長居公園 主 催 : 公益財団法人どうぶつ基金 申請者 : 一般財団法人大阪スポーツみどり財団 長居パークセンター 日 程 : 平成26年9月1日(手術日) 地域の現状と特徴 【大阪市の現状】 猫 引取り数 区分 自治体名 飼い主から 処分数 所有者不明 返還数 成熟個体 幼齢個体 成熟個体 幼齢個体 大阪市 182 119 73 2,303 返還数 譲渡数 殺処分数 のうち 譲渡数 のうち 殺処分数 のうち 幼齢個体 幼齢個体 幼齢個体 1 0 124 109 2,552 2,313 殺処分数の割合 大阪市では平成25年度1年間で2,552匹の猫 成猫 を殺処分している。 幼齢個体 10% その内、仔猫は2,313匹であり、殺処分される 猫の90.6%が仔猫という現状がある。 90% 【長居公園の申請時の状況】 長居公園は大阪市東住吉区にあり、園内に体育施設および植物園を有す る65.7haの広さを持つ都市公園である。 長居公園には多くのねこが住み着いており、地域のねことして地元の方々 に愛されている存在である。その一方で、ノラ猫ゆえのトラブル・苦情もあり、 餌やり反対派の公園利用者とのトラブルが絶えない状況であり、公園を管理 するうえで問題となっていた。(申請書より一部抜粋) 2 プロジェクト経緯と実施内容 利用者に喜ばれる公園づくりを進める為に、TNR活動を通じ、少しでも不幸 なねこを減らすとともに、ねこへの餌やりの仕方のマナー啓発にもつなげる ことを目指している(申請書より抜粋)大阪スポーツみどり財団長居パークセ ンターからの申請を受け「さくらねこ一斉TNR無料不妊手術」を長居公園にて 実施することとなった。 協働体制 【公益財団法人どうぶつ基金】 佐上邦久理事長・佐上悦子 【獣医師】 山口獣医 酒井獣医 池田獣医(ボランティア参加) 【協力機関】 長居パークセンター事務局 市民ボランティア 【実施内容】 1) 出張手術 9月1日 捕獲実施期間 8月30~31日 放猫 9月2日 2) 国会議員視察団、大阪府摂津市の市会議員、 大阪市公園課の職員による視察及び質問会 9月2日 3 手術会場及びネコ保管場 手術会場:長居公園内 花と緑と自然の情報センター1階「体験ラボ室」 猫の保管:長居公園内 4 準備日程及び人員 人員 日程 実施内容 8月30日(土) 記録写真撮影 捕獲・運搬 2 14 0 8月31日(日) 捕獲・運搬 2 20 0 9月 1日(月) 捕獲 一斉手術 5 7 スタッフ 2 獣医師 3 9月 2日(火) 放猫 3 1 0 長居パークセンター 職員 ボランティア どうぶつ基金 手術日スケジュール 9月1日(月) 8:45 朝礼 9:00 手術開始 12:15 昼食 13:15 手術再開 17:00 手術終了 17:30 撤収完了・終礼 5 手術集計 手術割合 オス TNR数 9月1日 オス メス 耳カットのみ 計 29 7 1 37 ※長居公園では、どうぶつ基金への申請以前に、メスを 集中的にTNRしていたことにより、今回実施した一斉TNR ではオスの割合が多くなっている。 メス 手術済み 1頭, 3% 7頭, 19% 29頭, 78% 【処置内容】 1)不妊去勢手術 2)耳カット 3)ワクチン 4)ノミダニ駆除(レボリューション) その他:怪我治療 執刀医 どうぶつ基金顧問 山口武雄獣医師 酒井獣医師 池田獣医師 (ボランティア参加) 6 使用捕獲器及びケージ数 所持者 ボランティア 捕獲器 47 長居パークセンター 1 どうぶつ基金 0 合計 48 朝礼の様子 7 議員視察 国会議員視察団、大阪府摂津市の市会議員、大阪市公園課の職員の視 察が行われました。 多くの質問に対し、どうぶつ基金顧問山口獣医師と理事長佐上邦久が答え させていただきました。 飼い主不明猫の解決策としてさくらねこ一斉TNRは 必要不可欠だと理解していただけました。 手術会場の視察の様子 質疑応用の様子 8 手術の流れ 安定剤をかけます ↓ 麻酔をかけます ↓ 抗生物質を注射します ↓ ワクチンを注射します ↓ レボリューションをつけます (ノミダニ回虫駆除) 手術する箇所の毛刈りを します ↓ 耳先をさくらカットをします さくらの花びらのような 印になります。 9 手術の流れ 不妊去勢手術をします。 手術あとを綺麗にします。 ↓ 耳掃除や目薬、補液をします。 術後ケアが終わった猫 を腕タグと同じ番号の ケージタグが付いている ケージに戻します。 10 長居公園 主 催 : 公益財団法人どうぶつ基金 申請者 : 一般財団法人大阪スポーツみどり財団 長居パークセンター 日 程 : 平成26年9月1日(手術日) 11
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