4345 2方シート弁(耐圧 10K) VVF45

4
2方シート弁(耐圧 10K)
•
•
•
•
345
VVF45...
ノジュラー鋳鉄製( EN-GJS-400-15)バルブボディー
サイズ:定格 DN 50...150
kvs 19...300 m3/h(Cv 22…350)
電油式アクチュエーター、SKB... (20mm ストローク)、または SKC... (40mm
ストローク)と組合せて使用
用途
電油式アクチュエーターと組合せて使用し、冷暖房空調システムまたは、換気システ
ムの制御に使用します。
閉回路、及び開放回路にも使用可能です。
バルブの選定に際して、キャビテーションを発生しない条件について留意して下さい
(5 ページ参照)。
CM1N4345
07/09 版
Energy Management Technologies
タイプ
汎用タイプ
型式
サイズ DN(定格)
VVF45.49J
50
VVF45.50J
VVF45.65J
アクセサリー
Cv 値
Sv
19
22
> 50
31
36
49
57
VVF45.80J
80
78
91
VVF45.90J
100
124
145
VVF45.91J
125
200
233
VVF45.92J
150
300
350
DN
kvs
Sv
kvr
高温タイプ(蒸気用)
65
3
kvs [m / h]
=
=
=
=
> 100
定格サイズ(呼び径)
バルブ全開、差圧 100KPa(1bar)で 5~30℃の清水を流した時のバルブの定格流量(㎥/h)
レンジアビリティー(kvs / kvr)
差圧 100KPa(1bar)で流量特性の精度を保持しながら、バルブが制御できる最小流量(㎥/h)
型式
末尾識別文字
説明
型式例
シーリンググランドに PTFE スリーブ採用、180 °C
以下の飽和蒸気、過熱蒸気に使用可能
VVF45.65 4J
VVF45…4J
4J
型式
説明
ASZ6.5
ステムヒータ、AC 24 V / 30 W、流体温度 0℃以下の時必要
注文の際は、品名、型式及び数量をご指示下さい。
オーダー
例:
出荷
2 方弁
VVF45.50J
1台
バルブとアクチュエーターは別梱包で出荷されます。
また、バルブには相フランジ及びパッキンは付属しておりません。
スペアパーツ(別売)
4340Z04
汎用
シーリンググランド
VVF45…J 用
DN50…150
4 679 5629 0
4340Z03
高温用
シーリンググランド
VVF45…4J 用
DN50…150
4 679 5630 0
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HVAC Products
2方シート弁 VVF45…
CM1N4345
21.09.2007
機器組合せ
バルブ
アクチュエーター
SKB...
H100
Δpmax
SKC...
Δps
[mm]
VVF45.49J
20
Δpmax
Δps
[kPa]
1200
1600
VVF45.50J
1000
VVF45.65J
700
VVF45.80J
VVF45.90J
40
450
VVF45.91J
300
VVF45.92J
200
1600
(高温タイプ、VVF45.xx4J タイプも同様な組合せとなります)
H100
= 定格ストローク
Δpmax = バルブの全ストロークを安全に制御できる時の最大許容差圧
Δps
= バルブを安全に締切る事が出来る時の最大許容差圧
アクチュエーター概要
型式
駆動方式
制御電源
制御信号
スプリング
動作時間
推力
120 s
2800 N
仕様書
リターン
SKB32.50
AC 230 V
SKB32.51
SKB82.50
有り
AC 24 V
SKB60
DC 0…10 V
SKB62…
SKC32.60
1)
有り
3-位置
N4564
電油式
SKC82.61
SKC60
N4566
有り
AC 230 V
SKC32.61
有り
120 s
2800 N
AC 24 V
DC 0…10 V
SKC62…
1)
N4564
電油式
SKB82.51
SKC82.60
有り
3-位置
1)
N4566
有り
または DC 4…20 mA
4340Z02
テクニカル/メカニカルデザイン
バルブ断面
プラグ、シート部
ガイド付きスロットプラグが直接ステム
に接続されています。
シート部はバルブボディーに固定されて
います。
ブランクポートのフランジを外して、3方弁で使用することは出来ません!!
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CM1N4345
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20
SKB...
10
3
4
5
1
0,3
0,4
0,5
0,2
0,1
0,03
0,04
0,05
0,02
0,01
Δpv100 [bar]
2
流量特性表
SKC...
サイジング
500
400
300
140
112
84
V100 [l/s]
Δpmax
4345D01
2,8
2,2
1,7
1,4
1,1
0,85
0,6
2000
Δpv100 [kPa]
28
22,4
16,8
14
11,2
8,4
5,8
300
400
500
600
800
1000
3
4
5
6
8
10
2
1
10
8
6
5
4
3
2
56
200
20
20
V100 [m³/h]
100
80
60
50
40
30
30
40
50
60
80
100
- k vs 0
DN - 30
150 - 200
5
12 - 124
100 - 78
80 49
65 31
50 19
50
200
Δpmax
=
Δpv100
=
バルブ開度 100%で、メインポート間に定格流量 V100 が流れる時の、バルブ前後の差圧
V&
100
=
バルブ全開(H100) 時に流せる定格流量
100 kPa
=
1 bar ≈ 10 mWC
1 m3/h
=
0.278 l/s (20 °C、清水)
4310D02
バルブの全ストロークを安全に制御できる時の最大許容差圧
流量特性
流量 kv / kvs
1
0.8
0…30 %
30…100 %
0.6
0.4
→ リニアー
→ イコールパーセント
ngl = 3 (VDI / VDE 2173)
0.2
0
0
0.2
0.4
0.6
0.8
1
ストローク H / H100
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キャビテーション
キャビテーションの発生は、バルブ本体のプラグ及びシートを傷つけると共に、異常
なノイズの原因ともなります。これを避けるためには、バルブ前後の差圧を以下に示
す範囲内に抑えると同時に、静圧についても以下に示す様に抑制する必要があります。
冷水制御時の注意
冷水制御において、キャビテーションを避けるには、バルブの出口において十分なカ
ウンター圧力が必要です(例えば、熱交換器の出口側に 2 方弁を設置する場合)。
冷水の場合、下記の図で、実際の温度より高い 80℃の線図を使用し選定するようにし
て下さい。
2500
25
2000
20
0
16
°C
°C
0 C
14 0 ° C
12 0 ° °C
10 80
15
1000
10
500
5
0
0
100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1300
Δpmax [kPa]
Δpmax = ほぼ全閉時の最大差圧、これ以下にすれば大幅にキャ
ビテーションをなくすことが可能
例:高温水制御
p1
= 入口静圧
p3
= 出口静圧
M
= ポンプ
ϑ
= 流体温度
バルブ入口圧 p1
温水温度
p1
p3
M
4382Z06
0
4382D05
P1 [kPa]
1
1500
P1 [bar]
ϑ 0°C
8
Δpmax
:500 kPa (5 bar)
:120 °C
この場合、上の線図から、バルブがほぼ全閉時の許容最大差圧を Δpmax = 200 kPa (2
bar)以下とする事で大幅にキャビテーションを減少できます。
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2方シート弁 VVF45…
CM1N4345
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VVF45...
VVF45...4
150
180
4345D04
使用圧力 [bar]
流体温度-使用圧力
16
15
14
13
12
1
0
-60
-40
-20 -10 0
20
80
100
120
200
流体温度 [°C]
SKB...
SKC...
使用圧力、流体温度は ISO 7005 準拠
10
6
4
3
1
3
2
1
100 110 120 130 140 150 160 170 180
4345D05
蒸気絶対圧 [bar]
蒸気使用範囲
< 150 °C: VVF45…J
< 180 °C: VVF45…4J
温度 [°C]
湿り蒸気
使用不可
飽和蒸気
使用可
過熱蒸気
推奨
飽和蒸気、過熱蒸気の場合、バルブ前後の許容最大差圧(Δpmax )は、限界圧力降下率
以下で選定して下さい。
圧力降下率 =
蒸気流量(kvs)の計算
p1 − p3
⋅ 100%
p1
p1
= 入口絶対圧 kPa
p3
= 出口絶対圧 kPa
限界圧力降下率以下の場合:
限界圧力降下率以上の場合:
p1 − p3
⋅ 100% < 42%
p1
p1 − p3
⋅ 100% ≥ 42%
P1
圧力降下率 < 42%(限界圧力降下率)
圧力降下率 ≥ 42% (限界圧力降下率)
(推奨しません!!)
k vs = 4.4 ⋅
&
m
p3 ⋅ (p1 − p3 )
⋅k
k vs = 8.8 ⋅
&
m
⋅k
p1
& = 蒸気流量 kg/h
m
k = 過熱度 = 1 + 0.0012 · ΔT (k = 1:飽和蒸気)
ΔT = 温度差 K(飽和蒸気~過熱蒸気)
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2方シート弁 VVF45…
CM1N4345
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計算例:
条件:
流量計算:
手順:
飽和蒸気 143.6 °C
p1
= 400 kPa (4 bar)
&
m
= 1400 kg/h
圧力降下率
= 30 %
飽和蒸気 143.6 °C
p1
= 400 kPa (4 bar)
&
m
= 1400 kg/h
圧力降下率
= 42 %
(限界圧力降下率を適用)
kvs,計算、 及びバルブタイプ
kvs,計算、 及びバルブタイプ
p3 = p1 −
30 ⋅ p1
100
p 3 = 400 −
k vs = 4.4 ⋅
結果:
30 ⋅ 400
= 280 kPa ( 2.8bar )
100
1400
280 ⋅ ( 400 − 280 )
⋅ 1 = 33.6 m3 / h
kvs = 49 m3/h Ö VVF45.65 4J
k vs = 8.8 ⋅
1400
⋅ 1 = 30.8 m3 / h
400
kvs = 31 m3/h Ö VVF45.50 4J
注意事項
エンジニアリング
バルブはコイルの戻り側への設置を推奨致します。特に温水の場合は入口側に比べて
出口温度は低くなるため、シーリンググランドの寿命を長く保つためにも重要となり
ます。
バルブを開放回路に使用する場合は、配管内のスケール、錆などにより固着の恐れが
有ります。
開放回路で、ポンプが長期関停止するような場合、定期的な慣らし運転(週 2~3 回)
を行い、固着の発生を防止するような対策を講じて下さい。
また、バルブの入口側には必ずストレーナーを設置して下さい。
バルブ前後の差圧には十分留意し、キャビテーションの発生をなくして下さい(5 ペー
ジ参照)。.
ストレーナーは、閉回路においても設置する事を推奨します。
流体温度が 0 °C 以下の場合、ステムヒーター(ASZ6.5)を設置して下さい。ヒーター
の定格は、AC 24 V / 30 W です。
バルブを蒸気用で使用する場合、必ず高温用(…4J タイプ)を使用して下さい。
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2方シート弁 VVF45…
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バルブ、アクチュエーターの取付けは現場で簡単に行う事が出来ます。通常の工具
(スパナ、六角レンチ)で簡単に組み立てられ、特別な工具は要りません。
取付け
バルブは、取付け要領書(74 319 0509 0)を同梱して出荷されます。
取付け方向
90°
4716Z16
90°
アクチュエーターのヘッドは真上~真横の位置にして下さい。
流れ方向
取付けの際には流体の流れ方向(→)の確認を行って下さい。
調整
調整は、必ずアクチュエーターが正しく組込まれた状態で、以下を確認して下さい。
バルブステムが縮む状態
バルブステムが伸びる状態
:バルブ「開」動作
:バルブ「閉」動作
= 流量増加
= 流量減少
メンテナンス
VVF45... J は、メンテナンスフリーです。
警告
バルブ/アクチュエーターの点検を行う場合は、必ず以下に従って下さい!
• ポンプの電源を切る
• バルブの点検前に必ず手動弁を閉める
• 配管系の圧力が減少し、配管温度がクールダウンしてから作業する
• 必要な場合、電気配線を外す。
バルブ運転再開の前に、アクチュエーターの取付が完全な事を必ず確認して下さい。
シーリンググランド
シーリンググランドは、バルブを取外す事なしで交換が可能です。但し、交換の際は、
配管の圧力を抜き、水温が下がった状態で、ステムに傷が無い事を確認してから行っ
て下さい。
ステムが傷付いている場合、シーリングだけ替えても直ぐに駄目になる可能性があり
ます。その様な場合、ステム-プラグユニットの交換が必要ですので、交換パーツに付
きましては、弊社、営業窓口へご相談下さい。
廃棄
バルブは、一般の廃棄物と共に廃棄出来ません。
各地域の規則、条例等に基づき産業廃棄物として処理して下さい。
保証
本バルブの製品保証は、3 ページに掲げる、弊社製のアクチュエーターと組合せて使用
する場合のみに限ります。
他社製品と組合せて使用している場合には、如何なる保証も出来ませんのでご了承下
さい。
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技術データ
機能データ
圧力定格
使用圧力
流量特性
• 0…30 %
• 30…100 %
リーク量
適合流体:
水
ブライン
蒸気
サーマルオイル
流体温度
1)
水、ブライン
飽和蒸気
過熱蒸気
2)
サーマルオイル
レンジアビリティー Sv
定格ストローク
適合基準、規格
圧力装置指令
圧力アクセサリー
流体グループ 2
• DN 50
• DN 65…125
• DN 150
材質
バルブボディー
ステム
プラグ、シート
シーリンググランド
グランド
寸法/質量
接続
“寸法”の項参照
相フランジ(別途)
1)
2)
PN 10 (JIS10K 相当)
ISO 7005 準拠、6 ページ参照
りニアー
イコールパーセント; ngl = 3 (VDI / VDE 2173)
0…0.02 % 対 kvs 値、DIN EN 1349
冷温水、不凍液混合水
-10 °C まで
…4J タイプのみ, ≤ 180 °C
入口乾き度、最小 0.98
…4J タイプのみ、≤ 180 °C
max 150 °C (180 °C)
-10…150 °C
≤ 180 °C ≤ 600kPa (6 bar) 絶対圧
≤ 180 °C ≤ 600kPa (6 bar) 絶対圧
許容温度、圧力の関係は、6 ページ参照
≤ 180 °C (…4J タイプのみ)
DN 50…150: >100 (VVF45.49: > 50)
DN 50:
20 mm
DN 65…150: 40 mm
PED 97/23/EC
第 1 条-2.1.4 項準拠
CE-マークなし、第 3 条-3 項準拠(サウンドエ
ンジニアリング実施項目)
カテゴリー I, CE-マーク付き
カテゴリー II, CE-マーク付き
テストオーソリティー番号 0036
ノジュラー鋳鉄 EN-GJS-400-15
ステンレス
ステンレス
汎用タイプ:
黄銅、シリコンフリー
高温タイプ:
ステンレス
汎用タイプ(J):
EPDM O-リング
高温タイプ(4J):
PTFE スリーブ
JIS10K
150…180 °C の流体で使用する場合、…4J タイプを使用。
0 °C 以下の流体で使用する場合、別途ステムヒーター( ASZ6.5)が必要です。
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2方シート弁 VVF45…
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B
K
L3
D
D4
H1
D2
H2
H
寸法(mm)
4340M01
L2
L1
Type
VVF45.49
VVF45.50
DN
B
50
VVF45.65
65
VVF45.80
80
20
D
D2
D4
Ø
Ø
Ø
155
19 (4x)
175
22
VVF45.90 100
185
210
VVF45.91 125
23
250
VVF45.92 150
24
285
19 (8x)
23 (8x)
K
L1
L2
L3
H1
H2
H
kg
SKB… SKC…
[kg]
> 671
14.1
96
120
230
115
101
96
192.5
116
140
290
145
126
114
230.5
> 689
22.5
126
150
310
155
148
126
242.5
> 701
28
151
175
350
175
165
146
262.5
> 721
42
182
210
400
200
184
163
279.5
> 738
59.5
212
240
480
240
210
186
302.5
> 761
82
(08/10 版)
DN = 定格呼び径
H
= アクチュエーター高さ+サービススペース(施工、調整、メンテナンス含む)
H1 = 配管芯からアクチュエーター取付け面までの寸法
H2 = バルブ「閉」状態での寸法:バルブステムが伸びきった状態
(注)記載内容は、お断りなく変更する場合があります。
© 2007-2009 Energy Management Technologies KK
www.intersystem.jp
09/08 改訂
10/10
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2方シート弁 VVF45…
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