MSI コマンドによる Windows インストーラ (*.msp) パッチファイ ルの手動適用 最終改訂日: 2012 年 11 月 28 日 注意:最新の情報は、まず、英語版の技術ノート 1885 (英語)で公開されます。英語版の最終改 訂日がこの版の最終改訂日よりも後である場合は、英語版に新しい情報が含まれている可能性が あります。 適用対象 EXTRA! X-treme バージョン 9.x Reflection for UNIX and OpenVMS バージョン 14.x Reflection for IBM バージョン 14.x Reflection for HP バージョン 14.x Reflection for UNIX and OpenVMS 2011 Reflection for IBM 2011 Reflection Standard Suite 2011 概要 この技術ノートでは、MSIEXEC コマンドを使用して EXTRA! または Reflection 用の Windows インストーラパッチ (*.msp) ファイルを手動でインストールする方法について説明しています。 パッチインストーラの使用とパッチの手動適用 通常、Reflection または EXTRA! のパッチは、パッチ実行ファイルをダブルクリックし、Patch Utility のダイアログボックスに表示されるインストールの指示に従うことによってインストー ルされます。Patch Utility による EXTRA! または Reflection のパッチのインストールについ ては、次の技術ノートを参照してください。 2263— 「How to Apply 2255— 「How to Apply 1615— 「How to Apply Reflection」 (英語) 1616— 「How to Apply Reflection」 (英語) a Service Pack to EXTRA! 9」 (英語) a Service Pack/Patch to Reflection 2011 Products」 (英語) a Service Pack/Patch to a Workstation Installation of a Service Pack/Patch to an Administrative Installation of ただし、MSI コマンドを使用して EXTRA! または Reflection のパッチを手動でインストールし たい場合もあります。例えば、EXTRA! または Reflection が (管理者用インストールではなく) イメージング技術または Microsoft Systems Management Server (SMS) を使用して配布されて いると、管理者は、個々のユーザがワークステーションを更新できるようにパッチを配布するか、 パッチを自動配布またはサイレント配布したい場合があります。 このような場合は、以下のセクションで説明するように、EXTRA! または Reflection のパッチ 実行ファイルから *.msp ファイルを抽出し、MSIEXEC コマンドを使用してパッチを適用するこ とができます。 パッチ (*.msp) ファイルの抽出 パッチ実行ファイルから *.msp ファイルを抽出するには 1. パッチ実行ファイルをダブルクリックします。 2. [パッチのインストール] ダイアログボックスで、[今後のアプリケーション用にファイ ル (*.msp) に保存する] をオンにして、[参照] をクリックし、ファイルを保存するフ ォルダを選択して、[保存] をクリックします。 3. インストールを完了します。 ワークステーションへのパッチの適用 *.msp ファイルを抽出したら、標準の配布ツールにより、MSIEXEC と MSIEXEC コマンドライン スイッチを使用して、パッチを適用および配布します。 構文: msiexec /p <スイッチ> <ファイル名>.msp REINSTALL=ALL REINSTALLMODE=omus 次の例では、ユーザインタフェースを使用せずにパッチをインストールする (サイレントインス トール) ために /qn スイッチが使用されています。 例: msiexec /p C:\Temp\1002ilc.msp REINSTALL=ALL REINSTALLMODE=omus /qn 一般に使用される MSIEXEC コマンドラインスイッチ: スイッチ 機能 /qn ユーザインタフェースを使用せずにインストール/パッチ適用を実行 します (サイレントインストール)。 /qb インストール/パッチ適用時にファイルインストール進行状況バーが 表示されなくなります。 /qr 標準ウィザードダイアログで進行状況サーモメータが表示されなくな ります (質問なし)。 REINSTALL パラメータにより、再インストールされる機能のリスト (カンマ区切り) が保存され ます。REINSTALL を ALL に設定すると、以前にユーザのシステムにインストールされたすべて の機能が再インストールされます。 REINSTALLMODE パラメータには、再インストールの種類を指定する文字列が含まれます。これら のオプションは、Msiexec.exe の /f コマンドラインパラメータで利用できる値に対応します。 REINSTALLMODE は、常に、REINSTALL パラメータと組み合わせて設定されます。 REINSTALLMODE の値: 値 結果 o ファイルが存在しない場合または古いバージョンである場合に再インストールします。 m HKEY_LOCAL_MACHINE または HKEY_CLASSES_ROOT レジストリハイブにいたる Registry テーブ ルの、必要なすべてのレジストリエントリを書き換えます。マシンまたはユーザ割り当てに関 係なく、Class テーブル、Verb テーブル、PublishComponent テーブル、ProgID テーブル、 MIME テーブル、Icon テーブル、Extension テーブル、および AppID テーブルのすべての情 報が書き換えられます。すべての認定コンポーネントを再インストールします。アプリケーシ ョンを再インストールする際、このオプションにより、RegisterTypeLibraries および InstallODBC 操作が実行されます。 u HKEY_CURRENT_USER または HKEY_USERS レジストリハイブにいたる Registry テーブルの、必 要なすべてのレジストリエントリを書き換えます。 s すべてのショートカットを再インストールし、既存のショートカットおよびアイコンを上書き するすべてのアイコンを再キャッシュします。 MSIEXEC と MSIEXEC コマンドラインスイッチの詳細については、Microsoft MSDN のサイト (http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/desktop/aa367988(v=vs.85).aspx) を参 照してください。 管理者用イメージへのパッチの適用 管理者用イメージに *.msp ファイルを適用するには、次の構文を使用します。 msiexec /a [管理者用イメージの .msi ファイルへのパス] /p mspfile.msp 追加のリソース Microsoft Windows インストーラの詳細については、Microsoft MSDN のサイト (http://msdn.microsoft.com/en-us/library/cc185688.aspx) を参照してください。
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