3 専 攻 科 関 係 3.1 和歌山大学、大阪大学との交流協定締結 和歌山大学システム工部および大阪大学工学部との交流協定を提携し、専攻科修了生の大学院進 学への門戸を大きく開いた。 3.2 専攻科教育点検のシステムの構築と実行 専攻科教育の点検として、講義に関しては新たに授業完了報告書の提出を開始した。また特別研 究の点検として特別研究実施計画・指導報告書の提出も開始し、指導内容が明らかになるようにし た。 また教育点検の一環として外部に対する教育調査を開始した。 1、学習・教育目標の企業アンケートの実施 2、就職企業へのアンケート調査 3、修了生に対する聞き取り調査 さらに、それと平行して、専攻科担当教員の資格についての検討を企画会議で行い、大筋をまと め規則化した。 3.3 カリキュラム検討と実施 平成17年度、新カリキュラムとして「技術者倫理」科目を開講し、さらに創造教育や環境教育を 充実するため、 「創造プログラミング」「環境マネジメント」科目の平成18年度導入を決定した。 また外部単位の認定として、TOEIC−IPテスト(TOEICテストの団体特別受験制度) への資金的援助を行い、同テストで470点以上を得点すれば2単位、730点以上得点すれば4単位の 外部単位を認定することにした。 3.4 学生に対する設備的サービス 学生の要望に応えて、学生自習室にインターネットにつなげるパソコン2台、およびロッカーの 設置、マルチメディア室の開放(8:30∼17:30)、特別研究室へ机及び椅子を11セット配置した。 19 3.5 専攻科棟の多目的利用 専攻科棟の多目的使用として講義室が空いているときは研究交流会等に使用している。 平成17年度の実績 ① 電気情報工学科 AO入試の会場 場所:講義室2A及び講義室2B 日時 平成17年12月27日㈫ ② グローバルものづくりフェア 場所:全講義室 日時 平成18年3月20日㈪∼24日㈮ 3.6 平成17年度進路先 エコ専攻 メカ専攻 進 路 先 [ 企 業 ] アイコム㈱ 1 ㈱ウエスト 1 大阪ガス㈱ 1 ㈱三宝化学研究所 1 ㈱島精機製作所 1 シャープ㈱ 1 ダイセル化学工業㈱ 1 日本電気システム建設エンジニアリング㈱ 1 阪和電子工業㈱ 1 ㈱日立アドバンストデジタル 1 [ 進 学 ] 奈良先端科学技術大学院大学 1 1 [ その他 ] その他 2 合 計 9 20 5 3.7 平成17年度専攻科2年生特別研究テーマ メカトロニクス工学専攻 区分 氏名 酒井 誉平 連続成膜による Cu(In, Ga)Se2 薄膜の作成と太陽電池への応用 山口 下山 和幸 超音波振動による摩擦低減に関する研究 谷口 白井 佑季 エッジを考慮したインバースハーフトーン処理の手法と性能評価 雑賀 新堀 正尭 静圧空気浮上パレットの潤滑特性解析に関する研究 谷口 立花 敦 Q学習によるエージェントの行動ルールの取得 原 大輔 遺伝的アルゴリズムを用いたヘルパースケジューリング問題に関する研究 青山 平尾 敏廣 セレン・硫黄混合雰囲気中での結晶化による Cu(In, Ga)(S, Se ) 2 薄膜の作製 山口 宮地 勇介 角筒の終局強度の無次元表示の研究 藤原 輪玉 信大 過渡領域における3次元磁界センサの開発 山吹 特別研究テーマ名 指導教員 謝 エコシステム工学専攻 区分 氏名 粟津 徳将 内水氾濫を考慮した日高川における洪水解析および洪水氾濫解析 小池 飯田 晴記 キトサン系吸着剤による梅調味廃液中の有機酸回収 岸本 川原 陽 行政検討用津波ハザードマップの作成に関する研究 原出 久裕 農業用廃ビニールのリサイクルによるインターロッキングブロックへの検討 福田主澄夢 ベンゼン骨格を有するクロメン系フォトクロミック化合物の合成と物性 高木 目久保知宏 土壌中遺伝資源からの新規β−1,3−1,4グルカナーゼ遺伝子のクローニング 米光 特別研究テーマ名 指導教員 小池 久保井 3.8 自己点検結果 本年度、和歌山大学・大阪大学と交流協定を結び、専攻科修了生の進路の1つとして大学院への 進学に対して利便を図るとともに、インターンシップの受け入れ先の拡大を行うことが出来た。 専攻科教育の点検として、教育活動の実態を示すデータを集めるため、授業完了報告書の提出を 行い、授業進捗報告書とあわせて授業評価を実施できるシステムを整備した。今後、これらのデー タを使って授業評価まで進めていく予定である。また、修了生の学習達成度を外部評価によって確 かめるため就職先企業へアンケートを行った。アンケート調査ではおおむね企業から賛意が得られ た。今のところ企業からの回答数が少なく、今後増やしていく努力をする。さらに修了生への学習 成果の聞き取り調査も行い、今後のカリキュラムに反映していく予定である。 専攻科の教員を適切に配置するため、専攻科担当教員に対して内部で資格審査を行うシステムを 作った。それに照らし合わせて平成18年度には5名の担当教員を加えることを決定した。また、平 成19年度には大学評価学位授与機構からの外部審査を受ける予定である。 カリキュラムについては、教育内容を充実するため「技術者倫理」科目を新設した。さらに英語 学習を進めるため外部単位の認定としてTOEIC−IPテストを導入し、その受験費用の援助を 行った。 (平成17年度は1名だけであるが、単位認定を行い、受験費用の全額援助を行った。) 教育設備の面では、要望の多かったロッカーを各学生に1個貸与した。また自習時間の際のマル チメディア室の利用を許可し、学生自習室へのパソコンの設置を行った。また、施設の有効利用を 図るため、教室のあき時間の利用を促している。しかし、昨年度に比べて平成17年度の利用は少な かった。 21
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