村山市の都市間交流の方針 平成 20 年9月 村 山 市 この都市間交流の方針は、村山市が国内外諸都市との交流を行うにあた り、これまでの交流実績や取り巻く環境を踏まえ、今後の交流の進め方の ガイドラインとするものです。 1.テーマを絞った交流 本市はこれまで、歴史的なつながりや関わりをもとにして、交流をおこなってきました。 今後は、次の 3 点にテーマを絞り、交流を推進します。 • 地域資源を生かせる交流の展開 村山市の地域資源である「最上徳内」「そば」「バラ」「大わらじ」などを生かせる交流 を図っていきます。従来の友好交流に加え、互いの都市での人づくり、まちづくりに貢 献するような相互協力を目的とする交流や活性化につながるような実質的な交流を目 指します。 • 次代を担う小中高校生の交流の推進 村山市の次代を担う子どもたちの交流を支援していきます。小学生から高校生まで 都市間の相互交流を促進し、広い視野にたった人格形成を養います。 • 交流人口の拡大のための事業の展開 今後は、「仙台村山会」と連携し、より積極的に数多くの事業を展開し、交流人口の 増加を図っていきます。 また、村山市出身者による「東京村山会」「関西村山会」を核に首都圏や関西、東海 地方にも村山市を積極的に PR していきます。 さらに、交流の受け入れ先として、旧山ノ内小学校を宿泊施設として活用し、学生の 修学旅行やサークル合宿、体験交流事業の場として交流人口の増加と地域活性化に つなげていきます。 2.協力・平和交流 • 災害協力 厚岸町との相互応援協定、塩竈市との災害時相互支援協定を締結しています。これ により、災害時には、お互いに救助活動などによる人的物的支援が実施されることに なります。 • 平和交流 昭和 59 年に平和都市を宣言し、日本非核宣言自治体協議会に加盟しています。世 界平和に向けたネットワークの一員として長崎市との交流活動を推進していきます。 3.民間交流の促進 将来的には、市民や民間交流団体が主体となって自由、気軽な交流を行うことを目 指します。 行政は、民間交流が活発化するための環境整備と情報の収集・提供や資金面での サポートなどの側面的支援を行っていきます。また、市民や民間交流団体が交流を目 的として訪問する際に、市長のメッセージを託すなど、相手都市行政への表敬訪問や 民間交流を行う機会を創出します。 4.交流のあり方 ・ 公式訪問団派遣は継続しますが、姉妹(友好)都市への公式訪問あるいは盟約締 結などを除き、公費による訪問団への旅費支出は行わないこととします。 ・ 訪問に関しては、市民や民間交流団体と行政が協議する場を設け、交流内容等に ついて検討します。 ・ 官民一体となった姉妹(友好)都市交流へ発展させ、将来的には民間主導を目指 します。 ・ 訪問の目的を市民に明らかにし、訪問後はできるだけ早く交流状況を広報紙等で 周知します。 5.市民への還元 より多くの市民へ利益を還元するような手法を研究しながら交流を進めます。なお、 行政が担うべき都市問題などの解決策については、先進姉妹(友好)都市から学ぶと ともに、本市が有する技術や経験を相手都市に提供するなど、お互いの市民へ利益 を還元することに努めていきます。 また、行政が蓄積した交流都市の情報を市民や民間交流団体に積極的に提供して いきます。 村山市の都市間交流の状況 国際交流 ロシア・ヤクーツク市(姉妹都市) 姉妹都市締結 平成 4 年 4 月 21 日締結 カナダ・バリー市 青少年相互派遣交流 平成 9 年開始 平成 20 年で 12 回目 国内交流 厚岸町(北海道・友好都市) 友好都市盟約提携 平成 3 年 7 月 15 日締結 友好都市相互応援協定締結 平成 10 年 11 月 9 日 姉妹商工会の盟約提携 平成 5 年 6 月 19 日調印 農協と漁協の販売委託契約 平成 10 年 11 月 8 日締結 職員相互交流人事 平成 13 年度開始 小学生子ども交流事業 平成 12 年開始 平成 20 年で 9 回目 塩竈市(宮城県) 「そば街道」と「すし海道」での相互交流 災害時相互支援協定締結 平成 19 年 11 月 6 日締結 台東区(東京都) 浅草寺大わらじ奉納が縁で交流 浅草寺境内での観光物産販売 少年野球交流 豊島区(東京都) 「ふくろ祭り」などでの観光物産交流 長崎市(長崎県) 最上徳内とシーボルトの縁での交流 西海市(長崎県) 中学生交流事業を計画 村山市出身者等の会 東京村山会 仙台村山会 関西村山会 平成 14 年 10 月 12 日設立 平成 16 年 7 月 18 日設立 平成 20 年 2 月 24 日設立 会員約 800 名 会員約 1,000 名 会員約 30 名
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