平成 26 年 安 全 報 告 書 平成 25 年 12 月∼平成 26 年 3 月 祭畤スノーランド 特殊索道 祭畤第1ペアリフト(冬期間) 祭畤第2ペアリフト(冬期間) 一関市 1.ご利用の皆様へ 当市の索道事業に対しまして、日頃よりご理解とご利用を賜り誠にありがとうございます。 本報告書は鉄道事業法に基づき、輸送の安全確保のための取り組みや安全の実態について、 前シーズンを振り返るとともに、皆様にご理解をいただくために公表するものです。 当索道事業所は、平成24年度に東北運輸局より16年間無事故表彰を受けたところであ り、今後も施設の整備、保守に努め、安全教育を徹底して参ります。 皆様からのご意見を輸送の安全確保に役立て、更なる安心なサービスを提供できるよう努 めて参りますので、引き続きご利用賜りますようお願い申し上げます。 平成26年 6月13日 一関市長 勝部 修 2.安全基本方針と平成25年度重点目標 (1) 安全基本方針 ア 一致団結して輸送の安全確保に努める。 イ 輸送の安全に関する法令及び関連する規程をよく理解するとともに、これを遵守し 厳正忠実に職務を遂行する。 ウ 一関市索道職員服務規程を遵守するとともに、事業の公共的使命をよく理解し懇切 丁寧に職務を遂行する。 エ 常に輸送の安全に関する状況を理解するよう努める。 オ 職務の実施に当たり、推測に頼らず確認の励行に努め、疑義のある時は最も安全と 思われる取り扱いをする。 カ 事故・災害等が発生したときは、人命救助を最優先に行動し、すみやかに安全適切 な処置を執る。 キ 情報は洩れなく迅速かつ正確に伝え、透明性を確保する。 ク 常に問題意識を持ち、効果的かつ効率的な事業の実施を図る。 (2) 平成25年度重点目標 ア 法令順守で安全運転 イ 施設の維持保全 3.事故等の発生状況と再発防止策 (1) 索道運転事故 報告する事故はありませんでした。 (2) 災害(地震、落雷、暴風雨、豪雪など) 報告する事故はありませんでした。 *強風のため、運行を終日停止した日がありました。 (3) インシデント(事故の兆候) 報告するインシデントはありませんでした。 4.安全確保への取り組み 一関市索道事業所では、輸送の安全を確保するため、係員研修や緊急時対応訓練及び索道 施設の整備を以下のとおり実施いたしました。 また、シーズン中の2月18∼19日、東北運輸局の保安監査が実施されました。 (1) 係員研修 ア 外部研修 ①索道技術管理員等講習会 索道技術管理者研修会 (東北索道協会) ②索道従事員研修会 索道技術管理者等研修会 スノーモービル安全運転講習会 イ (東北索道協会岩手地区部会) 内部研修 ①索道施設整備実地研修(八幡平リゾートスキー場) ②安全統括管理者訓示 索道事業所長訓示 ③安全方針会議 ④各教育 ・安全管理規程(安全基本方針、管理の体制並びに方法等) 、 服務規程、運転細則について ・事故事例と対策、危険予知についてグループ討議・発表 ・索道救助訓練要領について ・ルール、禁止事項の確認、異常気象時の対応について ・スノーモービル等安全運転について (2) 緊急時対応訓練 ア 索道救助訓練 イ 普通救命講習 (一関西消防署) ▲ 普通救命講習 ▲ 索道救助訓練 (3) 索道施設の整備 ア 第1・2リフト 握索機オーバーホール 制動オイル交換 緊張台車機械室屋根等塗装 放送設備用バッテリー交換 信号用バッテリー交換 各部注油 線路下整備 イ 第1リフト 緊張オイル交換 ウ 第2リフト 原動機オーバーホール エ 適合確認検査(各種測定、動作確認) オ 索道メーカー1か月点検(3回実施) (4)保安監査の実施(平成26年2月18日∼19日) ア 整備細則の絶縁測定(高圧・低圧) 、接地抵抗測定に関して不明点の指摘があり、 測定依頼先へ実施内容を確認し、来シーズンに向け対策を講じております。 5.安全管理体制 (1)組織図 事業主(市長) 副市長 安全統括管理者(教育長) 生涯学習文化課長 索道事業所長(健康の森所長) 索道事業所長補佐(健康の森副所長) 索道技術管理者 1 名 運輸管理者 1 名 (事業課長) (庶務課長) 事業課員 2 名 庶務課主幹 1 名 索道技術管理員4名 庶務課員7名 パトロール員3名 索道係員10名 (2)役割・責任・権限 ア 事業主(市長) 輸送の安全確保に関する最終的な責任を負う。 イ 安全統括管理者(教育長) 安全を最優先した輸送業務の実施及び管理部門を統括管理する。 ウ 索道事業所長 所属職員を指揮監督し、索道の運輸・運転に関する業務の状況を把握し、事業全般 の円滑な遂行を図る。 エ 索道事業所長補佐 所属職員を指揮監督し、事業全般にわたる業務を掌理し、所長に事故あるときは、 その職務を代理する。 オ 運輸管理者 所属職員を指揮監督するとともに、索道の運輸に関する業務全般を管理する。 カ 索道技術管理者 索道施設の保守・索道の運行、係員の教育訓練を行うとともに、輸送の安全確保に 関しての必要な情報について、安全統括管理者及び索道技術管理員と共有しなけれ ばならない。 キ 索道技術管理員 索道の運行管理・保守管理を行い、随時索道技術管理者に報告する。 6.ご利用の皆様へのお願い 輸送の安全確保を実現するうえで、リフトをご利用いただく際、皆様のご協力が必要です。 以下の事項にご注意ください。 (1)乗り降りに慣れていないお客様は、係員に申し出てください。 (2)たばこの吸い殻、その他の物品を投げ捨てないでください。 (3)乗車中飛び降りたり、ゆらしたりしないでください。 (4)衣類、携帯品の紐などがリフトに巻きつかないように注意してください。 7.連絡先 本報告書及びスキー場全体についてのご意見・ご要望を下記までお寄せください。 (1)〒021−0027 岩手県一関市竹山町7−5 生涯学習文化課 TEL 0191−26−0820 FAX 0191−26−0566 (2)〒021−0101 岩手県一関市厳美町字祭畤251 いちのせき健康の森 TEL 0191−39−2020 FAX 0191−39−2063
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