2733 - Attachmate

Reflection 2014 R1 Update 1 および Reflection Pro 2014 R1
Update 1 新機能およびリリースノート
最終改訂日: 2014 年 5 月 20 日
適用対象
Reflection 2014 R1
Reflection Pro 2014 R1
Reflection X 2014 R1
Reflection for IBM 2014 R1
Reflection for UNIX and OpenVMS 2014 R1
Reflection Enterprise Suite 2014 R1
概要
Update 1 は、Reflection 2014 または Reflection Pro 2014 をインストール済みで、保守契約を結んで
いるお客様が利用できます。この技術ノートには、更新の入手方法と、Update 1 に含まれる機能および
修正の一覧を記載します。
更新の入手
保守契約を結んでいるお客様は、下記 Attachmate Download Library Web サイトから、最新の製品リ
リースをダウンロードすることができます。https://download.attachmate.com/Upgrades/.
ファイルを選択してダウンロードする前に、ログインしてソフトウェアライセンス契約に合意することが求
められます。Download Library の Web サイトの使用方法については、技術ノート 0200 (英語) を参照
してください。
Reflection 2014 の購入については、電子メールで以下のアドレスにお問い合わせください。
[email protected].
対応プラットフォーム
Reflection 2014、Reflection for IBM 2014、Reflection for UNIX and OpenVMS 2014 の対応プラット
フォームについては、技術ノート 2698 (英語) を参照してください。
Reflection Pro 2014 および Reflection X 2014 の対応プラットフォームについては、技術ノート 2704
(英語) を参照してください。
更新の適用
Reflection 2014 の更新の適用については、技術ノート2255 (英語) を参照してください。
Reflection 2014 ワークスペース
新機能
*
Microsoft Word や Excel などのほかのアプリケーションから EXTRA! COM インタフェースを
使用する場合の Reflection でのマクロのパフォーマンスが向上しています。
*
Reflection for the Web の ID マネージャを使用した端末 ID の割り当てに対するサポートが追
加されています。
解決された問題
セキュリティの問題
* CVE-2014-0160 - OpenSSL "Heartbleed" Vulnerability - 今回の更新は、この問題を解決す
る更新済みの OpenSSL ライブラリを含みます。注意: OpenSSL のこの脆弱性は、悪意のあ
るサーバに対して行われる Reflection TLS 1.2 接続にのみ影響します。既定
の Reflection TLS 1.0 接続は、この脆弱性の影響を受けません。追加情報については、技術
ノート 2724 (英語) を参照してください。
API、オートメーション、マクロの問題
* EXTRA の Session.Close メソッドから呼び出された場合に、切断を確認するプロンプトのメッ
セージが表示されなくなりました。
*
VBA マクロをステップスルーする時、マクロ内で作成されたダイアログボックスの終了後にフォ
ーカスが Reflection VBA パネルに戻るようになりました。
*
Reflection ワークスペース経由で開いたセッションを終了する時、EXTRA! Basic エディタがエ
ラーなしで終了します。
*
前回呼び出された HLLAPI 関数に関係なく、HLLAPI クエリセッションステータス (関数 22)
で正しい値が返されるようになりました。
*
行が完全に空白である場合も、末尾にスペースやヌル文字列が付くことなく、
Hummingbird HostExplorer のマクロ Row() 関数から画面データが返されます。
*
Reflection の VBA マクロで EXTRA! の System.ActiveSession プロパティを呼び出すと、
セッション参照が正しく返されるようになりました。
*
EXTRA! COM API で Area オブジェクトの Value プロパティを使用して、画面からテキストを読
み取るだけでなく、テキストを書き出せるようになりました。
VT の問題
* KEA! VT の構成 KTC ファイルを開いた時に、端末の種類交渉フィール
ド [Use only the following type] (次の種類のみを使用) が正しく移行されるようになりました。
*
KEA! VT の構成 KTC ファイルから作成された Reflection の RDOX ファイルを開こうとする時
に発生する「ファイルが読み取れませんでした」エラーが解決されました。
*
VBA コードを使用して、VT セッションのログ記録をプリンタに設定し、この出力をファイルに送
信する際の問題が修正されました。
*
VT セッションを使用したキーボード入力と画面表示の両方で、タイ語文字セットが正しく処理さ
れるようになりました。
Reflection 2014 VT セッションに適用される Secure Shell のほかの変更については、
「Secure Shell の変更点」セクションも参照してください。
その他の問題
* IBM、VT、または 6530 端末画面セッションの既定キーボードレイアウトで、[AltGr](右 Alt) キー
が正しく機能するようになりました。[AltGr] は多くのコンピュータキーボードで使用されている修
飾キーであり、主に、通貨記号 (例えばユーロ記号) やアクセント付き文字などの特定の国際文
字を入力するために使用されます。追加情報については、技術ノート 2712 (英語) を参照してく
ださい。
*
IBM 5250 DBCS プリンタセッションが印刷ジョブの終了を正しく検出し、プリンタまたはファイル
へのホスト出力を指定されたとおりに解除するようになりました。
既定の Windows プリンタが指定されていないマシンで Secure Shell(SSH) セッションを構成する
時に発生する Reflection のクラッシュが解決されました。
Reflection X Advantage
Reflection 2014 Update 1 に含まれる Reflection X Advantage 5.0 Update 1 では、次の問題が解決
されています。
*
この更新プログラムを UNIX システムにインストールすると、
Java Runtime Environment が Version 7 Update 55 (JRE 1.7.0_45) に更新されます。
注意: Windows システムで実行中の Reflection X Advantage によって使用される Java のバ
ージョンを更新するには、Reflection 2014 のダウンロードページから個別
の Attachmate Java インストーラをダウンロードします。詳細については、技術ノート 2734 (英
語) を参照してください。
*
Windows システムでは、コマンドラインスイッチと一緒に setup.exe を使用して Reflection をイ
ンストールした場合に、Attachmate Java パッケージが正常にインストールされるようになりまし
た。この更新より以前は、setup.exe とコマンドラインスイッチを組み合わせてインストールを実
行した後で、Reflection X Advantage アプリケーションの起動が失敗し、
「Application failed to start because the JVM library at C:\Program Files\Common\folders\
Attachmate\JDK\Java7\jre\bin\server\jvm.dll did not load.」というエラーメッセージが表示さ
れていました。
*
この更新によって、クライアントウィンドウが一時ウィンドウとして設定されている場合にアプリケ
ーションエラーの後で点滅が発生する問題が解決されました。
*
Reflection で ArrayIndexOutOfBoundsException: -2558 を発生させることなく、サイズの大き
なグリフを処理できるようになりました。.
*
バージョン 5.0 の X Manager for Domains を実行中に、古いバージョンを実行しているドメイ
ンコントローラに接続する場合も、セッションが正しく開始されるようになりました。
*
この更新によって、ポインタグラブを解放すると Reflection で NullPointerException が発生す
る問題が解決されました。
Reflection X 14.x
Reflection 2014 Update 1 に含まれる Reflection X 14.1 SP3 Update 1 では、次の機能とセキュリテ
ィ更新が利用できるようになりました。また、以下の問題が解決されています。
新機能
*
*
Reflection X は、新規インストールの際に、既定で、IPv6 を有効にすることができるようになり
ました([ネットワークの設定] - [Enable IPv6 listening socket])。以下の点に注意してください。

Reflection X をすでにインストールして実行しているワークステーションにこの更新を適用
しても、現在の IPv6 設定は変更されません。

この更新を管理者用インストールポイントに適用し、更新した管理用インストールを使用
して、Reflection X がインストールされていなかったワークステーションに Reflection をイ
ンストールすると、その新規インストールでは、既定で IPv6 が有効になります。

ご使用のシステムで IPv6 がサポートされていない場合は、Reflection X の IPv6 設定を有
効にすることはできません。
IPv6 が有効でアクティブになっている場合は、[About Reflection X] ダイアログボックスに、
IPv6 アドレスが含まれるようになります。
セキュリティの更新
この更新は、以下のセキュリティ脆弱性についての修正を含みます。
*
CVE-2013-6424 - Reflection X は、upside-down trapezoids を拒否するようになりました。
これにより、整数オーバーフローが防止されサービス拒否攻撃の可能性がなくなります。
*
CVE-2013-6462 - Reflection X は、非常に長いコメント行を含む BDF フォントファイルの読み
取りを管理するようになりました。これにより、サービス拒否攻撃の可能性がなくなります。
*
CVE-2013-4396 - Reflection X は、この脆弱性に対する X.org fix を組み込むことで、解放さ
れたメモリの使用を防止するようになりました。
解決された問題
*
一部の Java X クライアントアプリケーションの移動またはサイズ変更を最初に試みる際に、
Java ウィンドウが元の位置やサイズに戻っていましたが、この問題が解決されました。
*
regconv -pw を使用して有効にされるパスワードのキャッシュ操作が正しく機能するようになり
ました。
*
ログファイル消失エラーの原因になっていた、バージョン 14.1 SP2 以降の問題が解決されま
した。
*
ビットマップおよび pixmap イメージが、Windows クリップボードに正しくコピーされるようになり
ました。
*
バージョン 14.1 SP1 で初めて発見された、一部の X クライアントアプリケーションのサイズを
変更する際にパフォーマンスが低下する原因になっていた問題が解決されました。
*
Reflection X は、最新のドライバソフトウェアを使用する 3DConnexion SpacePilot デバイスと
正しく連携するようになりました。
*
ウィンドウモードが [X 端末デスクトップ] に設定され、Reflection ウィンドウマネージャが選択さ
れている場合に、[Exit when last client closed] 設定が正しく機能するようになりました。
*
Reflection X は、14 '-' を超える文字を含む XLFD ファイル名で、フォントを追加できるようにな
りました。
*
CentOS デスクトップが、RENDER 拡張を有効にしたときに、正しく描画されるようになりま
した。
*
runrx.exe コマンドラインが複数のマクロ (例: %HN%、 %IP#%) を含むとき、マクロがすべて正
しく展開されるようになりました。
*
ウィンドウモードが [X 端末デスクトップ] に設定されている場合に、2 つのモニタに広がる X ウ
ィンドウ表示が正しく更新されるようになりました。
*
この更新では、以下の新しい OpenGL/GLX 拡張に対する対応が追加されています。
GL_ARB_get_program、GL_NV_fragment_program、GL_ARB_vertex_array_object、
GLX_ARB_create_context、および GLX_ARB_create_context_profile
*
トレース処理について、以下の改良が行われました。
*

追加 OpenGL 4.x および OpenGL 拡張定数のデコード処理

複数のアクティブスクリーンを備えるトレーシングの修正

WM_HINTS プロパティの正しいデコード処理
rxstart.exe で開始される SSH 接続で余分な CPU が使用されなくなりました。
Reflection X 14.1 に適用される Secure Shell のほかの変更については、「Secure Shell の変更点」セ
クションも参照してください。
FTP Client の変更点
Reflection 2014 Update 1 に含まれる Reflection FTP Client 15.7 では、次のセキュリティ更新が利用
できるようになりました。また、以下の問題が解決されています。
セキュリティの更新
*
CVE-2014-0160 - OpenSSL "Heartbleed" Vulnerability - 今回の更新は、この問題を解
決する更新済みの OpenSSL ライブラリを含みます。注意: OpenSSL のこの脆弱性は、
悪意のあるサーバに対して行われる Reflection TLS 1.2 接続にのみ影響します。既定の
Reflection TLS 1.0 接続は、この脆弱性の影響を受けません。
解決された問題
*
この更新により、[サイトのプロパティ] ダイアログボックスを表示した後に FTP Client がクラッシ
ュする問題が解決されました。
FTP Client に適用される Secure Shell のほかの変更については、「Secure Shell の変更点」セクショ
ンも参照してください。
Secure Shell の変更点
Reflection 2014 Update 1 に含まれる次の製品に対して、以下の Secure Shell の変更が適用され
ます (異なる Secure Shell 実装を使用する Reflection X Advantage は、これらの設定による影響を
受けません)。
Reflection Workspace 2014
Reflection X 14.1
Reflection FTP Client 15.7
今回のリリースには、Secure Shell の応答時間を改善する変更点が含まれています。
この修正で解決された具体的な問題には、SFTP ファイルのダウンロード時間の延長や SSH 接続にお
ける X クライアント表示応答の遅延などがあります。
これらの変更点に対応するために、次の Secure Shell 構成ファイルキーワードが追加され、既定で有
効になっています。この更新を適用すると、この設定が自動的に有効になります。構成の変更は必要あ
りません。
Nodelay - この設定は、Windows TCP ソケット上で、既定で Nagle アルゴリズムを有効にす
る Microsoft 社による変更に対応するものです。この変更は、Secure Shell 接続のパフォーマンスを低
下させる可能性があります。Nodelay を「yes」 (既定) に設定すると、このアルゴリズムが無効になり、
ほとんどのシステムでパフォーマンスが改善されます。
注意: このドキュメントの英語版 (http://support.attachmate.com/techdocs/2733.html) に、最新情報が
含まれている場合があります。