322

発行
連絡先
大阪 労災職 業病 対策連 絡会
〒 530-0034
Tel・Fax 06-6882-2084
大阪市 北区 錦町 2-2
国労会 館
URL :http://war-medicine-ethics.com/OsakaShokutairen.htm
発行月
2009 年 8 月
発行N o. 322
泉南アスベスト国賠裁判の公正判決を求める
30 万人署名達成へご協力をお願いします
救済と被害拡大防止をめざして
7 月 29 日(水)、大阪泉南アスベスト国賠
裁判の第 25 回公判が、大阪地裁 202 号大法廷
スト問題の第一人者といえる人です。証人尋
問の最後を飾るに相応しい、説得力と迫力を
感じさせられる証言でした。
で行われました。
この裁判は、28 名の原告が、泉南のアスベ
勇気ある判決を求めて
スト被害に対する国の責任を認めさせ、すべ
裁判の今後ですが、法廷における証拠調べが
ての被害者の早期救済と、被害拡大の防止を
すべて終了し、11 月に最終弁論が行われ、来
求めてたたかっています。この日は、2005 年
春には判決を迎える予定となっています。公
のいわゆる“クボタショック”のあと、地元
判終了後開かれた報告集会で、弁護団から、
泉南で、アスベスト被害の掘り起こしと相談
参加者に向けて、つぎのような呼びかけがあ
活動に取り組んできた、泉南地域の石綿被害
りました。
「 この裁判で原告を勝たせるという
と市民の会代表の柚岡一禎さんが、この裁判
ことは、国を負けさせることであり、裁判官
の法廷における最後の証人として出廷し、泉
にとっても勇気がいることです。裁判官が、
南の石綿紡織業の実態と、この裁判の原告を
原告勝利の判決を書く決断ができるように、
はじめとする、泉南のアスベスト被害の実態
世論が後押しすることが必要です。公正判決
を、具体的に証言しました。
をもとめる 30 万人署名の達成にむけて、大き
な運動をつくり、ハードルをクリアしていき
一人一人の聞き取りから
ましょう。」
柚岡さんは、これまで、地元の第一線で、
アスベスト被害に対する国の責任を追及し、
弁護団や民医連の医療機関と連携した相談活
全国の先陣を切ってたたかわれている、大阪
動に取り組み、一人一人の相談者から被害実
泉南アスベスト国賠裁判の勝利判決を目指す
態の聞き取り調査を行ってきました。また、
取り組みに、大阪職対連会員の皆さんの積極
泉南では、すでにすべての石綿工場が廃業し
的な協力を呼びかけます。
ているなかで、かつて、どこに石綿工場があ
ったのかを詳細に明らかにする調査活動にも
取り組んできました。まさに、泉南のアスベ
「企画会議」のお誘い!
学習の秋の到来!
職対連 では 毎月発 行の「職 対連 ニ ュース 」と
秋が近づいてきました。そして、続々と学習
隔月刊 の「 労働と 健康 」を 発行 し てきて いま す。
会の企画のお知らせが集まってきています。
職対連 の活 動を知 らせ 、そ して 、労働者 のい の
11 月 愛 知 で 開 催 さ れ る 現 代 労 働 負 担 研 究 会
ちと健康に関わる様々なことをお知らせする
は 10 月にミニ研究会が開催されます。11 月
もので す。このニ ュー スと「労 働 と健康」の 内
の研究会を充実させるためのプレ研究会です。
容を充 実さ せるた めに 、職対 連役 員を中 心と し
愛知までは参加は難しいけれど、京都なら!
た「企画 会 議」を開 催 するこ とに なり、こ れ ま
という方もいらっしゃるかもしれません。参
でに 2 回行 いまし た。
加を考えている方は職対連まで連絡ください。
「労働 と健 康」に どん な内容 が掲 載され ると
そして、11 月には労災職業病一泊学校が開催
いいだろう?職対連の活動をどのように知っ
されます。現在、詳細は決まりつつあります
てもら うと いいだ ろう といっ たこ とを、それ ぞ
が、今年も「取り戻そう『人たるに値する』
れの取り組みや関心から話し合う場となって
労働と健康」という基調テーマを掲げて開催
います。ニ ュース や「 労働と 健康 」の内容 の 充
されます。そして、記念講演はテーマと同じ
実に、みなさんのご意見を必要としています。
タイトルで、大阪での反貧困の取り組みを行
いろんな方に参加していただきたいと思って
われている小久保弁護士をお招きする予定と
います 。関 心のあ る方 は是非 とも ご参加 くだ さ
なっています。
い。
10 月 24 日は「化学物質と労働者の健康研究
会」が予定されています。化学物質とは日頃
~こん な話 もして いま す~
なじみのない方も、研究会を通してその問題
●労働者の方できちんとこういう権利があっ
に触れてみるというのもいいものです。
て、こういうことを言ってもいいんだという
そして、職業病相談会でも、11 月は「体を使
ことを知らない。こういうことを言いやすく
う企画」を立案中です。普段の会議はどうも。。。
なるような、こういう法律があって言えるん
という方も参加できる内容になりそうです。
だよということがわかるといいのかなと。
こうご期待!
●職場で問題があっても一人が言うと、集中
攻撃になってしまう。人間関係は難しい。も
しかしたら、人間関係よりも仕事の方が楽や
と思う。人間って怖いなと思ったりする。
<今後の日程>
9 月 12 日
職業病相談会
国労会館
社保協テーブル 13:00~
9 月 26 日
大阪労働健康安全センター
9 月 26 日
現代労働負担研究会
ミニ研究会
職対 連
企 画会 議
18:30~
8 月 31 日(月)
10 月 5 日(月)←9 月分
10 月 3 日
同志社大学
職業病相談会
国労会館
社保協テーブル 13:00~
10 月 24 日
10 月 26 日(月)
総会
化学物質と労働者の健康研究会
エル大阪
13:00~
11 月 30 日(月)
11 月 7~8 日
労災職業病一泊学校
いずれ も職 対連事 務所 (予定 )に て開催 !
11 月 28 日
現代労働負担研究会(愛知)
11 月 14 日
職業病相談会
体を動かす企画を予定しています。