ユーザーレポート

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Project
Project Management
Management with
with Web
Web II
ウェッブアイ
ウェッブアイ
日産車体株式会社
創業
資本金
従業員数
売上高
生産規模
プロジェクト管理ソフトの導入・定着により
1941年7月1日
79億400万円
3,258人 (08/3現在)
6,127億円(07年度実績)
生産車種11車種
生産台数 35.8万台(07年度実績)
(3.0万台/月、1,500台/日)
新車生産設備準備プロジェクトの
日程とコストを見える化
CARAVAN
SERENA
ELGRAND
日産車体株式会社は、開発から生産までを担う完成車メーカー
として、キャラバン、AD、ADエキスパート、シビリアン等の小型
商用車をはじめ、エルグランド、セレナ、ウイングロード、輸出専
用高級スポーツユーティリティ ビークル インフィニティFX など、
年間30万台以上を生産するほか、救急車やリフターバンなどの
特装車両の架装を含め、多種多様な車輛の開発と生産を手がけ
ています。
新車を生産する上で必要な多種にわたる生産設備の準備プロ
ジェクトに関し、日産車体・車体技術部では、ウェッブアイの
PREGAREと工程'sを導入し、業務に定着させることで
「工程とコストの見える化」の取組みを行いました。
DATSUN
WING ROAD
CEDRIC
AD
ADEXPERT
CREW
FX45
CIVILIAN
SAFARI
日産車体 車体技術部の佐藤利美氏が、ウェッブアイユーザー会
で講演された内容からその取組みを紹介します。
日程、進捗、予実、負荷、コストを一元管理することが必要だ!
部内では、新車生産設備の開発プロジェクトについて次のような課題が顕在化してきており、対策を講じる
必要がありました。
z進捗遅れや仕様変更等による再計画が迅速に行えない
z人の負荷状況が把握できていない為、要員の
過不足が見えず、計画の実行可否判断が難しい
z進捗状況が把握できていない。また、遅れが発生した場合の
後続作業へのインパクトが評価できない
z日程計画と予算の予実差異が把握できていない
zプロジェクトごとの採算が見えない
計画にコストを連動させて一元的に管理することで、これらの課
題を解決し、プロジェクトに関するリスク対応も迅速に行えるよう
にしなければならないと考え、「日程と費用の“見える管理” 」 に
取組むことにしました。
プロジェクトの日程・進捗・実績・負荷・費用を効率的に一元管理
するために、複数のソフトウェアを調査、検討した結果、ウェッブ
アイ社のPREGAREと工程'sをプロジェクト管理ツールとして選
定・導入しました。
私の所属する車体技術部では、本システムを全プロジェクトに適
用することに決めましたが、技術部門全体では、段階的に適用す
る必要があると考え、大型のプロジェクトに対象を限定することに
しました。
また、プロジェクトはその上申前の検討期間も含め、プロジェクト
の検討段階から完了までを管理期間として設定し、早い段階から
プロジェクトを把握管理するようにしました。
日産車体(株)
車体技術部
佐藤利美様
日産車体
開発
部門
NS-K
準備室
生産
部門
生産技術
統括部
車両
技術部
圧造
技術部
技術部門
大型プロジェクトについ
ては技術部全体で適用
事務管
理部門
車体
技術部
品質
技術部
湘南
工場
工務部
製造部
オートワークス
京都
品質
保証部
車体技術部では全プロ
ジェクトに適用
日産車体の組織とシステムの適用範囲
購入品関係(既存システム)
限定購入
システム
発注
システム
社内工数
(既存システム)
工数管理システム
データ転送
発注日/納入日/検収日
予算額/見積額/検収額
当初計画
日程・負荷
修正計画
日程・負荷
実績
日程進捗
データ転送
工数実績
PREGARE
工程’s
工程
データ入力(CSV)
納入日/検収日
見積額/検収額
日産委託
購入品
予算
実績
日程進捗・工数
Project レポート
(EXCELデータ)
リソースグラフ
PREGARE+工程'sのシステム構成
進捗付日程表
PREGAREと工程'sで計画とコストを一元管理
日程
(作業・納期等)
プロジェクトの状況判断を容易に
PREGAREと工程'sにより工程情報とコスト情報を一元管理するこ
とで、プロジェクトの日程(進捗・負荷)とコストの状況を迅速かつ総
合的に判断できるようになりました。 PREGAREと工程'sは次の処
理を受け持っています。
【工程's】
開発計画の作成・更新
作業進捗の入力
負荷の確認・調整
【PREGARE】 予算の策定
コストの管理(社内外コストの集計)
計画とコストの予実管理
計画進捗・実績の管理
コスト集計
人による作業
コスト
(社内費・社外費)
仕様検討
構想検討
製作組付
調整立会
※ 社内費=発生工数×時間単価
日程とコストの連係管理
PREGARE
(プロジェクト情報を一元管理)
項目
日程
計画立案
◎
社内費
社外費
◎
◎
作業の関連付けが
容易に出来る
◎
◎
◎
計画/実績差異が
常に把握可能
進捗確認
(発生状況)
◎
◎
◎
進捗が常に把握可能
―
変更計画が
容易に出来る
◎
計画
工数
コスト
実績
進捗
社内専用端末
イントラネット(社内LAN)
工数・進捗入力
社内専用端末
工程’s
工程’s
複数プロジェクトを
横断して日程調整
負荷調整
社内専用端末
社内専用端末
◎
予算
問題点への解決策
計画(予算)と
実績の対比
修正計画
プロジェクト進捗状況
確認、コスト状況把握
工程’s
サーバー機
工程’s
社内専用端末
コスト
購入品・外注費
管理対象
工程’s
日程表の作成・修正
PREGARE+工程's運用イメージ
導入したシステムを定着させるために表計算ソフトによる工程表作成を禁止
システム定着のために様々な活動を実施
工程表作成ツールの移行: 『表計算ソフト』 ⇒ 『工程's』
導入したシステムを社内に定着させ、有効に活用するために、
様々な活動を実施しました。
120%
表計算から工程'sへの移行
93%
89%
件数比率
80%
利用者に対してPREGAREと工程'sのトレーニングを行うと共
に、マニュアルを作成し、社内のHPに掲示しました。
また、新規の日程表については工程'sで作成されたもののみ
を承認することにし、表計算ソフトによるものは差し戻しとする
ルールにしました。それでも工程'sで作成しない人については
聞き込み調査を行い、説得あるいは必要な支援を行うことで、
工程'sへの移行を促進しました。(右図上)
進捗入力の定期化により、最新の状況を把握
毎週月曜日に前週までの進捗を入力するよう依頼し、計画の
最終更新日からの進捗入力の有無を確認するようにしました。
未入力者に対してはEメールやミーティングによりフォローを
行い、遅れが発生している場合には、進捗確認会(週1回実
施)で遅れの原因を明確にし、迅速にアクションを取るように
しました。これまで月1回の更新であったものが毎週更新され
るようになり、プロジェクトのリスクに対し早期に予見・対処す
ることが可能になりました。
8月以降、すべての日程表が
『工程's』へ移行完了
71%
60%
40%
①進捗入力する下地ができた
②変更計画が容易となった
20%
0%
0%
3月
4月
5月
6月
工程’s日程表
7月
8月
9月
エクセル日程表
2007年4月~2007年9月
100%
85%
90%
87%
89%
91%
80%
進捗入力率
これにより、共通したフォーマットで見やすい工程表が作成さ
れるだけでなく、資源負荷の把握が可能になり、その情報を
PREGAREに取り込むことで、全社レベルでの計画情報の共
有を実現することができました。
100%
100%
97%
100%
共通ツールによる計画の均質化と共有を実現
2007年3月~2007年9月
進捗入力率の上昇
60%
39%
40%
進捗入力:1回/月→0.9回/週
21%
20%
進捗入力頻度の改善
0%
4月
5月
6月
進捗入力率
7月
8月
9月
FY07コミット
プロジェクトのコストを迅速に把握
コストについては、社内コストだけでなく、社内の既存システムと連携することで、
社外費用を取り込み、プロジェクトに関する実績コストを当初の予算と比較して
把握することが可能になりました。常に最新のコスト発生状況が把握できるよう
になり、作業の進捗だけでなくコスト面での管理も容易に行えるようになりました。
株式会社ウェッブアイ
PREGAREの工数実績、進捗入力画面
〒135-8071東京都江東区有明3-1-22 TFTビル東館9F
http://www.webi.co.jp/
電話:03-3570-2391
PREGARE