5 月 23 日 イタリア共和国 アマルフィ市で 紙の文化交流に関する友好協定を締結しました 皆さんこんにちは、私のコーナーにアクセスいただきありがとうございます。 いつのまにか緑も濃くなり、今年もまた梅雨の季節を迎えましたが、いかがお過ごしで すか。美濃市を流れる長良川・板取川では、6月1日に鮎の友釣りが解禁となりました。 全国のこの季節を代表する風景に美濃市内の鮎の友釣りの風景が紹介されて来ましたが、 今年も川沿いに大勢の釣り人が竿をさす姿を見ると、清流に夏の訪れを感じさせます。 さて、5 月は全国各地でもイベントがありましたが、美濃市での 5 月 4・5 日の長良川で のアウトドアスポーツイベントは、全国各地から 5,000 人の参加者がありました。5 月 21 日開催された第 16 回ツアー・オブ・ジャパン自転車ロードレースは、国内外のプロの 18 チームによる競技に 22,000 人の観客応援がありました。また 5 月 21 日~5 月 29 日まで、 私を含む代表団でイアタリア・アマルフィ市と「紙の文化交流」友好協定の調印式をして 参りました。 [1]国内最高峰 国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」 5 月 21 日(火) 、第 16 回 国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン 美濃ス テージ」が開催され、日本やイタリア、韓国、オーストラリアなど国内外の 16 チーム 94 名の選手が、新緑輝く長良川、板取川沿いを疾走しました。今回から、UCI(国際自転車競 技連盟)によってレースのランクが日本最高位のレースに格上げされ、イタリアのランプ レ・メリダなど世界の強豪チームも出場しました。 うだつの上がる街並みでは、スタート前 の武義高等学校の吹奏楽部の演奏や花みこ し連の太鼓で盛り上がりました。また、オ ープニングパレードが行われ、古田岐阜県 知事、佐藤岐阜県議会議員らと自転車で先 導を務めましたが、後ろから選手がすごい スピードと圧力でどんどん迫ってきて、恐 ろしい位でしたがなんとか走りきりました。 選手は、1 周 21.3 キロのコースを 7 周半 パレード走行する古田知事(中央右)と 私(中央左) (160.7 キロ)し、コースの沿道では、園児や小中学生、地域住民らが手作りの横断幕や 太鼓などを使って多彩な応援で大会を盛り上げました。 大会は、NPO 法人うだつアップクラブをは じめ交通整理などにボランティアや消防団員、 建設協力会など約 600 名の市民が参加しまし た。また、ゴール地点ではボランティアによ るアユの塩焼きや豚汁のふるまいや、地元の 特産品の販売も行われ、来場者はレースを観 横断幕を持って応援する園児 戦しながら地元の食材を楽しんでいました。 今後も、ツアー・オブ・ジャパン美濃ステージを開催して参りますので、是非来年も楽し みにしてください。 なお、レース当日はコースの全面通行禁止 にご協力くださいました、市民や事業所の皆 さんのご理解とご協力に感謝申し上げます。 また、10 月 20 日には、一般の市民やマニ アが参加できる「美濃ふくべサイクル、ヒル クライム」を片知地区で開催しますので、出 コーナーを猛スピードで駆け抜ける選手 場と皆様の応援をよろしくお願いします。 (詳 しくは、http://www.mino-fukube-hc.com を参照) [2]イタリア・アマルフィ市と「紙の文化交流」友好協定を締結 欧州屈指の紙すきの伝統を誇るイタリ ア・アマルフィ市役所で 5 月 23 日、野倉市 議長、辻美濃商工会議所副会頭、佐藤美濃 市選出県議会議員、澤村県紙業連合会会長 等業界や行政関係者ら 11 名が出席し、「紙 の文化交流協定」の調印式を行って来まし た。 アジア・ヨーロッパのそれぞれの伝統技 法を引継ぎ、紙文化を中心にまちづくりを 友好協定に調印し握手を交わす両市長 進めてきた美濃市とアマルフィ市が、美濃和紙・アマルフィ紙の紙文化の交流を通じて今 後の紙の技術継承や歴史の再検証を行い、新たな販売ルートの開拓による互いの紙の振興 と共に両国・両市の友好交流や相互のまちづくりに役立たせるという協定であります。 アマルフィ市はイタリア南部に位置する人口約 5,000 人の観光地で、美しい地中海に迫 る断崖と急斜面につくられた石造りの伝統的な歴史建築物群が連なりその街並みが描く景 観が素晴らしく、市街地を含む 30 キロの海岸は世界文化遺産「アマルフィ海岸」としてユ ネスコに登録されています。また、13 世紀前半に、欧州でもっとも早くイスラム文化圏か ら手すき紙が伝わった地とされ、ヨーロッパ全域にアマルフィ紙を供給した沢山の製紙工 場があったまちで、数千軒の紙すきで繁栄した美濃市にとても似ています。美濃和紙は主 として楮を使いますが、アマルフィ紙は綿を原材料としています。 今回の訪問では、調印式のほか「美濃和紙あかりアート展」を世界文化遺産であるアマ ルフィ大聖堂で 2 日間開催しました。大聖堂の最も歴史的価値の高い「天国の回廊」に美 濃和紙あかりアート作品 15 点を展示しました。会場にはアマルフィ市民や多くの観光客が 訪れ、大聖堂のほのかな明りの中美濃和紙の輝きに魅了されていました。アルフォンソ・ デル・ピッツォ アマルフィ市長は、美濃和紙のあかりアート作品を見て「現代芸術の最 高の域に達した素晴らしい作品群であり、美濃和紙の大きな可能性を感じた」とたたえて くれました。 また、アマルフィ市内に唯一残る手すき紙工場「アマトルーダ」の視察と、市内の紙博 物館を訪問しました。世界から訪れる観光客で一杯でしたが、私は特別に紙すきの体験を させてもらいました。美濃市から来た市長だから上手にすくと思われているので、失敗は 許されないと頑張りました。アマルフィ紙は、綿が原材料のためかすべすべとして手触り が良く、溜め漉きなので無事 1 枚すくことが出来、ヤレヤレでした。 アマルフィ大聖堂でのあかりアート展 紙博物館での紙すき体験 ■アマルフィ市との今後の文化交流について 1.学術シンポジウム、ワークショップ、あかりアート展の開催 と き 平成 25 年 12 月 22 日、23 日 ところ アマルフィ市・アマルフィ文化歴史センター 内 ・シンポジウム「文化的景観と文化遺産の活用」 容 ・アマルフィ大聖堂 天国の回廊での「あかりアート展」 ・本美濃紙保存会による手すき紙の実演 ・本美濃紙保存会とアマトルーダ家の技術交流 2.美濃市制施行 60 周年記念事業 アマルフィ市訪問団の来市 と き 平成 26 年 10 月前後 等々を決めて参りましたが、ヨーロッパに美濃和紙の 1 つの拠点が出来たのを機会に、 更に交流発展に努めて行くとアマルフィの市民と約束をして参りました。 [3]その他の市政について ◎4 月から始まった乗り合わせタクシー「のり愛くん」は、大好評で多くの利用者があり 喜ばれています。今後も更なるサービスの向上と観光客へもPRして、利用して頂ける ようにしたいと思います。 ◎「吉川区画整理組合」が 5 月 19 日に設立総会を行いました。人口増対策や中心市街地の 未利用地として開発が望まれていた地域であり、「観光ふれあい広場」や「市保健セン ター」周辺の市街地化と仮称「市民わくわくふれあいセンター」構想が進むものと期待 出来ます。 ◎全国的に問題となっている「風疹のワクチン接種」ですが、美濃市では 7 月 1 日から対 象者全員に接種費用全額を市が補助するよう 6 月議会へ議案を上程しました。6 月議会 で承認されれば、妊娠を予定されている女性やご主人のために役立つ事を願っています。 [4]6 月の行事 ○6 月 9 日(日) 菖蒲まつり(曽代:みちくさ館) お買い上げ 1,000 円以上の方、先着 150 名にしょうぶ苗をプレゼント ○6 月 29 日(土)・30 日(日) とうもろこし祭り(道の駅 美濃にわか茶屋) 試食コーナーあり。レストランでは、 コーンスープ無料サービス ○6 月 30 日 など 茅の輪くぐり(上条:八幡神社) 茅の輪くぐりとは、今年前半の無事息災 を感謝し、今年の後半、特に体調を崩しや すい夏場の健康を祈る「夏越(なごし)の 大祓(おおはらい)」のことです。市民は 大きな茅の輪をくぐる様子 こぞって神殿に参拝した後、拝殿前の大きな茅の輪を 8 の字を描くように左回り、右回 り、左回りと 3 度くぐりながら無病息災を祈ります。小さい子供達も大人に手を引かれ お参りしますが、この 1 日で半年分の健康が約束されるのですから有難いですね。 [5]鳥の話 緑が濃くなるとニュースになる鳥に「青葉ズク」「木の葉ズク」がいます。 青葉ズクは体長 29 センチ、目立ちませんが市街地の街路樹にもいる事があります。鳴き 方は「ホウホ、ゴロスケホーコー(亓郎助奉公)」 「ボロ着て奉公」 「糊つけ干せ」と鳴くと 云います。 「木の葉ズク」は体長 20 センチ、昔から「ブッポウソウ(仏法僧)」 「トキトン、 トキトン」「ブツカキトン・ホットツトウ」 と鳴くと云います。 ふくろうは「木兎」と書き、木に住む兎、 つまり頭に兎の耳のような羽毛があります。 しかし「青葉ズク」にはありません。 「木の 葉ズク」には耳のような立派な羽毛があり ます。「木の葉ズク」は、昭和 10 年までは 鳴き声と共に美しい姿の鳥と云われていま 木の葉ズク したが、声の仏法僧と姿の仏法僧に分かれ ました。美濃市洲原神社の天然記念物に指 定されている姿の仏法僧は、実は東南アジ アから渡って来る渡り鳥でコバルト色の体 長 30 センチ程の美しい鳥ですが姿の鳥で 仏法僧とは鳴きません。鳳来寺山(愛知県) で鳴く声の仏法僧は先程記入したように体 長 20 センチの小さな「木の葉ズク」のこと 仏法僧の剥製 で、全身が地味でまさに木の葉や樹木の幹のような模様と色です。 洲原神社の姿の仏法僧は、近年姿が見られません。近くの「鶴形山」の方に移り住んで いるという話も聞きますが定かでなく、私も一度確かめて見たいと思っています。皆さん も「姿」と「声」の仏法僧を確かめてください。 梅雨に入り、食中毒や体調不良、寝苦しい季節かも知れませんが体調管理に十分気をつ けて、健康で元気にお過ごしください
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