国際経済論Ⅰ 宿題 2(4 月 30 日講義)6 月 4 日提出 高橋理香 問題 1(自給自足市場と貿易市場) 日本に住む日本人の A さんは、子供のベビーシッターをさがしている。ベビーシッターの 時給に対する A さんの支払用意は、最初の一時間は 2500 円であり、次の一時間は 2400 円 といったように、時間が長くなるほど、一時間につき 100 円ずつ下がる。 1 A さんの支払用意を授業で習ったようにグラフに示しなさい(縦軸・横軸にそれぞれ何 をとるか、示すこと)。 2 単純化のため、需要関数を直線として考えよう。つまり、y切片を 2500 円とし、1 時 間あたり 100 円ずつ下がる直線を考えればよい。需要関数の式を定義し、グラフに描き なさい(縦軸・横軸にそれぞれ何をとるか?) 。 日本では、殆どのベビーシッターが日本人である。今、ベビーシッターの市場が日本の自 給自足市場であると考えよう。日本人のベビーシッターの補償要求は、最初の一時間は 1200 円であり、労働時間が 1 時間長く毎に 100 円ずつ増加する。 3 日本人のベビーシッターの補償要求を授業で習ったようにグラフに示しなさい。 4 単純化のため、供給関数を直線として考えよう。つまり、y切片を 1200 円とし、1 時 間あたり 100 円ずつ上がる直線を考えればよい。供給関数の式を定義し、2 で描いたグ ラフ上に供給線を描きなさい。 5 自給自足市場における市場均衡を 2 と 4 のグラフで示しなさい。 6 均衡取引時間と均衡価格をそれぞれ求めなさい(計算プロセスも示すこと)。 実際には、日本にも、外国人のベビーシッターが少ないながら存在する。外国人のベビー シッターの補償要求は、一律、一時間当たり 1500 円であったとし、A さんの支払用意は変 化しないと考えよう。 7 外国人のベビーシッターの補償要求をグラフに示しなさい。 8 日本の国際市場(貿易市場)における供給関数をグラフに示しなさい。 9 日本の国際市場(貿易市場)では、A さんはベビーシッター(日本+外国)に何時間働 いてもらうことができるか?同様に、日本人のベビーシッターと外国人のベビーシッタ ーは、それぞれ何時間働くことができるか?ベビーシッター市場の時給は一定(単価取 引)であるとするならば、日本の国際市場の時給(均衡価格)はいくらであるか? 10 外国人のベビーシッターの居る場合と居ない場合で、A さんの子供を預ける時間はどれ だけ変化したか?また、A さんの支払う時給は自給自足市場と貿易市場でどれだけ変化 したか?A さんがベビーシッターに支払う総額はどれだけ変化したか? 11 日本人のベビーシッターは、外国人のベビーシッターが居る場合と居ない場合で、A さ んから得られる収入はどれだけ変化したか? 12 海外からの働き手(ベビーシッター)の存在は、雇用主(A さん)に何をもたらすか、 答えなさい。
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