ここで はじ める 校長室から教育活動の様子をお伝えします。 校長室 より 平成27年9月28日発行 夏が過ぎて 夏から秋へ、季節は移り変わり、冬の足音が忍び寄ってくる時期を 迎えました。生徒たちにとっては、4 月からの学びと学校生活を土台 に、後期始業に向けて、新たなスタートラインを見定める期間です。 3年生は、就職試験解禁と同時に、今、まさに就職活動真っただ中 です。連日、就職に向けた準備に追われていますが、一人一人の表情 がきりっと締まってきたように感じます。今年も、卒業時には全員の 進路実現が達成できるよう、個々のニーズに応じた進路指導の充実に 努めていきます。 さて、前期、これまでの教育活動の中からいくつかご紹介します。 随所に生徒たちの成長が見られる前期でした。 〈6 月 23 日実施「赤ちゃんふれあい教室」〉 1学年を対象とした「赤ちゃんふれあい教室」は、赤ちゃんを育て ている町内のお母さん方に協力をいただき実施している体験学習です。小さくて弱々しく感じる命であ ってもかけがえのない大切な命、命の尊さを肌で感じた学習でした。学習後の生徒の感想を紹介します。 【体験前と後に「イメージする言葉」のアンケートを実施しました。回答上位のものから生徒たちの 素直な感じ方が伺えます。―イメージアンケートの結果―】 妊婦に対するイメージ 「幸せそう」「大変そう」 赤ちゃんに対するイメージ、赤ちゃんからイメージするもの 「かわいい」「柔らかい」「小さくて壊れそう」「命」「天使」「お母さん」 育児をしている母親についてのイメージ 「大変そう」「幸せそう」「忙しそう」 自分の親について思うこと 「ありがたい」「安心感がある」「尊敬」「うるさい」 【自由記述による感想から】 「生命が誕生する確率がとても少ないことに驚いた。」 「生命の誕生は奇跡である。」 「赤ちゃんを産む、赤ちゃんを育てるという大変さが分かった。」 お人形さんを使った練習 「赤ちゃんは可愛いし、天使だと思った。」「とにかく可愛かった」 「お母さんたちの話を聞いて子どもが生まれたときの親のうれしさが伝わってきた。」 「実際に赤ちゃんにふれあってみて、可愛さやありがたさを感じた。」 「当たり前かも知れないけど、母親を尊敬したし、強いなって思った。」 事前に助産師さんの、出産に関わる講話を聞いてから実施していますが、赤ちゃんとのふれあいを通 して、生命の神秘や尊さなど、様々な思いや感想を抱く貴重な機会となったようです。 -1- 〈7月25日実施「オープンスクール」in 帯広〉 「ここではじめる」「あなたの夢を応援します」本校からのメ ッセージがみなさんに届いたでしょうか・・・。 今年も藤丸デパート並びに市民活動交流センターにご協力 をいただき、オープンスクールを実施しました。少しでも多く の方々に、本校を知っていただきたく、3年前から企画・実施 している教育活動です。生徒たちも、本校をアピールする取り 組みとして、大変意欲的に参加しました。 3年生によるパフォーマンス ご来場いただいた方々より、「アットホームで和やかな雰囲 気で良かった」「幕別高校をいいなと思った」など、ありがた い感想もお寄せいただきました。 軽音同好会によるミニライブ 広小路~ごみ拾い活動 2年生の公開授業 また、今年度、初の試みでしたが、パフォーマンスを披露する前に、近くの広小路でごみ拾い活動を 行いました。近隣の皆様から温かい言葉をかけていただきましたこと心より感謝申し上げます。 〈日々の学習の様子~「分かる」「できる」を実感できる授業づくり~〉 本校では、繰り返しの指導やティームティーチングによる指導等、生徒にとって「分かる」喜び、 「できた」という達成感を実感できる学習指導の充実を目指しています。一人一人の学び方の違いに配 慮した学習指導を通して、学ぶ意欲を高め、学力向上に努めています。 そんな授業の一コマを写真で紹介します。 ○ 3年選択「生活教養」から収穫の授業 ○ 2年生「数学」の授業 -2- ◯インクルーシブな教育環境を活かした人間教育 ― 中札内高等養護学校幕別分校との交流 ② ― スポーツ大会から(5 月16日実施) 平成 27 年 5 月 25 日 スポーツ大会の記事です。幕別分校開 校以来、今年度で2回目の合同開催でし た。(昨年度は事情により本校単独での 開催)記事にもあるとおり、勝敗や学校 の枠を超えて、同じ高校生として認め合 い、受けとめ自然な形の交流となってい ます。 十勝毎日新聞より 競技の結果は、総合優勝は幕高3年生、3年生チームには、団結賞も授与されました。続いて、 準優勝は幕高2年 A 組、3位は、幕別分校合同チーム、幕別分校の健闘が光ります。 これからも様々な行事等、同じ校舎に学ぶ生徒同士のふれあいを深め、誰もが安心して学べる学 校づくりを目指していきたいと思います。 -3-
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