学問の秋 ~職業講話で学んだことを生かしていこう!~ 11月8日(土)9

進路だより第7号
切磋琢磨
平成26年10月31日発行
~Create Our Future~
鹿児島県立与論高等学校進路指導部
● 学問の秋 ~職業講話で学んだことを生かしていこう!~
考査終了後に実施した宅習時間調査の結果を確認したところ,4月の調査結果と比べて3年2組以外は
宅習時間が減少していました。
1年生の減少時間は僅かでしたが,休日の学習時間がやや不足しています。1年生のうちに学習習慣を
定着させて,
基礎学力を高めておくことはとても大切なことです。
休日の時間の使い方を再考して下さい。
2年生の宅習時間の集計はまだ完了していませんが,判明している結果では,学習時間が4月に比べて
大きく減少しています。始業式でも話をしましたが,2年生の3学期は3年0学期です。今学期中に2年
生の学習内容を確実に定着させ,受験に対応した学習習慣を確立させる必要があります。学校生活の様々
な場面で中心となって活躍する2年生は色々と忙しいとは思いますが,最大限の学習時間が確保できるよ
うに工夫して下さい。
今回の宅習時間調査で全体的に気になったのは,金曜日の学習時間の少なさです。翌日が休みというこ
とで油断が生じている人は気持ちを引き締めて金曜日を大切にして下さい。先日実施された職業講話で高
校時代の学習の大切さを語ってくれた講師の方が何人もいらっしゃったと思います。講師の方々がわざわ
ざ時間を作って私たちに語ってくれたことを日々心に留めて,これからの学校生活に生かして下さい。職
業講話の感想文の一部を抜粋しておきます。
★今のうちに勉強やいろいろな経験をたくさんすることが,将来,職に就いたとき生かしていけるとい
うことが分かりました。
★将来に向けて,部活も勉強も検定も積極的に取り組んでいきたいと思いました。
★社会に出るためには,今の授業がとても大切なので,残された学校生活頑張ろうと思いました。こう
いった機会はそうないので,忘れないでしっかり自分の夢に向かって頑張っていこうと思います。
★今の勉強が大事だと改めて知った。何事にもあきらめないで取り組んでいこうと思いました。
★得意なことを磨き,苦手なことにも関わっていきたいと思いました。将来,自分のプラスになること
がわかったので,やりたくないことも積極的にしていきたいです。
11月8日(土)9日(日)は全学年,模試と検定が実施されます。11月1日~3日の
3連休の時間を計画的かつ有効に活用して学習に取り組みましょう!
● ノーベル平和賞を受賞した17歳の女子学生を知っていますか?
10月 10日,ノーベル賞委員会は女性が教育を受ける権利を訴えてきたパキスタンのマララ・ユスフ
ザイさん(17)にノーベル平和賞を授与すると発表しました。パキスタンで女性が教育を受ける権利を訴え
ていたマララさんは 2012 年、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」に頭部を銃撃されました
が一命をとりとめ、女子教育の向上活動に取り組んできました。
マララさんが昨年の7月,16歳の時に「すべての子どもに教育を受ける権利の実現を」と訴えたニュ
ーヨーク国連本部での演説の一部を紹介します。
親愛なる少年少女のみなさん、私たちはすべての子どもたちの明るい未来のために、学校と教
育を求めます。私たちは、「平和」と「すべての人に教育を」という目的地に到達するための
旅を続けます。誰にも私たちを止めることはできません。私たちは、自分たちの権利のために
声を上げ、私たちの声を通じて変化をもたらします。自分たちの言葉の力を、強さを信じまし
ょう。私たちの言葉は世界を変えられるのです。
なぜなら私たちは、教育という目標のために一つになり、連帯できるからです。そしてこの目
標を達成するために、知識という武器を持って力を持ちましょう。そして連帯し、一つになっ
て自分たちを守りましょう。
親愛なる少年少女のみなさん、私たちは今もなお何百万人もの人たちが貧困、不当な扱い、そ
して無学に苦しめられていることを忘れてはいけません。何百万人もの子どもたちが学校に行
っていないことを忘れてはいけません。少女たち、少年たちが明るい、平和な未来を待ち望ん
でいることを忘れてはいけません。
無学、貧困、そしてテロリズムと闘いましょう。本を手に取り、ペンを握りましょう。それが
私たちにとってもっとも強力な武器なのです。
1 人の子ども、1 人の教師、1 冊の本、そして 1 本のペン、それで世界を変えられます。教育こ
そがただ一つの解決策です。エデュケーション・ファースト(教育を第一に)。ありがとうご
ざいました。
●世界には学びたくても学べない子どもが何百万人も存在する現実を知ろう。自分たちの恵ま
れた環境に感謝しよう。学ぶことのかけがえのない価値を理解して,高校生活を大切にしよう。