2008年夏季全国医学部学 に対する 「離島へき地

2008年夏季全国医学部学⽣に対する
「離島へき地医療セミナー」
報告書
⽥上病院
栗⽣診療所
⼿打診療所
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 離島へき地医療人育成センター
ごあいさつ
あ さ
離島へき地医療人育成センター
センター長 嶽﨑俊郎
(兼 国際島嶼医療学講座教授)
離島医療、さらにそこで重視されるプライマリ・ケアを学ぶにはロールモデルに接することが重要です。
鹿児島県には南北600kmに渡り、28の有人離島があります。それでは、離島住民の健康を守るためにプ
鹿 島
、 島
島
ライマリ・ケアを中心に様々な医療が行われています。鹿児島大学では、離島医療をそれぞれの離島の
特性を生かした医学教育の場として活用してきました。
離島へき地医療人育成センターでは、これまで鹿児島大学が取り組んできた離島医療実習を、他大学
の学生にも体験してもらう目的で「夏期離島医療実習コース」を設けました。このコースでは、下甑島コー
ス、種子島コース、屋久島コースの3つのグループに分かれ、まず、それぞれの島の診療所・病院等で実
習を行います。その後、鹿児島に集まり、実習内容の発表会を行います。この発表会では、離島へき地医
療人育成センタースタッフを交えた情報交換を通じて、それぞれの離島医療の共通点や相違点について
理解を深めます。
この実習の趣旨は、離島医療の現場を体験し、地域医療ロールモデルの1つとして、離島医療システム
と現場における医師の役割を学習することです。この実習を通じて、離島医療現場における診療体制やプ
ライマリ・ケア、保健・福祉活動、全人的医療への理解が深まります。今回の機会は、医師として育ってい
くにあたって大切な広い視野を持つためにも有意義なことだと思います。
◆実習目標
離島 療 現場を体験 地域 療
離島医療の現場を体験し、地域医療のロールモデルの1つとして、離島医療体制と現場における医
デ
と
離島 療体制と現場 おける
師の役割を学習する。
1:離島医療現場における診療体制を見学する
2:離島医療現場におけるプライマリ・ケアを見学する
3:離島医療現場における保健・福祉活動を体験する
4:離島医療現場における全人的医療について考える
5:医師以外の職種の役割について考える
◆成果発表
8月22日 霧島自然ふれあいセンターに3組集まりシンポジウム形式で発表し、お互いに情報交換をする。
霧島自然ふれあいセンタ に3組集まりシンポジウム形式で発表し お互いに情報交換をする
(実習先で体験したことを紹介し、離島医療の魅力について発表する)
(3組の診療所での共通点・相違点について討論し、離島医療への理解を深める)
◆事前と事後アンケート
実習前と後にアンケ トを実施し、実習の感想を
実習前と後にアンケートを実施し、実習の感想をe-mailで提出してもらう。
で提出してもらう。
下甑班
2008年度夏季医学生実習
2008年8月19日~22日
氏名 前田 歩
出身地:東京都
大 学:東京医科歯科大学
サークル:
得意なもの:
氏名 藤井 佑樹
出身地:広島県福山市
大 学:岡山大学
サークル:ソフトテニス部、写真部
得意なもの:
主催: 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 離島へき地医療人育成センター
下甑班
2008年度夏季医学生実習
2008年8月19日~22日
氏名 上木 智博
出身地:鹿児島県
(小学校まで大島諸島)
大 学:長崎大学
得意なもの:
氏名
山上 文
出身地:神奈川県鎌倉市
大 学:順天堂大学
サークル:学生医療研究会
得意なもの:オーケストラ(パーカッション)
主催: 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 離島へき地医療人育成センター
種子島1班
2008年度夏季医学生実習
2008年8月19日~22日
氏名 相羽 久輝
出身地:愛知県
大 学:名古屋市立大学
サークル:ジャズ研
得意なもの:ギター
氏名
熊本 将也
出身地:
大 学:九州大学
サークル:ワンダーフォーゲル部
得意なもの:
主催: 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 離島へき地医療人育成センター
種子島1班
2008年度夏季医学生実習
2008年8月19日~22日
氏名 清水 俊彦
出身地:大阪府高槻市
大 学:岡山大学
サークル:サッカー部(フォワード)
趣味:旅行
氏名
渡辺 零美
出身地:岐阜県
大 学:大阪医科大学
サークル:ヨット・陸上(走り幅跳び)
得意なもの:
主催: 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 離島へき地医療人育成センター
種子島2班
2008年度夏季医学生実習
2008年8月19日~22日
氏名 高橋 巴久
出身地:神奈川県鎌倉市
大 学:山口大学
サークル:少林寺拳法
得意なもの:
氏名
児玉 泰介
出身地:愛知県大府市
大 学:東京医科大学
サークル:
好きな音楽:レゲエ・ヒップホップ
主催: 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 離島へき地医療人育成センター
種子島2班
2008年度夏季医学生実習
2008年8月19日~22日
氏名 櫻井 典子
出身地:愛知県岩倉市
大 学:名古屋市立大学
サークル:ギターマンドリンクラブ
得意なもの:ギター
氏名
松岡 若利
出身地:
大 学:長崎大学
サークル:
得意なもの:
主催: 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 離島へき地医療人育成センター
屋久島班
2008年度夏季医学生実習
2008年8月19日~22日
氏名 吉川 貴章
出身地:奈良県
大 学:京都大学
サークル:点訳サークル、オリエンテーリングクラブ
得意なもの:
氏名
高橋 まゆか
出身地:東京都
大 学:日本医科大学
サークル:ゴルフ部→MESS部
得意なもの:
主催: 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 離島へき地医療人育成センター
屋久島班
2008年度夏季医学生実習
2008年8月19日~22日
氏名 品岡 玲
出身地:香川県
大 学:岡山大学
サークル:
得意なもの:柔道
氏名
金井 瑞穂
出身地:千葉県柏市
大 学:宮崎大学
サークル:硬式テニス部
得意なもの:
主催: 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 離島へき地医療人育成センター
下甑班
前田歩
私は東京生まれの東京育ちなのですが、串木野駅から車で 30 分くらい行った所(日置市東市
来町)に母親の実家があります。幼い頃から長い時間を鹿児島で過ごしているので、鹿児島は第
二のふるさとです!今回も、一足早く鹿児島入りして、祖母宅で過ごした後、19 日からのプロ
グラムに参加したいと思っています。藤井さん、上木さん、山上さん、鹿児島は初めてですか?
鹿児島は食べ物も空気もおいしいし、歴史もあるし、とても素敵な場所です。つけあげとか、し
ろくまとか、からいもとか、たくさん食べましょうね!!来週皆様にお目にかかれるのを心待ち
にしております。それではどうぞよろしくお願いいたします。
藤井佑樹
私は広島県の福山生まれで,小・中・高校ともに地元で過ごしました。その後鹿児島とは真反
対の場所,北海道で一年だけ過ごして,現在は地元に近い岡山に帰って来ています。大学ではソ
フトテニス部と写真部に入っています。皆さん広島,岡山方面には来られたことがあるでしょう
か?今の時期はこちらもかなりの暑さなのですが,鹿児島は更に暑い所というイメージなので,
それがどれくらいか楽しみでありつつ少しだけ不安でもあります。 鹿児島に行くこと,そして
離島に行くことは今回が初めてのことなのですが,大学での実習とは違った形での人との触れ合
いを感じれたらと思っています! そしてそこで全国各地の大学から集まって来る皆さんと会っ
て話ができるのをとても楽しみにしています。それでは鹿児島大学の先生方,下甑班の皆さんど
うぞこれからよろしくお願いします。
上木智博
私は鹿児島県生まれで、小学校まで大島諸島(奄美大島・徳之島 etc)に住んでいました。
中学からは鹿児島市内の学校に通っていました。現在、長崎大学に通っていますが、長崎は鹿児
島よりも離島が多いところで、大学の先生のコネクションで、少しだけ長崎の離島医療も見学し
ました。今回、ありがたいことに下甑の実習に参加できることになりました。下甑島は鹿児島出
身の私にも未知の島であり、楽しみにしています。
全国から実習に参加しているので、それぞれの大学のお話なども聴けたらと思っています。最
後になりましたが、同行される大脇先生をはじめとする鹿児島大学の先生方、下甑班の皆様、ど
うぞよろしくお願いします。
山上文
生まれも育ちも神奈川県鎌倉市で、神社・お寺と海に囲まれて育ちました。中学からオーケス
トラでパーカッション(打楽器)を始め、大学でも続けています。病院や施設でのコンサートは、
医療以外のもので患者さんの近くに行くことができ、とてもたくさん感動をいただいています。
医療系の学生の特権だなぁと思っています。また、学生医療研究会というサークル活動をしてい
ます。在宅医療やホスピスなど大学の講義や実習ではあまり出てこない分野をみんなで勉強し、
実際の現場に行きましょう、というスタンスで、毎年少しずついろいろな分野をかじっています。
鹿児島には、その活動の一貫として、堂園メディカルハウスというホスピスに見学に来た際に1
週間くらい滞在したことがあります。
実はその際(4 年前になりますが)
、鹿児島大学の離島医療講座にも行かせていただいたこと
があります。将来的には国際協力に携わりたいと思っており、その流れで離島医療にもとても興
味があります。今回、参加させていただけてとても嬉しく思っています。どうぞ、よろしくお願
い致します。
種子島 1 班
相羽久輝
名古屋市立大学四年の相羽久輝(あいばひさき)と申します。簡単に自己紹介したいと思いま
す。生まれも育ちも愛知県ですが、一年ほど東京にある別の大学に通って、今の大学を再受験し
ました。部活は、ジャズ研に所属して、ギターを弾いてます。うちの大学にはジャズ研がないの
で、近くの大学までギターを担いで通ってます。大学一年の時からやってますが、ジャズは難し
いのでなかなか上手くなりません。この、メールは名古屋市立大学の病棟から送信してます。今
年、6月くらいに口の中に違和感があったので、病院に行った所、エナメル上皮腫と診断され一
週間前に手術を受けました。下顎の正中部に発生した腫瘍なので、前歯を四本、腫瘍と一緒に摘
出されてしまいました。今は、経過良好ですが前歯が四本ないとかなり喋りにくいです。ですが、
何とか皆様と仲良く病院実習ができればと思ってますそれではよろしくお願いします。
熊本将也
種子島ではⅠ班になる九州大学4年の熊本将也です。大学ではワンダーフォーゲルに所属して、
赤石山脈などで山籠りをしたり、自転車旅行やリアカー旅行をしています。まだ臨床の体験自体
が少ない4年生の身なので、今回の実習で医療の現場というものに接することを楽しみにしてい
ます。以後よろしくお願いします。
清水俊彦
種子島実習一斑の岡山大学医学部5年の清水俊彦と申します。出身は大阪府の高槻市というと
ころです。京都の高校を卒業後、岡山大学に入学しました。大学ではサッカー部に所属し、フォ
ワードとしてボールを追い駆け回っています。趣味は旅行です。去年の夏は自転車で東京から青
森まで野宿しながら自分探しの旅をしたりしました。今回の実習では、短い間ですが皆さんと、
離島へき地医療に限らず色々と話が出来れば良いなと思っています。どうぞよろしくお願いしま
す。
渡辺零美
出身は岐阜県で、大学は大阪医科大学で、5回生です。健康がとりえです。食べ物に関して
執着心が強いです。部活はヨットと陸上(走り幅跳び)をしてます。(今年の西医体で引退しま
したが)でも根性はありません。熱帯夜で汗だくになりながら寝るのは好きです。では、現地で
よろしくお願いします。
種子島 2 班
髙橋巴久
はじめまして。簡単に自己紹介させて頂きます。私は山口大学医学部 4 年生の高橋巴久(たかは
しばく)といいます。神奈川県横浜市の出身で、高知大学理学部を卒業後、医学部 3 年次学士編
入により山口大学に編入学しました。部活動は少林寺拳法をしています。離島医療については、
大学の授業で興味を持ち始めた程度で、テレビの Dr.コトーのようなイメージしかありませんが、
今回の実習で離島医療の実際を体験できたと考えています。皆さんのようなやる気のある方々と
一緒に実習できるのを楽しみにしています。私は明日から一足先に鹿児島に入り、大隅鹿屋病院
で実習してきます。連絡がつかないかもしれませんが、あしからず。それでは実習よろしくお願
いします。
児玉泰介
はじめまして、東京医科大学医学部4年の児玉泰介と申します。根路銘先生、わざわざ最初に自
己紹介していただいたのに、そのあとすぐに続かず申し訳ありませんでした。東医体が忙しくて
なかなか家に帰れなくって、という訳では全然なく、ただ暑くて文章考えるのが面倒くさかった
だけです(^▽^;)という訳で、僭越ながら自己紹介させていただきま
す。自分は愛知県の大府市というところの出身で、中高は名古屋市の学校に通っていました。両
親が医師ということで、何となく「医師になるんだろうなぁ。
。
。」とか思いながら受験勉強に挑
んだら大学に入るのに3年もかかってしまいました。あげくの果てに大学に入ってからも、部活
にも入らずだらだらと過ごしていたら3年時には循環器の追試が通らず、3年生を2回やるハメ
になってしまいました(T▽T;)これではマズいと思い、昨年の4月から仲間と勉強会(DOCS と
言います)を作ったところ、元々のオタク気質も相まって、今では医学にどっぷりハマっている
次第であります(家にあったマンガのほとんどが医学書に置き換わりました)。この度この実習
に応募させていただいたのは、『Dr.コトー』の島を見てみたかったというミーハーな気持ちと、
現在勉強会でお世話になっている兄貴的存在の先生が昔下甑島に代診に行った時の記事
(http:// www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n2593dir/n2593_13.htm)を読んで興味を
持ったからです(結果的に種子島ですが全然オッケーです)
。好きな勉強は『感染症』と『救急』
です。好きな音楽は『レゲエ』と『ヒップホップ』です。こんな自分ですが皆さんどうぞよろし
くお願い致します m(_ _ )m 人見知りなんで優しく話しかけてやってください。
櫻井典子
はじめまして、遅くなりましたが、自己紹介させていただきます。名古屋市立大学 4 年の櫻井典
子といいます。愛知県岩倉市出身です。中学、高校とテニス一筋でしたが、大学ではギターマン
ドリンクラブに入り、ギターをやっています。アルバイトはこの近辺で最もハードだと言われる
名古屋駅地下の吉野家です。夏休み前半はほとんど吉野家で過ごしました。この種子島の実習で
は、会ったことのないみなさんと、まだ体験したことのない離島医療の現場を体験できることを
楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします!
松岡若利
屋久島班
吉川貴章
初めまして!メールが遅くなり申し訳ありません。京都大学 5 回生の吉川貴章(よしかわたか
あき)と申します。自己紹介させていただきます。生まれ育ちは奈良県です。東大寺の運営する
中学・高校の出身です。大学でのクラブ活動は京大点訳サークルと京大オリエンテーリングクラ
ブに所属してきました。京大点訳サークルはボランティアサークルです。視覚障害者の方の依頼
を受けて、教科書や漫画などを点字に打ち直しています。オリエンテーリングとは山に置かれた
ポスト(チェックポイント)を如何に早く回ってくるかを競うスポーツです。ポストの位置の記
された地図とコンパスを持って、山を走り回ります。なお、両方とも全学のサークルなので、現
在はOBとなっています。
医学部サークルは入っておりませんが、去年の西医体(京大が主管校)では会計委員長をしてお
りました。屋久島には一回生のときに旅行したことがあります。
春休みなのに雪が残っていたのには驚きました。今回の離島実習は、大学での掲示を見て知りま
した。丁度夏の病院見学を調べていたところに目に入り、「一度はへき地医療を見ておきたい」
と思い参加に至りました。将来は内科系を考えています。全く勉強してこなかったへき地医療の
システム理解と、プライマリケア・全人的医療について造詣を深めれればと思います。このよう
なご機会を与えていただいた鹿児島大学・離島へき地医療人育成センターの先生方に感謝いたし
ます。それでは皆様、よろしくお願いします!
髙橋まゆか
屋久島班の皆様おはようございます、日本医科大学 4 年の高橋 まゆかと申します。お会いする
前ではありますがメールで自己紹介させていただきます。東京学芸大学高校出身で現在も実家の
東京に住んでいて大学までは自転車通学しています。高校では 3 年間陸上部で短距離の100m
担当でした、が高校駅伝にも出ていました。靭帯と半月版を切ってから大学ではゴルフ部に入り
ましたが去年椎間板ヘルニアが悪化し先日は仲間を応援しに東医体に行ってきました。現在は国
際医学 IFMSA 関連の MESS 部の部長を行っています。夏休みは英語と休み明けの試験勉強に格闘
しています。今回の離島僻地医療実習もこの IFMSA のメーリスで知り、前々から僻地医療にとて
も興味があったので応募いたしました。離島医療をありのままに知りたいといういうのが素直な
気持ちです。このような機会を与えてくださった先生方に感謝しております。是非この機会に多
くのものを吸収して新たなものに気づき感じることができるように屋久島班の皆さんと共に参
加していきたいと思っております。日本の西は修学旅行の大阪が最西なので西日本の皆さんと活
動できることが新鮮でとても楽しみです。まだまだ医学の知識もおぼつかなく自信はありません
がやる気はございますのでどうぞよろしくお願いいたします。では来週元気にお会いしましょう
☆☆
品岡玲
初めまして岡山大学5回生の品岡 玲(しなおかあきら)と言います。簡単に自己紹介をさせて
いただきます。出身は香川県です。高校時代から柔道をやってきて、今も医学部柔道部で活動し
ています。好きなものはデニムです!!(岡山児島はデニムのメッカですから)将来は外科系に
進みたいと思っています。今回、離島医療と屋久島に興味があり参加させてもらいました。いい
実習ができたらいいですね!!宜しくお願いします。
金井瑞穂
宮崎大学 5 年の金井瑞恵と申します。千葉県柏市出身です。大学で初めて宮崎に来ましたが、特
に夜の暗さ、星の綺麗さに驚きました。交通や遊ぶ所など不便は多いですが、自然を満喫できる
環境です。また大学では硬式テニス部に所属しています。今回の実習では、診療所の藤村先生や
スタッフの方々と、地域の方との関わり方を見せて頂き、僻地医療について知る事ができればと
思います。簡単ですが以上です。自己紹介遅くなりすみませんでした。どうぞよろしくお願いし
ます。実習楽しみにしています☆
下甑島コ ス
下甑島コース
薩摩川内市下甑 手打診療所
診療所外観
瀬戸上 健二郎先生
郵便番号
896-1601
住所/電話/FAX
薩摩川内市下甑町手打956 /電話 09969-7-0031/FAX 09969-7-0362
管理者(院長)
瀬戸上 健二郎
メールアドレス
[email protected]
診療科目
内科・外科・小児科
診療時間
平日 午前 9:00~午後17:15
土曜日 ・日曜日・祝日・・休診
病床数
19床
スタッフ
医師1人、看護師9人、事務4人、給食婦4名、介助員2名
設備
心電図、内視鏡、人工呼吸器、エコー、レントゲン、手術室、CT、血液透析器、生化学分析装
置、呼吸機能検査装置、血ガス分析器、Holter心電計
院長からのメッセージ
少ないスタッフで、離島医療の重責を担っている。そこでの住民との接し方や島の独自の医療
を体験してほしい。
MAP
約52km
瀬々野浦●
片野浦
●
●手打
●長浜
メンバー
(敬称略)
【担当:離島へき地医療人育成センター 特任教授 大脇哲洋】
・上木智博
・藤井佑樹
・前田歩
・山上文
(長崎大学4年)
(岡山大学5年)
(東京医科歯科大学5年)
(順天堂大学5年)
実習の流れ
【連絡先】
●大脇 哲洋
携帯 090-9569-4488
●嶽﨑 俊郎
携帯 090-1972-3912
●離島へき地医療人育成センター
●離島
き地医療人育成センタ
アドレス [email protected]
[email protected]
アドレス [email protected]
099-275-6898
099
275 6898
アクセス
JR鹿児島中央駅
JR串木野駅
JR
串木野新港
バス
手打港
フェリー
◆串木野新港まで
「鹿児島中央駅」で鹿児島本線川内行きに乗り換え「串木野駅」下車。
JR串木野駅より林田交通バス”串木野新港”行きに乗車「串木野新港」下車。
◆串木野新港から
甑島商船(株)の高速船「シーホーク」に乗船。手打港までは高速船で1便では150分、
2便で75分。
観光スポット
▼鹿島断崖(鹿島)
高さ200mの鹿島断崖には人形瀬、鶴穴などさまざまな名前が付いた奇岩
や大きな岩が点在しています。ここにはウミネコの営巣地があり、日本の繁
殖南限地として有名です。
▼ナポレオン岩
甑島西側の瀬々野浦断崖の中に、突き出た高さ127mの大岩です。横か
ら見ると人の顔に見えるのが、由来のようです。
▼手打海岸
打海岸
映画のラストカットにも使われた手打の町にある、全長約2キロに渡る美し
い砂浜。毎年海ガメが産卵するためにやってくることから、別名「海ガメの
里」とも呼ばれています。
▼しんきろうの丘
甑村青瀬で医者をしていた故・平田清氏が往診の際、この丘で見た蜃気楼
を詠んだものです。ドラマ「Drコトー診療所」にも度々登場します。
甑島の方言
ありがとう
おおきに
おはよう
おはよう
こんにちは
こんにちは
こんばんは
こんばんは
さようなら
さんばよ
具合はどうですか?
具合はどうな?
種⼦島コ ス
種⼦島コース
たのうえ
医療法人義順顕彰会 田上病院
病院外観
田上 容正理事長
郵便番号
891-3101
住所/電話/FAX
西之表市西之表7463/電話 0997
0997-22-0960/FAX0997-22-1313
22 0960/FAX0997 22 1313
管理者(院長)
田上 容正
田上 容祥院長
メールアドレス
診療科目
内科、外科、整形外科、脳神経外科、小児科、循環器科、眼科、麻酔科 、耳鼻咽喉科、皮膚
科、泌尿器科 、専門外来
診療時間
受付:7:30~17:00となっております。※予約センター0997-22-0933
(ただし、12:00を過ぎて受付された方は基本的には14:00からの診察になります。)
診察:9:00~12:30 14:00~17:30
病床数
一般病棟157床、療養型病床群45床
スタッフ
関連施設
介護老人保健施設 わらび苑、わらび苑 在宅介護支援センター介護老人福祉施設 百合砂
苑、訪問看護ステーション 野の花、田上診療所
院長からのメッセージ
施設の特徴・実習内容
田上病院は民間施設ですが、種子島の医療・保健・福祉の中心病院として活動しています。昭和44年に
診療所として開設されその後、平成6年に202床の中核病院となっています。しかし、県本土にある中核病院
と違い開業医のいない診療科目も多く、プライマリ・ケアから、鹿児島大学病院、鹿児島市立病院等と連携
して専門医療まで幅広く診療を行 ています また 訪問看護施設 老人福祉施設 医療機関の少ない中
して専門医療まで幅広く診療を行っています。また、訪問看護施設、老人福祉施設、医療機関の少ない中
種子町に診療所を開設し、島内の医療福祉の充実を図っています。また、公立種子島産婦人科医院は、島
民の強い希望があり、島内唯一の産科施設として平成19年1月に開設されました。まだ開設後新しい病院で
すが、田上病院小児科による新生児回診や2月にはオープンシステムでの田上病院での婦人科手術が行
われています。
今回の実習では離島の少ない医療資源を有効に使うために、どのような医療機関が連携して離島での地
域医療を支えて るかを学んでほし と思 ます。
域医療を支えているかを学んでほしいと思います。
実習日程は次ページ参照
種子島産婦人科医院
住吉 稔院長
病院外観
郵便番号
891-3101
住所 電話
住所/電話/FAX
西之表市西之表9952-1/電話 0997-22-0260
管理者(院長)
住吉 稔
メールアドレス
診療科目
産婦人科
診療時間
9:00~12:00,14:00~17:00
土・日・祝休診
病床数
スタッフ
設備
院長からのメッセージ
実習日程
時間
診療内容・実施予定
時間
診療内容・実施予定
月
9:00~12:00
オリエンテーション
内科外来、リハビリ
14:00~17:00
内科、泌尿器科外来
火
9:00~12:00
訪問看護ステーション
野の花見学
14:00~21:00
産婦人科、小児科検診
救急外来(18:00~21:00)
水
9:00~12:00
眼科、耳鼻科、透析
14:00~17:00
介護老人福祉施設 百合砂苑見学、グ
ループホーム見学
木
9:00~12:00
田上診療所(中種子町)見学
14:00~21:00
わらび苑見学
救急外来(18:00-21:00)
金
9:00~12:00
産婦人科外来
13:00~16:00
まとめ
メンバー
(敬称略)
【担当:離島へき地医療人育成センター 特任助教 根路銘安仁】
●1班
・相羽久輝
・熊本将也
・清水俊彦
・渡辺雫美
●2班
・松岡若利
・高橋巴久
・児玉泰介
・櫻井典子
(名古屋市立大学4年)
(九州大学)
(岡山大学5年)
(大阪医科大学5年)
(長崎大学5年)
学
(山口大学4年)
(東京医科大学4年)
(名古屋市立大学4年)
実習の流れ
【連絡先 】
●根路銘 安仁
携帯 090-2088-2977
アドレス [email protected]
●嶽﨑 俊郎
携帯 090-1972-3912
アドレス [email protected]
●離島へき地医療人育成センター
099-275-6898
MAP
わらび苑
百合砂苑 ●●
● 田上病院・野の花
病院 野 花
西之表港 ●●公立種子島産婦人科医院
約130km
● 新種子島空港
●田上診療所
● 宇宙センター
アクセス
鹿児島新港
西之表港
高速船またはフェリー
谷山港
西之表港
フ リ
フェリー
◆鹿児島新港から
鹿児島商船(株)の高速船トッピー、コスモライン(株)の高速船ロケットで約1時間30分。
コスモライン(株)のプリンセスわかさで約3時間30分。
◆谷山港から
鹿商海運(株)のはいびすかすで約3時間30分
鹿商海運(株)のはいびすかすで約3時間30分。
観光スポット
▼種子島宇宙センター
日本最大の宇宙開発施設。種子島東南端の海岸線に面しており、世界一
美しいといわれているロケット打ち上げ射場。
▼日本一の大ソテツ
樹齢600年以上樹高7メートル樹長10メートル根周り2メートル。この場所は
鎌倉時代からの法華派浄光寺の寺跡である。
▼鉄砲伝来の碑
1543年8月25日、種子島の南、門倉岬に鉄砲が伝わるきっかけとなった一
隻の明国船が漂着したことを記念して建てられた碑。
種子島の方言
ありがとう
おおきに・おおきんなー
おはよう
今日はめっかり申さん
こんにちは
今日はめっかり申さん
こんばんは
こんにょうめっかり申さん
さようなら
のっちぃよ
具合はどうですか?
あんばいはどうか?
屋久島コ ス
屋久島コース
屋久島町栗生診療所
診療所外観
藤村 憲治先生
郵便番号
891-4409
住所/電話/FAX
熊毛郡屋久島町栗生1743/電話 0997-48-2103/FAX 0997-48-2751
管理者(院長)
藤村 憲治
メールアドレス
[email protected]
診療科目
内科・耳鼻咽喉科
診療時間
平日8:30~17:00
木曜午後休診 ※月2回金曜午後、土曜午前 耳鼻科診療あり
病床数
2床
スタッフ
看護師4名、レントゲン技師1名、医療事務1名、訪問看護師1名
設備
心電図、内視鏡、エコー、レントゲン、CT、呼吸機能検査装置、Holter心電計
院長からのメッセージ
・離島で高齢化率約40%地域における無床診療所の役割
・地域における高齢者医療とは?
・高齢者の生活機能を支える医療とは?
目的を持って参加して下さい 聴診器は必要ありません
目的を持って参加して下さい。聴診器は必要ありません。
MAP
安房港
約130km
栗生診療所
約28km
メンバー
(敬称略)
【担当:国際島嶼医療学講座 講師 新村英士】
・吉川貴章
・高橋まゆか
・品岡玲
・金井瑞恵
(京都大学5年)
(日本医科大学4年)
(岡山大学5年)
(宮崎大学5年)
実習の流れ
【連絡先】
●新村 英士
携帯 080-3184-6410
アドレス [email protected]
●嶽﨑 俊郎
携帯 090-1972-3912
アドレス [email protected]
●離島へき地医療人育成センター
●離島
き地医療人育成センタ
099-275-6898
099
275 6898
アクセス
鹿児島新港
安房港
高速船またはフェリー
谷山港
宮之浦港
フ リ
フェリー
◆鹿児島新港から
鹿児島商船(株)の高速船トッピー、コスモライン(株)の高速船ロケットで約2時間30分。
折田汽船(株)のフェリー屋久島2で約4時間。
◆谷山港から
鹿商海運(株)のはいびすかすで約13時間
鹿商海運(株)のはいびすかすで約13時間。
観光スポット
▼縄文杉
確認されている太さ最大の屋久杉 背が低い樹形は、台風の常襲地帯に育つ屋久
確認されている太さ最大の屋久杉。
背が低い樹形は 台風の常襲地帯に育つ屋久
杉の特徴を表している。樹齢7200年という説もあるが 中心部が空洞になっており
その内側から採取した資料の科学的計測値は 2170年以上となっている。
▼ウィルソン株
標高1,030m 胸高周囲13.8m 推定樹齢3,000年屋久島最大の切り株。
約400年前に秀吉に献上する際に伐採されたとされている。1914年、ウィルソン
博士によって世界的に報じられた。
▼大川の滝
「おおこのたき」と読む。栗生から林道を約4km進むと屋久島で最大級のこの滝が
見られる。落差88mのその滝は、大変豪快である。日本の滝百選にも選ばれて
いる滝。
▼永田いなか浜
島内では最も大きな砂浜。産卵のために上陸してくるウミガメの数が多いことで
も知られている。ウミガメは5月~7月の夜上陸し、砂浜に穴を掘って産卵、屋久
島ではウミガメ研究会が中心となってシーズン中の上陸頭数、産卵数などの生
態観察を行っており、ウミガメの保護、監視に務めている。
屋久島の方言
ありがとう
おおきに
おはよう
おはよう
こんにちは
こんにちは
こんばんは
こんばんは
さようなら
ほなな
具合はどうですか?
具合はいけんな?
1 鹿児島県医師会館での打ち合わせ
(よかった点)
下甑班
・写真付き自己紹介の即プリントアウト!すごく
助かりました。
・他の島に向かうメンバーとも顔合わせができた
こと。顔写真の入った書類をもらえてメンバーの
名前と顔を確認できたこと。
・会場の医師会館が中央駅から近く、はじめての
場所であったが迷わず着くことができた点。
屋久島班
・他の班のメンバーの顔が確認できた。お金を先に支払うことができた。
・参加者全員や先生方と顔合わせをする機会になりました。またファイルがとても充実し
ていて、自分の班だけでなくすべての班の内容が理解できました。また、参加者の自己紹
介の文章を添えて下さったことが、仲良くなるきっかけとなり、とてもうれしかったです。
・いただいたファイルがよかったです。
・先生方と参加者全員の自己紹介がありアットホームな雰囲気で安心した。
種子島班
・最初に参加者全員の顔が見れたことです。
・遅れて参加したため、特に良い点はない。
・集合場所として大変分かりやすく、全員一度に顔合わせできたのがよかった。
・今回の離島実習の概要が参加者と共有できた点。実習前にこういう機会がないと実習後
に集まる意義も薄れていたと思う。
・実習前に一度、参加学生全員が顔を合わせられるのは良い。カラー写真つき自己紹介の
紙がいただけたのも良かった。
(改善した方がよい点)
下甑班
・班ごとに集まって座る(?)
・せっかく自己紹介の紙を配るなら、配る旨を事前連絡した方がよい
(自己紹介に空欄がたくさんあって残念だった)
・特になし。
・実習に行く前に、他の参加者の離島医療に対する考えを聞いてみたかった。(後で、どう
変わったかを見てみたかった。)
屋久島班
・顔合わせにしては少し短過ぎた気もします。
・出発までの時間が少なかったので、(ファイルには書いてありましたが)再度、
班ごとにタイムスケジュールを確認する時間があればより流れがわかりやすかった
と思います。
・医師会館の場所を事前に説明してもらえるとよかったです。時間が少し足りなかった気
がしたので、次回からは 30 分ほど早く集合してもいいと思います。
・ビデオとパソコンを渡されたがビデオの PC での編集の仕方がわからず発表当日にあわて
て先生に確認して編集したので、この初日の打ち合わせの段階にビデオ編集のプログラム
についての説明をしてほしかった。
種子島班
・もう少し参加者同士が話せる時間があると良かったかも。
・もっと具体性のある説明がほしかった。実際に離島医療を体験し、我々学生に何を求め
ているのか?どういう成果を期待しているのか?が全く分からなかった。頂いたファイル
もどう利用するのか分からず、荷物になるだけだった。他の班の方と話す機会があったら
良いと思う。そうでなければ、あまり全員で集まる意味がない気がする。
・特に思い当たらない。
・特にないです。しいて言えば集まる必要はあったのかなってとこです。
・あの時点でグループごとに分かれていたほうが名前を憶えやすかったと思います。
・特にありません。
・ただ、できることなら、参加者同士が(先生方も含めて)実習に行く前に離島医療に対
して思っていることを議論しあう時間があれば、実習後にシンポジウムをすることで自分
が考えていたことの変化をよりわかりやすく感じることができたかもしれない。
平成 20 年 8 月 19 日集合写真(於
鹿児島県医師会館)
2 離島までの移動手段
(よかった点)
下甑班
・大脇先生のご厚意!少しずつメンバーが打ち
解けて行った。>
・大脇先生が甑島まで送ってくだされその途中
で離島医療に対する話を聞けたことで島の医療
の問題点を考えれたこと。
・フェリーだったので、同じ班の人たちと話す
時間が十分にあった点。
屋久島班
・時間も短く、快適でした。
・タクシーを使っての港までの移動や、フェリー
のチケットを用意していただいて
いたことなどがあって、とてもスムーズに離島に
到着できました。
・トッピーの乗り場までタクシーで送ってもらい、
また屋久島から民宿までレンタカーで送っても
らい荷物が重たかったので大変助かった。
種子島班
・トッピーに乗れたことです。
・舟の手配がしてあり、港までタクシーで送迎
があり、びっくりした。
・トッピーは実際に住民の方が頻繁に使われて
いるもので、体験できて良かったと思います。
あまり鹿児島からの距離感も感じることがない
移動手段であり、種子島の方の安心につながっ
ていると感じました。
・班のみんなと一緒に移動できた点。
・トッピーで良いと思います。(他にどんな移動手段があるのか知らないので…)
(改善した方がよい点)
下甑班、屋久島班、種子島班
・ほぼ全員が特に無しとしていたので割愛。1 名以下の意見がありました。
・今回高速船でしたが、普通のフェリーになると時間がかかって負担になるかと思います。
3 実習先(診療所、病院等)について
(よかった点)
下甑班
・診療所だけれども病院に近い。ベッド数も多く、
外来から病棟まで満遍なく見学できた。
・看護師、研修医の先生を含め皆さんが暖かく対応
してくださったことと実習に行った3日のうちの一
日が往診の日に当たっていて見学させてもらえたこ
と。
・①Dr.コトーのモデルである瀬戸上先生のいる手打診療所で実習ができた点。
②出張診療所(木曜日のみ)や往診、在宅の様子を見学できた点。
屋久島班
・本当に僻地の診療所であったこと。先生が自
分の考えをしっかり私たちに伝えてくれたこと。
在宅診療があったこと。
(地域の人の生活を見る
ことができた)患者さんが温かく接してくれた
こと。
・藤村先生がとても親切に対応してくださった
ことはもちろんですが、資料を用意してミニレ
クチャーのような形で屋久島の栗生地域につい
て、医療だけでなく人々の生活や、高齢社会の抱える問題などを教えてくださったことが、
とても勉強になりました。また通常は在宅診療を行わない曜日に、特別に患者さんのご自
宅に訪問させていただいたり、お忙しい中、屋久島をドライブで一周してくださったり、
また診療所だけでなく、デイケアセンターの訪問もさせていただきました。これら全てが
あって、藤村先生が栗生地域の人々の生活を支えるためにされていることの偉大さや、地
域の生活者の一人である藤村先生の存在について、実感することができました。
・先生に張り付いて行動を共にすることができました。また、先生は事前に講義の資料を
用意して下さいました。訪問診療やデイサービスも見学することができました。
・島民の生活の中にある診療所であったこと。(徳
州会のような大きな病院より興味があるから。)小
さな診療所でありながら CT などの設備がしっかり
している点。藤村先生が診療実習だけでなく勉強会
を開いてくれたこと。デイサービスや訪問医療、ケ
アマネージャーやヘルパーさんとの打ち合わせも
見せてくださり診療所の全体を2日間に凝縮して
くださったこと。島を愛する藤村先生がいたこと。
種子島班
・田上診療所:先生が教育的で楽しかったです。
・せいざん病院:見学しただけでしたが、イン
パクトが強く面白かったです。ただ、全体的に
話が多かったような気がします。
・昔ながらの精神科病棟が見れたこと。
・診療所や老人施設の医師やスタッフがあたた
かく受け入れてくれ、大変丁寧に説明もしてく
ださったことがよかった。
・田上病院では離島医療での孤立無援の大変さ
というよりも、どちらかというと、各科の医師
数を揃えるということの重要性と、それに伴う
困難に関して認識させられました。
そういった意味でほかの島でのような一人で
何でもしなければならない実情といったものに
関しては種子島になかったのですが、反面「一
定の医療のレベルを保つ」ということにはそれ
までに比べて大いに学ぶことがありました。
・田上病院やせいざん病院、産婦人科など、短い間でも色々と見たり、先生もお話してい
ただいたり、診察の実習もすることも出来、良かったと思います。
・種子島の産婦人科、精神科病院を見学できた
のは大変有意義だった。島の産婦人科、精神科
を見学できる機会はそうないからだ。特別養護
老人施設での先生の話は大変熱いものを感じた。
・田上診療所では学生の受け入れる態勢も整っ
ていたし、島の先生、看護師さん、患者さんの
人柄の良さを感じられてとてもよかった。産婦
人科医院では、患者さんの許可が必要なので待
ち時間が若干多かったですが、住吉先生がい
ろいろ教えてくださったり先生の優しい人柄
に触れることができよかったと思います。
(改善した方がよい点)
下甑班
・特に無し
・①実習生が4人であったこと。往診に行く際、5人乗りの車に看護師の方が乗れないか、
実習生が1人乗れなくなったことがあった。
②手打診療所以外の診療所で働く医師にお会いできなかった点。瀬戸上先生以外の医師が
甑島でどのような気持ちで働いているのかを聞いてみたかった。
屋久島班
・二日間ではなくもう少し実習することができたら、見学ではなく体験できたと思います。
・先生の御都合もあるので難しいところもあると思いますが、一日の流れがわからなかっ
たことに多少戸惑ったので、可能であれば教えていただいていればうれしかったです。
・できれば実習期間を延ばしてもいいかもしれません。少し尺が足りない気がしました。
・思いつきません
種子島班
・種子島は離島という印象を感じさせなかった。それは、種子島としての医療が成り立っ
ていたからだ。如何にして本土と連携を取っているのか、離島ならではの苦悩、他に頼る
ことが出来ない重圧など、全くもって感じることが出来なかったのは、この実習の意図す
るものと異なる気がする。というより、種子島と屋久島・甑島との差があまりに大きいと
思う。種子島で見た病院は、本土で見る病院となんら変わりなかった。種子島は種子島な
りの医療体制があり、離島医療としての一つの形を取っているのかもしれないが、せっか
くの機会であるから平等にして離島医療を学ばせてほしい。特に学生が抱く離島医療は Dr
コトーだと思うので、そういった意味で、参加した学生にとって種子島の医療は落胆する
ものだと思う。
・行けない実習先があるので始めに希望を聞いて欲しかった。
・田上病院は離島実習とあう枠組みから外れている気がします。
・ただ、種子島についていえば、いわゆる”離島医療”は見ることができなかったのが残
念だ。今回参加した目的の一つに長崎大学のポリクリでの五島実習では体験できなかった
ような、本当に人材の不足しているような僻地での医療を見てみたいという思いがあった
が、種子島の医療は田上病院を中心としてある程度確立されている印象を受けた。離島医
療には島それぞれにそれぞれのかたちで医療があるので、こういうかたちもあると知るこ
とができたのは大変よかったが、もしまた参加する機会があるとするなら甑島にも行って
みたい。
・田上病院、わらび苑に関しては時間が余ってしまったのが残念でした。
・産婦人科:先生は教育的なのですが、ほとんど部屋で待っていただけでした。
・わらび苑:ここも時間が大量にあり、自由に入居者さんと話してくださいというのが辛
かったです。
4 実習先の宿泊施設について
(よかった点)
下甑班
・全て
・二階建ての研修医用の建物に宿泊させていただきま
したが、男二人で一階の広い部屋(10 人以上泊まるの
も可能な)を使わせていただきとても快適に過ごすこ
とができました。洗濯機、乾燥機、冷蔵庫、キッチン
など設備も整っていました。
・実習生・研修医の利用する施設に泊めていただき何
の問題もなかった。
・海からも近く、楽しかった。
・他の班と比べ、食事も診療所側が準備してくださるなど、恵まれていた。
屋久島班
・民宿であり、地域に交わることができた。診
療所に近く、スーパーもあった。相部屋であっ
たこと。
・食事のいる、いらないは食事の1時間前くら
いまでに言ってくれればいい、などかなり融通
をきかせていただきありがたかったです。診療
所からも近く、ストアーも近くにあり、川沿い
で景色もよく、最高でした。
・漫画喫茶がありました。
・診療所から歩いてすぐだったこと。2 階に漫喫がありユニークで面白かった点。民宿のお
じさん方が親切だったこと。部屋の窓の外がすぐ川で景色が良かったこと。
種子島班
・仲間との距離が近い点です。
・班員との距離が密接で合宿しているようで良
かった。
・海が目の前にあり、建物も大変綺麗で、過ご
しやすかった。
・合宿みたいにみんなと寝食をともに出来たと
いうのはよかったです。
・テレビがつかない以外は満足でした。
・想像以上にきれいで、海も近く、バーベキュ
ーセットなどもあり、星空も綺麗で、大変満足でした。
・班のみんなと一緒の空間で(さらに先生方とも)寝食を共にできたという点。
・海の家、楽しかったです。
(改善した方がよい点)
下甑班
・特に無し
・なし
・特にありません。
屋久島班
・このままでよいと思います。
・風呂が壊れていて、湯船につかることができませんでした。
・部屋のドアが閉まりにくかったこと。男女が同じ浴室だったこと。
種子島班
・特に無いです。
・男女の境がないのは、流石に女子には辛いと思う。
・全員同室なので、下着の干し場に困った。(大人数だったので男女同室はさほど気にはな
らなかった。
)
・ただ女性には男性と一緒に寝るというのに抵抗がある人がいると思うのできちんと事前
にどのような所に泊まるのかアナウンスすべきだと思う。
・9 人同じ空間でいるなど、女性には厳しい環境だったのではないでしょうか。
・女性陣からからすれば、種子島の宿泊施設は男子と何も隔てるものがなく、かなり不自
由をしていた印象を受けた。
・できれば寝る場所は男女分けたほうがよいと思いました。
5
霧島自然ふれあいセンターでのシンポジウムについて
(よかった点)
下甑班
・島の数だけ離島医療がある、を実感。
・他の島の現状を知ることが出来た。
・各班の発表を聞くことでそれぞれの島における病院
の機能の差を知ることができた。
・会場がそこそこ広かった点。
屋久島班
・各班の実習内容や、各島での医療の違いについ
て知ることができてよかったです。藤村先生の行
っている医療が離島医療の全てだと思っていた
ので、それぞれの離島では環境も異なっていてい
るし、それぞれの考えを持った医師がいて、それ
ぞれの離島医療を行っている、ということに気づ
くことができました。それぞれみんなの考えたこ
となども聞けてとても良い機会でした。
・それぞれの班の本音を聞くことができた。自分たちの班内で意見を議論することができ、
またまとめることができた。
・それぞれの班が真剣にスライドを作っていて、各島の特徴がよくわかりました。各班 30
分の持ち時間は適当だったと思います。
・それぞれの島の診療所の様子がわかって違いや共通点がわかったこと。実習内容がさら
に深まった。発表の仕方が自由でそれが班のそれぞれの特徴を出せていて良かった。鹿児
島大学の学生さんと話せたこと。修了証をもらえたこと。
種子島班
・他の島の報告が聞けた点です。
・全くなし
・他の班がどういった実習を行ってきたかがよく
分かった。
・他の班の発表が聞けたのが良かった。
・いかなかった場所に関する他のグループの意見
が聞けてよかったと思います。
・他班の発表を聞いて、他の島の離島医療の実
際も知れてよかったです。
・人の前でプレゼンをするということ、こうい
う機会は多いほどいいと思うので、貴重な機会
となった。また、それぞれの島での医療につい
てそれぞれの班が感じたことを聞くことがで
きたことは有意義だった。
・屋久島、下甑島の医療は種子島とは違ったの
で、発表を聞いてへぇ~と思うこともあったし、
みんなの考えも聞けてとても有意義でした。
また、自分たちのスライドをメンバーで協力し
て作った時間は大変だったけどとても楽しかっ
たです。
(改善した方がよい点)
下甑班
・教室が縦長すぎた
・先生方の所感を伺いたかった。
・時間がなかったのでどうしようもないですが、鹿児島大学の先生方が実際に感じている
離島医療の問題点についての話もお酒が入らないうちにお聞きしたかったです。
・時間が少なく、質疑応答の時間が十分になかった点。
参加者同士の班を超えた意見交流ができなかった点。各班1名ずつとチューターの先生を
置き、テーブルごとにディスカッションするような時間があれば、他の班がどういう経験
をしてきたのかがわかったと思う。
屋久島班
・質問タイムがほしかった。
・到着してから発表までの時間がもう少しあると思っていたので、動画を取り込んだりす
る準備にあわててしまいました。入浴時間にも不便を感じました。
・各班の発表が終わった後の時間が足りなかった気がしました。各島の違いについてもっ
と話し合えればよかったです。
・時間的余裕がもう少しほしかった点。
種子島班
・宿泊施設の規制が強かったため、最終日のイベント全体がうまく楽しめませんでした。
・何の目的でやってるのか全く分からない。形式的に発表という形をとったが、内容は見
てないと言ってるようなものだ。時間がないのは分かるが、先生からのコメントも一切な
し、学生からの意見交換も一切なし、これではやっている意味がない。それぞれ離島医療
を体験した最終成果であるのに、あんな終わり方では「この実習何だったの?」と思われ
ても仕方がない。これでは、せっかく 3 つのコースを用意した意味がない気がする。せっ
かくやる気のある学生が集まっているのだから、もっとディスカッションする時間を増や
してもいいと思う。結局、3 つの島の違いについて誰も何も言わないし、発表内容について
も先生は何も言わないし、総括がなく、何がしたいのかよく分からない。
・見学施設の映像をもっと見たい。
・各グループが説明するだけでなく、何らかのテーマに関してそれぞれの体験を基にディ
スカッションできる場があればより面白かったかなと感じます。
・特にありません。
・今回はプレゼン後に時間が足りずにみんなの意見を聞けなかったのが残念だった。
・発表用のスライドを作る時間にもう少し余裕があればよかったと思います。
6 霧島自然ふれあいセンターの宿泊について
(よかった点)
下甑班
・安い。・費用が安かったこと。・霧島だったところ。
屋久島班
・温泉がついていた
・違った班の子や大学院の方との混合の部屋割で、新たな交流が持ててよかったです。
・温泉があってよかったと思います。立地も空港や鹿児島市街地からさほど離れていなか
ったように感じました。空調は使えなかったですが、暑くなかったので大丈夫でした。
・他の団体の子供達がけなげで癒された。センターの方々が素朴で元気でよかった。
種子島班
・特に無いです。・なし・安い。・温泉街の雰囲気、安さ。・経済的だった。
(改善した方がよい点)
下甑班
・せっかくだからゆっくり温泉に(夜)入りたかった。
・10 時に懇親会が終わってから、部屋で二次会が(飲食込みで)できれば、もっと交流が
深められた。
・他の島に行ったメンバーとはふれあいセンターでしかゆっくり話す時間はなかったので
すが、時間の制限が多くて話す時間、場所も限られてしまった点が残念でした。温泉も発
表の前の短い時間だったため結局入れなかったです。
・冷房や風呂の時間。2次3次と交流を深められなかった点。
屋久島班
・温泉に入る時間が限られていた。打ち上げの時間が限られていた。最後の日なので、班
の仲間ともう少し飲んで語り明かしたかった。
・特にありません。
・空港や市街地からどのくらい離れているのか・どのくらい時間がかかるのかを実習開始
前に教えてほしかったです。空港までどのくらいかかるかわからず余裕をもって航空券を
購入したので、空港で長時間待たされる羽目になってしまいました。
・お風呂の時間が短かったこと。
種子島班
・風呂に入れない、部屋が狭い、ベッドが二段ベッド、部屋に冷房が無い、部屋で飲食が
できない、10 時に鍵が閉まる、謎の朝礼がある、掃除がある、食事が弁当、自動販売機が
無い、などの点です。
・入浴の時間帯が中途半端な上、短すぎる。
・風呂時間が短かった。
・スライド製作や話し合いなどを行いながらでは、あそこのルールにのっとって行動する
のは難しいのと、鹿児島から遠いのではないかとおもいます。
・お風呂や会食の時間の厳しさ。
・規則が厳しすぎだと思いました。お風呂もっと自由な時間に入れればなぁと思いました。
7 参加するに当たっての費用(概算)
(鹿児島まで来るのに)
下甑班
・往復4万円くらい・1 万7千円・高速バス 5000 円
屋久島班
・往復 12000 円・往復で5000円・30000 円・43000 円
種子島班
・7 万円強・0円(鹿児島県内の病院実習に参加したため)・約1万円…バスと新幹線・六
万円・3750 円・20000 円・往復で4万円以上(もっと安く行けたが予約が遅くなってしま
った)・6 万円くらい
(今回の実習で使った)
下甑班
・1万5千円くらい・1 万円・1000 円(雑費)+フェリー代(甑島~串木野)
屋久島班
・20000 円・2万円(トッピー代含めて)・10000 円・トッピー代 9000 円+保険1200円
+食事代 5 千円+バス代 2 千円?で合計大体 17000 円
種子島班
・2 万円弱・18000 円・約 8000+7000 円…往復高速船と食費、宿泊費・二万円くらい・約
15000 円・35000 円・1万円くらい?・1万ちょっと?忘れてしまいました…
8 今回の実習全般を通しての感想
(よかった点)
下甑班
・離島医療に入門を果たせた。
・しかもずっと行きたかった甑島に、正式なプログラムを通して行けた。
・離島医療に限らず、医療全般に熱い passion を持った同年代の医学生に出会えた。
・鹿児島大学の熱い先生方とお会いできた。
・いろんな大学の人達と出会え、特に同じ班の人達とは医療の問題について夜遅くまで話
し合うということができたことは今までにない経験で刺激になった。
・・鹿児島大学から金銭的に援助をいただき、円滑に実習ができた点。手打診療所では個
人でアポイントを取っている医学生もいたが、彼らを見ていると港への移動手段や金銭的
な面、出張診療所に行けた点など、さまざまな点で優遇されていたと思う。また、島の方々
も実習生に慣れているのか、島民とコミュニケーションを取る際にも特に苦労することは
無かった。
屋久島班
・地域に密着した医療をしっかり体感することができた。メンバーととても仲良くなった。
・他大学の学生向けに、このように本当に素晴らしい機会を与えてくださったことに感激
しています。大学の掲示板を通して今回の実習について知り、さまざまな医療の在り方を
学生時代に見ておきたいと思い、思い切って応募しましたが、このように素晴らしい経験
をすることができて、本当参加することができてよかったと思っています。全国の大学か
ら同じ様な思いを持って参加した学生たちと知り合うことができたことにも感謝していま
す。藤村先生や屋久島の人々、学生、鹿児島大学の先生方など、人との出会いや繋がりか
ら学ぶことや得ることは本当に多く、これらが自分を支えるものになるんだと、今回改め
て実感しました。
また、実際に足を運んで体験したことは、本などで勉強したり聞いた
りすることの何倍もの理解につながり、また新たな関心や興味へとつながるのだと実感し
ました。本当に学ぶことの多い実習でした。ありがとうございました。
・全国から公募して、いろいろな大学の医学生と交流ができてよかったと思います。この
ような機会をご用意下さり、ありがとうございました。
・先生や学生など関わった方々が皆さんとてもフレンドリーで自然体でのびのびと実習で
きました。それぞれの個性を認め発揮できる環境でした。全国の医学生とたくさん話し今
後の将来の医療にむけてさらにやる気になりました。高齢化医療に対して実習前は漠然と
した不安だけがありましたが実習後は現状の把握により具体的な対策や方向性が見えてき
ました。医学を志す仲間が全国にできたことによって日本全体に視野を向けやすくなりま
した。今でも屋久島班のみんなとは連絡取り合っています。とにかく島での実習や発表会
を通してとても内容の濃い経験ができて応募して心から良かったと思います。
種子島班
・島での生活を仲間と楽しんで、病院もちょっと見れたという感じです。
・他大の医学生とふれ合えたこと。地方だとなかなか他の医学生と知り合う機会がないの
で、良い意味でとても刺激になった。
・離島医療というもののイメージが変わったのと、イメージ通りの離島医療も客観的に見
れるようになったこと。色々な人が集まっており、医療や教育に関して討論し、毎日一緒
にごはんを食べ、遊んだこと。
・熱意のある医学部生と接する機会が持ててよかった
・想像していたものよりは実情が違っていて考えさせられたのと、いろいろなところから
来た参加者と接するのは刺激になりました。
・実習では様々な立場の先生方の話をお聞きすることができ、勉強になりました。また、
種子島班は班の雰囲気が素晴らしく、楽しく、充実した実習が出来たと思います。
・全国公募という形で参加者が決められたため、多くの地域から参加者が来て、それぞれ
でやはり考え方が違っていて面白かった。離島医療についても意見交換という形でそれぞ
れの島の医療の違いを知ることができて一石三鳥だった。長崎大学でもポリクリで上五島、
下五島、対馬の3つのコースがあるが、このような意見交換をする機会はない。
・とにかく種子島メンバーと一緒に過ごせたことが楽しかったし、刺激になりました。
(改善した方がよい点)
下甑班
・霧島の温泉以外は、特になし!
・もう一日島でゆっくりする時間(実習以外で)があれば違う角度から島をじっくり見て、
周り、島の人と交流する時間もあり、より島についての理解が深まったのではないかと思
います。
・・実習生が4人であった点。意識の高い4人が班員であったため、スライドを作るとき
などは個人の微妙な意見の相違を聞くことができ討論を深められたという点ではプラスに
働いた。他方、先に述べたように、見学する際には人数が多くてマイナスに働くこともあ
った。
・他の班にも意識の高い学生がたくさんいたと思うので、他の班の人と意見交流をしたり、
時にディベートしたり、さらにはあるテーマについてディスカッションする時間があった
ら、他の班が学んできたことをもっと知ることができたと思う。交流会の時間があったが、
その時間はどうしても「交流」だけに徹してしまい、実習内容についてはあまり話さなか
った。
屋久島班
・もう少し期間を長くしてもよいと思います。
・診療所を訪問できる人数には限りがありますが、多くの学生がこのような体験を
する事ができれば素晴らしいと思います。来年度からの募集などに関して、体験記
を載せるなどすると興味が湧きやすいかもしれません。何か手伝えることがあれば
おっしゃってください!
・投稿フォームがちゃんと機能するようにしたら便利だと思いました。
・参加者の決定が遅かったので航空券や安いチケットがとりにくかった点。実習の記録を
書いたが誰にも読まれなかった点。アンケートは実習直後のほうが鮮明で良いかと思いま
す。
種子島班
・すぐにベストな案は思い付きませんが、肝心な離島医療に関われた機会が基本的に
passive なものであった印象を受けたので、もう少し学生が active になれるイベントを企
画していただけるとより充実したものになるかと思います。
・離島実習。せっかく離島に行っているのだから、離島ならではの医療を体験したい。
・実習先を教えておいていただきたい。
・実際に種子島の住民の方に、昨年産婦人科がなくなったときの事や、島の医療について
どう感じているか、不安感や、本土に移住したいと思うか、などもっと積極的に聞ければ
良かった、と思いま
した。
・全体的に時間的に
窮屈だった。
・もう少し期間が長
くてもいいと思いま
した。島を観光する
時間があるとなおよ
いと思います。
9 今後行ってみたい離島(もしくは、どのようなところ)
下甑班
・屋久島、与論島
・与論や奄美のような南の方(少し生活環境の違いそうな所)に行ってみたいです。
・離島に限らず、大隅の方も医療が崩壊しているという話を聞くので、「陸の孤島」のよう
なところに行くのもよいと思う。
屋久島班
・地域に密着した医師がいない地域。例えば定期的に医局から派遣されているような。
・与論島
鹿児島本土から本当に遠く離れた離島で、素晴らしい先生がいらっしゃ
ると伺ったので、また海も本当にきれいだと伺ったので行ってみたいです。
・奄美大島のような人口の多い離島、下甑島といった本当に一つの診療所しかない離島
・与論島や僻地のホスピス。
種子島班
・今回見れなかった医師が一人のような小規模な離島はもちろんですが、他の中規模な離
島にも行ってみたいです。
・甑島。本土との連携、離島ならではの苦悩・重圧などを感じれるところ。
・ドクターコトーのモデルである下甑島。本土送還のできない奄美諸島。
・屋久島
・離島に限らず僻地というのも関心がわきました。
・沖縄や北海道などの離島やへき地に行ければ、行ってみたいと思います。
・甑島、鹿児島の与論やその他の島にも行ってみたい。
・いろんな国の病院、診療所などを見てみたいです。まずはアジアの病院を訪れてみたい
です。
10 貴方の離島医療に対する関心はどう変化しましたか。
下甑班
・この先の人生で、実際に取りうる選択肢として認識できるようになった。
・今回の体験でいくつか気づいたことがあるのですが、医療だけでは島の環境は変えるこ
とは難しく、行政の力が加わって初めて満足のいく医療を行っていけるということ。あと
これは離島医療に限ったことでないですが、医者の熱意だけに頼っていくシステムではな
く給料、ローテーション、研究など実効的また魅力的な医療システムを島に持ってこない
と高齢化して人口が減っていく島では医療が成り立たなくなっていくと感じました。
そのような問題点をどうやって克服していけばいいのか、現在何か対策が立てられつつあ
るのか、問題点がわかった分関心は深くなっていっています。
・①私も様々な離島に行ったつもりではあったが、甑島は今までいった中で最も田舎であ
り、カルチャーショックを受けた。
「離島」とひとまとめにされるが、その形態は島によっ
て違うということを改めて再確認した。
②「往診」のようないかにも離島っぽい医療が離島医療(地域医療)と考えていたが、「往診
も離島医療の一つの形に過ぎず、手打診療所で行っている外科治療も離島医療であり、内
科的処置も離島医療である。離島医療(地域医療)とは地域包括医療である。」という趣旨の
瀬戸上先生の言葉に改めて、考えさせられた。
③私は離島同士で医療は異なるということには実習前から気が付いていたが、瀬戸上先生
の「国際医療とひとまとめにされるが、外国にも当然、『地域』があり、その形態は地域ご
とによって違う。」という趣旨の言葉に、甑島にいながら、とても広い視野で離島医療を考
えていることに感銘した。まったく海外の医療に興味のなかった私であるが、今後は海外
の中の地域についても考察し、日本に応用できる点はないのか探究していきたいと考える
ようになった。
屋久島班
・人生の選択枝の一つになった。
・実習に参加する前は、十分な医療が提供できていないというマイナスのイメージを抱い
ており、その中でどのような医療が行われているのかを知ることができればと思っていま
した。しかし実際に藤村先生から教えていただいたことは、患者さんの疾患にどう対応す
るか、ということよりも、いかに島の人々の生活全体を考えて、支えていくことができる
かということでした。そのためには、高齢社会が抱える問題点(介護施設の不足、老老介
護、独居老人など)や、医療費や介護保険料が家計を圧迫しているということなどの生活
における問題も、理解することが大切だということを知りました。そして、医者一人と少
ないスタッフで地域を支えていくというプレッシャーの中でも、可能な限り人々を支えよ
うと努力されていることを実感しました。また、このような努力のおかげで、地域の方々
は安心して、医療を受けることができているということも実感しました。このような点は
今回の実習に参加したからこそ得られた視点だと思います。都会では病院という本来は非
日常の空間に患者を置き、患者を日常生活から切り離してしまうことが当然のように行わ
れていますが、そのような環境においても、患者さんの日常生活に思いを馳せ、入院前や
退院後のことも考えることで、よりよい医療ができるのではないかという視点を、離島医
療から学びました。
・離島の人間くささが好きになりました。また、将来の日本を占う上でも重要な位置づけ
がなされることに気付けました。各班の発表を聞いて、離島とひとくくりに扱うことも難
しいのだと思いました。
・若い時は専門医としてある分野をきわめるのも良いが将来的にはプライマリヘルスケ
ア・地域医療に貢献できる医師に魅力を強く感じるようになった。さまざまな症状や疾患
の患者の初診になる医師の技量や実力の高さにも尊敬を感じるようになった。藤村先生の
ように患者に対する温かさと島や医療の現実を冷静に見据えるビジネスとしての技能も離
島で診療所を支えるには重要だと思った。早速東京に帰ってきてプライマリヘルスヘアを
実践するバルア先生の講演会にも行ってきた。今回の実習を通して医者の将来の選択肢が
また1つ増えたことは確実である。人や暮らしを見る人間らしい離島医療に医学の大切な
部分を見ることができた。自分にとって人生で何が大切で仕事に何を求めるかは自分の価
値観次第であるけど、人との関わりを大切にできる医師として仕事をしていきたいと思っ
た。
種子島班
・関心は基本的には変わっていませんが、島で見てことや、根路銘先生のお話によって離
島医療に対するイメージが少し浮かぶようになったので、将来の選択肢として考え易くな
りました。
・前よりも具体的に考えることができるようになったので良かった。
・将来離島医療に携わりたいと思った。
・始めはどんな人が離島医療に関わっているか全く想像できなかったが、自分が関わるこ
とになってもおかしくないと思った。今回あまりドクターコトー的な人には会えなかった
がプライマリケアを専門にしていくなら将来離島医療に関わってもよいうのではと思った。
・医療を行う個人というよりも、その地域でどの程度の医師がいてどんな医療水準にある
のかにも興味を持つようになりました。
・漠然と、「将来的には離島や僻地の医療に携わりたい」、という思いがあったのですが、
やはり色々と一人にかかるプレッシャーの大きさや、環境に対する不安感は大きいもので
した。離島医療に関わる先生方を見て、医者が一人の地域住民として地域に積極的に関わ
っていく意識の大切さや、患者さんの全てを把握するぐらいの責任感の強さを知って、自
分の感じている不安などが小さいものだと思いました。また、地域医療を支えるのが一人
の医師ではなく、システムとして機能させていくことが大事であるとわかり、これから自
分が医者となってしばらくは、離島医療に長年携わるようなことはないと思うけれど、地
域や離島の住民の生活を守る為に、そのようなシステム作りには積極的に声をあげて、応
援していかなければいけないな、と思いました。
・正直大きな変化はなかったが、これまで離島医療に対して持っていた人手不足で大変厳
しい環境にあるというようなイメージは壊され、それぞれの島にそれぞれの医療があると
いうことを知った。種子島のようなある程度の規模の島では、中心となる病院があり、そ
れと連携しあって周りの病院が存在するという形をとるということを実感できた。それが
また一つの離島医療の形であるということを知れたのも自分の中で大きなことだった。離
島医療への関心は今回の実習でさらに高まった。
・思っているより離島の医療は充実していることが分かりました。また、離島はヒトの出
入りが少ないことから臨床疫学の分野からは魅力的であることを知りました。さらに島は
規模が小さい分、医療の体制などが行き渡りやすいと思うので、日本全体で何か新たなシ
ステムを導入しようとしたとき、まず島で実験的導入などして、島が医療最先端になって
いけるのではと思いました。
第1回離島へき地医療セミナー(全国医学生)を行って
離島へき地医療人育成センター
センター長 嶽崎俊郎
このセミナー(実習)の趣旨は、離島医療の現場を体験し、地域医療ロールモデルの1
つとして、離島医療システムと現場における医師の役割を学ぶことである。この趣旨に
賛同して全国 12 大学から集まった 16 名は、いずれも地域医療に高い興味と意欲を持
った優秀な学生達であった。
実習先での様子は、鹿児島に帰ってきてからの霧島でのミニシンポジウムで報告し
てもらった。このミニシンポジウムでの発表内容は、異なる離島で実習を行った学生だ
けでなく、実習を計画した教員側にも有益であった。発表内容では、医療資源が限ら
れている医療現場におけるプライマリ・ケアの重要性、およびプライマリ・ケアには高い
臨床能力が必要であることがより現実的なものとして理解されていたと思う。また、離島
医療と一言で言っても様々な現場が存在することも理解してもらえたと思う。特に、種
子島グループは、離島中核病院での実習が中心であったため、離島診療所のイメー
ジとは異なり市中病院と余り変わらない機能に逆にとまどった様子もあった。しかし、専
門医療は離島でも必要であり、住民も望んでいる。離島では限られた医療体制の中で、
いかにして専門医療を確保しているかも理解出来たと思う。また、種子島クループは
産科医療も体験した。この体験では、産科医療崩壊の危機に対し、どのように対処し、
乗り越えたかを知ってほしいと考えた。医療関係者、医師会、大学、行政、住民が一
体となって対応に当たり、その中で重要なキーパースンがいたことなど、厳しい医療体
制を再構築する上で参考になるモデルである。一方、下甑や屋久島グループは、福
祉・介護を含めた地域包括的医療に診療所が重要な働きを担っていること、さらに、全
人的医療の実体験も出来たと思う。これらの体験は、これから医師と育っていく上で、
学習意欲を増すとともに、どの様な医師を目指すべきかについてより深く理解するた
めに有用であると思う。また、学生もそれぞれ異なる考え方を持っていること、その中で
お互いを解りあうことの重要性も体験できたのではないだろうか。
初回の取組みであったため、時間配分や人数など今後、検討すべき課題はあるも
のの、今回の実習で医学生に離島医療の現場を広く体験してもらうことは有益であっ
た。このことは、学生達のレポートをみても十分に理解されていた。当コースを行うに当
たっては、瀬戸上健二郎先生、藤村憲冶先生、田上容正先生、田上容祥先生、住吉
稔先生に熱意ある実習を行って頂きました。また、離島へき地医療人育成センターの
大脇哲洋先生、根路銘安仁先生、藤原由紀子さん、新川佳美さん、国際島嶼医療学
講座の新村英士先生、小野原美絵さんには周到な準備と実務に対応して頂きました。
この場を借りて、深謝いたします。今後、課題を改善しながら、全国医学生に対する離
島へき地医療セミナーを是非、継続、発展させていきたいと考えています。
2008 夏季全国医学生離島実習を企画して
離島へき地医療人育成センター
大脇哲洋
「いるところにはいるんだ!」素直な感想がこの一言。今回の我々の企画に参加してく
れた 16 名の医学生は自分たちの取り組む医療を真剣に考えていた。さすがである。何が「さ
すが」かと言えば、今回の企画は、基本的に交通費は自己負担だったこと、夏休みの貴重
な時期であったのにもかかわらず参加したいと希望し、実際に参加したことである。自分
と比較して申し訳ないが、医学生の時期に日本のこれからの医療など考えもしなかった自
分と比較して、彼らの地域医療への関心の深さには感銘さえ受けた。
嶽﨑教授が学生を前に、「医学生はすでに優秀な集団なので、よい教材を提供すれば、自
分で考え、工夫し、素晴らしい実習ができる」と述べていたとおり、実習先のばらつきで
さえも、彼らなりに考察し、こちらで考えた以上の内容の発表をしてくれた。今回の実習
先としては、下甑手打診療所(下甑島)、公立種子島病院(種子島)、栗生診療所(屋久島)、
与論パナウル診療所(与論島)、瀬戸内へき地診療所(奄美大島)などをリストアップして
いた。この中で、公立種子島病院が病院の諸問題にて受入れが難しくなり、また、交通費
や移動時間を考慮して最終的に下甑手打診療所、田上病院(種子島)
、栗生診療所(屋久島)
に決めさせていただき、正式な依頼を行ってきた。3 つともそれぞれに特徴のある病院であ
る(詳細は報告書に記載)。受け入れ人数から、希望に添えなかった地域での実習になった
医学生も多かったが、最終的にはそれぞれの経験を、それぞれの視点からとらえた体験と
ともに伝え、また聞くことにより、より多くの情報が彼らに届いたことは、企画側として
は満足ができた。
地域医療の見方を指導しつつも、自分たちが彼らに教わることが多かった。彼らは多く
の意見を寄せており、この報告書に記載しているが、いずれの意見もこれからの地域医療
を支援していく鹿児島大学にとっては貴重なものばかりである。もちろん興味本位での参
加もあったが、体験してこそ自分のものになることを、彼らが既に実践し、身にしみてい
るようだった。
一方で、とにかく、若く、時間がある時期に多くの体験をしようとする貪欲さには、感
心しつつも、少し怖い印象も残った。現実を見すぎて現実的な考えばかりが先行し、自分
が目指してきたものに、自信がなくなってしまうようなことに陥ってしまわなければよい
が、と彼らの熱弁を聞きながら思ったのも事実である。
人は思っているほど合理的には生きられないものと思う。参加してくれた学生諸君には、
ありのままの正直な自分と対話しつつ、これからの自分たちの医師としての生活を楽しん
でもらいたいものである。
全国公募学生に対する「夏期離島へき地医療セミナー」について
国際島嶼医療学講座
新村英士
1
鹿児島県医師会館での事前打ち合わせ
全国公募の実習であり、
「当日に鹿児島空港に到着した学生も余裕を持って会場に間に合
うように」と考えて集合時刻を設定したため、集合からそれぞれの島への移動までに十分
な時間が取れずに顔を合わせるだけになってしまった感があった。次回はもっと時間に余
裕を持たせて実習生同士がお互いに顔を知るだけでなく、これから始まる実習に関して何
らかのテーマに沿ってディスカッションなどを行った上で、問題意識を持って実習に望め
るようにするようにしたい。
2
移動・診療所実習
天候にも恵まれ実習先までの移動は大変スムーズにいった。下甑島、種子島、屋久島と
島の大きさ、人口、地域の規模などが全く異なる環境での離島医療の状況を体感してもら
うことができた点は良かったと思う。
3
霧島自然ふれあいセンターでのシンポジウム・宿泊について
実習先ごとに学生達が皆で話し合い、見てきたこと、体験したこと、感じたことをまと
め発表する機会を作ったことは大変有意義であったと思う。発表に向けて考えをまとめる
ことで、ただの見学と言うだけでなく、問題点なども浮き彫りにされ理解も深まったよう
である。ただし、多くの学生達からも指摘があったとおり、ふれあいセンターの規則が厳
しく、時間に余裕が持てなかったためディスカッションを深めることができなかったり、
せっかく時間をかけて鹿児島の代表的な温泉地である霧島まで行ったのにゆっくりと温泉
を楽しめなかったりしたのは非常に残念なことであった。
4
今回の実習全般
奄美大島以南の離島では鹿児島からの移動が船を使うと 12〜20 時間かかってしまい日程
の調節が難しく、かといって飛行機での移動となると学生達の経済的負担が大きくなると
の思いから、初めての全国公募であった本年度の実習では、比較的近い下甑島、種子島、
屋久島の 3 つの島を対象として、プログラムを作成した。また、実習の前に全員と顔を合
わせてオリエンテーションをすることと、終了後に全員で集まって発表会をすることを優
先したため時間的にあまり余裕のない実習となってしまったようである。また、当初は各
診療所で 3 人ずつを想定していたが、我々の予想を越えて多数の応募者があった。何とか
して皆の思いに答えたいと全員を受け入れらるように、受け入れ先にお願いして人数を増
やすなどプログラムの変更を行ったが、巡回診療の移動などに支障が出て関係者にご迷惑
をおかけしたようである。この場をお借りしてお詫びしたい。
とはいえ、初めての全国公募でありながら多くの学生達に離島・へき地の医療を体験し、
地域医療について改めて考える機会を持ってもらえた事は大変喜ばしいことであったと思
う。
たいへんお世話になりました
「2008 夏季全国医学生離島実習」~反省と展望~
離島へき地医療人育成センター
根路銘
当センターは、全国の離島へき地医療に携わる医療人を育成し増やす目的で設置されま
した。ところで鹿児島大学医学部 6 年生は、全員に 1 週間の離島実習を行っていますが、
全国で離島実習を行っている大学は限られています。そこで、全国の離島医療に興味があ
る学生に実習する機会を提供するため、今回第 1 回の全国公募の離島実習を企画しました。
医学生の多くは、離島医療に実際には関わったことがないため他者からの与えられたステ
レオタイプな離島医療のイメージしか持っていないように思われます。そのため、離島実
習は、実際に訪れ自ら体験することにより独自の離島医療のイメージを作ってもらうこと
が大きな目的と考えています。
当初、「初めての実績のない企画に応募者がいるだろうか」と大変心配をしておりました
が、受付枠 9 名に対し 16 名もの応募をいただきありがとうございました。大変、ほっとし
たのですが、どう選択しようかという新たな悩みが生じてしまいました。できれば全員参
加させたいと考えて、各関係機関の協力をお願いし受け入れることができました。そのた
め、参加者の中には不都合な点が生じてしまいご迷惑をおかけしました。この場を借りて
お詫び申し上げます。
今回の実習は、初回ということもあり予想がつきませんでしたが、企画がうまくいかな
かった点、予想以上にうまくいった点がありました。うまくいかなかった点は、我々の不
慣れであった事が多く、うまくいった点については、実習に参加していただいた学生さん
が優秀で助けられた事が多かったです。この報告書にも多くの改善すべき点を挙げて貰っ
ています。次回以降の企画につなげたいと思います。ありがとうございました。
以下は反省点および次回以降の企画を記載していきたいと思います。
1
初日の鹿児島県医師会館での打ち合わせ
当初は、実際の確認、事務手続きのため集合して貰うつもりでしたので時間も短く、実
習の簡単な説明だけを企画していました。結果的に最初に全員の顔見せができてよかった
ですが、時間的に短く、参加者同士、主催する側との話をする時間が重要なことで、それ
がなかったのが反省点です。次回からは、1 日使い実習についての説明、参加者同士での離
島医療についてのイメージを話し合い、実習後の変化を感じるような企画にしたいと思い
ます。
2
実習先について
本年は、集合しやすさを考え、下甑島、屋久島、種子島を選択しました。下甑島は、Dr.
コトーで有名な瀬戸上先生がいらっしゃって、イメージとの違いは少なかったと思われま
す。しかし、漫画の世界と実際の世界との違いなども経験してほしいと考え候補にしまし
た。また、屋久島は、全国的には有名ではないかもしれませんが実際に福祉や地域をみて
離島医療をしている多くの先生方の代表として藤村先生のところで実習して貰いました。
診療所だけではなく、「ゆっくりかん」を NPO で作られたような診療所の中だけで離島医
療は終わるわけではないことを経験してほしいと思い候補にしています。最後に種子島は、
イメージともっともかけ離れた実習先だったと思います。種子島での田上病院を中心とす
る医療は本土の病院と変わらず、わざわざ離島まで来る必要があるのかという否定的な意
見があるのもわかっていましたが、離島でもある程度完結する医療体制が構築できるとい
うことを理解してもらうのもよいと考え候補にしていました。
実習では私は種子島班の世話役で参加しました。しかし、今回の方針として、せっかく
実習にきてもらっているのだから自分たちで経験して自分の離島医療のイメージを作って
もらう方が大事で、あまり自分たちの意見を言って先入観を持たすのは結局は他者からの
イメージを持たされるため、できるだけ話さないようにしていましたが、それでも少し自
分の意見を言ってしまいました。この点も不満がある点だと思いましたが、申し訳ありま
せんでした。次回からは、イメージと大きく異ならない診療所を中心にしたほうが満足度
は高まるかもしれないと感じました。
3
シンポジウムについて
シンポジウムは、折角なので霧島で、かつ公立のところということで決めましたが、は
っきり言って失敗でした。施設の規則のためシンポジウムの話し合いの時間や各班の交流
などが制限され、尻切れトンボになってしまった感は否めません。やはり、最後の各離島
や医師によって離島医療が異なっているということを理解して貰うのがテーマであり、発
表については想像以上に立派であったのでその時間がとれなかったことは残念でした。次
回からは、時間を多めにとっていきたいと思います。
全般的には、交通費など参加費用が自費であったことや、せっかくの夏休みに参加して
もらうため、できるだけ短い期間に詰め込み費用もかけずにすませようと考え企画したが、
参加者にとっては、費用や時間については大きな障害にならないようであった。それより
も実習内容の充実を希望しており、次回以降の企画に大変参考になる意見をいただいた。
次回は、より参加者に満足いただけるような企画を立てたいと思います。
本年度は、参加していただいた医学生の皆様、ご協力いただいた皆様、大変ありがとうご
ざいました。心からお礼を申し上げます。
◆スタッフ紹介
▼嶽﨑俊郎 (センター長 兼 国際島嶼医療学講座教授)
平成15年11月に赴任し、現在、研究テーマとしては島嶼における長寿とがん予防
に関する分子疫学研究を中心に活動している。
専門領域 :国際島嶼医療学、疫学、がん、長寿科学、小児科学
研究テーマ:国際島嶼医療学、がん分子疫学、長寿分子疫学
▼大脇哲洋 (特任教授)
専門分野:消化器外科、乳腺内分泌外科
日本外科学会指導医、日本消化器外科学会専門医、日本乳癌学会乳腺専門医
、日本消化器内視鏡学会専門医、日本癌治療認定医 その他多数所属
▼根路銘安仁(特任助教)
専門分野:小児リウマチ 小児保健
日本小児科学会、日本小児リウマチ学会、日本小児保健学会、日本外来小児科学
会、日本リウマチ学会 日本感染症学会 所属
▼新村英士(国際島嶼医療学講座 講師)
専門領域 :国際島嶼医療学、長寿科学、循環器学
研究テーマ:国際島嶼医療学、分子疫学
▼小野原美絵(国際島嶼医療学講座 技能補佐員)
おとめ座、好きな食べ物:ちんすこう・白熊・おやっとさぁ など
▼藤原由紀子(離島へき地医療人育成センター
▼藤原由紀子(離島
き地医療人育成センタ
技能補佐員)
しし座、好きな食べ物:スイカ・お寿司・鶏刺し・つけあげ など
▼新川佳美(離島へき地医療人育成センター 技能補佐員)
ふたご座、好きな食べ物:マンゴー・桃・ところてん・もずく・梅干し・韓国料理・お寿司・
肉・プリン・ケーキ・さんぴん茶 など
Go to the future★
2008年夏季全国医学生離島実習