RENTACO RAC0113A4 ソフトウェアテスト概説 2009年4月 年 月 株式会社レンタコーチ http://www rentaco jp/ http://www.rentaco.jp/ Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. RAC0113A4 RENTACO 講座概要 受講対象者 ソフトウェアテストに関する基本知識を体系的に速習した いマネージャ層 同じく、ソフトウェアテストに関わる技術者 同じく ソフトウェアテストに関わる技術者 習得事項 ソフトウェアテストに関する概念と基本知識 ソフトウ アテストに関する概念と基本知識 代表的なテスト技法の概要 テストプロセスの概要 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 2 RENTACO RAC0113A4 内容 1. 2 2. 3. 4. 5. ソフトウェアテストの5W1H テスト設計 テスト計画と進捗管理 ソフトウェアテストに関する知識体系 参考資料 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 3 RENTACO RAC0113A4 第1章 ソフトウェアテストの5W1H 1. 2 2. 3. 4. 5. 6. テストの必要性(why) テストの実施項目( h t) テストの実施項目(what) テストの実施時期(when) テストの実施者(who) テストの実施環境(where) テストのやり方(how) Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 4 RENTACO RAC0113A4 Why:テストの必要性 ソフトウェアが期待通りに動作しないことによる損失 経済的な損失 時間の浪費 信用の失墜 傷害や死亡事故 品質向上に関する貢献 品質の確保 品質の計測 プロセス改善のための情報提供 開発プロセスにおける役割 バグの検出 品質水準やシステム動作の確認、保証 バグの作り込みの防止 テストの目的:バグの検出 : Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 5 RENTACO RAC0113A4 バグの分類 テストケース 仕様ミス 機能バグ テストミス 要求仕様 インタフェ スバグ インタフェースバグ ユニット/ ンポ ネント コンポーネント ユニット/ ト/ ユニット/ コンポーネント ンポ ネント コンポーネント 構造バグ デ タバグ データバグ コーディングミス ユニットに関するバグ Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. システム システムバグ 6 RAC0113A4 RENTACO バグの内訳 バグの種類 仕様ミス 内訳 要求仕様の誤り、矛盾、不完全性 仕様変更に関する不良 機能バグ 機 機能の不完全性、不正確性 機 完 、 メッセージの誤り、例外処理の誤り 構造バグ 制御フロー、アルゴリズム、処理の誤り データバグ データ定義、データ操作の誤り コーディングミス ディングミス コーディングミス、規約違反 ディングミス、規約違反 インタフェースバグ コンポーネント間のインタフェースの誤り 外部インタフェースの誤り システムバグ ハードウェアやOSとのインタフェース誤り 負荷、資源、タイミング等に関する不良 テストミス テスト設計、テスト実施に関する不良 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 7 RAC0113A4 RENTACO バグの例 要求: 生年月日から満60才になる日付を求める。 入力: 1950年5月1日生まれ 出力: (1) 2010年5月1日 (2) 2010年4月30日 (3) 2010年4月1日 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 8 RENTACO RAC0113A4 What:テストの実施項目 テストの種類 機能テスト 非機能テスト 実施項目 機能仕様通りに動作することを検証 構造テスト 制御フロー、呼出フロー、画面遷移図等のソフト ウェア構造を網羅するためのテスト 確認テスト 回帰テスト バグ修正後に故障が再発しないことを確認 性能テスト、負荷テスト、ストレステスト、ユーザ ビリティテスト 相互運用性テスト 保守性テスト ビリティテスト、相互運用性テスト、保守性テスト、 信頼性テスト、移植性テスト等、非機能要求の テスト 修正や変更に伴う新たなバグを検出するため のテスト バグ検出を目的に、要求仕様通り動作するかをテストする Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 9 RAC0113A4 RENTACO 漏れなく、無駄なくテストするための技法 テストの種類 テスト技法 機能テスト 仕様ベ スのテスト技法(ブラックボックステスト) 仕様ベースのテスト技法(ブラックボックステスト) 同値分割法、境界値分析(ドメインテスト) デシジョンテーブル 状態遷移テスト トランザクションフローテスト 構文テスト 経験ベースのテスト技法 エラ 推測 エラー推測 探索的テスト 構造テスト 構造ベースのテスト技法(ホワイトボックステスト) 構造 スのテスト技法(ホワイトボックステスト) 制御フローテスト データフローテスト 備考:プログラムを実行させてテストする動的技法に限定。静的技法は除外。 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 10 RENTACO RAC0113A4 コードカバレッジ パス1 パス2 パス3 パス4 1 条件1 処理1 条件2 処理2 2 ステートメント カバレッジ ブランチ カバレッジ パ パス カバレッジ パス1: パス2: パス3: パス4: ス4: Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. ○ ー ー ー ○ ー ー ○ ○ ○ ○ ○ ①→処理1→処理2→② ①→処理1→② ①→処理2→② ①→② 11 RENTACO RAC0113A4 When、Who:テストの実施時期と実施者 実施者 テストレベル テストレ ル テスト設計 単体テスト 結合テスト システムテスト 検出バグ 開発者 仕様ミス 機能バグ 構造バグ データバグ コーディングミス インタフェースバグ システムバグ △ テスト 利用者 チーム ○ ○ ○ △ △ ○ 受入れテスト ○ 運用テスト ○ Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 12 RENTACO RAC0113A4 ソフトウェア開発プロセス:W字モデル 要求定義 アーキテクチャ 設計 詳細設計 システムテスト 設計 システムテスト 結合テスト 設計 結合テスト 単体テスト 設計 単体テスト デバッグ デバッグ デバッグ コード作成 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 13 RENTACO RAC0113A4 バグを検出する時期 テスト設計 仕様ミス 機能バグ 単体テスト 結合テスト システムテスト 要求仕様 インタフェ スバグ インタフェースバグ ユニット/ ンポ ネント コンポーネント ユニット/ ト/ ユニット/ コンポーネント ンポ ネント コンポーネント 構造バグ デ タバグ データバグ コーディングミス システム システムバグ Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 14 RENTACO RAC0113A4 独立テストチーム 形態 プロジェクト内 社内 社外 長所と短所 長所 短所 長 先入観がなく、開発者と異な 所 る視点で欠陥を検出できる △ ○ ○○ 仕様策定中や実装中に、そ の検証ができる ○ ○ ○○ △ × ×× △ × ×× × × ×× 短 開発チームから隔絶され、 所 情報を入手できない 独立テストチームが開発工 程のボトルネックとなる 開発者の品質意識が弱まる Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 15 RENTACO RAC0113A4 Where:テストの実施環境 テ テスト環境 環境 単体テスト支援ツール JUnit等のテスティングフレームワーク 自動実行支援ツール 操作記録ツール等 計測ツール CPU使用率、メモリ使用状況等 実機環境シミュレータ APIシミュレーション 負荷シミ 負荷シミュレーション シ HILS 実機 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 単体 結合 テスト テスト システム テスト ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 16 RAC0113A4 RENTACO How:テストプロセス アクティビティ 活動項目 計画とコントロール 計画とコントロ ル 実施範囲 実施範囲、目的、方針、戦略を決定 目的 方針 戦略を決定 実施方法、リソース、スケジュールを決定 結果を計測、分析 進捗、テストカバレッジ、終了基準を監視 分析と設計 テスト対象を分析し、テスト項目を抽出 テスト設計 テスト環境を設計 作成と実行 テストケースを作成 テストを実行 結果判定 不具合報告 結果判定、不具合報告 終了基準の検証 終了作業 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 17 RENTACO RAC0113A4 テストの一般原則 1. テストは欠陥があることしか示せない 2 全数テストは不可能 2. 3. 初期テスト 早い時期に開始し 早く欠陥を見つける 早い時期に開始し、早く欠陥を見つける 4. 欠陥の偏在 5 殺虫剤のパラドックス 5. 同じテストを繰り返すと、欠陥を検出できなくなる 6 テストは条件次第 6. 使用状況や目的に応じてテスト方法は違う 7 「バグゼロ」の落とし穴 7. 「バグゼロ の落とし穴 欠陥修正がユーザ要求や期待を損ねては意味がない 出典: JSTQB認定テスト技術者資格試験シラバス Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 18 RENTACO RAC0113A4 テストに関するメトリックス 目的 バグ総数の予測 技法の優劣比較 メトリックスの種類 プログラム規模 語句的メトリックス (複雑度) プログラム行数 ステートメント数 構造的メトリックス サイクロマテック数 テストカバレッジ テスト網羅性評価 要件カバレッジ コードカバレッジ サイクロマテック数: リンク数 ‐ ノード数 + 2( 部分グラフ数 ) Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 19 RENTACO RAC0113A4 テストプロセス改善 品質 水準4:効率的にテストを実施できる 水準3:効果的にテストを実施できる 水準2:計画的にテストを実施できる 改善時期 段階 達成課題 効率的 テストの定量化 (水準4) テストカバレッジの向上 効果的 テストの標準化 (水準3) バグ検出に有効なテスト設計 計画的 テスト戦略の決定、テスト計画の作成 (水準2) 仕様分析、テスト項目抽出、テストケース作成、実施 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 20 RENTACO RAC0113A4 第2章 テスト設計 1. 2 2. 3. 4. デシジョンテーブル 制御フロ テスト 制御フローテスト 同値分割法、境界値分析 状態遷移テスト Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 21 RENTACO RAC0113A4 デシジョンテーブル 規則1:社員が男性で、30才以上の場合は、15%昇給する。 規則2:社員が女性の場合は 10%昇給する 規則2:社員が女性の場合は、10%昇給する。 条件 規則1 規則2 規則1 規則2.1 規則2.2 規則3 男性 YES NO 男性 YES NO NO YES 30才以上 YES ― 30才以上 YES YES NO NO 15%昇給 YES 15%昇給 YES YES YES YES 10%昇給 動作 規則 10%昇給 規則2を展開 デフォルト規則を追加 デ ォル 規則を追加 一貫性をチェック Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. テスト項目 22 RENTACO RAC0113A4 制御フローテスト プログラムを見て書いたフローチャート ステートメントカバレッジ: カバ ジ パス1:①→②→④ パス2:①→③→④ 1 男性 3 30才以上 10%昇給 2 15%昇給 4 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. ブランチカバレッジ: ラ パス1: パス2: パ パス3:①→④ ① ④ パスカバレッジ: パス1: パス2: パス3: 23 RENTACO RAC0113A4 同値分割法 判定式: A ≧ 30 A 30 判定が成立 しない領域 判定が成立 する領域 判定式: X + Y ≧ 28 Y 判定が成立 する領域 28 判定が成立 定が成 しない領域 28 同値クラス: 同じテスト結果を期待 するデータの集合 同値クラ 同値クラスでは1件 件 をテストすれば十分 X 0 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 24 RENTACO RAC0113A4 境界値分析 判定式: A ≧ 30 29 30 ONポイント: 境界点 A OFFポイント: 境界近辺で判定がONポ イントの逆になる点 想定ミス 判定式 不等号ミス A > 30 F F A ≦ 30 T T A < 30 F T A ≧ 31 F F A ≧ 29 T T A ≧ 30 T F 境界値ずれ 正解 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. ONポイント OFFポイント 25 RENTACO RAC0113A4 状態遷移テスト(1/2) 初期状態 85度 100度 加熱 保温 95度 低水位 低水位 設計時の 電気ポットの状態遷移図 電気ポッ 状態遷移図 沸騰 70度 度 停止 低水位 状態遷移表を作成して、不足している遷移を追加 入力 状態 100度 95度 85度 70度 低水位 沸騰 保温 ○ ○ ○ 停止 停 保温 ○ ○ 加熱 沸騰 停止 加熱 エラー 保温 ○ 沸騰 停止 停止 ○ ○ ○ ○ ○ Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. ○は自己遷移。 ○は自己遷移 エラーは停止 状態に同じ。 遷移漏れ 26 RENTACO RAC0113A4 状態遷移テスト(2/2) 修正後の 電気ポットの状態遷移図 初期状態 85度 度 85度 加熱 95度 70度 低水位、 100度 95度 100度 95度、100度 100度 保温 低水位 沸騰 度 70度 70度、 85度、 95度 低水位 停止 全入力 テスト項目として: (1)初期状態からすべての遷移を網羅して初期状態へ戻る入力シーケンス: (1)初期状態からすべての遷移を網羅して初期状態へ戻る入力シ ケンス: 70度、70度、85度、95度、100度、95度、85度、85度、95度、70度、100度、 85度、70度、100度 (2)不活性状態(停止状態)へのすべての入力シ ケンス (2)不活性状態(停止状態)へのすべての入力シーケンス Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 27 RENTACO RAC0113A4 第3章 テスト計画と進捗管理 1. 2 2. 3. 4. テスト計画書 テストに関する進捗指標 AutomotiveSPICE:車載ソフト開発プロセスモデル Software Test Documentation の標準 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 28 RENTACO RAC0113A4 テスト計画書 テストの5W1H Why:必要性 What:実施項目 明確にする事項 目的、方針 目的 方針 単体テストとして実施する構造テスト システムテストで実施する非機能テスト When:実施時期 テスト仕様書の作成、レビュー 性能テスト Who:実施者 結合テストの実施責任者 Where:実施環境 実機以外のテスト環境、その準備方法 実機以外のテスト環境 その準備方法 How:やり方 不具合報告、その管理方法 テスト終了基準 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 29 RAC0113A4 RENTACO テスト計画書のチェックポイント 単体テストとして何を実施し、何を実施しないか。その理 由が明確になっているか? 結合テストに関して: 設計仕様とテスト項目の関連付け(トレーサビリティの確 保)ができているか? 結合テストをやる順序が考慮されているか? 修正後の回帰テスト(一部のテストケース)が実施される ( ) か? テストに関連するスケジュール テスト仕様書はいつ作成され、レビューされるか? テスト仕様書はいつ作成され レビ されるか? テスト環境の準備と構築が計画されているか? 性能テストの実施時期が明確になっているか? テスト終了条件が記述されているか? 定量的か? Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 30 RENTACO RAC0113A4 テストに関する進捗指標 活動項目 テスト設計 テストケース作成 テストケ ス作成 テスト実行 管理指標 要件カバレッジ コードカバレッジ テスト実施率 品質指標 バグ密度 信頼度成長モデル Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 31 RENTACO RAC0113A4 要件カバレッジとテスト実施率 要求仕様書 テスト仕様書 仕様書 要件項目 テスト項目 テスト項目 テスト ケース テスト シナリオ テスト ケース トレ サビリティ トレーサビリティ 要件カバレッジ Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. テスト実施率 32 RENTACO RAC0113A4 品質指標 バグ数 発生バグ数、修正バグ数 潜在バグ数、残存バグ数 バグ密度 テスト件数 テスト密度 発生バグ 潜在バグ 残存バグ テスト前 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. テスト中 発生バグ 修正バグ テスト終了時 33 RENTACO RAC0113A4 信頼度成長モデル バグ曲線、S字曲 線等の呼び名が あり、やり方も 様々。 発生バグ数 テスト時間、 最初は少ない テスト工数等 等 テストすればバグが出る バグの発生が飽和してくる Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 34 RENTACO RAC0113A4 AutomotiveSPICE:開発プロセスモデル 取得プロセス、供給プロセス群 エンジニアリングプロセス群 1. 2. 3 3. 4. 5. 6. 7. 8 8. 9. 10. 要件抽出 システム要件分析 システムア キテクチャ設計 システムアーキテクチャ設計 ソフトウェア要件分析 ソフトウェア設計 ソフトウェア構築 ソフトウェア統合テスト ソフトウェアテスト システム統合テスト システムテスト 管理、プロセス改善、再利用プロセス群 支援プロセス群 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 35 RENTACO RAC0113A4 ソフトウェア統合テストの基本プラクティス 準備 1. 1 2. 3 3. 4. ソフトウェア統合戦略の作成 ソフトウェア統合テスト戦略の作成 ソフトウェア統合テスト仕様書の作成 一貫性及び双方向トレーサビリティの確証 実施 5. 6. 7. 8. ソフトウェアユニットの統合 統合ソフトウェアの検証 ソフトウェア統合テスト結果の記録 回帰テスト戦略の作成及び回帰テストの実施 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 36 RENTACO RAC0113A4 Software Test Documentation の標準(IEEE829) 1. 2 2. 3. 4. 5. 6. 7 7. テスト計画書 テスト設計仕様書 テストケース仕様書 テスト手順仕様書 テスト報告書 不具合報告書 他2種 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 37 RENTACO RAC0113A4 テスト計画書の記載項目 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8 8. 9. 10. 11. 12. 13 13. 14. 15. 16. テスト計画書識別番号 はじめに‐‐目的、参照文書、関連標準など テスト対象 ト対象 テストすべき機能 テストしない機能‐‐その理由も テストしない機能 その理由も テスト戦略 合否判定基準 中止及び再開基準 テスト成果物 作業項目 環境要件 責任範囲 要員計画とトレ ニング計画 要員計画とトレーニング計画 スケジュール リスクと対策 承認 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 38 RENTACO RAC0113A4 テスト報告書の記載項目 1. 2 2. 3. 4. 5. 6. 7 7. 8. テスト報告書識別番号 要約 変更‐‐計画書との差異 総合評価結果 結果の要約 評価 活動の要約 承認 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 39 RENTACO RAC0113A4 不具合報告書の記載項目 1. 不具合報告書識別番号 2. 概要 3. 詳細 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7 7. 8. 9. 10. 入力 期待される結果 実際の結果 異常 日時 実行手順 環境 再現手順 テスト担当者 オブザーバー 4. 影響範囲 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 40 RAC0113A4 RENTACO 第4章 ソフトウェアテストに関する知識体系 1. SWEBOK:ソフトウェアエンジニアリング基礎知識体 系 2. JSTQB認定テスト技術者資格試験シラバス 3. SQuBOK:ソフトウェア品質知識体系 トウ 品質知識体系 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 41 RENTACO RAC0113A4 SWEBOK 1. 2. 3. 4. ソフトウェア要求 ソフトウェア設計 ソフトウェア構築 ソフトウェアテスティング 1. 2. 3 3. 4. 5. ソフトウェアテスティングの基礎 テストレベル テスト技法 テストに関係した計量尺度 テストプロセス 5. ソフトウェア保守 ウ 保守 6. ソフトウェア構成管理 7. ソフトウェアエンジニアリングマネジメント、プロセス、 ソフトウ ア ンジ アリング ネジメント プ セス ツール及び手法 8 ソフトウェア品質 8. Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 42 RENTACO RAC0113A4 SWEBOK:テストレベル テスト対象 ユニットテスト 結合テスト システムテスト Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. テストの目的 受入れテスト 据付けテスト アルファ及びベータテスト タテスト アルファ及び 適格性テスト 信頼度の達成及び評価 回帰テスト 性能テスト ストレステスト バックツーバックテスト リカバリテスト 構成テスト ユーザビリティテスト ザビリ ト 43 RAC0113A4 RENTACO SWEBOK:テスト技法 直感及び経験に基づいた技法 アドホックテスト ア ホックテ 探索的テスト 仕様に基づいた技法 同値分割 境界値分析 デシジョンテーブル、原因結果グラフ法 デシジ ンテ ブル 原因結果グラフ法 有限状態機械に準拠したテスト 形式的仕様からのテスト ランダムテスト コードに基づいた技法 ドに基 いた技法 制御フローに基づいた基準 データフローに基づいた基準 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 44 RAC0113A4 RENTACO SWEBOK:テスト技法(続き) フォールトに基づいた技法 エラー推定 変異テスト 利用に基づいた技法 運用プロフィール SRET:Software Reliability Engineering Test アプリケーションの性質に基づいた技法 並行プログラムのテスト、GUIテスト等 選択及び組合わせ技法 選択及 組合わ 技法 機能的と構造的の組合わせ 決定的とランダム的の組合わせ Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 45 RAC0113A4 RENTACO SWEBOK:テストに関係した計量尺度 テストされるプログラムの評価 プログラム計量 フォールトタイプ、クラス分け、統計 フォールト密度 フォ ルト密度 ライフテスト、信頼性評価 信頼度成長モデル 実施されたテストの評価 カバレッジ フォールトの人為的種まき 変異仕留め得点数 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 46 RENTACO RAC0113A4 SWEBOK:テストプロセス 実践上の考慮事項 心構え テストプロセスマネジメ ント テストの文書化と作業成 果物 内部テストチームか、外 部テストチームか コスト、工数等の見積 終結 テストアクティビティ 計画 テストケース生成 テスト環境の開発 実行 テスト結果の評価 問題報告、テストログ 欠陥追跡 テストの再利用とテスト パターン Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 47 RENTACO RAC0113A4 JSTQB認定テスト技術者資格試験シラバス(1/4) 学習項目 テストの基礎 ソフトウェアライフサイクルを通じてのテスト 静的技法 テスト設計技法 テストのマネジメント テスト支援ツール テスト支援ツ ル Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 学習時間 155分 115分 60分 285分 170分 80分 分 48 RAC0113A4 RENTACO JSTQB認定テスト技術者資格試験シラバス(2/4) ソフトウェアライフサイクルを通じてのテスト ソフトウェア開発モデル テストレベル ンポ ネントテ ト コンポーネントテスト 結合テスト システムテスト 受入れテスト テストタイプ 機能テスト 非機能テスト 構造テスト 構造 確認テスト、回帰テスト 保守テスト Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 49 RAC0113A4 RENTACO JSTQB認定テスト技術者資格試験シラバス(3/4) 静的技法 レビュープロセス ツールによる静的解析 テスト設計技法 テスト開発プロセス 仕様ベース、ブラックボックスのテスト技法 同値分割法 境界値分析 デシジョンテーブルテスト 状態遷移テスト ユースケーステスト 構造ベース、ホワイトボックスのテスト技法 ステートメントテストとカバレッジ デシジョンテストとカバレッジ 経験ベ 経験ベースのテスト技法 スのテスト技法 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 50 RAC0113A4 RENTACO JSTQB認定テスト技術者資格試験シラバス(4/4) テストのマネージメント テスト組織 テスト計画作業と見積 テ ト進捗の タリングと ント ル テスト進捗のモニタリングとコントロール 構成管理 リスクとテスト インシデント管理 テスト支援ツール テストマネジメントの支援用ツール 静的テスト支援ツール テスト仕様の支援ツール テスト実行とロギングの支援ツール 性能・モニタリング支援ツール グ Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 51 RENTACO RAC0113A4 SQuBOK 1. ソフトウェア品質の基本概念 2 ソフトウェア品質マネジメント 2. ソフトウ ア品質マネジメント 3. ソフトウェア品質技術 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. メトリックス 品質計画の技法 要求定義の技法 レビューの技法 テストの技法 品質分析・評価の技法 運用・保守の技法 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 52 RAC0113A4 RENTACO SQuBOK:テストの技法 1. 経験及び直感に基づいた技法 2 仕様に基づいた技法 2. 3. コードに基づいた技法 4. フォールトに基づいた技法 5. 利用に基 利用に基づいた技法 いた技法 6. ソフトウェアの形態に基づいた技法 7 組合わせの技法 7. 8. リスクに基づいた技法 9. テスト技法の選択と組合わせ テスト自動化技法 ト自動化技法 10. テ Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 53 RENTACO RAC0113A4 第5章 参考資料 1. 2 2. 3. 4. 5. 6. 資格試験 関連団体 研修サービス 雑誌記事 Web掲載資料 書籍 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 54 RENTACO RAC0113A4 テスト技術者に関する資格試験 試験名称 主催者 開始時期 受験者数 (08年後期) JSTQB認定テスト技術者資格試験 JSTQB 2006年 1458 IT検証技術者認定試験 2007年 361 IT検証産業協会(IVIA) ソフトウェア品質技術者認定試験 日本科学技術連盟 2008年 JSTQB:日本ソフトウェアテスト資格認定委員会 出典: 日経コンピュータ2008年11月15日号 JSTQB認定テスト技術者資格試験概要: 出題は40問で 選択肢方式 出題は40問で、選択肢方式。 試験時間は60分。 出題範囲は、JSTQBテスト技術者資格認定シラバス準拠。 過去3回の合格率は59% 45% 50% 過去3回の合格率は59%、45%、50%。 今後の実施予定は、8/29/2009、2/13/2010。 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 55 RAC0113A4 RENTACO ソフトウェアテスト関連団体 ソフトウェアテスト技術振興協会ASTER http://www.aster.or.jp/ http://www aster or jp/ 日本ソフトウェアテスト資格認定委員会JSTQB http://www.jstqb.jp/ // / ソフトウェアテスト技術者交流会TEF http://www.swtest.jp/wiki/index.php?swtest.jp/wiki/forum Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 56 RENTACO RAC0113A4 ソフトウェアテストに関する研修サービス 研修名 主催社 日数 費用 ISTQB認定テスト技術者‐Foundation Levelトレーニング 豆蔵 3日 15万円 ソフトウェアテスティング入門講座 豆蔵 2日 8万円 システム開発のためのテスト技法 NECラーニング 2日 7万円 システム開発のためのテスト設計 NECラーニング 1日 4万円 プログラム開発におけるレビュー・テス 富士通ラーニングメディア ト技術の基礎 2日 6.5万円 富士通ラーニングメディア 2日 9.12万円 1日 7万円 アプリケーションテスト実践トレーニン グ すぐに役立つ!単体テストスキル向上 ガイオ 実践セミナー 研修サービスに関する情報サイト: @IT自分戦略研究所 http://jibun.atmarkit.co.jp/scenter/learning/index.html Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 57 RAC0113A4 RENTACO 雑誌記事 テスト技術のAtoZ、日経ITプロフェッショナル2004年6 月号 プロジェクトマネジメントの理論と実践 No.9テスト計 画 日経ITプロフ ッショナル2003年3月号 画、日経ITプロフェッショナル2003年3月号 プロジェクトマネジメントの理論と実践 No.10テスト 方法 方法、日経ITプロフェッショナル2003年4月号 経 プ シ ナ 年 月号 テスト管理ツール、日経SYSTEMS2006年6月号 勝ちにいく!ソフトウェアテスト、日経SYSTEMS2006 年 月号 年12月号 「テストありき」でソフト品質を確保、日経コンピュータ 2006年6月16日号 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 58 RAC0113A4 RENTACO Web掲載資料 基礎から学ぶソフトウェアテスト(全6回)、ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060523/238 http://itpro nikkeibp co jp/article/COLUMN/20060523/238 743/ ソフトウェアテストに関する記事 @IT ソフトウェアテストに関する記事、@IT http://www.atmarkit.co.jp/channel/stest/stest.html JSTQBテスト技術者資格認定シラバス http://www.jstqb.jp/syllabus.html JaSSTソフトウェアテストシンポジウムのレポート http://www.jasst.jp/index.html テストプロセス改善モデルの比較、JaSSTレポート http://www.jasst.jp/archives/jasst03/pdf/okumura_ppt.pdf http://www.jasst.jp/archives/jasst03/pdf/okumura ppt.pdf Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 59 RAC0113A4 RENTACO 書籍 基本から学ぶソフトウェアテスト、Cen Kaner他著、日経BP 社 ソフトウェアテスト技法、ボーリス バイザー著、日経BP 社 実践的プログラムテスト入門、ボーリス バイザー著、日 経BP社 ソフトウェアテストの技法、G.J.マイヤーズ著、近代科学 ズ 社 ソフトウ アテスト293の鉄則 C Kaner他著、日経BP社 ソフトウェアテスト293の鉄則、Cen K 他著 日経BP社 JSTQB教科書 JSTQB認定テスト技術者FoundationLevel 試験 大西建児他著 翔泳社 試験、大西建児他著、翔泳社 ソフトウェアテストの基礎:ISTQBシラバス準拠、ドロシー グラハム他著 センゲージラーニング グラハム他著、センゲ ジラ ニング Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 60 RAC0113A4 RENTACO まとめ テストの目的はバグを検出することである。 漏れなく無駄なくテストするためには、テスト設計が 漏れなく無駄なくテストするためには テスト設計が 必要である。これはバグを未然に防ぐことに貢献。 機能テストの他に非機能テスト、構造テストがあり、 が 変更後には確認テスト、回帰テストが必要となる。 単体テストには構造ベースのテスト技法が、結合テ スト、システムテストには仕様ベースのテスト技法が 有効になる。 計画的にテストを実施できるためにはテスト計画書 の作成が必須。テストカバレッジ等の指標を活用して 進捗を管理していけばよい。 進捗を管理して けばよ 。 Copyright© 2009 RENTACO. All Rights Reserved. 61
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