FX-20P形ハンディプログラミングパネル オペレーションマニュアル [操作要領書] 安全上のご注意 (ご使用の前に必ずお読みください) マイクロシーケンサの取付け,運転,保守・点検の前に、必ずこの取扱説明書とその他の付属書類をすべ て熟読し、正しくご使用ください。機器の知識,安全の情報、そして注意事項のすべてについて習熟してか らご使用ください。 この取扱説明書では、安全注意事項のランクを「危険」「注意」として区分してあります。 取扱いを誤ったばあいに、危険な状況が起こりえて、死亡または重傷を受ける 可能性が想定されるばあい。 取扱いを誤ったばあいに、危険な状況が起こりえて、中程度の傷害や軽傷を 受ける可能性が想定されるばあい、および物的損害だけの発生が想定される ばあい。 なお、 に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結びつく可能性があります。 いずれも重要な内容を記載していますので、必ず守ってください。 また、製品に付属している取扱説明書は必要なときに取り出して読めるよう大切に保管すると共に、必ず最 終需要家までお届け頂きますようにお願いいたします。 (1) 安全上のご注意 (ご使用の前に必ずお読みください) 1. 運転上の注意 参照 ページ ● テストモードにおける強制 ON/OFF 操作、ワードデバイスの現在値や設定値の変更操作は、マ ニュアルを熟読し、十分に安全を確認してから行なってください。 操作ミスにより機械の破損や事故の原因になることがあります。 (2) 71 1. はじめに ........................ 5 1.1 本マニュアルの表記について ...........5 1.1.1 キー操作の表記 .................... 5 1.1.2 プログラミング時の画面表示 ........... 6 1.2 製品の紹介 .........................7 1.3 特徴 ..............................7 1.4 機能一覧 ..........................8 1.5 製品構成 ..........................9 1.6 各部名称 .........................10 1.7 接続方法 .........................12 1.8 バージョンアップ履歴 .................13 1.9 システムメモリカセットの交換 ...........16 1.10 仕様 ............................17 1.11 外形寸法 ........................18 2. 立上げ手順 .................... 19 2.1 立上げ手順 ........................19 2.2 FX0,FX0S,FX0N,FX1S使用時の扱い ....22 2.2.1 2.2.2 2.2.3 2.2.4 プログラム ........................ パラメータ設定 .................... RUN中の定数変更 .................. FX-20P .......................... 22 23 24 24 3. プログラミングの概要 ............ 25 3.1 プログラミングの概要 .................25 3.2 プログラミングに使用する機能 .........25 3.3 プログラムモード .................... 26 3.3.1 オンラインモード .................... 26 3.3.2 オフラインモード .................... 26 3.4 プログラムメモリの種類 .............. 28 4. 読出し ........................ 29 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 読出し操作の概要 .................. 29 ステップ番号による読出し ............ 29 命令による読出し ................... 31 ポインタによる読出し ................. 33 要素による読出し ................... 35 5. 書込み ........................ 37 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 書込み操作の概要 ................. 37 基本命令の入力 ................... 38 応用命令の書込み ................. 42 ラベル(P.I)の入力 ................. 46 数の入力 ......................... 47 NOPの一括書込み (プログラムのオールクリア) ........... 48 5.6.1 指定範囲にNOPを一括して書込みます .. 49 5.6.2 全範囲指定でNOP書込み (プログラムのオールクリア) ........... 50 5.7 修正方法(確定前/後) .............. 52 5.8 要素の修正 ....................... 57 1 6. プログラムの挿入操作 ........... 59 6.1 挿入操作の概要 ....................59 10.4.1 メモリカセット転送(オンラインモード) .. 85 10.4.2 HPP-FX転送(オフラインモード) ....... 86 7. プログラムの削除操作 ........... 61 10.5 パラメータ ........................ 87 7.1 7.2 7.3 7.4 削除操作の概要 ....................61 命令やポインタの削除 ................61 範囲指定によるプログラムの一括削除 ...63 NOPの一括削除 .....................64 8. モニタ ......................... 65 8.1 8.2 8.3 8.4 モニタ操作の概要 ...................65 リストプログラムモニタ ................65 デバイス(要素)モニタ ................67 動作ステートモニタ ..................69 9. テスト ......................... 71 10.5.1 10.5.2 10.5.3 10.5.4 10.5.5 10.5.6 10.5.7 10.5.8 10.6 10.7 10.8 10.9 パラメータ設定の概要 ............. デフォルト設定 .................... メモリ容量 ....................... キーワード ....................... ラッチ範囲 ....................... ファイルレジスタ ................... RUNタンシ ........................ パラメータニュウリョクシュウリョウ ..... 87 88 89 90 93 94 94 95 要素変換 ........................ 96 ブザー音 ......................... 97 ラッチクリア(オンラインモード) ........ 98 モジュール(オフラインモード) ........ 100 9.1 テスト機能の概要 ...................71 9.2 要素の強制ON/OFF ..................72 9.3 ワードデバイス(T,C,D,Z,V)の 現在値変更 ........................74 9.4 タイマ(T)、カウンタ(C)の設定値変更 ....76 11. メッセージ一覧 ................ 103 10. その他機能 ................... 79 付録2.主なキー操作一覧 .......... 110 10.1 その他機能の概要 .................79 10.2 モード切換え ......................80 10.3 プログラムチェック ..................81 2 10.4 メモリカセット転送/HPP-FX間転送 ..... 83 11.1 エラーメッセージ .................. 103 11.2 プログラムチェック時の エラーメッセージ .................. 105 付録1.プログラムメモリの内容 ...... 109 マニュアルについて この資料はFX-20P形ハンディプログラミングパネル(以下FX-20PまたはHPPと略します)を用いて、マイクロシー ケンサのMELSEC-FXシリーズのプログラムやモニタなどを行なうための操作要領を述べたものです。 なお、 FXシリーズシーケンサの命令や本体の取扱いについては、以下のハンディマニュアル,プログラミングマ ニュアルを参照してください。 ご使用の前に本書およびシーケンサ本体のマニュアルをお読みいただき、その仕様を十分ご理解のうえ正しく ご使用いただきますようお願いいたします。なお、本マニュアルにつきましては、最終ユーザまでお届けいただき ますようお願い申し上げます。 マニュアル名称 マニュアル番号 内容 FX0ハンディマニュアル シーケンサ本体の入出力仕様や配線、取り付けなどのハード JY992D30901 ウェアに関する事項 FX0Sハンディマニュアル JY992D58701 シーケンサ本体の入出力仕様や配線、取り付けなどのハード ウェアに関する事項 FX1Sハンディマニュアル JY992D83801 シーケンサ本体の入出力仕様や配線、取り付けなどのハード ウェアに関する事項 FX0Nハンディマニュアル シーケンサ本体の入出力仕様や配線、取り付けなどのハード JY992D43901 ウェアに関する事項 FX1Nハンディマニュアル JY992D87501 FX1NCハンディマニュアル シーケンサ本体の入出力仕様や配線、取り付けなどのハード JY992D92101 ウェアに関する事項 FX1ハンディマニュアル JY992D58801 シーケンサ本体の入出力仕様や配線、取り付けなどのハード ウェアに関する事項 シーケンサ本体の入出力仕様や配線、取り付けなどのハード ウェアに関する事項 3 マニュアル名称 マニュアル番号 内容 FX2ハンディマニュアル シーケンサ本体の入出力仕様や配線、取り付けなどのハード JY992D58901 ウェアに関する事項 FX2Cハンディマニュアル JY992D59001 シーケンサ本体の入出力仕様や配線、取り付けなどのハード ウェアに関する事項 FX2Nハンディマニュアル JY992D61601 シーケンサ本体の入出力仕様や配線、取り付けなどのハード ウェアに関する事項 FX2NCハンディマニュアル シーケンサ本体の入出力仕様や配線、取り付けなどのハード JY992D70601 ウェアに関する事項 FX0,FX0S,FX0N,FX1,FX2,FX2C プログラミングマニュアル JY992D59101 基本命令解説・応用命令解説・各種デバイスの解説など、 シーケンスのプログラミングに関する事項 FX1S,FX1N,FX2N,FX1NC,FX2NC プログラミングマニュアル JY992D62001 基本命令解説・応用命令解説・各種デバイスの解説など、 シーケンスのプログラミングに関する事項 ● プログラミングマニュアルは別冊になっています。 必要に応じ本製品のご購入店へお問い合わせください。 4 1.はじめに 1. はじめに 1.1 本マニュアルの表記について 本マニュアルでは、特にことわりのないばあい、プログラム,ファイルレジスタ,コメント,パラメータを総称してプロ グラムと記載します。 また、メモリカセット,メモリボードを総称してメモリカセットと記載します。 1.1.1 キー操作の表記 各キー操作において下記の表記を用います。 A / B ・・・・・ A または B のキーを押します。 A B ・・・・・ A のキー、 B のキーと順に押します。(一連の数値入力時) A ↓ B ・・・・・ A のキー、 B のキーと順に押します。 ↓ ・・・・・ ↓ のキーを何度か繰返し押します。 A + B ・・・・・ A のキーを押しながら同時に B のキーを押します。 5 1.はじめに 1.1.2 プログラミング時の画面表示 ラインカーソル:機能操作の実行を示します。 要素番号 プロムプト:キー入力待ち箇所を示し、移動します。 R 100 LD M 10 モード表示 入力操作完了の時点で消えます。 101 OUT T 5 各機能をアルファベット 4行×16文字 K 130 1文字で省略表示します。 104 LDI X 003 R(Read) :読出し W(Write) :書込み 要素番号:応用命令のときは応用命令番号を表示 I(Insert) :挿入 します。 D(Delete) :削除 M(Monitor):モニタ 命令語 T(Test) :テスト ステップ番号:入力操作では自動表示されます。 (1ステップは2バイトです) ● プログラムの作成方法 (命令の種類) プログラムの作成は、命令リストによって行います。 ・ 基本命令 命令には基本命令,ステップラダー命令 ,応用命令 ・ ステップラダー命令 があります。(右記参照) HPPキーボード上の命令により入力します。 ● カーソルの表示 ・ 応用命令 画面上に表示されるカーソルは、下記の表記を用い [FNC]キーと「FNC番号」により入力します。 ます。 …点滅 …点灯 6 1.はじめに 1.2 製品の紹介 FX-20P形ハンディプログラミングパネルは、MELSEC-FXシリーズシーケンサと接続してシーケンサへのプログラム (シーケンスプログラムやパラメータ)の書込みやシーケンサの動作モニタを行なうためのハンディキャリアタイプ のプログラム・モニタ装置です。 1.3 特徴 ● コンパクトなハンディキャリアタイプのプログラム・モニタ装置です。 ● 16 文字×4 行の液晶表示により、プログラムやシーケンサの動作状態 ( モニタ), 操作ガイダンス, エラー メッセージを表示します。 ● オンラインモードとオフラインモードを有しています。オンラインモードでは、接続されたシーケンサ本体のメ モリに直接アクセスし、オフラインモードでは、FX-20Pに内蔵しているRAMにアクセスをします。 また、大容量コンデンサを内蔵しており、オフラインで書込まれたプログラムを保持することができます。 (1時間の給電で、3日間の保持が可能です) ● プログラムの書込みや読出し,モニタ表示は、リスト形式により行います。 ● オプション製品との組み合わせにより、FXシリーズシーケンサ専用メモリカセットのROMライタとしても使用で きます。 ☆ シーケンサがRUNの状態であるとき、プログラムの書込みや変更はできません。 7 1.はじめに 1.4 機能一覧 機能 オンライン 読出 シーケンスプログラムの読出し (シーケンサプログラムメモリ→HPP画面) シーケンスプログラムの読出し HPP内蔵RAM→HPP画面 書込 シーケンスプログラムの書込み (HPPキー入力→シーケンサプログラムメモリ) シーケンスプログラムの書込み HPPキー入力→HPP内蔵RAM 挿入 シーケンスプログラムに命令の挿入 (HPPキー入力→シーケンサプログラムメモリ) シーケンスプログラムに命令の挿入 HPPキー入力→HPP内蔵RAM 削除 シーケンスプログラムから命令の削除 (HPPキー入力→シーケンサプログラムメモリ) シーケンスプログラムから命令の削除 HPPキー入力→HPP内蔵RAM 動作状態読出し モニタ (シーケンサメモリ→HPP画面) − 強制書込み テスト (HPPキー →シーケンサメモリ) − ・プログラムモード切換え(オンライン→オフライン) ・プログラムチェック (シーケンサ内プログラムのチェック) ・メモリカセット転送 (シーケンサ内メモリ↔メモリカセット) ・パラメータ修正 その他 (HPPキー入力→シーケンサプログラムメモリ) ・シーケンスプログラムの要素番号変換 (HPPキー入力→シーケンサプログラムメモリ) ・ブザー音量調整 (HPPのキー押しブザー音量調整) ・ラッチクリア (HPPキー入力→シーケンサメモリ) 8 オフライン ・プログラムモード切換え(オフライン→オンライン) ・プログラムチェック (HPP内プログラムのチェック) ・HPP-FXプログラム転送 (HPP内RAM↔シーケンサプログラムメモリ) ・パラメータ修正 (HPPキー入力→HPP内RAM) ・シーケンスプログラムの要素番号変換 (HPPキー入力→HPP内RAM) ・ブザー音量調整 (HPPのキー押しブザー音量調整) ・HPP−モジュール間プログラム転送 (HPP内蔵RAM↔モジュール) 1.はじめに 1.5 製品構成 FX-20P,FX-20P-SET0にはそれぞれ次のものが含まれています。 《FX-20P》 FX1,FX2,FX2Cシーケンサに接続 FX-20P HPP本体(ケーブル変更でFX0,FX0S,FX1S,FX0N,FX1N,FX2N,FX2NCにも使用可) FX-20P-CAB プログラムケーブル(HPP↔シーケンサ)1.5m FX-20P-MFXD FX用システムメモリカセット 《FX-20P-SET0》 FX0,FX0S,FX1S,FX0N,FX1N,FX1NC,FX2N,FX2NCに接続 FX-20P HPP本体(ケーブル変更でFX1,FX2,FX2Cにも使用可) FX-20P-CAB0 プログラムケーブル(HPP↔シーケンサ)1.5m FX-20P-MFXD FX用システムメモリカセット ・ プログラムケーブル (FX-20P-CAB,FX-20P-CAB0) は単体でもご購入いただけます。 9 1.はじめに 1.6 各部名称 FX-20P本体 [後面] [前面] 液晶表示器 (16文字×4行 バックライト 付) 機能キー 命令キー 要素記号キー 数字キー プログラミング ケーブル 読出 書込 挿入 削除 モニタ テスト その他 クリア LD X AND M OR Z/V FNC K/H HELP LDI Y ANI S ORI T ー P/I , SP OUT C ANB D ORB E END F ステップ SET 8 PLS 9 MC A STL B RST 4 PLF 5 MCR 6 RET 7 NOP 0 MPS 1 MRD 2 MPP 3 クリアキー ヘルプキー スペースキー ステップキー FX-20P本体の形名と 製造番号を記載 カーソルキー GO 実行キー システムメモリカセット (システムのバージョンアップを 行うときに交換します) 10 スライドフック システムメモリカセットの 製造番号とバージョンを記載 1.はじめに FX-20Pのパネル面に設定された各キーの働きは次のとおりです。 キー名称 用途 機能キー 読出/書込 挿入/削除 モニタ/テスト その他 各キーは、オルタネートにはたらきます。( 一度押すと、キー左上表示の機能を選択し、再度 押すと右下表示の機能となります。) クリアキー [GO]キーを押す前(確定前)のキー入力の取消しやエラーメッセージのクリア、前画面に戻 すときに用います。 ヘルプキー 応用命令の一覧表示、モニタ機能使用時の10進と16進表示を切換えます。 スペースキー 入力時の項目欄のスペースどり、要素の指定、定数の指定をします。 ステップキー ステップ番号を指定するときに押します。 カーソルキー ラインカーソル、プロンプトの移動、指定した要素の前後番号の要素を指定、行スクロールを 行います。 1秒以上キーを押し続けることにより、連続入力を行うことができます。 実行キー コマンドの確定、実行、表示後の画面スクロール、再検索を行います。 命令キー 要素記号キー 数字キー 上段に命令、下段に要素番号、数字の割付けとなっています。 上段と下段の機能は、操作の進行に応じて常に自動的に切換わります。 下段のシンボルのうちZ/V,K/H,P/Iは、オルタネートにはたらきます。 (繰返して押すと交互に切換わります。) 11 1.はじめに 1.7 接続方法 《FX1,FX2,FX2Cシーケンサとの接続》 《FX0,FX0S,FX1S,FX0N,FX1N,FX1NC,FX2N,FX2NC シーケンサとの接続》 HPP接続用コネクタ R WE PO UN R .V -E TT OG E BA PRCPU- HPP接続用コネクタ RUN STOP SG 7 6 X2 X2 5 4 X2 X2 3 2 X2 X2 1 0 X2 X2 シーケンサ S/S N L OO P S `Q Ou` b 0V V 24 0V V 24 X0 N RU X4 X3 FX-20P-CAB0形 プログラムケーブル 1.5m シーケンサ 7 6 X1 X1 5 4 X1 X1 3 X1 X2 X1 X6 X5 7 6 Y2 Y2 5 4 Y2 Y2 3 2 Y2 Y2 1 0 Y2 5 Y2 M CO X7 X6 X5 R WE PO UN R .V -E TT PROGU-E BA CP 3 2 Y1 Y1 1 0 Y1 3 Y1 M CO Y6 Y4 Y5 M2 CO Y0 M1 CO Y2 Y1 X4 7 6 Y1 Y1 5 4 Y1 4 Y1 M CO X3 X2 X1 M CO FX-20P-CAB形 プログラムケーブル 1.5m Y7 Y3 FX2C シーケンサはスモークカバー 内のHPP 接続用コネクタにプログ ラムケーブルを挿入してください。 ^ qc q v LD X I LD Y T OU C T SE 8 RST 4 P NO 0 ^ r hm dk c D AN M I AN S B AN D S PL 9 F PL 5 MPS 1 ^ s lm drs s OR Z/V I OR T B OR E MC A R MC 6 D MR 2 q gd ns C FN K/H ° P/I D EN F q d` bk HEL P , SP EP ST L X0 R WE PO UN R 0 1 2 T OU 3 0 5 4 1 2 6 3 7 4 5 Y5 Y4 Y3 ¥E OG E PR U¥ CP FX1NC,FX2NCシーケンサには HPP 接続用コネクタのカバー はありません。 M0 CO OU 24 T + Y0 M1 CO Y1 M2 CO Y2 M CO N o Ç LD X I LD Y L ST B T OU C RET 7 GO MPP 3 HPP本体 N IN T SE 8 RST 4 P NO 0 ^ ^ }ü í D AN M I AN S B AN D S PL 9 F PL 5 ^ j^ Xg e OR Z/V I OR T B OR E MC A R MC 6 D MR 2 ¼ »Ì C FN K/H ° P/I D EN F gd A HPP本体 ko , SP X e b v L ST B RET 7 GO MPP 3 MPS 1 重要 HPP 本体のシーケンサとの接続部分、特殊モジュール、メモリカセットとの装着部分、特殊モジュール、システム メモリカセットのHPP 本体との装着部分には、絶対に触れないでください。静電気によって内部の電子回路が 壊れるおそれがあります。HPPとシーケンサの接続は、シーケンサの電源をOFFにしてから行なってください。 12 1.はじめに 1.8 バージョンアップ履歴 《システムメモリカセット(FX-20P-MFX□)のバージョン履歴》 (□にはアルファベットが入ります。) FX-20P-MFX□のバージョン 内容 V1.00 初品(FX2シーケンサに対応) V2.00 FX1シーケンサに対応 V3.00 FX2Cシーケンサに対応 プログラムに使用可能なデバイス範囲を拡張、応用命令を追加 V4.00※1 FX2Nシーケンサに対応 プログラムに使用可能なプログラム容量、デバイス範囲を拡張、応用命令を追加 V5.00※1 FX1S,FX1N,FX1NCシーケンサに対応 プログラムに使用可能な応用命令を追加 V5.10※1 FX2N(V3.00)に追加された命令(EXTR命令など)に対応 ※1. バージョンアップを行うばあい、制約事項がありますので注意が必要です。 詳細については、次ページの “1.バージョンアップについて”を参照してください。 13 1.はじめに 1.バージョンアップについて バージョンアップ バージョンアップ対象の FX-20P のバージョン (取り付けているシステムメモリカセットのバージョン) V3.00 まで V4.00 以上 V1.00 以上∼ V3.00 未満 ○ × V3.00 以上∼ V4.00 未満 − △ V4.00 以上 − ○※ 1 ○:バージョンアップできます。 × :V4.00以上へバージョンアップできません。 − :バージョンアップ対象外。 △:使用しているFX-20P本体によって、次のようになります。 1)1994 年 5月以前に製造されたFX-20P 本体で製造番号が9Y0001∼9Z****,01****∼454902は、 V4.00以上へバージョンアップできません。 また、上記FX-20P本体のシステムメモリカセット装着箇所の形状は下図のようになっています。 拡大図 14 1.はじめに 2)1994年5月から1996年11月に製造されたFX-20P本体で製造番号が454903∼6Y****は、機能制限 付きでV4.00以上へバージョンアップできます。 機能制限:オフラインモードで機種選択がFX2Nシリーズのばあいは、プログラム容量が8Kステップま でに機能が制限されます。 3)1996年12月から1997年1月に製造されたFX-20P本体で製造番号が6Z0000∼714372はV4.00以上 へバージョンアップできます。 ※1. 1994年5月から1996年11月に製造されたFX-20P本体で製造番号が454903∼6Y****は、機能制限 付きでV4.00以上へバージョンアップできます。 機能制限:オフラインモードで機種選択がFX2Nシリーズのばあいは、プログラム容量が8Kステップま でに機能が制限されます。 2.製造番号の見方 製造番号の表記 : 4 Z □□□□ 連続番号 1(月)∼9(月),X(10月),Y(11月),Z(12月) 2004年または,1994年 15 1.はじめに 1.9 システムメモリカセットの交換 FX-20P購入時には、FX-20Pにシステムメモリカセットが装着されています。 システムのバージョンアップを行なうときや、他の用途用に仕様を変更するときのみ交換します。 システムメモリカセットの交換方法(①→③の手順で行ないます。) 重要 システムメモリカセットとFX-20P 本体との装着 部分には絶対に触れないでください。 16 1.はじめに 1.10 仕様 項 目 仕 様 使用周囲温度 0℃∼40℃ 使用周囲湿度 35∼85%RH(結露なきこと) 耐振動 周波数 10∼57Hz 片振幅 0.075mm 周波数 57∼150Hz 加速度9.8m/s2 X,Y,Z各方向掃引回数各10回(合計各80分) 耐衝撃 147m/s2、作用時間11ms、正弦半波パルスにてX,Y,Z各方向3回 使用雰囲気 腐食性ガスがなく、特にじんあいがひどくないこと 電源電圧 DC5V±5% シーケンサから給電 消費電流 150mA※1 ユーザメモリ容量 メモリ停電保持 表示部 RAM=16k ステップ(1996 年 11 月以前に製造されたFX-20P 本体で、製造番号が 6Y****以前のものは8kステップ) 大容量コンデンサによる。 1時間の給電により3日間の停電に対してRAMデータを保持します。 バックライト付液晶表示 グラフィック表示 1文字:8×5=40ドット ただし最下部1×5ドットはプロムプト用 表示内容 文字表示数 文字種類 キーボード部 16文字×4行 64文字 英数字,カタカナ 35キー EIA,RS422 準拠,FX-20P-CABまたはFX-20P-CAB0 形ケーブルによりFXシリーズシー シーケンサ I/F ケンサと接続 内蔵 インタフェース 拡張 I/F 拡張モジュールの接続用 ROMライタ機能 専用モジュール接続により使用可能(書込み,読出し,照合,消去チェック) ※1. FX-20P-RWMを使用時は、180mAになります。 17 1.はじめに 1.11 外形寸法 FX-20P外形寸法 LD X AND M OR Z/V FNC K/H LDI Y ANI S ORI T ° P/I OUT C ANB D ORB E END F SET 8 PLS 9 MC A STL B RST 4 PLF 5 MCR 6 RET 7 NOP 0 MPS 1 MRD 2 MPP 3 HELP , SP GO FX-20PにはFX-20P-CAB形プログラムケーブル(1.5m)が、FX-20P-SET0にはFX-20P-CAB0形プログラムケーブ ル(1.5m)が標準装備されています。 18 2.立上げ手順 2. 立上げ手順 2.1 立上げ手順 HPPとシーケンサを接続 し、シーケンサの電源を ONします。 画面表示 COPYRIGHT(C)1989 MITSUBISHI ELECTRIC CORP MELSEC FX V5.10 ● HPPとシーケンサの接続はシーケンサの電源を OFF の状態で行なって ください。 ● HPPの[読出/書込]キーを押した状態でシーケンサの電源をONにする と、シーケンサの[RUN] 入力がONであってもシーケンサはSTOPの状態 で起動し、プログラムが可能になります。 (FX1,FX2,FX2C,FX0,FX0S,FX0Nのみ可能) シーケンサの電源の再投入によりシーケンサのRUNが有効になります。 (シーケンサのRUN/STOPの切換ではRUNになりません) 2秒後 プログラムモードノセンタク オンライン(シーケンサ) オフライン(HPP) ● 初期状態ではオンラインモードにカーソルが表示されています。 [ ↑]キーまたは[↓ ]キーによりプログラムモードを選択したのち[GO] キーで次の画面に進みます。 19 2.立上げ手順 前ページより オンライン 選択時 GO オフライン 選択時 キシュノセンタク FX1 FX2C,FX2,FX0 FX2N,FX1N,FX1S GO [オンラインモード] FX キノウ マタハ モード ヲ センタクセヨ (メモリヨウリョウ..8k) ・オフライン選択時は [オフラインモード] の表示になります。 ● オンライン選択時はシーケンサの機種を自動的に 判別し機能選択画面に進みます。 シーケンサにキーワードが登録されているときは キーワードの入力画面に進みます。(10.5.4参照) ● オフライン選択時は[↑]キーまたは[↓]キーによ り機種の選択をしたのち[GO]キーで次の画面に 進みます。 このとき既に記憶している機種と異なる機種を選 択すると下記の画面を表示します。 PCセンタクフイッチ パラメータヘンカン GO→[GO] NO→[クリア] ・ [GO]キーで選択した機種のパラメータ( 初期 値 )に変更したのちモード選択画面に進みま す。 ・ [ クリア ] キーでプログラムモード選択画面の 表示に戻ります。 また、 FX1S 使用時は、後述のパラメータ設定により プログラム容量を2kステップに変更してください。 (10.5.3参照) 20 2.立上げ手順 前ページより 読出モード 選択 書込モード 選択 挿入モード 選択 読出/書込 削除モード 選択 モニタモード テストモード その他モード 選択 選択 選択 モニタ/ テスト 挿入/削除 読出/書込 読出/書込 挿入/削除 挿入/削除 モニタ/ テスト モニタ/ テスト その他 4章参照 5章参照 6章参照 7章参照 8章参照 9章参照 10章参照 ● 上記モードの切換えは、常に有効であり( 命令や要素の入力操作中を除く) モード選択後、再度上記操 作を行なうことにより他のモード画面に切換えることができます。 ● HPPの表示状態に関係なく[RST]と[GO]キーの同時押しによりHPPのリセット(HPP へ電源投入直後の画 面表示となります。)ができます。 (オフラインにより入力されたプログラム、パラメータのクリアは行ないません。) 21 2.立上げ手順 2.2 FX0,FX0S,FX0N,FX1S使用時の扱い HPPをオフラインモードで立上げるとき、FX0,FX0S,FX0Nは、FX2として機種選択を行ないます。 また、FX1SはバージョンがV5.00以降のHPPでは、FX2Nと同じ機種選択を行ない、V4.00以前のHPPではFX2とし て機種選択を行ないます。 このため、シーケンサでは対応できないプログム容量、命令、要素範囲であってもHPPでは入力が可能となり、 プログラム転送時、HPPまたはシーケンサ側でエラーを発生することがあります。 FX0,FX0S,FX0N,FX1Sを使用するときは下記(2.2.1∼2.2.4)の項目に注意してください。 2.2.1 プログラム 使用するシーケンサで有効なデバイス範囲や、サポートしている命令の範囲でプログラムしてください。 これ以外のデバイスや命令を用いると、シーケンサに転送時、シーケンサ側でエラーチェックが行なわれ、シー ケンサはRUNになりません。(ただし、演算エラーのばあいはRUNを維持し、該当命令は不実行となります。) 特に、FX0,FX0S,FX0Nでは応用命令をパルス実行形で使用することはできません。 無効なデバイスや命令をシーケンサに書込むと、そのまま転送されず、無効命令に変わるばあいがあります。 このときHPPでは、照合エラーとなり、 “カキコミ フリョウ”とメッセージを表示します。 22 2.立上げ手順 2.2.2 パラメータ設定 パラメータ設定において、ラッチ範囲やメモリ容量、カナコメント容量、ファイルレジスタ容量の設定は、デフォルト 状態にしてください。 (1) メモリ容量設定 ① プログラム容量:2kステップを選択してください。 ※ 2kステップ以外の設定はしないでください。 2k 以上の設定にしたばあい、シーケンサに転送時 “ヨウリョウ オーバ”とメッセージを表示し、 書込みは行なわれません。 ※ FX0またはFX0S使用時は、プログラムを800ステップ以下としてください。 800ステップ以上のプログラムをにFX0,FX0Sに書込むと、800ステップ以上のプログラムは無視され 書込まれません。 ※ 2kステップ設定時にFX0またはFX0S から読出すばあいは、 800ステップ以上のプログラムには、ノッ プ命令がセットされます。 ② カナコメント容量:FX0,FX0S使用時カナコメント容量は設定しないでください。 ※ 2ブロック以下のカナコメントの設定を行なったばあい FX0またはFX0Sに書込むと、“カキコミ フリョウ”とメッセージを表示し、プログラムを800ステップま で書込みます。(カナコメントは書込まれません。) ※ 3ブロック以上のカナコメントの設定を行なったばあい。 FX0またはFX0Sに書込むと、“カキコミ フリョウ”とメッセージを表示し、書込みは行なわれません。 ③ ファイルレジスタ:ファイルレジスタ容量は設定しないでください。 ※ ファイルレジスタを設定してFX0またはFX0Sに書込むと、“カキコミ フリョウ”とメッセージを表示し、 書込みは行なわれません。 23 2.立上げ手順 (2) ラッチ範囲設定:FX0,FX0S,FX0N,FX1N,FX1NCではラッチ範囲は変更できません。 ※ ラッチ範囲の設定(変更)を行なってFX0,FX0S,FX0N,FX1N,FX1NCに書込むと、 “カンリョウ”とメッセー ジを表示し、書込みは行なわれるが、シーケンサはこのラッチ範囲を無視します。 (3) プログラムタイトル登録:プログラムタイトルの登録は行なえます。 (4) キーワード登録:キーワードの登録は行なえます。 2.2.3 RUN中の定数変更 FX0,FX0S,FX1S,FX0N,FX1N,FX1NC はプログラムメモリがEEPROMですが、 RUN中の定数変更 (タイマ,カウンタ, データレジスタの設定値や現在値の変更)が行なえます。ただし、定数変更時はシーケンサのスキャンタイムが 20∼30ms大きくなり、入力割込みI 00□∼I 30□の応答遅れ(20∼30ms)が生じます。 2.2.4 FX-20P FX-20Pのオフラインモードでプログラム転送を行なうばあい、HPP→FXRAM,FXRAM→HPPと表示されます。 24 3.プログラミングの概要 3. プログラミングの概要 3.1 プログラミングの概要 HPPではキーボードを操作し、命令リストによってプログラム作成を行います。 作成したプログラムの書込み先は、オンラインモード,オフラインモードによって異なります。 オンラインモードでは直接シーケンサ側のプログラムメモリへ書込み、オフラインモードではHPP 内蔵のRAMに書 込みます。 オフラインモードで作成したプログラムによりシーケンサを動作させるときは、シーケンサへのプログラム転送を 行なう必要があります。 また、HPPではシーケンサがRUNの状態であるとき、プログラムの書込みや変更はできません。 必ずシーケンサをSTOPの状態にしてから、プログラムの書込みや変更を行なってください。 3.2 プログラミングに使用する機能 [読出] ・・・・作成したプログラムをプログラムメモリより読出し表示します。 ステップ番号,命令,要素,およびポインタの指定によりプログラムの任意の箇所を表示できます。 [書込] ・・・・プログラムの新規書込み、作成済みのプログラムへの上書き修正、書込み追加を行ないます。 [挿入] ・・・・作成済みのプログラムに命令を挿入追加し、以降のステップ番号をくり下げします。 [削除] ・・・・作成済みのプログラムの指定した命令を削除し、以降のステップ番号を前づめします。 削除には、命令,ポインタの削除のほか、NOPの一括削除,範囲指定削除があります。 ● プログラミング中に[HELP]キーを押すと、有効プログラムステップの範囲を表示します。 [HELP]表示を解除するには、もう一度[HELP]キーを押します。 ただし、[FNC]キーに続く[HELP]キーは、応用命令の検索の開始およびその中断用です。 25 3.プログラミングの概要 3.3 プログラムモード 3.3.1 オンラインモード 3.3.2 HPP HPP→シーケンサ書込み シーケンサのRUN/STOP STOP シーケンサのプログラムメモリ RAM EEPROM※ RUN/STOP RAM EEPROM EPROM HPP←シーケンサ読出し HPP:シーケンサ照合 ※メモリプロテクトスイッチはOFF 26 PC オンラインモードでは、 HPPからシーケンサのプログラムメ モリに対して直接アクセスします。 プログラミング 内蔵 キー操作 RAM 読出し 書込み ① シーケンサの書込み先メモリは、シーケンサにメモリカ 転 送 セットが装着されていなければ、シーケンサ内蔵のRAM 内蔵 メモリ へ、メモリカセットが装着されていれば、そのカセットのメ RAM カセット 書込み モリに対して行います。 ただし、メモリカセットがEPROMのばあいや、EEPRPMのメ モリプロテクトスイッチがONのとき、またシーケンサがRUNの状態であるときは書込みはできません。 ② HPPからの操作によって、シーケンサ内蔵のRAMとシーケンサに装着したメモリカセット間の転送を行なうことも できます。 オフラインモード オフラインモードでは、HPP内蔵のRAMに対してアクセスします。 HPPの内蔵 RAMに書込まれたプログラムは、シーケンサ内蔵のRAM,またはシーケンサに装着したメモリカセットに 一括転送することができます。また、ROMライタ(オプション)への転送もオフラインモードで行います。 ① オフラインモードでのプログラミングはシーケンサ側のプログラムメモリ形式や RUN/STOP 状態とは無関係に HPP内蔵のRAMに対して行なわれます。 ② シーケンサへの一括転送操作にあたっては次の条件が必要となります。 3.プログラミングの概要 HPP内のRAMの役割 オフラインモードでは、HPP内蔵のRAMに対してプログラムが行なわれます。 オフラインでプログラムされているHPPを用いてオンラインモードで他のシーケンサに対するプログラムを行なっ ても、HPP内のプログラムはそのまま保存されています。 ただし、オフラインモードでシーケンサからプログラムを転送読出しすると、元のプログラムは消失します。 大容量コンデンサの役割 HPP内蔵のRAMは、大容量コンデンサによって停電保持されています。 (1時間の給電で3日間保持します。) したがって、オフラインでプログラムを入力したHPPから、他のシーケンサに転送書込みすることもできます。 27 3.プログラミングの概要 3.4 プログラムメモリの種類 メモリカセット (FX0N,FX1,FX2, FX2C,FX2N用) メモリボード メモリカセット (FX2NC用) (FX1S,FX1N用) FX-RAM-8 FX-EEPROM-4 FX-EEPROM-8 FX-EEPROM-16 FX-EPROM-8 メモリプロテクトスイッチ 28 ● RAM(Random Access Memory) 読出し, 書込みが随時行なえるメモリです。停 電時にメモリ内容は消失するためバッテリによ るバックアップが必要です。また、シーケンサから 取外してもプログラムは消失します。 HPPやシーケンサの内部メモリとしても使用して います。 ● EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory) 読出し専用メモリの一種ですが、指定電圧を加 えることにより随時書込むことができます。 停電してもメモリ内容は消えません。書換えには 寿命回数があり、メモリカセットやメモリボードは 1万回、シーケンサ内蔵のEEPROMは2万回となっ ています。プロテクトスイッチにより、誤書込みの 防止ができます。 ● EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory) 読出し専用メモリの一種です。メモリ内容の消 去は紫外線の照射によって行ないます。 書込みは、メモリ全消去ののち、 ROMライタにより 一括して行ないます。 停電時もメモリ内容は消えません。 ● シーケンサのメモリとして EEPROM,EPROM を装着 してもイメージメモリのキープには専用バッテリま たは大容量コンデンサが必要です。 4.読出し 4. 4.1 読出し 読出し操作の概要 オンラインモード選択時は、シーケンサのメモリ(メモリカセット装着時はメモリカセットから)に書き込まれたプロ グラムをHPPに表示します。 オフラインモード選択時は、HPP内蔵RAMに書込まれたプログラムをHPPに表示します。 読出し操作の条件 シーケンサ の状態 4.2 RUN:○ STOP:○ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:○ EPROMカセット:○ ステップ番号による読出し ● 指定したステップ番号の命令を先頭にして、4行分のプログラムを読み出し表示します。 ● 指定したステップ番号がT,Cの設定値等のオペランドにあたるばあい、その命令部を先頭として4 行分を 読出し表示します。 ● 繰り返して[GO]キーを押すと、表示した命令の5行目以降に画面をスクロールします。 ● カーソルキーを操作して1行ずつのスクロール読出しも行えます。 基本操作 読出 ステップ 該当ステップ番号の指定 GO 実行 29 4.読出し 例:55ステップの読出し 表示例 ②操作時 R 5 ORB 6 AND 7 OUT ステップ ④操作時 R 55 56 57 58 30 LD OR ORI OUT キー操作 ① 読出 M 100 Y 001 55 X X M Y 004 006 102 035 ② ステップ ③ 5 ④ GO 5 4.読出し 4.3 命令による読出し ● 応用命令のばあい [FNC][D][1][2][GO]あるいは[FNC][1][2][GO]のように[FNC]キーと、 FNC 番号を キーインします。パルス記号の[P]はキーインしてもしなくても両方の命令を検索します。 ● 指定の命令語を0ステップより順番に検索し、検索した最初の命令を先頭にして4 行分のプログラムを画 面に表示します。 ● 繰り返して[GO]キーを押すと、検出した次のステップから同じ条件の命令を検索します。 ● 指定した命令語をすべて検索し終えるか、あるいは指定した命令語が見つからないばあいは「ガイトウ プログラムナシ」とメッセージを表示します。END命令以降は表示しません。 ● カーソルキーを操作するとステップ順の読出しに変わります。ポインタや要素による読出しでも同様です。 基本操作 再検索 読出 命令 語 要素を必要としない命令・応用命令 要素 記号 要素番号 GO ステップ順の 読出し 要素を必要とする命令 31 4.読出し 例:PLS M104の読出し 表示例 ③操作時 R 100 101 102 メイレイ AND OR OUT PLS M Y Y M 125 013 010 104 キー操作 ① 読出 ② PLS ③ M ④ 32 1 GO 0 4 4.読出し 4.4 ポインタによる読出し ● 指定したラベルを先頭にして4行分のプログラムを読出し表示します。 ● 指定のラベルが見つからないばあいは、「ガイトウプログラムナシ」とメッセージを表示します。END命令以 降は読出しません。 ● ポインタによる読出しは、割込みポインタやラベルを読出すものであり、応用命令中のオペランドとして指定 されているポインタは検索されません。 基本操作 再検索 読出 P I ポインタ番号の指定 GO ステップ順の 読出し ● ポインタ(P) CJ,CALL命令の中でジャンプ先ラベル番号を指定する番号です。 ● ラベル(P) ポインタ番号で指定されたジャンプ先の先頭を示す見出しの番号です。 ● 割込み用ポインタ(I) 割り込みプログラムの先頭に付けます。うしろには、IRET(割り込みリターン命令)を設けます。 33 4.読出し 例:ポインタ番号3のラベル読出し 表示例 ②操作時 R 50 AND 51 SET 52 LD ポインタ ③操作時 R 102 103 104 105 34 M 123 Y 010 X 012 P 3 キー操作 ① 読出 ② P ③ LDI MPS AND P 3 M 100 X 012 3 GO 4.読出し 4.5 要素による読出し ● 指定の要素を0ステップより順番に検索し、検出した最初の命令を先頭にして4 行分のプログラムを表示 画面に表示します。 ● 繰返して[GO]キーを押すと、検出した次のステップから同じ条件の要素を検索します。 ● 指定の要素を全て検索し終えたとき、あるいは指定の要素が見つからないときは「ガイトウプログラムナ シ」とメッセージを表示します。END命令以降は読出しません。 基本操作 再検索 読出 ' SP 要素 記号 要素番号 GO ステップ順の 読出し 35 4.読出し 例:Y123の読出し 表示例 ②操作時 10 LD R 11 AND 13 ORI ヨウソ ④操作時 R 53 54 55 ※ R 124 X M X Y 002 003 003 123 キー操作 ① 読出 ② S'P ③ Y OUT Y 123 LD X 011 OUT C 12 K 60 ④ 1 2 3 GO GO AND Y 123 MPS ※ 続けて [GO] キーを押すと次のステップよりY123 を 読出します。 ● 要素により読出すときは、基本命令のX,Y,M,S,T,C,D,V,Zの要素だけ検索します。 ただし、Dを検索するとタイマ,カウンタのOUT命令後に用いられているV,Zは検索しません。 36 5.書込み 5. 5.1 書込み 書込み操作の概要 オンラインモード選択時はシーケンサのメモリに、オフラインモード選択時はHPP内蔵RAMに対し、プログラムを書込 みます。 オンラインモード選択時、シーケンサにメモリカセットを装着しているときはメモリカセットにプログラムを書込みます。 (EPROMを除く。また、EEPROM使用時は、プロテクトスイッチをOFFにしてください。) プログラムの書込みは、シーケンサがSTOP(停止)の時にのみ有効です。 また、書込操作には、新規書込みのばあいと、作成済みのプログラムの上書き修正があります。 新規書込み時は、0ステップから順に、作成済みプログラムの上書き修正時は、修正する個所にカーソルをあわせ た後、命令の入力を行ないます。 項 目 プログラム新規書込み 機能選択キー操作 読出 0ステップからのプログラム書込みとなります。 書込 読出 作成済みプログラムの 修正 該当命令 の読出し 操 作 内 容 修正するプログラムを表示部に読出し表示します。 上書き・追加書込みを行います。 書込 挿入 挿入 命令の挿入を行います。 削除 プログラムの不要部分を削除します。 37 5.書込み 書込み操作の条件 シーケンサ の状態 RUN:× STOP:○ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:△ EPROMカセット:× ● EEPROMメモリカセット使用時は、プロテクトスイッチをOFFにしてください。 5.2 基本命令の入力 ● 基本命令には、ORBやMPSなど命令のみを入力するものや、LD X000,AND M0など命令と要素により入力す るもの、またタイマやカウンタのように命令と要素(第1要素)、設定値(第2要素)により入力するものがあり ます。 基本操作 書込 命令 GO 書込 命令 要素 記号 命令 要素 記号 書込 (命令のみの入力) 要素番号 GO 要素番号 ' SP 第1要素 38 (命令と要素を必要とする入力) 要素 記号 要素番号 第2要素 GO 命令と第1要素, 第2要素を必要と する入力 5.書込み 例:ORB命令の入力 表示例 ③操作時 W 4 5 6 7 LDI AND ORB NOP X 004 X 005 キー操作 ① 書込 ② ORB ③ ※ 命令語のみで入力可能な命令語 ANB,ORB,MPS,MRD,MPP,RET,END,NOP GO 例:LD X0の入力 表示例(確定前のとき) ③操作時 W 0 LD X 000 1 NOP 2 NOP 3 NOP キー操作 ① 書込 ② LD ③ X 表示例(確定後のとき) ④操作時 W 0 LD X 000 1 NOP 2 NOP 3 NOP ④ 0 GO ※ 命令語と要素で入力可能な命令語 LD,LDI,AND,ANI,OR,ORI,SET, PLS,PLF,MCR,STL,OUT(T,Cは除く) ・ MCR 命令入力時、ネスティングレベル記号 N は自動 的に表示されます。 ● 要素記号・要素番号のキーイン待ちのときは、その末尾にプロムプトが表示されます。 39 5.書込み LD,LDI,AND,ANI,OR,ORI以外の接点命令(V4.00以降) 命令 キー操作 LDP [LD][P/I]→[要素記号][要素番号]→[GO] LDF [LD][F]→[要素記号][要素番号]→[GO] ANDP [AND][P/I]→[要素記号][要素番号]→[GO] ANDF [AND][F]→[要素記号][要素番号]→[GO] ORP [OR][P/I]→[要素記号][要素番号]→[GO] ORF [OR][F]→[要素記号][要素番号]→[GO] INV [NOP][P/I]→[GO] 比較接点命令 比較接点命令の入力は応用命令と同じです。 5.3節を参照してください。 40 5.書込み 例:OUT T100 K19の入力 表示例 ⑥操作時 W 100 101 OUT OUT 104 NOP M 100 T 100 K 19 キー操作 ① 書込 ② OUT ③ T ④ 1 1 GO 0 ※ 命令語と第1要素,第2要素で入力可能な命令語 MC,OUT(T,C) S'P ⑤ K ⑥ 0 9 ・ MCR 命令入力時、ネスティングレベル記号 N は自動 的に表示されます。 ● 各要素記号・要素番号の入力待ちのときは、プロムプトが表示されます。 ● 要素番号のデバイス範囲は、立ち上げられたシーケンサの機種により異なります。プログラムの入力時は デバイス範囲により、チェックが働きます。 41 5.書込み 5.3 応用命令の書込み 応用命令の入力は、命令の入力を[FNC]キーにつづく命令番号により行ないます。 命令番号の入力には、番号を直接入力する方法と、 HELP 機能により命令記号を一覧表示させてから番号を 検索し、入力する方法があります。命令番号が不明なときはHELP機能を用いた入力を行なってください。 基本操作 ① 書込 FNC (16ビット命令) P D (32ビット命令:Double) ② 書込 FNC (16ビット命令) GO 応用命令番号 ' SP 要素 記号 要素番号 Pulse 応用命令 10の桁 HELP 応用命令 1の桁 D GO (32ビット命令:Double) P Pulse 42 ' SP 要素 記号 要素番号 5.書込み ● オペランドとは オペランドとは命令を演算するための要素です。 例えばMOV命令のばあい [MOV D0 D1] オペランド オペランド入力時は必ず[S'P](オペランド)の順に入力します。 ' SP 要素 記号 要素番号 オペランド ● D(ダブル),P(パルス)命令指定の入力タイミング D 命令 ,P 命令の指定は、表示と同じ順番 ( 操作例 1)で行っても、命令番号のキーイン後に行っても有効 です。 また、D,Pどちらを先に指定してもさしつかえありません。 [HELP]キーを押して命令語を一覧表示させ、 D,Pの有効命令であるかどうかを確認後指定することもで きます。 ● FX2,FX2C使用時のプログラム作成の制約 RAMファイルレジスタをオペランドとするばあいは、BMOV命令しか使用できません。 43 5.書込み 例:FNC番号による入力([D]MOV[P] D0 D2の例) 表示例 ⑨操作時 W 200 DMOVP D D 209 NOP キー操作 ① 書込 0 2 ② FNC ③ D ④ P ⑤ ⑥ D ⑦ 1 2 0 S'P ⑧ D ⑨ 2 GO S'P ● HPPではASC命令の読出し表示はASCII文字として行えますが書込みは行えません。 ASCII文字の書込みは、パソコン用ソフトウェアA6GPP/A6PHPをご利用ください。 ● 対象機種により、存在しない応用命令を入力するとエラーになりますので注意してください。 ● [FNC]キーにつづいて[HELP]キーを押すと、画面に応用命令の大分類項目を表示します。 各項目は0∼24まで7画面に渡って設定されており、カーソルキーで画面をスクロールできます。 ● 大分類項目により数字キーで項目を選択します。数字キーの入力は100の位、10の位、1の位の順で行な います。このとき10の位まで入力した時点で、入力した数字を10の位とする命令の画面表示に切換わり ます。 一覧表示される応用命令は、機種選択にしたがい有効なもののみ表示します。 カーソルキーで画面をスクロールし、1の位の数字を入力します。 上記操作により応用命令番号を指定したことになります。 つづけてオペランドの入力を行なってください。 44 5.書込み 例:HELP機能の命令一覧からの入力(DMOVP D0 D2の例) 表示例 ③操作時 00 01 02 03 プログラム フロー テンソウ,ヒカク ナド シソク,ロンリ エンザン ローテーション シフト ※1 ④操作時 010:CMP 011:ZCP 012:MOV 013:SMOV ⑪操作時 W 200 200 キー操作 ① 書込 ② FNC ③ HELP ④ 0 ⑤ 2 ※2 DMOVP D D NOP 0 2 1 ⑧ S'P ⑨ D ⑩ 0 S'P ⑪ D ⑫ 2 GO ⑥ D ⑦ P ※1 応用命令 大分類項目 ※2 応用命令記号の一覧表示の内容 大分類項目の番号 0 プログラムフロー (命令番号の10の位) 1 転送,比較など 010:CMP 命令記号 2 四則,論理演算 011:ZCP 3 ローテーション,シフト D,Pの有効表示 4 データ処理 012:MOV Double命令有効 5 高速処理 013:SMOV 6 便利命令 Pulse命令有効 7 外部機器 FX I/O 命令記号と命令記号の間の“点”は、上がD(ダブル)、 8 外部機器 FX SER 下がP(パルス)命令の有効を表します。 9 外部機器 F2 45 5.書込み 5.4 ラベル(P.I)の入力 シーケンスプログラム上のP(ポインタ),I( 割込みポインタ)をラベルとして用いるときの入力方法は命令と同じ 扱いで行ないます。 基本操作 書込 P ポインタ番号 I 例1:ラベル番号3に書込みのばあい 表示例 ④操作時 W 100 101 NOP 102 NOP 103 NOP P 3 キー操作 ① 書込 ② P ③ 3 ④ 46 GO GO 5.書込み 5.5 数の入力 ● 数字入力はキーインした数字が順番に上の位に移行しながら表示されます。したがって表示可能な桁 数以上をキーインすると最初にキーインした数字から順番に表示画面より消えてしまいます。 要素番号がX,Yのとき3桁未満であれば、リーディング“0” が出ます。 ● 入力を受付けるのは画面表示に残っている数字だけですので、キーイン時は特に表示に注意してくださ い。 例1:4桁の表示部分に[1][2][3][4][5]とキーインするばあい 1 2 1 2 3 4 2 3 4 5 1 2 3 4 5 47 5.書込み 5.6 NOPの一括書込み(プログラムのオールクリア) ● プログラムの指定範囲、または全範囲にNOP(無処理)命令を書込みます。 既にプログラムが存在しているときは、NOP命令が上書きされます。 シーケンサでは、指定された範囲のプログラムを削除したときと同じ動作になります。 基本操作 範囲指定のとき 書込 ↑ ↓ NOP K 終了ステップ番号 範囲指定 GO 全範囲 終了ステップ番号指定 開始ステップ指定 NOP 全範囲のとき プログラムの オールクリア GO GO A 全範囲指定 ● プログラムのオールクリア実行時は、プログラム,パラメータ(キーワードを含む)を削除します。(すでにキー ワードを入力し、一致しているとき) 48 5.書込み 5.6.1 指定範囲にNOPを一括して書込みます 例:1014ステップから1024ステップまでNOPを一括書込みします 表示例 ⑤操作時 W 1012 1013 1014 1015 ⑥操作時 W 1014 1015 1016 1017 ANI X 013 OUT M 15 NOPK 1024 M1000 OR キー操作 ① 読出 ② 書込 ③ ↑ NOP NOP NOP NOP ④ NOP ⑤ K ⑥ (キーを押してカーソルを1014へ移動する) ↓ 1 0 2 4 GO ● [読出][書込]キーを押したのち、NOP書込みを行なう開始ステップの位置に、カーソルを移動します。この とき、ステップ番号表示のない行では、書込みができません。 ● 指定した終了ステップ番号が飛び番号のばあい、その命令の最後が終了ステップになります。 49 5.書込み 5.6.2 全範囲指定でNOP書込み(プログラムのオールクリア) 例:全範囲 表示例 ④操作時 W 100 101 102 103 NOPA AND OR OUT _ M1010 T 15 Y 012 ⑤操作時 オールクリア? OK→[GO] NO→[クリア] ⑥操作時 0 W 1 2 キー操作 ① 読出 ② 書込 ③ NOP ④ A ⑤ GO ⑥ GO NOP NOP NOP ● [読出][書込]キーを押したのち、[NOP]キー ,[A]キーを続けて押します。 そのとき、カーソルの位置と書込み範囲とは無関係です。 ● [GO]キーを押すと、オールクリアの確認のメッセージを表示します。 メッセージに従い[GO]キーを押すと全範囲の一括NOP書込み(プログラムのオールクリア)を実行します。 実行完了後、カーソルは0ステップに移動します。 50 5.書込み 重要 全範囲の一括NOP書込みが完了すると同時に実行前のパラメータ値をデフォルト値に戻し、ラッチクリアも行い ます。したがってコメント領域は0ブロック、ファイルレジスタも0ブロック、 (メモリ容量はシーケンサの機種にあわ せ、デフォルト値の2kステップまたは8kステップとなります。)ただしメモリカセットを装着しているときのオンライン モードではそのメモリカセットの容量によります。またキーワードは未登録状態になります。 (すでにキーワードを 入力し、一致しているとき) ● FXシリーズで停電保持(ラッチ)できるのは次の要素です。 ① M(内部リレー ) ⑤ C(32ビットカウンタ) ② S(ステート) ⑥ D(データレジスタ) ③ T(タイマ) ⑦ D(ファイル用データレジスタ) ④ C(16ビットカウンタ) 51 5.書込み 5.7 修正方法(確定前/後) 入力したプログラムの修正には、確定前([GO]キー入力前)と確定後([GO]キー入力後)の操作があります。 確定前は、[クリア]キーにより命令からの再入力、確定後は修正したい行へカーソルを移動した後、再入力と なります。 例1:OUT TO K10命令のK10→D9への修正(確定前) 表示例 ⑤操作時 W 7 10 11 OUT K NOP NOP T 0 10 キー操作 ① 書込 ② OUT ③ T ⑧操作時 W 7 OUT 10 11 NOP NOP T D 0 9 ④ ⑥ クリア ⑦ D 0 ⑧ 9 GO S'P ⑤ K 1 0 ● 第2要素を取り消すためには[クリア]キーを1度押します。 ● クリアキーを2度押すと7ステップからの修正になります。 52 5.書込み 例2:OUT TO K10命令の設定値K10→D9への修正(確定後) 表示例 ⑥操作時 W 7 10 11 ⑨操作時 W 7 10 11 OUT T NOP NOP 0 K 10 キー操作 ① 書込 ② OUT ③ T OUT T D NOP NOP 0 9 ④ ⑥ ⑦ ↑ 0 ⑧ D S'P ⑤ K GO ⑨ 1 9 GO 0 53 5.書込み プログラムを読み出し、指定したステップを1命令単位で上書き 例:100ステップのOUT命令にT50,K123の上書き 表示例 ④操作時 R 100 101 102 103 ⑦操作時 W 100 101 102 103 ⑨操作時 W 100 101 102 ⑩操作時 W 100 103 104 OUT LDI AND AND M1010 X 013 M 124 M 125 キー操作 ① 読出 ② ステップ ③ 1 OUT LDI AND AND T 50 X 013 M 124 M 125 ④ GO OUT ⑦ T ⑧ ⑩ 5 0 1 2 S'P ⑨ K OUT T 50 K 123 LDI X 013 AND M 124 0 ⑤ 書込 ⑥ OUT T 50 K 123 LDI X 013 AND M 124 0 3 GO ● タイマ,カウンタの設定値変更はテスト機能(9.4参照)の手順でも可能です。 ● 読出したプログラム付近の命令やポインタを引き続き書換えるばあいは、ラインカーソルを直接指定の箇 所へ移動してください。 54 5.書込み ● 上書き時のステップ番号の処理 書込む前の命令,ポインタのステップ数が違うばあい、次のように処理しステップ番号も書換えます。 NOPのばあいはNOPだけに上書きします。 OUT TO K100 11 OUT Y001 12 LD X010 13 AND M100 11 OUT T 0 K100 14 LD OUT TO K100 20 21 22 23 NOP NOP LD X010 ANI M100 X010 20 OUT T 0 K100 23 LD X010 55 5.書込み オペランドを伴う命令の修正例 ● オペランドとは オペランドとは命令を演算するための要素です。 例えばMOV命令のばあい [MOV D0 D1] オペランド オペランド入力時は必ず[S'P](オペランド)の順に入力します。 ' SP 要素 記号 要素番号 オペランド 基本操作 書込 クリア クリア クリア 命令 語 要素 記号 要素番号 (確定前の修正) GO (第2要素以降は要素入力ごとに取消します。) (確定後の修正) 56 5.書込み 5.8 要素の修正 基本操作 プログラム 読出 (4章読出し 参照) 書込 ↑ ↓ 桁指定なし K 要素 記号 要素番号 GO Z 数値 桁指定 V インデックス修飾 要素がZ,Vのとき ● 桁指定の数値は1∼8桁までの指定が可能です。 1桁は4ビット、したがって8桁は32ビットの使用となります。 ● Z,Vはインデックスレジスタを表します。 インデックスレジスタは、要素に付加して要素番号の修飾用として使用します。 57 5.書込み 指定した命令の要素のみ書換えます。 例:100ステップのMOVP命令の要素K2(桁指定)X100をK1X0に書換え 表示例 ⑥操作時 R 100 MOVP K2X 100 D 1 105 LD X 010 ⑧操作時 W 100 MOVP K1X 000 D 1 105 LD X 010 キー操作 ① 読出 ⑤ 書込 ② ステップ ③ 1 ④ 0 GO ⑥ ↓ 0 (書き換える数値にカーソル移動) ⑦ K 1 ⑧ X 0 ⑨ GO ● 書換え可能な行はステップ番号のない行に限ります。 (ステップ番号のある行を書換えるばあいは、命令による書込みの操作にて行なってください。) ● 桁指定をするばあいは、[K]キーを押して数値を入力します。 58 6.プログラムの挿入操作 6. 6.1 プログラムの挿入操作 挿入操作の概要 プログラムを読出し指定の位置に命令やポインタを挿入します。 カーソルで指定したステップの上に挿入します。(ステップ番号を表示しない行は、指定できません。) 挿入した個所以降のステップ番号は自動的に繰り上げます。(表示では下にシフトされます。) 読出したプログラムの付近に続けて挿入するばあいは、ラインカーソルを直接指定の箇所へ移動してください。 基本操作 命令の挿入 プログラム 読出 挿入 命令 語 GO 要素 記号 要素番号 ' SP 第1要素指定 P I 要素 記号 要素番号 第2要素以降 ポインタ割込み番号 ポインタ/割込み番号指定 ● 命令を挿入するときの注意 プログラムメモリいっぱいにプログラムが書込まれているばあいに命令を挿入すると、エラーメッセージが 出て挿入は実行されません。 59 6.プログラムの挿入操作 挿入操作の条件 シーケンサ の状態 RUN:× STOP:○ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:△ EPROMカセット:× ● シーケンサがRUN状態のときや、EPROMカセット装着時、挿入操作はできません。(オンラインモードのとき) 例:200ステップの前にAND命令M5挿入 表示例 ④操作時 I 200 201 202 203 ⑦操作時 I 200 200 201 202 AND OR OUT LD T 111 C 25 Y 100 X 002 キー操作 ① 読出 ② ステップ ③ 2 AND AND OR OUT M 5 T 111 C 25 Y 100 ④ ⑧操作時 I 200 201 202 203 60 GO AND ⑦ M ⑧ AND AND OR OUT M 5 T 111 C 25 Y 100 0 ⑤ 挿入 ⑥ GO 0 5 GO 7.プログラムの削除操作 7. 7.1 プログラムの削除操作 削除操作の概要 プログラムを読出し、命令やポインタ、NOPの削除を行ないます。 削除操作の条件 シーケンサ の状態 RUN:× STOP:○ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:△ EPROMカセット:× ● シーケンサがRUN状態のときやEPROMカセット装着時、削除操作はできません。 7.2 命令やポインタの削除 基本操作 カーソル移動 プログラム 読出 挿入 削除 GO 削除機能 ● 上記操作によりカーソル位置の命令が削除されます。 タイマ,カウンタの設定値や応用命令のオペランドなど、複数行を使用するものはそれぞれ命令部または 設定値,オペランドの削除操作時、一括で削除されます。 ● 削除した命令以降のステップ番号は自動的に繰下げます。(表示では上にシフトされます。) 61 7.プログラムの削除操作 例:ステップ番号100番のAND M10の削除 表示例 ⑥操作時 100 D 101 102 103 ⑦操作時 D 100 101 102 103 AND ANI OR OUT M 10 M 11 M 12 Y 0 キー操作 ① 読出 ② ステップ ③ 1 ANI OR OUT LD M 11 M 12 Y 0 M 20 ④ 0 GO ⑤ 挿入 ⑥ 削除 ⑦ 62 0 GO 削除機能選択操作 7.プログラムの削除操作 7.3 範囲指定によるプログラムの一括削除 ● ステップ番号により指定した範囲のプログラムを削除します。 ● キーインしたステップ番号の命令が複数行を使用しているとき、開始ステップ番号指定時は、その命令の 先頭を開始ステップとし、終了ステップ番号指定時は、その命令の最後を終了ステップとします。 (例では、終了ステップ番号は40ではなく42になります。) ● 範囲指定による削除を実行したのちの表示画面は、削除したステップを詰め、削除の開始ステップを先 頭にプログラムを表示します。 基本操作 プログラム 読出 挿入 削除 削除機能 ステップ ステップ 番号 開始ステップ番号指定 ' SP ステップ ステップ 番号 GO 終了ステップ番号指定 63 7.プログラムの削除操作 例:ステップ番号10から40までの範囲を削除 表示例 ④操作時 40 D OUT 43 LDI ステップ ⑦操作時 D 40 7.4 T 10 K50 X 005 10 ② 削除 削除機能 ③ ステップ OUT 43 LDI ハンイ 10 ⑧操作時 D 10 11 12 13 キー操作 ① 挿入 T 10 K50 X 005 40 ④ 1 ⑤ 0 S'P ⑥ ステップ LDI AND LD AND X 005 M 10 Y 006 M 115 ⑦ 4 ⑧ 0 GO NOPの一括削除 基本操作 プログラム 読出 挿入 削除 削除機能 NOP GO NOPの一括削除 ● 0ステップから最終の命令(NOPを除く)の間に存在するNOPを全て削除します。 NOP削除後の各命令のステップ番号は自動的に繰下げます。(表示では上にシフトされます。) 64 8.モニタ 8. 8.1 モニタ モニタ操作の概要 シーケンサの動作状態をHPPにより表示します。(シーケンサがSTOPのときにも使用できます。) モニタ操作はオンラインモード選択時のみ有効です。 (HPP 立上げ時、オフラインモードを選択したときは、その他機能によりオンラインモードに切換えることができま す。) モニタ操作の条件 シーケンサ の状態 8.2 RUN:○ STOP:○ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:○ EPROMカセット:○ リストプログラムモニタ ● リストプログラムモニタでは、リストプログラムを表示し、接点やコイル駆動の状態を表示します。 ● 導通している接点や動作しているコイルは命令の後に■が表示されます。 基本操作 プログラム 読出 モニタ モニタ操作 ステップ ステップ 番号入力 GO 命令と第一要素 の入力 表示したいプログラムの読出し 65 8.モニタ 例:ステップ番号126のモニタ 表示例 ④操作時 M 126 127 128 129 接点導通 LD ORI OUT LDI X 013 M 100 Y 005 T 15 キー操作 ① モニタ ② ステップ コイル動作 ③ 1 ④ 66 2 GO 6 8.モニタ 8.3 デバイス(要素)モニタ ● モニタしたい要素を指定し、表示します。 ● ビットデバイス(X,Y,M,S)は、 ON/OFF 状態を表示し、タイマ (T) やカウンタ(C)は現在値と設定値を表示、 データレジスタ(D)やインデックスレジスタ(V,Z)は現在値を表示します。 ● ワードデバイス(T,C,D,V,Z)の表示は[HELP]キーにより、10進数/16進数の切換えができます。 基本操作 モニタ ' SP 要素番号 D 要素番号 V,Zのとき GO 1つ前の要素 番号を表示 1つ後の要素 番号を表示 32ビット指定 例:X000のデバイスモニタ 表示例 ④操作時 M X 000 キー操作 ① モニタ ② S'P ③ X ④ 0 GO 67 8.モニタ 例:T0のデバイスモニタ 表示例 ④操作時 M TO P R 10進表示 16進数表示のときは Hを表示します 現在値 キー操作 ① モニタ K 100 K 250 ② S'P 設定値 リセットコイル のONモニタ ③ T ④ 0 GO 出力接点の OFFモニタ ● 設定値をデータレジスタ(D)により間接指定しているときは、設定値表示としてデータレジスタの番号とデー タレジスタの現在値が表示されます。 表示例 設定値を間接指定しているとき M TO K 100 データレジスタ番号 P R D 0 K 250 データレジスタの現在値 68 8.モニタ 8.4 動作ステートモニタ ● ステップラダー方式のプログラムによりシーケンサを動作させているとき、動作中のステートを最大 8 点まで 表示します。 ● ステートの移行に伴い、自動的に表示番号が進行し、機械の動作工程を知ることができます。 ● モニタできるステートはS0∼S899の範囲に限ります。S900以降(アナンシュータ用)は無視します。 ● 動作ステートモニタを行なうときはシーケンサ側で、M8047(STLモニタ有効)をONにしてください。 基本操作 モニタ STL GO 動作ステートモニタ実行 表示例 動作ステートモニタ M ドウサステート S 30 S 41 S 52 S 63 S 73 S 82 S 91 S 104 M8047(STLモニタ有効)がOFFのとき M ドウサステート M8047ガONサレテイナイ アナンシェータのモニタ モニタ ' SP D M 8 0 4 9 GO M8049をONさせておくと上記のモニタによりS900∼S999から動作しているものの最小番号がモニタできます。 69 8.モニタ MEMO 70 9.テスト 9. テスト 運転上の注意 ● 9.1 テストモードにおける強制 ON/OFF 操作、ワードデバイスの現在値や設定値の変更操作は、マニュアルを熟 読し、十分に安全を確認してから行なってください。 操作ミスにより機械の破損や事故の原因になることがあります。 テスト機能の概要 テスト機能では、HPPからシーケンサに対し、要素の強制ON/OFF、ワードデバイス(T,C,D,Z,V)の現在値変更、 タイマ(T)とカウンタ(C)の設定値変更を行なうことができます。 これら状態の変更を行なう要素の表示はデバイスモニタの手順により行ないます。 テスト操作の条件 シーケンサ の状態 RUN:○ STOP:○ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:△ EPROMカセット:△ ● シーケンサにEPROMを装着しているときは、タイマやカウンタの設定値変更はできません。 またシーケンサにEEPROMを装着し、シーケンサがRUNの状態であるときも同様にタイマやカウンタの設定値 変更はできません。 71 9.テスト 9.2 72 要素の強制ON/OFF ● HPPからシーケンサの要素に対し強制ONまたは強制OFFを行ないます。 ● 強制ON/OFFは入力リレー (X),出力リレー (Y),補助リレー (M),ステート(S),タイマ(T),カウンタ(C)に対 し有効です。 ● 強制ON/OFF操作は1演算周期のみON実行またはOFF実行を行ないます。シーケンサがRUNの状態である ときは、タイマ(T),カウンタ(C),データレジスタ(D),インデックスレジスタ(Z,V)の現在値クリアおよびSET/ RST回路や自己保持回路に対して実質的な効力を持ちます。(タイマの強制ON操作は、プログラムによりタ イマが駆動されているときに限り有効です) ● シーケンサが STOPの状態であるとき、またはプログラム中に使われていない要素に対する強制 ON/OFF 操 作の結果はそのまま維持されます。ただし入力リレー(X)は、シーケンサがSTOPの状態であっても入力リフ レッシュを行なうため強制ON/OFF操作の結果は維持されません。(入力端子の状態に更新されます。) ● ファイルレジスタの現在値クリアはシーケンサのプログラムメモリが RAM または EEPROM( プロテクトスイッチ :OFF)のときに限り可能です。 9.テスト 基本操作 要素モニタ テスト SET RST 強制ON 強制OFF 例:Y000の強制ON/OFF 表示例 ①操作時 Y 000 M ③操作時 T Y 000 キー操作 ① Y000の デバイスモニタ ② テスト ③ SET 強制ON ④ RST 強制OFF ④操作時 T Y 000 ● シーケンサをSTOPにし、出力リレー(Y)の強制ON/OFFを行なうことにより出力配線のチェックを行なうことが できます。 73 9.テスト 9.3 ワードデバイス(T,C,D,Z,V)の現在値変更 ● ワードデバイス(T,C,D,Z,V)の現在値をHPPにより変更します。 ● 現在値の入力は10進数または16進数により行なえます。 ● ファイルレジスタへのデータ書込みはこのモードでにより行ないます。 プログラムメモリは、シーケンサがRUNのときはRAM、シーケンサがSTOPのときはRAMまたはEEPROM(プロテクト スイッチ:OFF)に対して有効です。ファイルレジスタ以外のデータレジスタ(D)、タイマ(T)、カウンタ(C)、イン デックスレジスタ(Z,V)はシーケンサのRUN/STOPやプログラムメモリの形式とは無関係に現在値の変更が 行なえます。 基本操作 要素モニタ テスト ' SP K H 設定値の変更 74 現在値(数値) 入力 GO 9.テスト 例:D0の現在値変更 D0の現在値をK0からK10に変更 表示例 ①操作時 M D 0 K 0 ③操作時 T D 0 K 0 キー操作 ① D0の 要素モニタ ② テスト ③ S'P ④ K ⑤ ④操作時 T D0 K 1 0 GO 10 ● 32ビットデータに対し現在値変更を行なうときは①操作時に32ビットデータの要素モニタ操作(8.3 参照) を行なってください。これ以降の操作は16ビットデータのときと同じになります。 75 9.テスト 9.4 タイマ(T)、カウンタ(C)の設定値変更 ● HPPからシーケンサのプログラムに存在するタイマ(T)、カウンタ(C)の設定値を変更します。 ● シーケンサがRUNのときは、プログラムメモリがRAMのとき、またシーケンサがSTOPのときは、プログラムメモリ がRAMまたはEEPROM(プロテクトスイッチ:OFF)のときに設定値変更ができます。 ● 設定値変更は、要素モニタからテスト機能に切換えて行なう方法とリストプログラムモニタからテスト機能 に切換える方法があります。 CJ 命令はステップラダープログラムにより、同番号のタイマ(T)やカウンタ(C)を複数使用しているとき、要 素モニタからテスト機能に切換えて設定値変更を行なうと、プログラム中、最も0ステップに近いタイマ(T) またはカウンタ(C)が対象となります。同番号のタイマ(T)やカウンタ(C)に対し、設定値の変更を行なうとき は、リストプログラムモニタから任意のタイマ(T)またはカウンタ(C)を選択し、設定値の変更操作を行なうよ うにしてください。 基本操作 データレジスタ(D)による間接指定 要素モニタ テスト ' SP ' SP D データレジスタ の番号を入力 K 設定値(数値)の 入力 設定値指定 リスト プログラム モニタ テスト 対象要素の選択 76 数値による直接指定 GO 9.テスト 例:要素モニタからの設定値変更 T5の設定値をK100からK200に変更 表示例 ①操作時 M T 5 P R K 0 K 100 ④操作時 T T 5 P R ⑤操作時 T T 5 P R K 0 K 100 プロムプト K K 0 200 キー操作 ① T5の 要素モニタ ② テスト ③ S'P ④ S'P ⑤ K ⑥ ③の操作でT5の現在値にプロムプトを表示し、 ④の操作でT5の設定値にプロムプトを表示します。 2 0 0 GO ● タイマ (T) の設定値をデータレジスタにより間接指定しているときは、上記の操作によりデータレジスタ (D) の番号を変更することができます。実際の設定時間となるデータレジスタ(D)の現在値を変更するときは、 現在値の変更操作により行なってください。(9.3参照) 77 9.テスト 例:リストプログラムモニタからの設定値変更 ステップ番号15にあるOUT C0の設定値をK10からD20に変更します。 表示例 ①操作時 M 15 OUT 18 19 LD AND ②操作時 M 15 OUT 18 19 LD AND ④操作時 T 15 OUT 18 19 78 LD AND C 0 K10 M 0 M 1 C 0 K10 M 0 M 1 C 0 D 20 M 0 M 1 キー操作 ① リストプログラムモニタ で15ステップ目を表示 ・ラインカーソルを設定値の行へ移動 ② ③ テスト ④ D ⑤ 2 GO 0 10.その他機能 10. 10.1 その他機能 その他機能の概要 ● その他機能では「モード切換え(オンライン/オフライン)」,「プログラムチェック」,「メモリカセット転送(オン ライン時)/HPP-FX転送(オフライン時)」,「パラメータ」,「要素変換」,「ブザー調整」,「ラッチクリア(オンラ イン時)」,「モジュール(オフライン時)」の設定ができます。 ● 各設定は、モード(オンライン/オフライン)により設定項目や設定内容が異なります。 (HPPが自動的に表示を変えます。) また、「プログラムチェック」,「パラメータ」,「要素変換」はオンラインモード選択時、シーケンサのプログラム メモリ(メモリカセット使用時はメモリカセットが対象となります。)に、オフラインモード選択時は、HPP内蔵の RAMに対し行なわれます。 ● その他機能はプログラム操作の途中であっても[ その他 ] キーを押すことにより、その他モードメニュー画 面を表示させることができます。また、その他機能操作の途中であっても各機能キーを押すことにより、他 の機能操作へ移ることもできます。 基本操作 オンラインモードまたは オフラインモードで HPP立上げ GO その他 各項目の 内容を設定 項目の選択 各項目No. の入力 項目の選択 79 10.その他機能 10.2 モード切換え ● モード(オンライン/オフライン)の切換えを行ないます。 ● HPPでは現状のモードに合わせ、オンライン切換えまたはオフライン切換えの表示が行なわれます。 モード切換え条件 シーケンサ の状態 RUN:○ STOP:○ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:○ EPROMカセット:○ 例:オンラインからオフラインへの切換え 表示例 ②操作時 [オンラインモード] FX 1.オフライン キリカエ 2.プログラム チェック 3.メモリ カセット テンソウ ③操作時 1.オフライン キリカエ ジッコウ? OK → [GO] NO → [クリア] キー操作 ① オンラインモード で立上げ ② その他 ・「オフラインキリカエ」を選択 カーソルを合わせて[GO]キーによる選択もできます。 ③ I ④ GO ・シーケンサのタイプを選択 ⑤ ⑤操作時 キシュノセンタク FX1 FX2C,FX2,FX0 FX2N,FX1N,FX1S ⑥ GO ● オフラインからオンラインへの切換えを行なうときは、上記⑤の操作は不要です。 (HPPが、自動的に識別します。) 80 10.その他機能 10.3 プログラムチェック ● オンラインのときは、シーケンサのプログラム(メモリカセット使用時はメモリカセットのプログラム)のチェック を行ない、オフラインのときはHPP内のRAMに書かれているプログラムのチェックを行ないます。 ● オンライン時のプログラムチェックでは「 I/O 構成エラー」 , 「シーケンサハードエラー」 , 「リンク, 通信エ ラー」,「パラメータエラー」,「文法エラー」,「回路エラー」,「演算エラー」のチェックを行ない、オフライン では「パラメータエラー」 , 「文法エラー」 , 「回路エラー」のチェックを行ないます。 ( 二重コイルのチェック は行ないません。) ● プログラムチェックを行なった後、エラーがあるときは、エラー発生ステップ番号、エラーメッセージと、エ ラーコードを表示します。複数のエラーが発生しているときは、エラーの原因を解消した後、再度プログラ ムチェックを行なうことにより次のエラーを表示できます。 ( 特殊補助リレー M8068や特殊データレジスタ D8068はテスト機能により強制的にリセットしてください。) プログラムチェックの条件 シーケンサ の状態 RUN:○ STOP:○ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:○ EPROMカセット:○ 81 10.その他機能 例:プログラムチェック操作 表示例 ②操作時 キー操作 ① オンラインモード またはオフライン モードで立上げ [オンラインモード] FX 1.オフライン キリカエ 2.プログラム チェック 3.メモリ カセット テンソウ ② エラーなし エラーあり 2.プログラム チェック エラーナシ 2.プログラム チェック 2 カイロエラー エラーコード 6612 その他 ③ 2 ④ エラーコード ステップ番号 カイロエラー発生時は エラーメッセージ エラー発生回路の コイル駆動部にあたる ステップ番号を表示します ● [クリア]キー、または[その他]キーで元の表示に戻ります。 82 GO ・「プログラムチェック」を選択 カーソルを合わせ[GO]キー による選択もできます。 10.その他機能 10.4 メモリカセット転送/HPP-FX間転送 ● オンラインモードでは、メモリカセット転送となり、オフラインモードでは、HPP-FX間転送となります。 (HPPがオンライン/オフラインやメモリカセットの種類を自動的に識別し、表示します) ● メモリカセット転送ではシーケンサ内蔵RAMとメモリカセット間、HPP-FX間転送ではHPPのRAMとシーケンサ 内蔵RAMまたはメモリカセット間においてプログラム、パラメータの転送や照合を行ないます。 ● それぞれの転送機能により、書込み時間の短いRAMでプログラムの作成、変更を行なった後、最終的に保 存性に優れたEEPROMによりシーケンサを動作させることができます。 ● プログラム容量の大きいメモリから、プログラム容量の小さいメモリに転送を行なうことはできません。(「PC パラメータエラー」となります。) パラメータのメモリ容量を変更した後再度転送を行なってください。 FX-20Pの内蔵RAMは下記の容量となっています。 ・ 1996年11月以前に製造され、かつ製造番号が6Y****以前のFX-20P:8kステップ ・ 1996年12月以降に製造され、かつ製造番号が6Z****以降のFX-20P:16kステップ (製造番号は、FX-20P本体のものであり、システムメモリカセットの製造番号とは異なります。) ● プログラムの転送後は照合により双方の内容が一致していることを確認してください。 照合の結果、不一致箇所があれば「ショウゴウエラー」を表示し、同時に不一致箇所も表示します。 83 10.その他機能 メモリカセット転送条件(オンラインモード) シーケンサ の状態 RUN:× STOP:○ 有効メモリ カセット RAMカセット:○ EEPROMカセット:△ EPROMカセット:△ ● EEPROMカセット使用時、 “FXRAM→EEPROM” 転送を行なうときはプロテクトスイッチをOFFにしてください。 ● EPROMカセット使用時、 “FXRAM←EPROM” 転送はできません。 HPP-FX間転送条件(オフラインモード) シーケンサ の状態 RUN:△ STOP:○ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:△ EPROMカセット:△ ● シーケンサのメモリに対し、HPPから転送を行なうときはシーケンサをSTOPの状態にしてください。 ● EEPROMカセット使用時、 “HPP-FX-EEPROM” 転送を行なうときはプロテクトスイッチをOFFにしてください。 ● EPROMカセット使用時、 “HPP→FX-EPROM” 転送はできません。 84 10.その他機能 10.4.1 メモリカセット転送(オンラインモード) ● オンラインモードではメモリカセット転送機能により、シーケンサ内蔵のプログラムメモリとシーケンサに装着 されたメモリカセット間でプログラムの転送を行ないます。 ● シーケンサ内蔵のプログラムメモリやメモリカセットのタイプは、HPPが自動的に識別します。 ● シーケンサ内蔵のプログラムメモリからメモリカセットへの転送はメモリカセットのタイプがRAMかEEPROM(プ ロテクトスイッチOFF)のときに限りメモリカセットへの書込みが可能となります。(EEPROMのプロテクトスイッチ がONのときやEPROMを装着しているときは「カキコミキンシ」のメッセージが表示されます。 例:シーケンサ内蔵のRAMからEEPROMへの転送 表示例 ②操作時 [オンラインモード] FX 1.オフライン キリカエ 2.プログラム チェック 3.メモリ カセット テンソウ ④操作時 3.メモリ カセット テンソウ FXRAM→EEPROM FXRAM←EEPROM FXRAM:EEPROM キー操作 ① オンラインモード で立上げ ② その他 ③ 3 ④ ⑤ GO ⑥ GO ・「メモリカセットテンソウ」を選択 カーソルを合わせ[GO]キーによる 選択もできます。 ・転送方向を選択 「FXRAM→EEPROM」:EEPROMへの書込み 「FXRAM←EEPROM」:FXRAMへの書込み 「FXRAM:EEPROM」:照合 ● 正常に転送または照合が完了すると「カンリョウ」のメッセージを表示します。 ● 照合の結果、不一致であったときは、その内容を表示します。 85 10.その他機能 10.4.2 HPP-FX転送(オフラインモード) ● オンラインモードではHPP-FX転送機能により、HPPとシーケンサのプログラムメモリ(メモリカセット装着時は メモリカセットが対象となります。)間でプログラムの転送を行ないます。 ● シーケンサにメモリカセットを装着しているとき、メモリカセットのタイプはHPPが自動的に識別します。 このとき、メモリカセットがRAMかEEPROM(プロテクトスイッチOFF)のときに限りメモリカセットへの書込みが可 能となります。(EEPROMのプロテクトスイッチがONのときやEPROMを装着しているときは「カキコミキンシ」のメッ セージが表示されます。) 例:HPPからシーケンサ内蔵のRAMへの転送 表示例 ②操作時 [オフラインモード] FX 1.オフライン キリカエ 2.プログラム チェック 3.HPP-FXテンソウ ④操作時 3.HPP-FXテンソウ HPP→FX-RAM HPP←FX-RAM HPP:FX-RAM キー操作 ① オフラインモード で立上げ ② その他 ③ 3 ④ ⑤ GO ⑥ GO ・「HPP-FXテンソウ」を選択 カーソルを合わせ[GO]キーによる 選択もできます。 ・転送方向を選択 「HPP→FX-RAM」:FXRAMへの書込み 「HPP←FX-RAM」:HPPRAMへの書込み 「HPP:FX-RAM」:照合 ● 正常に転送または照合が完了すると「カンリョウ」のメッセージを表示します。 ● 照合の結果、不一致であったときは、その内容を表示します。 86 10.その他機能 10.5 パラメータ 10.5.1 パラメータ設定の概要 ● オンラインでは、シーケンサのメモリ(メモリカセット装着時はメモリカセットが対象となります )に、オフライン ではHPP内蔵RAMのパラメータ設定を行ないます。 ● 設定内容には、デフォルト設定、メモリ容量、キーワード、ラッチ( 停電保持 ) 範囲、ファイルレジスタ、 RUN 端 子(FX1S,FX1N,FX1NC,FX2N,FX2NCのみ)の設定があります。 ● パラメータは下記の順に表示、設定します。 4 その他 パラメータ 機能選択 デフォルト 設定 GO クリア メモリ 容量 GO GO キーワード クリア クリア ラッチ範囲 (M,S,C,D) GO クリア ファイル レジスタ GO クリア 設定終了 RUN 端子 GO 表示している項目の変更を行なわないときは、そのまま[GO]キーを押すことにより次の項目に進むことがで き、[クリア]キーを押すと前の項目に戻ります。また、[その他]キーを押すと、その他モードメニュー表示に 戻ります。 87 10.その他機能 パラメータの設定条件 シーケンサ の状態 RUN:× STOP:○ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:△ EPROMカセット:× ● オンラインモードでパラメータを変更するときは、シーケンサをSTOPの状態にしてください。 ● EEPROMカセット使用時、オンラインモードでパラメータを変更するときは、プロテクトスイッチをOFFにしてくだ さい。 ● EPROMカセット使用時、オンラインモードでのパラメータ変更はできません。 10.5.2 デフォルト設定 ● パラメータの初期化を行ないます。 表示例 4.パラメータ デフォルトセッテイ? YES NO 88 ・ デフォルト値(初期値)に設定するときは「YES」にカーソルを合わせて [GO]キーを押します。 デフォルト値に設定しないときは「 N0 」 ( 初期状態 )にカーソルをあわ せて[GO]キーを押します。この操作によりメモリ容量の設定画面表 示に切換わります。 10.その他機能 10.5.3 メモリ容量 ● メモリ容量の変更を行ないます。 表示例 メモリ ヨウリョウ 2kステップ 4kステップ 8kステップ 16kステップ ・ メモリ容量を変更したいときは、カーソルを変更するステップ数にあ わせて[GO]キーを押します。 ・ 各シーケンサのプログラム容量は下記のステップ数以下となります。 :800ステップ(2kステップで設定します) FX0,FX0S FXON,FX1S,FX1:2kステップ ただし、 FX1 はメモリカセット使用時、最大4kス テップ(プログラム2kステップ+コメント2kステッ プ) FX2,FX2C :内蔵RAMは2kステップ メモリカセット使用時、最大8kステップ(コメント、 ファイルレジスタを含む) FX1N,FX1NC :8kステップ(コメント、ファイルレジスタを含む) :内蔵RAMは8kステップ FX2N,FX2NC メモリカセット使用時、最大16kステップ(コメント, ファイルレジスタを含む) 89 10.その他機能 10.5.4 キーワード ● キーワードの登録と削除を行ないます 表示例 キーワード トウロク サクジョ ・ キーワードの登録を行なうときは「トウロク」にカーソルをあわせ、キー ワードを入力した後[GO]キーを押します。 ・ 登録状態に変更がないときは、そのまま[GO]キーを押してください。 (デフォルト登録無しです。) ・ 既に登録しているキーワードを削除するときは、カーソルを「サクジョ」 にあわせ、登録しているキーワードを入力した後、 [GO]キーを押しま す。 キーワードの扱い ● キーワードの登録により、プログラムやデータの変更を禁止し、プログラムを保護することができます。 ● プログラムの保護レベルには、全操作禁止レベル(A),誤書込・読出禁止レベル(B),誤書込み防止レベ ル(C)の3通りがあります。 ● 既にキーワードを登録しているシーケンサのプログラムに対し HPP をオンラインで立上げると、最初にキー ワードの入力を要求されます。このとき、入力したキーワードと既に登録されているキーワードが一致すると HPPの全操作が可能となります。 ● キーワードが不明なとき、キーワードのみを削除することはできません。 全プログラム(パラメータ、キーワードを含む)が消去されてもよいときは特殊キーワード([S'P]キーを8回押 します)の入力により操作に入ることができます。 90 10.その他機能 保護レベルにおけるHPPの有効機能 保護レベル 機能 全操作禁止 誤書込・ 誤書込み禁止 読出禁止 読出し × × ○ 書込み × × × プログラム 挿入 × × × 全操作禁止:A○○○○○○○○ 削除 × × × 誤書込・読出禁止 :B○○○○○○○○ 要素モニタ × ○ ○ 誤書込み禁止 導通チェック × × ○ :C○○○○○○○○ 動作ステートモニタ × ○ ○ 強制ON/OFF × ○ ○ 現在値変更 × ○ ○ 設定値変更 × × × パラメータ × × × プログラムチェック × × ○ 要素変換 × × × 転送 × × × ○ :使用可能 ラッチクリア × ○ ○ × :使用不可能 モニタ テスト モード メニュー ※ 最上位桁が、A,B,C以外でも 全操作禁止になります。 91 10.その他機能 キーワード登録時のオンラインモード立上げ画面 全操作禁止レベル[A] (キーワード入力画面) [オンラインモード] FX キーワードヲ キーインセヨ 誤書込・読出禁止レベル[B] [オンラインモード] FX キーワードアリ モニタ,テストノミカ? YES NO 誤書込み防止レベル[C] [オンラインモード] FX キーワードアリ ヨミダシ,モニタノミカ? YES NO 92 ・ 「YES」を選択時、機能選択画面へ進みます。 このとき、使用できる機能は、それぞれ制限されます。 ( 前ページ表を 参照) ・ 「NO」を選択時、キーワード入力画面に進みます。 キーワードが一致すると、機能選択画面へ進み、全機能が有効となり ます。 10.その他機能 10.5.5 ラッチ範囲 ● ラッチ範囲(停電保持領域)の変更を行ないます。 ● FX0,FX0S,FX1S,FX0N,FX1N,FX1NCシリーズシーケンサのラッチ範囲は変更できません。 また、FX2,FX2C,FX2N,FX2NCシリーズシーケンサにおいて下記の要素は停電保持領域固定となっています。 FX2,FX2C :M1024∼M1535,D512∼D999,D1000∼D7999(ファイルレジスタ、RAMファイル) FX2N,FX2NC :M1024∼M3071,D512∼D7999(ファイルレジスタを含む) ● ラッチ範囲の変更は、補助リレー(M)→ステート(S)→カウンタ(C)→データレジスタ(D)の順に表示します。 変更のない要素は、そのまま[GO]キーを押すことにより次の要素表示に進むことができます。 表示例 ラッチハンイ M500 - M1023 開始要素 終了要素 ・ ラッチ範囲を変更するときは開始要素、終了要素の順に設定します。 ・ ラッチ範囲の終了要素は、デフォルト値より若い番号に限り、変更でき ます。 また、開始要素番号≦終了要素番号としてください。 GO GO キーで順次、各要素 のラッチ範囲設定画面に 進みます 93 10.その他機能 10.5.6 ファイルレジスタ ● ファイルレジスタに割付けるメモリのブロック数を設定します。1ブロックあたりファイルレジスタ500点の使用 が可能になります。また、設定されたメモリ容量から、1ブロックあたり500ステップを使用します。 ● 各シーケンサの設定範囲は下記のとおりです。 :ファイルレジスタの使用はできません。設定値は “0”としてください。 FX0,FX0S,FX1 :0∼3ブロック FX0N,FX1S FX2,FX2C :0∼4ブロック FX1N,FX1NC,FX2N,FX2NC :0∼14ブロック 表示例 ファイルレジスタ 0ブロック (1ブロック=500) 10.5.7 ・ 上記の設定範囲で、必要とするブロック数を入力した後[GO]キー を押します。 RUNタンシ ● FX1S,FX1N,FX1NC,FX2N,FX2NCでは、汎用入力X000∼X017から1つをRUN端子として割付けることができま す。 表示例 RUNタンシ ツカウ X000 ツカワナイ 94 ・ 汎用入力をRUN端子として使用するときは、「ツカウ」にカーソルを 合わせ、入力番号(0∼17)を入力した後[GO]キーを押します。 ・ 汎用入力をRUN端子として使用しないときは「ツカワナイ」にカーソ ルを合わせ、[GO]キーを押します。 10.その他機能 10.5.8 パラメータニュウリョクシュウリョウ ● パラメータの設定操作を終了します。 表示例 パラメータ ニュウリョク シュウリョウ? YES NO ・ 「 YES 」にカーソルをあわせ [GO]キーを押すとパラメータの設定を 終了し、その他モードメニュー表示に戻ります。 ・ 「 NO 」にカーソルを合わせ [GO] キーを押すと再度デフォルト設定 画面表示に戻ります。 95 10.その他機能 10.6 要素変換 ● 同一要素内での要素番号変換を行ないます。(プログラム中の該当要素はEND 命令を無視して、全て置 き換わります。) 要素変換条件 シーケンサ の状態 RUN:× STOP:○ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:△ EPROMカセット:× ● EEPROMカセット使用時、オンラインモードで要素変換を行なうときは、プロテクトスイッチをOFFにしてください。 例:プログラム中のX000をX003に変換 表示例 ②操作時 [オンラインモード] FX 1.オフライン キリカエ 2.プログラム チェック 3.メモリ カセット テンソウ ③操作時 5.ヨウソヘンカン → − キー操作 ① オンラインモード またはオフライン モードで立上げ ② その他 ③ 5 ④ X ⑥操作時 5.ヨウソヘンカン X000 → X003 ⑤ GO ⑥ X ⑦ 96 0 ・「ヨウソヘンカン」を選択 カーソルを合わせ[GO]キーによる 選択もできます。 ・変換元要素の入力 3 GO ・変換先要素の入力 10.その他機能 10.7 ブザー音 ● キー入力時のブザー音の音量を調整します。 ブザー音の調整条件 シーケンサ の状態 RUN:○ STOP:○ 表示例 ②操作時 [オンラインモード] FX 1.オフライン キリカエ 2.プログラム チェック 3.メモリ カセット テンソウ ③操作時 6.ブザーチョウセイ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:○ EPROMカセット:○ キー操作 ① オンラインモード またはオフライン モードで立上げ ② その他 ③ 6 ④ ・「ブザーチョウセイ」を選択 カーソルを合わせ[GO]キーによる 選択もできます。 ・カーソルキーで音量の調整を行ないます。 バーが長いほど音量は大きくなります。 (10段階調整) ・[その他]キー、または[クリア]キーを押すと、 その他モードメニュー表示に戻ります。 97 10.その他機能 10.8 ラッチクリア(オンラインモード) ● 要素のラッチクリアを行ないます。 ● オンラインモードのみラッチクリア機能が使用できます。 ● ラッチクリアは補助リレー (M),ステート(S),カウンタ(C),データレジスタ(D),ファイルレジスタ(D)に対し行 なえます。 ● ファイルレジスタ以外の要素は、プログラムメモリの形式が RAM,EEPROM,EPROM のいずれであってもラッチ クリアが有効です。 プログラムメモリがEPROMのときは、ファイルレジスタのクリアは行なえません。 また、 EEPROMのときでもメモリプロテクトスイッチをOFFにしないとファイルレジスタの内容のクリアは行なえま せん。 ● ラッチクリアはシーケンサをSTOPの状態で行なってください。 ラッチクリアの操作条件 シーケンサ の状態 98 RUN:× STOP:○ 有効メモリ 内蔵メモリ:○ RAMカセット:○ EEPROMカセット:○ EPROMカセット:○ 10.その他機能 表示例 ②操作時 [オンラインモード] FX 1.オフライン キリカエ 2.プログラム チェック 3.メモリ カセット テンソウ ⑤操作時 7.ラッチクリア M クリア S C(16ビット) キー操作 ① オンラインモード で立上げ ② その他 ③ 7 ④ ⑤ GO ・「ラッチクリア」を選択 カーソルを合わせ[GO]キーによる 選択もできます。 ・カーソルキーで対象要素を選択し [GO]キーでクリアを実行します。 ・[その他]キーまたは[クリア]キーを 押すと、その他モードメニュー表示 に戻ります。 99 10.その他機能 10.9 モジュール(オフラインモード) ● HPP本体にROMライタモジュール(FX-20P-RWM)を装着すると、HPP内蔵のRAMとメモリカセットの間でプログ ラムの転送ができます。 ● HPPでは、装着された特殊モジュールを自動認識します。 ● モジュール機能はオフラインモードに限り使用できます。 ● FX0またはFX0Sシーケンサには、シーケンサがSTOPの状態に限り接続が可能です。(RUN中は接続不可) ● FX1SまたはFX1Nシーケンサには接続できません。 ● FX-2PIFには接続できません。 (FX0,FX0SシーケンサがRUNのときに接続したり、FX1S,FX1N,FX-2PIFに接続するとシーケンサから供給する電 源容量が不足します。) ● HPP↔モジュール間のアクセス HPP FX-20P-RWM ① 内蔵RAM WR ITE L X D LD Y I OU C T SE 8 T RS 4 T AN M D AN D B PL 9 S qc vq ^ AN S I hm cd r ^ k Z/VOR lm sd s rs ^ F K/H NC P/I ° ns gd q HE LP bk d` q ③ EEPROM ②読出し :FX-20P-RWM の EPROM,EEPROM の内容を HPP内蔵のRAMに読出します。 ③照合 100 EPROM ①書込み:HPP 内蔵の RAM の内容をEPROM,EEPROM に書き込みます。 OR T I OR E B PO WE R ② :HPP 内蔵の RAM の内容とFX-20P-RWM の EPROM,EEPROMの内容を照合します。 10.その他機能 モジュールモードの操作条件 シーケンサの状態 モジュール装着メモリ HPP→モジュール書込み RUN/STOP、メモリ EEPROM ※1 EPROM ※2 形式は自由 HPP←モジュール読出し (FX ,FX シーケン EEPROM EPROM ※3 0 0S サは、STOPのときの HPP:モジュール照合 EEPROM EPROM み可) 表示例 ②操作時 [オフラインモード] FX 1.オンライン キリカエ 2.プログラム チェック 3.HPP-FX テンソウ ⑤操作時 [EP/EEPROM ライタ] HPP→ROM HPP←ROM HPP:ROM ショウキョ チェック ※1:メモリプロテクトスイッチはOFF ※2:EPROMは消去済み ※3:EPROMは書込み済み キー操作 ① オフラインモード で立上げ ② その他 ③ 7 ④ GO ・「モジュール」を選択 カーソルを合わせ[GO]キーによる 選択もできます。 ・転送方向を選択 ⑤ ⑥ GO ⑦ GO ● [その他]キーまたは[クリア]キーを押すと、その他モードメニュー表示に戻ります。 101 10.その他機能 HPP→ROM :ROMライタに装着したメモリカセットがEPROMのばあい、メモリ内容を完全に消去しなければ 書込みできませんので注意してください。また、 EEPROMのばあいは、メモリプロテクトスイッ チをOFFにする必要があります。 終了すると“カンリョウ”とメッセージを表示します。 HPP←ROM :読出したプログラムの修正,追加の操作は[書込],[挿入],[削除]キーを押して行なえます。 なお、EPROMが消去状態のときや、キーワードが不一致のときは読出しできません。 HPP:ROM :不一致箇所があると「ショウゴウエラー」とメッセージを表示します。 ショウキョチェック :消去チェックにて使用するメモリカセットに何も書かれていないことをチェックします。未消去 であれば、「ショウキョエラー」とメッセージを表示します。 装着されているメモリカセットがEEPROMカセットのばあいも同様ですがEEPROMカセットのばあ いはショウキョチェックを行なうと「ROMミセツゾク」のメッセージが表示されて実行されません。 FX-20P-RWM外形図 102 11.メッセージ一覧 11. 11.1 メッセージ一覧 エラーメッセージ HPPを操作中にエラーメッセージが表示されたら、下表に従って正しい処理を行なったのち、次の操作へ移っ てください。 (50音順) メッセージ 原因 処置 HPPツウシンエラー シーケンサとの通信が不良。 シーケンサ,ケーブルに異常がないか調べ てください。 HPPパラメータエラー HPPのパラメータが不良である。 正しいパラメータを設定してください。 EPROMに対して書込みした。 書込み先メモリを変更してください。 カキコミキンシ EEPROM への書込みのとき、プロテクトスイッ EEPROMのプロテクトスイッチをOFFにして書 チがONになっていた。 込んでください。 ガイトウプログラム ナシ 指定したプログラムが見つからない。 次の操作に移ってください。 キーワード エラー キーワードによって禁止されている操作を 禁止されていない操作のみを行なってくだ 行なった。 さい。 シヨウキンシ キノウ 使用できない条件で機能を選択した。 使用可能な条件のもとで機能を選択してく ださい。 ショウキョ エラー ROMの内容が消去されていない。 イレーザで消去するか、新しいROMに交換し てください。 ショウゴウ エラー 照合の結果、不一致があった。 読出し、書込みの操作により内容を合わせ てください。 ステップ オーバー 指定したステップが最大値をオーバーした。 正しいステップ番号を設定してください。 セッテイ エラー 設定した値、データが適当でない。 正しい値,データを入力してください。 103 11.メッセージ一覧 メッセージ 原因 処置 入力できないキーを押した。 正しいキーを押してください。 操作方法をまちがえた。 正しい操作でやり直してください。 シーケンサパラメータ エラー シーケンサのパラメータが不良である。 正しいパラメータを設定してください。 シーケンサ フイッチ 指定したシーケンサの形名と実際に接続さ 形名を確認して指定し直してください。 れているシーケンサが違う。 ソウサ ミス シーケンサ RUN チュウ シーケンサ RUN中に書込み操作を行なう。 シーケンサをSTOPにしてください。 104 ROMミセツゾク ROMライタモジュールにメモリカセットが装着 されていない。 ROMライタモジュールにEPROMを正しく装着 ROMライタモジュールに装着されているメモ してください。 リカセットがEPROMでなく、EEPROMである。 プログラムエリアナシ プログラムのエリアがない。 プログラム オーバー プログラムが容量を越えてあふれる恐れが NOP一括削除を行ない、これでも不足すると ある。(実行しない) きはプログラムを見直してください。 メイレイ エラー 正しくない命令を設定。 メモリカセット ナシ シーケンサにメモリカセットが装着されてい メモリカセット正しく装着してください。 ない。 ヨウソ エラー 正しくない要素、ポインタを設定。 パラメータを設定し直してください。 正しい命令を入力してください。 正しい要素 ,ポインタを入力し直してくださ い。 11.メッセージ一覧 11.2 プログラムチェック時のエラーメッセージ オンライン/オフラインモードメニューでのプログラムチェック操作によって検出されるエラーの内容は次のとおり です。 オンラインのときはシーケンサ側、オフラインのときはHPP側で判定します。 ※ はオンラインモードのみチェック可能 エラーメッセージ エラーコード エラー内容 ※ シーケンサ ハードエラー 6101 6102 6103 RAMエラー 演算回路エラー I/Oバスエラー (M8069駆動時) ※ シーケンサ ツウシンエラー 6201 6202 6203 6204 6205 パリティエラー ,オーバランエラー ,フレーミングエラー 通信キャラクタ不良 通信データのサム不一致 データフォーマットの不良 コマンド不良 ※ ヘイレツリンク エラー 6301 6302 6303 6304 6305 6306 パリティエラー ,オーバランエラー ,フレーミングエラー 通信キャラクタ不良 通信データのサム不一致 データフォーマットの不良 コマンド不良 監視タイマオーバ パラメータエラー 6401 6402 6403 6404 6405 6409 プログラムのサム不一致 メモリ容量の設定不良 キープ領域の設定不良 コメントエリアの設定不良 ファイルレジスタのエリア設定不良 その他の設定不良 105 11.メッセージ一覧 エラーメッセージ エラーコード 106 エラー内容 ブンポウエラー 6501 6502 6503 6504 6505 6509 命令-要素記号-要素番号の組合せ不良。 設定値の前にOUT T,Cがない。 OUT T,Cのあとに設定値がない。応用命令のオペランド数不足。 ラベル番号が重複している。割込み入力や高速カウンタ入力が重複している。 要素番号範囲オーバ その他 カイロエラー 6601 LD,LDI の連続使用回数が 9 回以上 6602 ① LD,LDI 命令がない。コイルがない。 LD,LDIと ANB,ORB の関係不正。 ② STL,RET,MCR,P( ポインタ ),I( 割込み ), EI,DI,SRET,IRET,FOR,NEXT,FEND,END が母線につながっていない。 6603 MPS の連続使用回数が 12 回以上 6604 MPSと MRD,MPP の関係不正 6605 ① STL の連続使用回数が 9 回以上 ② STL 内に MC,MCR,I( 割込み ),SRET がある。 ③ STL 外に RET がある。 RET がない。 6606 ① P( ポインタ ),I( 割込み ) がない。 ② SRET,IRET がない。 ③ I( 割込み ),SRET,IRET がメインプログラム中にある。 ④ STL,RET,MC,MCR がサブルーチンや割込みルーチンの中にある。 6607 ① FORと NEXT の関係不正 ネスティングが 6 重以上 ② FOR ∼ NEXT 間に STL,RET,MC,MCR,IRET,SRET,FEND,END がある。 6608 ① MCと MCR の関係不正 ② MCR N0 がない。 ③ MC ∼ MCR 間に SRET,IRET,I( 割込み ) がある。 6609 その他 11.メッセージ一覧 エラーメッセージ エラーコード ※ エンザン エラー エラー内容 6701 CJ,CALLの飛び先がない。 END命令以降にラベルがある。FOR∼NEXT間やルー チンプログラムの間に単独のラベルがある。 6702 CALL のネスティングレベルが 6 以上 6703 割込みのネスティングレベルが 3 以上 6704 FOR ∼ NEXT のネスティングレベルが 6 以上 6705 応用命令のオペランドとして対象要素以外のものが使われている。 6706 応用命令のオペランドとして要素番号の範囲やデータの範囲がオーバーして いる。 6707 ファイルレジスタの設定なしで、ファイルレジスタをアクセスした。 6708 FROM,TO 命令エラー 6709 その他 (IRET,SRET 忘れ、 FOR ∼ NEXT 関係不正など ) 実装されていない I/O 番号を使用 実装されていない I/O 番号の先頭要素番号 1 ※ I/Oコウセイ エラー (例)1020 0 2 0 X20のばあい 要素番号 1:入力X 0:出力Y リーディング”0”は取り除かれて表示されます。 107 11.メッセージ一覧 MEMO 108 付録 付録1. プログラムメモリの内容 ①シーケンス プログラム (含T,C設定値) ②ファイルレジスタ ③コメント ④パラメータ 総称としてのプログラムとい う言葉には、上図の①∼④を包 含しています。 ただしHPPではコメントは扱え ません。 ① シーケンスプログラムにはタイマ,カウンタの設定値定数Kが含まれて います。 ② ファイルレジスタへの書込み, 読出しにあたってはパラメータでブロッ ク番号を設定する必要があります。 ブロック0 :ファイルレジスタなし ブロック1 :D1000∼D1499 500点/500ステップ ブロック2 :D1000∼D1999 1000点/1000ステップ ブロック3 :D1000∼D2499 1500点/1500ステップ ブロック4 :D1000∼D2999 2000点/2000ステップ … プログラム容量 2/4/8/16k プログラムメモリ ブロック14 :D1000∼D7999 7000点/7000ステップ ③ コメントの登録はA6GPP/A6PHPで行ない、HPPでは書込み,読出しが できません。 ただし、コメント登録済みのプログラムを転送するとHPP 内のRAM へ 書込まれています。 ④ パラメータはプログラムメモリの容量,ラッチメモリの要素番号範囲, ファイルレジスタのブロック数,コメント領域のブロック数,キーワード, タイトルなどを設定する領域です。(シーケンサ機種名は、除く) 109 付録 付録2. 主なキー操作一覧 キー操作例 HPP リ セ ・[RST][GO] ッ ト HPPをリセットします。(立上げ時の画面を表示します。) ・[↑]/[↓] 現在表示しているところから1行ずつカーソルを移動します。 ・[GO] 1画面スクロール ・[ステップ][1][0][GO] ステップ番号による検索表示。再度 [GO]キーを押すと1画面スク ロールします。 読 ・[LD][X][1][0][GO] 出 ・[SP][X][1][1][GO] し ・[FNC][1][2] 110 内容 命令と要素による検索表示 要素による検索表示 ・[FNC][D][1][2] 再度 [GO]キーを 押すと、残りのプ 応用命令 (16ビット命令 ) の検索表示 パルス実行[P]は ログラムから再 度検索を行ない 応用命令 (32ビット命令 ) 入力不要です。 ます。 の検索表示 ・[P][0][GO] ラベル,ポインタによる検索表示 付録 キー操作例 内容 ・[LD][X][1][0][GO] LD,LDI,AND,ANI,ORI命令は、接点命令の後につづけて要素を 入力します。 ・[LDI][X][1][1][GO] 接 点 命 令 書 込 み ブ ロ ッ ク ・ 演 算 途 中 記 憶 命 令 ・[LD][P/I][X][1][2][GO] ・[LD][F][X][1][3][GO] ・[NOP][P/I][X][1][4][GO] INV命令は[NOP][P/I]キーにより代替えとし、その後に要素を入 力します。 比較接点命令 応用命令として入力します。 ・[ANB][GO] ・[ORB][GO] ・[MPS][GO] ANB,ORBのブロック命令や、MPS,MRD,MPPの演算の途中結果を 記憶する命令は、命令のみの入力をします。 ・[MRD][GO] ・[MPP][GO] ・[OUT][Y][2][GO] 駆 動 命 令 LDP,LDF,ANP,ANF,ORP,ORF 命令は、接点命令の後に[P/I]ま たは[F]のキーを入力しつづけて要素を入力します。 ・[OUT][T][0][SP][K] [1][0][0][GO] ・[SET][M][1][0][0] ・[RST][C][1][0] 出力(Y)や補助リレー (M),ステート(S)に対するOUT命令は、命 令の後に要素を入力します。 タイマ(T)やカウンタ(C)に対するOUT 命令は命令の後に要素と 設定値を入力します。 SET,RST命令は、命令の後に要素を入力します。 111 付録 キー操作例 MC 命 令 書 込 み 応 用 命 令 ∧ 16 ビ ッ ト ∨ 応 用 命 令 ∧ 32 ビ ッ ト ∨ 112 ・[MC][0][SP][M][1][0][0] [GO] ・[MCR][0][GO] ・[FNC][1][2][SP] [K][1][0][SP][D][0][GO] ・[FNC][HELP]「1」「2」[SP] 「K]「1」「0」[SP][D][0][GO] ・[FNC][1][2][D][SP] [K][1][0][SP][D][0][GO] ・[FNC][HELP][1][2][D][SP] [K][1][0][SP][D][0][GO] 内容 MC命令は命令の後にネスティングレベルと要素を入力します。 MCR命令は命令の後にネスティングレベルを入力します。 応用命令は、FNC番号により命令を入力し、その後にオペランドを 入力します。 FNC 番号が不明なときは、[FNC]キーを入力した後、[HELP]キー により命令の選択をすることができます。 オペランドの入力時、命令やソース、ディストネーションの各区切り には[SP]キーを入力します。 定数入力時、10進数は[K]キーを1回、16進数は[K]キーを2回 (Hを表示します)押します。 応用命令を32ビット命令で入力するときは、FNC 番号入力後 [D] キーを入力します。 FNC 番号が不明なときは[HELP]キーにより命令の選択をした後 [D]キーを入力します。 どちらも[D]キー入力後、オペランドの入力を行います。 オペランド入力時、命令やソース、ディストネーションの区切りには [SP]キーを入力します。 定数入力時、10進数は[K]キーを1回、16進数は[K]キーを2回 (Hを表示します)押します。 付録 キー操作例 応 用 命 令 ∧ パ ル ス 実 行 ∨ 書 込 み 応 用 命 令 ・[FNC][1][2][P][SP] [K][1][0][SP][D][0][GO] ・[FNC][HELP][1][2][P][SP] [K][1][0][SP][D][0][GO] ・[FNC][1][2][D][P][SP] ∧ ∧ [K][1][0][SP][D][0][GO] パ 32 ル ビ ・[FNC][HELP][1][2][D][P] スッ 実 ト [SP][K][1][0][SP][D][0] 行 命 [GO] 命令 令∨ ∨ 内容 応用命令をパルス実行命令で入力するときはFNC 番号入力後 [P]キーを入力します。 FNC 番号が不明なときは[HELP]キーにより命令の選択をした後 [P]キーを入力します。 どちらも[P]入力後、オペランドの入力を行ないます。 オペランド入力時、命令やソース、ディストネーションの区切りには [SP]キーを入力します。 定数入力時、10進数は[K]キーを1回、16進数は[K]キーを2回 (Hを表示します)押します。 応用命令を32ビット命令かつパルス実行命令で入力するときは FNC番号入力後[D]キー ,[P]キーをつづけて入力します。 FNC 番号が不明なときは[HELP]キーにより命令の選択をした後 [D]キー ,[P]キーをつづけて入力します。 どちらも[D][P]キー入力後オペランドの入力を行ないます。 オペランド入力時、命令やソース,ディストネーションの区切りには [SP]キーを入力します。 定数入力時、10進数は[K]キーを1回,16進数は[K]キーを2回 (Hを表示します。)押します。 113 付録 キー操作例 応 用 命 令 ∧ 命 令 の み ∨ ラ ベ ル 書 込 み ポ イ ン タ ス テ ッ プ ラ ダ | 無 処 理 命 令 114 ・[FNC][4][GO] ・[FNC][HELP][0][4][GO] 内容 オペランドをもたない応用命令は、 FNC 番号により命令のみを入 力します。 FNC番号が不明なときは[FNC]キーを入力した後[HELP]キーによ り命令の選択をすることもできます。 ・[P][0][GO] ラベルの入力は[P]キーを入力した後ラベル番号を入力します。 ・[I][I][1][0][1][GO] ポインタの入力は、[I]キーを2 回押した後ポインタ番号を入力し ます。 ([I]キーを1回押すと、表示部に “P” 2回押すと“I”を表示 します。) ・[RET][GO] STL 命令の入力は、 [STL]キーを入力した後、ステート番号を入 力します。 RET命令の入力は、命令のみ入力をします。 ・[NOP][GO] NOP命令の入力は命令のみ入力します。 ・[STL][S][0][GO] 付録 キー操作例 書 込 み E N D 特 殊 操 作 内容 ・[END][GO] END命令の入力は命令のみ入力します。 ・[NOP][A][GO][GO] プログラムのオールクリア オンラインモード時は、シーケンサのメモリ内のプログラムを全て NOP(無処理)命令に書き換えます。 オフラインモード時は、FX-20Pに内蔵しているRAM内のプログラム を全てNOP命令に書き換えます。 115 保証について ご使用に際しましては、以下の製品保証内容をご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。 1. 無償保証期間と無償保証範囲 無償保証期間中に、製品に当社側の責任による故障や瑕 疵(以下併せて「故障」と呼びます)が発生した場合、当社 はお買い上げいただきました販売店または当社サービス 会社を通じて、無償で製品を修理させていただきます。た だし、国内および海外における出張修理が必要な場合は、 技術者派遣に要する実費を申し受けます。 また、故障ユニットの取替えに伴う現地再調整・試運転は 当社責務外とさせていただきます。 【無償保証期間】 製品の無償保証期間は、お客様にてご購入後またはご指 定場所に納入後36ヶ月とさせていただきます。ただし、当 社製品出荷後の流通期間を最長6ヶ月として、製造から42ヶ 月を無償保証期間の上限とさせていただきます。 また、修理品の無償保証期間は、修理前の無償保証期間を 超えて長くなることはありません。 【無償保証範囲】 (1) 一次故障診断は、原則として貴社にて実施をお願い致 します。ただし、貴社要請により当社,または当社サー ビス網がこの業務を有償にて代行することができま す。 この場合、故障原因が当社側にある場合は無償と致し ます。 (2) 使用状態・使用方法,および使用環境などが、取扱説明 書,ユーザーズマニュアル,製品本体注意ラベルなど に記載された条件・注意事項などにしたがった正常な 状態で使用されている場合に限定させていただきま す。 116 (3) 無償保証期間内であっても、以下の場合には有償修 理とさていただきます。 ① お客様における不適切な保管や取扱い,不注意, 過失などにより生じた故障およびお客様のハー ドウェアまたはソフトウェア設計内容に起因し た故障。 ② お客様にて当社の了解なく製品に改造などの手 を加えたことに起因する故障。 ③ 当社製品がお客様の機器に組み込まれて使用さ れた場合、お客様の機器が受けている法的規制に よる安全装置または業界の通念上備えられてい るべきと判断される機能・構造などを備えていれ ば回避できたと認められる故障。 ④ 取扱説明書などに指定された消耗部品が正常に 保守・交換されていれば防げたと認められる故障。 ⑤ 消耗部品(バッテリ,リレー,ヒューズなど)の交換。 ⑥ 火災,異常電圧などの不可抗力による外部要因お よび地震,雷,風水害などの天変地異による故障。 ⑦ 当社出荷当時の科学技術の水準では予見できなかっ た事由による故障。 ⑧ その他、当社の責任外の場合またはお客様が当社 責任外と認めた故障。 保証について 2. 生産中止後の有償修理期間 (1) 当社が有償にて製品修理を受け付けることができる 期間は、その製品の生産中止後7年間です。生産中止に 関しましては、当社テクニカルニュースなどにて報じ させていただきます。 (2) 生産中止後の製品供給(補用品を含む)はできません。 3. 海外でのサービス 海外においては、当社の各地域FAセンターで修理受付を させていただきます。ただし、各FAセンターでの修理条件 などが異なる場合がありますのでご了承ください。 4. 機会損失、二次損失などへの保証責務の除外 無償保証期間の内外を問わず、当社の責に帰すことがで きない事由から生じた障害、当社製品の故障に起因する お客様での機会損失,逸失利益、当社の予見の有無を問わ ず特別の事情から生じた損害,二次損害,事故補償、当社 製品以外への損傷,およびお客様による交換作業、現地機 械設備の再調整,立上げ試運転その他の業務に対する補 償については、当社責務外とさせていただきます。 5. 製品仕様の変更 カタログ,マニュアルもしくは技術資料などに記載の仕 様は、お断りなしに変更させていただく場合があります ので、あらかじめご承知おきください。 6. 製品の適用について (1) 当社製品マイクロシーケンサMELSEC-Fをご使用いた だくにあたりましては、万一製品に故障・不具合など が発生した場合でも重大な事故にいたらない用途で あること、および故障・不具合発生時にはバックアッ プやフェールセーフ機能が機器外部でシステム的に 実施されていることをご使用の条件とさせていただ きます。 (2) 当社製品マイクロシーケンサMELSEC-Fは、一般工業 などへの用途を対象とした汎用品として設計・製作 されています。したがいまして、各電力会社殿の原子 力発電所およびその他発電所向けなどの公共への影 響が大きい用途や、鉄道各社殿および官公庁殿向け の用途などで、特別品質保証体制をご要求になる用 途には、マイクロシーケンサMELSEC-Fの適用を除外 させていただきます。 また、航空,医療,鉄道,燃焼・燃料装置,有人搬送装置, 娯楽機械,安全機械など人命や財産に大きな影響が 予測される用途へのご使用についても、当社マイク ロシーケンサMELSEC-Fの適用を除外させていただき ます。ただし、これらの用途であっても、使途を限定 して特別な品質をご要求されないことをお客様にご 了承いただく場合には、適用可否について検討致し ますので当社窓口へご相談ください。 117 改訂履歴 作成日付 118 副番 内容 2000年 9月 A 初版作成 2001年10月 B FX1NCシーケンサに関する記載の追加 2003年 2月 C ・お問合わせ先の記載内容を更新 ・FAX 情報サービスの記載を削除 ・MELFANSweb ホームページのアドレスを変更 2006年 8月 D お問合わせ先の記載内容を更新 2007年 1月 E ・バージョンアップに関する記載を追記 ・JIS 規格番号の変更 ・誤記訂正 2008年 10月 F ・お問合わせ先の記載内容を更新 ・誤記訂正 サービスのお問合わせは下記へどうぞ 三菱電機システムサービス株式会社 北日本支社 ....................(022) 238−1761 北海道支店 ..................(011) 890−7515 東京機電支社 ..................(03) 3454−5521 神奈川機器サービスステーション ..(045) 938−5420 関越機器サービスステーション ...(048) 859−7521 新潟機器サービスステーション ...(025) 241−7261 中部支社.......................(052) 722−7601 北陸支店.....................(076) 252−9519 静岡機器サービスステーション ....(054) 287−8866 関西機電支社...................(06) 6458−9728 京滋機器サービスステーション ....(075) 611−6211 姫路機器サービスステーション ....(079) 281−1141 2008 年 10 月 7 日現在 中四国支社 ....................(082) 285−2111 四国支店 ....................(087) 831−3186 倉敷機器サービスステーション ...(086) 448−5532 九州支社 ......................(092) 483−8208 長崎機器サービスステーション ...(095) 818−0700 本書によって、工業所有権その他の権利の実施に対する保証、または実施権を許諾するものではありません。 また本書の掲載内容の使用により起因する工業所有権上の諸問題については、当社は一切その責任を負うことが できません。 三菱マイクロシーケンサ オペレーションマニュアル 操作要領書 JY992D82201F (MEE) 形名 FX-20P-O-J 形名 コード 09R901 この印刷物は 2008 年 10 月の発行です。 なお、お断りなしに仕様を変更することがありますのでご了承ください。 この印刷物は、再生紙を使用しています。 2008 年 10 月作成
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