北名古屋市と名古屋芸術大学の空き家活用連携事業 資料3 DIY空き家活用プロジェクト・アーティストのまちづくり ~自作リノベーションが生み出す地方創生のダイナミズム~ 1 事業立ち上げの社会的背景 人口減少社会に入り、空き家の増加が社会問題となっている中、空き家の持 ち主は、何らかの具体的な方策を見い出す必要に迫られています。 市においては、住み良いまちづくりを進める上で、空き家対策に対する取組 が求められています。 アーティストは、低価格でスペースが広く、アトリエ仕様に自分達のセンス でDIY改造可能な物件を探しているものの、日本の住宅事情を考えると、現 実には、そうした物件を探すことは極めて困難な状況にあります。 DIY(ディー・アイ・ワイ)とは、専門業者ではない人が自身で何かを作ったり、修繕したりするこ と。英語の Do It Yourself(ドゥ イット ユアセルフ)の略語で、「自身でやる」の意。 2 魅力的解決案 北名古屋市と本市にある名古屋芸術大学は、平成20年10月に「連携に関 する協定」を締結し、芸術大学の持つ特色を活かした事業を展開することによ り、アートを活用した特色のあるまちづくりを進めています。そこで、空き家 についても、アーティストが有効活用するという本市の強みを活かした解決案 です。 名古屋芸術大学生、卒業生及び北名古屋市を活動拠点とした芸術的創作活動 を希望する一般アーティストに空き家を供給します。この取組により、名古屋 芸術大学周辺の一定地域にアーティストを集中させることができ、「アーティ ストのまち北名古屋市」といったまちづくりの構想も期待できます。多数のア ーティストが、近い距離に活動拠点を構え、創作活動を始めると、交流が促進 され、アーティストコミュニティが形成されます。多様なアーティスト達の交 流は、多くの刺激を相互に与えることになり、新しい発想が生まれ、新しい芸 術や文化が創出されていきます。また、市民を巻き込んだ集客力のあるイベン トや新規事業にも期待を寄せるところです。 3 イメージの良い宣伝効果 市と大学との連携事業により、空き家の活用が現実化されていくプロセス全 体を、マスメディアが取り上げたり、インターネットで情報拡散されることに より、北名古屋市と名古屋芸術大学にとって大きな宣伝効果を期待することが できます。目指すところは、名古屋芸術大学周辺の「アーティストのまち北名 古屋市」として、若者が是非行きたい、楽しく面白く輝いている街として、全 国に知られるようになっていくことです。 1/2 北名古屋市と名古屋芸術大学の空き家活用連携事業 対象物件 北名古屋市熊之庄新宮145番 (名古屋芸術大学東キャンパスから徒歩2分) 空き家物件のポテン シャルさえ見抜けれ ば、どんな古い物件 もリノベーションと アイディア次第で、 いくらでも生まれ変 わらせることができ ます。 (しかも格安で) 事業実施主体:㈱クレアーレ (株)クレアーレは、(学)名古屋自由学院の 100%出資会社であり、名古屋芸術大学東 キャンパス内に事務所があります。名古屋芸大グループの発展に寄与することを目的に、 コンサートの企画運営を始め、学生用のアパートの斡旋も行っています。 2/2
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