S o c i a l R e p o r t ▶リスク管 理 経営理念において 「社会の一員として、法と倫理を遵守し自然・ 自然災害をはじめとした会社環境を取り巻くリスクに対し、顕在 地 域と共生する企業をめざす」 ことを宣言し、法に留まらず 、倫 化した場合の影響の低減、未然防止に全社で取組んでいます。 理、社会の期待に応えることを含めてコンプライアンス活動を進 近い将来での発生が予想されている大規模地震を想定し、 「社 めています。コンプライアンスに関する重要な施策などを検討す 員の生命・身体の安全」 「 地域の復旧支援」 「 速やかな生産復旧」 を るために社長を委員長とするコンプライアンス委員会を設置して 目的とした各種活動に力を入れています。 各部にコンプライアンス管理責任者/管理担当者を設置するこ とで、職場に適した活動が継続的に行われるようにしています。 また、相談窓口により、問題の見落としがないようにきめ細かく 対応しています。 社会の期待に応え、信頼される企業となるためには、社員一人 ひとりが自覚と誇りを持って行動することが不可欠と考え、階層 プライアンス事例についても社内報およびニュースにて定期的に 配信しています。また、毎年10月に実施する 「コンプライアンス強 調月間活動」 では、職場でコンプライアンスについて討議する機会 を設け、 コンプライアンス意識の維持および向上を図っています。 置や設備の転倒・金型の落下防止など 被害を最小限に抑えるための減災対 策を計画的に進めております。また実 践的な生産復旧訓練を通し、有事の際 に迅速な行動ができる力を養うことで 生産復旧訓練 BCPのレベルアップを図っています。 ■全社一斉避難訓練 人命を第一に、全社一斉避難訓練では職場単位で社員の安否確認、建 屋、設備の被害状況の報告訓練を実施。 また、日頃から、防 災 組 織 の 役 割を 持った係員を中心にした消火、救出・救 護などの訓 練を全 工 場で継 続 的に行 い、有事に機能する職場・人づくりをめ 全社の管理体制 法令主管部署 コンプライアンス統括部署 (総務部) 相談窓口 (なんでも相談窓口) 各部の管理体制 コンプライアンス管理責任者 ■防災監査委員会の設置 自主点検結果に基づいて、役員と専門委員会のメンバーによる監査を 実施しています。併せて、年度ごとに重点テーマを設けて活動していま す。 ( 実践訓練・研鑽会・相互監査、など) また、他社で事故が起きた場合 などに、緊急特別点検も実施しています。 ■防災監査委員会組織図と重点活動 コンプライアンス管理担当者 【基本的な考え方】 塗装専門委員会 有 事を想 定した実 践 訓 練 ( 有 機 溶 剤の漏えい防 止 網入りガラスの破壊訓練、など) 鍛造安全委員会 過 去の事 故 事 例の伝 承 (グローバル研 鑽 会で展 開 ) 受変電設備専門委員会 過去の感電事故から得た教訓を 活かす『 渡り配線工事の撲滅 』 ・ 『 停電・復電操作の安全確認 』 半導体専門委員会 第 2 半 導 体 工 場の拡 張に伴う 過 去の事 故 事 例の横 展 開 当社は、機密情報の適切な管理が事業活動の重要な要素の一 つと考えています。 環境報告 防災監査 委員会 ▶ 機 密 管理と情 報セキュリティ <各専門委員会の活動状況> お取引先様の営業・技術情報、社員の個人に関わる情報は、適 ▶ 塗装専門委員会 ▶ 鍛造安全委員会 情報管理活動を推進しています。 【推進体制と取組事項】 社会性報告 切な管理・取り扱いをすべき資産であるとの認識に基づき、機密 特 集 コンプライアンス委員会 一斉避難訓練 ざしています。 ■組織・体制図 環 境 活 動の取 組み 事 項 別・テーマ別研修の開催はもちろんのこと、日常で起こりうるコン ■BCPの取組み 社内にBCP推進組織を設置し、大規模地震を想定した建屋の耐震措 プロフィール・製 品 情 報 います。また、日常の活動を支えるために法令主管部署および、 トップメッセ ー ジ ▶ コンプライアンスの推進体制・仕組み 当社では、 「 社員行動指針」 に 「機密情報は、規則に従って厳重 に管理し、漏えいの防止につとめます。取引先の情報や個人情報 実践訓練の映像視聴 の適切な保護につとめます。」 と定め、各部に機密管理責任者、機 密情報取扱者を置き、職場でのミーティングや自主点検を実施す ▶ 受変電設備専門委員会 豊川消防署との合同訓練 ▶ 半導体専門委員会 第3者 意 見 ることで機密情報管理意識の向上につとめています。 また、 オールトヨタセキュリティガイドライン (ATSG) に基づくルール の周知、点検を当社および国内外の連結子会社で実施しています。 具体的な取組み事例としては、パソコンの無断持ち出しおよび盗 難の防止、システムによる電子データの外部記録媒体への書き 受変電設備勉強会 ガス漏えい時の救出訓練 出し制限などを実施しています。 東海理化 環境・社会報告書 2016 28
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