森村泰昌 展 美術史としての私[抄]

 MORIMURA YASUMASA
SELF-PORTRAIT AS HISTORY OF ART (EXTRACT)
2012 .11.12
− 2013 . 2.25
森村泰昌 展
森村泰昌 <フェルメール研究(大きな物語は、小さな部屋の片隅に現れる)>2004 年
美術史としての私[抄]
2012 年 11月 12 日[月]̶ 2013 年 2 月 25 日[月]
開館時間:10:30−19:00 休 館日:火曜日(祝日と振替休日を除く)、12 月 26 日[水]−1 月 4 日[金] 入館料:(企画展+コレクション展):一般 800 円 シニア(60 歳以上)700 円 高大生 600 円 中学生以下無料
主催:札幌宮の森美術館 企画:NPO 法人 CAPSS 後援:札幌市 札幌市教育委員会
http://www.miyanomori- art.jp
森村泰昌 展 美術史としての私[抄]
2012 年 11月 12 日[月]̶ 2013 年 2 月 25 日[月]
1985 年以来、写真を使ったセルフポートレイトを造り続ける森村泰昌。しかし彼の自画像は素の自分
をそのまま再現するのではなく、自ら興味をもった人物や、ときには物になってその姿を描くという点
で、古今東西数ある自画像とは一線を画すものです。あるときは銀幕の大女優、あるときは 20 世紀の
偉人たち。そして名画の中の人物や静物に扮した森村のユニーク な自画像は、作家と作品と社会をめぐ
る現代芸術が内包するさまざまなテーマを浮かび上がらせながら 見る者の目を釘付けにしてしまう不思
議な魅力を放ちます。
「 森村泰昌展 美術史としての私[抄]」
では、森村の主要作のひとつである通称「美
術史シリーズ」から その嚆矢となったゴッホの肖像などの約 30 点を精選して展覧いたします。
名画の登場人物になりきるために、それが描かれた時代背景や経緯、画家の社会的地位や制作時の心情
など、こと細かに研究するという森村。しかし、成り切ろうとすればするほど否応なく気づかされる画 中
の人物と自身との差異。翻ってそれは「自分とは何か ?」という問いに自らが対峙することでもあり ま
す。果てしなくこだまする「自分とは ?」との問いの中で、繰り返し他人になってニセの名画に入り込む
芸 術家。それを展示して見せる美術館。そして鑑賞者 ...「 美術史シリーズ」は、芸術作品を取り巻く制
度 をも足下から揺さぶる危険に満ちています。
森村泰昌 ( もりむら やすまさ)略歴
1951 年大阪生まれ、京都市立芸術大学卒業。
1985 年、ゴッホの自画像に自らが扮した写真によるセルフポートレイトを発表。以後一貫して他者に扮装した
自身の肖像をつくり続ける。
1988 年、「ヴェネツィア・ビエンナーレ・アペルト 88」に選出され、以後、国際的に活動を展開している。
古今東西の名画を題材にした「美術史シリーズ」
、映画女優に扮する「女優シリーズ」などを手がけるほか、映
画や芝居、アートディレクションなどその活動は多岐に渡る。
2002 年東川賞,2007 年芸術選奨文部科学大臣賞、2011 年紫綬褒章を受章。
開館時間:10:30−19:00
休館日:火曜日(祝日と振替休日を除く)、12 月 26 日[火]−1 月 4 日[金]
入館料:(企画展+コレクション展):一般 800 円 シニア(60 歳以上)700 円 高大生 600 円 中学生以下無料
主催:札幌宮の森美術館 企画:NPO 法人 CAPSS 後援:札幌市 札幌市教育委員会
ゲ ス ト ・ キュレイター:長澤章生
展示室1
上 森村泰昌 肖像(ファン・ゴッホ)/小 1985 -1992
下 森村泰昌 批評とその愛人4 1989
旧館グラフィック・ギャラリー
展示室2
クリストとジャンヌ=クロード Life=Works=Projects
日本美術̶前衛の戦後から多様の現在へ
日本現代版画のパイオニアたち
布やロープを使った野外での一時的な芸術作品で知られる
アメリカの共同アーティスト、
クリストとジャンヌ=クロー
ド。想像を遥かに凌ぐ壮大なスケール、構想から完成に至
るまでの大勢の人々との関わり、数時間から数週間しかこ
の地上に存在しない彼らの作品は、およそこれまでの芸術
作品には無かった驚きの要素に満ちています。本展はその
タイトルどおり、アーティスト最初期の貴重な作品から、
包まれたポンヌフ、アンブレラ、ゲートなどの代表作、現
在進行中のプロジェクトまでを一同に概観するものです。
札幌宮の森美術館のクリストとジャンヌ=クロード・コレ
クション。じっくりとご観覧ください。
戦後、美術の拠点が大国 アメリカへと移行する中、戦前か
ら活躍してきたアーティストたちは海外の新たな動向に影
響を受けつつも、自らの表現を求めて試行を繰り返し、それ
らはやがて「デモクラート」「具体」といった前衛芸術家グ
ループや、
「もの派」と呼ばれる一連の動向などにつながっ
て行きます。
本展では、今日、世界的にも再評価の機運が高まっているこ
れら世代のアーティストの作品を中心に、70 年代以降急速
に発展する情報社会にあって、それぞれのテーマ、それぞれ
の手法によって独自の世界を展開する現代のアーティスト
たちの多様な表現の一端をご紹介します。
版画が芸術の一ジャンルとして確立されて行く、その先
を切った創作版画運動の時代から、戦後、現代版画の黄金
時代を担った版画家、洋画家、日本画家の版画作品を中心
に、銅版画、リトグラフ、シルクスクリーンなど約 100 点
を展示します。展 示 予 定 作 家 (あいうえお順):靉嘔/池
田満寿夫/泉茂/一原有徳/猪熊弦一郎/瑛九/オノサト
トシノブ/海老原喜之助/岡鹿之助/織田一磨/恩地孝四
郎/香月泰男/加山又造/北川民次/国吉康雄/久保守/
小磯良平/駒井哲郎/菅井 /野田哲也/萩原英雄/長谷
川潔/浜田知明/東山魁夷/福沢一郎/藤田嗣治/宮本三
郎/元永定正/山口薫/吉原英雄/脇田和 ほか
包まれたライヒスターク、ベルリン、1971­95 写真 Wolfgang Volz
元永定正「(作品)」1961
※ 旧館グラフィック・ギャラリーは、平日の月水木金のみ一般公開
開館時間:10:30 ー 19:00(入館は18:30 まで)
休 館 日 : 火曜日(祝日と振替休日を除く)
駐 車 場: 有り(結婚式場と併設のため、土日はご予約のお客様で
駐車場はご利用出来ない場合がございます。)
交通機関: JR 札幌駅より 車で10 分/地下鉄東西線 円山公園駅より車で4分 /徒歩17分
地下鉄東西線 「円山公園駅」バスターミナルから
JR 北海道バス 円14「宮の森シャンツェ前」行き、
円15「円山西町2丁目」
「 円山西町神社前」行き
〒064-0952
札幌市中央区宮の森2条 11 丁目2−1MMG Phone : 011- 612-3562 FAX : 011- 612-3560
乗車「宮の森1条 10 丁目」下車徒歩3分
U R L : http://www. miyanomori-art.jp :miyanomoriam http://www.miyanomori- art.jp