公益財団法人サントリー生命科学財団 平成28年度(第Ⅶ期)事業計画書 (平成 28 年 4 月 1 日~平成 29 年 3 月 31 日) 関西文化学術研究都市「けいはんな」新拠点への移転を完了し、常に事業の質の見直しと改善を図りなが ら、公益財団法人としてのより一層の向上を目指して以下の事業を推進します。 1.研究事業 産学連携を含む研究開発ならびに学術研究を行い、その成果の論文もしくは知的財産を公表し科学研究の 推進を目的とする事業 構造生物学/有機化学/分子生物学の異分野融合拠点と位置付け、 2016年(創立70周年)に世界最先端の研究成果を出す。 創立 70 周年を迎え、世界最先端の 研究成果達成を目指して以下の 10 課 題を推進します。 Ⅰ.天然有機化合物の科学 Ⅱ.生物多様性の科学 天然有機化合物の多彩な 生物活性のメカニズムの解明 生物種の多様性と共存の 真髄への肉薄 平成 27 年度から継続する課題を (継)、今年度より開始する課題を(新) としています。 (代表者*) Ⅲ.最先端構造解析の科学 有機合成 世界最先端の要素技術の 有機的連携 MS NMR ナノテク 分子生物学 Ⅰ. 天然有機化合物の科学 I-ア. 植物二次代謝物の生体内制御機構の解明(継) 堀川* セサモリン合成経路の解明を目標として、まず、合成酵素と考えられる P450 特異的なアフィニティスクリ ーニング法を確立する。 I-イ. 糖脂質のシャペロン・酵素様活性の作用機構解明(継) 島本*・野村・藤川 ・有機合成を基盤とした MPIase の活性部分構造と生合成経路の解明 選択的かつ効率的なリン脂質導入法を開発する。また、前年度までに合成した各ビルディングブロックを 用いて MPIase の基本 3 糖を構築し、リン脂質を導入して 3 糖リン脂質を合成する。その化合物の膜挿入活性 および膜流動性変化の活性を検討し、それらの活性を示す要因を明らかにする。 ・MPIase 存在下における SecYEG 複合体の dimer 形成メカニズムの解明 今年度は SecG のみを脂質二重膜に再構成した系での SecG 同士の相互作用部位の解析を行う。 I-ウ. ポリフェノール類複合体の多様性と生物活性の解明(継) 山垣*・渡辺・菅原 再現性のある MS イメージングの手法を確立するとともに、花弁の色によって切り分けた部位に含まれる色 素やフラボノール成分の直接定量と比較することで定量 MS イメージングの信頼性を確認する。 NMR 滴定実験や NOE 実験により、青色物質の構造に関する新たなモデルを提唱する。 1 Ⅱ. 生物多様性の科学 Ⅱ-ア. 神経ペプチドが制御する生物種の存続と拡大の分子機構(継) 佐竹*・川田・酒井・大杉・白石・山本・松原 ・神経ペプチドの制御する卵細胞成長機構 タキキニン受容体ノックアウトマウスの表現型を解析し、内分泌学的性質を確定する。 ・ホヤ排卵の分子メカニズムの解明 排卵と卵成熟(卵殻胞崩壊)に関わる遺伝子群を同定する。排卵を実行するプロテアーゼ遺伝子を同定する。 ・ホヤ神経ペプチドの脳内マッピング ペプチド MS イメージングの定量性を確立する手法を検討する。神経細胞のイメージングとペプチド MS イ メージングのデータをもとにして 3 次元画像を構築する画像処理技術を開発する。 ・脊椎動物ペプチド遺伝子の下等動物への水平伝播の証明 ゲノムの構造を解析することで、その遺伝子の由来を推定できるかを検討する。 ・卵胞成長におけるカテプシンファミリー遺伝子関連非コード RNA の役割 ホヤの初期卵胞で発現するカテプシンファミリー遺伝子アンチセンス RNA を同定する。マウス初期卵胞に おいても同様に非コード RNA が発現しているかを確認する。 ・分子の「収斂」による生物多様性の解明 普遍的であるが、体温や外部環境温度により生物種間で活性の至適温度の異なる酵素に関して、その温度 感受性に関わる領域を特定する分析手法を開発し、生物多様化への進化メカニズムの一端を解明する。 Ⅱ-イ. ヒト小腸上皮細胞での植物内在性鉄キレート化合物の吸収(継) 村田佳 ヒト小腸による鉄吸収システム全体において、植物由来ムギネ酸関連鉄キレート化合物が鉄吸収機構に関 与している新たな知見を得て、ヒトの鉄吸収効果を解明する。 Ⅱ-ウ. 多細胞生物の組織形成・維持における低分子化合物(ACh, IVA)の機能解明(継) 高橋*・村田純 ・腸オルガノイド ACh 腸オルガノイドを構成する細胞のうち、ACh 合成・分泌、受容体発現・シグナル伝達に関与する細胞を特 定し、細胞分化と内在性非神経性 ACh との関係を明らかにする。 ・植物成長阻害物質 IVA 根における IVA 結合タンパク質を同定し、当該遺伝子破壊系統を用いた表現型の解析により、IVA 処理に よる根の形態変化を説明する証拠を得る。 佐竹*・小山・村田純 Ⅱ-エ. 植物の外来遺伝子特異的排除機構の解明 (継) レンギョウ葉における外来遺伝子導入の実証研究として、異種植物由来の外来遺伝子を導入した遺伝子組 換えレンギョウ植物体を作出するとともに、系統間の表現型を比較することにより、遺伝子組換え体の形質 評価とする。 Ⅱ-オ.植物の多様な形質を発現する分子基盤の解明(継) 小山 葉の形態形成に関与する TCP ファミリー遺伝子の選抜および葉の発生タイミングに影響する転写因子を同 定し、形態形成メカニズムを提案する。 2 Ⅲ. 最先端構造解析の科学 Ⅲ-ア. 哺乳類の受精における膜融合メカニズムの解明(継)原田*・山垣・森 IZUMO ドメイン全体の試料調整方法を確立し、IZUMO ドメイン内の天然編成領域の構造特性を解析する。 Ⅲ-イ.紅藻類ハナヤナギ由来パリトキシン類縁体の構造決定(新)森・岩下・菅原・山垣* 新規パリトキシン類縁体の構造解析を進めるため、ハナヤナギの採集とサンプルの単離精製を行う。 【創立 70 周年記念事業・中西重忠シンポジウムの開催】 2016 年 2 月 6 日、当財団は創立 70 周年を迎えました。昨年 6 月のサントリーワールドリサーチセンター への移転に伴い、実験室や設備等の研究環境を一新するとともに、中西重忠新所長を迎え、公益に資する研 究課題の遂行に邁進しています。本年 6 月 27 日、創立 70 周年を記念し、中西重忠シンポジウムを開催いた します。 中西重忠シンポジウム 期日: 2016 年 6 月 27 日(月) 受付 場所: プログラム概要 9:00~10:00 シンポジウム 10:00~17:30 懇親会 18:00~19:30 サントリーワールドリサーチセンター Main Hall 10:00-10:10 はじめに 理事長 仙木 伸介 10:10-11:10 記念講演 生有研所長 中西 重忠 先生 11:10-12:00 招待講演1 京都大学教授 斉藤 通紀 先生 先生 12:00-13:30 昼食 13:30-14:20 招待講演2 慶應義塾大学教授 本田 賢也 14:20-14:45 所員講演1 生有研主幹研究員 佐竹 炎 14:45-15:10 所員講演2 生有研主幹研究員 島本 啓子 大阪大学教授 深瀬 浩一 先生 15:10-15:30 休憩 15:30-16:20 招待講演3 16:20-17:20 特別講演 北里大学特別栄誉教授 大村 智 先生 17:20-17:30 おわりに 生有研所長 中西 重忠 先生 18:00-19:30 懇親会 *ご希望により、昼食休憩時間 及び 懇親会前に当研究所見学会実施 (以下の講師紹介は、それぞれのホームページから抜粋・引用した。 ) 斎藤通紀先生:京都大学大学院医学研究科医学・医科学専攻教授 ヒトの体は多種多様な個性を持つ細胞群に構成され、その個性が正しく形成され機能することが、発生や 成体の恒常性維持に不可欠である。細胞の個性は、シグナル分子や転写因子、さらにはエピゲノム(DNA メ チル化や様々なヒストン修飾を含むクロマチン後成的修飾の総体)により制御され、それらの異常は様々な 3 病態に関与する。エピゲノムを最もダイナミックに制御し全能性(すべての細胞に分化し個体を形成する能 力)を獲得する生殖細胞の研究を通して、細胞形質制御機構の理解とその応用を目指している。 研究・教育について マウスを用いて生殖細胞の発生機構やエピゲノムリプログラミングの分子機構を研究してきた。その成果 に基づき、培養ディッシュ上で、マウス ES 細胞/iPS 細胞から、精子、卵子、さらには健常な産仔に貢献す る能力を有する始原生殖細胞様細胞(primordial germ cell-like cells: PGCLCs)を誘導する技術を開発し た。本技術を用いて、PGCs の誘導に十分な転写因子の同定やエピゲノムリプログラミングの本態の解明に成 功した。現在、PGCs の増殖制御機構、雌雄分化機構、減数分裂開始機構、精原幹細胞への分化機構などを研 究している。本成果をヒトに応用するため、霊長類のモデル動物であるカニクイザルの初期発生機構や生殖 細胞発生機構を研究中である。また、ヒト iPS 細胞を起点としてヒト生殖細胞系譜の誘導研究を推進してい る。 本田賢也先生:慶應義塾大学医学部微生物学・免疫学教室 腸に住み着く約 1000 種類の細菌(腸内細菌)は、宿主の生理機能に大きな影響を与える。腸内細菌と免疫 細胞との関わりに着目し、マウスとヒトを対象として研究している。特に、免疫細胞の分化や機能に深く影 響を与える腸内細菌種を同定し、その仕組みや鍵となる物質を見つけることを目的とおり、長期的には、腸 内細菌を人為的に操作することを可能とし、炎症性腸疾患・自己免疫疾患・アレルギーなど、腸内細菌の構 成異常が関わることが知られている疾患を制御する方法を確立することを目指している。 研究主分野:免疫学 研究関連分野:微生物学 研究テーマ ・腸内細菌による宿主免疫系への影響 ・腸管の新しい免疫細胞の同定 ・炎症性腸疾患・アレルギー疾患・がんの腸内細菌を介した治療法の開発 深瀬浩一先生:大阪大学大学院理学研究科化学専攻・教授 生物活性天然有機化合物、なかでも糖を含んだ複雑な分子を主な対象として、新物質の単離・構造解析・ 合成という化学的な研究とともに、国内外の生化学者や医学者と協力して、それらの分子が生物機能を発現 する機構の研究にも積極的に取り組んでいる。バクテリアの細胞表層成分である複合糖質に関する研究のほ か、糖分子を位置および立体的に制御しながら結合させる新しい合成法、生物活性分子の機能研究のための 種々の標識体合成研究も活発に行っている。 細胞壁を構成するリポ多糖やペプチドグリカンは感染や癌に対する動物の抵抗力を増すことが古くから知 られてきた。これはバクテリアなどの侵入物に対して高等動物が身を護るための「自然免疫」の現れである ことが明らかになっている。この現象にかかわる物質面からの研究を以前から続けており、免疫作用の本体 となるバクテリア表層成分の化学構造を明らかにするとともに、その化学合成や同位元素標識をおこない、 分子の立体構造と生物活性における関係性や動物細胞による認識機構の解明にも向かっている。 大村 智先生:北里大学特別栄誉教授 大村博士が主導する北里研究所創薬グループは、1965 年来、微生物の有機化合物生産能を人類の福祉と健 康に役立てることを目指し、先端的研究を続け、今日に至っている。 4 有用微生物の新規分離法を導入してこれまでに Kitasatospora 属、Longispora 属、および Arbophoma 属な ど、13 新属をはじめ、42 新種の微生物を発見した。 これらを含む土壌分離株から抗生物質を始めとする生 理活性有機化合物を見出す新規探索系を確立し、これらを用いて 470 種余りの構造的にも生物活性面におい ても興味ある新規物質を発見した。内、26 種の天然物またはそれらの誘導体は、医薬、動物薬、農薬および 研究用試薬として多く使われている。 Cerulenin(真菌 Acremonium caerulens) :世界初の脂肪酸生合成阻害剤。コレステロール合成阻害剤スタ チン類の発見、開発の先駆物質となった。 Staurosporine(微生物アルカロイド):プロテインキナーゼ C 阻害作用。構造と生物活性研究により抗が ん剤開発に結び付いた。 Avermectin(Streptomyces avermectinius) :マクロライド抗寄生中抗生物質。ジヒドロ誘導体 ivermectin (動物薬)として開発。Mectizan(ヒト用抗寄生虫薬)は、重篤な熱帯病、オンコセルカ症およびリンパ系フ ィラリア症にメルク社および北里研究所より無償供与され、WHO および関連機関の撲滅プログラムに展開さ れている。2020 年に撲滅達成の見込み。 その他、lactacystin(抗がん剤開発、蛋白質分解制御の研究に貢献) 、atpenin A5(ミトコンドリア complex II の阻害剤)の発見。Avermectin 生合成機構の解明、微生物の遺伝子操作による新規な抗生物質の創製等。 線虫の寄生によって引き起こされる感染症に対する新たな治療法に関する発見を理由として、2015 年度ノ ーベル生理学・医学賞を受賞。 5 2.解析センター事業 大学の行う学術研究等を対象に、核磁気共鳴ならびに質量分析など、新しい解析方法の提供ならびに解析 サービスを通して科学研究の支援を目的とする事業 当財団が創設以来行ってきた大学等の公益研究および教育活動への支援を継続して行います。最新の MS、 NMR 等を用いた構造解析支援や新しい解析方法のニーズに対応する学術支援や若手研究者への技術支援、大 学院生の教育・実験研修等を実施します。 MS、NMR 等による構造解析のみならず、有機合成による化合物の提供、分子モデリングによる受容体、酵 素等の機能解析、次世代シークエンサーデータの解析等の学術支援も実施します。 3.研究奨励助成事業 研究助成制度、奨学金制度、ならびに研究集会助成制度により学術研究と科学人材育成を助成する事業 ア. 研究助成制度(SUNBOR GRANT) 研究助成金(SUNBOR GRANT)は、1件あたり 2,000 千円/年を上限に、予算の範囲内で選考委員会の審議に より助成額と件数を決定し、3 年間給付します。平成 28 年度は、表1に示す平成 26 年度および 27 年度採択 の課題 14 件の給付を継続します。 表 1. SUNBOR GRANT の支給先 平成 26 年度採択の継続助成先 1 清中茂樹 京都大学大学院地球環境学堂 准教授 1,000 2 中川 名古屋大学大学院生命農学研究科応用分子生命科学専攻 准教授 1,000 優 3 A.R. Pradipta 理化学研究所田中生体機能合成研究室 博士研究員 800 4 櫻井香里 東京農工大学大学院工学研究院化学専攻 准教授 800 5 石丸泰寛 東北大学大学院理学研究科化学専攻 助教 800 6 吉田 優 独立行政法人理化学研究所光量子工学研究領域 助教 800 7 庄司 満 慶應義塾大学薬学部 准教授 800 平成 27 年度採択の継続助成先 1 荻原克益 北海道大学大学院理学研究院生物科学部門 助教 1,000 2 森 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 特任研究員 1,000 3 豊島文子 京都大学ウイルス研究所細胞生物学研究部門 教授 800 4 浅野敦之 筑波大学生命環境系生物圏資源科学専攻 助教 800 5 原口省吾 早稲田大学教育・総合科学学術院理学科 助手 800 6 黒木俊介 徳島大学疾患酵素学研究センター 助教 800 7 中田友明 日本獣医生命科学大学獣医学部獣医学科 専任講師 800 稔幸 平成 28 年度は、 「最先端構造解析の科学」に関連する課題を設定し、公募します(1 件当たり 2,000 千円/ 年を上限として 3 年間給付。6 件採択の予定) 。 表 2.平成 28 年度 SUNBOR GRANT 予算総額(千円) 予算 件数(継続+新規) 18,000 20(14+6) (参考)平成 27 年度実績(千円) 予算 実績 件数(継続+新規) 18,000 18,000 20(13+7) 6 イ. 奨学金制度(SUNBOR SCHOLARSHIP) 1件あたり 60 千円/月の返済義務のない奨学金を、平成 28 年 4 月より、奨学生の学年に応じて最長 3 年間 (平成 30 年 3 月まで)支給します。平成 28 年度は、表 3 に示す、平成 26 年度および 27 年度採用の 9 名に 継続して支給します。また、平成 28 年度新規奨学生は、平成 28 年 3 月 8 日に実施予定の選考委員会におい て選出します(8 名程度の予定)。 表 3.平成 27 年度 SUNBOR SCHOLARSHIP 給付 大学院・研究科・専攻 学年 (H28.4.1) 指導教員 平成 26 年度採択の奨学生 1 東京大・薬学・薬科学 D3 井上将行 2 徳島大・ヘルスバイオサイエンス・創薬科学 D3 難波康祐 3 大阪大・理学・化学 D3 深瀬浩一 平成 27 年度採択の奨学生 1 大阪大・理学・化学 D3 梶原康宏 2 北海道大・生命科学・生命融合科学 D2 谷口 3 筑波大・生命環境科学・生物科学 D2 上田太郎 4 東京農工大・工学・生命工学 D3 長澤和夫 5 北陸先端大・マテリアルサイエンス・バイオ機能組織化 D3 濱田 6 大阪大・理学・化学 D2 村田道雄 透 勉 なお、平成 27 年度採択の奨学生 1 名が、学振 DC 採用により、辞退しました。 表 4.平成 28 年度 SUNBOR SCHOLARSHIP 予算総額(千円) 予算 12,240 予算 8,640 件数(継続+新規) 17(9+8) (参考)平成 27 年度実績(千円) 実績 件数(継続+新規) 9,360 13(5+8) ウ. 研究集会助成制度 生物有機化学分野において若手研究者の育成や新しい分野の開拓等に取り組んでいる国内ないし国際の学 会・シンポジウム等の研究集会を中心に、申請案件に対して当財団の支援分野の確認を経て、国内学会一件 当たりそれぞれ集会規模等に応じて 50 千円~100 千円、国際学会一件当たり 100 千円~300 千円を助成しま す。総額 1,300 千円を予定しています。 7 4.科学人材育成事業 自らの研究所での博士客員研究員制度ならびに大学院連携講座の開設や大学法人への講師の派遣など科学 者育成の支援を行う事業 ア. 博士客員研究員制度 平成 25 年度に着任した 1 名を 1 年間延長し、研究を遂行させます。 イ. 研究人材教育支援 神戸大学大学院連携講座をはじめ、大学院、大学、その他の研究機関等から当研究所での教育研修の受入 れ、ならびに非常勤講師など大学等の事業支援を行います。また、他の公益研究機関等から要望があった場 合には当財団の趣旨に照らし合わせてそれを実施します。 5.企業研究受託事業 企業等のニーズに応えて、保有する研究力を用いた研究もしくは開発の受託および共同を行う事業 6.財団・研究所要員 種 別 博 士 修 士 学 士 所員計 博士客員 嘱託所員 派遣等雇用 事務局企画部 期首 期末 増減 1*1 1*1 ― 1 2 1 1*1 2 1 期首 20*1 2 ― ― 研究部 期末 19 2 増減 -1 ― 22 21 -1 1*2 1*2 ― 5 5 6 27 8 計(単位:人) 期末 増減 20 -1 2 ― 1 ― 23 -1 ― 1 1 5 1 1 5 ― ― ― ― -1 7 31 7 30 ― -1 ― 客員計 1 1 ― 6 合 計 3 3 ― 28 *1:定年退職者の高齢者雇用促進法に基づく所員嘱託。 *2:博士客員研究員制度による研究員。 期首 21 2 1 24
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