役員打合せ(後期入試対応) 日 ◎ 時 平成23年3月11日(金) 一般入試(後期日程)への対応について 余震が続いていること、電気及びボイラ(暖房)の復旧目途がたたないこと等から、 受験生の安全を最優先に考え、明日予定している一般入試(後期日程)は3月 19 日(土) に延期することとした。ただし、札幌会場は予定どおり実施する。また、3月 22 日に予 定している合格発表日を延期しない方向で、今後の日程を詰めることとした。 このことを、各掲示板へ掲示すると共に、報道各社を通じて受験生へ周知を図ること とした。 掲示文 安全性を最優先に考え、一般入試(後期日程)について、明日 12 日の岩手大学試 験場の試験は3月 19 日(土)に延期します。札幌会場は予定どおり行います。また、 合格発表日(3/22)は延期しない方向で検討中です。 問い合わせ先 岩手大学学務部入試課 019-621-6064 危機対策本部会議(第1回) 日 時 平成23年 3月12日(土)8:30~ 1.今後の予定・対応について ・3月 14 日(月)部局長が加わった拡大の危機対策本部会議を実施する。 ・学長メッセージを発信する。 (被害状況を確認、被害者の支援) ・3月 17 日(木)の教育研究評議会送別会は中止とする。 ・経営協議会の事前説明は中止とし、各委員へ連絡をとる。 ・学生の安否確認を進める。解れば実家(保証人)の状況も。被害状況によっては授 業料・入学料免除等の検討 ・職員の通勤が困難な場合は、特別休暇とする。 ・被災学生への募金活動を行う。 ・協定市町村へのお見舞い ・一般入試(後期日程)のため、盛岡入りした受験生の帰りの交通手段確保が困難。 ホテルを紹介するなど、いずれ大学に相談してほしいという対応にしたい。 ・在学生は、基本的に市の避難場所となっている小・中学校、公民館等への避難を指 示する。 ◎学務部長から 余震が続いており、アパート等に帰れない学生用にエントランスホール及びG19 講義室を開放している。毛布、ストーブ、乾パンを準備している。 ◎財務部長から 断水のため、トイレの使用は第二体育館のみ。重油及び灯油の備蓄が少ないことか ら十分な暖房は困難。 危機対策本部会議(第1回) 日 時 平成23年 3月12日(土)15:00~15:53 1.一般入試(後期日程)について 入試課長から、以下のとおり報告があった。 ◎札幌会場の受験状況 ◎岩手大学試験場の延期について、掲示、報道機関による周知をした。受験生からの クレームや混乱はなかった。 ◎受験生から、帰宅方法の相談が数件あった。 ◎一般入試(後期日程)延期による、今後の日程について ◎前期日程合格者の入学手続きについて 交通状況が困難なことから、当初 2 日間であったところを1日延長し、3 月 14 日~ 16 日とする。 2.地震による施設面での被害について ◎人文社会科学部1号館給水管の破損による漏水が発生。14 日に業者が入る予定。 ◎電気は 14 時過ぎに復旧している。施設管理課職員が部局職員の確認を得ながら、通 電作業を行っている。 (工学部長から、工学部は建物内をロックアウトしており、14 日 8 時30分に教職員が通勤した後に復旧してほしい旨の依頼があった。) ◎電気の復旧と共に電話も復旧の予定。 ◎ガスは供給中 ◎ボイラは点検の上、稼働予定。 3.今後の予定等について 総務広報課長から、次のとおり報告があった。 ◎職員の通勤にあたり、交通手段がない者については特別休暇を認める。 ◎14 日(月)の午前中に施設の被害状況を再度確認し、午後1時に拡大の危機対策本 部会議を開催する。 ◎23 日開催予定の卒業式は、会場となる県民会館の状態を確認の上、予定通り実施す る。 ◎17 日の教育研究評議会送別会は中止とする。 ◎25 日の経営協議会は、紙上会議とする。 4.その他 学務部長から、次のとおり報告があった。 ◎在学生への対応 余震や停電等によりアパートに戻れない学生に対し、日本人学生にはG19講義室、 留学生にはG18講義室を開放し、毛布・寝袋・乾パンを用意した。 食料の備蓄もなく、電気が復旧していることから、本日からは市が用意している避 難所へ移動している。大学近辺は、上田小・河北小、高松寮近辺は盛岡三高。 ◎学生の安否確認 14 日~16 日に学生の安否確認を行う。1・2年次は学務部で対応し、3年次以上は 学部・研究室を通じて、確認できた者を学生支援課へ報告いただく。 危機対策本部会議(第2回) 日 時 平成23年 3月14日(月)13:00~14:40 1.一般入試(後期日程)の対応について 玉理事から、一般入試(後期日程)の延期並びに入学手続きの延長についてHP等を 通じて周知を図っているところであるが、JR等の運行に復旧の目途がたたず、延期し たとしても宮城県以南の受験生が受験をすることは困難な状況となっている。また、文 科副大臣会見によると、交通事情が困難な者・被災した者の受験機会の確保、実施した 場合でも追試験の機会を確保する、こと等が要請されている、ことが述べられた。 各学部長から、意見を伺った上で、交通事情の復旧目途がたたないこと、余震が続い ており安全確保が困難なこと、重油不足による暖房の停止等により、十分な試験場を確 保することが困難なため、3月 19 日に延期した一般入試は中止とし、センター試験及び 調査書によることとした。 入試課副課長から、札幌会場欠席者の全員に対し、震災の影響による欠席であるのか を確認したところ、すでに他大学へ合格していることによる欠席であったことが報告さ れた。 中止に伴う、入試に係る日程については改めて関係者へ通知することとした。 2.学生の安否確認について 学務部長から、学生の安否確認に係る進め方について説明があった。学部では、すで に確認を進めているところもあり、確認事項は、氏名、学籍番号、本人の安否を必須と することで進めることとなった。 3.施設の被害状況調査について 財務部長から、施設の被害状況について、再調査を行った結果の報告があった。 4.今後の予定等について ◎総務広報課長から、23 日の卒業式は今のところ実施予定であること、被災学生のため の義援金受付を行う予定であることの報告があった。 ◎玉理事から、学生ボランティアの派遣を考えており、現段階ではボランティア登録を して、要請があれば派遣を行いたい旨が述べられた。 ◎工学部長から、余震が続いているので工学部では学生の入館を制限している。そのた め、製本用の修論提出日の延長をお願いしたい旨の依頼があり、学務部として了解し た。 ◎研究交流部長から、次のとおり報告があった。 ・文科省から国費留学生・政府派遣留学生の安否確認の依頼があり、調査中である。他 国の協定大学から、お見舞いのメッセージが届いている。 ・地域連携推進センターでは、地震で分析機器が強制終了となったので、電気が復旧し た際に立ち上げに失敗すると、最悪の場合 1,000 万程の経費がかかる。今年度の余剰財 源を災害経費として扱うことはできないか。 ・当分の間、図書館及びミュージアムは閉鎖とする。 ・情報処理センターでは、一部のサーバーを停止している。支障がある場合は連絡願い たい。 ・RI総合実験室では、建物に若干のひびが発見され、数値調査中である。 ◎教育学部長から、附属学校では14,15日は休校とし、生徒たちの安否を確認して いるところである。卒業式は簡素化して実施予定である。 ◎財務部長から、施設の被害状況について報告があった。また、重油の補給に目途がた たないため、重油ボイラは明日以降停止するとの報告があった。 ◎設備関係の被害状況を調査することとした。 危機対策本部会議(第3回) 日 時 平成23年 3月15日(火)13:30~14:40 1.学長メッセージについて 学長から、在学生及び教職員に対するメッセージ案について説明があり、意見交換 の後、一部修正の上、HPに掲載することとした。 2.一般入試(後期日程)について 玉理事から、後期日程中止に伴う今後の日程について説明があった。また、前期の 入学手続き関係について、所定の期間に手続きできなかった者で、後日入学の意志の 連絡があった場合等は特別措置も検討したい旨が述べられた。 入試課長から、札幌会場での監督者が本日ようやく帰学予定であることの報告があ った。 3.4月以降の行事等について 地震による被災が甚大なことから、23 日の卒業式は中止とし、学位記伝達式を学部 毎に実施することとした。また、卒業生名簿と共に告示に代わる学長メッセージを添 えることとする。 4月以降の行事について、6月4日の開学記念行事の際の園遊会は中止とし、記念 行事についても復興支援の内容とする。 4.その他 ◎この度の地震に伴う危機管理対策への対応窓口として、今後あらたに本本部として 検討が必要な案件の窓口は総務広報課、施設関係については施設管理課を窓口とす ることとした。 ◎4月 7 日予定の入学式については、4月下旬で日程を調整する。玉理事から、各学 部長へ、卒業式の式典を実施しないこと、4月行事を5月からに延期したいことを 説明することとした。卒業式の件については、HP等で本日中に周知をし、23 年度 前期の5月開始については学部の意見を伺った上で周知することとした。 ◎菅原副学長から、附属学校での状況について報告があった。 新年度の行事日程、心のケアの必要性について調査中である。また、卒業式は華美 にならないよう配慮し実施する予定である。 ◎25 日予定の永年勤続表彰は予定どおり行う。ただし、会場の体裁は工夫する。 ◎国外から入学の研究生について、4月入学が困難な者に対する授業料の扱いについ て、財務部と学務部で協議することとした。 危機対策本部会議(第4回) 日 時 平成23年3月16日(水)13:00~ 1.教職員の安否状況について 総務広報課長から、資料1に基づき、教職員の安否確認状況について報告があった。 2.震災に伴う特別休暇等の付与について 職員課副課長から、資料2に基づき、震災に伴う非常勤職員の休暇の扱いについて 説明があり、常勤職員に準じた扱いとすることが了承された。 3.岩手大学被災学生支援募金の呼びかけについて 学長から、資料3に基づき、学生支援募金の呼びかけについて提案があった。募金 の趣旨として、本学の被災学生への支援とすることが確認された。 学生支援基金等、既設の基金はあるが、趣旨が異なるため、別途口座を開設し、6 月末までを目途に募金を呼びかけることとした。出席者からは目標額や募金の使途に ついて質問が出された。 また、研究交流部長から、この地震により、本学が困っていることを集約し国に対 して働きかけていくことが大事ではないか、との意見があり、担当課間で調整をする こととした。 4.その他 ◎総務広報課から、附属学校における当面の行事予定について報告があった。また、 新入生及び在学生に対し、資料のとおりHPへUPしたことが報告された。 ◎菅原副学長から、震災に伴う男女共同参画推進室としての取組について報告があっ た。 ◎学務課長から、今年度の授業料・入学料未納者に対する措置(被災により納入が困 難な者に対する猶予措置)についても検討が必要である旨が述べられた。 危機対策本部会議(第5回) 日 時 平成23年3月16日(水)18:00~ 1.物資の支援依頼について 総務企画部長から、文科省法人支援課並びに国大協に対し、資料1のとおり物資の支 援依頼並びに教職員・学生及び附属学校の支援に係る依頼を行うこととしたい旨の説明 があった。 研究交流部長から、留学生の出国・入国の入管手続きに支障がないよう要請していた だきたい旨の依頼があった。 2.その他 ◎玉理事から、岩手県立大学では4月18日から前期開始であったが、本学が5月7日 からとしたことで、単位互換の関係もあり、延期を検討したい旨の連絡があったとの報 告があった。 危機対策本部会議(第6回) 日 時 平成23年3月17日(木)11:00~12: 1.学生の安否確認状況について 学務課長から、資料1―1に基づき、学生の安否確認状況について報告があった。 まだ、確認がとれていない学生については、対象となる学生名簿を各学部に送付し、教 員等を通じ、22 日午前中まで引き続き確認を依頼することとした。 続いて学務課長から、資料1-2に基づき、平成22年度入学料及び授業料未納者の 報告があった。今月末まで、指導教員等を通じて納入の督促を行うこととし、地震の被 災等により、連絡がとれない者については半年間の猶予の措置を行うこととした。 なお、これら債権の決定に係る事項は役員会決定が必要であり、事項を整理し、22 日の役員会へ諮ることとした。 2.岩手大学一般入試の入学手続き状況について 入試課長から、資料2に基づき、一般入試の入学手続き(3/14~16日)状況に ついて報告があった。また、震災により手続きができていない可能性があることを踏ま え、入学手続きをしていない者に確認を行っているところ、合格者のうち、未だ10名 と連絡がとれないことの説明があった。 3.震災に伴う卒業・修了者のアパート等からの退去延長について 学務部長から、資料3に基づき、卒業・修了者のアパート等からの退去延長について、 (社)全日本不動産協会岩手県本部長並びに岩手県宅地建物取引業協会長へ依頼文を発出 したことの報告があった。 4.東北地区太平洋沖地震岩手大学被災学生支援募金の呼びかけについて 総務広報課長から、資料4に基づき、東北地区太平洋沖地震岩手大学被災学生支援募 金の呼びかけについて説明があった。 危機対策本部会議(第7回) 日 時 平成23年3月18日(金)13:35~ 会に先立ち、学長から、玉理事の震災担当補佐として西崎副学長にお願いしたい旨が述 べられ了承された。また、事務においても、総務広報課と企画調査課が連携して対応する こととした。 1.安否確認状況について 総務広報課から、資料1に基づき、各学部教員のうち、交通事情により、帰盛できな い者について報告があった。教育研究支援施設の教員を含め、引き続き状況を集約する こととした。 引き続き学務課長から、学生の安否確認状況について報告があった。17 日 17:00 現在 で 572 名の安否が確認できていないため、全体の名簿を当該学部に送付し、引き続き 22 日午前中を目途に、確認を行うことの説明があった。 入試課長から、前期日程の入学手続きに係り、合格者のうちで意思確認がとれない者 が昨日段階で10名いたが、そのうち7名の入学意志があることが確認できた。さらに、 未確認の3名のうち、2名は生存が確認されている、との報告があった。 2.文部科学省(法人支援課)への報告について 総務企画部長から、資料2に基づき、昨日までの状況について文科省へ報告した内容 について報告があった。各部局からの支援要請を集約し、文科省法人支援課並びに国大 協へ報告したい旨が述べられた。 また、弘前大学から資料 のとおり物資の支援申し出があり、22 日に配送される予定 であることの報告があった。 3.学生からの要望について 総務企画部長から、資料3に基づき、工学部から情報として寄せられた学生相談の状 況について情報提供があった。 4.災害支援に必要な物品等について 研究交流部及び学務部から、資料4-1、4-2のとおり、災害支援に必要な支援及 び経費について要望が出された。 5.東北地方太平洋沖地震による被災者に係る提供可能物件について 財務管理課長から、標記について、岩手県県土整備部から資料5のとおり照会があっ た旨報告があった。 現在、滝沢農場牧草地は岩手牧場に貸付ており、同牧場からは継続貸付の希望が出さ れていたが、今回の岩手県への候補地としての提供の件については了解を得たこと、ま た、農学部からは現状復旧を条件として了解を得ていることの説明があった。 建物については、青山第三宿舎1号棟の10室を、仮設住宅用土地は、農学部附属滝 沢農場(牧草地)を候補地とすることが了承された。 6.危機対策本部会議検討事項について 研究交流部長から、資料6に基づき、危機対策本部会議の検討事項について要望等が 出された。 ◎教職員及び学生が生活する上で必要な情報の発信 ◎災害時の対応として、電話が不通の状態ではトランシーバー等での情報交換が必要 であり、機器の装備と計画的な資格取得等が必要 ◎防災備蓄リストは、地震マニュアルに掲載し周知を図る。 また、今後、本会議の情報収集のレベルをどこに位置づけるか、との意見があり、当 面は学生の安否確認、並びに教育・研究機関としての対応に専念することとした。 次いで、研究交流部関係で次のとおり報告があった。 NHKから外国人向け放送に係る職員の派遣について依頼があり、外国語専門職員を派 遣することとした。同じように国際交流協会からも依頼があり、こちらは語学が堪能な 学生を派遣する予定である。本日、中国への帰国者用の第二便が出、本学から10名の 留学生が新潟に向け出発した。 7.平成22年度学位記授与等の日程について 総務広報課から、資料7に基づき、平成22年度学位記授与伝達の時間帯・場所等 を集約した旨の報告があった。 8.その他 学務課長から、5月9日に入学式を行うことに関わり、後援会総会の実施について 各学部に照会したところ、人社と工学部は開催予定であり、教育と農学は検討中とい うことであった。 式の実施方法にも関わってくるので、引き続き検討することとした。 危機対策本部会議(拡大(第8回) ) 日 時 平成23年3月22日(火)15:25~16:20 1.安否確認状況等について 総務広報課から、資料1-1に基づき、交通機関等の影響で大学へ来ることができな い教職員について状況報告があった。 次いで、学務課長から、資料1-2に基づき、3 月 18 日(午後3時)現在の学生の安 否確認状況について報告があった。 2.文部科学省(法人支援課)への報告について 総務企画部長から、資料2のとおり、文部科学省法人支援課へ報告した旨の説明があ った。 3.学内施設の被害状況報告について 総務企画部長から、資料3のとおり、学内施設の被害状況について追加確認分を含め て報告があった。法人支援課へも写真を添えて報告済であることが付言された。 4.化学薬品と高圧ボンベの緊急調査について 総務企画部長から、資料4に基づき、安全衛生管理室において薬品庫及び高圧ガスボ ンベの緊急調査を行い、薬品と高圧ガスボンベの転倒と漏洩の有無、薬品庫及び高圧ガ スボンベの転倒防止の有無の調査結果報告があった。 転倒防止措置がなされていれば、防ぐことができたと思われる箇所があったことが付 言された。 5.保証人住所集計一覧について 学務課長から、資料 5 は、保証人の住所別に集計した資料であることの報告があった。 被災地に該当するところにおいては、実家の家屋破損等が想定され、授業料等の免除に ついて推定される旨の報告があった。 6.東北地方太平洋沖地震被災地域への災害救援物資について(弘前大学) 総務企画部長から、18 日 19 時 30 分頃、資料6のとおり、弘前大学から災害救援物資 が届いた旨の報告があり、学生を中心に有効に使わせていただきたい旨の報告があった。 関係部署と相談の上、分配したいとの付言があった。 7.東北地方太平洋沖地震岩手大学被災学生支援募金の呼びかけについて 総務広報課長から、資料7のとおり、本学被災学生の修学支援のための募金を計画し ており、郵便局及び銀行の口座開設ができ次第、協力を依頼したい旨の報告があった。 その際、募金額のシミュレーション(目安)についても説明があった。 第一次の締切を 5 月 31 日とする。 呼びかけの対象は、教職員、学生、本学OB、関係諸団体(後援会、同窓会)を予定 している。 8.その他 ・玉理事から、被災による内定取消学生への対応として、卒業判定が終了した現時点で は、キャリア支援課による就職先の斡旋、並びに研究を継続する場合、研究生に係る検 定料・入学料・授業料は徴収しないことを、本日開催の役員会において決定した旨の報 告があった。 ・また、すでに入学料等を納入した新入生においても、被災状況により、入学料等の免 除を要する学生に対しては、免除申請の手続きをした上で、入学金等を返金したい旨の 報告があった。 ・さらに、入学式、オリエンテーションの日程は、5 月 6 日学部・学科オリエンテーショ ン、5 月 9 日午前中に第一体育館において入学式を行う予定であるとの報告があった。 ・工学部長から、地域に対して、支援・メッセージが必要ではないか、との意見があっ た。 ・入試課長から、後期日程入学手続予定者で被災地に居住している学生が34名いる、 との報告があった。 危機対策本部会議(第9回) 日 時 平成23年3月23日(水)11:00~11:53 1.安否確認状況等について 学務部長から、資料1-2に基づき学生の安否確認状況について報告があった。 3月23日現在で学部・研究科学生及び研究生のうち、安否確認がとれていない学 生が89名おり、該当者の名簿を役員・各学部長に配付すること、引き続き学務部で 電話確認を行うことが説明された。 2.文部科学省(法人支援課)への報告について 総務企画部長から、資料2のとおり、文部科学省法人支援課へ報告した旨の説明が あった。 3.「東北地方太平洋沖地震岩手大学被災学生支援募金」の呼びかけについて 総務広報課長から、資料3のとおり、被災学生支援募金の呼びかけ文について説明 があり、文言修正を行った。 4.その他 ・西崎副学長から、24 日から図書館を部分開館(1,2階、閲覧のみ)することの報 告があった。 ・財務部長から、昨日法人支援課から電話連絡があり、従来、運営交付金の示達につ いては四半期毎に申請を受けていたが、4月からは一月毎としてほしい、とのことで ある。そのため、震災に係る免除等にも絡み、時期及び申請額について検討が必要で ある旨が述べられた。 ・岩渕理事から、連携市町村への対応にも関わり、大学としてもボランティア活動を サポートする体制が必要、との意見があった。玉理事から、被災地ではまだ救助の段 階で、ボランティアを派遣するには至っておらず、現在、希望学生の登録を進めてい るところである。派遣については、地域連携推進センター及び学生支援課と連携を図 りながら、進めることとした。また、玉理事から、学生が昨日から市内において募金 活動を始めており、大学の証明書を持参させている、ことが付言された。 ・玉理事から、昨日、岩大生協に学生が居住するアパートの大家さん達に集まってい ただいた。卒業予定の学生の引越が困難な状況から、4月中旬頃まで入居延長を依頼 したことが報告された。また、改修を進めていた学生寮は、什器類が納品される間際 の地震により、完成が一時休止となっていたが、今月 25 日には納品の目途がたった、 との報告があった。 危機対策本部会議(第10回) 日 時 平成23年3月24日(木)11:00~11:44 1.安否確認状況等について 学務部長から、資料1-2に基づき、在学生の安否確認状況について報告があった。 携帯電話の電源が入っておらず、全く連絡がとれない学生が2名いるとのこと。また、 後期試験合格者のうち、郵便配達困難地域に住む 34 名のうち、郵送先確認の連絡がとれ ない学生が4名いるとの報告があった。 2.文部科学省(法人支援課)への報告について 昨日の、文科省法人支援課への報告については、資料2のとおり。 3.津波被害等を受けた新入生等の入学料及び授業料の取扱について 学務部長から、標記の件について、役員会において、担当部署で手続きの進め方を詰 めることとしており、資料3のとおり、対応したいとの説明があり、了承された。 また、入学料免除については例年6月頃に、審査結果が出ているが、今回の被災した 学生に係る審査については、速やかに進めたいとの付言があった。 4.災害支援物資について(支援要請) 企画調査課副課長から、資料4のとおり、国大協に対し、支援要請を行ったところ、 秋田大学から、トイレットペーパー、灯油、電池が届く予定である、との報告があった。 5.東北地方太平洋沖地震により被災した学生等への配慮等について 総務広報課長から、資料5のとおり、文科副大臣から通知があり、関係部署に周知し た旨の報告があった。 6.東北地方太平洋沖地震による被害状況及び今後の課題等について 総務広報課長から、資料6のとおり、文科省法人支援課並びに大学振興課から照会が あり、各関係部署に照会中であること、明日の本会議において確認をしたいことが述べ られた。 7.東北地方太平洋沖地震岩手大学被災学生支援募金の呼びかけについて 総務広報課長から、標記の件について、昨日の本会議においての意見を基に、資料7 のとおり修正したものであることの説明があり、確認の上、了承された。 8.その他 ・学長から、明日、宮舘副知事にお会いし、地震以降の本学の状況並びに今後大学とし て支援できること等について説明を行ってきたいことが述べられた。 ・西崎副学長から、農業教育資料館は 23 日から開館していること、図書館の図書整理に 係る作業には、学生サポーターにも謝金を払っていることの報告があった。 ・玉理事から、余震が続くため大学会館・屋外のサークル活動を中止しているが、4 月か ら再開したいとの報告があった。 危機対策本部会議(第11回) 日 時 平成23年3月25日(金)11:35~12:23 1.安否確認状況等について 学務部長から、本日家族からの連絡により、工学部2年次学生の死亡が確認された 旨の報告があった。また、地震から二週間がたち、未だ安否が確認とれない学生がい ること、また後期合格者のうち、連絡がとれない者が 2 名いるため、資料 1 のとおり、 報道機関に対し、現在の状況を説明すると共に、安否確認を行っていることを報道機 関の各媒体を通じて報道を依頼することの説明があった。 2.文部科学省(法人支援課)への報告について 昨日の、文科省法人支援課への報告は資料2のとおり。 3.東北地方太平洋沖地震等による被害状況及び今後の課題等について 総務広報課から、資料3に基づき、文科省法人支援課及び大学振興課から照会があ った標記の件について、各部署から集約した意見等の報告があり、一部追加の上、報 告することとした。 4.宮舘副知事への説明資料について 本日、学長と岩渕理事が宮舘副知事との面会を予定しており、その際の資料につい て資料4に基づき説明があった。 学長から、動物治療にあたるため、農学部附属動物行院長が県から派遣依頼を受け ていることの報告があった。 5.東北地方太平洋沖地震に係る主要経済団体等への大臣要請を踏まえた対応について 総務企画部長から、資料5のとおり、文科大臣と厚生労働大臣の連名により、主要 経済団体に対し、要請書が発出された旨の報告があった。 6.モリオネット発「学び支援プロジェクト」について 西崎副学長から、情報処理部門に関わる教員が中心となり、救援物資(学用品)の 受付を行っていることの報告があった。 7.災害支援物資について 企画調査課副課長から、国大協を通じて支援要請を行っているところであるが、資 料7のとおり、秋田大学、山形大学及び大阪大学から提供予定であるとの報告があ った。 8.その他 学務部長から、卒業予定者で転居が困難となっている学生の受入として、学生寮の 共有スペースを活用するよう準備を進めている旨の報告があった。 拡大危機対策本部会議(第12回) 日 時 平成23年3月28日(月)11:00~12:20 1.安否確認状況等について 学務部長から、後期日程合格者を含み、全員の安否確認が終了したこと、学部学生 の未確認者のうち、2名の確認がとれたことの報告があった。 2.文部科学省(法人支援課)への報告について 総務企画部長から、昨日の本会議の状況等について、資料1のとおり報告した旨が 述べられた。 3.被害状況報告について 財務企画課から、物品の被害状況を資料2のとおり取り纏めた旨の報告があった。 4.宮舘副知事への説明資料について 学長から、25日(金)13時30分から10分程、宮舘副知事を訪問し、資料3 のとおり本学の状況を説明した旨の報告があった。 また、本学教員等(農学部:廣田、工学部:南、越谷、小笠原、教育:土井、名誉 教授:斎藤)で構成する調査チームが本日現地に入り、被災地(田野畑から陸前高田) の調査活動を行っていることが報告された。 5.附属学校教員の岩手県教育委員会との人事交流凍結に係る対応について 菅原副学長から、この度の震災により沿岸地域の人事が凍結となったこと、転出は 予定どおり被災地を含め行うが、被災地からの転入がないため欠員が生じたことの説 明があった。欠員の対応として、県教委からは常勤講師で対応してほしい旨の依頼が あり、資料4のとおり、1年の契約で4名の常勤講師を採用する旨の説明があった。 6.平成23年度入学者選抜実施結果について 学務部長から、資料5のとおり、今年度の入試実施結果の報告があった。 7.平成23年度学年暦及び平成23年度企業採用予定学生の採用取消・採用遅延情報 について 玉理事から、平成23年度学年暦に関わって、5月9日から前期開始と決定してい るわけだが、教育学部に関しては、教育実習期間及び授業回数確保のため、教育学部 の2~4年次対象の専門科目は、4月18日から授業開始の要請があることの報告が あった。さらに、他学部が関わる教職科目は、この場では要調整とされた。 また、内定取消の学生への対応として、研究を継続する場合は、研究生として受入、 その際の入学料等は徴収しないこととすること、採用遅延学生の対応としては、研修 生として受け入れて下さるよう、企業に依頼中であることの説明があった。 8.東北関東大震災への岩手大学の対応(地域連携)について 岩渕理事から、資料7に基づき、地域連携に係る本学の今後の対応案について提案 があった。ボランティアの派遣や、被災地の調査に関しては学長特別研究調査プロジ ェクト(財源:学長裁量経費)を立ち上げ進めること等の説明があった。いずれにし ても復興に関わる全学的な組織が必要であり、構成等について早急に検討することと した。 9.その他 なし 危機対策本部会議(第13回) 日 時 平成23年3月29日(火)13:30~14:47 1.学生の被災状況の確認方法について 学務部長から、被災学生への支援策検討の際の資料として、資料1のとおり、学生 の被災状況について調査を行うことの説明があった。資料は窓口確認用の帳票であり、 Web 上は現在作成中であることが付言された。統計処理したものは、今後文科省や報 道機関へ提供することとしたい旨が付言された。 2.文部科学省(法人支援課)への報告について 昨日の状況等について、資料2のとおり報告済みである。 3.平成23年度学年暦について 玉理事から、先の本会議において報告している教育学部対象の授業について、2~ 4年次対象の専門科目は、資料3のとおり4月18日から開始とすること、そのこと に伴って、3学部とは異なる学年暦となる旨の説明があった。 4.東北地方太平洋沖地震被災動物の救護・診療に係る支援要請について 総務広報課長から、資料4に基づき、岩手県災害時動物救護本部長から、標記につ いて支援要請があり、4月1日から大船渡市の避難所に獣医師を派遣予定であること、 時間帯・場所については逐一報道機関を通じて周知を図ることの説明があった。 これらの派遣依頼の服務上の取扱いは本務とし、出張とすることとした。 5.学生ボランティア募集登録の依頼について 玉理事から、資料5に基づき、盛岡YMCAから学生ボランティアの募集依頼があ り、その業務内容について説明があった。 6.東北地方太平洋沖地震岩手大学被災学生支援募金について 総務広報課長から、資料6に基づき、被災学生支援募金のよびかけ文、申込書等の 様式について説明があり、提案どおり了承された。 7.大震災への岩手大学の対応について 学長から、この間の本学の対応について資料7のとおり整理した旨の説明があった。 また、新たに、復興支援対策本部を設置し、4月1日に発足したいこと、それぞれの 活動は各部門に委ね、部門を越える審議が必要な場合のみ本部会議を行うこととした い旨の説明があった。ついては、各班の構成等について31日までに意見を寄せるよ う各役員に依頼があった。また、これらの支援経費として、1,000 万の財源を組むこと が付言された。 8.学生等震災特別相談窓口・震災特別相談窓口の設置について 文科省から、資料8のとおり通知があったことの報告があった。 9.その他 なし 危機対策本部会議(第14回) 日 時 平成23年3月30日(水)9:00~10:10 被災状況調査チームから、3月28日の被災地域での調査報告を受けた。 危機対策本部会議(第15回) 日 時 平成23年3月31日(木)11:00~11:50 1.文部科学省(法人支援課)への報告について 昨日の本会議の状況等について、資料1のとおり文科省法人支援課へ報告した。 玉理事から、昨日宮古市にある YMCA 災害ボランティアセンター及び県立大学宮古 短期大学への訪問報告があった。 ・阪神・淡路大震災以降、活動実績があり、様々なノウハウを持っている。 ・ボランティア活動は長期間に及ぶことが見込まれる。 ・昨日時点で、現地では電気は復旧しているがまだ断水状態 ・ボランティアは日帰り、2 泊 3 日それぞれに業務があり、どちらでも対応可能 ・宮古短大の近辺は、住居の流失のため、新入生の住居確保が困難。5 月 18 日を授業 開始としているが、見通しが立たない。 2.岩手大学東北地方太平洋沖地震復興対策本部の設置について 総務企画部長から、資料2に基づき、各役員からの意見を踏まえて修正した、復興 対策本部の設置要項(たたき台)について説明があり、了承された。 企画調査課長から、復興支援活動に関わり、ベスト、軍手、ゴム手袋、長靴等を発 注済みであり、一週間以内に納品予定であることの報告があった。 岩渕理事から、情報として、釜石市の避難所では、新年度で市の職員を配属先に戻 すため、今、避難所で120名の職員が対応している業務の代替が求められていると の報告があった。 3.地震災害復興について 学長から、資料3に基づき、地域社会に向けての災害復興のメッセージ案について 提案があり、一部修正の上、明日付でHPに掲載することとした。また、教職員及び 学生向けのメッセージも作成することとした。 4.男女共同参画推進室から 菅原副学長から、資料4に基づき、ボランティア活動に参加する学生への諸注意に ついて説明があった。 5.その他 なし 拡大危機対策本部会議(第16回) 日 時 平成23年4月1日(金)15:00~15:14 1.文部科学省(法人支援課)への報告について 資料1のとおり、昨日の状況等について、文科省法人支援課へ報告した旨の説明が あった。 2.その他 学務部長から、学生の安否確認状況について報告があり、未だ確認がとれていない 学生に対し、本人及び保護者宛に安否確認をしている旨、郵送により通知したとの報 告があった。 危機対策本部会議(第17回) 日 時 平成23年 4月 5日(火)13:30~14:07 1.東日本大震災による家族・住居等の被災状況について 総務広報課から、資料1に基づき、各部局での聞き取りによる家族・住居等の被 災状況について報告があった。 職員の中には、未だ家族の安否確認ができず、年次休暇で対応している職員もあ り、非常勤職員を含めて、特別休暇等の配慮について、担当課において検討するこ ととした。 2.入学関係行事について 玉理事から、5月9日の入学関係行事の内容について説明があった。 ・ 時間帯は9:30~10:00、会場は第一体育館、立席 ・ その模様は、51大等の講義室に同時配信を行う。 ・ 午前中は休講とする。(例外は教育学部2~4年次対象専門科目) ・ 全学の保護者説明会は行わない。 ・ 開催案内はHPへ掲載すると共に、新入生本人へ郵送する。 3.その他 学務部長から、学生ボランティアに係る次のとおり報告があった。 ・昨日、第1回の説明会を行ったところ160~170名の参加があった。 ・第一陣が4/6から日帰りで3日間、大船渡の避難所へ向かう。 活動内容は清掃、炊き出し等 ・教育学部の教員の3名が引率する。 ・ボランティア登録に際し、保護者からの同意を求めている。 玉理事からは、ボランティア活動の単位認定は、現行ではコミュニティーサポー ト実習1単位のみであるが、今回の活動でさらに大学として認定する方向で検討し たい。また、ボランティア活動に伴う授業欠席の配慮等、積極的に活動できる環境 を整えたい、との説明があった。 危機対策本部会議(第19回) 日 時 平成23年 4月12日(火)13:50~14:20 1.学生の安否確認状況について 学務部長から、資料1に基づき、未だ安否確認ができない学生への対応状況並びに 聞き込みの概要について報告があった。引き続き担任からメールでの連絡はとるが、 学務部としての対応はこれまでとしたい旨の説明があった。 2.学生の被災状況について 学務部長から、資料2に基づき、現在調査中の学生の被災状況について、第1回集 計結果の報告があった。 3.学生の採用取消・採用遅延情報について 学務部長から、資料3に基づき、学生の採用取消・採用遅延状況について、報告が あった。 4.防災PDCA WG報告について 総務広報課から、資料4に基づき、平成22年度防災訓練の検証結果について報告 があった。それを受けて、今年度は7月に班単位の想定訓練を、10月には学生、教 員が加わった防災訓練を実施することとした。 5.東日本大震災に伴う学生等の支援について 総務広報課から、資料5のとおり、文科副大臣から学生等への支援について通知が あり、関係各位に周知していることの報告があった。 6.その他 なし
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