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●調査研究部からのお知らせ
調査研究部からのお知らせ
「テクニカル・テキスタイルの用途開発と市場動向」
型化やフレキシブル化を目指した発光素子の高効率化、
テクニカル・テキスタイルの技術内容と用途開発およ
低電圧駆動化、塗布による製造技術の動向、有機トラン
び市場動向について、欧米とわが国の現状を調査し将来
ジスタの開発動向。☆プラズマディスプレイ(PDP)で
の展望をまとめました。
は、プラズマチューブアレイ超大型ディスプレイの開発
欧州のテクニカル・テキスタイル調査機関やコンサ
動向。☆フィールドエミッションディスプレイ(FED)
ルタント、出版社の主筆の協力を得て、欧米の状況を
についての開発状況。
詳細に調査、市場動向については“World Markets for
A4判379頁 2009年3月発行 71,400円(税込価格)
Technical Textiles to 2012”という資料をベースに、世
界のテクニカル・テキスタイルの用途別、地域別動向を
「自動車エレクトロニクスの新展開」
まとめました。
自動車における技術課題である「安全」「信頼」「快
用途開発については、欧州の国際化合繊会議や展示
適」「環境」を実現する上で、自動車のエレクトロニク
会、シンポジウムの内容や欧州の繊維出版社からの情報
ス化が急速に進んでおり、これなくして自動車の発展は
を元に最新の情報を紹介しました。輸送機器資材や工業
ないとまで言われています。
資材、医療資材、建築・土木繊維資材をはじめ、E-テキ
また、従来、自動車の基本機能は、「走る」「曲が
スタイルなどを詳しく紹介しています。
る」「止まる」の3つに統括されてきました。最近で
A4判434頁 2009年4月発行 71,400円(税込価格)
は、通信技術、情報技術を積極的に取り込み、情報化を
図ることで、新たに「つながる」という重要な基本機能
「有機高分子多孔質体の技術動向」
が加わり進化しています。
有機高分子やそれに無機材料を複合化した有機・無機
本書は、走行安全技術、カーナビゲーションシステム
複合材料による多孔質体は、軽量性、分離機能、吸着・
の動向、各種車載情報システム、車内外ネットワーク技
吸蔵機能、吸水機能、触媒機能、固定・担持機能、膨潤
術、車載半導体技術、その他関連技術などの自動車のエ
性、断熱性、緩衝性、絶縁性、吸音性など、多岐にわた
レクトロニクス化・電子制御化の最新技術についてまと
る特性・機能を示します。その軽量性や緩衝性から梱
めたものです。
包・包装材料、断熱性から建築資材や保温材、高反射性
A4判448頁 2009年2月発行 71,400円(税込価格)
から光学材料、低誘電率性から絶縁材料、吸音性から吸
音材料、分離機能性から分離膜や医療材料など様々な用
「有機デバイスの最新動向」
途に応用展開されています。
近年、有機材料を用いた有機ELディスプレイ、有機
本書は、粒状体、膜、フィルム、シート、中空繊維、
太陽電池、有機トランジスタなどの研究が精力的に進め
ハニカム構造体、発泡体など多種多様な形体を有する有
られています。印刷技術を使ったプロセスや、フレキシ
機高分子および有機・無機複合材料による多孔質体につ
ブル、大面積、低コスト化など様々な利点があるため、
いてまとめたものです。
新しいエレクトロニクス分野として期待されています。
A4判475頁 2009年3月発行 71,400円(税込価格)
本書は、有機ELディスプレイ、有機トランジスタ、
有機太陽電池の開発の現状と課題、それらを支える材
「FPD 部材の製造技術」
料、プロセス、界面制御、新しいデバイス構造等などの
−大型化、高画質化、低消費電力化、フレキシブル化を
最新技術動向をまとめたものです。
目指して−
A4判333頁 2009年2月発行 71,400円(税込価格)
本書は、FPD部材に関する最先端の研究・技術開発の
状況を次の項目を重点にまとめたものです。
「レアメタル問題対策の技術動向」
☆液晶ディスプレイ(LCD)における、液晶材料の配向
レアメタルは、昨今の価格の急騰および急落などで先
制御・分子制御、バックライト部材の開発、透明導電膜
の読めない状態となっていますが、自動車、IT製品等の
や薄膜トランジスタ(TFT)の製造技術、フィルム液晶
製造に不可欠な素材であり、日本の産業競争力において
ディスプレイの開発状況。☆有機ELディスプレイの大
重要な金属であることに変わりありません。
44・東レリサーチセンター The TRC News No.107(Apr.2009)
●調査研究部からのお知らせ
これまでも、日本は、高品質のレアメタルを低コスト
ありません。
で製造する技術開発で世界をリードしてきましたが、今
本書は、レアメタルに関する最新の動向を基に、その
後は、代替材料の開発、材料の低減化技術においても、
問題解決のための技術開発の状況と応用展開について収
さらなる発展が必要となります。また、眠れる資源と呼
録したものです。
ばれる廃棄家電などからのレアメタル回収とリサイクル
A4判408頁 2008年11月発行 71,400円(税込価格)
技術の追求は、日本の将来を左右するといって過言では
「機能性粘着剤の新展開」
的強度の低下を材料およびプロセス面から改良する技術
エレクトロニクス、医療、自動車、情報関連など高機
が開発されています。
能化が進む様々な分野で、粘着剤のユニークな機能に熱
一方、高周波化が進む情報通信用の電子機器に使用さ
い期待が寄せられています。例えば、エレクトロニクス
れるプリント配線板材料や成形材料には、さらなる低誘
分野では、液晶ディスプレイフィルムや半導体製造工程
電率・低誘電損失化や高耐熱化および、加工性の向上な
などに使用され、接着性と剥離性の絶妙なバランスが工
どが求められています。このため、樹脂改質、有機無機
程の合理化に寄与し、大きくその市場を拡大していま
ハイブリッド化、多孔質化、耐熱性に優れた新規熱可塑
す。医療分野における経皮吸収治療システム(TTS)は
性樹脂などの開発が活発に行われています。
医療現場で高い評価が得られており、今後さらなる進展
本書はLow-k/Cu多層配線、電子機器に使用される絶
が期待されています。簡単に貼れ、かつ簡単に剥がせる
縁材料の課題、低誘電率化技術、応用の動向を詳述した
という二律背反を背負う粘着技術ゆえにニーズの高度化
ものです。
に対する技術課題は山積しています。
A4判429頁 2008年11月発行 71,400円(税込価格)
本書は、このように脚光を浴びている機能性粘着剤に
関する最新の情報と課題を整理し、技術開発の方向と応
「液体の膜分離」
用展開の可能性をまとめたものです。
液体の膜分離技術は、現在、化学製品製造プロセスに
A4判328頁 2008年12月発行 71,400円(税込価格)
限らず、地球環境保全プロセス、物質・エネルギー資源
有効利用プロセス、そしてエレクトロニクス・バイオテ
「光触媒への挑戦」
クノロジー等のハイテク分野における製造プロセスな
光触媒は、有毒な薬品や化石燃料などを使用せずにク
ど、幅広い分野で利用されています。
リーンで無尽蔵の太陽エネルギーを利用して、常温で、
本書は、液体の膜分離における技術、材料、モジュー
環境汚染物質を安全にかつ効率よく処理でき、水処理や
ル化、各種の応用、基礎研究などについて、学会誌、専
大気浄化、脱臭、VOC処理、抗菌防カビ、セルフクリー
門誌、新聞情報、インターネット情報などの最新情報を
ニング・防汚、ぬめり防止などの幅広い応用が可能であ
元にまとめたものです。特に現在最も重要視され、研究
るなど、数多くの利点を持っています。
開発や応用事例の多い、水不足を解消する造水や水リサ
本書は、光触媒の創製法、可視光応答型光触媒、酸化
イクル、水質汚染を解消する排水処理などの「水処理膜
チタン以外の新規光触媒技術、空気浄化、水浄化、防
技術」と、枯渇する化石燃料の代替と炭酸ガスのゼロエ
汚、防曇、抗菌・殺菌等の光触媒機能など、光触媒に関
ミッションに寄与する「バイオマス発酵エタノールの分
する最先端の技術を「光触媒への挑戦」と題してまとめ
離・濃縮膜技術」について多く取りあげました。
たものです。急速な拡大が期待されている光触媒の市場
A4判371頁 2008年11月発行 71,400円(税込価格)
動向や商品化状況についても、その最新情報および具体
例を数多く取り上げ、詳述しました。
A4判509頁 2008年11月発行 71,400円(税込価格)
「スマート材料と高機能デバイス」
電場・磁場・熱・光など、周囲の環境条件や外部刺激
によって、生物のように自らの材料特性を変化させる圧
「低誘電率材料の最新動向」
電材料、形状記憶材料などは、スマート材料/インテリ
LSIにおいては、配線の微細化、集積度の向上に伴っ
ジェント材料とも呼ばれ、マイクロ化、軽量化、環境へ
て信号遅延の問題が深刻化し、この対策として、層間絶
の配慮、特殊環境下での使用を目的として、センサ、ア
縁膜の低誘電率化が必要となっています。45/32nm世代
クチュエータなどのデバイスの材料に使用されていま
では、k値低減に有利な多孔質SiOC系材料を用いて機械
す。本書は、超磁歪合金、刺激応答性高分子ゲル、カー
・45
東レリサーチセンター The TRC News No.107(Apr.2009)
●調査研究部からのお知らせ
ボンナノチューブなど、新規材料の特徴と応用技術を紹
の用途が拡大しています。
介し、さらに、スマート材料を利用し、民生用機器、自
本書は、ポリマー微粒子の製造法・特性・用途、中空
動車分野、ロボット、工作機械、医療・バイオ関連など
粒子・多孔質粒子・異形粒子などの形状制御、コア・シェ
各種分野で利用されるアクチュエータ、センサ、表面弾
ル構造・有機−無機ハイブリッドなどの複合化技術、ポリ
性波フィルタ、発電素子など高機能デバイスの応用展開
マー微粒子の集積化とその応用、コロイド結晶・構造色
についてまとめました。
材料などの最新技術動向およびエレクトロニクス、樹脂
A4判400頁 2008年11月発行 71,400円(税込価格)
改質・フィルム添加材、塗料、化粧品、製紙、検査・診
断分野での応用展開についてまとめました。
「超臨界流体の応用展開」
A4判551頁 2008年10月発行 71,400円(税込価格)
超臨界流体の応用は、優れた物質抽出方法として進化
し、続いて、PCBやダイオキシンなどの分解・無害化
「液晶バックライトの最新技術」
や、各種廃棄物のリサイクルプロセスに応用され、地球
液晶バックライトは、冷陰極蛍光管(CCFL)の著し
環境問題解決の有効手段として注目されてきました。そ
い改良、白色LEDの高効率化、光の反射・拡散・集光の
して現在は、これまでの超臨界流体技術に関する開発成
ための光学部材の開発や改良に支えられています。液晶
果を基として、その応用範囲は、物質合成、資源化、成
パネルの輝度向上、輝度均一性、色再現性の拡大、省電
形加工、表面改質からナノファブリケーションの領域に
力化、薄型軽量化は、これらバックライト関連技術のた
まで発展し、優れた機能を多く持つ物質創製の領域にま
ゆまぬ改良によるものです。
で拡大してきています。
液晶テレビや携帯電話等のLCD搭載機器では、バッ
本書は、超臨界二酸化炭素、超臨界水、超臨界アル
クライトの消費電力が全体の70∼90%を占め、その省電
コールや超臨界炭化水素などの超臨界流体を用いた応用
力化が大きな課題です。光源や光学部材の高効率化とと
技術に関する研究開発および事業化動向についてまとめ
もに、外光や画像に応じて調光するバックライトコント
たものです。
ロール技術が注目されています。LEDバックライトを用
A4判434頁 2008年11月発行 71,400円(税込価格)
いたフィールドシーケンシャル方式LCDも視野に入って
きており、これらが低コストで普及すれば、画質のさら
「ナノインプリント」
なる向上と省電力化が実現できます。
−先端微細加工技術の最前線−
本書は、進化を続けるバックライト技術について、そ
ナノインプリントは、nmオーダーの微細なパターンを
の最新技術動向をまとめたものです。
もつ型を材料に押し付けて成形する加工技術で、非常に簡
A4判351頁 2008年9月発行 71,400円(税込価格)
単な工程で超精密パターンの転写ができる経済的なナノ加
工技術です。原理が単純で適応性が広いので、電子部品
のナノ加工への応用だけでなく、マイクロ加工やガラス
自主調査によるレポート出版
材料などを含む種々の材料、バイオチップやナノ光学素
TRC 刊行物につきましては TRC 東京本社およ
子など幅広い先端分野への応用が期待されています。
び TRC 滋賀にて閲覧することができます。また、
本書は、このように脚光を浴びているナノインプリン
レポートリスト、各レポートの詳細パンフレット
ト法に関し、ナノインプリント技術の開発動向、ナノイ
等を用意しておりますので、お申し付け下さい。
ンプリントプロセス技術、ナノインプリント装置、ナノ
お送り申し上げます。
インプリント使用材料、その応用と展開、および展望に
産業技術調査研究室
ついて詳述したものです。
TEL:077-533-8625 FAX:077-533-8626
A4判395頁 2008年10月発行 71,400円(税込価格)
ホームページ http://www.trcbook.com
E- メール [email protected]
「ポリマー微粒子の最新技術動向」
ポリマー微粒子は材料の種類が豊富で多様性があり、
受託調査
それぞれがプラスチック材料としての特徴を備えていま
詳しい個別調査のご要望がありましたら、お問
す。そのほか、製造方法の選択により幅広い径での微粒
子化が可能であることや、無機物、有機物、金属、セラ
ミックスなど他の材料との複合化も容易であり、機能の
幅も広いという特徴があります。近年、分散/凝集の制
御や集積化などの高機能化のための技術開発も進み、そ
46・東レリサーチセンター The TRC News No.107(Apr.2009)
い合わせ下さい。調査企画書をご提案いたします。
先端技術調査研究室
TEL:03-3245-5732 FAX:03-3245-5789
ホームページ http://www.toray-research.co.jp/jutaku/index.html