デジタル一般 X 線撮影システム他4件 仕 様 書

デジタル一般 X 線撮影システム他4件
仕
様
書
平成28年6月
地方独立行政法人 大阪府立病院機構
大阪府立成人病センター
Ⅰ.概要
1.調達物品及び構成内訳
(調達物品名)
デジタル一般 X 線撮影システム他4件
一式
(構成内訳)
Ⅰ
デジタル一般 X 線撮影システム
一式
1 X 線高電圧装置
2 X 線管装置
3 天井走行式 X 線管保持装置
4 立位撮影装置
5 臥位撮影装置
6 FPD
7 制御装置
以上、搬入・据付・配線・調整を含む。
Ⅱ
既存一般 X 線撮影システム高電圧発生装置
Ⅲ
回診用 X 線撮影装置
一式
一式
1
X 線高電圧発生装置
2
X 線管装置
3
FPD
4
制御装置
以上、搬入・据付・配線・調整を含む。
Ⅳ
Ⅴ
放射線治療用 CR カセッテ
一式
1
IP カセッテ半切
2式
2
イメージングプレート半切
2式
3
IP カセッテ大角
2式
4
イメージングプレート大角
2式
フルデジタル乳房 X 線撮影装置
①
二式
フルデジタル乳房 X 線撮影装置(トモシンセシス対応) 一式
1
X 線高電圧発生装置
2
X 線管装置
3
撮影装置本体
4
操作コンソールおよび画像処理装置
5
トモシンセシス撮影機能
6
乳房 X 線撮影装置の日常精度管理用具
以上、搬入・据付・配線・調整・接続を含む。
②
フルデジタル乳房 X 線撮影装置(バイオプシー対応)
1
X 線高電圧発生装置
2
X 線管装置
3
撮影装置本体
4
操作コンソールおよび画像処理装置
5
乳腺バイオプシー対応機能
6
乳房 X 線撮影装置の日常精度管理用具
7
周辺機器
一式
3.技術的要件の概要
(1) 本件調達物品に係る性能、機能及び技術等(以下「性能等」という。)の要求要件(以下
「技術的要件」という。
)は以下に示すとおりである。
(2) 以下に示す要求要件は当センターが必要とする最低限の要求要件を示している。
Ⅱ.調達物品に備えるべき要件
(性能、機能に関する要件)
(調達物品に備えるべき技術的要件)
Ⅰ
デジタル一般 X 線撮影システム
一式
1.デジタル一般 X 線撮影システムに関して、以下の要件を満たしていること。
1-1 X 線高電圧発生装置について以下の条件を満たすこと。
1-1-1
高電圧発生方式はインバータ方式であること。
1-1-2
最大管電圧は 150kV 以上であること。
1-1-3
最大管電流は 1000mA 以上であること。
1-1-4
最大負荷定格出力は 80KW 以上であること。
1-1-5
アナトミカルプログラムが体厚ごと(成人・小児)にプリセット可能なこと。
1-1-6
緊急時においても迅速に撮影を行なえること。
1-1-7
撮影室内に撮影スイッチを設置すること。
1-2
X 線管装置について以下の要件を満たすこと。
1-2-1
X 線管保持装置の操作パネルで本体各動作のロックを解除し、X 線管装置の長手動、短手動、
上下動、水平回転及び鉛直回転を手動にて操作して照射野を調整できること。
1-2-2
管球小焦点のサイズは 0.6mm 以下であること。
1-2-3
管球大焦点のサイズは 1.2mm以下であること。
1-2-4
ターゲット角度は 16 度以上であること。
1-2-5
最大陽極熱容量は 400 kHU であること。
1-2-6
ランプスイッチは、タイマースイッチであること。
1-2-7
付加フィルタは自動切替が可能であること。
1-2-8
X 線管可動絞りを有し、手動にも切り替え可能なこと。
1-2-9
照射野ランプは LED とすること。
1-2-10
撮影スイッチと連動して多国語音声(日本語・中国語・韓国語・英語・ポルトガル語)に
対応できること。
1-2-11
撮影補助具として当院指定のポジショニングブロックおよび移動型カセッテホルダを有す
ること。ただし、カセッテホルダは 17inch×17inch サイズの FPD が保持できること。
1-3
天井装置式 X 線管保持装置は以下の要件をみたすこと。
1-3-1
X 線管保持装置は天井式保持装置であること。
1-3-2
X 線管焦点の上下方向の移動範囲 1500mm 以上であること。
1-3-3
X 線管の上下機構に電動機構を有すること。
1-3-4
立位撮影台の縦中心及び臥位撮影台の縦中心で電磁ロックが掛かる機能を有すること。
1-3-5
立位撮影台の受像部を上下した時、受像部中心と X 線管が連動して追従する機能を有するこ
と。
1-3-6
臥位撮影台受像部中心とX線管が連動して追従する機能を有すること。
1-3-7
操作部に管電圧または術式(プログラム)の表示機能を有し、切り替えが可能なこと。
1-3-8
操作部に管電流時間積または術式(プログラム)の表示機能を有し、切り替えが可能なこと。
1-3-9
セレクタ(術式)
、照射野サイズ切り替えが X 線装置とコンソールで相互間に連動すること。
1-4
立位撮影台は以下の要件をみたすこと
1-4-1
立位撮影台は、検出器部の上下動作のための電動または手動制御が可能なこと。
1-4-2
立位撮影台を昇降させるためのフットスイッチあるいはハンドスイッチを有すること。
1-4-3
立位撮影台の散乱 X 線除去用グリッドは、簡単に着脱可能で焦点間距離 120cm と 150cm 各1
枚を有すること。
1-4-4
撮影部昇降範囲は撮影中心位置で 396∼1896mm 以上であること。
1-4-5
上部つかまり棒および側面にぎり棒を有すること。
1-4-6
直接フォトタイマ(4 チャンネル)を用意すること。
1-4-7
立位撮影台の保護シートを数式用意すること。
1-5
臥位撮影台は以下の要件をみたすこと
1-5-1
フローティング機能を有すること。
1-5-2
撮影台を昇降させるためのフットスイッチとグリップスイッチを有すること。
1-5-3
天板部水平移動範囲は長手方向 450mm、短手方向±125mm 以上であること。
1-5-4
天板部垂直移動範囲は 355∼905mm 以上であること。
1-5-5
天板はカーボン天板であること。また、カーボン天板の保護シートを数式用意すること。
1-5-6
昇降可能負荷重量は 160kg 以上であること。
1-5-7
直接フォトタイマ(1 チャンネル)を用意すること。
1-5-8
デイリーQA 用のファントムを用意すること。
1-6
FPD は以下の要件を満たすこと
1-6-1
FPD は高感度な CsI を用いた間接変換方式であること。
1-6-2
FPD は鮮鋭度向上のため X 線照射側(前面)からデータを読取る構造であること。
1-6-3
FPD は最大撮影サイズが 16.7×16.8 インチ以上であり、重量は 3.2kg 以下であること。立臥
位撮影用に 2 式用意すること。
1-6-4
FPD は最大撮影サイズが 11.7×9.7 インチ以上であり重量は 1.6kg 以下であること。四肢の
撮影用に本サイズのパネルを 2 式用意すること。
1-6-5
FPD の読取り画素サイズは 150μm 以下であること。
1-6-6
FPD の読取りグレーレベルは 16bit 以上であること。
1-6-7
撮影後 2 秒以内にプレビュー画像が表示できること。
1-6-8
撮影サイクルタイムが 9 秒以下であること。
1-6-9
有線運用と無線運用の両方の切り替えができること。切り替え時は装置の再起動が不要なこ
と。
1-6-10
通信規格は IEEE802.11n に準拠した無線運用方式を採用していること。
1-6-11
有線モード運用時にはバッテリーチャージができること。
1-6-12
FPD を充電がするためにコネクタ、ドッキングスタンドを FPD 数(3 個)用意すること。
1-6-13
全面耐荷重 310kg 以上、スポット耐荷重 160kg 以上であること。
1-6-14
バッテリー残量時間を画像制御装置で確認出来ること。
1-6-15
FPD はメモリ機能を搭載し撮影画像の蓄積が可能であること。
1-6-16
起動時に自動で X 線照射無しによるキャリブレーションを行うこと。
1-6-17
撮影台にセットした際、X 線管球と照射野連動が可能であること。
1-6-18
1-6-3 および 1-6-4 の FPD 専用の散乱線除去用グリッドをそれぞれ 1 セット用意すること。
1-7
制御装置について以下の要件をみたすこと。
1-7-1
コンソールモニタは 3M 以上の液晶カラーを有し、DICOM Part14 対応であり、普遍性試験な
どの品質管理ができること。また、輝度センサーも用意すること。
1-7-2
撮影画像データは、検査単位で記録管理できること。
1-7-3
撮影後の患者情報の編集機能を有すること
1-7-4
画像処理として、マルチ周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理、ノイズ抑制処理、グリ
ッド除去処理が行えること。
1-7-5
保存した画像データに対して、トリミング、黒化処理、アノテーション、マーカ入力、任意
角度回転等を行う編集機能を有すること。
1-7-6
自動濃度補正手法は EDR を用いていること。
1-7-7
トリミング、黒化処理はメニュー毎に自動で処理が可能なこと。
1-7-8
X 線の照射野領域を自動認識し、最適な画像サイズに自動トリミング出来ること。
1-7-9
1 台の画像処理装置で FPD と CR の制御が可能であること。
1-7-10
PACS、イメージャー等への DICOM 画像出力機能(インターフェイス)を有すること。
1-7-11
検査中にフィルミングや DICOM 転送等の処理が並行して行えること。
1-7-12
撮影条件等の表示機能を有すること。
1-7-13
大容量高速ハードディスクを装備し、収集データは直接書き込まれること。
1-7-14
画像保存のための、DVD ドライブまたは CD ドライブを有すること。もしくは USB メモリを有
し画像保管が可能であること。CD などの可搬型媒体へ出力する際には PDI 統合プロファイル
に準拠すること。
1-7-15
散乱線除去用グリッドを使用せずにコントラストを改善するソフトウェアを用意し、アプ
リケーション制御装置も柔軟にバージョンアップ対応すること。
1-7-16
撮影した画像から体動を検出し、アラートを表示するソフトウェアを用意すること。また
既存装置についてもバージョンアップ等で対応すること。
1-7-17
装置付属の半導体検出器(フラットパネルディテクタ)での立位長尺撮影が速やかに撮影
可能であり、最大撮影範囲(検出面上での範囲)が 160cm 以上であること。
1-7-18
装置付属の半導体検出器(フラットパネルディテクタ)での臥位長尺撮影機能が速やかに
撮影可能であり、最大撮影範囲(検出面上での範囲)が 120cm 以上であること。
1-7-19
管球オートポジショニング機能を有すること。また、オートポジショニングする際に必要
なリモコンを 2 式用意すること。
1-7-20
撮影部位・目的に合わせて、ボタン1つで X 線撮影のポジショニングができること。
1-7-21
病院情報システム(HIS・RIS 等)との DICOM MWM、DICOM MPPS による患者属性情報の連携機能
(インターフェイス)を有すること。
1-7-22
通信の際には当院指定の IP アドレス及び AE タイトルを使用すること。
1-7-23
キャラクターセットやモダリティーコードや圧縮の設定に関しては病院側と相談すること。
1-7-24
PACS 側の CS 情報を確認して、キャラクターセット・SOP クラス・圧縮方式などの対応表を
作成しシステム担当者へ提出すること。
1-7-25
撮影条件や被曝線量情報は DICOM Dose SR として PACS や検像システムへ送信が可能である
こと。
1-2-26
厚生労働省標準規格である JJ1017 マスタ(32 桁)に対応すること。
1-2-27
ステルスモードや ANY 接続拒否等の技術を用いて利用者以外に無線 LAN の利用を特定され
ないようにすること。
Ⅱ
既存一般 X 線撮影システム高電圧発生装置
一式
1.既存一般 X 線撮影システム高電圧発生装置に関して、以下の要件を満たしていること。
1-1 X 線高電圧発生装置について以下の条件を満たすこと。
1-1-1
高電圧発生方式はインバータ方式であること。
1-1-2
最大管電圧は 150kV 以上であること。
1-1-3
最大管電流は 1000mA 以上であること。
1-1-4
最大負荷定格出力は 80KW 以上であること。
1-1-5
緊急時においても迅速に撮影を行なえること。
1-1-6
当センター所有の島津製作所製
Ⅲ
回診用 X 線撮影装置
一式
1.回診用 X 線撮影装置に関して、以下の要件を満たしていること。
1-1
X 線高電圧発生装置は以下の要件を満たしていること。
1-1-1
制御方式は、高周波インバータ方式であること。
1-1-2
最大出力は 32kW 以上であること。
1-1-3
定格は 130kV、200mA 以上であること。
1-2
X 線管装置(保持装置、稼動絞り)は以下の要件を満たしていること。
1-2-1
焦点サイズは、小焦点は 0.7mm 以下、大焦点は 1.3mm の 2 重焦点を有すること。
1-2-2
最大使用管電圧は 130kV であること。
1-2-3
陽極駆動方式は、回転陽極 X 線管であること。
1-2-4
最大陽極熱容量は、140kHU 以上であること。
1-2-5
放射口には有効照射野サイズの遮蔽枠を有し、X 線照射範囲は焦点より 1000mm の位置で
430mm×430mm 以上あること
1-2-6
X 線管保持方法は、テレスコープ型アームであること。
1-2-7
可動範囲は、上下方向は床から X 線管まで 1860mm 以上の距離をとれること。また上下方向
のストローク幅は 1100mm 以上の距離をとれること。
1-2-8
アーム長さは 635mm 以下から 1200mm 以上まで伸長できること。
1-2-9
支柱の回転範囲は、±270°以上であること。
1-2-10
X 線管装置回転角度は、±180°以上であること。
1-2-11
X 線管装置管軸回りは、'-20°∼90°の範囲が稼動できること。
1-2-12
走行機構は、デットマン型、走行速度は全身速度 4km/h 以上であること。
1-2-13
保持装置の操作ハンドルボタン、スイッチ、ネジは操作しやすい位置に配置されているこ
と。
1-2-14
電源は、内臓バッテリーで充電状況がランプ等で目視確認ができること。
1-2-15
左右・上下を絞る機能を有すること。
1-2-16
±90 度以上の回転機能を有すること。
1-2-17
照射野ランプは LED を使用しており、SID100cm、暗室において 160lx 以上であること。
1-2-18
撮影管電圧は 40∼130kV、1kV 調整可能。管電流は管電圧に応じて自動設定され、最大 mAs
値が 200mAs 以上であること。
1-2-19
撮影条件プログラムが 140 個以上設定可能であること。
1-2-20
操作スイッチは操作性がよく、撮影条件など表示方式は視認性の良い表示方式であること。
1-2-21
バーコードリーダーを搭載し、当院指定のバーコード様式にて患者 ID を読み取り、患者リ
ストを検索できること。
1-3
FPD は以下の要件を満たしていること。
1-3-1
FPD は高感度な CsI を用いた間接変換方式であること。
1-3-2
FPD は鮮鋭度向上のため X 線照射側(前面)からデータを読取る構造であること。
1-3-3
FPDは最大撮影サイズが 16.7×16.8 インチ以上であり、重量は 3.2kg以下のものを 1 式用意
すること。
1-3-4
1-3-3 の FPD 専用の散乱線除去用グリッドをそれぞれ 1 セット用意すること。
1-3-5
FPD の読取り画素サイズは 150μm 以下であること。
1-3-6
FPD の読取りグレーレベルは 16bit 以上であること。
1-3-7
撮影後 2 秒以内にプレビュー画像が表示できること。
1-3-8
撮影サイクルタイムが 9 秒以下であること。
1-3-9
通信規格は IEEE802.11n に準拠した無線運用方式を採用してること。
1-3-10
有線モード運用時にはバッテリーチャージができること。
1-3-11
全面耐荷重 310kg 以上、スポット耐荷重 160kg 以上であること。
1-3-12
バッテリー残量時間を画像制御装置で確認出来ること。
1-3-13
FPD はメモリ機能を搭載し撮影画像の蓄積が可能であること。
1-3-14
起動時に自動で X 線照射無しによるキャリブレーションを行うこと。
1-3-15
フル充電で 3 時間かつ 200 枚以上の撮影が可能であること。
1-3-16
FPD を充電がするためにコネクタ、ドッキングスタンドを各1個用意すること。
1-3-17
FPD 用バッテリーチャージャーとバッテリー予備 3 個を有すること。
1-4
制御装置は以下の要件を満たすこと
1-4-1
15 インチ以上の液晶カラーディスプレイでタッチパネル方式の操作ができること。
1-4-2
写損を含むすべての画像データを一定期間Raw
Dataで保存し、再規格化など処理が
行えること。
1-4-3
読取りデータに対し画像順を入れ替える機能を有すること。
1-4-4
濃度補正手法として自動感度調整機能を用いること。
1-4-5
画像処理として、マルチ周波数処理、ダイナミックレンジ圧縮処理、ノイズ抑制処理、グリ
ッド除去処理が行えること。
1-4-6 保存した画像データに対して、トリミング、黒化処理、アノテーション、マーカ入力、任意角
度回転等を行う編集機能を有すること。
1-4-7
トリミング、黒化処理はメニュー毎に自動で処理が可能なこと。
1-4-8
X 線の照射野領域を自動認識し、最適な画像サイズに自動トリミングができること。
1-4-9
グリッドを使用せずにコントラストを改善するソフトウェアを用意すること。
1-4-10
システムのバージョンアップは柔軟に対応すること。
1-4-11
任意サイズおよびフイルムサイズの自動トリミングが出来ること。
1-4-12
3,000 枚相当の撮影した画像を DICOM 規格に準拠して保存できること。
1-4-13
DICOM ストレージにより送信される画像の DICOM ヘッダーに、実際の撮影条件が自動で記録
されること。
1-4-14
キャラクターセットやモダリティーコードや圧縮の設定に関しては病院側と相談すること。
1-4-15
保存した画像は厚生労働省が標準規格として定めているPDI統合プロファイルに準拠し
た形式で外部保存媒体へ出力できること。
1-4-16
取得した画像を、DICOM 規格で手動または自動で転送する機能を有すること。送信の際には
DICOM Dose SR ファイルも送信できること。
1-4-17
重量は 2.5kg 以下であること。
1-4-18
IEEE802.11n規格に準拠した無線 LAN 運用方式を採用できること。
1-4-19
ステルスモードや ANY 接続拒否等の技術を用いて利用者以外に無線 LAN の利用を特定され
ないようにすること。
1-4-20
不正アクセス対策として SSID によるアクセス制限を行うこと。
1-4-21
不正情報取得の防止策として WPA2/AES 等を用いて、通信を暗号化し情報を保護すること。
1-4-22
当院既存の放射線情報システムとワークリスト連携を行うこと。
1-4-23
当院既存の画像保管システム及び検像システムと通信可能にすること。
1-4-24
通信の際には当院指定の IP アドレス及び AE タイトルを使用すること。
1-4-25
院内ネットワーク接続には有線と無線の両接続が可能であること。
1-4-26
病院情報システム(HIS、RIS 等)との DICOM MWM、DICOM MPPS による患者属性情報の連携機能
(インターフェイス)を有すること。
1-4-27
撮影条件や被曝線量情報は DICOM Dose SR として PACS や検像システムへ送信が可能である
こと。
1-4-28
厚生労働省標準規格である JJ1017 マスタ(32 桁)に対応すること。
1-4-29
リモートデスクトップ機能を用いて院内ネットワーク内の端末を閲覧・操作ができること。
また、既存の病棟 FPD ポータブルシステムにおいてもリモートデスクトップ機能を利用でき
るようにすること。
1-4-30
関係者以外の操作を防止するためにキーレスエントリー機能を有すること。
1-4-31 防護衝立を有し、走行時収納できること。
1-4-32 本体前面にハンドスイッチを増設すること。
Ⅳ
放射線治療用 CR カセッテ
一式
1.放射線治療用 CR カセッテに関して、以下の要件を満たしていること。
1-1-1 放射線治療時に治療位置確認用に使用する、高エネルギー放射線用カセッテであること。
1-1-2 既存の CR 読取装置(富士フィルムメディカル製 FCR Speedia CS)で撮影画像の読取が出来ること。
Ⅴ
フルデジタル乳房 X 線撮影装置
①
フルデジタル乳房 X 線撮影装置(トモシンセシス対応)一式
1-1
二式
X 線高電圧発生装置は以下の要件を満たすこと
1-1-1
整流方式はインバータ方式であること。
1-1-2
撮影管電圧の設定範囲は 23∼35kV 以上で、1kV ごとに設定できること。
1-1-3
mAs 値の設定は 2∼600mAs 以上であること。
1-1-4
最大管電流が 180mA 以上であること。
1-1-5
X 線高電圧発生装置は撮影装置本体に内蔵されていること。
1-2
X 線管装置は以下の要件を満たすこと。
1-2-1
X 線管焦点サイズは、大焦点では 0.3mm 以下、小焦点では 0.1mm 以下であること。
1-2-2
Mo(モリブデン)と W(タングステン)の二重陽極を搭載していること。
1-2-3
X 線管装置蓄積熱容量は 2,000kHU 以上であること。
1-2-4
フィルターを切り替えできる構造であること。
1-3
撮影装置本体は以下の要件を満たすこと。
1-3-1
X 線検出は直接変換方式もしくは間接変換方式のフラットパネルディテクタで行ない、読み
出し用 TFT は正方画素であること。
1-3-2
大きい乳房も一度で撮影出来るように、フラットパネルディテクタの有効撮影範囲は 23×
29cm 以上であること。
1-3-3
画像マトリクスは 1920×2300 以上であること。
1-3-4
ピクセルサイズは 85µm であること。
1-3-5
自動曝射制御(AEC)機能を有していること。
1-3-6
プレ曝射により乳腺の位置と密度を測定して最適な条件を決定する機構を有すること。
1-3-7
撮影装置のアーム回転範囲は−180°∼+180°以上であること。
1-3-8
撮影装置のアーム上下および回転操作はアームの左右上下の 4 箇所以上で行なえること。
1-3-9
1.5 倍の拡大撮影ができる機能を有していること。
1-3-10 圧迫操作は電動、手動いずれでも行えること。
1-3-11 X 線曝射後に圧迫板が自動的に退避する機能を有すること。
1-3-12 圧迫圧力の数値表示機能を有すること。
1-3-13 乳房の大きさ、スポット撮影等に対応した圧迫板を 6 種類以上有すること。
1-3-14 装置本体の足元に乳房厚・乳房圧・X 線管支持アーム角度、被検者名が表示されること。
1-3-15 SID は 65cm であること。
1-3-16 フラットパネルディテクタ冷却装置、画像処理装置は、撮影装置本体もしくは画像収集装置
に内蔵されており、別置きのキャビネットが不要なこと。
1-3-17 撮影装置の奥行き寸法は、120cm 以内であること。
1-3-18 圧迫板とアームの昇降操作が可能なフットスイッチを 2 式用意すること。
1-4
操作コンソールおよび画像処理装置は以下の要件を満たすこと。
1-4-1
患者情報を入力できる機能を有すること。
1-4-2
放射線情報システムと DICOM Modality Worklist Management と DICOM Modality Perfomed
Procedure Step を用いた連携が可能なこと。MPPS 機能を用いて放射線情報システムと精中機
構が定める施設画像評価の認定に必要な撮影条件を連携すること。
1-4-3
装置には 50,000 画像以上保存できること。
1-4-4
対角 19 インチ以上の液晶モニタを有すること。
1-4-5
画像確認用の操作用モニタの解像度は 1280×1024 ピクセル以上を有すること。
1-4-6
防護板つきの操作テーブルを有すること。
1-4-7
CD などの DICOM 保存媒体を介して、他施設の様々なビューアで同じ画質を保つことが出来る
こと。
1-4-8
画像自体に DICOM GSDF (Part14)を持たせ、ビューアのメーカーによらず同じ画質を表現で
きること。
1-4-9
取得した画像は当院の DICOM 画像管理サーバと検像サーバに自動または手動転送でき、画像
検索を行い取得する機能(DICOM Query/Retrieve,Storage SCP による)を有すること。
1-4-10 DICOM Storage(Storage SCU)、DICOM Storage Commitment(Storage Commitment SCU)に対応
していること。
1-4-11
通信の際には当院指定の IP アドレス及び AE タイトルを使用すること。
1-4-12
キャラクターセットやモダリティーコードや圧縮の設定に関しては病院側と相談すること。
1-4-13
PACS 側の CS 情報を確認して、キャラクターセット・SOP クラス・圧縮方式などの対応表を
作成しシステム担当者へ提出すること。
1-4-14
撮影条件や被曝線量情報は DICOM Dose SR として PACS や検像システムへ送信が可能である
こと。
1-4-15 グリッドレス撮影と散乱線除去のソフトウエア処理により低被ばく撮影機能を有すること。
1-4-16 厚生労働省標準規格である JJ1017 を用いた通信に出来る限り対応すること。
1-5
トモシンセシス撮影機能は以下の要件を満たすこと。
1-5-1
曝射回数は、一撮影あたり 25 回以上であること。
1-5-2
一撮影あたりの撮影時間は、25 秒以下であること。
1-5-3
複数のピクセルを 1 画素とみなすことなく、通常撮影と同じ解像度で画像収集を行なうこと。
1-5-4
撮影終了後、操作コンソールでトモシンセシス画像を 1 分以内に表示確認できること。
1-5-5
トモシンセシスのスライス画像は、装置に付属の画像処理装置から直接出力が可能で、且つ
メーカーを問わずマンモ用ビューアであれば表示可能な画像形式で出力できること。
1-6
乳房 X 線撮影装置の日常精度管理用具は以下の要件を満たすこと。
1-6-1
マンモステップファントム AGH-D210F 型 1 セットを有すること。
1-6-2
マンモ 156 ファントムまたは、マンモ用 ACR 推奨ファントムを有すること。
②
フルデジタル乳房 X 線撮影装置(バイオプシー対応)
1-1
X 線高電圧発生装置は以下の要件を満たすこと
1-1-1
整流方式はインバータ方式であること。
1-1-2
撮影管電圧の設定範囲は 23∼35kV 以上で、1kV ごとに設定できること。
1-1-3
mAs 値の設定は 2∼600mAs 以上であること。
1-1-4
最大管電流が 180mA 以上であること。
1-1-5
X 線高電圧発生装置は撮影装置本体に内蔵されていること。
1-2
X 線管装置は以下の要件を満たすこと。
1-2-1
X 線管焦点サイズは、大焦点では 0.3mm 以下、小焦点では 0.1mm 以下であること。
1-2-2
Mo(モリブデン)と W(タングステン)の二重陽極を搭載していること。
1-2-3
X 線管装置蓄積熱容量は 2,000kHU 以上であること。
1-2-4
フィルターを切り替えできる構造であること。
1-3
撮影装置本体は以下の要件を満たすこと。
1-3-1
X 線検出は直接変換方式もしくは間接変換方式のフラットパネルディテクタで行ない、読み
出し用 TFT は正方画素であること。
1-3-2
大きい乳房も一度で撮影出来るように、フラットパネルディテクタの有効撮影範囲は 23×
29cm 以上であること。
1-3-3
画像マトリクスは 1920×2300 以上であること。
1-3-4
ピクセルサイズは 85µm であること。
1-3-5
自動曝射制御(AEC)機能を有していること。
1-3-6
プレ曝射により乳腺の位置と密度を測定して最適な条件を決定する機構を有すること。
1-3-7
撮影装置のアーム回転範囲は−180°∼+180°以上であること。
1-3-8
撮影装置のアーム上下および回転操作はアームの左右上下の 4 箇所以上で行なえること。
1-3-9
1.5 倍の拡大撮影ができる機能を有していること。
1-3-10 圧迫操作は電動、手動いずれでも行えること。
1-3-11 X 線曝射後に圧迫板が自動的に退避する機能を有すること。
1-3-12 圧迫圧力の数値表示機能を有すること。
1-3-13 乳房の大きさ、スポット撮影等に対応した圧迫板を 6 種類以上有すること。
1-3-14 装置本体の足元に乳房厚・乳房圧・X 線管支持アーム角度、被検者名が表示されること。
1-3-15 SID は 65cm であること。
1-3-16 フラットパネルディテクタ冷却装置、画像処理装置は、撮影装置本体もしくは画像収集装置
に内蔵されており、別置きのキャビネットが不要なこと。
1-3-17 撮影装置の奥行き寸法は、120cm 以内であること。
1-3-18 圧迫板とアームの昇降操作が可能なフットスイッチを 2 式用意すること。
1-4
操作コンソールおよび画像処理装置は以下の要件を満たすこと。
1-4-1
患者情報を入力できる機能を有すること。
1-4-2
放射線情報システムと DICOM Modality Worklist Management と DICOM Modality Perfomed
Procedure Step を用いた連携が可能なこと。MPPS 機能を用いて放射線情報システムと精中機
構が定める施設画像評価の認定に必要な撮影条件を連携すること。
1-4-3
装置には 50,000 画像以上保存できること。
1-4-4
対角 19 インチ以上の液晶モニタを有すること。
1-4-5
画像確認用の操作用モニタの解像度は 1280×1024 ピクセル以上を有すること。
1-4-6
防護板つきの操作テーブルを有すること。
1-4-7
CD などの DICOM 保存媒体を介して、他施設の様々なビューアで同じ画質を保つことが出来る
こと。
1-4-8
画像自体に DICOM GSDF (Part14)を持たせ、ビューアのメーカーによらず同じ画質を表現で
きること。
1-4-9
取得した画像は当院の DICOM 画像管理サーバと検像サーバに自動または手動転送でき、画像
検索を行い取得する機能(DICOM Query/Retrieve,Storage SCP による)を有すること。
1-4-10
ICOM Storage(Storage SCU)、DICOM Storage Commitment(Storage Commitment SCU)に対応
していること。
1-4-11
通信の際には当院指定の IP アドレス及び AE タイトルを使用すること。
1-4-12
キャラクターセットやモダリティーコードや圧縮の設定に関しては病院側と相談すること。
1-4-13
PACS 側の CS 情報を確認して、キャラクターセット・SOP クラス・圧縮方式などの対応表を
作成しシステム担当者へ提出すること。
1-4-14
撮影条件や被曝線量情報は DICOM Dose SR として PACS や検像システムへ送信が可能である
こと。
1-4-15 グリッドレス撮影と散乱線除去のソフトウエア処理により低被ばく撮影機能を有すること。
1-4-16 厚生労働省標準規格である JJ1017 を用いた通信に出来る限り対応すること。
1-5
乳腺バイオプシー対応機能は以下の要件を満たすこと。
1-5-1
通常撮影に使用するフラットパネルディテクタにて、デジタルステレオバイオプシー検査が
行えること。
1-5-2
バイオプシーを行う際に、2 方向から撮影した X 線画像より 3 次元的に穿刺位置を決定する
ことができること。
1-5-3
検査中の画像は全てデジタル表示としてモニタ上に表示できる機能を有すること。
1-5-4
バイオプシー検査は、通常の乳房 X 線撮影検査と同じ操作コンソールおよび画像処理装置を
使用出来ること。
1-5-5
モニタ上でターゲットとする病変を決定できる機能を有すること。
1-5-6
ターゲットを確認する画像表示モニタは、GSDF 対応モニタであり不変性試験が可能であるこ
と。また、モニタの解像度は 3MP 以上を有すること。
1-5-7
穿刺吸引式生検装置(マンモトーム)を装着できること。
1-5-8
マンモトーム接続用アタッチメントを有すること。
1-5-9
ニードルガイドを有すること。
1-5-10 マンモトーム生検針の穿刺方向は、X 線検出器に対して縦刺し・横刺しの 2 方向が可能なこ
と。
1-5-11 フックワイヤー挿入に対応したアタッチメント一式を有すること。
1-5-12 DICOM Storage に対応し、当院指定の PACS および検像サーバへ転送できること。転送する画
像自体に DICOM GSDF (Part14)を持たせ、ビューアのメーカーによらず同じ画質を表現できる
こと。
1-6 乳房 X 線撮影装置の日常精度管理用具は以下の要件を満たすこと。
1-6-1
マンモステップファントム AGH-D210F 型 1 セットを有すること。
1-6-2
マンモ 156 ファントムまたは、マンモ用 ACR 推奨ファントムを有すること。
1-7
周辺機器
1-7-1
バイオプシー専用のベッドを有すること。
1-7-2
トレーニング用ベスト(トーラスト・ファントム)の両胸用を有すること。
1-7-3
穿刺吸引式生検装置(マンモトーム)を有すること。
Ⅲ.その他
(性能・機能以外に関する要件)
1.設置条件等は、以下の要件を満たすこと。
1-1
機器の配置、レイアウトについては、当センター職員及び PFI 事業者と協議のうえその指示に
よること。
1-2
機器の設置に伴い室内の改修工事等を行う場合は、事前に図面および施工計画書を作成し、当
センター施設担当職員及び PFI 事業者の承認を得ること。また、撮影室内の床や壁は当センタ
ー職員及び PFI 事業者と協議のうえ改修を行うこと。
1-3
当センターが用意した設備(電気設備、空調設備、給排水設備)以外に必要となる設備がある
場合は、当センター職員及び PFI 事業者と協議し、その指示に従い、費用は本調達に含むもの
とする。また、当該機器の配線工事等において必要となる関連機器及び関連用品は本調達に含
むものとする。
なお、当センターが X 線一般撮影システムに用意する電源は三相 200V75kVA とする。
1-5
鉄骨架台工事、使用中灯設置工事は、本調達に含むものとする。
1-4
高調波抑制対策が必要となる場合、当センター職員及び PFI 事業者と協議のうえその指示によ
ること。また、高調波抑制対策費用は、本調達に含むものとする。
2.搬入、据付及び調整
2-1
本調達機器の設置に関し、機器の搬入、据付、配管、配線、調整は、本調達に含むものとする。
2-2
配線工事等において防火区間を貫通配線する場合は、貫通個所に適法な処置を施すこと。
2-3
機器の搬入、据付、配管、配線及び調整については、当センターの開設準備スケジュール及び
PFI 事業者の施設整備業務に支障をきたさないよう、当センターの担当者及び PFI 事業者と協議
のうえその指示によること。
2-4
設置工事は、納期、工事期間のスケジュールに従い完了すること。また、工事期間中に機器の
搬入、据付等の作業を行う場合は PFI 事業者と協議し、その指示に従い、それにかかる費用は
本調達に含むものとする。
3.保守体制等は、以下の要件を満たすこと。
3-1
機器の円滑な運用を実現するための点検、調整および技術的なサポートを行える体制を有する
こと。
3-2
機器納入後 1 年間は、通常使用により故障した場合の無償保証に応 じること。
4. 職員研修、技術支援
4-1
医師及び技師が操作方法を熟知し、確実に使用が出来るまで受注者が責任を持って研修・技術
支援を行うこと。
4-2
機器の日本語による操作マニュアルを1部以上提供すること。
5. 納入期限
平成 29 年 3 月 26 日
6.
設置場所
大阪市中央区大手前 3 丁目
地方独立行政法人大阪府立病院機構
7.
7-1
大阪府立成人病センター(平成 29 年3月移転)
3階 X 線撮影室
デジタル一般 X 線撮影システム
3階 X 線撮影室
既存一般 X 線撮影システム高電圧発生装置
4階 ICU 器材室
回診用 X 線撮影装置
3階乳腺撮影室
フルデジタル X 線撮影装置
その他
入札機器のうち医薬品医療機器等法に基づく製造承認が必要な医療機器に関しては、入札時点
で同法に定められている製造の承認を得ている物品であること。
7-2
装置の撤去、運搬、据付調整、検査及び職員研修にかかる諸費用は全て受注者の負担とし、装
置の運搬、設置及び据付調整は所定の位置に納入期限までに速やかに行うこと。