仕様書 - 長野広域連合

B焼却施設整備に係るアドバイザリー業務委託
仕
様
書
平成 28 年5月
長野広域連合
第1章
第1節
総則
業務目的
本業務は、長野広域連合(以下「本連合」という。)が千曲市に建設を計画して
いる(仮称)B焼却施設の整備事業を実施するに当たり、廃棄物処理施設整備に関す
る幅広い知識と高度な専門能力を有する専門機関(アドバイザー)の支援を受ける
ことにより、適正かつ確実な事業実施とすることを目的とする。
第2節
業務名称
B焼却施設整備に係るアドバイザリー業務委託
第3節
適用範囲
本仕様書は、「B焼却施設整備に係るアドバイザリー業務委託」に適用するもの
で、受注者は、この仕様書に明記なき事項であっても目的の遂行上必要と思われる
ことについては、本連合と協議する中で行うものとする。
第4節
対象事業の概要
本業務の対象となる事業の概要は、次のとおりである。
1
種類
一般廃棄物処理施設の設計・建設、運営・維持管理
2
対象地域
本連合管内(小布施町を除く) 8市町村
(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、高山村、信濃町、小川村、飯綱町)
3
計画施設
(1)処 理 方 式
連続運転式焼却施設
・ストーカ式焼却炉+燃料式灰溶融炉
・流動床式ガス化溶融炉
・シャフト炉式ガス化溶融炉
(2)施 設 規 模
100t/日(50t×2基)
(3)建設予定地
千曲市大字屋代字中島外
(4)処理対象物
一般廃棄物(可燃ごみ、リサイクル施設から発生する可燃残
さ及び不燃残さ)
第5節
履行期間
契約締結の日から平成 29 年 11 月 30 日までとする。
- 1 -
第6節
1
業務主任者等
受注者は、本業務における業務主任者及び主任技術者を定め、本連合に書面に
て通知するものとする。
2
業務主任者は、契約図書等に基づき、業務全般の管理及び統括を行うものとし、
これを行うに必要な能力と経験を有する技術者でなければならない。
3
主任技術者は、業務の技術的管理を行うものとし、これを行うに必要な能力と
経験を有する技術者でなければならない。なお、主任技術者は業務主任者と兼ね
ることができるものとする。
第7節
1
業務管理
受注者は、契約後速やかに業務計画を作成し、本連合の承諾を得るものとす
る。
2
受注者は、業務の円滑な進捗を図るため、十分な経験を有する技術者を配置し
なければならない。その際、担当する技術者の実務経歴書を添付するものとす
る。
3
業務遂行に当たっては、本連合と必要に応じて打合せを行うものとし、打合
せ・協議事項は、その都度議事録を作成して本連合に提出するものとする。
第8節
提出書類等
受注者は、次の関係書類を遅滞なく提出するものとする。
1
業務着手時
(1) 業務着手届
(2) 業務計画書
(3) 工程表
(4) 業務主任者・主任技術者等の届け(経歴書添付)
2
業務遂行時
(1) 協議書
(2) 打合せ議事録
(3) 業務に関わる資料、データ、図書等
3
業務完了時
(1) 業務完了届
(2) 成果品
第9節
資料の貸与等
本業務における資料収集、調査等は受注者が行うものとするが、既調査資料及び
文献等、本連合が保有している資料で業務の遂行上必要なものは貸与する。
受注者が資料の貸与を受ける場合はそのリストを作成し本連合に提出するものと
し、貸与された資料は業務完了時にすべて返却するものとする。
- 2 -
第 10 節
関係法令等の遵守
受注者は、業務の遂行に当たり、関連する諸法令等及び条例等を遵守しなければ
ならない。
第 11 節
秘密及び中立性の保持
受注者は、業務の遂行によって知り得た事項等を、第三者に漏らしてはならない。
また、常にコンサルタントとしての中立性を厳守しなければならない。
第 12 節
1
留意事項
受注者は、関係する官公庁他関係機関との協議を必要とする場合、あるいは協
議を求められた場合は、その対応を行うものとする。
2
業務遂行に当たって、文献やその他の資料を引用した場合は、その文献、資料
名を明記するものとする。
第 13 節
1
検
査
受注者は、業務遂行後、所定の手続きを経て本連合の検査を受けなければなら
ない。
2
本業務は、本連合の検査合格をもって完了とする。なお、納品後に成果品に記
入漏れ、誤り等不備が発見された場合は、受注者の負担において速やかに訂正し
なければならない。
第 14 節
疑義の解決
本仕様書に定める事項について疑義が生じた場合、又は本仕様書に定めのない事
項が生じた場合には、本連合と受注者で十分な協議を行い解決するものとする。
第 15 節
その他
本連合が必要と認めたときは、業務の変更若しくは停止を命ずることができる。
この場合の変更等については、本連合と受注者が協議の上、契約金額を増減するも
のとする。
- 3 -
第2章
業務内容
本業務は、本連合がB焼却施設整備事業を実施するに当たり、事業者選定方法の検討・
決定、実施方針及び要求水準書の作成・公表、特定事業の選定に係る資料作成、事業者の
募集・選定・契約等に関わる支援を行う。
事業者選定に当たり、
「長野広域連合ごみ処理施設建設事業者等選定委員会」
(以下「選
定委員会」という。)に係る支援及び本連合が行う事業説明(理事会、地元等への説明)
に係る支援を行う。
なお、これらに係る打合せ・協議は、30 回以上とする。
第1節
事業者選定方法の検討・決定
本事業を実施するに当たっての事業条件や事業者選定方法について、次の事項の整
理や検討を行ったうえで、選定委員会の中で決定するための支援を行う。
なお、検討に当たっては、本連合のごみ処理広域化基本計画やB焼却施設整備計画等
をふまえ、廃棄物処理施設建設工事等の入札・契約の手引き、民間事業者へのヒアリ
ング結果等を参考として実施するものとする。
1
事業条件の整理
本事業を実施するに当たって、次の事業条件について、検討し整理する。
(1) ごみ質、ごみ量
(2) 施設供用開始までの事業全体スケジュール
(3) 運営期間
(4) 事業範囲
(5) 施設整備・運営に係る諸仕様(要求水準概要、余熱利用の検討)
(6) 事業費(建設費、運営費、事業収入、本連合の財源内訳)
※本事業はエネルギー対策特別会計による補助を想定しています。
(7) 事業リスク及び官民役割分担
(8) 法的制約、必要な法的手続き 等
2
事業スキーム、契約方法の検討
事業スキームや契約方法についての検討を行う。
3
事業者選定方法の検討
事業者選定の手順・審査方法・スケジュール及び民間事業者参加資格条件等の検討を
行う。
- 4 -
第2節
実施方針及び要求水準書の作成・公表
本事業の実施方針及び要求水準書について、選定委員会の提言や意見をふまえたう
えで、次の事項の支援を行う。
1
実施方針(案)及び要求水準書(案)の作成
本事業についての実施方針(案)及び要求水準書(案)を作成し、公表するための支援
を行う。
2
実施方針(案)及び要求水準書(案)に対する質問・意見の整理と回答(案)の作成
本連合が公表した実施方針(案)及び要求水準書(案)に対する民間事業者からの質
問・意見について検討のうえ、回答(案)を作成する。
3
実施方針(案)及び要求水準書(案)の修正
実施方針(案)及び要求水準書(案)を修正し、実施方針及び要求水準書として公表す
るための支援を行う。
第3節
特定事業の選定に係る資料作成
事業実施に係るVFMの検討、分析、評価を行い、VFM算出結果を基に特定事
業の選定に関する公表資料(案)を作成する。
第4節
事業者の募集・選定・契約等に関わる支援
本事業をPFI法に準じて進めるために必要となる、次の事項の支援を行う。
なお、実施に当たっては、選定委員会の提言や意見をふまえたうえで必要な部分は適
宜見直すこととする。
1
事業者の募集・選定・契約に係る書類等の作成
本事業の事業者を募集するに当たって必要となる次の書類等を作成し、公表するた
めの支援を行う。
(1) 入札説明書(案)
(2) 提案様式集(案)
(3) 審査基準(案)
(4) 予定価格(案)
(5) 契約書(案)
(6) その他関係書類(案)
2
公表書類に対する質問・意見の整理と回答(案)の作成
本連合が公表した事業者募集書類に対する民間事業者からの質問・意見について検
討のうえ、回答(案)を作成する。
- 5 -
3
民間事業者からの提案書類の整理
事業者募集後の資格審査、競争的対話及び本審査に当たって、必要となる提案書類
の取りまとめや精査を行う。
4
審査結果の取りまとめ
選定委員会において審査された結果を取りまとめ、公表するための支援を行う。
5
事業契約締結等の支援
落札事業者との協定・契約に係る交渉及び締結に関する支援を行う。
なお、事業者等との全ての契約については、履行期間内に完了することとする。
第5節
選定委員会に係る支援
本連合が事業者選定に当たり設置する選定委員会に係る支援を行う。なお、選定委員
会の開催は東京都内及び長野市で5回程度とする。
選定委員会の開催に係る会場費、委員交通費、委員報酬等は本業務に見込まないもの
とする。
≪選定委員会に係る支援の内容≫
1
関係資料の作成
2
関係資料の説明
3
議事録の作成(逐語及び要約)
第6節
事業説明に係る支援
本連合が行う事業説明(理事会、建設予定地となる地元等への説明)に係る支援を行
う。また、事業説明は千曲市内及び長野市内にて4回程度とする。
≪事業説明に係る支援の内容≫
1
関係資料の作成
2
関係資料の説明
- 6 -
第7節
成果品
成果品は、次のとおりとする。なお、成果品は、Word 及び Excel で作成された編集
可能な電子媒体(CD-R 等)として納品することとし、資料関係の電子データについ
ては、必要に応じて指示する。
1
公表書類
1式
(1) 実施方針書
(2) 公募説明書
(3) 要求水準書
(4) 特定事業の選定・公表書
(5) 民間事業者選定基準書
(6) 民間事業者募集書類(技術提案作成要領、技術提案調査書、その他様式を含む)
(7) 民間事業者技術評価書
(8) 民間事業者の選定・公表書
(9) 基本協定書(案)
(10) 事業契約書(案)
等
2
業務報告書
A4
3
選定委員会に関する必要資料
1式
4
事業説明に関する必要資料
1式
5
打合せ議事録
1式
6
その他必要な資料
1式
- 7 -
ファイル綴じ
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