バロックダンス4 - 東海大学 教養学部

「彼の演奏を聴いていると、感動の幸せが訪れる」と評した。また、インターナショナル・ピアノ・マガジンは、中国人初のバッハ
演奏の第一人者と位置付け、さらにニューヨークで毎年開催のバッハプログラム演奏会では、ニューヨーク・タイムズが「明瞭、均
衡、調和のモデル、別世界の悦楽」と評するなど、数々の好評を得ている。
シェンはこれまでに中国各地はもとより、世界各国で演奏するだけでなく、米国ラジオ局の WQXR、WGBH、NPR、スペイン国営放送、
フランス国営放送、ポーランド国営テレビ、中国中央放送、北京音楽局などの放送に出演。教育者としては、中国北京の中央音楽学
院ピアノ科教授であり、ニューヨーク国際ピアノ・フェスティヴァルの教授陣でもあり、米国、カナダ、クロアチア、ドイツ、韓国、
フィリピンの国々で講義。紫禁城中山音楽堂ではバッハの鍵盤曲全曲シリーズを行い、現在鍵盤曲全曲を録音中。
◎サリー・サンフォード (声楽)
ソプラノ歌手サリー・サンフォードは、歴史的解釈による発声法と歌唱法の第一人者として国際的な地位を築いている。ライプツ
ィヒ国際バッハ・コンクールの審査員であり、オランダ、ユトレヒト古楽祭における STIMU 国際シンポジウムの討論者。多数の録音
があり、アルバニー・レコード、センター・レコード、ドイツ・ハルモニア・ムンディ、リラコード、音楽遺産協会から CD 録音を
している。ニューグローブ楽器辞典における声楽の項目が取り扱われるのは初として執筆。その他に、音楽誌「17 世紀音楽」の声楽
のナショナル・スタイルに関する執筆や、
「A Performer s Guide to Seventeenth Music」の声楽の項を執筆した。声楽法のクリニ
ックの講師として、ニューヨーク・コレギウム、ゼフィルスなどのプロ団体や多くのアマチュア団体を指導。これまで、カリフォル
ニア州立大学ロサンゼルス校、デューク大学、ヴァージニア大学、フロリダ州立大学、南メイン大学、ニューヨーク市立大学クイー
ンズ校、ダートマス大学、ハートフォード大学などで講義を行う。イェール大学卒業、スタンフォード大学より博士号取得。
◎ジャネット・パッカー
(ヴァイオリン)
コンサート・ヴァイオリニストと教育者として著名なジャネット・パッカーは 2012 年にマサチューセッツ州における最優秀弦楽
器講師として認定された。1998 年から 2010 年までマサチューセッツ州ケンブリッジにあるロンジー音楽院弦楽器科科長を務め、米
国各地でマスタークラスやセミナーを行い、歴史的解釈によるヴァイオリン奏法や運弓法などの講義を行う。米国公共ラジオとテレ
ビに出演の他、米国各地でのリサイタル、ワルシャワ・フィルハーモニー・オーケストラ、パナマ交響楽団、ロチェスター・フィル
ハーモニー・オーケストラ、ボストン・ポップス・オーケストラなどと協奏曲のソリストとして協演。2006 年には中国ツアーをし、
上海音楽学院、北京中央音楽学院などで招聘講師として講義と演奏を行った。ヴァイオリンの歴史的奏法を研究しており、カルロ・
ジュゼッペ・テストーレが 1697 年に制作したヴァイオリンを使用している。バロック弓の蒐集家でもあり、プログラムによって時
代背景の異なる様々な弓を持ち替えて演奏する。研究テーマは「400 年の弓と運弓法」
、
「バロック・ヴァイオリンの運弓法」等。
◎ブレント・ウィシック (チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ブレント・ウィシックはノース・カロライナ大学チャペルヒル校教授として、チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、古楽アンサンブル
を指導している。シャンテレルとアトランタ・バロック・オーケストラのメンバー。ダラス・バッハ協会、フォルガー・コンソート、
コンセール・ロワール、スミソニアン・ヴィオール・コンソート、ボストン古楽祭、ポーランドのヴロツラフ・バロックなどに定期
的に出演。ハーバード大学にて研究員として、クリストフ・ヴォルフと共にバッハの研究を行う。また、米国古楽協会の高等教育委
員長を務めた。コーネル大学にてジョン・シュウの下で学び、米国、カナダ、豪州、欧州、アジアの各地でワークショップや音楽祭
で指導、演奏をする。これまでに、アルバニー・レコード、タイタニック・レコード、Dux、ブレーメン・ラジオ、Wratislava Cantans、
コッホ・インターナショナルのための録音を行う。2000-2004 年に米国ヴィオラ・ダ・ガンバ協会会長を務めた。1986 年よりパン・
パシフック・ガンバ集会のメンバーで、2007 年には代表を務めた。
◎エヴァ・レジェーヌ (リコーダー)
アムステルダム・スウェーリンク音楽院でフランス・ブリュッヘンに師事。その他、ホプキンスン・スミス、ブルース・ディッキ
ー、クイケン兄弟、ジョンギボンズらと共演、ヴィーラント・クイケンとは定期的にアメリカツアーを行なう。アムステルダム・ス
ウェーリンク音楽院教授、
結婚後コペンハーゲン王立音楽院教授を歴任、
1985 年からは米国インディアナ大学古楽科教授を務め、
2009
年退官。その後も、ヨーロッパ各地や米国におけるマスタークラスで指導を行い、世界各地の大学に招かれ演奏や講義を行なう他、
ユトレヒト、アントワープ、ブリュージュなどオランダ各地の古楽祭をはじめ、コペンハーゲン、米国やオーストラリア各地の古楽
&リコーダーの国際音楽フェスティヴァルのゲストとして招聘。Telefunken、Denon、Focus、Rondo レーベルで録音、2007 年 1 月に
はG.プレン作曲のリコーダー・コンチェルトをクリーヴランド・チェンバー・シンフォニー・オーケストラと初演・録音。テレマ
ン作品集をマイケル・マクロウ (バスーン) 、ワシントン・マクレイン(オーボエ)との共演が Focus よりリリース予定。
● CUNY コープランド音楽院バッハ講習会日本実行委員会 委員長:二宮 洋(東海大学教授、作曲)副委員:牧 真之(コープ
ランド音楽院講師、古楽鍵盤)委員: エヴァ・レジェーヌ(元インディアナ大学教授、リコーダー)
、藤岡由記(東海大学講師、ピ
アノ)
、奈良康佑(同)
、岩佐樹里(バロック・ダンス)
協力:東海大学国際教育センター、同教養学部芸術学科音楽学課程
Executive Committee in Japan, Bach Workshop at Aaron Copland School of Music, Queens College, CUNY