瓊 浦 高 等 学 校 シ ラ バ ス (Syllabus) 科 目 原動機 単 位 2 機械 科 教 科 書 原動機 出版社 実教出版 3 年 副 教 材 コース 学習の目標 原動機の構造と機能に関する知識と技術を習得させ、原動機を有効に活用する能力と態度を育てる。そのた めに①原動機の発達の要因やエネルギーの将来、および省エネルギー②流体機械の基礎となる諸原理や現象、 および各種の流体機械の原理、構造、特徴、選定と取扱③熱機関の基礎となる諸原理や現象、および各種の内 燃機関の原理、構造、特徴と取扱④自動車の構造と性能、および安全走行など学び、習得する。 学習の方法 原動機を考えるうえで、流体機械はエネルギー変換機であることを理解させ、基礎的な理論を学ぶ。また、 熱機関の基礎である第一法則、第二法則を知るとともに、内燃機関の基礎を学ぶ。特に、原動機と流体力学や 熱力学との関連性も理解できるようにする。 評価の方法 各学期の定期試験で理解度を評価するととに、ノートや課題の提出などを行うことにより、授業への参加状 況なども評価の中に含ませる。 学期 学 習 項 目 月 学 習 内 容 4 第1章 エネルギーの利用と変換 1.エネルギーの利用と歴史 2.こんにちのエネルギーと動力 3.エネルギーの現状と将来 原動機の歴史的要点と傾向を知り、エネルギーの利用と変換を具体 的に把握させ、原動機全体の導入を行う。 5 第2章 流体機械 1.流体機械のあらまし 2.流体機械の基礎 エネルギー変換機である流体機械の基礎を学び、作動流体の基本性 質を力学的に考え、理論的に理解する。 6 3.流体計測 流体の計測機器の種類や計測原理を学ぶとともに、流体の力学の基 礎を理解する。 7 4.ポンプ 5.送風機・圧縮機と真空ポンプ ポンプや送風機・圧縮機等の作動原理による種類・原理・構造を理 解できるようにする。 9 6.水車 7.油圧装置と空気圧装置 水車や油圧装置・空気圧装置の作動形式による種類・原理・構造を 理解できるようにする。 1 第3章 内燃機関 10 1.内燃機関のあらまし 2.熱機関の基礎 熱機関の基礎である熱力学の第一法則、第二法則について学び、各 状態量と仕事の関係について理解する。 2 11 3.往復動機関の作動原理と熱機関 12 4.往復動機関の構造 1 3 2 3 5.往復動機関の性能と運転 内燃機関のうち、ガソリン機関を中心にして、内燃機関の作動原理 やそれに必要な構造を理解させる。ディーゼル機関やその他の機関の 特徴的な点を強調する。 ガソリン機関とディーゼル機関は、自動車に限定すると、基本的な 構造に大きな差異がないことを把握させ、機関本体の主要部の名称と 機能を理解させる。 内燃機関の性能は、出力・トルク・燃料消費率であらわされること を把握させる。
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