「勤労感謝の日」の由来 ~新嘗祭

教育目標
川 口 市 立 芝 中 央小学 校 学 校 だより
力
No.8
芝
生き生きと意欲的に
活動する子の育成
(ちからしば)
在籍児童数 男子 285 名
〒333-0868 川口市芝高木2丁目9番1号
平成25年11月1日
Tel 266-5531
女子 254 名
Fax 266-4556
合計 539 名
にいなめさい
「勤労感謝の日」の由来 ~新嘗祭 ~
学校長
松本
光男
10月は、台風による大きな影響を受けた1ヶ月でした。台風26号の関東地方接近によ
り16・17日に予定されていた6年生の修学旅行は、11月26・27日に延期となりま
した。本校をはじめ芝東中学校区3小学校は4校時からの授業にしましたが、お陰様で登校
時には風雨も収まり、安全に登校することができました。ご協力に心より感謝申し上げます。
また、10月25日~28日までの3泊4日で行われた5年生の大貫海浜学園も台風27号
の影響で2日目のハイキングを3日目に延期しましたが、予定通り活動を実施し、無事帰校
することができました。5年生はこの集団生活を通して大きく成長いたしました。ぜひ、こ
の成長をこれからの学校生活にいかしてほしいものです。人間は自然に逆らうことはできま
せん。今後も様々な場合を想定し、児童の安全を第一に考え対応を図る所存です。
さて、今月は駒崎由紀子栄養教諭が私に話してくれた実りの秋にちなんだ話を紹介します。
<収穫の秋を喜び
感謝の気持ちを>
米を中心とする文化を持つ日本では、米の収穫時期に合わせたお祭りが各地にあります。
その中で特に大事にされていたお祭りが「新嘗祭(にいなめさい又はしんじょうさい)」です。「新嘗
祭」は新しく穀物が収穫されたことを喜び、食べ物に感謝するお祭りです。
「新」は新しい穀物を「嘗」はご馳走を意味しています。「新嘗」とは、新しく収穫された穀物を食べ
ることを意味しています。新しい穀物の中でも「五穀」と呼ばれる米・麦・栗・黍(きび)又は稗(ひえ)・
豆は大切にされていました。その中でも、「米」は特別に考えられ、広い意味で「新嘗祭」は新米を初
めて食べるお祭りと、されています。
昔から「米」が大切にされていた理由は米の収穫率の高さからでしょう。「米一粒も残さず食べな
さい」と食事の際、親御さんから厳しく叱られた方はいらっしゃいませんか?
米は現在の栽培方法では、最初に植えた一粒が秋の収穫時期には、70~80粒(つぶ)になりま
す。単純に計算すると、たった一粒の米が2年後に約5000粒になります。子どもの食べるご飯茶
わん1杯分が約2000粒ですから、一粒の米が2年後には、お茶碗二杯分のお米になるのです。そ
う考えると、すごいですね。
ところで、「新嘗祭」は昔から11月23日に行われます。今は「勤労感謝の日」として国民の祝日
とされています。勤労感謝の日の趣旨は「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」
です。勤労感謝の日を機会に、食べ物の大切さを考えてみましょう。
「勤労感謝の日」は、明治時代から続く祝日で、固定された祝日としては最も古い ものだ
そうです。なお、奈良時代に編集された万葉集にも新嘗祭に関する和歌が載っています。日
本人とお米は、古来より切っても切れない密接な関係にあります 。私たち大人は、子どもた
ちにこうした事をしっかりと伝えていきたいものです。