科学技術振興機構(JST) A-STEP(研究成果最適展開支援事業) 可能性発掘タイプ メイワフォーシス株式会社 平成21年度採択課題 医療技術分野 「水酸アパタイトナノセンサーの開発」 A-STEPとは 産業界の視点から見いだ された大学などの研究成果 に潜在しているシーズ候補に ついて、産学共同で企業 ニーズにつながるシーズと なる可能性の有無を検証する 取り組みのこと。 採択課題概要 • QCM-Dシステムのユーザーでもある物質・材料研究機構 (NIMS)生体材料センター生駒主幹研究員との共同研究事 業 • 期間:平成21年11月から平成22年10月末まで • 予算:約1,000万円 • 目標は国産QCM-D新ハイドロキシアパタイトセンサーの研 究開発。メイワフォーシスで製造販売可能なレベルにまで到 達すること。 採択課題概要 「背景」 既存のHAセンサーの基盤技術は生駒先生がChalmers University of Technology (Sweden)で 研究している際に確立されたものである。自身の研究成果からHAセンサーは生まれたものだが、 更に研究は進み既存製品をアップデートできる成果に達しており、本課題を開始するものである。 「課題点」 ①再利用法の確立 ②基礎データの取得 ③各種モディファイへの対応 「新規国産センサーのメリット」 ①再生利用法の確立 ②基礎的データを充実させる ③基材の選択自由 ④各種センサーへの応用 研究開発実施・体制図 平成21年度内計画 独立行政法人物質・材料研究機構 メイワフォーシス株式会社 研究責任者:再利用 性に関する研究 企業責任者:生体分子の吸 着再現性の解析担当 生駒 ●2009年中: NIMSからアパタイト合成方法 の技術移管実施 ●2010年3月: QCM-Dセンサーへのアパタイト 固定化方法策定 整備予定装置 ●アパタイト合成装置 ●アパタイト結晶化装置 ●センサーへの固定化装置 俊之 透過型電子顕微鏡に よる解析 担当 竹口 雅樹 細胞反応評価 担当 花方 信孝 福田 竜司 製造プロセスの最適 化担当 鈴木 正隆 製造方法の最適化 担当 山﨑 久央 水酸アパタイト合成 最適化担当 清水 製 造 担当 星 聖子 裕馬 構 想 • QCM−D次世代高性能ハイドロキシアパタイ トセンサーを研究開発し、再生医療やバイオ マテリアル研究に役立てることを目的とする。 • 各種センサーへの応用へも着手する。 • 今回の採択課題で確実に成果を出し、次のス テップ(本格研究開発)へ進むことを目的とし て取り組む。
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