吉年ちず子活動だより 第 71 号 2011.2.17 発行 部数 伝統的な古い町並みの富田林町「じないまち」 48,000 部 新しくて若い町、金剛錦織台「エコロタウン」 富田林市で一番古い町「寺内町」は、16 世 富田林市で一番新しい町「エコロタウン」は、 紀の半ば、戦国時代の最中に誕生し、真宗の寺 金剛地区の寺池台と錦織公園に連なる丘の上に 院である興正寺別院を中心に、8人の有力者の あり、昨年から 317 区画が造成されており、今 合議制のもとで町づくりが行われました。江戸 年1月末で 64 世帯が入居しています。現在、建 時代には幕府の直轄領となり、水陸交通の要所 築中の家や分譲地の下見に来ている若い世代の であるところから酒造業を主とする商業の町と 人たちの姿が目立ち、数年の間には子どもの声が して発展し、それに伴う伝統的文化の興隆と高 あふれる若い町ができ上がることでしょう。 い市民意識は、現在にも受け継がれています。 これまでも、金剛地区を含む大小様々な規模の 寺内町には重要文化財の旧杉山家住宅を始 新興住宅地は、市内のあちこちに開発されてお め、江戸期・明治期の建物が古い町並みとして り、古くからある地域社会と共存しています。 残っており、1997 年には国の重要伝統的建造 また、全国的な都市化の影響を受け、昔からの 物群保存地区の選定を受けました。市の条例の 緑豊かな田園地域にも新しい住民が住むように 規定によって、保存地区の町並み景観保全に関 なり、居住形態や価値観の異なる住民による新た する基本計画があり、伝統的建造物群の特性に な地域社会作りが必要になってきています。 今や、戦後生まれの世代が 60 歳を超え、まだ 調和する建物の保存や修景を行うよう基準が定 められ、費用の一部が補助されています。 まだ心身ともに元気な若い熟年者が地域に戻っ この保存地区を含む富田林町は、急速に市街 てきています。この世代には、自分たちの親の世 化が進むことによって、古い町屋と新しい住宅 代と子育て世代とを繋いでいく役割が期待され が混在し、保存地区に住む住人も高齢化して世 ています。地域に住む先人からの知恵や価値観を 代交代していく中で、伝統的「じないまち」を 学び、次の世代と共に、これからの地域に必要な 引き継ぎ、同時に、生活の場としてどのように 課題に取り組むことが、子どもたちの未来をも明 町を活性化していくのかが問われています。 るくするものと確信しています。 -1- ちず子の質問と提案より(2007 年6月議会 ~ 2010 年 12 月議会) 2007 年6月議会 <見てある記 52 号> 2008 年3月議会 <見てある記 56 号> 1.市民窓口業務の充実 1.大阪府の暫定予算編成による本市への影響 (1)再任用職員をフロアマネジャーに 2.住民基本台帳カードの偽造に対する本市の対応 (2)転入時手続に細やかなサービスを 3.児童館での小学生育成事業と学童クラブ事業 (3)金剛連絡所を支所として位置づけて拡充を 4.配偶者暴力防止法改正による本市での課題 2.行政情報の発信と公開・市民の意見の情報交換 2008 年 9 月議会 (1) 1.児童・生徒への就学援助制度 新聞広告での継続的自治体情報発信を <見てある記 58 号> (2)「広報とんだばやし」に市長随想掲載を 2.母子世帯への生活支援 (3)「街かど市政相談会」の開設を 3.多文化共生ネットワーク (4)情報公開課の役割と内容の拡充 (1)外国にルーツを持つ子どもへの学習支援 (2)在住外国人保護者への生活支援 (3)多文化共生指針の策定 2007 年9月議会 <見てある記 53 号> 4.第4期介護保険事業計画の策定に向けて 1.後期高齢者医療制度導入にあたっての課題 (1)国民健康保険料と後期高齢者医療制度の保険料 2008 年 12 月議会 (2)医療制度変更点の市民への周知 1.第4期介護保険事業計画の地域支援事業と (3)大阪府後期高齢者広域連合に対する意見集約 地域密着型サービス 2.特定検診の実施にあたっての課題 2.地元の特性を生かした農業推進 (1)国民健康保険の保険者としての役割 (1)生活改善クラブ連絡協議会の活動 (2)介護保険法による生活機能評価 (2)地元のブランド商品の開発と販売促進 (3)健康づくり推進課の保健事業との関連と連携 2007 年 12 月議会 <見てある記 60 号> (3)アライグマ・イノシシの農作物被害対策 <見てある記 55 号> 2009 年 3 月議会 1.小中学校での特別支援教育体制の推進 <見てある記 61 号> 1.障害者自立支援法見直しに際しての問題点と課題 (1)特別支援教育コーディネーターの養成と研修 (1)移動介護(ガイドヘルプ)に関わる事業 (2)校内委員会の位置付け (2)地域生活支援事業の課題 (3)巡回相談の実施 2.機能訓練教室「リハップ」 (4)特別支援教室・通級教室の設置 3.公共福祉施設での安全対策とバリアフリー化 (5)関係機関や専門家との連携 2009 年 9 月議会 (6)教職員と保護者に対する研修 1. 2.特別支援を必要とする人への支援体制の連携 <見てある記 63 号> 「孤立死」ゼロのまちづくりを目指して (1)緊急通報システムの活用 (1)就学時までの支援体制との連携 (2)ライフラインや市のサービスの活用 (2)障害福祉と生活基盤の支援・連携 (3)地域包括支援センターの活用 (3)発達障害に関する市民相談窓口の充実 (4)安否確認ホットラインの開設 (4)中学校卒業後の地域生活支援 2. -2- 定額給付金の申請と給付についての状況と対応 2009 年 12 月議会 <見てある記 65 号> 2010 年 9 月議会 <見てある記 68 号> 1.聴覚障がい者のコミュニケーション支援 (個人質問の時間が 30 分になりました) (1)手話通訳者の養成と派遣 1.高齢者の地域見守り体制 (2)要約筆記者の養成と派遣 (1)後期高齢者の安否確認状況 (3)見てわかる形での情報提供 (2)要援護者台帳の整備と活用 2.視覚と聴覚の重複障がい者(盲ろう者)に対する支援 (3)災害時要援護者支援プラン (1)盲ろう者の通訳介助者の養成研修 2.学校図書館司書の待遇改善 (2)現状でのサービス体制 (1)学校図書館教員補助員の雇用条件 (3)援護を必要とする人の把握方法 (2)二校兼務の勤務体制の改善 3.本市の非常勤職員の待遇改善 (3)定期健康診断の受診 (1)時間外保育士の労働条件改善 3.期日前投票制度と不在者投票制度 (2)学童クラブ指導員の研修 (3)図書館司書と学校図書館司書の連携 2010 年 12 月議会 1. 2010 年 3 月議会 <見てある記 66 号> <見てある記 70 号> 小中学校の情報教育の現状と課題 (1)各校のコンピューター環境の整備 (個人質問に1問1答制が導入されました) (2)大型テレビと電子黒板の活用 1.地域防災と危機管理体制 (3)インターネット情報モラル教育の取り組み (1)地域防災計画とまちづくり (4)携帯電話・携帯ネットへの対応 (2)避難収容体制の整備 2. 国勢調査の実施にあたっての経過と課題 (3)災害弱者への支援 3. 住民への各種送付封筒の簡素化への提案 (4)市民参画による福祉と防災のまちづくりへの提案 平成 23 年度予算案 (3 月議会上程議案より) (予算案の歳入には上記の3つの項目以外に、地方債・使用料・手数料・分担金・基金繰入金などが含まれます。) 今年4月に市長選挙が予定されているため、平成 23 年度予算は骨格予算となり、義務的経費・継続的経費 のみが計上されたものになっています。一般会計が前年度よりも増えているのは、生活保護費と子ども手当 などの扶助費が 11 億 5809 万円増加しているのが大きな要因です。介護老人保健施設特別会計は、毎年、 施設整備事業債のみの計上になっているため、今年度より一般会計で執行される予定です。税収は、景気回 復を見込んで法人税の増加が期待されるものの、個人市民税・固定資産税・都市計画税・市たばこ税などが 減少し、合わせて 3 億 331 万円の減収となりそうです。 -3- ちず子の活動手帳より 2011 年 2月 3月 2. 3(木) 「にんじん」定例会 難病患者交流会ボランティア 2. 4(金)平成 23 年度予算議員研修会 「平川さん訴訟」傍聴 2. 5(土) 「Be in (総合福祉会館) 3. 2(水)介護保険市民オンブズマン活動 (八尾市寿光園) (富田林保健所) 3. 3(木)定例市議会 <一般質問> 3. 4(金)定例市議会 <一般質問> (全員協議会室) (大阪高裁 73 号法廷) ひろっぱ」 (すばるホール) 3. 5(土)セミナー「介護保険制度見直しの論点」 (PLP 会館) 3. 6(日)石川大清掃 (金剛大橋上流左岸付近) 2. 6(日)こんごう親子劇場「おこんじょうるり」 (大阪狭山市コミセン) 3. 7(月)定例市議会 2. 9(水) 「WABAS 大阪」 介護問題研究会 (ドーンセンター) 3. 9(水)文教厚生常任委員会 2.11(金)歴史とアートプロジェクト「春ふわり寺内町」 (富田林町) 3.10(土)建設消防常任委員会 「WABAS 大阪」 2.12(土) 3.11(金) 運営委員会 (ドーンセンター) 2.13(日) 「市民活動わくわく広場 in とんだばやし」(市民会館) 2.16(水)議会運営委員会 傍聴 (総合福祉会館) 2.18(金)都市計画審議会 (全員協議会室) 立候補予定者説明会 (市役所 401) セミナー「竹中恵美子に学ぶ」 2.19(土)金剛中学校給食試食会 (ドーンセンター) (金剛中学校) 総合福祉会館文化祭 (総合福祉会館) 2.23(水)第1回定例市議会 初日 (八尾市寿光園) 傍聴 (第 2 委員会室) (第2委員会室) (金剛中学校) (ドーンセンター) 「WABAS 大阪」 例会 (ドーンセンター) 春一番コンサート「南インド古典舞踊の魅力」(富田林公会堂) 3.14(月) 市民総務常任委員会 (全員協議会室) 3.16(水) 介護保険市民オンブズマン活動(八尾市寿光園) 3.17(木)定例市議会 3.18(金) 小学校 最終日 卒業式 <委員長報告> (寺池台小学校) セミナー「竹中恵美子に学ぶ」 (ドーンセンター) 2.20(日) 「田上時子のメディア・リテラシー講座」(大阪狭山市役所) 2.21(月)介護保険市民オンブズマン活動 中学校卒業式 傍聴 3.12(土) 「WABAS 大阪」 運営委員会 (第1委員会室) 2.17(木) 「しあわせの日」ボランティア <議案質疑> 3.22(火) 3.26 幼稚園 修了式 (伏山台幼稚園) (土) 介護保険市民オンブズマン研修会(Oネット事務所) <議案上程> 2.24(木)ボランティア「四つ葉」定例会 (けあぱる) <ちず子事務所ガーデンコンサートのお知らせ> 4.10(日) 午後2時~ 寺池台 5-5-19 吉年ちず子事務所 (金剛駅より寺池台まわりバス停「寺が池」前) 白土文雄さん&フレンズ 素敵な演奏をご一緒に楽しみましょう! どなたでもお待ちしています。(入場無料) コントラバス奏者 おかげさまで「見てある記」と共に 12 年経ちました 吉年ちず子事務所 0721-29-3278 ご意見・ご要望をどうぞ お聞かせ下さい。 吉年ちず子の活動報告「見てある記」は、吉年・よいとしのお便り(グッドイ ヤーメイル)として、1999 年3月から発行し始め、今回 71 号になりました。 当初は自宅の小さなプリンターで、その後しばらくの間はリソグラフとレーザ ープリンターで印刷していましたが、第 29 号(2003 年9月)からA3版のオフ セット印刷に統一して 40000 部を発行し始め、第 37 号(2006 年1月)からは 毎回 48000 部を発行しています。この 12 年間では、ざっと見積もって約 280 万部を発行したことになり、活動を支えてくださる多くの皆さまのおかげで、ほ ぼ富田林市内全域に手配りしています。私も、毎回 140 時間、配布しながら市内 を見て歩くことにより、庭先や道でお会いする市民の皆さまから貴重なご意見や お励ましの言葉をいただくことができ、それが何よりの活動の源になっています。 これからも「暮らしと市政をつなぐ」ことを第一の使命として、可能な限りの 情報公開に努めたいと思います。どうぞよろしくご支援ください! -4-
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