資料5 審議事項の整理 1. ごみ減量にあっては、発生・排出抑制が第一であるが、これは個人のライフスタイルに係る ものであり、短期間で成し遂げられるものではない。環境教育や食育からのアプローチが大 事であり、出前講座など小さな取組みであっても根気強く、継続することが必要である。ま た、地域住民に直接応対し、きめ細かな周知活動が必要である。 ⇒効果的な啓発・周知方法 2. 家庭から排出されるごみは、燃やせるごみが約75%を占めていることから、この減量対策 の強化が必要である。燃やせるごみの減量は、その約40%を占める生ごみや剪定枝などの バイオマス資源について、その活用方法を検討し、取組みを進めるべきである。また、資源 物として出されるべき紙類・衣類等の混在が目立っており、その適正排出が肝心である。こ れまで市民の協力により、新聞や段ボールなどは、集団回収による資源化が進んでいるが、 紙箱や包装紙、コピー用紙などの「雑がみ」および衣類については、いまだに燃やせるごみ として大量に排出されていることから、「雑がみ」および衣類の資源化を重点的に取り組む 必要がある。 ⇒生ごみ減量の具体策 剪定枝、湖岸漂流物の具体的有効利用策 雑紙・衣類回収率向上の具体策 3. 高齢化社会の到来など社会情勢の変化に対応した市民サービスの充実や、市民の利便性にも 考慮しながら、たとえば、日常のごみ出しが困難な、一人暮らしの高齢者や障がい者に対す る福祉の補完として、玄関先でごみ収集を行うなど、より効率的、効果的な収集運搬体制を 検討することが必要である。また、国際化に対応した分別の徹底体制を講じる必要がある。 ⇒オムツの資源化検討(技術開発の動向を注視し、将来を見据えた最適な手法) 一人暮らしの高齢者や障がい者世帯に対する個別収集の必要性検討 4. 化石燃料等の枯渇性資源やレアメタルといった希少金属の確保も視野に入れる必要がある。 ⇒小型家電リサイクル実現の具体策 5. 循環型社会の実現に向けて、市民・地縁団体・市民団体・NPO・事業者・行政などあらゆ る主体がつながり・協働・参画することによって、ごみの減量・資源化を進めていくことに 「やりがい」を意識できるような、土壌づくりが必要である。 ⇒具体的な方向性、手法 6. 現有施設を利用した安定処理に努めるとともに、市の財政状況を鑑み、一層の経費削減と市 民に対してごみ処理経費の「みえる化」を進める必要がある。 ⇒具体的な手法 答申のイメージ 目 次 ※「彦根市一般廃棄物処理基本計画」は、「ごみ処理編」、「資料編」から構成します。 「ごみ処理編」 第1章 計画策定の趣旨 1.計画策定の趣旨 2.計画の位置付け 3.計画の期間 第2章 彦根市のごみの現状 1.ごみ量について 2.ごみ質について 第3章 基本理念 第4章 基本方針 第5章 減量・資源化目標 第6章 目標実現に向けた施策 1.循環型社会構築のための基盤づくり ・適切な情報提供 ・環境教育・環境学習 ・美しいひこね創造活動の推進 2.3R(リデュース:発生抑制・リユース:再使用、再生利用(リサイクル))の推進·· ・市民一人ひとりのごみ減量化への行動を促す仕組みづくり ・各種リサイクルの推進 ・事業系食品リサイクルの推進 3.環境負荷の低減に配慮 ・排出ルールの徹底 ・不法投棄対策 4.事業系ごみの適正な排出の推進 ・紙類の減量 ・汚れた容器包装プラの混入防止 5.災害廃棄物への対応 ・他自治体や関係団体との総合的な支援連携体制について 第7章 重点的な取り組み施策 Ⅰ. 「雑がみ」、「衣類」の資源化を推進します! ・種類や排出方法 Ⅱ. 「生ごみ」の減量・資源化を推進します!· ・生ごみ減量の取り組み方や堆肥の利用先確保について Ⅲ. 新たな回収区分の拡大により、再生利用を推進します! ・小型家電リサイクルの検討など Ⅳ.分かりやすい情報を提供します! ・みえる化について ・情報提供の手法について Ⅴ.市民サービスの向上に努めます! ・高齢化への対応 第8章 計画の着実な推進 ・計画の進行管理(PDCA サイクル) 資料編
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