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(1
9) 四
季
報 平成1
9年4月2日(月4回・月曜日発行)
週刊
平成6年11月24日第三種郵便物認可
第5
2
0号
ビル 業界 四 季 報
株式会社東京楽天地
東京都墨田区江東橋4―27―14
株式会社林商店
東京都千代田区飯田橋3―6―8
★会社概要
★会社概要
取締役社長 竹下 直志
設立 昭和1
2年
事業内容 不動産賃貸、映画興行、
サウナ浴場、アミューズメント事業
他
子会社 錦糸 興 業、楽 天 地 セ ル ビ
ス、錦糸町ステーションビル、楽天
地建物、泉興業、楽天地スポーツセ
ンター、楽天地ステラ、アルフィク
ス
資本金 3
0億4
6
0
3万円
★代表ビル概要
名称 楽天地ビル
所在地 墨田区江東橋4―2
7―2
4
延床面積 5万8
2
5
0
敷地面積 8
0
6
6
規模 地上9階地下1階
竣工 昭和6
2年3月
!
"
第2林ビル
楽天地ビル
"
!
★入居テナント
三井住友銀行、メガロスプラシア、楽
天地グランドサウナ、楽天地シネマズ、
楽天地フットサルコート、LIVIN 錦糸町
他
★沿革
昭和1
2年2月、創立者・小林一三翁の
「東京下町の大衆に健全な娯楽を提供す
る」という方針のもと、前身である「江
東楽天地」が設立される。江東劇場や本
所映画館などを開場。昭和2
4年5月には
東証に上場している。
昭和2
8年の錦糸興業設立以来、錦糸町
地区でサウナ・温泉、不動産賃貸、娯楽
などの事業を展開する。
昭和5
6年7月に東証1部に指定、同年
1
0月には、錦糸町地区の不動産を有効活
用するため再開発工事に着手する。昭和
6
1年の「楽天地ビル」竣工を皮切りに、
昭和6
2年「第一錦糸ビル」
、
平成2年「楽
天地ダービービル西館」
、
平成9年「アル
カイースト(地下1階区分所有)
」
、
平成1
1
年「楽天地ダービービル東館・別館」な
どが竣工する。
平成1
7年には「楽天地フットサル」
、
市
川市に温浴施設「楽天地温泉法典の湯」
を開業。平成1
8年4月には、映画興行部
門強化のため、錦糸町北口の商業施設
「オ
代表取締役 林 勇
設立 明治2
5年
事業内容 和凧・和人形製造販売、
貸しビル業
★ビル経営
リナスモール」4階に、8スクリーンの
シネマコンプレッス「TOHO シネ マ ズ
錦糸町」を開業した。楽天地ビルの「楽
天地シネマズ錦糸町」とあわせて、昨年
度の売上から5割増になったという。最
新のデジタルサウンド設備を導入するな
ど、快適な映画環境づくりに努めてい
る。
★ビル経営
同社が所有する賃貸物件は、テナント
として LIVIN 錦糸町、三井住友銀 行、
映画館、サウナ、飲食店等が入居する複
合ビル「楽天地ビル」
、
日本中央競馬会に
一棟貸ししている「楽天地ダービービル
東館・西館・別館」
、
JR 錦糸町駅北口の
「アルカイースト」の一部などである。
これら商業ビルは順調に稼働している
が、四ツ目通り沿いに建つ8階建てのオ
フィス・店舗複合ビル「第一錦糸ビル」
は、1フロアが長期間空室状態だ。
その他事業として「楽天地浅草ボウ
ル」
(今後建て替えもしくはリニューアル
を検討中)や、楽天地ビル1階のレスト
ラン「トムトム」
、
平成1
5年オープンのイ
タリア食堂「ピッテリア・トラットリア
Tomtom」などの運営を手掛けている。
「当社が拠点を構える錦糸町は、総合
商業施設オリナス等も開業し、新しい人
の流れが生まれつつありますので、新規
の顧客層を取り込むことを意識した施設
作り、テナントミックスを心がけていき
たいと考えております」
(専務取締役 滝
澤信男氏)
交 通 ア ク セ ス
JR「錦 糸 町」駅 徒 歩1分、東 京 メ
トロ半蔵門線「錦糸町」駅徒歩1分
名称 第2林ビル
所在地 千代田区飯田橋3―6―8
延床面積 約4
6
2
敷地面積 約6
6
規模 地上7階
構造 RC 造
竣工 昭和5
4年
!
!
★入居テナント
キャリアリソース、Palmo、麻雀 TOP、
モスフードサービス
★沿革
創業は江戸時代、当初はふすま絵師と
してはじまった店舗であった。
大政奉還とともに近代化政策へと変動
する混乱期に伴い、ふすま絵の需要が減
少したこともあり、それまでの絵師とし
ての技を活かし、和凧に絵を描く商いを
始めたという。それが、現在の林商店の
原点であり、そこから和凧や和人形、鯉
幟の作成と販売がはじまった。
当時の鯉幟は現在のナイロンプリント
製とは異なり、綿布に1枚1枚手書きで
絵柄を施していた。
その際には長野県の千曲川まで往復
し、洗布を行っていたという。
「千曲川まで行って洗っていたのは、
それだけ豊富な水量を確保できる川が、
近隣になかったからなのでしょう」
(代表
取締役 林勇氏)
鯉幟は現在工場で作成しているが、和
凧は明治時代からの木版を用いて作成し
ているという。近隣では「凧屋さんと言
えば林さん」と知れ渡る程の以前より、
地元に根付いている商店だった。
昭和5
4年に、それまで商店があった土
地に地上6階の本社ビルを建て、本社機
能は飯田橋に残し、工場を足立区に移
転。平成元年に本社ビルより徒歩1分の
土地に店舗兼オフィスビルを建設し、現
在は林商店として和凧を作成販売する傍
らで、貸ビル業を行っている。
★ビル経営
昭和5
4年に本社ビルである「第2林ビ
ル」を建設し、自社で使用する以外の部
分を他社に賃貸しはじめたことから、不
動産賃貸業を開始。平成元年に、同地よ
り歩いて1分の立地に店舗兼オフィスビ
ルを建設した。平成元年竣工のビルは、
東京メトロ東西線「飯田橋」駅出口前と
いう好立地により、竣工当時より現在に
至るまで満室稼動を誇っている。
「このビルを建てたのは、費用対効果
を考えたからで、飯田橋で営業をするよ
りも他所の土地を利用し、飯田橋の土地
は他に有効活用できる見込みがあったか
らです。当時、飯田橋駅周辺は1、2階
の木造建築が多かったのですが、皆さん
もその中で自分の土地に見合ったビルを
建設していったようです。周辺にあるビ
ルの保有者は元々地元の方で、相続対策
として建築するケースも多かったようで
す」
(同氏)
当時はまだ「土地神話」というものを
誰もが持っている時代であり、1日1日
で相場が大幅に変動する大変な時代だっ
たと、林氏は当時を振り返る。
現在は全体的な景気回復の流れと同ビ
ルの立地の良さとがあり、順調なビル経
営を行っている。
交 通 ア ク セ ス
JR「御徒町」駅徒歩3分
東京メトロ日比谷線「仲御徒町」駅
徒歩2分
東京メトロ銀座線「上野広小路」駅
徒歩4分
都営大江戸線「上野御徒町」駅徒歩
4分