-1- 平成27年度 セラミック化学 教科(科目) 工業 学科(コース)・学年

学番
平成27年度
教科(科目)
使用教科書
副教材等
履修単位(時間)
1
8
新潟県立新潟工業高等学校
セラミック化学
工業
学科(コース)・学年
(セラミック化学)
セラミック工業(実教出版)
工業化学1(実教出版)、工業化学2(実教出版)
2単位(70時間)
履修条件
工業化学科・3学年
選択 C
学習目標
セラミック化学に関する知識と技術を習得させ、実際に活用する能力と態度を育てる。
2
指導の重点
結晶質酸化物材料、非酸化物材料、非晶質材料などのセラミック材料に関する化学的な知識と
技術を習得させ、セラミック製品の製造と品質の改良に実際に活用する能力と態度を育てる。
3
学習の計画
学期
学習内容
1.原子と原子構造
1学期 (1)原子の構造
(2)電子配置とイオン
2.化学結合と物性
(1)化学結合の種類
(2)イオン半径と配位数
(3)結晶構造と物性
(4)ガラス構造と物性
2学期
3.平衡状態図
(1)相と成分
(2)平衡状態図
4.高温反応
(1)高温における物質
移動と反応
(2)溶融と結晶化
3学期
学習のねらい
学習活動(評価方法)
原 子 の 構 造 及 び 電 子 配 置 と イ オ セラミック工業の教科
ンについて取り扱い、原子と原子 書を 中心として、 工業
構造に関する知識を習得させる。 化 学 1 の 教 科 書 な ど を
参考にして演習問題等
化 学 結 合 の 種 類 、 イ オ ン 半 径 と を重点に授業を行う。
配位数、結晶構造と物性及びガラ
ス構造と物性に関する知識と技術
・課題提出
を習得させる。
・ノートの提出
・定期テスト
2 成 分 系 の 相 と 成 分 及 び 平 衡 状 ほぼ1学期と同じです
態図について取り扱い、平衡状態 が、 工業化学2の 教科
図に関する知識と技術を習得させ 書も 参考にして授 業を
る。
行う。
高温における物質移動と反応及
視聴覚教材、インタ
び溶融と結晶化について、焼結の ーネ ットなど用い て授
寄 稿 を 中 心 に 取 り 扱 い 、 高 温 反 応 業を進める。
に関する知識と技術を習得させる
ことをねらいとしている。
5.結晶質材料
シリカとアルミナ、ケイ酸アル ・学 年の評価は、 定期
(1)シリカとアルミナ
ミニウムと粘土鉱物、酸化物材料 考査 、レポートを 総合
( 2 ) ケ イ 酸 ア ル ミ ニ ウ ム 及 び 非 酸 化 物 材 料 に つ い て 取 り 扱 して評価する。
と粘度鉱物
い、結晶質材料に関する知識と技
術を習得する。
6.非晶質材料
(1)酸化物ガラス
(2)結晶化ガラス
酸化物ガラス及び結晶化ガラス
について取り扱い、非晶質材料に
関する知識と技術を習得させる。
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学番
4
8
新潟県立新潟工業高等学校
評価規準と評価方法
関心・意欲・態度
思考・判断・表現
技能
○セラミック材料の化学
的知識と原理を身に付け
ようと努力しているか。
○化学の原理や歴史に関
心を持ち、日常生活と関
連させて探求しようとし
たか。
○セラミックと地域産業
との実態に関心を示した
か。
○学んだ知識をもとに
論理的に考察し、化学
的に判断・表現ができ
るか 。
知識・理解
○授業での学習によっ ○単元毎の内容を理解
て知識や利用技術を身 し、セラミック化学の
につけ、工業分野での 意義や役割、実用性を
利用が的確にできるか。理 解 し て 身 に つ け て い
るか。
○セラミックスの製造
○学習した内容が日常
が、化学工業へのつな
生活と関連させながら
がりを判断できるか。
知識として身に付け、
理解しているか。
○セラミックの特徴、
性質、用途が理解され
ているか。
具体的な評価の対象
定期考査、授業中で行う小テスト、演習の課題、レポートの提出、ノート(まとめ内容を含む)、
プリントの提出状況、学習状況(出席状況・授業態度など)を総合的に評価します。
5
その他(留意すべき点・担当者からの一言)
セラミックの歴史は非常に古く、古代の焼き物からはじまり、近年の科学技術の発展により、
様々な機能性セラミックスが生まれ、我が国最先端の技術を支える重要な材料となっている。
そのため、セラミック化学を学ぶということは大切なことです。しっかりと勉強してください。
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