平成 24 年 2 月 10 日 華頂短期大学附属幼稚園 第 189 号 お侍さんと忍者が幼稚園にやってきた!! 2月4日はあゆみ会企画のきらきらサタデーとして、東映から俳優さんが来てくださり仏間が 舞台に早変わり!迫力ある演技を見せてくださいました。 当日の朝、準備のために締め切っていた仏間の扉が気になって仕方がないあおい組の男の子た ち…気がつけば扉の隙間から覗いています。中では朝早くから真剣にリハーサルをされている音 も聞こえてくるので、そりゃ、気になるよね。リハーサルが済むと役者さんたちが、かつらをつ け、袴をはいて化粧をして…侍や忍者に変身です。 子どもたちが仏間に入ってきました。あおい組の子どもたちは、お侍さんが来るかも…とこの 日に合わせてそれぞれが自分の刀を作り、腰に差したり手に持ったりしてわくわくした様子です。 さくら組の子どもたちも手に手裏剣を持っています。そしていよいよ俳優さんの登場…いきなり 侍が出て行ったら子どもたちが怖がってしまうかもしれないと細かなところまで配慮して構成を してくださり、まずは子どもたちの大好きな忍たまの曲にあわせて忍者が登場…二人の忍者がコ ミカルな動きで子どもたちの笑いを誘います。次は「おてもやん」のおどり、これもまたかわい い化粧と動きで子どもたちもにこにこと見ています。 そしてついに侍が出てきました。あれっ!でも何かへん…お侍さんのはずが、なぜだかアンパ ンマンのお面をつけています。でも、お面をはずすとやっぱりちょんまげを結ったお侍さん。腰 には刀も差しています。アンパンマン侍と名乗ったお侍さんはわるものとちゃんばらで戦います が、本当に強いのかなぁ… その後は殺陣師の中村氏から殺陣の形などの話を聞きました。子どもたちには少し難しい話も ありましたが、 「こんなシーン、時代劇で見たことある!こんな風に刀を扱ったはるんやぁ…」と、 大人も真剣に聞くことのできるお話でした。 (長い刀を鞘から抜くためには、おしりを後ろにひい て手を伸ばさないと抜ききれなかったそうですよ!) 続いての登場は、なんだか見たことのあるような…坂本龍馬とお龍さんに扮した田畠 さんと末森先生!気の強いお龍さんというよりは可愛い町娘のような末森先生…ちゅう りっぷ2組の子どもたち、あまりの変身ぶりに末森先生だって気づいていたかな? 仏さまの部屋にどん!と置かれていた山かご、おかっぴきが持って出てきた御用提灯 に十手、キセルなど昔のいろんな道具も登場し、お侍さんが一つずつ、今の時代の道具 と比較して説明してくださいました。 そして最後は、あおい組の子どもたちが自分で作った刀を持って、みんなで実際にちゃん ばらをしました。ちょっぴり狭かったけれど、二人一組になり真剣な表情で向かい合い、刀 を合わせてつばぜりあい…かっこいい∼! さくら組は手裏剣でわるものに立ち向かいます。映画のように「何者だ!」「許さん!」と セリフつきで、役者さんの掛け声に合わせて手裏剣を投げつけます。ちゅうりっぷ組も声を 合わせてセリフのお手伝い。大きな声でもわるものをやっつけます。そうそう、勢い余って リハーサルにもかかわらず手裏剣を投げてしまう子どもたちもいたんですよ。 最後は役者さんとのふれあいタイム。実際にかごに乗ってみる子ども。数人がかりで侍を やっつけに行くあおい組の子どもたち。仏さまのお部屋はちびっこ剣士でいっぱいでした。 週が明けて月曜日…あおい組では2本の刀を腰にさしたまま遊んでいる子どもがいます。 さくら組では新聞紙でつくった刀でちゃんばらをして遊んでいる子どもたちもいます。見て みると刀にはちゃんとつばがついていて、ちゃんばらの様子もちょっといつもと違います。 「ちゃんばらは相手の気持ちを考え、相手と気持ちをあわせてするもので、決して相手を傷 つけるものではない、刀もぎりぎり身体にあたらないようにするものなんだよ…」と話して くださった殺陣師の方のお話を覚えているようで、刀同士をあわせてつばぜりあい…少しの 間をおいて刀をあわせたままゆっくり廻って…と二人で息をあわせてしています。 本物を見たり、触れたりするって本当にわくわくしますよね! 日頃はなかなか経験でき ないような企画を考えてくださったあゆみ会の皆様、ありがとうございました!
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