本日の内容 1. 「ポジティブ組織行動学」とは 2. 「ポジティブ組織行動学」のPsyCap理論 • PsyCap(=Psychological Capital) 第11回PPAL 「ポジティブ組織学」と「レジリエンス」 3. ワーク 「レジリエンス」を考える – 4. 「ポジティブ心理学」の教えるレジリエンス向上 策 一般社団法人 ポジティブイノベーションセンター 代表理事 渡辺 誠 http://positiveinnovation.org/ All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 1 2 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 ポジティブ心理学の定義 ポジティブ心理学の扱う分野 • ポジティブ心理学とは • 個人のイキイキした生き方や組織におけるやりがい ・パフォーマンスの関係などが研究がされています – 1998年に当時、米国心理学会会長のマー ティンセリグマンが提唱した心理学の新し い方向性 • 定義 – 個人や社会を繁栄させるようなポジティブ 感情や強みや長所を研究する – 「人が最大限に【 】を発揮するための科学 的研究」 – 「人生で【 】方向に向かうことを科学的に 研究する学問」 – 「普通の人がより仕事の【 】を感じ、よ り【 】を感じ、本当に幸せに生きるた めの科学」 充実感・快楽 ハピネス 意味・希望 希望・目標 最適主義 自信 楽観・悲観 ポジティブ心理学 ポジティブ感情 マーティン・セリグマン教授 ポジティブ心理学提唱者 ぺンシルバニア大学大学院教授 ポジティブ人間関係 モチベーション ポジティブ コミュニケーション フロー ポジティブ リーダーシップ 2010年5月2日現在のウィキペディアより 3 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 転載・利用の際はご連絡ください。 ポジティブ心理学とその周辺の学問 レジリエンス 強みと弱み ポジティブな風土 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 転載・利用の際はご連絡ください。 「ポジティブ組織行動学」とは • 人のポジティブな力の研究とその応用による 【 】発揮の研究 • ポジティブ心理学の重要な部分のひとつが 「ポジティブ組織行動学」です。 – 計測できるものを扱う – 理論と研究がベース • エビデンスベース(=証拠主義) –【 –【 • 組織のパラダイムシフト提案 ポジティブ 組織行動学 ポジティブ組織学 】開発が可能なものを扱う 】向上を目的とする – 人材管理の変革 • 弱み欠陥是正主義・減点主義からのシフト ポジティブチェンジ – 人材育成を変革 ポジティブ心理学 (c)著作権は一般社団法人 ポジティブイノベーションセンターが所有しています。ご使用の際は連絡ください。 フレッド・ルサンズ ナブラスカ大学教授 • 新しい視点の導入 (PsyCap) 5 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 6 PsyCap(サイコロジカル・キャピタル)理論 • 「ポジティブ組織行動学」の提案する組織強化の 要素 • 4つ要素が相互に関係しながら成果創出 自信 Fred Luthans, Carolyn M. Youssef, Bruce J. Avolio, “Psychological Capital - Developing the Human Competitive Edge”, Oxford University Press 7 (c)著作権は一般社団法人 ポジティブイノベーションセンターが所有しています。ご使用の際は連絡ください。 自信とは・・・ 8 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 自信ふやす行動 • 自信をあげるには4つの行動が効果があること が分かっている • 自信とはこんな性質を持っている • 【 バンデューラの研究の成果をフレッド・ルサンズが引用 • ある分野に【 】されるもの 】や【 】を通じてマスターするもの • 【 】を活かすと得られるもの • 【 】から影響をうけるもの • 変化するもの 【 【 】からの フィードバック Fred Luthans 著 “Psychological Capital” を 翻訳し、渡辺 誠が加工 (c)著作権は一般社団法人 ポジティブイノベーションセンターが所有しています。ご使用の際は連絡ください。 】体験 9 【 【 】な 心理状態 】 Fred Luthans 著 “Psychological Capital” を翻訳し、渡辺 誠が加工 (c)著作権は一般社団法人 ポジティブイノベーションセンターが所有しています。ご使用の際は連絡ください。 10 PsyCap理論と自信 • PsyCap理論では自信がある人は5つ特徴 的行動をすることを実証した 1. 2. 3. 4. 5. 高いゴールを自分で設定する チャレンジ好き 自分で自分のモチベーションをあげる ゴールに向かって努力を惜しまない 障害や困難にぶつかってもやりぬく 楽観 Fred Luthans “Psychological Capital” の部分を翻訳し、渡辺 誠が加工 (c)著作権は一般社団法人 ポジティブイノベーションセンターが所有しています。ご使用の際は連絡ください。 11 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 12 楽観と悲観 楽観と悲観 • 楽観的な人と悲観的な人は説明 スタイルが違います –【 –【 –【 】軸 】軸 】・ 【 失敗しちゃった・・・ 】軸 未来 未来 今 今 過去 マーティン・セリグマン『つよい子を育てるこころのワクチン』2003 ダイヤモンド社 過去 あれ これ 【 13 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 あれ あれ 】 これ 【 あれ 】 All Rights Reserved©2008 SuccessPoint Co. Ltd. 無断転載・無断利用は禁止します。 楽観と悲観(2) 楽観への道 • 上手く行ったぞ • Schneider (2001)の研究成果 14 – 現実的で柔軟な楽観性を身に着けるには 未来 未来 今 今 過去 過去 あれ これ 【 あれ あれ 】 これ 【 All Rights Reserved©2008 SuccessPoint Co. Ltd. 無断転載・無断利用は禁止します。 •【 】の事象のポジティブな【 •【 】の事象への【 •【 】の機会を探す 】 】 あれ 】 15 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 16 「レジリエンス」とは • 「【 】を克服する力」 –【 】が必要になった時に • 逃げずに • メンタルダウンせずに • そのチャレンジを【 「レジリエンス」 】力 • 欧米では1-2年で急増している教育 – イリノイベル・Baxter Heath Care・ARCO – PricewaterhouseCoopers – 米陸軍では全員にレジリエンス教育を導入 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 17 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 18 なぜ今「レジリエンス」?(1) メンタルダウンの 増加 レジリエンスが必要な時代(2)主体性 • メンタルダウンの増加 • 自ら【 – 患者数 【 – 経済損失【 】 人(08年の患者数) 】を作り出す必要性 – 受注減少・価格低下圧力 – 競合の激化・グローバル化 】 兆円 • 国の負担を推計 – 原因トップ3 • 1、職場の【 】関係(73.7%) • 2、本人の【 】の問題(55.8%) • 3、業務遂行にともなう【 】や【 • 【 】にも大きな変化がくる – M&A・事業所閉鎖・企業縮小 – 不安定な雇用状況 – 実力主義 】(45.8%) 2010年 国立社会保障・人口問題研究所調べ All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 19 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 レジリエンスが必要な時代(3)イキイキしない 社員 「レジリエンス」のポジティブな効果 • 【 • Reivichの研究(2002) 】化と孤立 • チームメンバー間での協力がない • 職場での話が少ない • 困っても相談する人がいない – 困難をスプリングボードとして成長する – PTG(Post Traumatic Growth) • • • • • – 「忙しオーラ」で声をかけられない – 困ったときは一人で悩む • 【 20 】と人間関係の希薄化 • 個人ごとに業務の専門化 • 成果がすべて??? 人生のかじ取り力向上 挫折からの立ち直り力向上 新しい知識と経験の追及 人との深い関係性樹立 人生の意味を見つける • Ryff & Singerの研究(2003) – 人の感情よりそろばん勘定 • ネガティブなフィードバックと【 – ポジティブな心の変化が観察された 】の減少 • • • • • ギャップアプローチで問題の原因追及姿勢 • 人気持ちを蝕む問題点フィードバック • ミスを許せない風土と減点主義の評価体制 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 21 レジリエンスを持つための要素 • 以下の要素が「レジリエンス」を高めます 希望 ユーモア 健康な心身 All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 23 自分の心の動きに敏感になる 自己の開示が出来るようになる 感情の表現力が豊かになる 共感性が高まる All Rights Reserved©2010 The Center for Positive Innovation 無断転載・無断利用はご遠慮下さい。 22
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