時事問題 20161114 1. 安倍首相はインドのモディ首相と会談し、原発輸出を可能にする日印原子力協定に署名した。 ただインドは核兵器拡散防止条約に加盟しておらず日本としては核実験を行った場合はこれ を停止するとした条件を明記することを目指したが、インドが難色を示したため関連文書に載 せられるに留まった。 2. 東京の築地市場の老朽化などで市場を豊洲に移転することが決まり、豊洲市場の建設が進めら ている最中、土壌汚染対策に対する安全性の問題やその処理対策への問題、建物の建設に関す る問題(地下空間など)、建設費の高騰など様々な問題が浮上した。 3. 11月8日、アメリカ合衆国でおこなわれた次期大統領を決める大統領選挙で、TPP(環太平洋 経済連携協定)に反対の立場をとる共和党候補のドナルド・トランプ氏が民主党候補のヒラリ ー・クリントン氏に勝利し、第 45 代アメリカ大統領に決定した。 4. 11月8日、福岡県の JR の博多駅近くの道路で大規模な陥没が発生。この陥没の影響で、ラ イフラインが分断され、大きな影響が出ている。 5. 地球温暖化を食い止めるために全加盟国に二酸化炭素排出削減を義務付けるパリ協定が発効 した。1997 年の京都議定書では先進国のみに二酸化炭素削減義務があり、発展途上国には義務 はなかった。 6. 11月1日、ミャンマーの国家顧問兼外相のアウンサンスーチー氏が来日。アウン・サン・ス ー・チー氏は、2日に、安倍首相と会談し、4日には、天皇、皇后両陛下と会見。アウン・サ ン・スー・チー氏は、ミャンマーの民主化運動の指導者だった人物で、ノーベル平和賞も受賞 している。 7. 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の知人の女性が大統領から国家機密文書を入手し、国政に 関与した疑いで逮捕された。機密文書を漏えいの疑いの中、大統領の支持率は歴代大統領でも 最低となり、辞任を求める声も高まっている。 8. 自民党の総裁の任期の延長が決定した。これまでは 2 期 6 年だったが 3 期 9 年と延長された。 9. 10月25日、フィリピンのドゥテルテ大統領が来日しました。26日には安倍首相と首脳会 談をおこないました。ドゥテルテ大統領は、アメリカへの批判を繰り返し、アメリカに対して の暴言で話題をよんでいる大統領です。 10. 10月21日、鳥取県で震度6弱の地震が発生しました。23日の時点で余震は200回近く にのぼり、よだんをゆるさない状況になっています。 11. 10月8日、熊本県の阿蘇山の中岳第一火口で爆発的噴火が発生しました。36 年ぶりの大噴火。 12. 10月3日、スウェーデンのカロリンスカ研究所は、今年のノーベル医学生理学賞を、東京工 業大の大隅良典氏に贈ると発表しました。受賞理由は、細胞内で不要な物質や有害物質を分解 して健康を維持する「オートファジー」という現象を世界で初めて肉眼で観察し、メカニズム を解明したことです。日本のノーベル賞受賞は3年連続で計25人ということになります。
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