外力
豪 雨
異常出水
(洪水流)
外力の作用
掃流力の増大
護床・護岸基礎
の根浮きと
空洞の発生
及び移動流出
移動流出、沈下・破壊
抑え土圧の
低下と減少
すべり破壊
側方
浸食作用
護岸
ブロック等の
移動流出
ブロック移動流出、破壊
構造物の
安全性低下
護岸ブロックの
めくれ
ブロック等のめくれ破壊
河床低下
(最大3m)
豪雨による外力が長時間継続
流体力による破壊
河床の不安定化
外力の作用
流体力の増大
床止工・護岸工の被災
32
6.関連事業の概要(斉内工区) 災害復旧方針(親災)
今回の被災の特徴は、著しい河床低下(最大3.0m)である。河床を被災前の河床に戻すことは、困難であることから、
施設に被災をおよぼした洪水流に対し、被災原因の除去と従前の効用の回復を図ることが可能な以下の最適工法により
復旧する(表-1、図-3~4)。
①落差工・護床工の設置により確実な洪水流の減勢による整流化
②さらなる河床低下防止として帯工の設置による河床の安定化
③側方侵食に対する堤防保護のための護岸工の設置による堤防強化
④局所洗掘防止のための根固め工の設置
⑤魚類等の遡上降下へ配慮した魚道工の設置
発生外力
被災原因とその現象
被災発生
復旧方針
河床の不安定化
異常出水
(洪水流)
河床低下
床止工(護床工、帯工)、
護岸工の沈下・破壊、
移動・流出・破壊
河床の安定化
被災した床止工(帯工・護床工)、
流出した根固工を復旧し、河床の
安定を確保する
外力の作用
構造物の安全性低下
掃流力の増大
側方浸食作用
護岸工ブロックの
移動・流出・破壊
構造物の安全性確保
被災した護岸工を復旧し堤防保護
を図る
流体力の増大
33
6.関連事業の概要(斉内工区) 床止工復旧工法選定(親災)
□復旧工法の比較検討(被災原因の除去)
河床低下により被災した施設の被災原因の除去を図るため、洪水流に対し河床低下しない工法比較を実施し、最適な復旧工法を選定する。
・洪水流の作用に対応した構造の確保(護床工長、護床ブロック重量、本体構造)
I=1/150
I=1/150
34
6.関連事業計画方針
今回の異常出水により発生した河床低下は災害復旧事業区間の前後を含めL=1,080mにわたって発生している。このため、災害復旧区間のみでの対策では、
未対策区間からの河床洗掘が進行、拡大することにより、復旧した施設の再度災害が発生する。このことから、一連区間において、落差工、帯工群、護岸工を新
設して乱流、河床低下等による再度災害を防止し、流水の安全な疎通を図るため、災害関連事業により一体的に対策するものである。
災害復旧事業
今回の異常出水により、著しい河床低下(最大3m)が発生した区間 L=1,080m
未対策区間
災害復旧区間
災害復旧区間
未対策区間
27災第49号
床止工・護岸被災
復旧延長 L=273m
27災第48号 護岸被災
復旧延長 L=319m
今回被災状況
今後発生するおそれがある現象
帯工の倒壊後に
護床工被災落差工
災害関連事業
災害関連事業
L=1,080m
落差工及び帯工群を新設して乱流、河床の低下等を防止する。
計画河床勾配 I=1/175
下流区間
河床安定勾配
I=1/175
既設帯工
175m
175m
175m
175m
帯工群配置による河床の安定化
被災後の現河床高の調査により、未被災であった下流区間においては、河床縦断勾配がi=1/175で
安定していることが確認されたことから、河床高の縦断的連続性及び河床の安定化を考慮し、同一河床勾配
で計画した。
35
6.関連事業の概要(斉内工区)
今回の異常出水により発生した河床低下は災害復旧事業区間の前後を含めL=1,080mにわたって発生している。このため、
災害復旧区間のみでの対策では、未対策区間からの河床洗掘が進行、拡大することにより、復旧した施設の再度災害が発生する。
このことから、一連区間において、落差工、帯工群、護岸工を新設して乱流、河床低下等による再度災害を防止し、流水の安全な
疎通を図るため、災害関連事業により一体的に対策するものである。
NO.240
NO.12+150
IP9
NO.12+100
NO.273
NO.220
NO.260
NO.180
EP
+34.224
+174.224
NO.160
NO.145
NO.140
NO.12+87.224
NO.12+50
NO.12
NO.11+150
NO.11+100
+114.224
NO.71
NO.80
NO.40
NO.200
67
63.4 6
63.0 9
NO.120
62.75
起点
NO.100
65.93
NO.60
+14.224
+74.224
IP8
NO.11+50
EC7
NO.11
NO.10+150
+150.000
NO.1 0+11 5.00
SP3
NO.20
66
64.4 0
SP7
NO.10+100
NO.10+50
+51.057
63 9
. 9
2
6 .11
NO.0
65.1 4
62.26
NO.338.0
BC3
62.2 6
62.33
NO.10+70
NO.10
64.33
64.02
NO.300.0
CO
(壊)
NO.325.0
62.7 3
62 .70
66 .05
BC7
EC6
0
62.18
EC2
68.10
64.3 0
3
6 .95
法 枠O
C
+13.057
1 40.0
64.33
NO.250.
63.88
61.5 1
62.44
NO.275.0
61 9
. 4
62 .13
+163.057
0
+113.0
57
NO.9+
64 .08
63.78
NO.20
0.0
64.0 4
1
6 .91
NO.9+150
NO.9+1
00
NO.9
+50
SP6
+63.
057
NO.1
50.0
64.10
NO.1
60.0
63.90
62.1 5
61 .88
NO.1
75.0
63.6 3
61.33
SP2
BC2
NO.
125
.0
NO.
63.5 2
61.69
62.35
70
NO.225
.0
NO.9
BC6
+13.
057
50.
0
100
.0
63.69
NO.
75.
0
0
IP1
NO.
83.
0
NO.
16.
0
NO.
25.
0
NO.
NO.8
+165
00
+163
.057
+113
.057
EC1
NO.
0.0
R=1
IP-15
桜後
27災 第49号
施工延長 L=273m
NO.8
+150
27災 第48号
施工延長 L=319m
SP1
EC5
NO.8
+100
NO.8
+5
SP5
NO
.7
+1
90
IP-14
BC
1
斉内川橋
新斉内川橋
0
NO
.8
BC
5
【災害復旧概要】
27災第48号
復旧延長
L=319.0m
査定決定額 299,523千円
(内仮工事費
1,045千円)
事業内容
護岸工・根固工・帯工
要綱 第2・2・(一)・イ
64.7 2
69.09
62.39
65
64.91
62 .38
66.15
69.8 6
70 .53
70.69
KB M.
1
70.7 5
63.15
H=6 9.
09 8
66.1 2
64.98
66.1 2
T. 1
69.1 4
現場 打
ち 側 溝 B60 0× H70 0
G
64.9 4
64 .94
67.71
70.60
65 .75
73.66
70.3 7
69.7 5
69.89
74.3 6
62.4 7
65.48
66.33
66.93
根固ブロ ック
69.7 2
67 .24
T- 4
(崩 )
62.9 8
2
6 .25
74.30
( 崩)
63.3 9
69 .19
R=50
69.2 9
砂・石
法 枠
CO
62.14
U400× 600
根固ブロ ック(壊)
63.6 2
63.77
66.54
6 .39
71.30
69.18
68.39
68.0 6
67.27
65.74
68.2 4
7
6 .91
67 .03
63.52
0
63.51
( 崩)
袋 詰め 土の う
67.75
64.07
6 .89
63.61
63 .32
護 床 工 (コ ンク リ ート)
62.49
65.7 8
63.4 0
( 崩)
67 .23
70.70
67.2 7
65 .54
65 .45
(崩 )
G
69 .53
65 5
. 4
65.8 3
66.45
(崩 )
66 .85
62.2 2
砂 利
66 .87
63 8
. 3
65.68
65 6
. 6
66 5
. 2
62.0 8
IP2
IP-16
連結 ブロック (壊)
T .2
63.48
IP4
(崩 )
67 .04
EC3
64.54
袋 詰め 土の う
66 .67
66.9 3
砂利
IP8
63.8 4
62.0 1
64.1 5
66.08
砂利
67.4 5
69.77
63.38
1
7 .30
66.55
(崩 )
66.59
砂 利
制水 ブロ ック( 崩壊 )
64 .17
斉内川
65.0 7
63.29
砂 利
66.80
64.3 1
65 .27
63 8
. 0
62.87
61.9 9
71.78
砂 利
砂 利
64.08
64.30
61.94
65.77
T- 2
制水 ブロ ック
66.8 9
64.0 5
64.16
63.5 1
3
6 .33
66.77
71.07
袋 詰め 土の う
63 .91
66.65
制 水ブ ロッ ク( 崩壊 )
63.5 3
5
6 .36
69.80
IP9
砂 利
63 0
. 4
連結ブロ ック
制水 ブロ ック
66.70
61.2 6
63 .43
62.4 9
63.6 5
7
6 .40
63.6 8
63 .49
63 .33
最 深 河 床 (流 れ )
袋 詰め 土の う(崩 落)
67.58
63.22
64.16
65.12
62.8 5
63.06
68.62
64.73
70.1 0
63 .13
63.22
R=9 00
63.30
65 .88
砂 利
70.70
砂利
4
6 .02
3
6 .40
67 .70
66.93
制 水ブ ロッ ク
袋詰 め土 のう
砂 利
63.39
66 .13
63.9 7
61.53
70 1
. 5
63.4 3
63 .10
63.4 9
70.8 2
65.11
( 崩)
64.19
65.34
護 床 工 (コ ンク リ ート)
70.49
64.5 8
65.75
63.05
70.48
( 崩)
T. 3
(崩 )
89.85
3
7 .18
砂 利
68.4 4
67.7 9
63 .04
64.27
90.1 2
62.1 0
護 床 工( コン クリ ート )
( 崩)
65.13
63 3
. 6
砂 利
70 .46
T-5
62 .53
67 .16
68 .81
制 水ブ ロッ ク
61.83
61 .86
連結 ブロック (壊)
62.1 5
65 7
. 4
IP-17
65.9 0
70.49
7
6 .09
70.70
Gn
70 2
. 3
Gn
70 .63
71.71
68.01
74.1 8
T .4
70.79
68.0 0
VS400
連 結
ブ ロック
66 8
. 2
66 3
. 9
66
66.14
70.67
68.49
66.15
H= 76 .0 0 0m
65.49
68.1 9
66.03
5
6 .68
70.9 1
67.69
67.0 9
根固ブロック
68.18
74.80
66.4 9
74.49
68 .69
83
65.4 6
BF45 0
66.1 7
66.12
Co
71.34
68.6 7
65.7 3
n
G
76.1 7
Co
68 .36
T. 5
69.1 4
69.52
71.52
69 .47
72.0 1
69.5 9
67 9
. 3
根 固
ブ ロック
67.9 4
T.6
72 .24
72.23
69 5
. 0
72.4 6
72.4 7
72.70
K BM
.2
69.74
H =72
.2 28
70 .06
69.1 4
68.83
BF45 0
0
7 .16
L=15.0m
魚道ブロック
魚道ブロック(2t)
撤去・再設置
13個×2列=26個
NO.161
NO.104
護岸工(大型連節ブロック)
取付擁壁L=57.0m
.50
NO.10+107
64 .
7 2
6
5
64.91
63 1
. 5
64.98
66.12
NO.12+87.22
NO.11+173.22
NO.11+175.22
NO.12+15
0
EP
NO.273
NO.220
NO.240
NO.180
IP9
NO.12+87.224
NO.12+50
+34.224
NO.12
NO.11+150
+174.224
NO.140
NO.145
NO.160
ち
打 N=1
場
現 工 岸
護
69.8 6
NO.260
NO.11+163.22
NO.11+118.22
NO.11+100
+114.224
NO.71
NO.80
魚道ブロック(2t)
撤去・再設置
13個×2列=26個
工 m
止
床 2.00
H=
1号排水工
NO.100
SP3
NO.60
+150.000
+14.224
+74.224
IP8
NO.11+50
EC7
NO.11
NO.10+150
SP7
NO.10+100
0
NO .1 0+ 115 .0
67
.00m
70.5 3
70.6 9
70.7 5
現場 打
ち 側 溝 B60 0× H70 0
64.94
64.9 4
G
60個
隔壁工復旧
L=20.0m
NO.200
63.46
63.09
62.38
66.1 2
T .1
70
NO.120
L=25
62.75
62 3
. 9
66.15
69 .14
NO.40
2
6 .11
起点
KB M.
1
NO.20
62 .33
65.9 3
69 0
. 9
NO.10+107.50
NO.10+50
66
64.40
H= 69
.09 8
NO.10+70
+51.057
63.9 9
落差工
L=12.0m
護床工B 護床工A 水叩工
10000 35000 10000
(2t用)
(2t用) 2000
NO.0
65.14
62.26
NO.338.0
BC3
62.26
新規 N=
再設置 N=1139個
再設置 N=396個
護床工(2t用) L=240.724m
NO.10+122.50
NO.10+13.06
NO.10
4
6 .33
64.02
NO.300.0
CO
(壊)
NO.325.0
62.73
62 .70
BC7
+13.057
0
62.18
EC2
68.10
64.30
63.95
法 枠 CO
66.05
護床工撤去・再設置
3t用
2t用
新規 N=21個
As
5号帯工
B=45.0m
+163.057
140 .0
64.3 3
NO.250.
63.8 8
NO.275.0
61.94
61.51
62.4 4
EC6
NO.9+150
NO.9+1
00
0
+113.0
57
N O.9 +
00.0
NO.2
63 7
. 8
NO.11+175.22
NO.9+188.56
NO.9+1
32.46
NO.9+1
47.50
+50
NO.9
SP6
+63.
057
150.
0
60.0
NO.
NO.1
64.0 8
NO.1
75.0
64.04
61 9
. 1
62 .13
62.35
NO.9+1
27.46
NO.9+1
32.46
NO.9+1
47.50
NO.9+1
52.50
NO
NO..8+1
8+1 72.4
77.4 6
6
64.10
61.33
SP2
0m
62.1 5
1
6 .88
桜後
左岸根固工(2t用)
L=160.0m
4号帯工
B=45.0m
NO.22
5.0
NO.9
BC6
+13.
057
BC2
100
.0
83.
0
NO.
.0
63.90
NO.
125
.0
25
63.6 3
NO.
75.
0
16.
0
NO.
NO.
25.
0
NO.
50.
0
L=
63.69
61.69
NO.8
+165
0
63.5 2
NO.
NO. 8+152
8+15 .4
7.4 6
6
NO.9+41.06
NO.8
+15
7.46
NO.
8+1
72.
46
+163
.057
+113
.057
EC1
0.0
NO.
100
IP1
NO.
EC5
SP1
R=
IP-15
3号帯工
B=45.0m
NO.8
+150
NO.8
+100
SP
5
NO.8
+50
NO
.8
BC
5
BC1
NO
.7
+1
90
新斉内川橋
IP-14
左岸護岸工(大型連結ブロック) L=386.7m
右岸根
右岸根固工(2t用)
(2t用固工
L=5.0m)
L=94.0m
右岸根固
(2t用 工
L=5.0m)
左岸
根固
工(
2t用
L=16
)
0.0m
路
水
用
線
幹
号
1
野
平
北
仙
護床工撤去・再設置2t用 (新規 N=60個 再設置 N=1139個
護岸工(大型連結ブロック) 護床工撤去・再設置3t用 (新規 N=21個 再設置 N=396個
復旧延長 L=273m
NO.0
No.
300
蛇か
ごφ
450
N O . 1 96
取付擁壁L=57.0m
右岸
( 根固
2
L=5t用)工
右
.0m
岸
( 根固
2
L= t用 工
5. )
0m
左岸
根固
L=4 工(2t
9.3
用)
m
NO.
8+1
08.1
6
50
.7
+1
4
EC
NO
NO.8+108.16
NO.7
+1
SP4
00
NO.7
+50
NO.8+108.16
NO.7
NO.6
+150
NO.7+7.50
NO.7
+15
斉内川橋
落差工
護床ブロック(2t用)
L=12.0m
帯 工 ( 1 t 用 )護床ブロック(1t用)
N O. 2 7 3
大型
【タ 連結ブ
イプ ロッ
3】 ク張
L=89 工
.7m
NO.12+10
0
No.
215
69.24
69.43
右岸護岸工(大型連結ブロック) L=667.1m
2号帯工
B=48.0m
T -1
75.9 4
篭マ ット
Co
67.92
左岸護岸工(大型連結ブロック)L=132.9m 左岸護岸工(コンクリート平ブロック張(練)) L=147.5m
⑰
KB M. 4
74 .01
Co
BF 500
66.46
4
U 0-50
大型
【タ 連結
関口
イプ ブロ
2】 ック
L=14 張工
復旧
0.5m
延長
(左
岸)
L=35
7m
災害関連事業 施工延長L=1,080.0m (左岸L=1,080.0m・右岸L=1,080.0m)
大型連結ブロック A=10,650m2
BC4
NO.6
+100
IP3
NO.6
+50
NO.6
斉内川橋
NO.5
+150
T- 3
65.71
1号帯工
B=75.0m
⑯
IP3
護 床 工 (コ ンク リー ト)
68.96
66.1 2
65 .95
65 .53
既設根固工
根固
L=
め再 300.0m
設置
(L=3
6.0m
)
床 止め
67.20
袋詰 め土 のう
H= 67 . 82 3 m
6 .88
66 .22
連結ブロ ック
66.43
根固
L=5. 工 帯工
0m L=
15.0
m
【関連概要】
事業区間延長 L=1,080.0m
事業費 1,299,504千円
(災害費
845,184千円
関連費
454,320千円)
事業内容 落差工・帯工・護岸工
護床工・根固工・魚道工
方針 第19・1・(二)・イ.河川工事(二)
70.4 2
69 2
. 8
KB M. 3
66.35
67.8 6
7
6 .86
6 .41
67.34
No.
.9
0-4
No.
62.2 0
(崩 )
IP3
7
6 .73
U4 0 × 600
27災第49号
復旧延長
L=273.0m
査定決定額 546,706千円
事業内容
落差工・護床工・帯工
護岸工・魚道工
要綱 第3・(二)・イ
制 水ブ ロッ ク
67.97
66.21
67.1 8
大型
【タ連結ブ
イプ ロッ
1】 ク張
L=88 工
.0m
川端
66.91
64 .33
8
6 .17
67.60
67.71
70.60
65.75
73 .66
70 .
3 7
69.7 5
69.89
74 .36
62.47
65.4 8
66 .33
66 .93
根 固ブロ ック
69.7 2
T -4
67.24
62.25
(崩 )
62.98
74 .30
(崩 )
6
3 .39
69.1 9
69.2 9
R=50
砂
・ 石
法 枠 CO
62 .14
U400 × 600
根固ブ ロック(壊 )
63 .
6 2
63.77
66.5 4
66.3 9
62 .49
69 .
1 8
71.3 0
68 .39
68 .06
67.27
65 .74
68.24
67.9 1
67 .03
63.5 2
0
63.51
(崩 )
袋 詰め 土の う
67.75
64.07
66.89
63.61
63.32
護 床 工 (コ ンク リ ート)
6
5 .78
(崩 )
67.2 3
63.40
70.70
67.2 7
65 .54
65.45
(崩 )
69.5 3
G
65.5 4
65.83
66.85
66.4 5
(崩 )
62.22
砂 利
66.87
63.83
65.68
65 6
. 6
66 .52
62.08
連結ブロ ック( 壊)
T.2
IP2
IP-16
63.48
IP4
( 崩)
67.0 4
EC3
64.5 4
袋 詰め 土の う
66 .67
砂 利
66.93
64.1 5
66.0 8
砂利
69 7
. 7
63 .38
63.51
71.3 0
66.55
(崩 )
66.59
6
4 .30
61.99
砂 利
64.1 7
斉内川
6
5 .07
63.29
砂 利
制 水ブ ロッ ク( 崩壊 )
65 .27
64.0 8
63.80
62.87
61.9 4
65 .77
71.78
砂 利
66.80
64.3 1
64.1 6
63 .33
66.77
T- 2
制 水ブ ロッ ク
6 .89
64.0 5
砂 利
IP8
63.84
62.01
67.4 5
71.0 7
袋 詰め 土の う
63 .
9 1
66.6 5
63.5 3
69.80
制 水ブ ロッ ク(崩 壊)
IP9
65.3 6
砂 利
63 .
0 4
連結ブロ ック
制 水ブ ロッ ク
66 .70
61 .26
63.43
62.4 9
63 .65
67.4 0
63.6 8
63.49
63.3 3
最 深河 床( 流れ)
袋 詰め 土の う(崩 落)
67 .58
63.2 2
64.1 6
62 .85
65.12
63.06
68 .
6 2
64.7 3
70.1 0
63.13
63 .22
R=900
63.3 0
65.88
袋 詰め 土の う
制 水ブ ロッ ク
砂 利
砂 利
砂 利
64.02
70.7 0
63.40
67.70
63.39
66.9 3
6
3 .97
6 .13
61.53
70.1 5
63.43
63.10
63.49
70.82
(崩 )
65.11
64.19
65.3 4
護 床 工( コン クリ ート )
70.49
64 .58
65.75
63 .05
70.48
(崩 )
(崩 )
89.85
T .3
73.18
砂 利
68 .44
63.0 4
67 .
7 9
6
4 .27
62.10
9
0 .12
護 床 工 (コ ンク リー ト)
( 崩)
65 .
1 3
63 .36
砂 利
70.46
T- 5
62 .53
68.81
制 水ブ ロッ ク
61 .83
61.8 6
連結 ブロック (壊)
67.9 7
66.21
67 .73
62 .
1 5
65.7 4
IP-17
65.90
U400× 600
70.4 9
62.2 0
川端
66 .91
67.1 6
64 .33
68 .17
67.60
67.1 8
IP3
制 水ブ ロッ ク
(崩 )
69.2 8
70 .
4 2
67.20
67.0 9
K B M. 3
H = 67 .8 23 m
袋 詰め 土の う
護 床 工( コン クリ ート )
70.70
68 .96
66.35
67.86
Gn
67.8 6
7
0 .23
66 .88
66.4 1
66.22
Gn
連 結ブロ ック
66.12
70 .
6 3
65.9 5
T- 3
65.53
66.4 3
71.71
67 .34
65.71
68.0 1
74 .
1 8
T. 4
70.79
68 .
0 0
連 結ブロ ック
VS40 0
66.8 2
66
66.3 9
66.14
70.6 7
68.49
KB M. 4
74 .
0 1
Co
66.15
H= 76 . 00 0 m
65.4 9
68.19
BF500
67 .
0 9
66.0 3
65.6 8
67.69
70.9 1
根 固ブロ ック
68.18
66.46
74.8 0
66 .
4 9
74 .49
68 .69
65.4 6
BF45 0
66.17
66 .12
Co
U40-50
71.34
T- 1
75.94
篭マッ ト
68.6 7
65 .73
Co
Gn
76 .17
67.9 2
Co
68.36
T .5
69.1 4
69.52
71.52
69.47
72 .
0 1
関口
69 .
5 9
67.93
根 固ブロッ ク
67.9 4
T. 6
72 .24
72 .23
69.5 0
72 .46
72.4 7
69.74
7
2 .70
KB M.
2
H= 72
.2 28
70.06
69.14
68 .
8 3
BF450
7
0 .16
69.2 4
69.4 3
27災 第48号
施工延長 L=319m
27災 第49号
施工延長 L=273m
36
7.関連事業における多自然川づくりについての
今後の対応方針
37
7.バーブ工を活用した多自然川づくり
バーブ工とは?
・河岸に対して20°~30°程度の角度で上流側に向けて設置される高さの低い水制状の構造物.
・水際部への堆積作用の促進、河道中央部に淵を形成させる作用、河床低下を抑制させる効果.
出典(中小河川改修の課題とバーブ工:土木研究所 自然共生研究センター 原田守啓)
38
7.斉内工区多自然川づくり案
H15年度魚介類調査を踏まえ以下による多自然川づくりを検討したい
・鮭の産卵床の保全を目的に、瀬・淵の形成を図るバーブ工(現地発生材流用)の設置(澪筋の創造)
・絶滅危惧種イバラトミヨ雄物型の生息・産卵を考慮し、湧水を利用したワンドの整備(ワンド整備)
・根固工設置高を護岸基礎工天端高とし水深を確保し、護岸水際部の生物の多様性を図る(淵の復元)
・ワンド整備による護岸法線への対応及び、景観に配慮した自然石護岸を採用し、緑化を図る(景観へ配慮)
想定澪筋
バーブ工
3号帯工
淵の形成
4号帯工
淵の形成
水際部の堆積
水際部の堆積
5号帯工
水際部の堆積
魚道工
淵の形成
水際部の堆積
良好な水辺空間(斉内川上流)
ワンドの整備
39
7.斉内工区多自然川づくり案(澪筋の創造)
左右岸に護岸を設置する区間において、水際部への堆積作用の促進、河道中央部
に淵を形成させる作用、河床低下を抑制させる効果から、バーブ工の設置を検討し
たい。
課 題
バーブ工は巨石等を置いた構造で、計画勾配が175分
の1の流速で安定出来るか検討・対策が必要。
出典(第10回川の自然再生セミナー:多自然川づくり協会/エンジニア・アーキテクト協会)
40
7.斉内工区多自然川づくり案(ワンド整備)
斉内川に生息する貴重種:平成15年度斉内川魚介類調査より
金鐙工区 L=512m
斉内工区 L=1080m
斉内川に生息が確認されている、イバラト
ミヨ雄物型は絶滅危惧種ⅠAに指定されて
おり、その生息場所は主に湧水箇所となっ
ている。
当該河川は、奥羽山脈からの広大扇状地
を有していることから、その生息環境に適
している地形であり、関連事業においても
湧水を活用したワンド整備を計画する。
41
7.斉内工区多自然川づくり案(淵の復元)
3号、4号帯工間の左岸において、根固ブロックの設置高を基礎天端高と
し、淵の復元を図り、護岸水際部の生物の多様性を創出させる。
課題
護岸力学設計法上は、
将来に渡り、河床が低
下しないことを確認の
上採用であり、今後の
詳細設計で検討を要す
る。
出典(第10回川の自然再生セミナー:多自然川づくり協会/エンジニア・アーキテクト協会)
42
7.斉内工区多自然川づくり案(景観へ配慮)
上流部の河川公園との整合、県道斉内川橋からの景観に配慮し、左岸護岸工を明
度、採度、テクスチャーに優れる自然石を活用した、大型連結石張工+覆土工とし
て緑化を図る。また、水衝部には同様に自然石の練張り護岸工とし、深目地仕上げ
により覆土を行い緑化を図る。
周辺の景観及び現況の河床構成材料に配慮した護岸選定
出典(第10回川の自然再生セミナー:多自然川づくり協会/エンジニア・アーキテクト協会)
43
8.終わりに
最後に、事前協議や災害査定及び関連事業において、
国土交通省水管理・国土保全局防災課の方々より多岐
に渡る御指導をいただき、ありがとうございました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
今後は、早期復旧を目指し、一日も早い斉内川沿川
住民の安全・安心の確保のため、努力して参りたいと
思います。
44