人体解剖学1 科 目 名 単位数又はコマ数 人体解剖学1 (必 修) 担当教員名 飯野 堀口 伊藤 橋本 法木 1 2 哲 和秀 哲史 隆 左近 1 1 3 コマ 職名/所属 開 講 期 2年次生後期 Eメールアドレス 教授/人体解剖学・神経科学 講師/人体解剖学・神経科学 助教/人体解剖学・神経科学 特命助教/人体解剖学・神経科学 准教授/腫瘍病理学 時 i i no s a @ u - fu k u i .a c .jp k ho ri g u @ u - fu k u i .a c .jp i to t@ u - fu k u i .a c .jp ta k a s i 0 0 @ u - fu k u i .a c .jp オフィスアワー 1 0 :0 0 ∼1 1 0 :0 0 ∼1 1 0 :0 0 ∼1 1 0 :0 0 ∼1 8 :0 0 8 :0 0 8 :0 0 8 :0 0 学修目標 人体解剖学は医学の基礎である。医学専門科目のすべての基本として、明瞭に理解し、説明できなければ ならない。講義では基本的事項と発生学的事項の理解を深め、実習では人体の構造観察を自らの手と目を 用いて画像データなども交えて詳細かつ統合的に学ぶ。最終的には身体の体壁構造、体腔構造、筋系、骨 格系、血管系、消化器系、泌尿生殖器系、神経系など、個別の器官はもとより各種器官系統(臓器系)の 全体像を発生学的な知識を活かしつつ、総合的に理解することを目標としている。 授業の内容、形式、到達目標 講義:人体構造の概説と発生学(各1コマ) 回 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 0 1 1 1 2 1 3 1 4 1 5 1 6 1 7 1 8 1 9 20 21 22 23 24 講義タイトル 総論1:人体解剖学序説 総論2:人体構造 総論3:運動器系1 総論4:運動器系2 総論5:循環器系 総論6:神経系1 総論7:神経系2 総論8:運動器系3 各論1:神経系3 各論2:神経系4 各論3:循環器系1 各論4:循環器系2 各論5:循環器系 3 各論 6:呼吸器消化器1 各論 7 :呼吸器消化器2 各論 8 :泌尿生殖器1 各論9:泌尿生殖器2 各論10:頭頚部1 各論11:神経系5 各論12:頭頚部2 各論13:頭頚部 3 各論14:頭頚部4 特別講義 特別講義 内容,キーワード 献体 しらゆり会 画像解剖学 位置と方向の用語 皮膚 皮下組織 解剖学とは 身体部位名 骨 靱帯 筋 腱 腱鞘 筋膜 動脈 静脈 リンパ系 末梢神経の種類 末梢神経と中枢神経の関係 交感神経 副交感神経 骨筋の発生、椎骨の発生 四肢の発生 脊髄 末梢神経の発生 心臓と大血管 心臓の発生 大血管とその発生 消化管と付属腺 気道と肺 呼吸器消化器の発生 泌尿器の解剖 生殖器の解剖 泌尿生殖器の発生 顔面と頭蓋の主要器官 脳神経 頭頚部の発生 視覚器・聴覚器の解剖 視覚器・平衡聴覚器の発生 解剖学発生学に関する特論 解剖学発生学に関する特論 担当者 飯野 飯野 飯野 飯野 飯野 飯野 飯野 飯野 伊藤 伊藤 飯野 飯野 飯野 飯野 飯野 堀口 堀口 飯野 伊藤 飯野 飯野 飯野 未定 未定 講義の形式 内容を示す資料を配付し講義形式で行う。講義では基本的事項(総論的事項)と臓器構造の基本、及び 発生学的事項(前期の「個体の発生」から続く各論的事項)を重点的に行う。 到達目標(講義) : 1 ) 各器官の位置関係を説明できる。 2 ) 器官、系統の全体像を説明できる。 3 ) 身体の各場所を基本的な部位名や方向用語を使って正しく表現できる。 4) 運動神経、知覚神経、自律神経、脊髄の形態と機能を理解し、概要を説明できる。 5 ) 器官の発生を説明できる。 6)X 線画像、C T 画像による人体構造を説明できる。 実習 実習は全ての教員が参加して進める。 1)骨学実習:全身の骨と骨格(各2コマ) 回 1 2 3 4 5 6 実習タイトル 骨学実習 1 骨学実習 2 骨学実習 3 骨学実習 4 骨学実習 5 解剖学総論及び骨学試験 内容,キーワード 脊柱 胸郭 上肢帯 上肢 下肢帯 下肢 頭蓋骨1 頭蓋骨2 まとめ 比較解剖学 実習の形式 指定の実習書(骨学実習の手びき)を使って骨標本を観察する実習形式で行う。各グループに貸与するヒ ト全身骨格を詳細に観察し、必要に応じてスケッチや計測、比較を行う。合わせて交連骨格や切断骨標本、 各種脊椎動物骨格標本を観察する。 到達目標(骨学実習) : 1 ) 全身の骨格を構成する個々の骨全ての名称と骨の形を説明できる。 2 ) 関節の基本構造を理解し、主要な関節の形と働きを説明できる。 3 ) 個々の骨の隆起、陥凹、孔などの名称を挙げ、生体における意味を説明できる。 4) 骨盤、頭蓋骨など複数の骨で作られる複合的な骨の構成成分や孔、腔所を説明できる。 5 )X 線画像や C T 画像上の骨を説明できる。 2)人体解剖学実習1:頚部−胸部−上肢 回 1 実習タイトル 人体解剖学実習 1 2 人体解剖学実習 2 人体解剖学実習 3 人体解剖学実習 4 人体解剖学実習 5 人体解剖学実習 6 人体解剖学実習 7 人体解剖学実習 8 人体解剖学実習 9 人体解剖学実習 1 0 3 4 5 6 7 8 9 1 0 (各2コマ) 内容,キーワード くび・胸・腹部の体表観察と皮切り 広頚筋と乳腺 胸腹部の皮 静脈と皮神経 大胸筋と外腹斜筋 頚神経叢の枝と胸鎖乳突筋 背中の皮切り 背中の浅筋 くびのやや深層 胸部の深層と腋窩 鎖骨下動静脈とその枝 うでの皮切りと腕神経叢 上腕屈側の筋と神経 肩甲骨の前面の筋 上腕伸側と肩甲骨背面の筋 上肢の切り離し 前腕の伸側と手背 手掌の皮切りと手掌腱膜 手掌の浅層 手の深層 上肢の血管神経まとめ 肩の関節 肘の関節 手首の関節 手と指の関節 到達目標(人体解剖学実習1) : 1 ) 身体の前面と後面の皮膚の性質の違いを説明できる。 2 ) 表皮、真皮、皮下組織の厚さ、硬さ、色調などを理解し、概略を説明することができる。 3 ) 皮神経、皮静脈の形状を説明できる。 5 ) 肩甲骨の運動に係わる筋肉を説明できる。肩甲骨と上腕骨を結ぶ筋肉を説明できる。 6) 肩関節、肘関節、手関節、手指の関節の基本構造を理解する。 7 ) 体幹と上腕、上腕と前腕、前腕から手、手に存在する筋肉とその作用を説明できる。 8 ) 主要な筋肉の栄養動脈と支配神経を理解する。 9 ) 鎖骨下動脈の分岐と支配領域を理解する。 1 0 ) 腕神経叢の構造と腕神経叢から出る末梢神経と神経の分布先を理解する。 1 1 ) 手指の構造と手掌と手指皮膚に分布する知覚神経の支配域を説明できる。 1 2 ) 爪の構造を理解する。手掌と手背の皮膚の性質の違いを説明しその境界線を理解する。 1 3 ) 腱と腱鞘の関係を説明できる。 3)人体解剖学実習2 回 1 1 1 2 1 3 1 4 1 5 1 6 1 7 1 8 体壁−胸腔 実習タイトル 人体解剖学実習 1 1 人体解剖学実習 1 2 人体解剖学実習 1 3 人体解剖学実習 1 4 人体解剖学実習 1 5 人体解剖学実習 1 6 人体解剖学実習 1 7 解剖学前半試験 (各2コマ) 内容,キーワード 胸腰筋膜と固有背筋 後頭下の筋 脊髄 胸壁 鼡径部と側腹筋群 腹直筋鞘 横筋筋膜と腹膜 臍 腹部内臓の自然位での観察 胸膜と心膜 肺 くびの根もとの深層 縦隔 心臓の外景 心臓の内景 縦隔の深部 復習 人体解剖学実習1と2及び講義内容に関する試験 胸腔 到達目標(人体解剖学実習2) : 1 ) 胸壁の構造、胸腔の広がり、縦隔と胸膜腔の関係、横隔膜について説明できる。 2 ) 肋骨の性質や肋骨と肋間筋の関係を説明できる 3 ) 腹壁の構造、腹膜腔の広がり、腹膜と腹膜臓器の関係、各腹部臓器の形状などが説明できる。 4) 起立筋の走行と作用を理解する。 5 ) 胸腺,あるいは脂肪体の形状と配置を説明できる。 6) 肺の外景と肺門での気管支、肺動静脈、気管支動脈の横断像を説明できる。 7 ) 気管の肺内での分岐展開を理解する。 8 ) 鼠径部、鼠径管の構造と意義を説明できる。 9 ) 腹直筋鞘の構造が説明できる。 1 0 ) 上腹壁動静脈と下腹壁動静脈の走行を説明できる。 1 1 ) 縦隔に含まれる臓器、脈管の走行を説明できる。 1 2 ) 横隔膜の全体像と支配神経、体壁への付着を説明できる。 1 3 ) 星状神経節、胸部交感神経幹、大内臓小内臓神経の走行を理解する。 1 4) 心臓の外景と心臓に出入りする大血管を説明できる 1 5 ) 心房、心室、房室弁、大動脈弁と肺動脈弁を説明できる 1 6) 冠状動静脈の走行と枝を説明できる 1 7 ) 卵円孔、静脈弁、線維輪、心室中隔膜性部と筋性部、乳頭筋と腱索、弁の関係を説明できる。 1 8 ) 肉柱、刺激伝導系の走行を理解する。 1 9 ) 大動脈の走行と心臓神経叢の説明ができる。左右の反回神経の走行を説明できる 2 0 ) 動脈管索とその意義を説明できる。 2 1 ) 脊柱起立筋を説明できる。起立筋による脊柱運動と,脊柱の形状の制御を理解する。 2 2 ) 脊柱の後方からの開放の手技と髄膜と脊髄の構造を説明できる。 2 3 )X 線画像や C T 画像上の胸部臓器を説明できる。 4)人体解剖学実習3 回 1 9 20 21 22 腹腔 (各2コマ) 実習タイトル 人体解剖学実習 1 8 人体解剖学実習 1 9 人体解剖学実習 2 0 人体解剖学実習 2 1 内容,キーワード 腹部内臓の位置 腹膜と腹膜腔 腹部内臓に分布する血管と神経 空腸と回腸と結腸 胃 肝臓 十二指腸・膵臓・脾臓 腎臓と副腎 後胸壁と後腹壁 横隔膜と腰神経叢 到達目標(人体解剖学実習3) : 1 ) 腹部消化管全体の配置を理解し、概要を説明できる。 2 ) 消化器系の付属腺(肝,胆,膵)の位置、形状を説明できる。 3 ) 消化管壁の肉眼的層構造を理解し、部位による特徴を説明できる。 4) 腹膜、腸間膜、腹膜腔を理解する。 5 ) 消化器に分布する動静脈の走行を説明できる。 6) 腎臓、副腎、尿管、膀胱の配置と外景が説明できる。 7 ) 横隔膜の全体像を理解し、横隔膜を抜けて走行する構造物を説明できる。 8 )X 線画像や C T 画像上の腹部臓器を説明できる。 5)人体解剖学実習4 回 23 24 25 26 27 28 29 下肢−骨盤 実習タイトル 人体解剖学実習 2 2 人体解剖学実習 2 3 人体解剖学実習 2 4 人体解剖学実習 2 5 人体解剖学実習 2 6 人体解剖学実習 2 7 人体解剖学実習 2 8 (各2コマ) 内容,キーワード 下肢の皮静脈と皮神経、大腿筋膜と大殿筋 大腿前面大腿後面の深層 殿部の深層 膝窩と下腿後面 下腿の前面と足背 足底 下腿の最深層 膝の関節 足の関節 膀胱とその周辺 男性の外陰部と精巣 女性の外陰部 男性女性の会陰 骨盤の折半 男性女性の骨盤内臓の位置 骨盤の血管と神経 骨盤壁の筋と股関節 到達目標(人体解剖学実習4) : 1 ) 腰神経叢とその枝を理解する。 2 ) 腰椎と椎間円板を説明できる。 3 ) 大腿部前面と後面の構造が説明できる。 4) 股関節の構造を説明できる。 5 ) 膝窩と膝蓋骨、膝関節の構造を説明できる。 6) 下腿の筋とその働きを説明できる。 7 ) 足関節の構造を説明できる。 8 ) 大腿、下腿、足の動静脈と神経を説明できる。 9 ) 靱帯を含め骨盤の構造を理解する。 1 0 ) 会陰の構造を説明できる。 1 1 ) 男性女性の外陰部の構造を説明できる。 1 2 )骨盤臓器と骨盤内の動静脈と神経を説明できる。 1 3 ) 精巣と精索を説明できる。 1 4)卵巣、卵管、子宮、膣の構造を説明できる。 1 5 )X 線画像や C T 画像上の骨盤内臓器を説明できる。 6)人体解剖学実習5 回 3 0 3 1 3 2 3 3 頭頚部 (各2コマ) 実習タイトル 人体解剖学実習 2 9 人体解剖学実習 3 0 人体解剖学実習 3 1 人体解剖学実習 3 2 内容,キーワード くびの深層 顔の浅層 咽頭 甲状腺と気管 喉頭 頭蓋の内面 頭の折半と口腔 鼻腔と咽頭鼻部 咀嚼筋 下顎管 顎関節と側頭下窩 舌と口蓋 鼻腔と翼口蓋神経節 3 4 3 5 3 6 3 7 3 8 3 9 人体解剖学実習 3 人体解剖学実習 3 人体解剖学実習 3 人体解剖学実習 3 人体解剖学実習 3 解剖学後半試験 3 眼窩の内容 眼球など 舌下神経管と頚静脈孔 4 外耳と中耳 5 内耳 6 翼突管と頚動脈管と耳神経節 病理学的所見 7 (1 コマ) 納棺 人体解剖学実習3,4,5及び講義内容に関する試験 到達目標(人体解剖学実習5) : 1 ) 喉頭、気管、咽頭、食道の位置関係と構造を説明できる。 2 ) 喉頭の内部構造、甲状腺の形状を説明できる。 3 ) 迷走神経の走行と反回神経の走行を理解する。 4) 表情筋の走行を理解する。 5 ) 顔面動脈、顔面神経、三叉神経の枝など顔面の表層と深部の動静脈と神経の走行を説明できる。 6) 口唇、舌、喉頭蓋の構造を説明できる。 7 ) 大唾液腺の配置と構造を説明できる。腺管の走行と開口部を理解する。 8 ) 鼻腔、鼻甲介、副鼻腔の構造と配置を説明できる。 9 ) 顎動脈の走行を説明できる。 1 0 ) 下顎骨と顎関節の構造を説明できる。 1 1 ) 歯槽と歯列の説明ができる。 1 2 ) 頭蓋底の構造と脳神経の走行を説明できる。 1 3 ) 頭蓋内の動静脈、静脈洞の走行を説明できる。 1 4) 脳髄膜の構造を説明できる。 1 5 ) 咀嚼筋の起始停止と機能を説明できる。 1 6) 眼瞼、眼窩脂肪体、外眼筋の走行と機能を説明できる。 1 7 ) 涙腺、鼻涙管、結膜の構造を説明できる。 1 8 )動眼神経、滑車神経、外転神経の走行と外眼筋支配を説明できる。 1 9 ) 眼球の外観を説明できる。 2 0 ) 強膜、角膜、虹彩、脈絡膜、網膜の性状を説明できる。 2 1 ) 視神経管と視神経の関係を説明できる。 2 2 ) 耳介、外耳道、鼓膜、鼓索神経、耳小骨、中耳、耳管の構造を説明できる。 2 3 ) 内耳の膜迷路の3次元配置を説明できる。 2 4) 内耳神経と顔面神経の走行を説明できる。 2 5 ) 毛様体神経節、膝神経節、翼口蓋神経節の位置を説明できる。 2 6)X 線画像や C T 画像上の頭部および頚部構造を説明できる。 2 7 )全身にわたり正常構造と病変を区別でき、病理学的所見を得ることができる。 3 準備学修(予習・復習)等の内容と分量 講義の予習としてシラバスを参考に該当する参考書部分を予習すること。特に図の理解に努めること。 講義の復習として、講義資料に基づき各自まとめ、参考書の該当する部分の図を参考に自らの図を作成す る。各回に付き 1 時間程度の復習を行うこと。 実習の予習は大変重要であり、各回の実習内容につき実習書(「骨学実習の手びき」および「解剖実習の てびき」)を読み、参考書(特にアトラスを用いる)により該当構造の理解を深め、これらの点を各自の 予習ノートにまとめること。各回に付き1時間程度必要である。 実習の復習は予習項目の復習となり、実習項目を参考書で再確認し、予習ノートの補足をし、図を自ら描 くこと。各回に付き1時間程度必要である。 4 総合評価割合,評価方法 ①解剖学総論及び骨学試験(1 0 月予定) 、②解剖学前半試験(1 1 月予定) 、③解剖学後半試験(1 月予定) の3回からなる「筆記試験」及び「講義実習の修学態度」による。「講義実習の修学態度」は実習中のレ ポートを含む。 評価Ⅰ:①解剖学総論及び骨学試験(3 0 %) ②解剖学前半試験(7 0 %) これに該当講義実習の修学態 度(最大±1 0 %)を合わせ 1 0 0 %とする。 評価Ⅱ:③解剖学後半試験(1 0 0 %) これに該当講義実習の修学態度(最大±1 0 %)を合わせ 1 0 0 %と する。 人体解剖学1としては、評価ⅠとⅡそれぞれに合格する必要がある。再試験は、評価Ⅰと評価Ⅱに対応し た筆記試験をそれぞれ 1 回行う。 実習については全ての実習に参加し全行程をこなし、医学生として望ましい実習態度を示し、課題として の実習レポートを全て完成することを必須とする。実習を欠席せざるを得ない場合は補習実習を行う必要 がある。 5 参考書 1)実習書として以下 2 冊は必須である。 ・ 「骨学実習の手びき」 (寺田,藤田)南山堂 ・ 「解剖実習の手びき」 (寺田,藤田)南山堂 (古くても良い) (必ず最新の改訂 1 1 版を準備すること) 2)参考書(教科書)は必須であり、必ず 1 冊は準備すること。本を読んで予習復習をする必要がある。 ・解剖学講義 (伊藤著)南山堂 ・グレイ解剖学 (D a rk e 他著、塩田他訳)エルゼビアジャパン ・臨床のための解剖学 (M o o re 他著、佐藤他訳)メディカルサイエンスインターナショナル ・分担 解剖学1∼3 (小川他著)金原出版 ・日本人体解剖学 上下 (金子著)南山堂 ・Gray’s anatomy C hu rc hi llL i vi ng s to ne 3)アトラスは必須であり、必ず 1 冊は準備すること。実習書とアトラスを読み比べ予習復習が必要。 ・プロメテウス解剖学コアアトラス (坂井他訳)医学書院 ・ネッター解剖学アトラス (N e tte r 著、相磯訳)南江堂 ・グレイ解剖学アトラス (D a rk e 他著、塩田他訳)エルゼビアジャパン ・解剖学カラーアトラス(R o he n、横地他著)医学書院 ・ヴォルフ人体解剖学図譜 (井上訳)西村書店 ・あたらしい人体解剖学アトラス (T a nk 他著、佐藤訳)メディカルサイエンスインターナショナル ・プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論・運動器系、頸部/ 胸部/ 腹部・骨盤部、頭部/ 神経解剖、口腔・頭頸部(坂井他訳)医学書院 4)発生学の教科書も必須である。 (「個体の発生」で使用した本で良い。 ) ・ムーア人体発生学 (K.L.Moore ほか著 瀬口・小林 ほか訳)医歯薬出版 ・ラングマン人体発生学 (T.W.Sadler 著 安田峯生訳) メディカルサイエンスインターナショナル ・ラーセン最新人体発生学 (W.J.Larsen 著 相川 英三訳) 西村書店 ・受精卵からヒトになるまで(K.L.Moore ほか著 瀬口・小林 ほか訳) 医歯薬出版 5)用語集は必須であり、解剖学用語は英語で分かることを要求する。 ・人体解剖学・組織学用語集(三恵社) 6 その他履修上の注意点 実習について : 人体解剖学実習は篤志献体御遺体(福井大学しらゆり会より拝受)を用いた本科目以 外では学ぶことの出来ない重要な実習である。御遺体の解剖を通して人体構造を詳細に学び、観察眼や剖 出力を高める又とない学習の場であると共に、医療人としての倫理観やコミュニケーション能力を養う機 会でもある。さらに御遺体のCT画像や病理変化についても画像教育システムや病理学教員から学び、臨 床医学との関連についても総合的に学習する場である。従って全ての実習行程を行うことが、本科目を終 了する条件となる。 人体解剖学実習には、本学看護学科 1 年次生や近隣の医療系学生が見学として参加することがある。同 じ医学を学ぶものとして、互いに学び高め合う場として有効に活用して欲しい。 実習の手引き書として,骨学実習は「骨学実習のてびき」,人体解剖学実習は「解剖実習のてびき」を 利用するので前もって必ず準備すること。 具体的には実習開始前に詳細説明するが、人体解剖学実習で は,尖鋭ピンセット(2 本) ,眼科用ハサミ,手袋,白衣が各自必要となる。詳細な講義実習進行表や実習 に関する細かい注意などは実習開始前と実習中に配布する。
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