A)戸建 A)戸建て 戸建て住宅の 住宅の建築構造 戸建住宅の建築構造は、構造材の材質で①木造、②鉄骨、③コンクリートの3つに分類し、次に工法で分類するというのが一般的です。 ここでは、①~⑦迄の代表的な7つの構造に分類しました。日本の住宅の場合はおよそ 8 割が①木造軸組構造(通称=在来工法です。 最近は住宅メーカーを中心に 2×4 工法やプレハブ工法も増えています。今回のテーマでは、これら住宅の建築構造を知ることによって、美しく ウインドウトリートメントを納める為のヒントを特集しました。 ① 在来工法) 木造軸組構造( (在来工法 ) 木造軸組構造 日本の伝統的な建築構造で柱や梁の軸組 みで構造体(骨組み)を形成 木造枠組壁構造( ×4工法 工法) (2× 木造枠組壁構造 工法) 北米で開発された建築構造で2×4材を主に枠組み を組んだ床・壁・天井など面で構造体を形成 木質系パネル パネル構造 木質系 パネル構造 工場生産の木製パネルを現場で組立てる ② 木造 ③ 原理的には2×4に近似している プレハブ工法 ④ 鉄骨軸組構造 軽量鉄骨による軸組構造で構造的には木造軸組 (在来工法)に近い 鉄骨+ALC 鉄骨+ALC構造 +ALC構造 鉄骨で軸組を構成しALC(軽量気泡コンクリート) パネルを組合せた構造 鉄骨ユニット 鉄骨ユニット構造 ユニット構造 工場生産の箱型ユニットを現場で積み木を 積み上げるように組立てる コンクリートパネル構造 コンクリートパネル構造 工場生産の鉄筋コンクリートパネルを現場 で組立てる ⑤ 鉄骨造( 造) 鉄骨造(S造 ⑥ ⑦ コンクリート造 コンクリート造 資料 A-1/8 B)主 B)主な建築構造別の 建築構造別の下地状況 窓額縁の上には「まぐさ」と言われる物があり ます。但し、木造軸組構造(在来工法)の場合「ま 木造軸組構造 窓回りの 窓回りの構造 りの構造 ぐさ」は薄い為、カーテンレールの下地として まぐさ は殆ど使えません。窓の両側の「柱」や「横胴 額縁 胴差(どうさし) 縁」に取り付ける様にしましょう。但し、窓の 柱 石膏ボード サイディング 通気縦胴縁 種類によっては窓のすぐ横に「柱」が無い場合 もあります。又、 「間柱」は一定の間隔で取り付 サッシ クロス貼り 間柱 けてありますが、ブラケットを取り付けたい位 置には無い場合もあり、注意が必要です。 巾木 横胴縁 木造軸組構造 カーテンレール取付位置 カーテンレール取付位置( 取付位置(壁仕上をはがした 壁仕上をはがした状態 をはがした状態) 状態) 断熱材 胴差(どうさ し) 柱 額縁 石膏ボード サイディング 土台 通気縦胴縁 サッシ クロス貼り 間柱 巾木 横胴縁 フサカケ取り付け位置には、下地がない場合がある ので注意が必要です。 。 断熱材 土台 資料 A-2/8 木造枠組壁構造( 木造枠組壁構造(2x4) 2×4 工法の場合は、窓上の「まぐさ」が非常に 窓回りの 窓回りの構造 りの構造 額縁 厚く大きい為、殆どのウインドウトリートメン まぐさ 「縦胴縁」 ケーシング ト商品が取り付け出来ます。又、窓の両側にも サイディング 石膏ボード 通気縦胴縁 「縦枠」(スタッド)と「まぐさ受け」があります サッシ クロス貼り ので、そこに取り付けも可能です。但し、非常 に細長い窓や小窓の場合は「まぐさ」がありま せんので注意してください。 下地合板 巾木 まぐさ受け たて枠 木造枠組壁構造( 木造枠組壁構造(2x4) カーテンレール取付位置 カーテンレール取付位置( 取付位置(壁仕上をはがした 壁仕上をはがした状態 をはがした状態) 状態) まぐさ 額縁 サイディング 通気縦胴縁 ケーシング サッシ 下地合板 巾木 まぐさ受け たて枠 資料 A-3/8 鉄骨軸組構造 プレハブ工法の多くがこの鉄骨軸組構造です。 窓回りの 窓回りの構造 りの構造 建て方は木造軸組構造に似ていて、太い鉄骨(柱)で建物を CR下地合板(12mm×W×138mm) 額縁 支えています。鉄骨にはカーテンレールの取付ビスが使 軽量鉄骨 石膏ボード サイディング(外壁仕 上) 木材の下地フレームを組んであります。ウインドウトリ サッシ ートメント商品はこの木材のフレームに取り付けます。 クロス貼り 「柱」や「まぐさ」の様な太い物はありませんが、一定 木フレーム(パネル) 木製額縁固定金具 えません。壁面の石膏ボードと鉄骨の構造体との間に、 の間隔で「縦胴縁」のようなフレームがあり、それに取 巾木 り付けします。大手の住宅メーカーの場合はその他にカ ーテンレール用の木材下地を任意で入れてある場合もあ りますので、施主に確認すると良いでしょう。 断熱材 鉄骨軸組構造 カーテンレール取付位置 カーテンレール取付位置( 取付位置(壁仕上をはがした 壁仕上をはがした状態 をはがした状態) 状態) CR下地合板(12mm×W×138mm) 額縁 軽量鉄骨 石膏ボード サイディング(外壁仕上) サッシ 木フレーム(パネル) 木製額縁固定金具 断熱材 資料 A-4/8 クロス貼 巾木 鉄骨+ALC 構造やコンクリートパネル(プレキャスト)工 鉄骨+ALC 鉄骨 ALC構造 ALC構造 法の住宅も鉄骨軸組構造と同様、壁面の石膏ボードと鉄 骨(コンクリート)との間に木材のフレームや木下地パネ 窓回りの 窓回りの構造 りの構造 ルがあります。ウインドウトリートメントはこれに取り 額縁 軽量鉄骨 付けします。但しブラケットやフサカケの取り付けたい 石膏ボード へーベル(外壁仕上) 位置に下地が無い場合もありますので注意が必要です。 サッシ 木下地パネル クロス貼 巾木 合板 断熱材 鉄骨+ALC 鉄骨 ALC構造 ALC構造 カーテンレール取付位置 カーテンレール取付位置( 取付位置(壁仕上をはがした 壁仕上をはがした状態 をはがした状態) 状態) 軽量鉄骨 額縁 へーベル(外壁仕上) 石膏ボード サッシ 木下地パネル クロス貼 巾木 合板 断熱材 資料 A-5/8 C)マンショ C)マンション マンション・ビルの下地について 下地について RC、SRC 構造のマンションやビルの取り付け下地は、一般的に 2 つに分けられます。 代表的な下地としては、スチールのスタッド等を一定の間隔(通常 303mm ピッチ)で組んでいる場合があります。特に天井は俗称 「軽天仕様」となっていて、コンクリートスラブからスチール材を使用し て「ぶどう棚」の様に吊った通称「M バー」に石膏ボードや ジプトンと呼ばれる化粧ボード(材質=石膏)等の天井仕上げ材 がビス止めで貼ってあります。天井の仕上げボードは 12mm と 9mm を 2 枚貼る場合もあります。 スラブ(コンクリート) つりボルト 野縁受け(C チャン) 天井仕上げボード 野縁(M バー)にビスでボートを貼る シングルバー=巾 20mm 資料 A-6/8 ダブルバー=巾 50mm もうひとつは「GL 工法」よばれている方法で梁の廻りに よく見られます。コンクリートの躯体等と石膏ボードを「GL ボ ンド」で接着します。ボンドにはビスは取り付けられません 石膏ボード ので、振動ドリルでコンクリートに下穴を開けて、フッシャープラグ等 を差し込んで長めのビスで取り付けます。窓のすぐ上の梁 はこの下地の場合が多く、取り付けには苦労します。 壁面の石膏ボードは 12mm 厚の仕様が多い様です。 GL ボンド コンクリート壁 スキ間 スキ間 30~ 30~50mm 資料 A-7/8 interior Corporation matusou matusou 松装株式会社 〒486486-0851 愛知県春日井市篠木町 7-2341 TEL: TEL:05680568-8484-0800 FAX: FAX:05680568-8484-1156 IP 電話: 電話:050050-35393539-8123 http://www.matusou.co.jp/ 資料 A-8/8
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