書 アンダーソン･毛利･友常法律事務所 中国法令調査報告書 報告日：2006 年 6 月 15 日 管理番号：20060615-1 今回のご報告のポイント 企業等の組織又は個人が屋外公告を表示する場合の手続きを定めたものである。本 規定の施行（2006 年 7 月 1 日）に伴い、旧「屋外広告登記管理規定」（1995 年 12 月 8 日公布）が廃止される。主な変更点は次の 2 点である。 (1) 屋外広告の登記が不要とされる例外的場合が設けられる（本規定第 5 条） (2) 登記手続の整備 １． 法令等の名称・番号 中国語名称： 戸外広告登記管理規定 日本語訳： 屋外広告登記管理規定 法令番号： 国家工商行政管理総局令第 25 号 （ソース） 新法規速逓ウェブサイト ２． 公布した政府部門 国家工商行政管理総局 ３． 公布日 2006.05.22 ４． 施行日 2006.07.01 ５． 分野 広告 ６． 概要・コメント 本規定は、屋外広告の登記管理を規範化し、屋外広告の健全的な発展を促進すること を目的とし、「中華人民共和国広告法」、「中華人民共和国行政許可法」および「広 1 告管理条例」等の法律、行政法規に基づき、制定されたものである。 本規定の概要は、以下の通りである。 一、 本規定にいう屋外広告とは、屋外場所、空間、施設等を利用して表示する広告 を指す。(本規定第 2 条) 二、 本規定にいう屋外広告公布単位には、他人のために屋外広告を表示する単位並 びに屋外広告を表示し自らの宣伝を行う単位及び個人が含まれる。（本規定第 2 条） 三、 屋外広告公布単位が屋外広告を表示するには、本規定に従い、工商行政管理機 関に登記を申請しなければならず、工商行政管理機関の監督管理を受けなけれ ばならない。法律、法規及び規則の規定により登記の前に関連する部門の認可 を経なければならない場合は、まず関連する認可手続を行わなければならない。 (本規定第 3 条) 四、 屋外広告については、表示地の県級以上の工商行政管理機関が登記管理を行う。 （本規定第 4 条） 五、 屋外の場所、空間、施設を利用し、展示看板、電子表示措置等を媒体とする広 告等を表示する場合、本規定に基づき、工商行政管理機関に屋外広告登記を申 請し、「屋外広告登記証」を受領しなければならない（本規定第 5 条）。 六、 自らの単位の登記又は登録場所及び合法的な営業場所の法定管轄区域におい て設置し、単位の名称、標識等について宣伝を行う屋外広告は、工商行政管理 機関に屋外広告登記を申請する必要がない（本規定第 5 条）。 七、 本規定に違反し、登記を経ずに無断で屋外広告を発表した単位及び個人に対し ては、工商行政管理機関は、違法な所得を没収し、かつ 3 万元以下の罰金を課 し、期間を定めて登記手続を行うよう命じる。指定期間内に登記手続を行わな い場合、発表の停止を命じる。 八、 本規定は、2006 年 7 月 1 日より施行する。本規定の施行に伴い、これと同時 に、1995 年 12 月 8 日に国家工商行政管理局令第 42 号によって公布され、1998 年 12 月 3 日に中国家工商行政管理局令第 86 号によって修正された「屋外広告 登記管理規定」は廃止される。国家工商行政管理総局のその他の規則及び規範 2 的な文書における定めが本規定の内容と一致しない場合、同時に効力を失う。 以上 3
© Copyright 2024 Paperzz
