1 メイン花壇の設計と管理 (1)花壇のテーマ 『つなげよう大きな輪』 (2)設計のねらい 今年、東北地方でとても大きな地震がありました。たくさんの人が悲しい思いをして、私もかわい そうだなあと思いました。でも、みんなが力を合わせてがんばれば、苦しみはのりこえられるはずで す。みんなで手をつなぎあって、ハートの大きな輪をひろげていきましょう。 (3)メイン花壇設計図 (4)花壇の明細(植栽状況) 花壇面積 メイン花壇 約38㎡ 花の種類 株 数 ・マ リ ー ゴ ー ル ド エ ロ ー ボ ー イ ( 濃 黄 ) 220株 ・サ ル ビ ア ・ ホ ッ ト ジ ャ ズ ( 赤 ) 200株 ・サ ル ビ ア ・ フ ァ リ ナ セ ア ビ ク ト リ ア ブ ル ー ( 紫 ) ・サ ル ビ ア ・ フ ァ リ ナ セ ア ビ ク ト リ ア ホ ワ イ ト ( 白 ) 80株 100株 ・ア ゲ ラ タ ム ・ ス カ イ ブ ル ー ( 淡 青 紫 ) 50株 ・コ リ ウ ス ・ レ イ ン ボ ー パ レ ー ド ( 混 合 ) 30株 ・メ ラ ン ポ ジ ュ ー ム ・ ダ ー ビ ー エ ロ ー ( 濃 黄 ) -1- 100株 (5)栽培歴 月 日 作業項目 作 業 内 容 備 考 平成23年 5月10日 播種(1回目) ・播種箱にサルビア(赤・白・青)、 ・まだ、比較的、気候が マリーゴールド、メランポジューム、 涼しかったことから、播 コリウス、アゲラタムを播く。 種箱は温室に置いた。 (アゲラタムは、昨年ほとんど発芽し ・ナメクジ対策として、 なかったので、2回に分けた) 播種箱を底上げし、 (床上 に)ナメクジ忌避剤を播 いた。 5月11日 花壇デザイン募 ・FBC部員と緑化委員を中心に、花 ・募集期間を多めにとっ (~27日) 集 壇デザインの募集をした。作品は秋や て、じっくりデザイン作 虹をイメージしたものや、震災被害者 りに取り組ませた。緑化 を勇気づけるような内容のものが多 委員が学級全員に呼び掛 かった。 けるクラスもあったの で、多くの作品が集まっ た。 5月13日 発芽 ・マリーゴールドが発芽。その2日後、 ・この日にアゲラタムの アゲラタム(1回目の播種)、白サル ビア、青サルビア、メランポジューム が発芽。コリウスと赤サルビアは少し 遅れて17日に発芽した。 -2- 2回目の播種を行った。 5月24日 ポット作り ・90mm と105mm サイズのポッ ・FBC部活動、緑化委 (土入れ) トを中心に、大小合わせて合計 9,000 員会活動、草取り隊の常 ポットほど作成した。 時活動を通して土入れを ・育苗用培土(土太郎)を主に使用。 行った。 水持ちをよくさせるために赤玉土を ・このころ、季節のわり 混ぜて土を作った。<混合割合…土太 に高温の日が続いたの 郎:赤玉土≒3:1> で、播種箱を温室から出 して育てた。 5月25日 移植→育苗 ~ ・黒ポットに苗を移植 ・FBC部員を中心に、発育の良いマ リーゴールド、メランポジュームか ら、随時移植を行った。 ・移植した後のポットは日陰になると ・本校の場合、北舎南の ころに置き、根をしっかり生やす工夫 軒下がケヤキの木で日が をした。 隠れるので、そこに置い ていった。置く場所がな くなったらメイン花壇付 近の木陰に置いた。 ・その後、5月30日に白サルビアと 赤サルビア、6月1日に青サルビア、 2日にアゲラタム、7日にコリウスを それぞれポットに移植開始。 5月27日 ポット苗の移動 ・週末に台風の上陸が懸念されたの で、苗を移植したポットと播種箱を室 内へすべて一時移動させた。 6月3日 害虫対策 ・ポット100株分程度のマリーゴー ルドがナメクジによる被害を受けた ので、FBC 部員で忌避剤を播いた。 -3- ・台風通過後、復元 6月10日 メイン花壇耕作 ・メイン花壇の天地変えを耕運機で行 ※この日、同時に北門北 整備(1回目) う。苦土石灰を施し、消毒のために 側花壇、温室横花壇も耕 TPN 剤の1,000倍希釈液をかけ した。 て耕した。 (学校下花壇、坂下花壇 は6月17日に耕した) 6月13日 鉢上げ ・6月10日にプランターや植木鉢へ ~ プランターへの の土入れを開始。これまで使用した土 移植 に苦土石灰をまいて数日おき、木の枝 や草の根を取り除いたものに腐葉 土・牛糞などを混ぜ、再利用した。 ※このころのポット苗の様子 (アゲラタム) ・花芽がついてきたマリーゴールドや ・FBC部活動、委員会 アゲラタムから順に、5号鉢・7号鉢 活動、草取り隊の常時活 600個、プランター260個へ移 動により、土入れ→移植 植。 を行い、北舎南通路やメ イン花壇付近に並べてい った。 6月17日 追肥、害虫対策 ・生長が遅れているポット苗にIB化 成肥料を施した。また、ナメクジの被 ※忌避剤は市販のものを 害が依然残っているところに、再度忌 使用した。 (“なめくじ逃げ逃 避剤を播いた。 げ~”、“ナメトックス”) -4- 6月28日 摘芯、摘花 ~7月1日 ・サルビア、アゲラタムなど、こんも ※プランターや鉢植えに りとした株姿にするために摘芯を行 実施。 った。また、並行してマリーゴールド など開花の早かったものは摘花をし た。 7月1日 メイン花壇耕作 ・あらかじめ苦土石灰などをまいて寝 ・これに先立ち、北門北 整備(2回目) かせておいた花壇に、牛糞・腐葉土・ 花壇、学校下花壇なども 赤玉土・肥料(プライムアグリ1袋弱) FBC部活動などを使い などをまぜながら耕運機で耕作。 7月5日 実施。 メイン花壇のレ ・メイン花壇をより立体的にするため ・トタンなどを花壇に埋 イアウト作り に、トタンや芝の根止めを用いて高低 め込んだ後、草取り隊の 差をつけた。 メンバーにより土入れを 行った。 メイン花壇への ・メイン花壇のレイアウトに合わせて ※これに先立ち、各花壇 定植開始 定植を開始。 も定植を開始した。 ・FBC 部活動時に花壇後方のコリウ <定植完了日> スから定植。 温室横花壇…6/14 北門北花壇…6/28 7組教室前…6/28 学校下花壇…6/30 (坂下花壇…7/15) 7月8日 摘花 ・(メイン花壇の)マリーゴールドを 中心に、摘花を実施。 -5- 7月12日 メイン花壇への ・定植開始後、以下のように(定植を) ・草取り隊活動・FBC 定植完了 すすめた。 7月6日…中央部分の白サルビア と赤サルビア、前方のアゲラタム 7月8日…脇部分の青・白サルビア 部活動、緑化委員会活動 を使って実施。 ・摘芯・摘花を行ったも のを定植。 とマリーゴールド 7月12日…脇部分のメランポジ ュームとアゲラタム <花壇中心部分…ハートをつないで> 追肥 ・プランターや植木鉢に2度目の追肥 ・FBC部活動において を実施。 実施。 ・メイン花壇も「ハート形部分」のサ ・IB化成肥料 ルビアを中心に追肥 ※このころ、学区の花壇 管理者や他校から花苗の 希望があり、提供した。 (20株~100株程 度) 7月19日 台風対策 ・台風6号が接近したため、植木鉢を ・台風通過後、復元 中心に風のあたりにくい箇所に移動。 7月27日 ~28日 追肥(摘花) ・一部の赤サルビアの葉が黄化してき ・10-10-10の化 たため、追肥を実施。(同時に摘花も 成肥料(グリーン・ラー 実施) ジ)をまく。 ・夏休み灌水当番の児童 (6年)により実施。 -6- 8月2日・9 摘花 日・10日 8月11日 ・プランター・鉢、メイン花壇のサル ・同時に草取りも実施 ビアに摘花を実施。 日よけ ・真夏の日射対策として、メイン花壇 ・今回の措置は、特に強 の中央部によしずを立てかけた。 い西日を避けるのに効果 的であった。 8月15日 ・18日 摘花・追肥 ・色付きの芳しくない赤サルビアを中 ・同時に草取りも実施 切り戻し 心に、再度追肥を実施。 (8月15日) ・22日 ・サルビア(赤・白・青)の摘花を実 ・25日 施。 ・メイン花壇のメランポジュームと白 サルビアの成長が他より著しく、丈が 高くなったので、切り戻しを実施。 9月2日 除草 ・全校児童で草取りを実施 ※このころのメイン花壇 ※緑化委員会主催 「全校児童草取り集会」 台風対策 ・接近する台風対策のため、プランタ ・台風通過後、復元なら ーや鉢を移動。メイン花壇の輪郭に合 びに修復。 わせ鉄杭を打ち、タフロープで補強。 9月5日 FBC花壇審査 ※9月5日午後実施予定 の、PTA奉仕作業は荒 天のため中止。 9月14日 FBC花壇中央 審査 【メイン花壇周辺全景】 -7-
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