導入事例ご紹介 快適なネットワーク環境を提供し続けるため 『NetEnforcer』 を採用、 通信の可視化と帯域制御を１台で両立！ 学習院大学 計算機センター 幼稚園から大学院まで一貫教育を行う私立学校として、徳育・知育・体育の調和のとれた教育を通じ、豊かな人間性を持ち、各分野において積 極的、創造的に貢献する人材を育成し続ける 学校法人 学習院。 その全基幹ネットワークと教育研究に関わるシステムを統括し、約15,000名もの登録ユーザーに快適な教育環境を提供している学習院大学 計算機センターの村上氏、城所氏、磯上氏にAllot社の『NetEnforcer』導入の経緯について話を伺った。 トが多かったり、資料をダウンロードしたり、 いろいろ活用しているようです。当時使って いた帯域制御装置でも最低保証帯域や上 限帯域の設定自体はできましたが、細かい アプリケーションの識別まではできなかった ため、学生がどのようなトラフィックを流して いるのか、制御しても影響が出ないのか、な どの判断が難しい状況でした。」 （村上氏） 学習院大学 計算機センター 助教 磯上 貞雄 氏 学習院大学 計算機センター 助教 城所 弘泰 氏 ●学校法人全体のネットワーク、教育 システムを統括 学習院大学 計算機センター 助教 村上 登志男 氏 す。大学以外でも、中・高等科から通常の授 業の中でパソコンは使いますし、小学校で も中学年から総合学習の一環として取り入 「本計算機センターは、大学の附置研究所 れています。調べもの学習ですね。」 （城所 という位置づけで、学部と同様に独立した研 氏） 究機関としてICT教育や研究を担っていま ●既存製品のサポート終了への 準備として検討を開始 実は当時使っていた帯域制御装置に不満が あったわけではなく、 そのまま新しい機種に バージョンアップすることも考えていた。 「『NetEnforcer』を導入する前には別の帯 域制御装置を使っていて、 ちょうど７年ぐら い経っていました。老朽化していたわけでは ありませんが、 『そろそろ次の手を考えない ●通信量の増加で回線がひっ迫 と』 とは話していました。」 （村上氏） 管理運営も行っています。基本的に教育研 快適な教育環境を整え、 さらに学生のリテラ 究に関わるシステムの管理や運営をしてい シーを高めることでICTの活用が進んでいく。 カーによっては５年あるいは７年程度で販 ますが、ネットワーク基盤や認証基盤の運用 その一方で、利用の増加に伴う通信量の増 管理も行っていることから、教育以外のシス 大は避けられない課題となる。 テムにも協力しています。」 （村上氏） 「いまインターネットの接続回線として、主 「学習院には、幼稚園、初等科、男女別の 回線には帯域保証の100Mbpsの回線を、 中等科と高等科、それに女子大学、大学まで バックアップ回線にはベストエフォートの あるため、登録ユーザーは約15,000名にも 1Gbpsの回線を利用しています。 ところが、 なります。」 （磯上氏） 年々通信量が増えていてだんだんと主回線 「それに情報教育も役割の１つです。計算 がひっ迫していました。利用内容について特 偶然訪れた展示会で見つけた『NetEnfocer』 機センターが開講している授業があります。 にアンケートを取っているわけではありませ に興味を持ったという。 総合基礎科目のうち、パソコンの使い方や んが、就職活動などで使っている学生が多 「『NetEnforcer』を見つけたのは、数年前 プログラミングなどの科目を開講していま いようです。最近はインタラクティブなテス の展示会でした。同時に開催していた別の す。大学の施設ではありますが、学校法人学 習院全体のICTシステム全般の設計・構築・ 「あくまで一般論ではありますが、 メー 売やサポートが終了になることが多いため、 そろそろ次の機種を探しておく必要があると 考えていました。」 （城所氏） ●通信の可視化と帯域制御などの 機能を比較検討して選定 次の機種を選定する必要性を感じていた中、 ● Allot社の『NetEnforcer』選定のポイント ① 機 能 性： 通信の可視化と帯域制御が１台でできること ② 拡 張 性： ライセンス追加によりステアリング機能などが追加できること 帯域増強にも対応できること ③ 費用対効果： 機能や性能に比べ、価格が手頃だったこと NetEnforcer AC1400シリーズ（外観） 展示会に行っていたはずが、気がついたら が発生した際の原因調査などが容易にでき 知らない所にいて （笑）。説明を聞いて、 アプ るようになりました。」 （磯上氏） 組みは続く。 「今後もスムーズにインターネットを使え るような環境を継続して作っていきたいで リケーション単位で細かい可視化や制御が できる点に興味を持ちました。 その分価格も 「実際に導入してそれほど時間も経っていな すね。やはり直近の課題となるのは、帯域が 高くなると思ったのですが、後日見積もりを いため、本格的な制御はこれからですが、 年々増加傾向にあることへの対応です。当面 頂いたところ、意外にも手ごろな価格だった 『NetEnforcer』を導入したことで、誰が、い ことから検討を始めました。」 （村上氏） 『NetEnforcer』により100Mbps回線の有効 つ、 どのようなトラフィックをどの程度流して 活用を図り、将来的には、上位回線の拡張も いるのか、簡単に把握することができるた 視野に考えています。ただ帯域を増やした 機器選定に際し、通信の可視化や帯域制御 め、帯域が逼迫したときには、本当に必要な からといって学生に好きに使っていいという 以外にも考慮していたポイントがあった。 トラフィックに帯域を割り当てるなどの対策 訳にもいきませんので、必要なトラフィック 「それまで使っていた機種のネットワーク が取れるようになりました。 また、可視化に に対してキチンと帯域が割り当てられ、通信 帯域制御の上限が100Mbpsだったため、 リ よりトラフィックの傾向が分析できているた が行われているかをモニタリングしながら、 プレースするならそれ以上の帯域に対応で め、今後、上位回線の増強検討も計画的に 快適な学習環境を提供し続けていきたいと きる製品を考えていました。 『NetEnforcer』 行う事ができると考えています。」 （城所氏） 考えています。」 （村上氏） は、上位回線の帯域にあわせたライセンス 「さらに特定のトラフィックのみを外部 購入が可能なので、無駄な投資を行わなく サーバへステアリング（転送） できると聞い 今後、特に取り組みたいテーマは？ て済むこと、 また通信の可視化・基本的な帯 ているので、今後新たなサービスを開始す 「オンラインストレージをはじめとして、オ 域制御の機能・性能等を検討し、最終的に費 る際にも、 『NetEnforcer』 と連携する形で導 ンラインサービスの利用が増えていますの 用対効果が高いと判断し、 『NetEnfocer』導 入ができるため、初期構築が非常に楽に行 で、それらを円滑に利用できる環境を作りた 入を決めました。」 （村上氏） えると考えています。今後のトラフィックの状 況に合わせて、 『NetEnforcer』をより有効活 ●『NetEnforcer』導入による効果 いと思っています。そういった環境の実現に 『NetEnforcer』の活躍を期待しています。」 用していきたいですね」 （村上氏） 実際に導入・運用して、 どのような効果が得ら ●快適なネット環境を提供し続けるために れたのか？ 「『NetEnfocer』を導入したことで、 アプリ ケーションや学生単位でトラフィックの解析 トラフィックが増加し続ける中でも、学習環境 ができるため、例えば突発的なトラフィック を充実していくため、計算機センターの取り 【ご利用イメージ】 外部接続回線の片方に『NetEnforcer』を導入。通信を可視化し、状況に応じて帯域制限を実施している。 インターネット 目白キャンパス 大学 PC教室 教員用PC 女子大学 サーバ NetEnforcer 主回線 100Mbps 戸山キャンパス スイッチ ファイル サーバ コアスイッチ 女子中・高等科 所在地： 〒171-8588 東京都豊島区目白1-5-1 U R L ： http://www.gakushuin.ac.jp/univ/ PC教室 四谷キャンパス 初等科 教員用PC スイッチ 幼稚園 教員用PC 学習院大学 計算機センター PC教室 教員用PC PC教室 お客様プロフィール 教員用PC バックアップ 回線 1Gbps サーバ・ゲートウェイ 高等科・中等科 （2014年3月時点の取材内容に基づいております） 各種サーバ・コントローラ ファイル 教員用PC サーバ 児童用コンピュータシステム グローバルプロダクツ事業本部 IPネットワークプロダクツビジネスユニット Allot担当 〒212-0014 神奈川県川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎セントラルタワー TEL：044-280-8784 E-mail： 044-589-6928
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