消費税「福祉目的」への不足額 消費税 福祉目的」 の不足額

資料6
消費税「福祉目的」への不足額
消費税
福祉目的」 の不足額
(消費税収−基礎年金・老人医療・介護予算=不足額)
6.8兆円(2.78%)
12
▲9.8兆円
10
8
6
4
▲1.5兆円
2
0
讀賣新聞より
2010年度の予算では・・・・
税収
歳出
16.6兆円
消費税5%
(12 5兆円)
(12.5兆円)
不足額
9.8兆円
消費税収
(5.7兆円)
消費税収
(6.8兆円)
老人医療
(4.6兆円)
介護
(2 1兆円)
(2.1兆円)
基礎年金
(9.9兆円)
讀賣新聞より
• 回復しにくい税収問題
• 2009年度予算の国債発行額は一次補正で+10.8
兆円、二次補正で+9.3兆円と段階的に増えて、
二次補正後は53.5兆円もの国債発行額に達し
次補 後
兆 も
債発行額 達
た。その経緯をみると、二次補正のときの国債追
加発行は 税収見通しが▲9 2兆円も下振れたの
加発行は、税収見通しが▲9.2兆円も下振れたの
に対応するものだ。二次補正予算のときに発表さ
れた経済対策は 追加的な歳出増を容認するこ
れた経済対策は、追加的な歳出増を容認するこ
とは原則としてしなかった。結局、新規国債発行
額を「約44兆円以下」に抑えるという方針は、税
収確保にかかっている。ここが変化すると、歳出
確保
が
の中身を見直しても調整の余地は少ない。
• 税収減の背景を考えると、法人税の落ち込みが
税収減 背景を考えると 法人税 落ち込みが
大きい。リーマンショックで企業収益が著しく目減
讀賣新聞より
肥大化する社会保障関係費
予算編成の課題を 単にマニフェストの履行だけで考えると 重要な論点
予算編成の課題を、単にマニフェストの履行だけで考えると、重要な論点
を見落とすことになる。2010年度予算案の社会保障関係費は、27.3兆円
と膨張の一途を辿っている。これは、子ども手当の予算計上があったとし
ても、数年単位でみて膨らみ過ぎだとみられる。
も 数年単
ぎだ
過去からの推移をみると、2006年度まではほぼ横ばいに抑えられてき
た。それが、2008 09年に大きく増加してしまっている。10年間前と2010年
た。それが、2008・09年に大きく増加してしまっている。10年間前と2010年
度の比較では、実に1.6倍に膨張する計算になる。これは高齢化の影響も
あるが、2009年度までに公的年金基礎部分の国庫負担を1/3から1/2へと
引き上げ
引き上げていることが大きい。元来、消費税率を念頭に置き、年金財源を
る とが大き
来 消費税率を念頭 置き 年金財源を
きちんと確保して将来への安心感を確保しようとしたのに、いつの間にか
消費税率の引き上げ先送りが、政治的な約束事としてテ マ化して、財
消費税率の引き上げ先送りが、政治的な約束事としてテーマ化して、財
源問題がうやむやになった。受益と負担のバランスは、いつしか表舞台で
は語られなくなり、税収と社会保障関係費のアンバランスが目立つように
な た
なった。
仮に、鳩山政権が2011年度予算以降の国家予算の全体像を先々まで議
論する な
論するのならば、肥大化した社会保障負担に対する受益と負担の原則を
、肥大化
社会保障負担 対する受
負担 原則を
論じることは避けて通れないであろう。
出所:財務省年度社会保障関係費の推移
障害福祉サービス予算の推移
障害福祉サービス予算は着実な伸びを確保している
億円
7,000
6,159
+12%
,
5,512
6,000
5,000
4,873 +6%
5,155 +7%
4,375 +11%
3 947 +11%
3,947
4,000
3,000
2,000
1,000
0
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
予算案
(注1)平成17年度については、自立支援法施行前の障害福祉サービス関係予算(支援費等)を積み上げたものである。
(注2)平成18年度については、自立支援法施行前後の障害福祉サービス関係予算(支援費、自立支援給付等)を積み上げたものである。
(自立支援法は平成18年4月一部施行、同年10月完全施行)
5
(注3)平成19年度∼22年度については、自立支援法に基づく現行のサービス体系における予算(平成20年度は補正後)である。
2009年末 218.6%
1人当たり 693万円