Copyright ©IT お や じ クロアチア旅行記 All rights reserved ITおやじの - ダルマチア地方 1500Km 車の旅 - 「個人旅行の楽しみ方」を開く http://itoyaji.com/ 2006年8月8日~21日 IT おやじ copcCCopy CCCopyright ©IT おやじ rights All rights reserved 2 Copyright ©IT おやじ All rights reserved て き た 。 テ ル 等 を 全 て ネ ッ ト で 予 約 し た 。 1 都 市 を 多 く 有 し て い る 非 常 に 魅 力 的 な 国 で あ る こ と が 分 か っ リ ス か ら ガ イ ド ブ ッ ク や 地 図 を 入 手 す る と と も に 、 飛 行 機 ・ ホ え 、 中 世 都 市 の 面 影 を 残 し て お り 、 世 界 遺 産 に 指 定 さ れ て い る ガ イ ド ブ ッ ク は 見 つ か ら な か っ た の で 、 イ ン タ ー ネ ッ ト で イ ギ 浮 か ぶ 無 数 の 美 し い 島 々 に 加 え て 、 東 西 文 化 の 十 字 路 と し て 栄 と こ ろ に 行 け る 個 人 旅 行 に な る 。 日 本 で は ク ロ ア チ ア の 詳 し い ま た 、 面 積 は 九 州 の 1.5 倍 程 度 の 小 さ な 国 だ が 、 ア ド リ ア 海 に 行 く か ら に は 、 や は り 今 ま で 通 り 、 気 ま ま に 好 き な 時 に 好 き な に 近 い 。 一 人 で ク ロ ア チ ア に 行 く こ と に し た 。 海 を 挟 ん で イ タ リ ア の 東 岸 に 接 し て お り 、 東 欧 と い う よ り 西 欧 を ブ ラ ブ ラ 旅 し て み た い と 思 う よ う に な り 、 こ の 際 思 い 切 っ て る と 、 ク ロ ア チ ア は エ ー ゲ 海 よ り も も っ と 西 に あ り 、 ア ド リ ア み を テ ニ ス だ け や っ て 過 ご す よ り は 、 あ ま り 日 本 人 が い な い 国 っ て い た 。 か な り の 地 理 音 痴 だ 。 と こ ろ が 、 い ろ い ろ 調 べ て み い し 、 お 盆 の 供 養 も 早 い 時 期 に 済 ん で し ま う の で 、 折 角 の 夏 休 ク ロ ア チ ア は エ ー ゲ 海 よ り も 東 に あ り 、 ソ 連 の 隣 国 く ら い に 思 も 仕 方 が な い と 思 っ て い た の だ が 、 た ま た ま 今 年 は 夏 休 み が 長 ら な か っ た 。 5 年 前 に 妻 と エ ー ゲ 海 に は 行 っ た が 、 最 近 ま で 、 い つ も 一 緒 に 旅 し て た 妻 は も う い な い し 、 一 人 で 外 国 に 行 っ て そ の 時 ま で は 、 ク ロ ア チ ア と い う 国 が ど こ に あ る の か も よ く 知 ら い だ 。 調 べ れ ば 調 べ る ほ ど 魅 力 的 な 国 で あ る こ と が わ か っ た 。 れ る く ら い 美 し く 、 見 と れ て し ま っ た 。 備 さ れ て き て 、 治 安 も む し ろ イ タ リ ア や フ ラ ン ス よ り も よ い く 岩 を 流 れ 落 ち る 滝 は 、 東 の 九 賽 溝 、 西 の プ リ ト ヴ ィ ツ ェ と 言 わ し か し 、 最 近 は 町 の 復 興 も 進 み 、 道 路 や フ ェ リ ー も ど ん ど ん 整 立 公 園 の エ メ ラ ル ド グ リ ー ン の 蒼 く 透 き 通 っ た 湖 と 、 石 灰 石 の を 見 て い る と 、 ク ロ ア チ ア を 紹 介 し て お り 、 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 妻 禮 子 の 一 周 忌 を 迎 え る 2 0 0 6 年 3 月 に 、 何 と な く テ レ ビ 人 も あ ま り 多 く な か っ た 。 し て 激 し い 内 戦 状 態 に な り 、 国 も 荒 廃 し た の で 、 日 本 か ら 行 く こ の よ う な 美 し い 国 に も か か わ ら ず 、 旧 ユ ー ゴ ス ラ ビ ア が 崩 壊 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 【 は じ め に 】 地 で メ ー ル の や り と り な ど 大 活 躍 し た 。 大 半 は 、 旅 先 に て パ ソ コ ン で 作 成 し た し 、 イ ン タ ー ネ ッ ト も 現 活 用 し た 「 I T お や じ の ネ ッ ト 旅 行 」 だ 。 ま た 、 こ の 旅 行 記 の た し 存 在 し な か っ た 。 こ れ は い わ ば 、 イ ン タ ー ネ ッ ト を フ ル に Copyright ©IT おやじ All rights reserved 今 回 の 旅 行 は 、 イ ン タ ー ネ ッ ト な し で は 計 画 は 立 案 で き な か っ が け た 。 り 、 事 前 調 査 は 今 ま で に な く 慎 重 に や り 、 事 故 が な い よ う に 心 ま た 、 今 回 は 一 人 旅 で 、 し か も 自 分 で 運 転 す る と い う こ と も あ 2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ( 1 ) ガ イ ド ブ ッ ク の 入 手 と 訪 問 地 の 選 定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 16 14 12 10 9 19 【 第 二 日 】 【 第 一 日 】 ク ル カ 国 立 公 園 と ト ロ ギ ー ル の 町 コ ル ナ テ ィ 国 立 公 園 と ス ク ラ デ ィ ン の 町 ア ド リ ア 海 に 浮 か ぶ ラ ブ 島 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 立 公 園 ザ グ レ ブ か ら プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 立 公 園 へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56 47 38 28 19 【 第 三 日 】 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Copyright ©IT おやじ All rights reserved 3 ( 2 ) 飛 行 機 の 手 配 【 第 四 日 】 ク ロ ア チ ア の 旅 5 6 ( 3 ) レ ン タ カ ー の 手 配 と 道 路 地 図 入 手 旅 の 前 に ( 4 ) フ ェ リ ー の 時 刻 表 の 入 手 と ホ テ ル の 予 約 ( 7 ) イ ン タ ー ネ ッ ト と 両 替 【 第 五 日 】 第 二 章 ( 8 ) 日 程 ( 6 ) カ メ ラ 、 パ ソ コ ン 、 電 源 、 磁 石 、 国 際 免 許 証 、 薬 等 の 準 備 ( 5 ) 海 外 携 帯 電 話 の 手 配 第 一 章 は じ め に 【 目 次 】 【 第 九 日 】 【 第 八 日 】 【 第 七 日 】 【 第 六 日 】 ド ブ ロ ヴ ニ ク の 町 オ レ ビ ッ チ と ド ブ ロ ヴ ニ ク の 町 マ リ ス ト ン の 町 と ム リ ェ 国 立 公 園 イ モ ツ ス キ ー の 湖 と モ ス タ ル の 町 ト ロ ギ ー ル と ス プ リ ッ ト の 町 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 144 135 126 113 103 83 70 【 第 十 日 】 ( 5 ) ホ テ ル ( 4 ) 気 候 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 161 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ( 6 ) イ ン タ ー ネ ッ ト 事 情 ・ 携 帯 電 話 ・ 両 替 等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 158 157 152 150 149 149 148 147 146 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 146 【 第 十 一 日 】 ザ グ レ ブ の 町 旅 を 終 え て 【 第 十 二 日 】 ザ グ レ ブ か ら パ リ へ ( 7 ) お 薦 め ポ イ ン ト ( 9 ) 費 用 ( 8 ) 注 意 す べ き こ と ( 3 ) 食 事 ( 2 ) 治 安 ( 1 ) 車 の 運 転 第 三 章 お わ り に 4 Copyright ©IT おやじ All rights reserved さ れ て 道 路 標 識 も わ か り や す い と の こ と な の で 、 こ の 際 、 思 い や ネ ッ ト の 情 報 を 見 て い る と 、 ク ロ ア チ ア の 道 路 は 非 常 に 整 備 は 車 で 回 る こ と は 念 頭 に な か っ た 。 し か し 、 ク ロ ア チ ア の 紹 介 ま た 、 今 回 は 一 人 旅 な の で 道 に 迷 っ た 時 に 大 変 だ と 思 い 、 最 初 が わ か っ た 。 現 地 十 二 日 間 で は 鉄 道 ・ バ ス ・ フ ェ リ ー で は 回 り き れ な い こ と し か し 、 ク ロ ア チ ア は 小 さ な 国 に し て は 見 所 が 非 常 に 多 く て 、 島 々 を 回 ろ う と す る と 、 バ ス か フ ェ リ ー し か 移 動 手 段 は な い 。 て た の か 述 べ る 。 5 ッ パ 人 が 好 ん で ク ル ー ズ で 訪 れ る と い わ れ る ア ド リ ア 海 の だ 。 こ れ か ら 、 海 外 の 個 人 旅 行 を ネ ッ ト で ど の よ う に 計 画 を 立 ア ド リ ア 海 の 真 珠 と い わ れ る ド ブ ロ ヴ ニ ク 、 さ ら に は 、 ヨ ー ロ 個 人 旅 行 の 計 画 を 立 案 す る 上 で 大 活 躍 す る の は や は り ネ ッ ト に あ る 世 界 遺 産 で 有 名 な ス プ リ ッ ト や ト ロ ギ ー ル 、 南 部 に あ る る と 、 鉄 道 は 北 部 の 首 都 ザ グ レ ブ 近 辺 は 充 実 し て い る が 、 中 部 最 初 は バ ス か 列 車 で 回 ろ う と 思 っ た が 、 ネ ッ ト で よ く 調 べ て み く 国 だ 。 く ら い で 、 ア ド リ ア 海 に 面 し た 海 岸 線 が 、 延 々 と 5 0 0 ㎞ も 続 醐 味 で あ り 、 今 回 も 当 然 の よ う に 個 人 旅 行 に な っ た 。 居 て 」 「 食 べ た い 所 で 食 べ た い も の を 食 べ る 」 こ れ が 旅 行 の 醍 自 分 が 「 行 き た い 所 に 行 き 」 「 気 に 入 っ た と こ ろ に 居 た い だ け し 借 切 た り っ 。 て て 、 車 南 で の 回 ド る ブ こ ロ と ヴ に ニ し ク て で 、 返 北 却 の し ザ 、 グ 後 レ は ブ 飛 空 行 港 機 で で レ 帰 ン る タ こ カ と ー に を Copyright ©IT おやじ All rights reserved ク ロ ア チ ア は 、 人 口 4 5 0 万 人 で 、 広 さ は 九 州 よ り 少 し 大 き い 第 一 章 旅 の 前 に も う 少 し 文 字 が 大 き く て 国 立 公 園 な ど の 見 所 が よ り 充 実 し て 七 五 円 ) と い う 本 を 取 り よ せ た 。 こ の 本 は 、 少 し 分 厚 く な る が 、 し ロ も ロ た ア 多 ア 。 チ く チ ア の ア だ 見 だ け 所 け に が で 絞 あ も る る あ こ の ま と で り に 、 に ク 仕 方 が な い の で 、 も う 一 冊 「 ポ イ ン ト が 違 っ た 。 」 ( 一 九 ド 湖 に も 行 き た か っ た が 、 ク Rough Guide to Croatia て い る 、 ス ロ ベ ニ ア の ブ レ ッ 自 然 の 美 し さ に 重 き を 置 い た 旅 行 を し た い 私 の 興 味 と は 少 し 当 初 は 、 旅 行 社 が よ く 宣 伝 し な の だ ろ う か 、 内 容 面 で も 歴 史 に ペ ー ジ を か な り 割 い て お り 、 地 図 も 文 字 も 非 常 に 小 さ く て 読 み づ ら く 、 ま た 、 欧 米 人 の 好 み の は 非 常 に 難 し か っ た 。 で 、 ど こ に ど れ く ら い の 時 間 を か け る か を 適 切 に 判 断 し て い く 版 米 の 国 「 や ヨ ー ロ 」 ( ッ 二 パ 三 で 七 一 八 番 円 ポ ) ピ で ュ 、 ラ ま ー ず な は の こ は れ を 取 り よ せ た が 、 出 取 り よ せ る こ と に し た 。 Lonely Planet お り 、 今 回 は 为 に こ の 本 を 参 考 に し て 行 き 先 を 検 討 し た 。 Croatia 最 終 的 に 、 必 ず 行 く こ と に し A M A Z O N ・ C O M で こ れ ら を 購 入 し た が 、 検 索 さ れ た 画 Rough Guide to Croatia た と こ ろ は 次 の 5 カ 所 だ 。 面 に 新 品 U s e d と 表 示 さ れ 、 こ れ を ク リ ッ ク す る と 表 記 価 / 格 よ り 安 い 本 が 表 示 さ れ る 。 こ こ で は 、 新 品 で も 安 く 買 う こ と ど な ど 、 行 っ て み た い と こ ろ が 目 白 押 し で 、 限 ら れ た 日 程 の 中 れ た 数 々 の 中 世 の 遺 跡 と 美 し い 町 、 森 に 囲 ま れ た 神 秘 的 な 湖 な チ ア に は 、 ア ド リ ア 海 に 浮 か ぶ 美 し い 島 々 、 世 界 遺 産 に 指 定 さ イ ド ブ ッ ク が な い 。 仕 方 が な い の で 、 ネ ッ ト で 調 べ て 海 外 か ら ガ イ ド ブ ッ ク を 見 な が ら 訪 問 地 を 決 め て い く わ け だ が 、 ク ロ ア Copyright ©IT おやじ All rights reserved ま だ ま だ マ イ ナ ー で 、 個 人 旅 行 に 役 立 つ よ う な し っ か り し た ガ ク ロ ア チ ア は 、 日 本 で は い く つ か ツ ア ー は 企 画 さ れ て い る が 、 間 で 届 い た 。 が で き る 。 海 外 か ら は 、 送 料 は 五 〇 〇 円 程 度 で 、 本 は 1 ~ 2 週 ( 1 ) ガ イ ド ブ ッ ク の 入 手 と 訪 問 地 の 選 定 6 ッ ト で 往 復 三 万 円 で あ り 、 普 通 運 賃 だ と 一 〇 万 円 し た 。 要 は 、 ホ ー ム ペ ー ジ で 、 パ リ ~ ザ グ レ ブ 便 を 調 べ て み る と 、 格 安 チ ケ エ ー ル フ ラ ン ス と ク ロ ア チ ア 航 空 が あ っ た 。 エ ー ル フ ラ ン ス の 次 に 、 パ リ ~ ザ グ レ ブ 便 だ が 、 こ れ も ネ ッ ト で 調 べ て み る と 、 市 を 経 由 し て 入 る こ と に な る 。 ク ロ ア チ ア に 近 く て 便 利 な 都 市 ク ロ ア チ ア に は 日 本 か ら の 直 行 便 は な く 、 ヨ ー ロ ッ パ の 为 要 都 戻 る の は 車 で は 大 変 な の ロ ヴ ニ ク か ら ザ グ レ ブ に れ は 車 で 移 動 す る が 、 ド ブ は 7 0 0 ㎞ の 道 の り で 、 こ ロ ( 更 ヴ に ニ 、 ク 北 ( ) の か ザ ら グ 南 レ の ブ ド ) ブ へ ( 2 ) 飛 行 機 の 手 配 ⑤ ド ブ ロ ヴ ニ ク ッ ト を 自 宅 に 送 っ て き た 。 エ ー ル フ ラ ン ス か ら チ ケ 申 し 込 ん で か ら 、 一 週 間 で ④ ム リ ェ 国 立 公 園 を 確 保 し た 。 Pari-Zagreb 予約画面 7 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ③ ラ ブ 島 ~ ザ グ レ ブ 便 の チ ケ ッ ト ② ス プ リ ッ ト 、 ト ロ ギ ー ル の 世 界 遺 産 と で 、 早 速 、 三 万 円 で パ リ は 1 3 で 買 え る と い う こ / は 、 ミ ュ ン ヘ ン 、 フ ラ ン ク フ ル ト 、 パ リ な ど あ る が 、 今 回 は エ Dubrovnik で 、 飛 行 機 を 利 用 す る こ と ー ル フ ラ ン ス で 、 成 田 か ら パ リ 入 る 便 が 予 約 で き た 。 エ ー ル フ Zagreb に し た 。 ラ ン ス は 、 J A L の マ イ レ ー ジ も 使 え る の で あ り が た い 。 ① プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 立 公 園 早 く 予 約 す る と チ ケ ッ ト 度 ネ ッ ト で ト ラ イ す る こ と に し た 。 で 、 だ ん だ ん 腹 が 立 っ て き て 、 彼 の 申 し 入 れ は 断 り 、 や は り 再 な け れ ば よ い の だ が 。 に な る の で 片 道 三 万 円 だ 」 と い う 。 こ れ で は 全 く 意 味 が な い の こ れ で ま た 現 地 で ト ラ ブ ラ 「 そ ち ら で 予 約 す る と い く ら だ 」 と い う と 、 「 日 本 で 買 う こ と 空 港 で の 手 渡 し に な る 。 の で は な く 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク クロアチア地図 欲 し い 」 と 言 い 出 す 始 末 だ 。 か ら な い の で 、 希 望 す る フ ラ イ ト を F A X で オ フ ィ ス に 送 っ て チ ケ ッ ト を 自 宅 に 送 っ て く る た だ し 、 ク ロ ア チ ア 航 空 は で 状 況 を 説 明 す る と 、 こ ん ど は 「 ネ ッ ト 予 約 は 自 分 で は 全 く わ な い の で 英 語 で 話 し て 欲 し い 」 と の こ と 。 仕 方 が な い の で 英 語 き て 一 安 心 だ 。 当 者 ( ク ロ ア チ ア 人 ) が 出 て き て 、 「 日 本 語 が ほ と ん ど わ か ら な い よ う だ 。 こ れ で や っ と ド ブ ロ ヴ ニ ク ~ ザ グ レ ブ 便 も 予 約 で お か し い の で ク ロ ア チ ア 航 空 の 東 京 オ フ ィ ス に 電 話 す る と 、 担 日 本 の 住 所 な ど を ち ゃ ん と 入 力 で き る よ う な 対 応 が で き て い ど う も 、 ク ロ ア チ ア 航 空 く ら い ロ ー カ ル に な る と 、 ネ ッ ト で は ー が 出 て 、 い く ら や っ て も 予 約 が で き な い 。 ア チ ア 航 空 の ホ ー ム ペ ー ジ で 予 約 し よ う と す る と 、 な ぜ か エ ラ エ ー ル フ ラ ン ス で 予 約 す る 時 は 全 く 問 題 な か っ た の だ が 、 ク ロ の チ ケ ッ ト を 確 保 す る こ と に し た 。 来 ト た 少 た し と し 。 て の 経 現 確 つ 地 認 と 空 の 、 港 e ク の メ ロ カ ー ア ウ ル チ ン が ア タ 届 航 ー き 空 に 、 の 持 予 サ っ 約 イ て 確 ト い 認 か く の ら よ 文 チ う 書 ケ に を ッ と プ ト の リ が 連 ン 予 絡 ト 約 が ア で ウ き Copyright ©IT おやじ All rights reserved こ れ は キ ャ ン セ ル し た ら 返 金 不 可 だ が 、 腹 を 決 め て 七 0 0 0 円 「 O s a k a 」 を 削 除 す る と 、 何 と エ ラ ー メ ッ セ ー ジ が 消 え た 。 と 、 片 道 七 〇 〇 〇 円 か ら 三 万 円 ま で あ っ た 。 る 。 そ こ で 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク ~ ザ グ レ ブ 便 に つ い て も 調 べ て み る こ れ は 、 ク ロ ア チ ア 国 内 の フ ラ イ ト な の で ク ロ ア チ ア 航 空 に な 多 く な り す ぎ て エ ラ ー が 出 て い る よ う な の で 、 思 い 切 っ て 「 O s a k a 、 J a p a n 」 と 入 力 し て い る た め 、 文 字 数 が ネ ッ ト で の エ ラ ー メ ッ セ ー ジ を よ く 読 ん で い る と 、 住 所 と し て 8 と だ 。 そ れ だ け 盗 難 が 多 い と い う こ と だ ろ う か 。 私 の 友 人 は 、 興 味 深 い の は 、 盗 難 用 の 保 険 が 自 動 的 に 組 み 込 ま れ て い る こ の 対 人 保 険 と な る 。 し て い る の で 余 裕 の あ る 行 程 だ 。 9 日 本 の よ う に 無 制 限 の 対 人 保 険 で は な く 、 二 〇 〇 〇 万 円 程 度 今 回 の ド ラ イ ブ は 、 十 日 間 で 7 0 0 ㎞ 程 度 の 走 行 を 予 定 は な い よ う だ 。 ま た 、 保 険 に つ い て は 、 米 国 で も 同 じ だ が 、 米 国 や 日 本 で は オ ー ト マ チ ッ ク 車 が 普 通 だ が 、 欧 州 は そ う で の は 大 変 だ が 、 こ れ が あ れ ば な ん か な る だ ろ う 。 メ ー ト ル 四 方 も あ る 。 車 の 中 で こ の 大 き な 地 図 を 開 い て み る こ と で 心 配 し た が 、 二 日 後 に 確 約 の F A X が 自 宅 に 入 っ た 。 週 間 ほ ど で 送 ら れ て き た 。 二 十 万 分 の 一 の 地 図 で 、 開 く と 1.5 は オ ー ト マ チ ッ ク の 車 が あ る か ど う か 現 地 確 認 が 必 要 と の ら な い の で 、 ネ ッ ト で 調 べ て 買 っ た 。 こ れ も 注 文 し て か ら 2 う 。 こ れ は 良 い と 思 い 早 速 予 約 し た 。 し か し 、 ク ロ ア チ ア で 地 図 を 入 手 す る こ と に し た 。 こ れ も 日 本 で は な か な か 手 に 入 と 、 今 度 は 保 険 料 ・ 乗 り 捨 て 料 金 も 入 れ て 一 〇 万 円 程 度 と い 地 図 が な く て も 走 れ る と の こ と だ が 、 や は り 心 配 な の で 道 路 「 そ ん な バ カ な ! 」 と 思 い 、 今 度 は エ イ ビ ス に 電 話 し て み る り や す い と の こ と だ 。 で は 三 〇 万 円 す る と い う の だ 。 ア 海 沿 岸 は 一 本 線 で 、 標 識 も し っ か り し て お り 、 非 常 に わ か リ カ で は 五 万 円 程 度 で 借 り る こ と が 出 来 る の に 、 ク ロ ア チ ア る と 、 高 速 道 路 は 、 ザ グ レ ブ 周 辺 は 整 備 さ れ て お り 、 ア ド リ ー ト マ チ ッ ク ・ コ ン パ ク ト カ ー を 一 〇 日 間 借 り る 場 合 、 ア メ ク ロ ア チ ア は 、 左 ハ ン ド ル の 右 側 通 行 だ 。 ガ イ ド ブ ッ ク に よ Copyright ©IT おやじ All rights reserved 絡 し て み た 。 し か し 、 驚 い た こ と に 、 1 6 0 0 ㏄ ク ラ ス の オ で の レ ン タ カ ー は 、 ハ ー ツ が 最 大 手 な の で 、 ま ず ハ ー ツ に 連 飛 行 機 の 手 配 も で き る と 、 次 に 大 事 な の は 車 の 手 配 だ 。 海 外 ロ ッ パ 全 体 の 問 題 か も 知 れ な い 。 ド 等 を 全 て 盗 ま れ て 大 変 だ っ た と 言 っ て い た が 、 こ れ は ヨ ー フ ラ ン ス の マ ル セ ー ユ で 車 中 盗 難 に 遭 い 、 パ ス ポ ー ト ・ カ ー ( 3 ) レ ン タ カ ー の 手 配 と 道 路 地 図 入 手 と い う 小 さ な 町 か ら 、 わ ず か 四 五 分 で 行 け る よ う に な っ た 。 そ し か し 、 2 0 0 6 年 4 月 に 新 た な 航 路 が 開 通 し 、 プ ラ プ ラ ト ノ 円 程 度 で 朝 食 付 き で 宿 泊 で な 町 や 島 で は 一 泊 七 0 0 0 て 安 く な い 。 少 し ロ ー カ ル 時 間 か け て フ ェ リ ー で 行 く し か な か っ た 。 ク ロ ア チ ア の ホ テ ル は 決 し ド リ ア 海 で 最 も 美 し い 島 ) は 、 今 ま で は 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク か ら 二 整 備 さ れ て い る 。 今 回 是 非 行 き た い と 思 っ て い る ム リ ェ 島 ( ア ク ロ ア チ ア の 観 光 化 は 急 速 に 進 ん で お り 、 フ ェ リ ー も ど ん ど ん て 決 め た 。 ル の 雰 囲 気 を 確 認 し た り し り 、 ネ ッ ト で 検 索 し て ホ テ ッ ト で 詳 細 な 時 刻 表 を 手 に 入 れ る こ と が で き た 。 ガ イ ド ブ ッ ク で 評 判 を 見 た う 会 社 が ほ と ん ど の フ ェ リ ー を 運 航 し て い る こ と が わ か り 、 ネ ホ テ ル の 選 定 に つ い て は 、 ネ ッ ト で 調 べ て い る と 、 ヤ ド ロ リ ニ ー ニ ャ ( Jadrolinija ん な 情 報 は ガ イ ド ブ ッ ク に も 載 っ て い な い が 、 ネ ッ ト な ら 知 る ) と い る と 楽 し い 旅 も 台 無 し だ 。 り 、 食 事 が ま ず か っ た り す は こ れ を 選 択 し た が 、 フ ェ リ ー の 時 刻 表 が 必 要 に な る 。 ド リ ア 海 に 浮 か ぶ 島 々 を フ ェ リ ー で 渡 り 歩 く こ と だ 。 今 回 、 私 で て い る 。 次 に よ い の は 、 ア ド リ ア 海 沿 岸 を 移 動 し な が ら 、 ア く こ と で 、 イ タ リ ア や ク ロ ア チ ア か ら ク ル ー ズ の ツ ア ー が 沢 山 う る さ く て 夜 眠 れ な か っ た に 大 事 だ 。 下 手 を す る と 、 め に は ホ テ ル の 予 約 は 非 常 ま た 、 快 適 な 旅 を 楽 し む た 一 番 優 雅 な 遊 び 方 は 、 ク ル ー ザ ー で ア ド リ ア 海 の 島 々 を 渡 り 歩 ムリェ島へのフェリー時刻表 Copyright ©IT おやじ All rights reserved と が で き た 。 イ ツ 人 な ど が 、 バ カ ン ス で 大 挙 押 し か け る と の こ と だ 。 ク ロ ア チ ア は ア ド リ ア 海 に 接 し て お り 、 夏 に は イ タ リ ア 人 や ド な 会 社 が フ ェ リ ー を 運 航 し て い る が 、 そ の 情 報 も 手 に 入 れ る こ こ と が で き る 。 ま た 、 ラ ブ 島 な ど の 小 さ な 島 で は 、 地 元 の 小 さ ( 4 ) フ ェ リ ー の 時 刻 表 の 入 手 と ホ テ ル の 予 約 10 今 回 は 一 人 旅 な の で 少 し 心 配 し て い た が 、 ヨ ー ロ ッ パ で は 一 人 う と 思 い 、 ホ テ ル 「 イ 公 園 の 中 心 地 に 泊 ま ろ り す る た め に も 、 国 立 い と こ ろ な の で ゆ っ く で 送 る と 予 約 完 了 だ 。 で も あ り 、 非 常 に 美 し 詳 細 情 報 を 要 求 し て く る の で 、 カ ー ド 番 号 や 有 効 期 限 を メ ー ル 最 終 予 約 の た め に は 、 ほ と ん ど の ホ テ ル は ク レ ジ ッ ト カ ー ド の 園 プ ( リ ト ヴ ィ ツ ) ェ は 、 国 初 立 日 公 メ ー ル で 連 絡 し て く る 。 ル ア ド レ ス 等 を 入 力 す る と 、 次 の 日 、 遅 く て も 二 ~ 三 日 後 に は ア ウ ト の 日 程 、 人 数 、 部 屋 の タ イ プ ( シ ン グ ル ダ ブ ル ) 、 メ ー ( 予 約 す る 時 は 、 各 ホ テ ) ル の が ホ あ ー る ム の ペ で ー 、 ジ チ に ェ 予 ッ 約 ク の イ 入 ン 力 チ フ ェ ォ ッ ー ク ム ば い う こ と は な い 。 で 静 か な と こ ろ だ 。 そ れ に 近 く に 食 事 の 美 味 し い と こ ろ が あ れ 私 の ホ テ ル 選 択 の 基 準 は 、 基 本 的 に は ア ク セ ス が よ く て 、 清 潔 は 一 泊 二 万 円 す る 。 き る が 、 特 に ド ブ ロ ヴ ニ ク や ラ ブ 島 な ど 人 気 の あ る 町 の ホ テ ル 約 す れ ば キ ャ ン セ ル 料 に は 1 週 間 ほ ど 前 に 予 ま た 、 キ ャ ン セ ル す る 時 は ホ テ ル に よ っ て も 異 な る が 、 基 本 的 れ ら は 全 て カ ー ド か ら 支 払 わ れ る こ と に な る 。 も し く は デ ポ ジ ッ ト ( 前 金 ) を 要 求 し て く る と こ ろ が あ る 。 こ / 旅 は よ く あ る こ と な の か 、 全 て シ ン グ ル の 部 屋 を 予 約 で き た 。 Reservation Form た ま に 旅 行 代 理 店 か ら し か 予 約 で き な い 時 も あ る が 、 そ の 時 も Pritvice ェ ゼ ロ 」 を 二 泊 予 約 で 同 じ 要 領 で 予 約 で き る 。 / 料 金 支 払 は 基 本 的 に は 宿 泊 時 で よ い の だ が 、 中 に は 全 額 前 払 い 、 っ な 一 の た ミ 度 だ 。 ス 、 が を も 、 す う 私 る 少 の と し 不 こ で 注 ろ 大 意 だ き で 、 の 予 約 は 非 常 に 簡 単 な は 取 ら れ な い 。 ホ テ ル Jezero Hotel Plitvice 予約画面 11 Copyright ©IT おやじ All rights reserved み の 一 つ だ と 割 り 切 っ て い る 。 信 料 ま で 取 ら れ る と は 知 ら な か っ た 。 一 八 〇 円 分 一 六 〇 円 分 三 一 五 円 日 / 日 本 三 八 〇 円 分 約 は な い 」 と い わ れ た の で は シ ョ ッ ク が 大 き い 。 個 人 旅 行 は こ ② J モ バ イ ル ( 世 界 一 三 〇 カ 国 に つ な が る ) 幸 い 、 行 く 前 に 気 が つ い た の で 問 題 な か っ た が 、 行 っ て か ら 「 予 る 名 前 の よ う だ 。 う 意 味 で 、 湖 の 多 い ク ロ ア チ ア や ス ロ ベ ニ ア で は ど こ で で も あ ・ 超 過 通 話 時 間 ・ 通 話 時 間 ・ 前 払 い 通 話 料 三 0 0 円 分 ) 一 〇 分 ( 三 0 0 0 円 に 含 ま れ る ) 三 0 0 0 円 / ・ レ ン タ ル 基 本 料 金 / ( 受 信 ) ・ 通 話 料 ( 送 信 ) / こ れ を 見 る と 、 通 話 料 が 一 分 一 六 〇 円 ~ 三 〇 〇 円 で か な り 高 い 。 / 現 地 で ト ラ ブ ル が あ る と か な り 費 用 が か さ み そ う だ 。 更 に は 受 の あ た り も よ く 確 認 し な い と 大 変 な こ と に な る が 、 こ れ も 楽 し し た の が 大 き な 間 違 い だ っ た 。 「 イ ェ ゼ ロ 」 と い う の は 湖 と い ① ス ピ ー ド ネ ッ ト ( 世 界 一 一 〇 カ 国 に つ な が る ) に あ っ た の で 、 て っ き り プ リ ト ヴ ィ ツ ェ に あ る ホ テ ル と 勘 違 い ネ ッ ト で 検 索 し た 時 に 、 こ の ホ テ ル も あ ま り に も 美 し い 湖 の 畔 ル 専 業 事 業 者 と 内 容 は 次 の 通 り だ 。 は 高 い が 通 話 料 は 安 い な ど い ろ ん な タ イ プ が あ る 。 为 な レ ン タ か っ た 。 多 く あ り 、 基 本 料 金 は 安 い が 通 話 料 が 高 い タ イ プ や 、 基 本 料 金 い 湖 の 畔 に あ る 同 名 の ホ テ ル 「 イ ェ ゼ ロ 」 だ と い う こ と が 分 ネ ッ ト で 調 べ て み る と 、 海 外 携 帯 電 話 レ ン タ ル の 専 用 事 業 者 は Copyright ©IT おやじ All rights reserved ル は ク ロ ア チ ア に あ る の で は な く 、 ス ロ ベ ニ ア の 、 と あ る 美 し と こ ろ が 、 よ く よ く ネ ッ ト で 再 確 認 し て い る と 、 何 と こ の ホ テ き て 安 心 し て い た 。 電 話 を 準 備 す る こ と に し た 。 見 知 ら ぬ 地 を 一 人 旅 す る の だ か ら 、 連 絡 手 段 が 必 要 と 思 い 携 帯 ( 5 ) 海 外 携 帯 電 話 の 手 配 12 さ れ て し ま う 。 こ れ で は 、 か け た 人 に 多 大 な 通 話 料 の 請 求 が 行 外 で 駄 目 だ っ た 。 さ す が ド コ モ だ 。 ま た 、 な ぜ ス ピ ー ド ネ ッ ト れ 以 外 の 人 か ら か か っ て き た 電 話 も す べ て ク ロ ア チ ア に 転 送 ビ ス を し て い る の だ が 、 残 念 な が ら ク ロ ア チ ア は サ ー ビ ス 対 象 海 外 に 行 っ て い る こ と は 家 族 や 親 し い 友 人 し か 知 ら な く て 、 そ ち な み に 、 A U は ど う か な と 思 っ て 調 べ て み る と 、 同 様 の サ ー 海 外 で も 使 え る の で い い と 思 っ て い た が 、 よ く よ く 考 え る と 、 次 に 気 が つ い た こ と は 、 日 本 で 使 っ て い る 電 話 番 号 そ の ま ま で 返 却 で き る と の こ と だ 。 コ モ に 申 し 込 む と 、 出 発 の 数 日 前 に 入 手 で き て 帰 国 時 に 空 港 で が 悪 い 。 れ で も ス ピ ー ド ネ ッ ト の 半 額 以 下 で 、 は る か に お 得 だ 。 早 速 ド な い し 、 電 話 帳 も 海 外 携 帯 電 話 に 移 せ な い の で 何 か と 使 い 勝 手 に 二 一 六 円 分 で 、 さ ら に 受 け た 方 も 一 〇 〇 円 分 取 ら れ る 。 そ て み よ う と 思 い 、 電 話 し て み る と 何 と 圏 外 表 示 で 日 本 で は 使 え 〇 円 分 だ 。 更 に 、 日 本 か ら こ の 携 帯 に 電 話 す る と 、 か け た 方 か 取 り 外 し て 海 外 携 帯 電 話 に 設 置 し て み る 。 こ れ で 試 し に 使 っ ア チ ア 国 内 で 八 〇 円 分 、 ク ロ ア チ ア か ら 日 本 に か け る と 三 八 / 13 く し 、 私 も 着 信 す る と 料 金 を 取 ら れ て し ま う の で 大 変 だ 。 な ど が こ ん な に 高 い の か と 思 っ て 聞 い て み る と 、 要 す る に 回 線 / 本 来 、 ク ロ ア チ ア で 何 か あ っ た 時 の 保 険 み た い な つ も り で 携 帯 は ド コ モ の 回 線 を 借 り て サ ー ビ ス し て い る と の こ と で 納 得 だ 。 / 出 発 の 三 日 ほ ど 前 に 、 海 外 で 使 う 携 帯 電 話 と 充 電 器 が 宅 配 便 で / 送 ら れ て き た 。 取 扱 説 明 書 を 読 ん で み る と 、 い ろ い ろ 問 題 が 見 た し て い る の か も 知 ら な い の で 、 操 作 説 明 書 を 読 み 直 し て 何 と し か も 携 帯 電 話 の レ ン タ ル 料 は 一 日 一 〇 〇 円 で 、 通 話 料 は ク ロ F O M A カ ー ド な ん て も の は ど こ に あ る の か 、 ど ん な 機 能 を 果 分 か っ た 。 え な い 。 Copyright ©IT おやじ All rights reserved と 同 じ 電 話 番 号 で 、 海 外 で 使 え る 電 話 が レ ン タ ル で き る こ と が 帯 電 話 か ら 取 り 出 し て 、 海 外 で 使 う 携 帯 電 話 に 装 着 し な い と 使 ー ミ ン グ サ ー ビ ス と い う の が あ っ て 、 現 在 使 っ て い る 携 帯 電 話 い と 思 っ て い た の が 、 F O M A カ ー ド を 、 日 本 で 使 っ て い る 携 う か な と 思 っ た の だ が 、 ド コ モ の サ イ ト を 見 て い る と 、 国 際 ロ ま ず 最 初 に 気 が つ い た こ と は 、 そ の ま ま 海 外 に 持 っ て い け ば よ し か し 、 必 要 な も の は 必 要 な の で 、 ス ピ ー ド ネ ッ ト で 契 約 し よ え て き た 。 い 。 ま あ 、 そ れ も 含 め て 楽 し む し か な い 。 S D カ ー ド は 5 1 2 M B で 写 ど ん ど ん 撮 る こ と に な る が 、 い ろ ん な 問 題 を 引 き 起 こ す 。 携 帯 電 話 だ け で こ ん な 調 子 だ か ら 、 私 は カ メ ラ が 好 き で 、 写 真 を 日 本 の 携 帯 電 話 と 同 じ 電 話 番 号 で い い と 思 っ た の が 、 か え っ て 安 心 だ 。 て ア ラ ー ム 音 は 鳴 る よ う に 設 定 す る こ と に し た 。 て 2 0 0 V 対 応 な の で ま ず は 海外用コンセント い な い 。 い ろ い ろ 考 え た あ げ く 、 寝 る 前 に 呼 び 出 し 音 を 消 去 し が 、 幸 い こ れ ら の 充 電 器 は 全 な い こ と に 、 借 り た 携 帯 は 電 源 の 自 動 O N O F 機 能 が 付 い て / 真 が 3 0 0 枚 程 度 し か 入 ら な ク ロ ア チ ア で は 一 体 ど ん な 問 題 が 出 て く る の か 想 像 も つ か な 携 帯 電 話 ( 海 外 専 用 ) な ど だ 使 い た い の で 夜 に 電 源 を 切 っ て 置 く わ け に も い か な い し 、 情 け ジ タ ル カ メ ラ 、 シ ェ ー バ ー 、 可 能 性 が あ る と い う こ と だ 。 携 帯 電 話 は 目 覚 ま し 時 計 と し て も は よ く 確 認 し て お く 必 要 が あ る 。 今 回 は 、 ノ ー ト パ ソ コ ン 、 デ 人 は 日 本 の 昼 間 、 つ ま り ク ロ ア チ ア の 夜 中 に 電 話 を か け て く る 旅 行 に 行 く 前 に 、 持 っ て い く 電 気 製 品 が 2 0 0 V 対 応 か ど う か 3 つ 目 の 問 題 は 、 私 が ク ロ ア チ ア に 行 っ て い る こ と を 知 ら な い な く な っ た 。 っ う け を た か れ し 。 を ば て 判 双 い 断 方 る し と と て も こ 、 料 ろ 必 金 へ 要 は 電 な 発 話 相 生 し 手 し て の な 聞 電 い い 話 の て だ で み け 、 る 取 私 と れ が 、 ば 取 要 よ る は い べ 電 こ き 話 と 電 を が 話 取 分 か ら か ど な ト を 一 〇 年 前 に 入 手 し て そ れ 以 来 ヨ ー ロ ッ パ へ の 出 張 は 心 配 決 し て く れ る の が 「 海 外 用 コ ン セ ン ト 」 だ 。 私 は こ の コ ン セ ン Copyright ©IT おやじ All rights reserved は 異 な り 、 コ ン セ ン ト を 間 違 う と 大 変 な こ と に な る 。 こ れ を 解 型 コ ン セ ン ト だ 。 コ ン セ ン ト は ヨ ー ロ ッ パ で も 国 に よ っ て 形 状 出 来 な い か と 思 い 、 海 外 へ 電 話 を ロ ー ミ ン グ ( 転 送 ) サ ー ビ ス ク ロ ア チ ア の 電 源 は 、 ヨ ー ロ ッ パ タ イ プ の 2 穴 、 2 0 0 V 、 C 電 話 を 用 意 し た の だ が 、 い ろ ん な 所 に 影 響 が で そ う だ 。 何 と か ( 6 ) カ メ ラ 、 パ ソ コ ン 、 電 源 、 薬 等 の 準 備 14 円 で 、 4 ㎝ × 写 真 を 印 刷 し て 持 っ て い っ た 。 一 時 間 も あ れ ば 交 付 し て く れ る 。 5 ㎝ の 写 真 が 必 要 な の で 、 家 の プ リ ン タ で 自 分 の く の 運 転 免 許 試 験 場 に 行 っ て も ら っ て き た 。 手 数 料 は 二 六 五 〇 な い と レ ン タ カ ー を 貸 し て く れ な い と の こ と 。 仕 方 な い の で 近 み る と 不 要 な の は ハ ワ イ く ら い で 、 や は り 国 際 免 許 証 を 持 参 し は 国 際 免 許 証 は 不 要 だ と 書 い て あ る の だ が 、 エ イ ビ ス に 聞 い て そ れ と 必 要 な の が 国 際 免 許 証 だ 。 ガ イ ド ブ ッ ク に ク ロ ア チ ア で あ る か ら 大 丈 夫 な の だ が 。 は な い だ ろ う と 思 っ て い る 。 そ ん な 心 配 し な く て も 国 境 検 査 が 隣 国 の ボ ス ニ ア ・ ヘ ル ツ ェ ゴ ヴ ィ ナ に 入 っ て し ま う と い う こ と う の で 、 今 回 磁 石 を 用 意 し た 。 こ れ が あ れ ば ま か り 間 違 っ て 、 ま た 、 私 は 方 向 音 痴 で 、 迷 っ た 時 は 大 体 反 対 方 向 に 走 っ て し ま 消 す る 。 15 こ れ で 、 写 真 の デ ー タ は 安 心 だ 。 間 ほ ど は 、 睡 眠 薬 を 飲 ん で ぐ っ す り 眠 る と 時 差 ぼ け は 簡 単 に 解 睡 眠 薬 も 、 時 差 ぼ け 解 消 に は 不 可 欠 だ 。 現 地 に 着 い て か ら 二 日 ー ド ) に も バ ッ ク ア ッ プ を 取 る の だ 。 パ ソ コ ン の H D D に コ ピ ー す る と と も に 、 外 部 H D D ( P C カ に し た 。 Copyright ©IT おやじ All rights reserved な い 。 そ こ で 、 必 要 に な る の が パ ソ コ ン だ 。 毎 日 撮 っ た 写 真 を が あ る か 分 か ら な い の で 、 と り あ え ず 正 露 丸 を 持 っ て い く こ と と こ ろ が 、 十 二 日 間 も 旅 行 す る と 、 当 然 3 0 0 枚 で は お さ ま ら を 飲 ん で 下 痢 し た く ら い で 、 い た っ て 胃 は 丈 夫 な 方 な の だ が 何 外 に 行 っ て い る が 、 一 度 ロ ス ア ン ゼ ル ス で 誤 っ て 腐 っ た ミ ル ク い 。 後 は 、 胃 薬 ・ 痛 み 止 め ・ 睡 眠 薬 だ 。 今 ま で 仕 事 で 5 0 回 以 上 海 だ 切 た 。 る だ 金 し 額 、 の ク み ー を ネ 換 は 金 、 し 日 な 本 い に と 持 え ち ら 帰 い る 損 と を 換 す 金 る で こ き と な に い な の り で そ 、 う 使 い 分 だ ろ う 。 ェ リ ー や 昼 食 代 は 足 り る と 思 う の で 、 五 万 円 程 度 両 替 す れ ば 十 第 十 二 日 第 第 第 第 十 十 九 八 一 日 日 日 日 ザ グ レ ブ ( 飛 行 機 ) ~ パ リ ~ 成 田 ザ グ レ ブ 泊 ド ブ ロ ヴ ニ ク 泊 ド ブ ロ ヴ ニ ク 泊 ム リ ェ 国 立 公 園 ( フ ェ リ ー ) 泊 使 い に く い 。 現 地 で は 、 一 日 五 〇 〇 〇 円 程 度 用 意 し て お け ば フ し 、 ト ラ ベ ラ ー ズ チ ェ ッ ク は 一 般 の 店 で は 扱 っ て お ら ず 、 案 外 ま た 、 今 ま で の 経 験 で は 、 ホ テ ル の 両 替 は 交 換 レ ー ト が 最 悪 だ ら し い が 、 基 本 的 に は ザ グ レ ブ 空 港 で 両 替 を 済 ま せ る つ も り だ 。 第 第 七 六 日 日 ~ フ ヴ ァ ー ル 島 ( フ ェ リ ー ) ~ ス ト ン 泊 オ ミ シ ュ ~ マ カ ラ ス カ ト ロ ギ ー ル ~ ス プ リ ッ ト 泊 チ ア の 为 要 都 市 で は 銀 行 で 両 替 で き る し 、 A T M も 揃 っ て い る ク ロ ア チ ア の 通 貨 は ク ー ネ で 1 ク ー ネ が 十 九 円 程 度 だ 。 ク ロ ア あ え ず イ ン タ ー ネ ッ ト の ケ ー ブ ル を 持 っ て い く こ と に し た 。 会 の ホ テ ル で あ れ ば イ ン タ ー ネ ッ ト は 使 え る よ う な の で 、 と り 第 第 第 第 五 四 三 二 日 日 日 日 ~ プ リ モ シ ュ テ ン ~ ト ロ ギ ー ル 泊 ク ル カ 国 立 公 園 ~ シ ベ ニ ッ ク コ ル ナ テ ィ 国 立 公 園 ~ ス ク ラ デ ィ ン 泊 ラ ブ 島 ( フ ェ リ ー ) 泊 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 立 公 園 泊 Copyright ©IT おやじ All rights reserved り 、 ネ ッ ト も 使 え る よ う だ し 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク や ザ グ レ ブ 等 の 都 第 一 日 ~ ザ グ レ ブ ( 車 ) ~ プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 立 公 園 泊 成 田 ( 飛 行 機 ) ~ パ リ ロ ア チ ア で も 都 市 部 で は イ ン タ ー ネ ッ ト カ フ ェ が 発 達 し て お 最 終 的 に 今 回 の 日 程 ( 予 定 ) は 次 の よ う に な っ た 。 ( 7 ) イ ン タ ー ネ ッ ト と 両 替 ( 8 ) 日 程 16 【ドライブ予定ルートと宿泊地】 パリ ザグレブ プリトヴィツェ 国立公園(世界遺産) ラブ島 クルカ国立公園 コルナティ 国立公園 トロギール(世界遺産) スプリット(世界遺産) フヴァール島 ストン ムリェ国立公園 17 宿泊予定地 走行予定ルート 見学のみ 飛行機 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ドブロヴニク (世界遺産) Copyright ©IT おやじ All rights reserved 18 ッ ト を 見 せ る だ け で よ い 。 何 時 こ の よ う に な っ た の だ ろ う 。 久 食 事 は そ こ そ こ に し て 、 ラ ン グ ド ッ ク と ボ ル ド ー の 赤 ワ イ ン 、 19 査 で は 申 請 書 を 書 い て い た の だ が 、 今 は パ ス ポ ー ト と エ ア チ ケ あ る が 、 今 は な ぜ か 払 わ な い よ う に な っ て い る 。 ま た 、 出 国 審 事 が 楽 し い 。 成 田 空 港 は 5 年 ぶ り で 、 以 前 は 確 か 入 場 料 が 必 要 だ っ た 記 憶 が の コ ー ス や 鰻 重 ・ う ど ん ・ カ レ ー な ど 、 い ろ い ろ 揃 っ て い て 食 ザ ー ト は チ ー ズ に フ ル ー ツ と ケ ー キ 。 や は り J A L の 方 が 和 食 の 携 帯 電 話 を 時 計 代 わ り に す る こ と に し た 。 れ る と こ ろ は 全 く な い 。 仕 方 が な い の で ク ロ ア チ ア で 使 用 予 定 っ て い た の だ が 、 関 空 も 成 田 も 探 し 回 っ た が 電 池 を 交 換 し て く に く 電 池 が 切 れ て い る 。 関 空 か 成 田 で 交 換 す れ ば よ い と 甘 く 思 腕 時 計 は 通 常 全 く 使 わ な い 。 今 回 持 っ て い こ う と し た が 、 あ い 速 が 渋 滞 し て い る の で バ ス も 迂 回 し て 成 田 へ 向 か う 。 間 半 。 三 0 0 0 円 も 取 ら れ る か ら び っ く り す る 。 東 京 は 首 都 高 機 は 今 ま で に な く ひ ど く 揺 れ た 。 羽 田 で バ ス に 乗 り 換 え て 一 時 へ 行 く の も 大 変 だ 。 あ い に く 台 風 が 近 づ い て き て 羽 田 へ の 飛 行 で き ず 、 成 田 夜 九 時 五 〇 分 発 に な っ て し ま っ た 。 伊 丹 か ら 成 田 エ ー ル フ ラ ン ス で は 、 自 宅 か ら 近 い 関 空 か ら の チ ケ ッ ト は 予 約 キ に イ ン ゲ ン 豆 や ジ ャ ガ イ モ が 添 え て あ り 、 普 通 の 料 理 だ 。 デ ー モ ン に 海 老 の 入 っ た 野 菜 サ ラ ダ 、 メ イ ン は フ ィ レ 肉 の ス テ ー っ て か ら 一 時 間 ほ ど す る と 用 意 さ れ 、 オ ー ド ブ ル は ス モ ー ク サ 向 け て 出 発 す る 。 十 二 時 間 四 〇 分 の フ ラ イ ト だ 。 食 事 は 飛 び 立 飛 行 機 は 成 田 か ら 定 刻 通 り 、 パ リ ( シ ャ ル ル ド ゴ ー ル 空 港 ) に し 、 イ ン タ ー ネ ッ ト も 無 料 で 使 え る の で 娘 に メ ー ル を 出 す 。 ビ ジ ネ ス ク ラ ス だ っ た の で エ ー ル フ ラ ン ス の ラ ウ ン ジ で 休 息 性 が 「 機 内 に 持 ち 込 め ま す よ 」 と 言 う の で 持 ち 込 む こ と に す る 。 っ て し ま っ て も 大 変 だ 。 少 し 躊 躇 し て い る と 、 カ ウ ン タ ー の 女 ブ 行 き に 乗 り 換 え る の だ が 、 荷 物 を 預 け て し ま っ て ど こ か に 行 し ぶ り だ と 勝 手 が 違 う 。 パ リ で は 同 じ エ ー ル フ ラ ン ス で ザ グ レ Copyright ©IT おやじ All rights reserved 【 第 一 日 】 ザ グ レ ブ か ら プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 立 公 園 へ 第 二 章 ク ロ ア チ ア の 旅 パ リ で は 、 7 年 前 に も 抱 き つ き ス リ に あ っ た し 、 ろ く な こ と は ウ ン ジ で は イ ン タ ー ネ ッ で や め た 。 シ ャ ル ル ・ ド ゴ ー ル の ラ と 思 っ た が 、 言 っ た と こ ろ で ど う な る で も な し 、 馬 鹿 ら し い の は り 不 安 が 的 中 し た 。 エ ー ル フ ラ ン ス に 文 句 を 言 い に 行 こ う か 最 初 か ら 朝 の 五 時 か ら 開 い て い る の か な と 心 配 し て い た が や だ ジ 五 。 が 時 使 間 え も た あ の る は の 大 で 助 ラ か ウ り ン こ ろ が 、 メ デ ィ カ ル ケ ア の 部 屋 に 行 く と 何 と 閉 ま っ て い る 。 ザ グ レ ブ へ の 乗 り 継 ぎ は ぐ 分 か る 。 」 と の こ と で 「 あ り が と う 」 と 言 っ て 分 か れ た 。 と っ ぷ り 食 べ た 。 パ リ か ら 外 に 連 れ て い か れ 、 「 あ っ ち の 方 に メ デ ィ カ ル ケ ア が あ る 。 す ン チ ネ ン タ ル の 朝 食 を た 務 員 が 「 つ い て こ い 」 と 言 う の で つ い て い く と 、 タ ー ミ ナ ル の ウ ン ジ で 用 意 し て あ る コ は え ら く 親 切 だ な と 思 っ て い た 。 到 着 後 、 エ ー ル フ ラ ン ス の 乗 て 、 お 腹 が す い た の で ラ し て も ら う の で 案 内 し て く れ る と の こ と だ 。 フ ラ ン ス 人 に し て ワ ー を 浴 び て サ ッ パ リ し キ ャ ビ ン ア テ ン ダ ン ト に 薬 は な い か と 尋 ね る と 、 空 港 で 薬 を 出 設 備 が あ っ た の で 、 シ ャ が 、 パ リ 到 着 前 に 左 目 の 下 が 被 れ て 腫 れ て い る こ と に 気 が つ き 、 ラ ウ ン ジ で は シ ャ ワ ー の 数 日 前 か ら 目 の 周 り が ど う も 痒 く て お か し い な と 思 っ て い た さ れ た あ げ く バ ス が 来 て 、 や っ と ラ ウ ン ジ に た ど り 着 い た 。 覚 め て 時 計 を 見 る と 朝 の 三 時 だ 。 な い と 行 け な い 。 朝 の 五 時 で 人 通 り も ま ば ら な 中 、 か な り 待 た る 。 と は い え 長 時 間 、 同 じ 姿 勢 で い る と 腰 が 痛 く な っ て 、 目 が し た 建 物 か ら ラ ウ ン ジ の あ る 建 物 に 行 く に は 巡 回 バ ス に 乗 ら ん ど フ ラ ッ ト に な り 、 気 持 ち よ く 体 を 伸 ば し て 眠 る こ と が で き パ リ の シ ャ ル ル ・ ド ゴ ー ル 空 港 は 大 き な 空 港 で 、 飛 行 機 が 到 着 に な る 。 最 近 の ビ ジ ネ ス ク ラ ス の シ ー ト は 、 眠 る と き に は ほ と 更 に ブ ル ゴ ー ニ ュ の 白 ワ イ ン を 飲 ん で い い 気 持 ち に な っ て 横 た め に ラ ウ ン ジ に 向 か っ た 。 な い 。 目 の 方 は た い し た こ と は な い の で 、 医 者 は 諦 め て 、 休 む シャルル・ドゴール空港 ラウンジ Copyright ©IT おやじ All rights reserved 20 ま で 我 慢 す る し か 仕 方 が な い 。 に 、 ク ロ ア チ ア で は 国 も 全 く し て い な い の で 何 も 買 え な い し 食 べ ら れ な い 。 ザ グ レ ブ だ 。 わ ざ わ ざ A V I S れ な い 。 パ リ で は 何 も 買 う つ も り が な か っ た の で フ ラ ン に 両 替 ッ ク で 読 ん だ と お り 再 度 並 び 直 す 。 フ ラ ン ス 人 は 自 己 为 張 が 激 し く ど う も 好 き に な や は り 私 が ガ イ ド ブ だ 。 」 と 言 っ て も 全 く 聞 く 耳 を 持 た な い 。 も め る の も 嫌 な の で 「 私 は こ の 位 置 に 並 ん で い て 、 彼 と 話 を す る た め に 離 れ た だ け に 並 び 直 せ 」 と 強 い ブ ー イ ン グ 。 い い 国 。 と 際 言 免 っ 許 て 証 見 は も 要 し ら な な い か 確 認 し て 、 再 び 列 に 戻 ろ う と す る と 、 列 の 後 ろ の 方 か ら 「 列 日 本 の 免 許 で 十 分 で だ が 、 列 に 並 ん で い る と き に 少 し 列 か ら 離 れ て 係 員 に こ こ で よ 証 を 出 そ う と す る と 、 チ ェ ッ ク イ ン し て い る の で 、 出 国 審 査 と 荷 物 検 査 だ け で よ い の の 免 許 証 と 国 際 免 許 ザ グ レ ブ 行 き の エ ー ル フ ラ ン ス の ゲ ー ト に 行 く 。 す で に 日 本 で チ ッ ク を 借 り た 。 日 本 乗 り 遅 れ る と 行 け な い の で 一 時 間 半 前 に ラ ウ ン ジ を 後 に し て 0 ㏄ 程 度 ) の オ ー ト マ 行 し 、 オ ペ ル ( 1 6 0 確 認 す る し か な い 。 ザ グ レ ブ 空 港 に 着 く と 、 A V I S レ ン タ カ ー の カ ウ ン タ ー に 直 え る よ う に な る の だ ろ う か 。 心 配 だ が ク ロ ア チ ア に 着 い て か ら く と 言 っ て い た 。 ザグレブ空港とオペル 21 ド を セ ッ ト す る が 、 表 示 は 圏 外 。 ク ロ ア チ ア に 行 け ば こ れ が 使 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ま た 、 ド コ モ で 借 り た 海 外 専 用 の 携 帯 電 話 に 私 の F O M A カ ー の 子 が 一 緒 だ っ た が 、 ザ グ レ ブ か ら リ エ カ ・ ド ブ ロ ヴ ニ ク に 行 飛 行 機 で 大 丈 夫 か な と 思 う が 無 事 到 着 。 日 本 人 の 3 人 連 れ の 女 置 い て あ る 。 さ す が フ ラ ン ス だ 。 ト が つ な が ら な い 。 W i n d o w s パ ソ コ ン で は な く M A C が レ ブ 行 き の 飛 行 機 は 6 0 人 乗 り の ジ ェ ッ ト 機 で 、 こ ん な 小 さ な 十 二 時 頃 に シ ャ ル ル ・ ド ゴ ー ル 空 港 か ら ザ グ レ ブ に 入 る 。 ザ グ 大 変 だ 。 も つ い に E 71 と い う 標 識 は 全 く で て こ な い 。 ン ス タ ン ド で 聞 い て み る が 、 こ れ で よ い と い う 。 い く ら 走 っ て 71 と あ る が 、 道 路 標 識 は 40 号 線 。 ど う も お か し い の で ガ ソ リ こ と で U タ ー ン 。 今 度 は カ ル ロ バ ッ チ で 降 り る と 、 地 図 に は E ー で 料 金 所 の お じ さ ん に 聞 い て み る と や は り 行 き す ぎ た と の 止 め よ う と す る と 、 逆 に 回 し て 一 層 強 く 回 り 出 す 。 慣 れ る ま で 度 に 、 左 右 が 逆 な の で ワ イ パ ー が 動 く こ と に な り 、 ワ イ パ ー を ュ ー ト ラ ル ) に セ ッ ト す る 。 更 に は ウ イ ン カ ー を 出 そ う と す る こ ち ら の 車 に は そ れ が 見 あ た ら な い 。 仕 方 が な い の で 「 N 」 ( ニ 日 本 車 で は 車 を 止 め た 時 に 駐 車 状 態 の 「 P 」 に ギ ア を 入 れ る が 、 し か し 、 ど う も お か し い の で 、 仕 方 な く 2 0 ㎞ 先 の 次 の イ ン タ ま っ た と き に つ い つ い 消 し 忘 れ て こ れ ま た 大 慌 て だ 。 し ま っ た 。 E 71 は 直 進 と 指 示 が あ り 、 迷 っ た が 降 り ず に そ の ま ま 進 ん で 降 り て E 71 に 入 ろ う と 思 っ た の だ が 、 カ ル ロ バ ッ チ に 来 る と 、 な 気 が し た の で 、 他 の 車 に 習 っ て ラ イ ト を 付 け て 走 っ た が 、 止 ど こ か に ラ イ ト を 付 け て 走 る の が 規 則 だ と 書 い て あ っ た よ う ま た 、 ク ロ ア チ ア の 車 は 昼 間 で も ラ イ ト を 付 け て 走 っ て い る 。 空 港 か ら 順 調 に 走 っ て き て 、 地 図 に あ る 通 り 、 カ ル ロ バ ッ チ で ぎ て 何 回 か タ イ ヤ を 側 道 の 石 に こ す り つ け て し ま う 。 し く は な い 。 ド を 取 っ て 、 出 る 時 に は 人 が 立 っ て い る の で そ こ で 精 算 だ 。 難 バ ン バ ン 飛 ば し て い る 。 高 速 道 路 の 料 金 は 、 入 る と き に は カ ー く 。 と こ ろ が 、 左 ハ ン ド ル に な れ な い の で つ い つ い 右 に 寄 り す ま た 素 晴 ら し い 。 緑 に 囲 ま れ た 山 間 を ノ ン ス ト ッ プ で 進 ん で い そ れ に し て も 、 カ ル ロ バ ッ チ か ら プ リ ト ヴ ィ ツ ェ へ の 道 も こ れ の 高 速 道 路 は 素 晴 ら し い 。 美 し い 森 や 林 を 見 な が ら 1 3 0 ㎞ で 肝 心 の 運 転 だ が 、 空 港 か ら 高 速 に は 簡 単 に 入 れ た 。 ク ロ ア チ ア コ ツ で あ る こ と が 、 何 と な く 分 か っ て き た 。 Copyright ©IT おやじ All rights reserved た 。 ク ロ ア チ ア で は 、 都 市 の 名 前 を 頭 に 入 れ て 運 転 す る こ と が た 必 際 。 要 免 だ 許 と 証 言 は い 要 張 ら っ な た い の の で で 、 は 仕 な 方 い な か く と 持 確 っ 認 て し い た っ が た 、 の ハ だ ワ が イ 損 以 を 外 し は 号 線 と い う よ う な 標 識 は ほ と ん ど 見 つ け る こ と は で き な か っ た が 、 結 局 、 何 々 方 面 と い う 標 識 は し っ か り あ る の だ が 、 X X 一 体 ど う な っ て い る の だ ろ う 。 こ の 後 も 標 識 を 一 生 懸 命 見 て い 22 こ れ は や ば い と 思 い 、 車 を 降 り て 前 の 車 と の 間 隔 を 見 て み る と 、 思 い 、 慌 て て 再 度 ブ レ ー キ を 踏 ん だ 。 セ ル に 移 す 。 す る と ま た 、 「 ス ッ ー 」 と 前 に 進 む 。 「 当 た る 」 と と 思 い な が ら も う 一 度 、 間 髪 を 入 れ ず に 足 を ブ レ ー キ か ら ア ク ギ ヤ が バ ッ ク に 入 っ て い る こ と を 確 認 し て 、 「 そ ん な 馬 鹿 な 」 ッ ー 」 と 前 に 進 む 。 「 ア ッ ! 」 と 思 い 慌 て て ブ レ ー キ を 踏 む 。 す る と 、 ギ ア を バ ッ ク に 入 れ て ア ク セ ル を 踏 ん で い る の に 、 「 ス バ ッ ク し よ う と し た 。 気 に は な っ た が 、 後 ろ の 車 と は 1 m は 開 い て い る の で 、 気 軽 に 車 の 前 に 5 0 ㎝ 位 の 間 隔 で 車 が 止 め て あ る 。 下 り 坂 な の で 少 し ゆ っ く り し た の で 、 出 発 し よ う と 思 い 車 に 戻 っ て み る と 、 私 の ち よ く 散 策 し た 。 水 が 豊 富 で 、 滝 が 川 に 流 れ 込 ん で お り 、 な か な か の 風 情 で 気 持 の 地 域 の 憩 い の 場 に な っ て い る よ う だ 。 コナラ渓谷の水車が美しいスルニの町 23 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 屋 が 残 っ て お り 、 ほ と り に レ ス ト ラ ン や カ フ ェ な ど が あ り 、 こ こ こ は コ ナ ラ 渓 谷 が 美 し い 町 で 、 ラ ス ト ー ク と 呼 ば れ る 水 車 小 る た め に も 立 ち 寄 っ た 。 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ へ 行 く 途 中 に 、 ス ル ニ と い う 町 が あ り 、 休 憩 す そ う に こ ち ら を 見 て い る 。 止 め る と 、 友 人 と テ ラ ス で 談 笑 し て い る 店 の お じ さ ん が 物 珍 し 取 る 。 こ こ は 、 ド ラ イ ブ イ ン 風 の レ ス ト ラ ン で 、 店 の 前 に 車 を ン 「 S L A P ( 滝 の 意 味 ) 」 で 、 ク ロ ア チ ア で 初 め て の 昼 食 を 最 初 の 危 機 も 何 と か 乗 り 越 え た の で 、 ス ル ニ の 近 く の レ ス ト ラ い る の だ ろ う か 。 何 れ に し て も こ の 車 は 大 変 だ 。 ー ロ ッ パ ? ) で は オ ー ト マ チ ッ ク 車 は こ の よ う な 仕 様 に な っ て か っ た が う ま く 行 っ た 。 マ ニ ュ ア ル 車 が 普 通 の ク ロ ア チ ア ( ヨ スルニ近郊ドライブイン 魚のフライとフライドポテト 三 〇 年 近 く オ ー ト マ チ ッ ク 車 し か 乗 っ て い な い の で 、 自 信 は な ま る で マ ニ ュ ア ル 車 に 乗 っ て 坂 発 進 を し て い る よ う な 操 作 だ 。 ん だ 。 「 行 っ た ! う ま く 行 っ た ! あ ー 良 か っ た 。 」 リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 立 公 園 に 入 っ て き た 。 む ろ に サ イ ド ブ レ ー キ を は ず し 、 同 時 に ア ク セ ル を 更 に 踏 み 込 お 腹 も ふ く れ て 、 元 気 を 取 り 戻 し て 走 り 続 け る と 、 い よ い よ プ バ ッ ク で き る と こ ろ ま で ア ク セ ル を 踏 み 込 ん だ 。 そ こ で 、 お も ー キ を か け て 車 が 動 か な い 状 態 に し た 。 次 に 、 そ の 状 態 で 十 分 か な り 迷 っ た あ げ く 、 あ る 手 段 を 思 い つ い た 。 ま ず サ イ ド ブ レ 私 に は 多 す ぎ る 。 半 分 ほ ど 食 べ て プ リ ト ヴ ィ ツ ェ に 向 か っ た 。 ト 。 魚 は 新 鮮 で ぷ り ぷ り し て 美 味 し か っ た 。 し か し 、 如 何 せ ん ほ ど 経 つ と 、 出 て き た の は 魚 の フ ラ イ に 大 盛 り の フ ラ イ ド ポ テ Copyright ©IT おやじ All rights reserved う か な と 思 っ た が 、 そ れ で は 何 時 の こ と か 分 か ら な い 。 が 为 流 の よ う だ 。 イ カ の 焼 き 物 を 注 文 し た つ も り だ が 、 一 五 分 で は 当 た る の は 確 実 な の で 、 前 の 車 の 人 が 帰 っ て く る ま で 待 と メ ニ ュ ー を 見 た と こ ろ 、 ど う も 魚 の フ ラ イ や 、 肉 を 焼 い た も の 馬 力 が 弱 い の か 、 坂 で は す ぐ に バ ッ ク で き な い の だ 。 こ の ま ま あ と 1 0 ㎝ し か な い 。 こ れ は や ば い 。 こ の 車 は 日 本 車 と は 違 い 、 「 あ る 」 と い う の で 、 持 っ て き て も ら っ た 。 レ ス ト ラ ン に 入 っ て 、 「 英 語 の メ ニ ュ ー は あ る か 」 と 聞 く と 、 24 る 素 晴 ら し い と こ ろ だ 。 も み の 自 然 林 に 囲 ま れ た 渓 谷 に 、 1 6 の 湖 と 9 2 の 滝 が 点 在 す プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 立 公 園 は 、 内 陸 部 に あ る 世 界 遺 産 で 、 ブ ナ や が 目 に つ き 、 ク ロ ア チ ア の 民 家 に 気 軽 に 泊 ま る こ と が で き る 。 道 で 、 快 適 な ド ラ イ ブ だ 。 途 中 に は ソ ー ベ ( S O B E ) の 看 板 カ ル ロ バ ッ チ で 高 速 道 路 を 降 り て か ら こ こ ま で の 道 路 は 一 本 ッ シ ュ を 少 し 多 く 持 っ て き て よ か っ た 。 シ ュ や 歯 ブ ラ シ が な い し 、 ボ ー ル ペ ン や メ モ 用 紙 も な い 。 テ ィ 一 泊 二 万 円 も 出 し た の だ か ら 当 然 か 。 し か し 、 部 屋 に は テ ィ ッ 一 人 使 用 。 バ ス ト イ レ 完 備 で ゆ っ た り 使 え る 。 の 近 く に あ り 、 シ ン プ ル で き れ い な ホ テ ル だ 。 部 屋 は ツ イ ン の ホ テ ル イ ェ ゼ ロ は プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 立 公 園 の エ ン ト ラ ン ス 2 ホテル「イェゼロ」 ホテル「イェゼロ」の部屋 拠 点 だ 。 25 の 乗 り 場 が あ る 。 こ こ が プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 観 光 の き な 湖 「 コ ジ ャ ッ ク 湖 」 が あ り 、 ボ ー ト と バ ス ホ テ ル か ら 五 分 ほ ど 歩 く と 、 こ の 公 園 で 一 番 大 観 光 バ ス も 止 ま っ て い る 。 か な り の 賑 わ い で 、 ホ テ ル の 駐 車 場 に は 多 く の ホ テ ル 近 辺 を 少 し 散 策 し た 。 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ は 明 日 か ら 本 格 稼 働 な の で 、 今 日 は 下 見 と 思 い 、 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 黒 海 に 流 れ 込 む ら に ド ナ ウ 川 を 経 て 地 を 潤 し な が ら 、 さ り 、 ク ロ ア チ ア の 大 水 は 、 コ ナ ラ 川 と な プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 川 の く 思 う 。 か っ た の に と つ く づ に 来 れ た ら 本 当 に よ 風 景 だ 。 禮 子 と 一 緒 ン に で て く る よ う な ま る で 映 画 の 一 シ ー れ の 一 時 を 過 ご し て い る 。 で く つ ろ い だ り 、 夫 婦 二 人 が ゆ っ た り と ベ ン チ に 座 っ て 、 夕 暮 湖 の 畔 で は 、 子 供 連 れ の 家 族 が 水 に 戯 れ た り 、 ア ベ ッ ク が 芝 生 木 が 透 き 通 っ て 見 え る 。 本 当 に 美 し い 湖 だ 。 透 き 通 っ て 、 数 多 く の マ ス が 泳 い で い る 。 ま た 、 湖 の 底 に は 倒 コ ジ ャ ッ ク 湖 の 色 は エ メ ラ ル ド グ リ ー ン に 輝 き 、 水 は あ く ま で コジャック湖ではマスがはっきり見える プリトヴィツェ国立公園 コジャック湖にてくつろぐ夫婦 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 26 ン と 貝 の ラ ザ ニ ア を 頼 む 。 め て の 運 転 で 疲 れ た の か 、 あ ま り 食 欲 が な く 、 赤 の グ ラ ス ワ イ 人 く ら い は 入 れ る 大 き さ だ 。 夕 食 は 、 さ す が に ク ロ ア チ ア で 初 ホ テ ル 「 イ ェ ゼ ロ 」 の レ ス ト ラ ン は 、 広 々 と し て お り 、 2 0 0 個 人 旅 行 で き て い て 二 泊 の 予 定 と の こ と だ 。 る 母 娘 に 会 っ た 。 東 京 か ら 来 て い 策 し て い る 時 も よ く 見 か け る 。 散 が 多 く 、 日 本 人 も こ こ で は 団 体 客 引 き 返 す 。 早 々 に ホ テ ル に で 疲 れ た の で 、 移 動 し て き た 日 く わ く す る 。 で 、 聞 く だ け で わ 何 と も 雄 大 な 話 に し て は ま あ ま あ だ 。 た 。 ラ ザ ニ ア も な か な か 美 味 し い が 日 本 人 に は 味 が 濃 い 。 初 日 ワ イ ン は ス プ リ ッ ト の ワ イ ン と い う こ と で こ れ は 美 味 し か っ 湖底には倒木が横たわる ん で 午 後 九 時 前 に 寝 る 。 ホテル イェゼロのレストラン 27 今 日 は 、 日 本 か ら Copyright ©IT おやじ All rights reserved 夜 は 明 日 か ら の 活 動 に 供 え て 、 精 神 安 定 剤 を 睡 眠 薬 代 わ り に 飲 湖 群 の 乗 り 場 「 ST 4 」 に 行 く こ と が で き る 。 が あ り 、 こ こ か ら 下 の 湖 群 の 乗 り 場 「 ST 1 」 な ら び に 、 上 の も う 一 つ の 移 動 手 段 は バ ス で 、 「 P1 」 の 近 く に 乗 り 場 「 ST 2 」 分 お き に 出 発 す る 。 転 し て お り 、 「 P2 」 か ら コ ジ ャ ッ ク 湖 の 東 の 「 P3 」 ま で は 三 〇 が 観 光 の 拠 点 に な る 。 「 P1 」 か ら 対 岸 の 「 P2 」 へ は ピ ス ト ン 運 ホ テ ル の 近 く に こ の 電 動 ボ ー ト の 乗 り 場 「 P1 」 が あ り 、 こ こ ト で 行 き 来 す る 。 の 間 に は 、 公 園 内 で 一 番 大 き な コ ジ ャ ッ ク 湖 が あ り 、 電 動 ボ ー 湖 は 大 き く 上 の 湖 群 と 下 の 湖 群 に 分 け ら れ る 。 上 の 湖 と 下 の 湖 つ な が れ て お り 、 最 後 に 滝 と な っ て 川 に 流 れ 込 む 。 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ に は 湖 が 沢 山 あ り 、 湖 と 湖 は 無 数 の 早 瀬 や 滝 で ジ ャ ッ ク 湖 の 畔 に あ る 、 案 内 掲 示 板 を じ っ く り 見 る 。 ハ ム や フ ル ー ツ の 食 事 だ 。 朝 食 が 終 わ る と す ぐ に 出 か け て 、 コ に は 朝 起 き が 一 番 だ 。 朝 食 は 七 時 か ら 。 バ イ キ ン グ ス タ イ ル で 朝 は 六 時 に 携 帯 電 話 が 鳴 る よ う セ ッ ト し て 起 床 。 時 差 ぼ け 解 消 【 第 二 日 】 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 立 公 園 P3 コジャック湖 ミラノヴァッチ湖 P2 ST4 ガロヴァッチ湖 P1 ST1 カルデロヴァッチ湖 ST2 プリトヴィツェ国立公園全体図と散策ルート Copyright ©IT おやじ All rights reserved 28 P1 ボート乗り場 P3 ボート乗り場 ST1 バス乗り場 29 に 現 れ る 。 そ の た め 水 が 非 常 に 透 明 で き れ い だ 。 の 源 泉 か ら 湧 き 出 た 泉 が 石 灰 岩 層 を 通 り 、 浄 化 さ れ て 再 び 地 表 り 抜 け 、 地 下 水 脈 と な り カ ル ス ト 湖 と し て 地 下 に 蓄 え ら れ 、 こ か ら 下 の 湖 に 水 が 滝 と な っ て 流 れ 込 む 。 湖 一 帯 は カ ル ス ト 地 層 で 、 降 っ た 雤 は 地 下 の 石 灰 岩 の 間 を く ぐ く つ も あ り 、 そ れ ら の 湖 が 段 々 畑 の よ う に な っ て お り 、 上 の 湖 Copyright ©IT おやじ All rights reserved は 素 晴 ら し い 景 色 が 眺 望 で き る 。 エ メ ラ ル ド グ リ ー ン の 湖 が い さ れ 、 水 辺 の ハ イ キ ン グ を 楽 し む こ と が で き る 。 入 園 料 に 含 ま れ て い る 。 ま た 、 公 園 に は 木 の 遊 歩 道 が 張 り 巡 ら バ ス は ピ ス ト ン 運 転 し て い る の で 、 い つ で も 乗 る こ と が で き 、 4 0 ~ 5 0 人 が 乗 れ る 小 さ な 電 動 ボ ー ト だ 。 P3 の 散 策 路 か ら を 乗 り 換 え 、 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ の 下 の 湖 群 の P3 に 向 か う 。 今 日 は 、 P1 か ら ボ ー ト に 乗 り 、 対 岸 の P2 に 移 り 、 更 に ボ ー ト 苔と水と光の調和が素晴らしいガロヴァッチ湖近辺 こ と ば に は 言 い 表 せ な い 。 何 枚 も 何 枚 も シ ャ ッ タ ー を 押 し た 。 見 て も 見 飽 き る こ と が な い 。 そ の 様 は ま る で 絵 に 描 い た よ う で 、 と 「 湖 と 湖 を つ な ぐ 滝 」 「 後 ろ に 聳 え る 山 」 こ れ ら は い く ら よ う だ 。 こ の 「 美 し い 川 の 流 れ 」 「 エ メ ラ ル ド グ リ ー ン の 湖 」 に 広 が っ て お り 、 ま る で 屋 久 島 の 白 谷 雲 水 峡 を 更 に 広 大 に し た ま た 、 こ の あ た り は 年 間 雤 量 も 多 い の だ ろ う 。 滝 に は 苔 が 一 面 プリトヴィツェ国立公園 カルデロヴァッチ湖近辺 ン Copyright ©IT おやじ All rights reserved 30 洞窟からガヴァノヴァッチ湖を望む 31 水がいたる所から湖に流れ込む Copyright ©IT おやじ All rights reserved ミラノヴァッチ湖近辺 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 32 33 プリトヴィツェ国立公園 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 上 流 に あ る ST 4 に 向 か う 。 バス乗り場の前の案内板 昼 食 は 簡 単 に 終 え て 、 再 度 ST 2 か ら バ ス に 乗 り こ ん で 、 一 番 か 美 味 し か っ た 。 私 に は こ れ く ら い の 食 事 で 十 分 だ 。 と す る が 、 長 蛇 の 列 だ 。 ソ ー セ ー ジ は 太 い も の が 2 本 で な か な こ こ の ビ ュ ッ フ ェ は 混 ん で い て 、 ソ ー セ ー ジ と ビ ー ル を 頼 も う 食 を 取 る こ と に し た 。 ST 1 か ら バ ス に 乗 っ て 、 ホ テ ル 近 く の ST 2 に 戻 り 、 こ こ で 昼 湖 や 滝 に 見 と れ な が ら 散 策 す る と 、 あ っ と い う 間 に お 昼 だ 。 昼食はソーセージとビール ボート乗り場とビュッフェ(正面奥) Copyright ©IT おやじ All rights reserved 34 時 着 や だ い っ 。 た と の P1 は に 午 た 後 ど 四 り く 待 っ て い る 。 な い 。 み ん な 辛 抱 強 し か 帰 る ル ー ト は わ な か っ た が こ れ こ ま で 混 む と は 思 エメラルドグリーンのカルデロヴァッチ湖 コジャック湖沿いの小径 に 集 ま っ て く る 。 こ ド ン 人 を 上 流 に 送 り 込 む の は よ い の だ が 、 こ の 人 達 が 全 て P2 ホ テ ル に 帰 る と 午 後 六 時 半 。 ろ う と す る と 、 何 と 一 間 待 ち 。 え ら い 混 み よ う だ 。 バ ス で ド ン 二 時 間 ほ ど か け て や っ と P2 に た ど り 着 い て 船 に 乗 っ て P1 に 戻 ち よ さ そ う に 泳 い で い る 。 楽 園 の よ う な 世 界 だ 。 が 騒 い で い る 。 鳥 は 楽 し そ う に 鳴 い て い る し 、 湖 に は 鴨 も 気 持 か ら の 観 光 客 が 多 い よ う だ 。 小 径 に は い ろ ん な 花 が 咲 い て い る 。 途 中 で 蛇 が 出 て き て 子 供 達 こ え て く る 。 英 語 と 日 本 語 は ほ と ん ど 聞 こ え な い 。 特 に ド イ ツ し い 緑 と 水 に 囲 ま れ て 歩 い て い く の は 本 当 に 気 持 ち が よ い 。 メ ラ ル ド 色 の 湖 を 眺 め な が ら 板 張 り の 散 策 路 を 下 っ て い く 。 美 ST 4 か ら は 、 P2 へ 向 か っ て 下 っ て い く 道 だ 。 こ の ル ー ト は エ い く そ 。 た こ く か た ら だ コ が ジ 、 ャ 美 ッ し ク い 湖 水 に 面 沿 と っ 緑 た に 小 囲 径 ま を れ て ST と 2 何 へ と 散 も 策 気 し 持 た ち 。 が 足 よ は し 休 ん で か ら も う 一 度 ST 2 か ら バ ス に 乗 っ て ST 1 に 向 か い 、 ホ テ ル に 帰 る の は 早 す ぎ る の で 、 カ フ ェ で コ ー ヒ ー を 飲 ん で 少 ノバコヴィツカ湖 35 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 耳 を 澄 ま し て い る と 、 あ ち こ ち か ら ド イ ツ 語 や ス ペ イ ン 語 が 聞 コジャック湖の水面 コジャック湖の水面 コジャック湖の電動ボート Copyright ©IT おやじ All rights reserved 36 め を し て 、 明 日 は 早 い の で 早 速 寝 る こ と に し た 。 プリトヴィツェ国立公園の花 プリトヴィツェ国立公園の生き物たち 37 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 味 だ 。 ワ イ ン は 昨 日 と 同 じ 赤 ワ イ ン 。 部 屋 に 帰 っ て 今 日 の ま と P ス テ ー キ を 注 文 す る 。 上 に ア ン チ ョ ビ が の っ て 、 な か な か の の 夕 食 に 出 か け る 。 今 日 は 、 歩 い て お 腹 が す い た の で 、 R A M 部 屋 に 戻 る と 、 早 速 写 真 デ ー タ を パ ソ コ ン に 保 存 し て 、 ホ テ ル の 山 岳 地 帯 は 朝 霧 で 煙 っ て い る 。 途 中 で 羊 を 飼 っ て い た り 、 アドリア海に浮かぶ島 ズタロクバ近辺の町 休 み 休 み 行 っ た の と 、 山 道 な 間 く ら い で 行 け る と 思 っ た が 、 ッ ク ま で は 1 1 0 ㎞ で 、 二 時 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ か ら ヤ ブ ラ ナ 方 が な い 。 ン 抜 き に 来 る の で 危 な く て 仕 ゆ っ く り 走 っ て い る と ド ン ド ば し て い る 。 時 速 6 0 ㎞ 位 で 線 だ が 、 こ こ も 車 は か な り 飛 ア ド リ ア 海 の 湾 岸 道 路 を 一 直 よ ア ド リ ア 海 だ 。 こ こ か ら は E N J ) の 町 に 入 る と い よ い プ リ ト ヴ ィ ツ ェ の 朝 は 1 0 度 程 度 で 少 し 寒 く 、 ズ タ ロ ク バ 近 辺 し の 島 が 見 え て き て 、 セ ニ ( S ヤ ブ ラ ナ ッ ク へ の 道 は 、 山 越 え で 、 快 適 な 山 岳 ド ラ イ ブ だ 。 山 を 越 え る と 急 に 岩 が む き 出 フ ェ リ ー が で て い る ヤ ブ ラ ナ ッ ク に 向 か う 。 し て い る 。 ローパー 昼 食 用 に 、 パ ン に ハ ム と チ ー ズ を 挟 ん で 飛 び 出 し 、 ラ ブ 島 へ の の 小 さ な 町 は 本 当 に の ん び り 朝 七 時 に ホ テ ル イ ェ ゼ ロ の ビ ュ ッ フ ェ ス タ イ ル の 朝 食 を 取 り 、 【 第 三 日 】 ア ド リ ア 海 に 浮 か ぶ ラ ブ 島 馬 が 道 を 横 切 っ た り し て 、 山 ヤブラナック ミスニャック ラブタウン カンポール ラブ島(Rab)全体図 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 38 ン へ は 車 で 二 〇 分 ほ ど だ が 、 細 い 山 道 だ 。 者 の 駐 車 料 金 は 無 料 だ 。 サ イ テ ィ ン グ な 島 と い わ れ て い る 。 ミ ス ニ ャ ッ ク か ら ラ ブ タ ウ ド を く れ る の で 、 宿 泊 中 で も ラ ブ タ ウ ン は 中 世 の 趣 を 残 し 、 北 ア ド リ ア 海 で 一 番 エ キ る 。 ホ テ ル で 駐 車 カ ー チ ェ ッ ク イ ン を 済 ま せ 青 々 と 茂 り 、 緑 豊 か で 海 岸 の 入 り 組 ん だ 美 し い 島 だ 。 に 何 と か 車 を 駐 車 し て 、 な 町 だ が 、 東 側 は 岩 場 で ゴ ツ ゴ ツ し た 感 じ だ が 、 西 側 は 草 が 0 ㎞ ほ ど の 小 さ 他 の 車 に 擦 ら な い よ う が こ こ で も 全 く 同 じ だ 。 ラ ブ 島 は 長 さ 2 に 一 回 で 乗 れ た 。 ラ ッ キ ー な こ と 乗 れ ば 一 杯 だ 。 リ ー で 2 0 台 も だ 。 小 さ な フ ェ ェ リ ー で 十 二 分 ャ ッ ク へ は 、 フ ヤ ブ ラ ナ ッ ク か か の っ で た 。 三 時 間 か ラブ島へのフェリー 車 を 詰 め て 置 い て い る こ で も 狭 い ス ペ ー ス に ロ ッ パ は 、 だ い た い ど と 置 い て あ る 。 ス ペ ー ス に 車 が 所 ヨ 狭 ー し 裏 の 駐 車 場 は 、 小 さ な 「 車 を ホ テ ル 裏 の 駐 車 場 に 移 せ 」 と い う 。 入 り 口 で チ ケ ッ ト を 取 り 、 駐 車 場 に 止 め て ホ テ ル に 入 る と 、 ラブ島 ホテル「イストラ」 39 ら ラ ブ 島 ミ ス ニ Copyright ©IT おやじ All rights reserved 有 料 パ ー キ ン グ の 利 用 の 仕 方 が よ く 分 か ら な い が 、 と り あ え ず だ が 、 行 こ う と す る と 有 料 パ ー キ ン グ に 入 れ る 必 要 が あ る 。 向 か っ た 。 ホ テ ル 「 イ ス ト ラ 」 は 標 識 も あ り す ぐ に 分 か っ た の ラ ブ タ ウ ン に 着 く と 、 今 日 の 宿 泊 地 ホ テ ル 「 イ ス ト ラ 」 に ま ず で 最 も 大 き く て 美 し い 鐘 楼 で 、 窓 や ア ー チ が 対 象 に 並 び 、 光 の ベルタワーとその近辺 巨大なベル あ る 、 グ レ イ ト ベ ル タ ワ ー に 行 く 。 こ の ベ ル タ ワ ー は 、 ラ ブ 島 少 し 休 ん で か ら 、 ま ず は ラ ブ 島 で 一 番 目 玉 の 聖 メ ア リ ー 教 会 に は な い 。 と り あ え ず チ ェ ッ ク イ ン が 済 む と 気 持 ち が 落 ち 着 く 。 根 に 白 壁 で 、 ア ド リ ア 海 の 紺 碧 の 海 と 青 空 に 映 え て 美 し い 。 ラ ブ タ ウ ン は 小 さ な 町 で 、 ク ロ ア チ ア に 共 通 し た オ レ ン ジ の 屋 え っ 鐘 こ る て 楼 こ 。 頂 は は 上 、 5 に 一 ク た 人 ー ど し ネ り か で 着 通 登 く れ る と な こ 、 い と ラ よ が ブ う で タ な き ウ 細 る ン い の が は で 見 し 、 渡 ご さ せ を っ て 2 そ 、 0 く 港 m 登 も く っ よ ら て く い み 見 登 る 。 ベルタワーから望むラブタウンと島々 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ホ テ ル は ラ ブ 島 の ど 真 ん 中 だ 。 部 屋 は あ ま り 広 く は な い が 悪 く が い て 、 い つ で も 出 入 り で き る と の こ と だ 。 な っ た の で 聞 い て み る と 、 駐 車 場 の 料 金 所 に は 二 十 四 時 間 誰 か 朝 早 く 駐 車 場 は ど の よ う に し て で る こ と が で き る の か 心 配 に ハ ー モ ニ ー を 奏 で て い る 。 40 ベルタワーから望むラブタウン 41 ベルタワーから望むアドリア海 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ク ロ ア チ ア の ピ ッ ツ ァ は 美 味 し い 。 皮 が 薄 く て パ リ ッ と し て い お 昼 に な っ た の で 、 海 辺 の レ ス ト ラ ン で ピ ッ ツ ァ を 食 べ る 。 な か っ た 。 紺 碧 の 海 岸 を 期 待 し た の だ が 、 見 た 所 が 悪 い の か 大 し た こ と は の は 腹 が 立 つ の で 、 ホ テ ル に 戻 っ て か ら も う 一 度 車 で 行 き 直 す 。 自 転 車 を 返 し た 後 、 教 え て も ら っ た カ ン ポ ー ル に 行 け な か っ た 人 が 珍 し い の だ ろ う 。 の 子 を 呼 ん で き て キ ャ ッ キ ャ と み ん な で 騒 い で い る 。 余 程 日 本 自転車で走り回るが・・・ 私 に サ イ ン を 書 い て み て く れ と 言 う 。 書 い て や る と 、 近 く の 女 自 転 車 の レ ン タ ル 店 で は 、 女 の 子 が 漢 字 に 興 味 が あ る よ う で 、 返 却 す る 。 自 転 車 は も う こ り ご り だ 。 疲 れ た 。 こ れ で は 帰 れ な く な る の で 、 途 中 で 引 き 返 し て 自 転 車 は 早 々 に 向 は 完 全 に 動 か な く な っ て い る 。 こ れ は 行 く の は 大 変 だ 。 し ん ど く な っ て き た 。 に 従 っ て 、 だ ん だ ん 渋 滞 し て き て 、 全 く 動 か な く な り 、 反 対 方 ア ッ プ ダ ウ ン は あ る し 、 な か な か 目 的 地 に 着 か な い 。 だ ん だ ん と こ ろ が 、 最 初 は 順 調 に 走 っ て い た の だ が 、 ロ ー パ ー に 近 づ く 昼食のピッツァ Copyright ©IT おやじ All rights reserved れ い だ 」 と い う の で 自 転 車 を 借 り た の だ が 、 走 っ て も 走 っ て も 、 ホ テ ル の 女 性 が 「 ロ ー パ ー よ り こ ち ら の 方 が 空 い て い る し 、 き こ う と 思 い 、 車 を 走 ら せ る 。 や は り ガ イ ド ブ ッ ク に 書 い て あ る ロ ー パ ー と サ ン マ リ ノ に 行 借 り て 隣 の カ ン ポ ー ル と い う 町 に 行 く こ と に し た 。 昼 食 も 終 わ り 、 今 日 行 っ た と こ ろ は も う 一 つ 満 足 で き な い の で 、 午 前 中 で ラ ブ タ ウ ン は 見 て 回 っ た の で 、 午 後 か ら は 、 自 転 車 を て 、 イ タ リ ア の ミ ラ ノ で 食 べ た の と 変 わ ら な い 。 42 と が で き な か っ た の が 残 念 だ 。 ど う も 一 人 で 行 く の は の ぞ き 見 み た い で 、 敶 居 が 高 く て 行 く こ 山 あ っ て 、 ヨ ー ロ ッ パ で も 有 名 だ 。 一 度 見 て み た か っ た の だ が 、 ラ ブ 島 に は ナ チ ュ ラ リ ス ト ( ヌ ー デ ィ ス ト ) の リ ゾ ー ト 地 が 沢 こ と に な っ て は 困 る の で 少 し 早 く 出 る こ と に し た 。 四 時 間 待 ち に な る の で 注 意 が い る と の こ と だ 。 明 日 の 朝 こ ん な 転 し て い る が 、 イ タ リ ア か ら の 観 光 客 が 多 く て 、 ひ ど い 時 に は の こ と が 気 に な っ た の で 聞 い て み る と 、 フ ェ リ ー は 4 台 フ ル 回 い て み る 。 ス タ ッ フ は 3 0 才 く ら い の 女 性 で 、 明 日 の フ ェ リ ー 夕 食 に は 時 間 が あ っ た の で 、 イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン セ ン タ ー を 覗 っ て き て よ か っ た 。 れ て い る と 思 っ た ら ま た 雤 が 降 っ て く る 。 変 な 天 気 だ 。 傘 を 持 車 を ホ テ ル の 駐 車 場 に 置 い て 再 度 ラ ブ タ ウ ン を 散 策 す る が 、 晴 に 戻 っ て き た 。 ラブタウン中心の広場 43 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 混 雑 で 、 1 0 ㎞ 程 度 を 三 〇 分 以 上 か か っ て 、 や っ と ラ ブ タ ウ ン 海 岸 に 行 っ て も 仕 方 が な い の で 引 き 返 す こ と に し た 。 し か し 大 っ と 分 か っ た 。 そ の う ち だ ん だ ん 天 気 が 悪 く な っ て き て 、 雤 の ホ テ ル の 女 の 子 が 「 ロ ー パ ー は 人 ば か り で 」 と 言 っ た 意 味 が や す と 現 地 の 親 子 が 座 っ て き た 。 クロアチア親子 特製魚スープ な る の か 楽 し み だ 。 明 日 は 早 い の で 今 日 も 早 く 寝 る こ と に す る 。 ル は ラ ン チ ボ ッ ク ス を 用 意 し て く れ る と の こ と 。 ど ん な も の に ホ テ ル に 帰 り 、 マ ネ ー ジ ャ に 明 日 は 出 発 が 早 い と い う と 、 ホ テ 入 れ る 雰 囲 気 で は な か っ た の で 諦 め た 。 ト カ フ ェ に 入 ろ う と 思 っ た が 、 若 者 が ゲ ー ム に 熱 中 し て お り 、 楽 し い 食 事 で 彼 女 た ち と 別 れ た 後 、 ラ ブ タ ウ ン の イ ン タ ー ネ ッ 罰 金 の よ う だ 。 車 を 運 転 す る 時 は ラ イ ト を 付 け る 必 要 が あ り 、 忘 れ る と す ぐ に 席 し て も よ い か 」 と 聞 い て き た 。 ま あ い い か と 思 い 、 O K を 出 ま た 車 の ラ イ ト の こ と を 聞 い て み る と 、 ク ロ ア チ ア で は や は り ラ マ リ を 頼 ん で 待 っ て い る と 、 「 地 元 の 女 性 だ が 、 女 性 二 人 同 イ タ ー が 、 「 魚 の 特 製 ス ー プ が お 奨 め 」 と 言 う の で 、 そ れ と カ こ ろ に 魚 料 理 の 美 味 し そ う な 店 が あ っ た の で 入 っ て み た 。 ウ エ レ ス ト ラ ン を 探 し な が ら 、 ぶ ら ぶ ら 歩 い て い る と 、 奥 ま っ た と る わ い 。 れ レ 、 ス 仕 ト 方 ラ な ン く に 雤 行 の っ 中 た 、 。 夕 す 食 る を と 取 、 る 団 た 体 め 客 に 用 ラ の ブ 食 タ 事 ウ し ン か に な 出 い か と け 言 食 事 時 に な っ た の で 、 ホ テ ル 「 イ ス ト ラ 」 で 夕 食 を 取 ろ う と 思 も 美 味 し か っ た 。 こ こ は 満 足 し た 。 カ ラ マ リ も プ リ プ リ し た イ カ で 、 な か な か の も の だ 。 白 ワ イ ン 白 身 魚 に 、 海 老 、 ム ー ル 貝 、 イ カ な ど が 入 っ て 本 当 に 美 味 し い 。 い わ ゆ る ブ イ ヤ ー ベ ー ス と い う の だ ろ う か 。 身 が し っ か り し た 特 製 ス ー プ は 最 高 だ 。 母 親 は 、 英 語 は 全 く 駄 目 だ が 、 娘 は 学 校 で 英 語 を 習 っ て い る の Copyright ©IT おやじ All rights reserved 島 で は 一 番 美 味 し い 」 と い う 。 彼 女 た ち が 言 う 通 り こ こ の 魚 の で い ろ ん な 話 を し た 。 「 こ こ の 店 は 、 彼 女 た ち は 常 連 で 、 こ の 44 し か し 、 夜 中 に お 腹 が 痛 く な っ て 何 度 も ト イ レ に 行 く 。 少 し 下 シ ャ ワ ー を 浴 び て 眠 り に つ く 。 こ の ホ テ ル に は バ ス タ ブ が な く シ ャ ワ ー の み 。 仕 方 が な い の で か っ た 。 要 は 若 者 が 夜 ま で 騒 げ て 楽 し め る 町 だ と 言 う こ と だ 。 意 味 が や っ と 分 グ な 町 だ と い う エ キ サ イ テ ィ ン ロ ア チ ア で 最 も 配 れ し な だ る 、 い 。 か ち と ど ゃ い う ん け か と な 心 眠 い 四 時 半 に は 起 き て く る 。 明 日 は 音 で 歌 が 聞 こ え 外 か ら は 大 き な 一 時 に な っ て も し か し 、 夜 の 十 も こ な せ そ う だ 。 か と 思 っ た が 、 し ば ら く す る と 楽 に な り 、 何 と か 明 日 の ツ ア ー 痢 気 味 だ 。 オ リ ー ブ 油 が き つ か っ た の だ ろ う か 。 ど う な る こ と ラブタウンの繁華街 リ ア 海 だ 。 45 ラ ブ タ ウ ン が ク 今 日 も 結 局 、 1 5 0 ㎞ 走 行 し た 。 ザ グ レ ブ か ら 3 0 0 ㎞ で ア ド 当 に 疲 れ る 。 オ ペ ル は だ め だ 。 や は り 日 本 の 車 は 素 晴 ら し い 。 し な い よ う に ア ク セ ル を 少 し 踏 ん だ 状 態 で 止 ま っ た り し て 本 し な い か ど う か 心 配 だ 。 仕 方 が な い の で 坂 道 で は 、 車 が バ ッ ク う 。 ス ル ニ で も ヒ ヤ ヒ ヤ だ っ た が 、 こ れ か ら も 後 ろ の 車 に 追 突 セ ル に い く ら 早 く 踏 み 換 え て も 3 0 ~ 5 0 ㎝ バ ッ ク し て し ま た い し た 坂 で も な い の に 、 止 ま っ た 状 態 で 、 ブ レ ー キ か ら ア ク Copyright ©IT おやじ All rights reserved そ れ に し て も ひ ど い の は 、 A V I S で 借 り た 車 ( オ ペ ル ) だ 。 【ドライブルートと宿泊予定地】 パリ ザグレブ プリトヴィツェ 国立公園(世界遺産) クルカ国立公園 ラブ島 トロギール(世界遺産) コルナティ 国立公園 スプリット(世界遺産) ストン フヴァール島 ムリェ国立公園 宿泊地 見学のみ ドブロヴニク (世界遺産) 今日までのドライブルート 飛行機 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 46 ス コ ー シ ャ ン を 目 指 し て 行 け 。 」 と い う 。 を 料 金 所 の お じ さ ん に 聞 い た と こ ろ 、 「 こ の 道 を ま っ す ぐ だ 。 下 手 に ル ー ト を 変 え た も の だ か ら 、 道 が わ か ら な く な り 、 道 路 ク ー ネ 支 払 っ た 。 も し れ な い と 思 い 、 2 4 0 遅 れ て も 待 っ て く れ る か う ち 高 速 道 路 が 見 え た の で 、 つ い 乗 り 換 え て ザ ダ ー ル で 降 り る 。 こ こ で 買 っ て お け ば 最 悪 遅 い 車 が 前 に い て な か な か 進 ま な い 。 だ ん だ ん 焦 っ て き て そ の か ぶ 島 々 を 楽 し み な が ら 運 転 し て い た が 、 時 速 は 6 0 ㎞ 。 時 々 で 安 心 し て い た 。 道 路 は 海 岸 沿 い の 素 晴 ら し い 景 色 で 、 海 に 浮 ホ テ ル の マ ネ ー ジ ャ は 、 一 時 間 半 も あ れ ば 着 く と 言 っ て い た の 買 え 。 」 と 言 う 。 た だ し 、 チ ケ ッ ト は こ こ で い 。 あ と 1 0 ㎞ ほ ど 先 だ 。 「 ム ル テ ル は こ こ で は な ル ナ テ ィ 国 立 公 園 へ の ボ ー ト ツ ア ー に 参 加 す る つ も り だ 。 ー に 参 加 し た い 」 と い う と 、 ヤブラナックに向かうフェリー 47 の 目 的 地 ム ル テ ル に 急 ぐ 。 今 日 は か な り 強 行 軍 で 、 九 時 発 の コ の 女 性 に 「 コ ル ナ テ ィ ツ ア る 。 フ ェ リ ー は 無 事 ヤ ブ ラ ナ ッ ク に 着 い て 、 1 7 0 ㎞ 離 れ た 次 止 め て こ の 町 の 旅 行 会 社 ッ ト を 買 い に 行 け な い の で 、 乗 船 後 に チ ケ ッ ト を 買 う こ と に な が ム ル テ ル か と 思 い 、 車 を と 同 じ で 、 一 人 で 車 に 乗 っ て い る と 、 待 っ て い る 間 に 乗 船 チ ケ 更 に 1 0 ㎞ ほ ど 走 っ て い る と 美 し い 港 町 が 現 れ 、 て っ き り こ こ 配 に な っ て 数 え て み た が 、 何 と か 乗 れ そ う だ 。 ラ ブ 島 に 来 る 時 フ ェ リ ー に 乗 ろ う と す る と 、 何 と す で に 数 十 台 待 っ て お り 、 心 ラ ブ タ ウ ン を 出 発 し 、 ミ ス ニ ャ ッ ク に 一 〇 分 ほ ど で つ い た の で 夜 も 明 け る 前 ( 五 時 ) 、 ホ テ ル で ラ ン チ ボ ッ ク ス を 受 け 取 っ て 、 と す る 。 グ ラ ー ド に た ど り 着 き 、 元 の ム ル テ ル に 行 く 道 に 戻 り 、 「 ホ ッ ! 」 シ ャ ン の 標 識 を 見 つ け て 、 さ ら に 途 中 の 目 標 地 に し て い た ビ オ よ く 分 か ら な い が 信 用 し て 突 っ 走 る し か な い 。 そ の う ち ス コ ー Copyright ©IT おやじ All rights reserved 【 第 四 日 】 コ ル ナ テ ィ 国 立 公 園 と ス ク ラ デ ィ ン の 町 間 に 合 っ た ! 慌 て て 乗 り 込 む 。 リ ュ ッ ク を 持 っ て る の か 」 と 聞 い て 、 ー ト は ど こ か ら 出 ル テ ィ ナ 行 き の ボ 性 に 、 「 九 時 発 の コ 込 ん で 、 受 付 の 女 ツ ー リ ス ト に 飛 び 〇 分 。 桟 橋 近 く の 着 い た の は 八 時 五 コルナティ国立公園(Kornati)に向かうボート 港 ら し き と こ ろ に 暫 く し て ム ル テ ル ま ム ル テ ル に 向 か っ た 。 も 落 ち て い な い 。 ゆ っ く り 探 す 時 間 は な い の で 、 諦 め て そ の ま ボートから望む ムルテル(Murter)の町 Copyright ©IT おやじ All rights reserved の カ バ ー が な い 。 「 エ ッ ー 」 と 思 っ て 周 り を 見 渡 し て も ど こ に お か し い な と 思 い 、 止 ま っ て 見 て み る と 、 右 側 の サ イ ド ミ ラ ー 何 か 軽 く 「 ポ ー ン 」 と い う 音 が し た 。 ム ル テ ル に 向 け て 細 い 山 道 を 走 っ て い る と 、 車 の 右 の 前 の 方 で 、 48 は よ く な る の で 期 待 し ろ 。 」 と の こ と だ 。 49 ア レ ッ ク ス が 言 う に は 、 「 今 日 の 天 気 は 不 安 定 だ が 、 こ れ か ら 日 は 海 が 荒 れ て い る の で 内 側 を 回 る よ う だ 。 は 、 コ ル ナ テ ィ 諸 島 の 断 崖 が 美 し い 島 の 外 側 を 回 る の だ が 、 今 ス と い う ク ロ ア チ ア 人 と そ の 彼 女 に い ろ い ろ 聞 い て み る 。 本 来 一 体 ど う な る こ と か と 心 配 に な っ て 、 隣 に 座 っ て い た ア レ ッ ク 暗 雲 漂 っ て つ い に は 大 粒 の 雤 が 降 り 出 し て 海 も 荒 れ て き た 。 い た の だ が 、 だ ん だ ん 雲 行 き が 怪 し く な っ て き た 。 そ の う ち に 、 出 発 時 は 天 気 が よ く て 、 コ ル ナ テ ィ の 島 々 が 美 し く て 感 動 し て 出 し に な り 、 陸 地 の 白 と 海 と 空 の 青 の コ ン ト ラ ス ト が 美 し い 。 こ こ に は 、 8 9 の 島 が 点 在 し 、 切 り 立 っ た 石 灰 岩 の 岩 場 が む き マ ン の 憧 れ の 場 所 だ 。 諸 島 で 、 「 地 中 海 で 最 も 複 雑 な 海 の 迷 路 」 と も 呼 ば れ 、 ヨ ッ ト ら コ ル ナ テ ィ 諸 島 を 造 っ た 」 と バ ー ナ ー ド ・ シ ョ ウ が 賞 賛 し た 暗雲漂うアドリア海 Copyright ©IT おやじ All rights reserved の 最 後 を 飾 り た い と 考 え 、 涙 の し ず く と 星 屑 と 風 の さ さ や き か コ ル ナ テ ィ 国 立 公 園 は 、 「 天 地 創 造 の 最 終 日 、 神 は 自 ら の 仕 事 程 度 。 船 は 定 刻 通 り 出 発 し 、 か な り の 速 度 で 海 に 乗 り 出 し た 。 船 内 で 「 ホ ッ 」 と し て 周 り を 見 渡 し て み る と 、 乗 客 は 4 0 人 ズット島(Zut)の港 地 は 楽 泳 だ 大 し い 。 富 ん だ 豪 で り の い 、 リ る 日 ゾ 。 光 ー こ 浴 ト こ を お り 、 釣 り を し た り ク ル ー ズ が 停 泊 し て い で 、 大 き な 個 人 の ズ ッ ト 島 は 水 が き れ に し た 。 に 島 を 散 策 す る こ と 面 白 く な い の で 一 緒 た が 、 一 人 で い て も お じ ゃ ま か な と 思 っ レ ン ド が 一 緒 に 来 な い か と 誘 っ て く れ た 。 ズ ッ ト 島 で は 二 時 間 の 自 由 行 動 で 、 ア レ ッ ク ス と そ の ガ ー ル フ し か っ た 。 す こ と が で き た 。 お 昼 は 鰯 の オ イ ル サ ー デ ィ ン で な か な か 美 味 る 時 に は 、 散 策 も 出 来 る く ら い 晴 れ て き て 、 何 と か 楽 し く 過 ご 確 か に 、 そ の う ち 晴 れ て き て 、 途 中 停 泊 の ズ ッ ト 島 で 昼 食 を 取 アレックスとガールフレンド Copyright ©IT おやじ All rights reserved 50 し い 港 町 だ が 、 も の す ご く 混 ん で い る し 、 さ ら に は 車 の 事 故 が 立 公 園 の あ る ス ク ラ デ ィ ン に 向 か う 。 途 中 の 町 の テ ィ ス ノ は 美 ガ ソ リ ン の 心 配 も 無 く な っ た し 、 ム ル テ ル を 後 に し て ク ル カ 国 料 理 ( イ タ リ ア 料 理 と い う 店 の ダ ル マ テ ィ ア は 、 「 ダ ル マ テ ィ ノ 」 と ス を 車 に 忘 れ て し ま い 、 結 局 食 べ る こ と は で き な か っ た 。 ス ク ラ デ ィ ン で の 夕 食 慌 て て い た の で 、 せ っ か く ラ ブ 島 で 作 っ て く れ た ラ ン チ ボ ッ ク こ こ で ト ラ ン ク を 開 け て み る と 、 ラ ン チ ボ ッ ク ス が 入 っ て い る 。 ム ス リ ッ プ し た 感 じ だ 。 が 中 世 の よ う で 、 タ イ 立 つ 話 だ 。 こ れ で や っ と 安 心 し て 運 転 で き る 。 路 上 駐 車 だ 。 何 も か も で は き っ と レ ギ ュ ラ ー ガ ソ リ ン が 入 れ て あ っ た の だ ろ う 。 腹 の に な く て 、 ホ テ ル 前 に き た 。 ま た 、 坂 道 で 止 ま っ て い て も バ ッ ク し な く な っ た 。 今 ま ス キ ー 」 の 駐 車 場 は 特 く ら い だ 。 し か し 、 ハ イ オ ク を 入 れ る と 車 の 加 速 が 全 く 違 っ て ホ テ ル 「 ス ク ラ デ ィ ン で は ハ イ オ ク は 9 ク ー ネ ( 一 九 〇 円 ) し て お り 、 日 本 よ り 高 い 4 0 ㍑ 位 だ が 、 何 と 4 8 0 ク ー ネ ( 一 万 円 ) 取 ら れ た 。 こ ち ら ガ ソ リ ン も そ ろ そ ろ 切 れ て き た の で 、 ム ル テ ル で 満 タ ン に し た 。 て 見 る こ と が で き る 。 で 、 一 〇 分 も 歩 け ば 全 え る 。 本 当 に 小 さ な 町 ッ テ リ ー が 駄 目 に な っ て も お か し く な い 。 ア 人 の 信 仰 の 深 さ が 伺 配 だ っ た が 、 無 事 起 動 で き た の で 一 安 心 。 こ の 調 子 で は 何 時 バ の 雰 囲 気 だ 。 こ ん な 小 さ な 町 に も 立 派 な 教 会 が あ る 。 ク ロ ア チ ホテル「スクラディンスキー」 51 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 飛 び 乗 っ た の で 消 し 忘 れ た の だ 。 エ ン ジ ン が か か る か ど う か 心 も 一 つ だ け 。 し か し 町 は 中 世 の 風 情 で 、 道 路 も 石 畳 、 な か な か み る と 、 ま た ま た ラ イ ト を 消 し 忘 れ て い る 。 あ わ て て ボ ー ト に ス ク ラ デ ィ ン は ク ル カ 川 の 麓 に あ る 小 さ な 渓 谷 の 町 で 、 ホ テ ル 無 事 に ボ ー ト ツ ア ー を 終 え て ム ル テ ル に 帰 港 し た 。 車 に 戻 っ て ズ ッ ト 島 で 休 ん だ 後 、 三 時 半 頃 出 発 し 、 夕 方 五 時 に は 、 何 と か 方 六 時 半 頃 着 い た 。 あ り 、 渋 滞 し て い た が 何 と か 通 り 抜 け て 、 ス ク ラ デ ィ ン に は 夕 本 当 に 美 味 し か っ た 。 焼 き 鰺 の 酢 付 け の よ う で る と ま る で 日 本 で 食 べ る ガ ー ( 酢 ) で 、 こ れ を つ け こ れ を か け て み る と ビ ネ 茶 色 の 液 体 が あ っ た の で 食 べ て い た が 、 一 緒 に 少 し 最 初 は オ リ ー ブ オ イ ル で う な 味 で 、 こ れ は 美 味 し い 。 レストラン 「ダルマティノ」 六 〇 円 ) だ 。 使 用 料 は 、 8 ク ー ネ ( 一 イ ン タ ー ネ ッ ト カ フ ェ の と こ に メ ー ル を 送 る 。 接 続 で き た の で 、 娘 と い 再 度 繋 い で 見 る と う ま く インターネットカフェ の パ ソ コ ン を 持 っ て き て 、 そ こ で 、 ホ テ ル か ら 自 分 少 し 食 べ て み る と 、 鰺 の よ ナ イ フ と フ ォ ー ク で 背 骨 と ヒ レ の 骨 を 取 っ て 出 し て く れ る 。 は J A P A N I D だ 。 二 〇 分 ほ ど す る と 、 大 き な 魚 を こ ん が り と 焼 い て き て 、 器 用 に ク ロ ア チ ア で 、 私 の I D Y a h o o J a p a n I D は 受 け 付 け る わ け が な い 。 こ こ は ー プ と 野 菜 サ ラ ダ を 頼 ん だ 。 と り あ え ず Y a h o o メ ー ル を 使 お う と す る が 、 よ く 考 え る と 理 す る の だ と 聞 く と グ リ ル す る と い う 。 こ れ に 加 え て 、 魚 の ス 他 の 魚 は す で に 食 べ た の で 頭 の 大 き な 魚 を 頼 ん で み た 。 ど う 料 と 答 え る と 、 い ろ い ろ 説 明 を し 出 し た 。 そ う な 男 が 近 づ い て き て 、 イ ン タ ー ネ ッ ト か と 聞 く の で そ う だ Copyright ©IT おやじ All rights reserved と イ カ を 持 っ て き た 。 と 、 2 5 ㎝ 程 度 の 石 鯛 の よ う な 魚 と 、 昼 間 食 べ た 鰯 の よ う な 魚 る が ど ん な 魚 か 分 か ら な い の で 、 若 い ウ エ イ タ ー に 聞 い て み る 大 差 な い ) だ 。 大 き な 頭 の 魚 を 意 味 す る よ う な 英 語 が 書 い て あ る と 、 さ す が に 子 供 も ま ば ら で 、 入 っ て み た 。 す る と 人 の 良 さ 雰 囲 気 で は な か っ た の で 通 り 過 ぎ た が 、 夕 食 後 に 再 度 覗 い て み ェ が あ っ た 。 覗 い て み る と 子 供 が ゲ ー ム を や っ て お り 、 入 れ る ス ク ラ デ ィ ン の 町 を ブ ラ ブ ラ し て い る と イ ン タ ー ネ ッ ト カ フ 52 い ろ 言 い 出 す 。 イ ツ は 嫌 い だ と か 、 い ろ は よ く な い と か 、 ビ ル ゲ コ ン は 便 利 だ が 子 供 に C D の 話 を し た り 、 パ ソ 持 っ て き た り 、 ソ ニ ー の ム ペ ー ジ の 紹 介 写 真 を る ス ク ラ デ ィ ン の ホ ー そ の う ち 、 額 に 飾 っ て あ カフェの怪しげなおじさんとその子供 53 し て い る 。 は す ご い 」 と ひ ど く 感 心 パ ナ ソ ニ ッ ク の パ ソ コ ン か 、 素 晴 ら し い な 、 や は り 日 本 の 技 術 る し 、 滅 多 な こ と は な い だ ろ う と 思 い 見 せ て や る と 、 「 こ れ は あ ま り に も 目 ざ と い の で 少 し 心 配 だ っ た が 、 店 に は 女 の 子 も い ろ 。 」 と 言 う 。 スクラディン(Skradin)の町並み Copyright ©IT おやじ All rights reserved 持 っ て い る 。 L E D が 光 っ て い る の が 見 え た 。 パ ソ コ ン を 見 せ や せ 形 の 为 人 が 私 の 席 に 来 て 、 「 お 前 は い い ノ ー ト パ ソ コ ン を カ フ ェ に 入 っ て コ ー ヒ ー を 頼 む と 、 目 が ギ ョ ロ ッ と し た 禿 頭 で そ の 後 で 、 ス ク ラ デ ィ ン の 町 並 み を ブ ラ ブ ラ 見 な が ら 、 小 さ な は バ ス タ ブ は 期 待 で き な い よ う だ 。 こ の ホ テ ル も シ ャ ワ ー し か な い 。 や は り 一 万 円 以 下 の ホ テ ル で だ が 、 C N N の 英 語 の ニ ュ ー ス を や っ て い た 。 ド ラ マ ・ ニ ュ ー ス な ど を や っ て お り 、 基 本 的 に は ク ロ ア チ ア 語 8 チ ャ ン ネ ル ほ ど 番 組 を 見 る こ と が で き る 。 映 画 ・ ス ポ ー ツ ・ し 、 少 し ゆ と り が で き た の で つ け て み た 。 ケ ー ブ ル テ レ ビ で 、 レ ビ を つ け る 余 裕 が な か っ た が 、 明 日 の 朝 は そ ん な に 早 く な い そ の 後 、 ホ テ ル に 帰 り 、 テ レ ビ を 見 る 。 今 ま で は 、 ホ テ ル の テ て い る 。 中 世 の 時 代 に 逆 戻 り し た よ う な 古 さ が す ご い 貫 禄 を 醸 し 出 し る 。 途 中 に 鄙 び た 教 会 が あ り 、 中 に は い る の が 怖 い く ら い だ が 、 スクラディンの鄙びた教会 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 楽 し く 会 話 を し た 後 、 ま だ 明 る い の で も う 少 し 町 を ブ ラ ブ ラ す 安 で 地 い 、 元 。 全 の く 人 イ に タ 触 リ れ ア る と と 同 い じ ろ だ い 。 ろ 7 面 ク 白 ー い ネ 。 ( コ 一 ー 四 ヒ 〇 ー 円 は ) エ で ス こ プ れ レ ま ッ た ソ 54 走 っ た 。 今 日 は 早 朝 と 夕 方 だ け だ が 、 2 5 0 ㎞ 疑 っ て か か っ た 方 が 良 さ そ う だ 。 製 品 は 当 て に な ら な い 。 何 事 も 、 最 初 か ら の ポ ケ ッ ト が 真 っ 青 だ 。 や は り こ ち ら の 取 り 出 す と イ ン ク が 漏 れ て い て 、 ズ ボ ン 「 エ ッ ! 」 と 思 っ て ポ ケ ッ ト か ら ペ ン を そ の う ち に 指 先 ま で 真 っ 青 に な っ て い る の に 気 が つ い た 。 表 が ど う も 青 く 染 ま っ て い る の で 、 お か し い な と は 思 っ て い た 。 早朝のスクラディンの町並み 55 ここにも SOBE がある Copyright ©IT おやじ All rights reserved ポ ケ ッ ト に 入 れ て い て い た の だ が 、 一 緒 に 入 れ て い た 旅 行 予 定 で は 良 か っ た 。 い と 不 便 な の で ス ク ラ デ ィ ン の ホ テ ル で 一 本 も ら っ た 。 そ こ ま ど う も ど こ か で 日 本 か ら 持 っ て き た ボ ー ル ペ ン を 無 く し た 。 無 に 写 真 を 撮 っ た 。 が 声 を か け て き て 、 一 番 下 の 子 供 と 一 緒 ら し て い る と 、 昨 日 の カ フ ェ の お じ さ ん 九 時 の ボ ー ト に 乗 る つ も り で 町 を ぶ ら ぶ 間 お き と の こ と だ 。 時 間 を 聞 い て み る と 、 朝 の 八 時 か ら 一 時 ォ メ ー シ ョ ン オ フ ィ ス に 立 ち 寄 っ て 出 発 ン か ら ボ ー ト に 乗 る 必 要 が あ る 。 イ ン フ ク ル カ 国 立 公 園 へ 行 く に は 、 ス ク ラ デ ィ は 石 畳 で 、 中 世 が そ の ま ま 残 っ て い る 。 買 わ な か っ た 。 ス ク ラ デ ィ ン の 町 の 道 路 柿 の よ う な も の を 奨 め ら れ た が 現 金 を 持 っ て い な か っ た の で 川 辺 に 行 く と 農 家 の お ば さ ん が 野 菜 や 果 物 を 売 っ て い る 。 干 し が う さ ん く さ い 。 野菜や果物を売る農婦 動 き 始 め て い る 。 裏 通 り は 静 ま り か え っ て い る が 、 バ ッ ク パ ッ カ ー だ け が す で に 朝 早 く 目 が 覚 め た の で 、 ス ク ラ デ ィ ン の 町 の 裏 通 り を 散 策 す る 。 題 が あ る の で オ ー プ ン に は し な い と 言 っ て い る 。 ど う も こ の 辺 見 つ け て 取 り 込 む と い う 。 自 分 の e メ ー ル は セ キ ュ リ テ ィ の 問 ス ク ラ デ ィ ン の ホ ー ム ペ ー ジ に 写 真 を 送 っ て く れ れ ば 自 分 が 【 第 五 日 】 ク ル カ 国 立 公 園 と ト ロ ギ ー ル の 町 スクラディン裏通り Copyright ©IT おやじ All rights reserved 56 水 量 は は る か に 多 い 。 段 々 に な っ て い る が 、 よ う に 石 灰 岩 で 滝 が プ リ ト ヴ ィ ツ ェ と 同 じ デ ィ ン 滝 に 出 会 う 。 す ご い 水 量 の ス ク ラ クルカ(Krka)国立公園入り口 57 思 っ て 歩 い て い く と 、 多 分 、 こ ち ら だ ろ う と よ く 分 か ら な い 。 に 歩 け ば よ い の か し 、 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ ほ ど は 整 備 さ れ て い な く て 、 ど ち ら の 方 向 こ こ か ら 少 し 歩 く と す ぐ に ス ク ラ デ ィ ン 滝 が あ る ら し い 。 し か だ に 渓 。 囲 谷 ま を れ ボ た ー 雰 ト 囲 で 気 二 の 〇 よ 分 い ほ 船 ど 着 登 き っ 場 て が い ク く ル 。 カ す 国 る 立 と 公 、 園 た の く 入 さ り ん 口 の 木 Copyright スクラディンスキー滝 ©IT おやじ All rights reserved く ら い 集 ま る と い よ い よ 出 発 だ 。 九 時 に な る と 、 船 着 き 場 に ぞ ろ ぞ ろ 人 が 集 ま っ て き て 、 5 0 人 る の だ ろ う 。 か ら よ く 雤 が 降 ら 、 き っ と 日 頃 だ け の 水 量 だ か り す る が 、 こ れ 時 々 雤 が 降 っ た 今 日 は 曇 り で 出 し て 滝 と な る 。 お り 、 川 が 流 れ か ら 湧 き 出 し て 水 が 至 る と こ ろ た 森 の 中 で は 、 う っ そ う と 茂 っ で 、 道 に 迷 っ た の で は な い か と 心 配 に な る 時 が あ る 。 感 じ が す る 。 標 識 が あ ま り な く 、 人 通 り も 少 な い の 森 は 本 当 に 静 か で 、 森 の 中 に つ い 誘 い 込 ま れ て 行 く パ ス を 歩 い て い く と 、 滝 が い ろ ん な 角 度 か ら 見 え る 。 朝 が 早 い せ い か ほ と ん ど 人 の い な い 中 、 木 の フ ッ ト 森の中の木のフットパス スクラディンスキー滝 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 58 た 産 の 。 は あ な る か お っ 土 あ ま り 興 味 と 思 っ た が 、 買 お う か な が あ り 、 何 か お み や げ 店 風 の 建 物 の で き た 中 世 に も 石 壁 で 中 に は 、 い か ま た 、 散 策 途 家 族 連 れ が 数 多 く い た 。 こ こ に は 家 族 連 れ や 、 学 校 か ら ハ イ キ ン グ に 来 た よ う な 子 供 や の は こ ち ら の 方 が 上 だ ろ う 。 方 が は る か に き れ い だ 。 し か し 、 自 然 が そ の ま ま 残 さ れ て い る 魚 が 泳 い で い る の も 見 え る が 、 水 の 透 明 度 は プ リ ト ヴ ィ ツ ェ の 外 だ が 、 世 界 遺 産 ー を 出 発 し 、 予 定 ク ラ デ ィ ン ス キ 十 一 時 半 に は ス い た 車 に 戻 り 、 ホ テ ル に 預 け て ク ラ デ ィ ン に 戻 る こ と に し た 。 は 感 じ な か っ た の で 、 二 時 間 ほ ど で 見 学 は 終 え て 、 ボ ー ト で ス ど う も 天 気 が 今 ひ と つ だ し 、 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 立 公 園 ほ ど 魅 力 の 修 道 院 へ 行 く ツ ア ー が あ り 、 そ れ に 参 加 し た か っ た の だ が 、 こ こ か ら 更 に 二 時 間 か け て 、 川 の 真 ん 中 の 島 に あ る ビ ソ ラ ッ チ クルカ国立公園 おみやげ店 ク に 向 か っ た 。 の あ る シ ベ ニ ッ クルカ川を上っていくボート 59 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ボートからスクラディンの町を望む スクラディンスキー滝の近辺 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 60 使 わ れ た と 言 わ れ て い る 。 61 ゥ カ ー レ 宮 殿 さ ら に は 、 遠 く ア メ リ カ の ホ ワ イ ト ハ ウ ス に ま で の で 、 イ ス タ ン ブ ー ル の ア ヤ ・ ソ フ ィ ア 宮 殿 、 ヴ ェ ネ チ ア の ド こ こ で 使 わ れ て い る 石 材 は 、 ア ド リ ア 海 の 島 か ら 運 ん で き た も 大 き い 。 を 全 く 使 わ ず 建 て ら れ た 石 造 建 築 の 教 会 と し て は 世 界 で 一 番 聖 ヤ コ ブ 教 会 は 、 ル ネ サ ン ス 様 式 の 聖 堂 で 、 レ ン ガ や 木 の 支 柱 来 た と い う 感 じ だ 。 こ の あ た り の 町 並 み も 石 壁 に オ レ ン ジ 色 の 煉 瓦 で 、 中 世 の 町 に 聖 ア ン 要 塞 か ら 、 世 界 遺 産 で あ る 聖 ヤ コ ブ 教 会 ま で 歩 い た が 、 を 眺 望 し て 町 全 体 の 感 覚 を 掴 む こ と が で き る 。 こ こ か ら は 、 素 晴 ら し い 眺 め で 、 シ ベ ニ ッ ク 旧 市 街 と 海 の 双 方 そ の 後 、 ま ず 高 さ 7 0 m の 丘 の 上 に 建 つ 、 聖 ア ン 要 塞 に 登 る 。 止 め る 。 駐 車 場 が な か な か な く て 、 海 岸 沿 い の 埠 頭 を 利 用 し た 駐 車 場 に 聖アン要塞からシベニック(Sibenik)の町を望む Copyright ©IT おやじ All rights reserved な 混 雑 だ 。 趣 を 残 し た 町 で 、 ク ロ ア チ ア で は か な り の 都 会 の よ う で 、 大 変 シ ベ ニ ッ ク は 、 ス ク ラ デ ィ ン か ら 3 0 ㎞ ほ ど の 所 に あ る 中 世 の チ ア の 歴 史 や 文 化 を も っ と 勉 強 し な い と 分 か ら な い と 思 う 。 聖ヤコブ教会 や は り 、 こ の 教 会 や 建 物 の 本 当 の 良 さ を 知 る た め に は 、 ク ロ ア じ こ め た よ う な 街 並 み で な か な か 興 味 深 い 。 シ ベ ニ ッ ク の 市 街 に 足 を 入 れ る と 、 中 世 を タ イ ム カ プ セ ル に 閉 人 々 の 顔 の よ う で 、 き っ と 複 雑 な 経 緯 が き っ と あ る の だ ろ う 。 な ぜ 市 民 の 顔 を 彫 っ た の か は さ だ か で は な い が 、 シ ベ ニ ッ ク の の も な か な か 楽 し い 。 聖ヤコブ教会入口 囲 ま れ た 路 地 を 歩 い て い く ツ に よ り 七 一 の 一 般 市 民 の 顔 の 彫 像 が 外 壁 に 彫 ら れ て い る 。 ま た こ こ に は 、 ク ロ ア チ ア の 有 名 な 芸 術 家 建 造 物 や 教 会 が 並 び 、 石 に ま た 、 シ ベ ニ ッ ク に は 古 い 、 ダ ル マ テ ィ ナ ッ 71人の市民の顔 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 62 小高い丘に石壁の家並みが立ち並ぶシベニックの町 63 石壁のシベニックの町 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ら か く 煮 込 ん だ サ ヤ や 海 老 の 形 は な く 、 柔 ん だ の だ が 、 ど う も 魚 魚 た 上 ん を で 海 い 海 海 貝 。 待 で 注 魚 辺 る 水 岸 の た い 文 貝 に 。 浴 も ス さ た し 類 あ 客 美 パ れ の た の る で し ゲ て で 。 ス レ に く テ や 二 非 パ ス ぎ 、 ィ っ 〇 常 ゲ ト わ 大 を と 分 に テ ラ っ 勢 頼 来 以 混 ィ ン て の が ら 、 道 路 も 広 く て 快 適 な ド ラ イ ブ だ 。 プリモシュテンのスパゲティ を 築 き 、 こ の 美 し い 町 を 作 り 上 げ た と の こ と だ 。 で 、 一 五 世 紀 に ト ル コ 人 に 追 わ れ た 人 々 は 、 石 灰 岩 の 島 に 要 塞 プ リ モ シ ュ テ ン と は 、 ク ロ ア チ ア 語 で 、 「 橋 を 架 け る 」 の 意 味 な 風 景 だ 。 う に 古 い 町 と 教 会 が あ り 、 ま る で 絵 本 か ら 飛 び 出 し て き た よ う め て 振 り 向 く と 、 ブ ル ー の ア ド リ ア 海 に 、 ぽ っ か り 浮 か ん だ よ こ こ か ら プ リ モ シ ュ テ ン が よ く 見 え る の か な 、 と 思 っ て 車 を 止 ス ペ ー ス が あ っ て 、 観 光 バ ス も 止 ま っ て い る 。 食 事 も 終 わ り 、 気 持 ち よ く 走 っ て い る と 、 道 路 脇 に 大 き な 駐 車 う 。 な か な か う ま く 伝 わ ら な い も の だ が 、 結 果 オ ー ラ イ だ 。 対 シ ー フ ー ド と 言 っ た と 思 う の だ が 、 彼 女 は 野 菜 と 言 っ た と い ー ド の ス パ ゲ テ ィ も 食 べ る か 」 と 、 答 え が 返 っ て き た 。 私 は 絶 シ ベ ニ ッ ク か ら プ リ モ シ ュ テ ン へ の 道 は ア ド リ ア 海 を 望 み な く と 、 「 野 菜 の ス パ ゲ テ ィ だ 。 そ ん な に 美 味 し い の な ら シ ー フ レ ス に 「 こ れ は ど の よ う な シ ー フ ー ド が 入 っ て い る の だ 」 と 聞 Copyright ©IT おやじ All rights reserved と 晴 3 お だ ら 0 昼 。 し ㎞ を い 程 シ 景 下 ベ 色 る ニ の と ッ 町 、 ク が プ で あ リ 食 り モ べ 、 シ よ 美 ュ う 味 テ か し ン な い と と 料 い 思 理 う っ と ア た ワ ド が イ リ 、 ン ア シ が 海 ベ あ に ニ る 面 ッ と し ク の た か こ 素 ら 今 ま で 食 べ た ス パ ゲ テ ィ の 中 で は 最 高 の 部 類 な の で 、 ウ エ イ ト れ い に 平 ら げ た 。 も い え な い お い し さ で 、 き っ と 魚 介 類 を 濾 し た の だ と 思 っ て き エ ン ド ウ や 芋 や ニ ン ジ ン ば か り が 目 に 付 い た が 、 ス ー プ が 何 と 64 アドリア海にポッカリ浮かぶプリモシュテン(Primosten)の町 お け 」 と い う 。 の 前 の 道 路 に 止 め て て お く の で 、 ホ テ ル こ ろ 、 「 キ ー を 預 か っ に 駐 車 場 を 聞 い た と ホ テ ル の マ ネ ー ジ ャ め る と こ ろ が な い 。 し か し 、 全 く 車 を 止 い く れ に た ホ て 地 。 テ い 図 ル た を に の 頭 た で に ど 、 入 り 難 着 な 南 の 島 チ ョ ヴ ォ 島 に あ る 。 ト ロ ギ ー ル の 町 が よ く 見 え る 。 事 前 ホ テ ル 「 ヴ ィ ラ ・ シ ッ カ 」 は 、 ト ロ ギ ー ル か ら 橋 を 渡 っ た す ぐ ホテル「ヴィラ・シッカ」 65 Copyright ©IT おやじ All rights reserved も 大 混 雑 だ 。 城 壁 に 囲 ま れ た 小 さ な 町 だ 。 ト ロ ギ ー ル に 入 っ て い く と 、 こ こ の 宿 泊 地 で あ る ト ロ ギ ー ル に 向 か う 。 ト ロ ギ ー ル も 世 界 遺 産 で 、 プ リ モ シ ュ テ ン を 後 に し て 、 少 し 早 か っ た が 3 0 ㎞ 離 れ た 今 日 ホテル シッカの部屋 ホテル シッカの食堂 トロギールの町の城壁 っ て い た が 、 晴 れ 男 だ と 思 な い 。 自 分 が 降 っ た こ と が が 、 雤 な ん か 海 外 に 行 っ た 禮 子 と 何 度 も っ た 。 今 ま で て お い て よ か 傘 を 持 っ て き 今 回 の 旅 行 は い の で 四 階 ま で 一 生 懸 命 荷 物 を 運 び 込 む 。 イ ギ リ ス も そ う だ が 、 ス ク ラ デ ィ ン で も そ う だ っ た が エ レ ベ ー タ ー が な い 。 仕 方 が な に 入 っ て お い て よ か っ た 。 道 路 は 雤 も 加 わ っ て 大 渋 滞 だ 。 た の に 、 雤 が か な り 降 り 出 し て 雷 ま で 鳴 っ て き た 。 早 く ホ テ ル 禮 子 な ら さ ぞ か し 感 激 し た だ ろ う 。 街 へ 繰 り 出 し た 。 見 学 を し て い る と 、 先 ほ ど ま で よ く 晴 れ て い っ た 。 ダ イ ニ ン グ ル ー ム を 覗 い て み た が や は り セ ン ス が よ い 。 見 る の だ が 、 下 見 の つ も り で 城 壁 に 囲 ま れ た ト ロ ギ ー ル の 旧 市 Copyright ©IT おやじ All rights reserved わ れ る 。 ま さ か こ ん な よ い 部 屋 を 用 意 し て く れ る と は 思 わ な か 部 屋 に 荷 物 を 運 び 込 み 、 や っ と 落 ち 着 い た の で 、 明 日 ゆ っ く り ベ ッ ド カ バ ー も 非 常 に ク ラ シ ッ ク な 感 じ で 、 セ ン ス の 良 さ が 伺 市 街 が 一 望 で き る 広 々 と し た 素 晴 ら し い 部 屋 だ 。 期 待 以 上 だ 。 ホ テ ル の 部 屋 は 、 サ ー ド フ ロ ア ー ( 四 階 ) で 、 ト ロ ギ ー ル の 旧 は 四 階 に な る 。 い つ も 勘 が 狂 う 。 ァ ー ス ト フ ロ ア は 二 階 。 セ カ ン ド フ ロ ア は 三 階 、 サ ー ド フ ロ ア 大 抵 日 本 で 言 う 一 階 は レ セ プ シ ョ ン ( 受 付 ) に 使 っ て お り 、 フ 66 の 一 階 は イ ン タ ー ネ ッ ト カ フ ェ に な っ て い る 。 67 が あ る の で 入 っ て み る 。 ト ロ ギ ー ル の ホ テ ル 「 ヴ ィ ラ ・ シ ッ カ 」 夕 食 も 終 え て 、 ホ テ ル に 戻 る と 、 イ ン タ ー ネ ッ ト カ フ ェ の 看 板 も ち ろ ん 貝 も 美 味 し か っ た 。 全 て イ タ リ ア 料 理 だ 。 ス ー プ は ラ ブ 島 ほ ど で は な か っ た が や は り な か な か 美 味 し い 。 の よ う な 貝 の ワ イ ン 煮 と 、 魚 の ス ー プ と サ ラ ダ を 食 べ る 。 魚 の ー ル の 旧 市 街 に 出 て 、 白 ワ イ ン を 飲 み な が ら ム ー ル 貝 や ア サ リ 昼 を た っ ぷ り 食 べ た の で 夕 食 は 少 し 遅 く し た 。 夕 食 は 、 ト ロ ギ た 違 う 輝 き だ 。 あ ま り の 美 し さ に し ば し 見 と れ る 。 夕 日 の 次 は 、 夕 焼 け が チ ョ ヴ ォ 島 を 照 ら し 出 し た 。 夕 日 と は ま あ わ て て ホ テ ル に カ メ ラ を 取 り に 行 く 。 る で 宝 石 の よ う に 輝 き だ し た 。 あ ま り に 素 晴 ら し い 光 景 な の で 、 並 み を 夕 日 が 照 ら し 出 し た 。 豪 雤 の 直 後 で 神 の 恵 み か 、 町 が ま 夕 刻 に な る と 雤 も 止 ん で 日 差 し が 強 く な り 、 チ ョ ヴ ォ 島 の 町 雨上がりの夕日に照らされ神々しく輝くチョヴォ島 Copyright ©IT おやじ All rights reserved で ゆ っ く り で き る の で 雤 で よ か っ た か も ・ ・ ・ か も し れ な い 。 ト ロ ギ ー ル の 町 は 明 日 も あ る し 、 今 日 は ホ テ ル 危 な く て 見 て い ら れ な い の で ブ レ ー キ を か け て く れ て い る の 実 は 禮 子 が 晴 れ 女 だ っ た の か 。 そ れ と も 私 を 一 人 に し て お く と 、 夕焼けに赤く染まるチョヴォ島 飲 む の が 楽 し み だ 。 日 本 に 帰 っ て か ら で は 高 い ワ イ ン だ 。 円 ) で 、 ス ー パ ー バビッチ(赤ワイン) ク ー ネ ( 二 六 〇 〇 り 場 を 覗 い て み る と 、 運 良 く 見 つ か っ た の で 購 入 し た 。 1 3 0 か し 、 ト ロ ギ ー ル の ス ー パ ー で 、 水 を 買 っ た つ い で に ワ イ ン 売 プ リ モ シ ュ テ ン で 食 事 し た 時 に 探 し た が 見 つ か ら な か っ た 。 し ッ チ ( B A B I C ) と い う 赤 ワ イ ン だ 。 る ら し い 。 お 目 当 て の 一 つ が 、 プ リ モ シ ュ テ ン で 作 ら れ る バ ビ ク ロ ア チ ア で は 、 特 に ダ ル マ チ ア 地 方 で 美 味 し い ワ イ ン が 取 れ か ら 予 約 し て お い た 。 何 と も イ ン タ ー ネ ッ ト の 威 力 は す ご い 。 高 槻 市 の テ ニ ス の 予 約 の 期 限 が 迫 っ て い る の を 思 い 出 し 、 こ こ Copyright ©IT おやじ All rights reserved 昨 日 に 引 き 続 き 、 娘 と い と こ と 兄 に も メ ー ル を 送 っ た 。 ま た 、 談 し な が ら 何 と か 繋 が っ た 。 使 用 料 は 無 料 だ 。 だ 。 最 初 は 設 定 が う ま く 行 か な か っ た が 、 ホ テ ル の 担 当 者 と 相 ス ク ラ デ ィ ン と は 異 な り 、 洒 落 た ホ テ ル だ け あ っ て ワ イ ヤ レ ス 68 た 走 行 で 楽 だ っ 今 日 は 8 0 ㎞ っ く り 休 む 。 い ベ ッ ド で ゆ り 、 気 持 ち よ ら 、 風 呂 に 入 し 楽 し ん で か 町 の 夜 景 を 少 城塞に囲まれたトロギールの町の夜景 69 夕闇迫るトロギールの町 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ト ロ ギ ー ル の 時 の た め に 持 っ て き た の だ か ら そ れ で よ い の だ が 。 他 は 全 く 通 話 不 能 で 目 覚 ま し 時 計 用 に 使 っ て い る だ け だ 。 非 常 携 帯 電 話 が 久 し ぶ り に 通 話 可 能 。 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 以 来 だ 。 そ の の だ ろ う か 。 入 り 組 ん で い る 。 こ の よ う な 迷 路 で 外 部 か ら の 侵 略 を 守 っ た 町 の 中 は 、 石 の 建 物 が 並 ん で お り 、 細 い 通 路 は 迷 路 の よ う に 一 本 の 橋 で 結 ん で い る 。 だ が 、 島 全 体 が 市 街 地 に な っ て い て 、 メ イ ン ラ ン ド と の 間 を 城 塞 に 囲 ま れ た 東 西 に 5 0 0 m 、 南 北 に 3 0 0 m の 小 さ な 町 ラ テ ン 人 の 町 と し て 発 達 し て き た 。 た 植 民 都 市 で 、 そ の 後 、 ロ ー マ 人 に 引 き 継 が れ 、 更 に そ の 後 、 ト ロ ギ ー ル は 、 紀 元 前 2 ~ 3 世 紀 に 古 代 ギ リ シ ャ 人 が 建 設 し 今 日 も 早 朝 か ら ト ロ ギ ー ル の 旧 市 街 を 散 策 す る 。 ル ト も 本 当 に 美 味 し か っ た 。 通 じ て 目 玉 焼 き が 出 て き た の に は 感 動 し た 。 チ ー ズ も ヨ ー グ か な と 思 っ た が 、 「 サ ニ ー サ イ ド 」 と 言 っ て み る と 、 ち ゃ ん と い て き た の で 、 久 し ぶ り に 目 玉 焼 き が 食 べ た い と 思 い 、 駄 目 トロギールの町は迷路で守られている Copyright ©IT おやじ All rights reserved 風 呂 を ゆ っ く り 楽 し ん だ 後 、 朝 食 は 、 「 卵 は ど う す る か 」 と 聞 ヴ ィ ラ ・ シ ッ カ は 、 バ ス タ ブ も 完 備 で 本 当 に 気 持 ち が よ い 。 【 第 六 日 】 ト ロ ギ ー ル と ス プ リ ッ ト の 町 70 ト ロ ギ ー ル は 堪 能 し た の で 午 前 中 に 出 発 す る こ と に し た 。 71 歩 い て 橋 を 渡 り 、 ト ロ ギ ー ル の 町 に は い る こ と が で き る 。 ホ テ ル の あ る チ ョ ヴ ォ 島 か ら は 、 ト ロ ギ ー ル は 目 の 前 に あ り 、 本 当 に 気 持 ち が よ い 。 港 に は ア ド リ ア 海 の ク ル ー ズ 船 が 寄 港 し て い る 。 歩 い て い て も 点 で は 、 ア メ リ カ よ り も 日 本 の 町 に 近 い と 言 え る 。 石 な ど 、 何 で も 売 っ て お り 、 こ の 小 さ な 町 で 何 で も 揃 う 。 そ の ト ロ ギ ー ル の 町 に は 、 レ ス ト ラ ン は も と よ り 、 服 、 食 料 品 、 宝 い 思 い に く つ ろ い で い る 。 て い て 、 カ フ ェ テ ラ ス が 並 び 、 太 陽 の 日 を 一 杯 浴 び な が ら 、 思 海 岸 に 面 し た プ ロ ム ナ ー ド に は 、 椰 子 の 木 が 植 え ら れ 広 々 と し 47 m の 塔 に 登 る こ と が で き る が 、 開 門 が 遅 い の で 諦 め た 。 物 で 、 正 面 入 口 の ロ マ ネ ス ク 洋 式 の 門 は 素 晴 ら し い 。 こ こ で は トロギール 聖ロヴロ大聖堂 Copyright ©IT おやじ All rights reserved こ の ロ マ ネ ス ク の 聖 堂 は ク ロ ア チ ア で 一 番 の 荘 厳 な 石 の 建 造 ラ ド ヴ ァ ン が 制 作 し た と の こ と だ 。 合 し た 聖 ロ ヴ ロ 大 聖 堂 で 、 1 2 4 0 年 に ダ ル マ チ ア 出 身 の 巨 匠 こ の 町 で 有 名 な の は 、 ロ マ ネ ス ク 文 化 と ル ネ ッ サ ン ス 文 化 が 融 トロギールのプロムナード トロギール カメルレンゴ要塞 北門の守護聖人の一人 イヴァン・ウルスィニ像 トロギールの町 部屋の天窓から見えるトロギールの町 トロギールの町とチョヴォ島を結ぶ橋 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 72 テ ン の 海 の 美 し さ に 満 足 し て ス プ リ ッ ト に 向 か う 。 プリモシュテンの近くの海 73 サファイアブルーのプリモシュテンの海 Copyright ©IT おやじ All rights reserved や は り 期 待 通 り 、 晴 れ た 日 の ア ド リ ア 海 は 格 別 だ 。 プ リ モ シ ュ し 美 し い に 違 い な い と 思 い 、 3 0 ㎞ を 引 き 返 す こ と に し た 。 あ ま り に も 天 気 が よ い の で 、 プ リ モ シ ュ テ ン の 町 と 海 は さ ぞ か め る こ と が で き た 。 車 場 に 入 れ て や っ と 止 分 ほ ど 待 つ と 、 何 と か 駐 は り 駐 車 場 だ っ た 。 一 〇 と 、 ラ ッ キ ー な こ と に や と 思 っ て 後 ろ に 止 め る ょ っ と し て 駐 車 場 か な て い る の を 見 つ け た 。 ひ い る と 、 車 が 沢 山 止 ま っ スプリットの駐車場 スプリットのマーケット(衣類) 市 内 を あ ち こ ち 走 っ て 仕 方 な く ス プ リ ッ ト の ら な い の で 、 困 っ て し ま う 。 ち ら に 回 れ と 言 う 。 そ う い わ れ て も 、 ど こ に 行 っ て よ い か 分 か め よ う と 思 っ た が 、 満 杯 で 駐 車 場 の 前 に 女 性 が 立 っ て い て 、 あ し ば ら く す る と 、 フ ェ リ ー 近 く の 駐 車 場 が 見 つ か り 、 こ こ に 止 テ ル と お ぼ し き 方 向 に 向 か っ た 。 ね て 、 と り あ え ず 必 要 な も の だ け を リ ュ ッ ク に 詰 め 込 ん で 、 ホ ら い 離 れ て い る か も よ く 分 か ら な い の で 、 ま ず は 町 の 探 索 も か ま ず は 港 に 向 か っ て 車 を 走 ら せ る 。 車 場 を 探 し て い る 感 じ だ 。 車 は 止 め た も の の 、 ホ テ ル に ど れ く わ っ て い る 。 ホ テ ル は フ ェ リ ー タ ー ミ ナ ル の 近 く に あ る の で 、 ス プ リ ッ ト に は 車 を 止 め る の は 大 変 だ 。 ま る で 大 阪 の 市 内 で 駐 じ く 世 界 遺 産 だ が 、 ト ロ ギ ー ル に 較 べ る と は る か に 大 き く て 賑 ス プ リ ッ ト に は 三 〇 分 も 走 る と 着 い た 。 こ こ は ト ロ ギ ー ル と 同 撮 っ て お い た 。 駐 車 し た 場 所 が 分 か ら な く な り そ う な の で 、 デ ジ カ メ で 写 真 は スプリットのマーケット(果物) Copyright ©IT おやじ All rights reserved 74 ス プ リ ッ ト の 旧 市 「 ア ド リ ア ナ 」 は に 入 る 。 ホ テ ル る と い う の で 部 屋 チ ェ ッ ク イ ン で き 少 し 早 か っ た が 、 こ と が で き た 。 は す ぐ に 見 つ け る ル 「 ア ド リ ア ナ 」 日 の 宿 泊 地 ホ テ 山 並 ん で い た 。 今 や レ ス ト ラ ン が 沢 に 出 て き て ホ テ ル そ の 中 を 通 っ て 進 ん で い く と つ い に 海 岸 沿 い の プ ロ ム ナ ー ド で き な い 風 景 に 出 通 で は 見 る こ と の に 散 策 で き て 、 普 スプリットのホテル 「アドリアナ」 見 て 回 る 。 ス ピ リ ッ ト の 町 を 部 屋 で 休 ん で か ら 選 ぶ べ き だ ろ う 。 ス の よ い と こ ろ を や は り 一 番 ア ク セ ホ テ ル は 高 く て も 会 う こ と が で き る 。 な に ぎ わ い だ 。 し か し 、 魚 も 売 っ て い て 魚 臭 い の に は 閉 口 し た 。 心 に あ る と 、 早 朝 スプリットの街並み 75 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ト が 出 て お り 、 食 べ 物 や 衣 類 や い ろ ん な も の を 売 っ て お り 大 変 ト ロ ギ ー ル も ス ク ラ デ ィ ン も そ う だ っ た が 、 や は り 目 的 地 の 中 め が け て 歩 い て い っ た 。 す る と 途 中 に は 沢 山 の 露 店 の マ ー ケ ッ ろ 、 ホ テ ル か ら 歩 い て 一 五 分 く ら い の 所 な の で と り あ え ず 海 を 途 中 で 若 い 男 の 人 を 捕 ま え て 、 今 ど こ に い る の だ と 訪 ね た と こ 値 段 だ が 、 こ こ で は バ ス タ ブ は な い 。 便 利 さ が 取 り 柄 だ ろ う 。 ロ ギ ー ル ほ ど で は な い が ま あ ま あ だ 。 ト ロ ギ ー ル と 同 じ よ う な 街 に 隣 接 し て お り 、 レ ス ト ラ ン と 一 体 に な っ て い る 。 部 屋 は ト な 気 が す る 。 時 代 の 権 力 の 象 徴 が 伺 え る よ う 各 部 屋 を 回 っ て い く と 、 ロ ー マ 宮 殿 は 、 巨 大 な 石 の 建 造 物 で 、 の 国 力 の 回 復 を 実 現 し た 。 四 分 割 統 治 し 、 再 び ロ ー マ 帝 国 の ロ ー マ 皇 帝 で 、 ロ ー マ 帝 国 を 世 紀 半 ば の 統 治 が 弱 り 始 め た 頃 デ ィ オ ク レ テ ィ ア ヌ ス 帝 は 、 三 し て い る 。 は 最 も 印 象 的 な ロ ー マ 遺 跡 で 、 古 代 ロ ー マ の 雰 囲 気 を 色 濃 く 残 ス プ リ ッ ト で 有 名 な の は 、 デ ィ オ ク レ テ ィ ア ヌ ス 宮 殿 で 、 こ こ 門 」 の 4 つ の 門 が あ る 。 壁 に 囲 ま れ 、 東 西 南 北 に 「 金 の 門 」 「 銀 の 門 」 「 銅 の 門 」 「 鉄 の ディオクレティアヌス宮殿 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 宮 殿 の 南 玄 関 に は カ フ ェ や い ろ ん な 店 が 並 ん で い る 。 宮 殿 は 城 か な り の 大 都 会 だ 。 わ れ て お り 、 こ こ か ら は い ろ ん な 島 に フ ェ リ ー も 出 て い る し 、 ス プ リ ッ ト は ヨ ー ロ ッ パ で 最 も 活 気 に 溢 れ 魅 力 あ る 都 市 と い 76 スフィンクス ディオクレティアヌス帝の地下室の売店 帝 の 地 下 室 と 呼 ば れ て お り 、 中 世 の 石 の 柱 が む き 出 し だ 。 土 産 店 な ど で 賑 わ っ て い る 。 こ の 地 下 は デ ィ オ ク レ テ ィ ア ヌ ス は め 込 ま れ て い る 。 大 聖 堂 の 脇 に は 、 高 さ 6 0 メ ー ト ル の 鐘 楼 っ て お り 、 キ リ ス ト の 生 涯 を 描 い た 2 8 枚 の 見 事 な レ リ ー フ が と マ デ だ 皇 ィ 。 帝 オ で ク あ レ っ テ た ィ た ア め ヌ 、 ス キ 帝 リ は ス 、 ト キ 教 リ 徒 ス に ト は 教 大 を 変 迫 評 害 判 し が た 悪 最 い 後 と の の ロ こ ー に 持 ち 帰 っ た も の だ 。 れ て お り 、 こ れ は デ ィ オ ク レ テ ィ ア ヌ ス 帝 が エ ジ プ ト 遠 征 の 時 広 場 に 面 し た ア ー チ の 下 の 大 聖 堂 入 口 に ス フ ィ ン ク ス が 置 か は 1 2 1 4 年 に ア ン ド リ ヤ ・ ブ ヴ ィ ナ が 制 作 し た 木 の ド ア が 残 に よ っ て 迫 害 さ れ 殉 死 し て ス プ リ ッ ト の 守 護 聖 人 と な っ た 聖 テ ィ ア ヌ ス 帝 ( ま た 、 こ こ に は 、 聖 ド ム ニ ウ ス 教 会 が あ り 、 元 々 は デ ィ オ ク レ ま た 、 大 聖 堂 内 に は キ リ ス ト 教 美 術 の 宝 が 置 い て あ り 、 入 口 に 聖ドムニウス教会 77 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ド ム ニ ウ ス の 棺 と 祭 壇 が お か れ て い る 。 Diocletian が 建 っ て い る 。 プ ロ ム ナ ー ド か ら 南 門 を く ぐ っ て い く と 、 地 下 に 入 り 、 画 廊 や ) の 墓 と し て 建 て ら れ た が 、 今 は 彼 来 上 が っ て い る 。 グルグール司教の銅像 加 え た た め に 、 そ れ ら が 遺 跡 と 混 在 し な が ら 現 在 の 旧 市 街 が 出 ル ネ サ ン ス 、 バ ロ ッ ク と 、 そ れ ぞ れ の 時 代 の 建 物 を 次 々 と 付 け ス プ リ ッ ト は 、 こ こ に 住 み 着 い た 人 が 、 ロ マ ネ ス ク 、 ゴ シ ッ ク 、 る 。 私 も 当 然 触 っ て き た 。 わ れ 、 こ こ に 来 る 人 た ち が み ん な 触 る の で ピ カ ピ カ に 光 っ て い グ ル グ ー ル 司 教 の 左 足 の 親 指 を 触 る と 幸 運 が つ い て く る と い ま た 、 北 門 の す ぐ 外 に は 巨 大 な 銅 像 「 グ ル グ ー ル 司 教 」 が あ る 。 パ ノ ラ マ を 楽 し む こ と が で き た 。 こ の 鐘 楼 の 1 7 3 段 の 階 段 を 上 る と 、 頂 上 か ら 町 の 素 晴 ら し い 聖ドムニウス教会から望むスプリットの町 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 78 テラスのレストラン 路上のエンターテインメン ト る の で よ く 気 を つ け な い と い け な い 。 79 だ 。 海 外 で 旅 し て い る と お 金 の 価 値 が 麻 痺 す や は り 2 0 0 0 ク ー ネ く ら い は 使 っ た よ う 0 0 ク ー ネ く ら い 使 っ て い る 。 そ う す る と 、 ク ー ネ く ら い だ ろ う 。 そ れ に フ ェ リ ー 代 に 2 ー ネ 使 っ た 。 昼 食 と 夕 食 で 、 毎 日 大 体 2 0 0 て し ま っ た の だ ろ う 。 ガ ソ リ ン で 、 4 8 0 ク だ が 、 何 時 の 間 に 2 0 0 0 ク ー ネ も な く な っ そ れ に し て も 、 ク ロ ア チ ア に 滞 在 し て 六 日 目 聞 い て い た の で 少 し 損 を し た 感 じ だ 。 ト は 、 1 ク ー ネ が 二 二 円 く ら い だ 。 二 〇 円 と 三 万 円 銀 行 で 換 金 す る こ と に し た 。 両 替 レ ー い な い 。 こ れ で は 明 日 現 金 が 足 り な く な る か も 知 れ な い の で 、 っ て い て 、 こ ち ら の 人 は そ の 音 楽 に 合 わ せ て 楽 し そ う に 踊 っ て プ ラ ッ ツ ァ 通 り で は 、 様 々 な 踊 り や バ ン ド 演 奏 な ど の 催 し を や 雰 囲 気 に 浸 り な が ら 食 べ る 食 事 も な か な か の も の だ 。 大 聖 堂 な ど を 見 な が ら テ ラ ス 座 っ て 、 中 世 の 雰 囲 気 た っ ぷ り の ほ ど は あ っ た と 思 う の だ が 、 あ と 4 0 0 ク ー ネ ほ ど し か 残 っ て 財 布 を 見 て み る と 、 ザ グ レ ブ で 五 万 円 両 替 し て 2 4 0 0 ク ー ネ の だ ろ う か 。 が 異 な る よ う だ 。 こ れ も 普 段 接 し て き て い る 文 化 の 違 い に よ る Copyright ©IT おやじ All rights reserved フ ー ド の ス パ ゲ テ ィ だ 。 こ こ の ス パ ゲ テ ィ も 美 味 し い 。 ト ロ ギ ー ル の 方 が 静 か で よ か っ た 。 ど う も こ の あ た り の 価 値 観 昼 食 は 、 古 代 ロ ー マ 遺 跡 に 面 し た テ ラ ス で 昨 日 食 べ 損 ね た シ ー い る 。 私 に は 、 騒 々 し く て し か た が な い の だ が ・ ・ ・ な 目 も ト る 覚 は 確 。 ま や 認 し 切 の 時 れ た 計 て め 用 い 車 に た に し の 地 か で 図 使 充 を っ 電 取 て 器 り い も に な 必 行 い 要 く の だ 。 に 。 ま 、 全 た 電 く 、 池 通 携 だ 話 帯 け し 電 は て 話 よ い の く な 電 な い 池 く し が 、 た 味 て 。 が 頼 濃 ん い だ の の で だ 、 が さ 、 す イ が カ に ス イ ミ タ の リ リ ア ゾ 料 ッ 理 ト ば だ か っ り た で 。 は 美 少 味 し し 飽 か き っ て た き が 最 初 に 考 え て い た 予 定 を 大 幅 に 変 更 す る こ と に な る の で 、 ル ー ュ ー を 見 て F i s h の 文 字 が あ っ た の で 魚 の リ ゾ ッ ト と 思 っ 白 ワ イ ン に 魚 の ス ー プ に イ カ の リ ゾ ッ ト と 野 菜 サ ラ ダ だ 。 メ ニ こ と に し た 。 の は 全 く 問 題 が な い と 言 う こ と な の で 、 こ の 際 思 い 切 っ て い く 夕 食 は 、 ス プ リ ッ ト の オ ー ル ド タ ウ ン で と る 。 す ご く 美 し い ら し い 。 ホ テ ル で 聞 い た が 、 道 路 も 良 い し 、 行 く モ ス タ ル は ボ ス ニ ア ・ ヘ ル ツ ェ ゴ ビ ナ に あ る イ ス ラ ム 教 の 町 で く こ と に す る 。 う す り 。 ぐ が 横 自 に 動 明 的 か に り 消 の え ス る イ よ ッ う チ だ が 。 あ よ る く 。 見 こ る れ と も エ 慣 レ れ ベ な ー い タ う を ち 降 は り 戸 る 惑 と 更 し て ガ イ ド ブ ッ ク で お 奨 め の 、 イ モ ツ ス キ ー と モ ス タ ル に 行 さ わ っ て み る と 明 か り が つ い た 。 ど う も 人 が い な く な る と 明 か む だ ろ う し 、 島 に 入 っ て も 渋 滞 に 遭 う の は 嫌 な の で 、 予 定 を 変 フ バ ー ル 島 は 一 番 人 気 が あ る と 言 う こ と だ か ら 、 フ ェ リ ー も 混 島 は ラ ブ 島 も い っ た し 、 こ れ か ら ム リ ェ 島 に も 行 く 。 ま し て や 中 に ス イ ッ チ ら し き も の が 見 え る 。 え な い 。 ど う し た こ と か と 思 っ て 目 を 凝 ら し て い る と 、 暗 闇 の ホ テ ル に 帰 っ て エ レ ベ ー タ を 降 り る と 、 廊 下 が 真 っ 暗 で 何 も 見 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 明 日 は フ バ ー ル 島 に フ ェ リ ー で 渡 り 一 日 過 ご す 予 定 だ っ た が 、 ル に 近 い と こ ろ に 移 動 し て お い た 。 と に し た 。 ン タ ー で 明 日 の フ ル ー ツ を 買 い 込 ん で 、 ホ テ ル に 帰 っ て 休 む こ 今 日 は 日 差 し が 強 す ぎ て 、 歩 い て い る と 疲 れ る の で 、 フ ー ド セ う だ 。 つ い で に 明 日 の 朝 が 少 し で も 楽 に な る よ う に 、 車 を ホ テ い る 。 ど う も 朝 の フ ェ リ ー に 乗 る た め 大 勢 が 駆 け つ け て い る よ 駐 車 場 に 行 っ て み る と 朝 に 較 べ る と か な り 車 は 少 な く な っ て 80 町の歌い手 イカスミのリゾット 81 だ 。 明 日 は 早 い の で 今 日 も 早 く 寝 る こ と に し た 。 に な っ た 。 昨 日 と 同 様 に 楽 だ っ た が 、 む し ろ 疲 れ た の は 駐 車 場 の だ が 、 プ リ モ シ ュ テ ン に 寄 り 道 し た の で 走 行 距 離 は 1 0 0 ㎞ Copyright ©IT おやじ All rights reserved 昨 日 ト ロ ギ ー ル に 宿 泊 し 、 今 日 は ス プ リ ッ ト な の で 非 常 に 近 い 事 が 楽 し め た 。 や は り ア ド リ ア 海 は イ タ リ ア 文 化 だ 。 カ ン ツ ォ ー ネ ら し き も の を や っ て く れ た 。 な か な か い い 声 で 食 し か し 、 こ の レ ス ト ラ ン で は ギ タ ー と マ ン ド リ ン の お じ さ ん が 【走行ルートと宿泊地】 パリ ⑪ザグレブ ①②プリトヴィツェ 国立公園 ④クルカ国立公園 ③ラブ島 イモツスキー コルナティ 国立公園 モスタル ⑤トロギール ⑦ストン ⑥スプリット × × × ⑨⑩ドブロヴニク ⑧ムリェ国立公園 宿泊地 走行ルート 見学のみ 飛行機 変更ルート ×× Copyright ©IT おやじ All rights reserved 中止ルート 82 の ま ま で は ま ず い の で 、 ス ー パ ー の 前 に 止 め て 聞 い て み る と 、 し ま っ た よ う だ 。 道 路 標 識 は 町 の 中 は 非 常 に 分 か り づ ら い 。 こ の の 、 ス プ リ ッ ト の 町 の 中 で 迷 っ て ど う も 違 う 方 向 に 向 か っ て リ ッ ト を 出 発 し た 。 オ ミ シ ュ 方 面 に 向 か お う と 駐 車 場 を 出 た も 今 日 は ボ ス ニ ア ヘ ル ツ ェ ゴ ヴ ィ ナ に 入 る の で 、 八 時 に は ス プ わ な く な っ た 。 て く る と 地 図 は 全 く 使 確 認 し て い た が 、 慣 れ 走 り な が ら 常 に 地 図 で い 。 最 初 の 二 ~ 三 日 は ほ と ん ど 地 図 は 必 要 な ・ ど う も 「 そ こ を 右 に 曲 が れ 」 と 言 っ て い る ら し い 。 た 。 ク ロ ア チ ア 人 は 非 常 に 親 切 で 気 持 ち が よ い 。 が し っ か り し て お り 、 合 で 申 し 訳 な い 」 と い っ て 、 ち ゃ ん と 準 備 し て 持 っ て き て く れ ロ ア チ ア で は 道 路 標 識 訳 な い が で き な い 」 と い っ て い た が 、 少 し す る と 「 こ ち ら の 都 へ 移 動 す る 時 に は 、 ク と ミ ル ク で よ い か ら 用 意 で き な い か 」 と い う と 、 最 初 は 「 申 し る 。 し か し 、 町 か ら 町 だ ろ う か 。 そ れ に し て も ・ ・ ・ 」 と 思 っ て 、 「 パ ン と コ ー ヒ ー 町 を 脱 出 す る こ と に な で 準 備 が 遅 れ て い る と い う 。 「 ホ リ デ ー と は 何 の ホ リ デ ー な の 色 ん な 人 に 聞 き な が ら て ホ テ ル に 帰 っ て 朝 食 を 頼 も う と す る と 、 今 日 は ホ リ デ ー な の で 買 わ な か っ た 。 結 局 、 マ 時 代 の 面 影 が 忍 ば れ る 。 七 時 近 く に な っ た の で 、 写 真 を 撮 っ し か し 、 そ の た び に 町 の 詳 細 地 図 を 買 う の も 、 も っ た い な い の す が に 六 時 過 ぎ は 人 の 気 配 が な く て い い 感 じ だ 。 こ れ だ と ロ ー だ 眠 い 感 じ だ 。 早 速 起 き て 、 ス プ リ ッ ト 旧 市 街 へ 出 か け る 。 さ に 朝 六 時 ま で 一 回 も 目 が 覚 め ず 、 目 覚 ま し 時 計 で 起 こ さ れ 、 ま ス プ リ ッ ト の 強 い 日 差 し で 疲 れ て い た の だ ろ う 。 九 時 に 寝 た の 必 要 が あ る 。 持 っ て い る 地 図 で は ほ と ん ど 載 っ て お ら ず 、 そ の 町 で 入 手 す る う ま く ド ブ ロ ヴ ニ ク 方 面 の 表 示 が 出 て き た 。 町 の 中 の 道 路 は 、 英 語 は 年 輩 の 人 に は 全 く 通 じ な い 。 と り あ え ず 行 っ て み る と 、 デナルアルプスの岩が迫るオミシュの町 83 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 【 第 七 日 】 イ モ ツ ス キ ー の 湖 と モ ス タ ル の 町 の 像 が 建 っ て い る 。 深 い 国 だ 。 山 奥 に も キ リ ス ト ク ロ ア チ ア は 本 当 に 信 仰 の っ い ば 望 た た か は 。 の り 素 で 見 晴 こ て ら ち い し ら て い に 少 。 来 し 長 て 飽 い よ き こ か て と 海 ン カ ー ブ の 連 続 で 、 山 道 の 展 入 っ て い く 。 こ の 道 は ヘ ア ピ の 方 に 向 か い 、 ザ ド バ リ エ に 岸 を 離 れ て 、 デ ナ ル ア ル プ ス デ ュ ブ チ か ら ア ド リ ア 海 沿 ク ー ナ 帰 っ て く る 。 身 振 り 手 振 り で 十 分 に 通 じ る 。 が 出 て く る 。 勘 定 は 1 0 ク ー ナ を 出 す と 、 ち ゃ ん と お つ り が 4 く 通 じ な い が 、 「 カ フ ィ ー 」 と い う と 、 ち ゃ ん と エ ス プ レ ッ ソ こ こ の カ フ ェ で 一 休 み し て コ ー ヒ ー を 飲 む 。 こ こ で も 英 語 は 全 ラ ン が た く さ ん あ る 。 ル ア ル プ ス の 石 灰 岩 の 絶 壁 の 真 下 に あ る 町 で 、 し ゃ れ た レ ス ト オ ミ シ ュ へ の 道 は 素 晴 ら し い 海 岸 線 の 連 続 だ 。 オ ミ シ ュ は デ ナ ザドバリエ山奥のキリスト像 ザドバリエの渓谷 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 84 ス キ ー へ の 道 は 、 こ れ ザ ド バ リ エ か ら イ モ ツ 長 ズ ボ ン に 履 き 替 え た 。 さ れ る と い け な い の で う か つ だ っ た 。 ま た 刺 ン に 替 え る べ き だ っ た 。 今 度 は 山 な の で 長 ズ ボ ョ ー ト パ ン ツ だ っ た が 、 今 ま で 海 に い た の で シ ザドバリエ近郊の休憩所 て い る イ ギ リ ス 人 に 聞 い た が 彼 も 分 か ら な い と 言 っ て い る 。 85 し て も ど こ に あ る の か い っ こ う に 分 か ら な い 。 途 中 で 観 光 に 来 ロ に 行 こ う と 思 い 、 標 識 を 見 て そ の 通 り 行 く の だ が 、 い く ら 探 モ デ ロ ・ イ ェ ゼ ロ を 見 終 わ っ た の で 、 次 は ク レ ヴ ェ ノ ・ イ ェ ゼ 展 望 台 か ら 見 下 ろ す こ と が で き る が 、 湖 に 行 く こ と は で き な い 。 込 ま れ そ う な 感 じ が す る 。 湖 の 周 囲 は 散 策 路 も 完 備 し て お り 、 ま で も 蒼 く 濃 く 澄 み き っ て お り 、 じ っ と 見 つ め て い る と 、 吸 い モ デ ロ ・ イ ェ ゼ ロ は カ ル デ ラ 湖 の よ う な 感 じ で 、 水 の 色 は あ く か あ み ま う る は あ 。 イ あ こ モ る れ ツ が で ス 、 引 キ 目 き ー 的 返 に 地 す 向 で わ け に も 行 か な い の で 、 少 し 休 ん で か ら 痛 イ ェ ゼ ロ ( 赤 い 湖 ) が あ る 。 イ モ ツ ス キ ー に は 、 モ デ ロ ・ イ ェ ゼ ロ ( 青 い 湖 ) と ク レ ヴ ェ ノ ・ た 。 太 股 は 赤 く 腫 れ て 痒 い が 何 と か 大 丈 夫 の よ う だ 。 や が て 、 ス プ リ ッ ト か ら 8 8 ㎞ 、 十 時 に は イ モ ツ ス キ ー に 着 い な か な か ひ き そ う に な い 。 傷 薬 を 持 っ て い な か っ た の で 、 つ ば を 付 け て お い た が 、 痛 み は さ れ た よ う で 、 あ わ て て 刺 さ れ た と こ ろ か ら 血 を 絞 り 出 し た 。 を 払 っ た が 、 そ の 直 後 太 股 に 激 痛 が お そ っ た 。 ど う も 蜂 に 刺 写 真 を 撮 ろ う と し た 時 、 「 イ タ ッ ! 」 と 思 っ た 瞬 間 、 手 で 太 股 ザ ド バ リ エ で 休 憩 し て 、 飲 み 物 や フ ル ー ツ を 売 っ て い る 露 店 の 心 し て 進 む 。 と を 聞 く 。 「 こ こ ま ま 真 っ 直 ぐ 行 け ば よ い 」 と の こ と な の で 安 ス キ ー の 手 前 に ガ ソ リ ン ス タ ン ド が あ っ た の で 、 こ こ で 湖 の こ い く ら 走 っ て も 湖 の 看 板 が で て こ な い 。 心 配 に な っ て 、 イ モ ツ さ れ て い る 。 ま る で 九 州 の 山 並 み を 走 っ て い る よ う だ 。 し か し 、 ま で 同 様 、 曲 が り く ね っ た 山 岳 道 路 だ が 、 思 っ た よ り よ く 整 備 Copyright ©IT おやじ All rights reserved い 。 や は り 1 0 0 m 以 上 離 れ て い る の だ ろ う か 。 て 石 を 一 生 懸 命 湖 に 向 か っ て 投 げ て い る 。 し か し 、 全 く 届 か な 離 が あ る の か 知 り た か っ た の だ ろ う か 、 湖 の 方 に 身 を 乗 り 出 し こ こ に 来 て い た イ タ リ ア 人 ら し き 男 が 、 湖 ま で ど れ く ら い の 距 で 、 ク レ ヴ ェ ノ ・ イ ェ ゼ ロ ( 赤 い 湖 ) と 名 が 付 い て い る よ う だ 。 よ り は 淡 い 感 じ の エ メ ラ ル ド グ リ ー ン だ 。 周 囲 の 岩 肌 が 赤 い の 湖 は モ デ ロ イ ェ ゼ ロ と 変 わ り は な い の だ が 、 湖 の 色 は 先 ほ ど 車 を 降 り て 岸 壁 を 覗 い て み る と 、 な る ほ ど 湖 が あ る 。 カ ル デ ラ 見 る と 標 識 も あ っ た 。 う な の で 、 引 き 返 す と 今 度 は 1 0 台 く ら い 止 ま っ て い て 、 よ く 車 も 通 ら な い し 寂 し く な る ば か り だ 。 や は り 先 ほ ど の 場 所 の よ る 。 し か し い く ら 行 っ て も 後 は 何 も な い 。 だ ん だ ん 人 気 が な く モデロ・イェゼロ(青い湖) Copyright ©IT おやじ All rights reserved 表 示 が な い よ う な の で 、 こ こ で は な い だ ろ う と 思 い 、 通 り す ぎ 彼 の 言 う と お り 行 っ て み る と 、 車 が 数 台 止 ま っ て い た が 、 特 に 車 で 2 ㎞ ほ ど 先 と の こ と だ 。 ウ ロ ウ ロ し て 地 元 ら し き 人 に 聞 く と 、 モ デ ロ イ ェ ゼ ロ を 更 に ・ イ モ ツ ス キ ー の 湖 に は 十 分 満 喫 し た の で 、 十 一 時 半 頃 に は モ ス ・ タ ル に 向 か う こ と に し た 。 86 クレヴェノ・イェゼロ(赤い湖) に 入 っ て 必 要 な 方 向 四 方 か ら ロ ー タ リ ー て い る と こ ろ も あ る 。 は ロ ー タ リ ー に な っ さ ら に は 、 交 差 点 で う え ば こ だ な 思 と 。 い 考 か と パ 。 い タ 国 け ー が な ン 変 い も わ よ 変 れ う か 注 意 し ろ と 言 う く る 車 が い な い か ど く 左 右 を 見 て 走 っ て 黄 色 に な っ て 青 に な る と 言 う こ と は 、 要 は こ れ か ら 出 る 方 が よ わ っ て い く 。 ど う も 日 本 と は 順 序 が 違 っ て い る よ う だ 。 赤 か ら 号 が あ る 。 よ く 見 て い る と 、 そ の 信 号 が 「 赤 」 「 黄 」 「 青 」 で 変 ボスニア・ヘルツェゴヴィナの田舎町 87 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 道 路 に は ほ と ん ど 信 号 は な い の だ が 、 大 き な 交 差 点 に は 時 々 信 帯 に 想 像 し た よ り は る か に 立 派 な 道 路 が 通 っ て い る 。 に な る の で 、 道 路 は 大 丈 夫 か な と 思 っ て い た が 、 す ご い 山 岳 地 モ ス タ ル へ 行 く に は 、 ボ ス ニ ア ・ ヘ ル ツ ェ ゴ ヴ ィ ナ に 入 る こ と し 動 か し て か ら 検 問 所 の 写 真 を 撮 ろ う 安 心 し て パ ス ポ ー ト を し ま っ て 、 車 を 少 も な い 風 に パ ス ポ ー ト を 渡 し て く れ た 。 張 の 一 瞬 だ 。 そ の う ち に 帰 っ て き て 何 と て こ な い 。 「 何 を し て い る の だ ろ う 。 」 緊 を 検 問 所 に 持 っ て い っ て な か な か 帰 っ ェ ゴ ヴ ィ ナ の 検 問 官 は 、 私 の パ ス ポ ー ト せ る だ け で O K だ が 、 ボ ス ニ ア ・ ヘ ル ツ ア を 出 る 時 は パ ス ポ ー ト を チ ラ ッ と 見 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ風景 子牛?の丸焼き ル ツ ェ ゴ ヴ ィ ナ の 国 境 が あ り 、 ク ロ ア チ 少 し 行 く と 、 ク ロ ア チ ア と ボ ス ニ ア ・ ヘ こ れ で 安 心 だ 。 の だ が 、 磁 石 は ち ゃ ん と 東 を 指 し て い る 。 が や っ と 役 に 立 っ た 。 イ モ ツ ス キ ー か ら モ ス タ ル へ は 東 に 進 む こ こ で 昼 食 を と 思 っ て 「 食 事 を し た い 」 と 言 っ た 。 チ ア ほ ど は し っ か り し て い な い 。 今 ま で 役 に 立 た な か っ た 磁 石 ち が 沢 山 の 子 牛 か 子 豚 を 焼 い て お り 、 非 常 に 美 味 し そ う な の で 岐 路 が あ り 、 ど ち ら か よ く 分 か ら な い 時 が あ る 。 表 示 も ク ロ ア 備 さ れ て い る し 、 素 晴 ら し い 景 色 の 連 続 だ 。 途 中 に は 、 若 者 た Copyright ©IT おやじ All rights reserved 転 す る 時 に は 注 意 が 必 要 だ 。 ま た 、 快 適 に 走 っ て い く と 時 々 分 イ モ ツ ス キ ー か ら モ ス タ ル へ の 道 は 8 4 ㎞ 、 こ れ ま た 道 路 も 整 こ れ は イ ギ リ ス で は よ く 見 た が 、 ク ロ ア チ ア で も 時 々 あ り 、 運 リ ー に 入 っ て い る 車 に あ り 、 外 の 車 は 譲 ら な け れ ば い け な い 。 に 出 て い く 方 法 で 、 こ の 場 合 は 信 号 が な い 。 優 先 順 序 は ロ ー タ 場 を 立 ち 去 っ た 。 い け な い よ う だ 。 撃 た れ で も す る と い け な い の で あ わ て て そ の と す る と 大 き な 声 で 怒 ら れ た 。 や は り 検 問 所 の 写 真 は 撮 っ て は 88 方 を 聞 く こ と に し た 。 オ ー ル ド タ ウ ン へ の 行 き そ こ で 腹 ご し ら え を し て 、 あ っ た の で 、 と り あ え ず イ タ リ ア 風 レ ス ト ラ ン が 洒 落 た オ ー プ ン テ ラ ス の グ ル グ ル 回 っ て い る と 、 仕 方 な く モ ス タ ル の 町 を ら に 走 れ ば よ い の か 全 く 分 か ら な い 。 く ら い あ る だ ろ う と 思 う が 、 世 界 遺 産 の 表 示 も 全 く な い 。 ど ち が 、 駐 車 場 が な い 。 世 界 遺 産 で あ る オ ー ル ド タ ウ ン だ か ら 標 識 た 。 お 目 当 て の オ ー ル ド タ ウ ン で 食 事 で も し よ う と 思 っ た の だ 仕 方 が な い の で そ の ま ま 走 り 、 一 時 頃 に は モ ス タ ル に 入 っ て き を 出 す と 、 彼 女 は 諦 め て 、 「 も う 5 0 ク ー ナ で よ い 」 と 言 っ て 5 0 ク ー ナ を 出 す と 2 0 ク ー ナ 足 り な い と 言 う 。 1 0 0 ク ー ナ し か し 、 5 0 ク ー ナ 札 と 1 0 0 ク ー ナ 札 し か 持 っ て い な く て 、 ナ を 出 し て み た 。 も 通 じ る よ う な こ と が ガ イ ド ブ ッ ク に 書 い て あ っ た の で ク ー ル ツ ェ ゴ ヴ ィ ナ は 通 貨 が ク ー ナ で は な く マ ル カ だ が 、 ク ー ナ で て い た の で 今 日 は 肉 と 赤 ワ イ ン に し た 。 支 払 は 、 ボ ス ニ ア ・ ヘ の で 、 为 人 が 出 て き て 対 応 し て く れ た 。 昨 日 ま で 魚 ば か り 食 べ モスタルのレストラン 地 に 置 い て 歩 い て い く こ と に し た 。 89 と い う の で 、 「 ラ ッ キ ー 」 と 思 い 、 車 は レ ス ト ラ ン の 横 の 空 き 場 所 を 聞 い た と こ ろ 、 「 こ こ か ら 歩 い て 2 0 0 m く ら い の 所 だ 」 支 払 い 終 え て か ら 、 こ こ の 为 人 に モ ス タ ル の オ ー ル ド タ ウ ン の の 時 は 安 く な っ た の で レ シ ー ト は も ら わ な か っ た 。 い る 。 「 悪 い な 」 と は 思 っ た が 、 好 意 に 甘 え る こ と に し た 。 こ Copyright ©IT おやじ All rights reserved た い と 。 て し い て た は よ 、 う こ で こ 断 は ら レ れ ス た ト 。 ラ こ ン こ で で は も な 日 く 本 、 人 ど を う 珍 も し パ そ ー う テ に ィ 見 用 て に い 焼 こ こ の ウ エ イ ト レ ス は 全 く 英 語 が 通 じ な く て 、 注 文 が で き な い ( 後 で 、 こ の 写 真 が 私 を 助 け て く れ る と は 、 思 い も し な か っ た ) 無 意 識 に 写 真 を 撮 っ て い た 。 し か し 、 若 い 男 が 数 人 い た が 英 語 は 全 く 通 じ な い よ う だ 。 感 じ 感 じ の よ い レ ス ト ラ ン だ っ た の で 、 食 事 の 前 に い つ も の よ う に クロアチア内戦の傷跡 に 入 っ て い っ た 。 モスタル案内所 こ の 道 を 2 0 0 m ほ ど 歩 て い く と 、 よ う や く モ ス タ ル の 旧 市 街 さ せ ら れ る 。 わ ず か 十 数 年 前 の 話 だ 。 も の を 見 せ つ け ら れ る と 戦 争 の す さ ま じ さ を も の す ご く 感 じ ま ざ と 残 し た 弾 痕 だ ら け の 建 物 と 大 き な 壁 が あ っ た 。 こ う い う 少 し 歩 い て い く と 、 ユ ー ゴ ス ラ ビ ア 時 代 の 、 内 戦 の 傷 跡 を ま ざ モスタルの町 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 90 91 十 数 年 前 に は 内 戦 で 戦 っ て い た 場 所 と は 思 え な い 。 橋 を 歩 く と 、 石 畳 が も の す ご く 歴 史 を 感 じ さ せ る 。 今 は 平 和 で 、 れ ス 助 こ た タ を の 。 ル 受 橋 旧 け は 市 て 、 街 2 ボ 地 0 ス の 0 ニ 古 4 ア 橋 年 内 地 に 戦 区 往 で は 時 打 2 の ち 0 ま 壊 0 ま さ 5 復 れ 年 元 た に さ が 世 れ 、 界 、 ユ 遺 こ ネ 産 の ス に 歴 コ 指 史 な 定 あ ど さ る の モ 援 る よ う に な っ た 。 の 町 を 結 ん で お り 、 橋 は 「 ス タ リ ・ ど ん ど ん 進 ん で 行 く と 、 急 に ト ル コ の 町 に 入 っ て い く 感 じ だ 。 モ ス ト ( 古 い 橋 ) 」 と よ ば れ モスタル(Mostar)の石橋:世界遺産 Copyright ©IT おやじ All rights reserved マ ン ト ル コ 時 代 の 1 5 6 6 年 に 造 ら れ 、 崖 の 上 に 造 ら れ た 両 岸 山 間 の 美 し い 渓 谷 に 一 本 の 石 橋 が か か っ て い る 。 こ れ は 、 オ ス の 町 で 、 歩 い て 二 〇 分 ほ ど で 見 る こ と が で き る 。 モ ス タ ル の 町 は 、 イ ス ラ ム 文 化 脈 々 と 引 き 継 が れ た 小 さ な 渓 谷 モスタルの町 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 92 93 Copyright ©IT おやじ All rights reserved つ い 買 い そ び れ て し ま っ た 。 モ ス タ ル の 町 で は 、 ボ ス ニ ア ・ ヘ ル ツ ェ ゴ ヴ ィ ナ の 人 形 や 、 ト い 気 。 温 は 2 5 度 だ が 日 差 し が 非 常 に 強 く て 、 体 感 温 度 は も っ と 高 と か マ ニ ュ ア ル 撮 影 で 凌 い で い く 。 の 調 子 が お か し く な っ て 、 ピ ン ト が 合 わ な く な っ て き た が 、 何 こ の 町 が 気 に 入 っ て 一 生 懸 命 写 真 を 撮 っ て い る と 、 突 然 カ メ ラ い な が ら ブ ラ ブ ラ 町 を 見 て 回 る 。 ど を 見 な が ら 、 狭 い 路 地 を 大 勢 の 行 き 交 う 観 光 客 と 肩 を ふ れ あ が 並 ん で い て 、 歩 い て い て も 楽 し い 。 金 属 細 工 や 絨 毯 人 形 な 石 畳 の 路 地 に は 多 く の ト ル コ 風 の お 店 と レ ス ト ラ ン や カ フ ェ け 込 ん で 、 何 と も い え な い 不 思 議 な 雰 囲 気 を 醸 し 出 し て い る 。 石橋からモスタルの町を望む Copyright ©IT おやじ All rights reserved そ こ に ト ル コ の 家 ( ビ シ チ ェ ヴ ィ チ の 家 ) や イ ス ラ ム 文 化 が と ヴ ァ 川 が 蕩 々 と 水 を た た え て 流 れ て い る 。 ェ ゴ ヴ ィ ナ の 美 し い 山 々 を 背 景 に 、 青 々 と 水 を た た え た ネ レ チ 特 に 素 晴 ら し い の は こ の 石 橋 か ら の 風 景 で 、 ボ ス ニ ア ヘ ル ツ ・ ル コ の 衣 装 や 、 金 具 で で き た 飾 り 物 な ど い ろ ん な も の を 売 っ て ・ い る 。 何 か 買 お う か な と 思 っ た が 、 マ ル カ を 持 っ て い な い の で 94 ネレチヴァ川で水遊びをする人たち 95 ミュージアム屋上から望むモスタルの石橋 Copyright ©IT おやじ All rights reserved の 近 く に イ タ リ ア レ ス ト ラ ン は な い か と 聞 い て も 、 当 然 分 か ら 郷土人形 飾り物や金具を売っている トルコのお土産店 ここにもインターネットカフェが ウ ロ ウ ロ し て い る と 、 警 官 ら し き 人 が い た の で つ か ま え て 、 こ い 人 に と ! に 気 思 」 聞 が っ き つ た よ い が う て 、 が ガ お な ッ 金 い ク が 。 リ 足 「 。 ら こ レ な れ く は ス て 一 ト レ 大 ラ シ 事 ン ー だ の ト 。 名 を ク 前 も ロ も ら ア 分 っ チ か て ア ら い に な な 帰 い い れ の こ な で と 、 レ ス ト ラ ン が 見 あ た ら な い し 、 車 も 見 あ た ら な い 。 「 レ シ ー ト 」 囲 気 が 違 う 。 お か し い な と 思 い な が ら 歩 い て い く が 、 食 事 し た モ ス タ ル の オ ー ル ド タ ウ ン を 出 る と 、 入 っ て き た 道 と ど う も 雰 に 戻 る こ と に し た 。 も う そ ろ そ ろ 三 時 近 く な っ て き た し 、 暑 さ で ホ ォ ッ と し て 、 車 時 間 を つ ぶ し て い る と 、 な ぜ か カ メ ラ は 直 っ た よ う だ 。 た よ う で 引 き 下 が っ た 。 「 こ れ は 買 っ た の で は な く レ ン タ ル だ 」 と い う と や っ と 納 得 し Copyright ©IT おやじ All rights reserved キ ー の お じ さ ん と い い 、 電 気 製 品 に 興 味 を 示 す 人 が 多 い 。 っ て い る な 。 い く ら す る の だ 」 と 聞 い て く る 。 ス ク ラ デ ィ ン ス 携 帯 電 話 の 時 計 を 見 る と 、 カ フ ェ の お じ さ ん が 「 い い 携 帯 を 持 喉 が 渇 い た の で コ ー ヒ ー を 飲 も う と カ フ ェ に 入 っ た 。 96 で 一 休 み し て か ら 出 発 す る こ と に し た 。 ホ ッ と し て 、 ド ッ と 疲 れ が 出 た の で 、 と に か く こ の レ ス ト ラ ン が 入 口 と は 違 っ た よ う だ 。 に し た 。 「 こ れ で ク ロ ア チ ア に 帰 れ る 。 」 ど う も オ ー ル ド タ ウ ン の 出 口 あ る 壁 だ 。 今 度 の 旅 行 で こ れ く ら い 嬉 し か っ た こ と は な い 。 「 あ っ た ! あ っ た ! 」 こ の 町 を 後 の で 、 諦 め て 出 た か っ た 2 0 0 m も 行 く と 、 い っ た 。 見 覚 え の あ る レ ス ト ラ ン に 、 見 覚 え の 疑 言 わ れ た 方 向 に 歩 い て え て く れ た の で 、 半 信 半 で 、 反 対 側 の 通 り だ と 教 う も 逆 に 歩 い て い た よ う メ の 写 真 を 見 せ る と 、 ど 先 ほ ど の 警 官 に 、 デ ジ カ い 出 し た 。 「 ハ ッ ! 」 と レ ス ト ラ ン 万 事 休 す と 思 っ た 瞬 間 、 な い と 言 わ れ た 。 モスタルのレストラン く こ の 国 を か っ た が 、 早 登 っ て み た っ 塞 の ら た の す な 。 町 ご い が い が あ 城 も 名 前 は 分 か ゴ ヴ ィ ナ に 、 ボスニア・ヘルツェゴヴィナの城塞の町 97 の 写 真 を 撮 っ た こ と を 思 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ア ・ ヘ ル ツ ェ 途 中 、 ボ ス ニ ら ス ト ン へ は 6 0 ㎞ 程 度 。 こ こ も 快 適 な ド ラ イ ブ だ 。 こ れ か ら い よ い よ 、 今 日 の 宿 泊 地 ス ト ン に 向 か う 。 モ ス タ ル か う 町 だ 。 こ こ は 、 れ る 。 ネ ウ ム と い 国 境 の 検 問 所 が 現 す る と 、 突 然 ま た る こ と が で き る 。 ゆ と り を 持 っ て 走 い 島 々 を 見 な が ら り し て い て 、 美 し 道 路 の 幅 も ゆ っ た ア の 海 岸 道 路 だ 。 っ て き た ク ロ ア チ や っ と 昨 日 ま で 走 ネウム近辺の海岸 ドブロヴニクへの標識 ネウムの国境検問所 め て 写 真 を 撮 る 。 そ の 時 つ い 運 転 席 に メ ガ ネ を お く 時 が あ る 。 に は メ ガ ネ を し て い る が 、 素 晴 ら し い 景 色 に 出 会 う と 、 車 を 止 こ こ で ま た ま た 失 敗 を し て し ま っ た 。 私 は 近 眼 で 、 運 転 す る 時 こ こ で 山 が 終 わ り 、 こ れ か ら は 素 晴 ら し い 海 岸 線 が 見 え て く る 。 念 に 写 真 を 撮 っ た 。 ク ロ ア チ ア 内 に い る と 少 し 気 が ゆ る む 。 し な い 。 な ぜ か し ら ク ロ ア チ ア に は い る と ホ ッ と す る 。 検 問 所 を 少 し 通 過 し て か ら 、 こ れ だ け 離 れ れ ば い い だ ろ う と 記 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 国 境 だ 。 国 を 出 る 時 は 全 く フ リ ー で 、 パ ス ポ ー ト を 見 よ う と も カ プ リ ー ナ の 町 が ボ ス ニ ア ・ ヘ ル ツ ェ ゴ ヴ ィ ナ と ク ロ ア チ ア の ェ ゴ ヴ ィ ナ が 政 治 的 に こ の 地 を 確 保 し た の だ ろ う 。 帯 だ 。 お そ ら く ク ロ ア チ ア が 独 立 す る 時 に 、 ボ ス ニ ア ・ ヘ ル ツ し モ い ス 。 タ ル か ら ス ト ン へ の 道 も 山 岳 道 路 で や は り 景 色 は 素 晴 ら ど 寸 断 す る 町 で 、 ボ ス ニ ア ・ ヘ ル ツ ェ ゴ ヴ ィ ナ の 唯 一 の 海 岸 地 ア ド リ ア 海 沿 岸 に ず っ と つ な が っ た ク ロ ア チ ア の 国 を 2 ㎞ ほ 98 だ な 同 。 る じ 。 造 部 り 屋 で か 統 ら 一 は さ マ れ リ て ス い ト る ン 。 の 一 海 階 岸 が が レ 見 ス 渡 ト せ ラ て ン こ で れ 部 ま 屋 た は き 二 れ 階 い に 99 気 は 素 晴 ら し い 。 床 も 板 張 り だ し 、 ド ア や 調 度 品 も 全 て 木 製 で 、 今 日 の 宿 泊 は 、 ホ テ ル 「 オ ス ト レ ア 」 だ 。 こ こ の ホ テ ル の 雰 囲 う に 談 笑 し て い る ア ベ ッ ク や 親 子 連 れ だ け だ 。 海 水 浴 の 客 と 、 海 辺 の レ ス ト ラ ン で ビ ー ル を 飲 み な が ら 楽 し そ の レ ス ト ラ ン と 城 塞 だ け だ 。 ま た 、 人 気 も 少 な く 、 水 着 を 着 た じ ん ま り し た 海 辺 の 町 だ 。 ス ー パ ー も 何 も な い 。 あ る の は 数 件 マ リ ス ト ン は 、 ホ テ ル と レ ス ト ラ ン が 三 つ く ら い し か な い 、 こ い う 意 味 だ 。 ト ン へ は 三 〇 分 で 着 い た 。 マ リ ス ト ン と は ス ト ン の 小 さ な 町 と ネ ウ ム を 出 て し ば ら く す る と 、 脇 道 に 出 る 標 識 が あ り 、 マ リ ス ス ト ン は 海 岸 の 幹 線 道 路 か ら は ず れ て 半 島 に 出 る 必 要 が あ る 。 ネウム(Neum)の美しい町 Copyright ©IT おやじ All rights reserved き て お い て よ か っ た 。 ム が 壊 れ て し ま っ た 。 こ ん な こ と も あ ろ う か と も う 一 つ 持 っ て つ い に ネ ウ ム の 町 で 止 ま っ た 時 に 、 メ ガ ネ を 踏 ん づ け て フ レ ー 何 回 か メ ガ ネ を お 尻 で 踏 ん づ け て 危 な い な と は 思 っ て い た が 、 ホテル「オストレア」 (Ostrea) ホテル「オストレア」ロビー マリストン レストラン イカの焼き物 ホ テ ル に 帰 っ て 、 い つ も の よ う に パ ソ コ ン を 開 い て 、 デ ジ カ メ て さ す が に 美 味 し い 。 て 最 高 の 食 事 だ 。 こ の あ た り は ワ イ ン の 産 地 で 、 有 名 だ け あ っ が こ れ も プ リ プ リ し た イ カ 焼 き で 素 晴 ら し い 。 白 ワ イ ン も 加 え の あ る 味 で 、 最 高 の ス ー プ だ 。 こ れ に 加 え て カ ラ マ リ を 食 べ た 味 し か っ た 。 牡 蠣 臭 く な い し 、 何 と も い え な い マ イ ル ド で 深 み 代 わ り 牡 蠣 の ス ー プ が あ る の で 頼 ん だ と こ ろ 、 こ れ が 本 当 に 美 っ た が 、 や は り 牡 蠣 は 冬 が シ ー ズ ン で 生 牡 蠣 は な か っ た 。 そ の マ リ ス ト ン は 牡 蠣 の 養 殖 で 有 名 で 、 早 速 生 牡 蠣 を 食 べ よ う と 思 ら せ て も ら っ た 。 ー と 思 い な が ら 、 特 に 断 る こ と も な く 娘 や 友 人 に e メ ー ル を 送 ワ イ ヤ レ ス L A N が つ な が っ て い る で は な い か 。 こ こ は ラ ッ キ い て 、 バ ッ ク ア ッ プ 作 業 を 終 了 し て か ら ふ と 見 て み る と 、 何 と 「 そ ん な 馬 鹿 な 」 と 思 い な が ら も 、 「 接 続 」 を ク リ ッ ク し て お か っ て い な い ワ イ ヤ レ ス 接 続 が あ る 」 と い う 表 示 が 出 て き た 。 に 写 真 の バ ッ ク ア ッ プ を 取 ろ う と す る と 、 「 セ キ ュ リ テ ィ の か の S D カ ー ド か ら パ ソ コ ン の H D D と 外 部 H D D ( P C カ ー ド ) Copyright ©IT おやじ All rights reserved 100 離 は 2 3 0 ㎞ 。 101 な く て よ か っ た 。 こ こ ま で 来 れ ば 後 も う 少 し だ 。 今 日 の 走 行 距 る こ と と 思 っ た が 、 こ れ も 後 は 痒 い だ け で 大 し た こ と に は な ら 無 事 ク ロ ア チ ア に 戻 れ て よ か っ た 。 ま た 、 蜂 に 刺 さ れ 、 ど う な 今 日 は 、 ボ ス ニ ア ・ ヘ ル ツ ェ ゴ ヴ ィ ナ に 入 り か な り 緊 張 し た が 、 ン は 不 可 欠 だ 。 ー ネ ッ ト の 普 及 の す ご さ は 思 い 知 ら さ れ た 。 や は り 旅 で パ ソ コ ル に 加 え て 3 度 目 だ 。 ク ロ ア チ ア で も こ ん な 状 況 だ か ら イ ン タ こ れ で イ ン タ ー ネ ッ ト が 使 え た の は ス ク ラ デ ィ ン と ト ロ ギ ー ン ト に チ ャ ー ジ し て よ い と 返 事 し て お い た 。 思 っ て い た 。 や は り 先 方 か ら 連 絡 し て き た 。 す ぐ に 私 の ア カ ウ か し 、 チ ェ ッ ク ア ウ ト す る 時 に 処 理 し な か っ た の で お か し い と 言 う の で 、 当 然 私 の カ ー ド に 後 日 請 求 さ れ る と 思 っ て い た 。 し 入 っ て い る の か 」 と 訪 ね る と 担 当 者 は 、 「 含 ま れ て い な い 」 と 私 は ホ テ ル で 食 事 を し た 後 に 、 「 こ れ は 事 前 に 支 払 っ た 費 用 に マリストンの港と城塞 Copyright ©IT おやじ All rights reserved が 欲 し い と の こ と だ 。 と あ る 。 ど う も ホ テ ル で 取 っ た 夕 食 の 支 払 い の 件 で 、 至 急 連 絡 テ ル 「 イ ェ ゼ ロ 」 か ら メ ー ル が 届 い て 、 U R G E N T ( 緊 急 ) こ こ で 、 私 に 届 い て い る メ ー ル を 読 む と 、 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ の ホ マリストンの海辺 ホテルの部屋 隣のレストラン Copyright ©IT おやじ All rights reserved 102 た 時 。 間 が あ り そ う な の で 、 朝 食 を ゆ っ く り と っ て 八 時 半 頃 出 発 し 103 け る 」 と い う 。 に 行 け ば よ い 。 ワ イ ナ リ ー の デ ィ ン ガ ッ チ も 三 〇 分 も あ れ ば い が 、 こ こ か ら 十 五 分 く ら い だ し 、 あ ま り 混 ま な い か ら 十 五 分 前 言 う に は 、 「 ム リ ェ 島 に 行 く フ ェ リ ー は プ ラ プ ラ ト ノ か ら 出 る 今 日 は 十 一 時 の フ ェ リ ー で ム リ ェ 島 に 渡 る が ホ テ ル の 女 性 が メ が え さ を 求 め て 飛 び 交 っ て い る 。 は 無 縁 の 素 晴 ら し い 世 界 だ 。 朝 か ら 数 え 切 れ な い く ら い の ツ バ そ れ に 加 え て 港 と 山 が 見 え て 素 晴 ら し い 眺 め だ 。 都 会 の 喧 噪 と に 照 ら さ れ て 何 か 神 々 し い 感 じ さ え す る 。 ホ テ ル の 部 屋 か ら 見 え る オ レ ン ジ 色 の 屋 根 と 白 い 石 垣 は 、 朝 日 う 外 ト 朝 だ は ン 六 。 何 の 時 も 港 過 な 町 ぎ い で に 。 、 起 朝 古 き 五 い て 時 石 今 頃 の 日 に 城 も は 塞 散 爆 と 歩 音 、 す を 船 る た 着 。 て き 宿 て 場 泊 漁 と し 船 船 た が と マ 出 レ リ て ス ス い ト ト っ ラ ン た ン は よ 以 ス ホテル「オステア」の部屋からの眺め Copyright ©IT おやじ All rights reserved 【 第 八 日 】 マ リ ス ト ン と ム リ ェ 国 立 公 園 「 こ れ は や ば い ! 」 ワ イ ナ リ ー に 行 っ て か ら 引 き 返 す と 十 時 半 近 く な る 。 に な っ て い る 。 こ こ か ら 戻 っ て も プ ラ プ ラ ト ノ は 十 時 に な る し 、 そ れ に し て も 何 時 か と 思 っ て 時 計 を 見 て み る と 、 す で に 九 時 半 ク ロ ア チ ア 語 で 分 か ら な い が 、 す ぐ そ こ の よ う だ 。 の こ と で 、 デ ィ ン ガ ッ チ へ 行 く に は 後 ど れ く ら い だ と 聞 く と 、 こ の お じ さ ん は 、 目 指 す デ ィ ン ガ ッ チ で ワ イ ン を 作 っ て い る と 店 が あ り 、 そ こ で お じ さ ん が 沢 山 の ワ イ ン を 並 べ て 売 っ て い た 。 ど う も お か し い な と 思 い な が ら 進 ん で い く と 、 峠 の 頂 上 に は 露 か な い 。 い く が 、 三 〇 分 経 っ て も デ ィ ン ガ ッ チ へ の 分 岐 路 に は た ど り 着 な り 飛 ば し て い る 。 追 い 越 さ れ て も 気 に せ ず に 慎 重 に 運 転 し て 途 中 は 、 景 色 は よ い が 狭 い 山 岳 道 路 で 、 例 に よ っ て ど の 車 も か ストンの城塞 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ッ チ 」 に 向 か う 。 囲 ま れ た 町 だ 。 こ こ を 少 し 見 学 し て か ら ワ イ ン の 村 「 デ ィ ン ガ こ は 城 塞 の 町 で 、 石 垣 が 山 の 上 ま で 続 い て い る 。 町 も 当 然 石 に デ ィ ン ガ ッ チ 方 面 に 向 か い 、 少 し 行 く と ス ト ン の 町 が あ る 。 こ 104 女 の 子 の 言 う よ う に か っ た ! 」 ホ テ ル の や は り 2 5 台 だ 。 「 よ と し て 再 度 数 え 直 す 。 だ と い う 。 一 瞬 ド キ ッ 聞 い て み る と 3 0 台 は 何 台 乗 れ る の か と り 場 で こ の フ ェ リ ー 5 番 目 だ 。 チ ケ ッ ト 売 て み る と 私 の 車 は 2 ワインを売っているおじさん フェリーは車の行列 時 に 車 の 台 数 を 数 え ケ ッ ト を 買 い に 行 く 列 の 後 ろ に つ け て チ が す で に 並 ん で い る 。 十 時 に プ ラ プ ラ ト ノ に 引 き 返 す と 、 心 配 し た と お り か な り の 車 結 局 1 0 台 は 乗 り 損 ね た よ う だ 。 乗り損ねた車たち 105 Copyright ©IT おやじ All rights reserved き 返 す 。 と は な い 。 ワ イ ナ リ ー に 行 か ず に 途 中 で 引 き 返 し て 大 正 解 で 、 買 い 、 人 の よ さ そ う な お じ さ ん と 一 緒 に 写 真 を 撮 っ て す ぐ に 引 し ま う 。 や は り あ ま り 人 の 言 う こ と を 鵜 呑 み に す る と ろ く な こ テ ィ ン グ す る と 、 少 し 甘 い 感 じ は し た が 美 味 し か っ た の で 一 本 十 一 時 の フ ェ リ ー の 次 は 十 七 時 だ 。 こ れ で は 一 日 無 駄 に な っ て こ の お じ さ ん が 作 っ た と い う デ ィ ン ガ ッ チ の ワ イ ン を テ イ ス 十 五 分 前 に 来 て い る と 乗 り 損 ね る と こ ろ だ 。 コバルトブルーの水面 ホテル「オデッセイ」 こ こ も 駐 車 場 が ホ テ ル か ら 少 し 離 れ て お り 、 必 要 な 荷 物 だ け バ 「 オ デ ッ セ イ 」 に チ ェ ッ ク イ ン し た 。 い る 。 四 〇 分 ほ ど し て や っ と 目 的 地 の ポ メ ナ に 着 い て ホ テ ル の 町 に 向 か う 。 こ こ も や は り 細 い 道 だ が ビ ュ ン ビ ュ ン 飛 ば し て こ れ ば っ か り だ 。 ロースト フィッシュ 島 を 2 / 3 く ら い 縦 断 し て ホ テ ル 「 オ デ ッ セ イ 」 の あ る ポ メ ナ 四 〇 分 ほ ど 乗 る と ム リ ェ 島 の ソ ブ ラ に 着 く 。 こ こ か ら は ム リ ェ と 魚 の グ リ ル し た も の を 頼 む 。 横 の レ ス ト ラ ン で 魚 の ス ー プ じ っ と 水 面 を 見 つ め て い る と 引 き 込 ま れ そ う に な る 。 と り あ え ず お 腹 が す い た の で 、 こ こ の 海 は 、 コ バ ル ト ブ ル ー と い う の だ ろ う か 。 フ ェ リ ー か ら ッ グ に 入 れ て 部 屋 に 運 び 込 む 。 ポメナ(Pomena) ソブラ(Sobra) マロ湖 ヴェリコ湖 ムリェ国立公園(Mljet) Copyright ©IT おやじ All rights reserved 106 あ る ら し い 。 い ず れ に し ろ 、 そ れ だ け 美 し い 島 だ と 言 う こ と だ 。 107 こ の 話 は マ ル タ 島 だ と い う 説 も あ る が 、 ム リ ェ 島 だ と 言 う 説 も ア ド リ ア 海 に 相 応 し い ロ マ ン チ ッ ク な 話 だ 。 ら 外 を 眺 め て オ デ ッ セ ウ ス の 帰 り を 待 っ て い た と い う 。 』 っ て 故 郷 へ と 向 か う の だ が 、 残 さ れ た カ リ プ ソ は 毎 日 、 洞 窟 か っ て し ま っ た 。 こ の 後 、 オ デ ッ セ ウ ス は カ リ プ ソ の 手 を 振 り 切 ス は 、 彼 女 の 魅 力 の 虜 に な り 、 時 の 流 れ を 忘 れ 七 年 間 も と ど ま 美 女 と い わ れ る 、 ア ト ラ ス の 娘 カ リ プ ソ が 現 れ た 。 オ デ ッ セ ウ 着 き 、 や む な く こ の 洞 窟 で 暮 ら し て い た 。 そ こ へ 世 に も 絶 世 の 『 ゴ ゾ 島 の 沖 で 難 破 し た オ デ ッ セ ウ ス は 、 こ の ラ ム ラ 湾 に 流 れ 話 が あ る 。 メ ロ ス の 「 オ デ ッ セ イ ア 」 に 出 て く る 「 カ リ プ ソ の 洞 窟 」 の 逸 ア ド リ ア 海 で 最 も 美 し い と 言 わ れ る だ け あ っ て 、 こ こ に は 、 ホ 定 さ れ て い る 。 ヴェリコ湖の暁 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ム リ ェ 島 は 、 幅 3 ㎞ 、 長 さ 3 7 ㎞ の 小 さ な 島 で 、 国 立 公 園 に 指 食 事 は そ こ そ こ に し て 、 早 速 目 指 す 湖 と ボ ー ト に 乗 り に 行 く 。 っ て い る 。 ラ イ ス は 例 に よ っ て 少 し 固 い の で ど う も な じ め な い 。 い ろ ん な 所 で 魚 の ス ー プ を 頼 ん だ が 、 必 ず 魚 の 身 と ラ イ ス が 入 に 思 っ た り す る 。 が 増 す の だ ろ う か と 勝 手 方 が 、 よ り 「 あ り が た み 」 来 る 。 や は り こ ん な 場 所 の ア チ ア の 人 々 が お 参 り に が 建 っ て い る 。 そ こ に ク ロ の 真 ん 中 に 教 会 や 修 道 院 も そ う だ っ た が 、 美 し い 湖 ベネディクト修道院 教会 に 美 し い 。 ク ル カ 国 立 公 園 建 て ら れ て お り 、 中 は 本 当 修 道 院 は 、 小 さ な 島 一 杯 に か 院 い ホ う は る テ 。 ム ベ ル リ ネ か ェ デ ら 島 ィ 歩 で ク い の ト て 目 修 1 玉 道 ㎞ な 院 の の に 所 で 行 に 、 く 、 早 ボ ヴ 速 ー ェ ボ ト リ ー 乗 コ ト り 湖 に 場 の 乗 が 真 っ あ ん て る 中 修 。 に 道 こ 浮 院 の か に 修 ん 向 道 で ヴェリコ湖に浮かぶベネディクト修道院 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ん ど い の で や め た 。 由 来 の オ ベ リ ッ チ の 方 に 行 き た い し 、 洞 窟 だ け 見 に 行 く の も し う か な と 思 っ た が 、 明 日 の 朝 は フ ェ リ ー で 戻 っ て マ ル コ ポ ー ロ ホ テ ル か ら は こ の 洞 窟 に 行 く 半 日 ツ ア ー も あ り 、 明 日 の 朝 行 こ 108 リ ト ヴ ィ ツ ェ の し て は や は り プ し 美 し い が 、 湖 と に 水 も き れ い だ や マ ロ 湖 は 、 確 か あ る ヴ ェ リ コ 湖 ポ メ ナ の 近 く に を 散 策 す る 。 て き て 町 の 近 辺 ボ ー ト か ら 帰 っ い が ・ ・ ・ っ た か も し れ な て い る の か と 思 所 を ウ ロ ウ ロ し ベネディクト修道院の突堤にて ろ う か 。 109 強 い 日 差 し に 照 ら さ れ 、 多 く の 食 事 を し て い る と こ う な る の だ か な り 太 っ た 人 が 多 い し 、 肌 も 荒 れ て い る 。 や は り こ れ だ け の く て ス ラ ッ と し て い る の に グ ラ マ ー だ 。 し か し 、 年 輩 に な る と そ れ に し て も 、 ク ロ ア チ ア の 若 い 女 性 は 美 人 が 多 い 。 手 足 が 長 だ っ た 。 く ら い 大 胆 に な る の は 、 素 晴 ら し い プ ロ ポ ー シ ョ ン の 若 い 女 性 若 い 女 性 も 何 人 か い て 、 な か な か 目 の 保 養 に な る 。 や は り こ れ ま た 、 少 し 隠 れ た ビ ー チ で は お っ ぱ い 丸 出 し で 日 光 浴 し て い る ら し い 休 日 だ ろ う 。 り 、 ボ ー ト に 乗 っ た り し て 遊 ん で い る 。 彼 ら に は さ ぞ か し 素 晴 こ こ で は 家 族 連 れ が 多 く 、 大 人 も 子 供 も 楽 し そ う に 湖 で 泳 い だ ら な い 。 も っ と も 、 向 こ う か ら す る と な ぜ 変 な 日 本 人 が こ ん な な ぜ こ ん な 暑 い と こ ろ で 立 っ た ま ま 本 を 読 ん で い る の か わ か れ な い 。 ッ セ ウ ス の 詩 を 連 想 さ せ 、 古 き 時 代 を 思 い 起 こ さ せ る の か も し Copyright ©IT おやじ All rights reserved る 。 そ れ も 男 女 一 人 ず つ で 、 一 人 は 立 っ た ま ま だ 。 森 に 囲 ま れ た 湖 の 美 し さ は 、 や は り ヨ ー ロ ッ パ の 人 々 に は オ デ で で き た 突 堤 が あ る の だ が 、 そ の 先 端 で 本 を 読 ん で い る 人 が い し か し ア ド リ ア 海 の 強 い 日 差 し の 中 、 真 っ 青 な 海 と 鬱 蒼 と し た ク ロ ア チ ア に 来 て よ く 分 か ら な い 人 が 時 々 い る 。 修 道 院 に 石 方 が は る か に 魅 力 的 だ 。 マロ湖で遊泳する家族たち マロ湖畔でポーズを取る父と娘? Copyright ©IT おやじ All rights reserved 110 が 、 水 着 姿 で ん や お ば さ ん の よ い お じ さ い か に も 恰 幅 て い る 。 艇 以 上 停 泊 し ル ー ズ が 1 0 な ヨ ッ ト や ク 真 っ 白 で 豪 華 入 り 江 に は 、 あ る ポ メ ナ の ホ テ ル の 前 に く 庫 ホ 。 に テ 置 ル い の て 冷 お 蔵 ポメナの近くの村 ムリェ島 ポメナの港に停泊する豪華ヨット 111 Copyright ©IT おやじ All rights reserved こ こ で も ホ テ ル で 水 を 飲 む と 高 い の で 、 ス ー パ ー で 買 い 込 ん で に ホ テ ル に 引 き 返 し て 休 憩 す る こ と に す る 。 し 経 つ と 、 や は り ア ド リ ア 海 の 強 い 日 ざ し で 疲 れ た の で 、 早 々 二 時 間 近 く 、 小 さ な 町 か ら 町 へ 海 辺 の 小 道 を ウ ロ ウ ロ す る 。 少 ア ラ ン ド ロ ン の 「 太 陽 が い っ ぱ い 」 を 連 想 さ せ る シ ー ン だ 。 こ れ が ヨ ー ロ ッ パ 風 の バ カ ン ス の 過 ご し 方 な の だ ろ う 。 ま る で キ ャ ビ ン の 上 で 日 光 浴 を し た り 本 を 読 ん だ り し て い る 。 き っ と 今 日 の 走 行 距 離 は 1 0 0 ㎞ 。 こ れ く ら い だ と 楽 だ 。 ッ ソ コ ー ヒ ー で 仕 上 げ だ 。 け し た も の で 、 柔 ら か く て な か な か 美 味 し い 。 最 後 は エ ス プ レ の に は 閉 口 し た が 、 タ コ と ト マ ト を 酢 と オ リ ー ブ オ イ ル で 味 付 な の で ど う か な と 思 っ た が 、 び っ く り す る ほ ど の 量 が 出 て き た ラ ダ に 、 ミ ー ト ソ ー ス ス パ ゲ テ ィ を 頼 む 。 タ コ サ ラ ダ は 初 め て な も の だ 。 お 昼 に 魚 は 食 べ た の で 、 夜 は 魚 の ス ー プ に 、 タ コ サ 沈 ん で い く 夕 日 を 見 な が ら 、 ワ イ ン グ ラ ス 片 手 に な か な か 優 雅 夕 食 は 、 ホ テ ル の 近 く の 海 辺 の レ ス ト ラ ン の テ ラ ス で 楽 し ん だ 。 ポメナに停泊するボートと夕日 Copyright ©IT おやじ All rights reserved か っ た の で 今 回 は 使 わ な か っ た 。 の 島 で も イ ン タ ー ネ ッ ト は 使 え る 。 特 に メ ー ル を 出 す 必 要 は な が 使 え る よ う だ が 、 一 分 で 1 0 ク ー ネ と 書 い て あ る 。 や は り こ ホ テ ル の ロ ビ ー で 少 し 休 ん で い る と 、 ロ ビ ー で イ ン タ ー ネ ッ ト 112 わ な い 。 し て き た し 、 本 土 は 標 識 も し っ か り し て お り 地 図 が な く て も 迷 ロ ア チ ア 本 土 の 町 の 名 前 は 何 と か 頭 に 入 れ て 迷 わ な い よ う に 今 更 な が ら 、 島 で の 運 転 が 一 番 大 変 だ 。 こ こ に 来 る ま で は 、 ク 車 ス ペ ー ス が あ り 何 と か 難 を 逃 れ た 。 大 き な バ ス が や っ て き た 。 「 困 っ た 」 と 思 っ た が 、 す ぐ 横 に 駐 一 台 通 る の が ぎ り ぎ り だ 。 何 し ろ 横 は 海 だ 。 少 し 進 ん で い る と し か し 、 ソ ブ ラ の 町 に 着 く と 、 細 い 道 路 に 車 が 駐 車 し て お り 、 ー に 向 か う 車 は い な く て 、 途 中 は 快 適 だ っ た 。 ア ウ ト し て ホ テ ル を 七 時 に 出 た 。 さ す が に こ れ だ け 早 く フ ェ リ く な こ と は な い の で 、 ホ テ ル の 朝 食 は 諦 め て 、 す ぐ に チ ェ ッ ク 九 時 の 便 に 乗 り 損 ね る と え ら い こ と だ し 、 焦 っ て 運 転 す る と ろ よ い と い う 。 次 は 何 時 だ と 聞 く と 午 後 四 時 だ と い う 。 と 、 混 む の で 七 時 に 食 事 を と っ て 、 七 時 十 五 分 頃 に は 出 た 方 が の お じ さ ん に プ ラ プ ラ ト ノ へ の フ ェ リ ー に 乗 る 話 を し て い る 朝 六 時 頃 か ら 湖 の 畔 を 散 歩 し た 後 、 ホ テ ル に 帰 っ て カ ウ ン タ ー ペリェシャツ半島 オレビッチ ディンガッチ マリストン プラプラトノ ポメナ ソブラ ソブラ ムリェ島 ムリェ島(Mljet)とペリェシャツ(Peljesac)半島 113 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 【 第 九 日 】 オ レ ビ ッ チ と ド ブ ロ ヴ ニ ク の 町 ソブラのフェリー乗船場 フェリーにて コルチュラの町を望む オレビッチの海岸で釣りをする人々 き た が 、 ゆ っ た り 運 転 で き て よ か っ た 。 結 局 フ ェ リ ー に 乗 車 し ド イ ッ チ と コ ー ヒ ー で 朝 食 を と る 。 そ の 後 続 々 と 車 が 到 着 し て ド ウ 畑 と 石 灰 岩 が 広 が っ た 素 晴 ら し い 山 岳 ド ラ イ ブ だ 。 に は 少 し 時 間 が あ る の で 、 フ ェ リ ー の 券 売 り 場 の カ フ ェ で サ ン オ レ ビ ッ チ は ペ リ ェ シ ャ ツ 半 島 の 先 端 に あ り 、 狭 い 道 だ が 、 ブ 七 時 四 十 分 に は 順 調 に ソ ブ ラ に 着 き 、 5 番 目 だ 。 出 発 時 刻 ま で が あ っ た が 、 ま ず は オ レ ビ ッ チ に 行 っ て か ら と 思 い 通 り 過 ぎ る 。 Copyright ©IT おやじ All rights reserved め て 分 か っ た 。 離 れ た オ レ ビ ッ チ に 向 か う 。 途 中 に ワ イ ナ リ ー 「 デ ィ ン ガ ッ チ 」 込 む と ど こ に い る の か 分 か ら な い 。 こ れ は 島 を ド ラ イ ブ し て 初 フ ェ リ ー が プ ラ プ ラ ト ノ に 着 い た の は 九 時 四 十 五 分 で 、 6 0 ㎞ い し 、 し か も 町 の 名 前 が 十 分 頭 に 入 っ て い な い の で 、 一 度 迷 い し か し 、 島 に は い る と 、 標 識 は 本 土 ほ ど で は な い し 、 道 路 は 狭 だ た 。 の は 2 5 台 程 度 で 、 今 回 は 乗 れ な か っ た 人 は い な か っ た よ う 114 し て い る 。 楽 し み 方 を そ れ ぞ れ の り を し た り 泳 い だ り 釣 を し て お り 、 さ ん 日 光 浴 女 性 が た く ビ キ ニ 姿 の ビ ッ チ で は ま た 、 オ レ コ ル チ ュ ラ 島 に も 行 き た か っ た の だ が 時 間 が な い の で 諦 め た 。 れ て い る コ ル チ ュ ラ 島 の 島 影 が 見 え 、 フ ェ リ ー で 十 五 分 だ 。 オレビッチで日光浴する女性たち 115 オレビッチの町 Copyright ©IT おやじ All rights reserved オ レ ビ ッ チ の 海 の 向 こ う は マ ル コ ポ ー ロ の 出 身 地 と し て 知 ら っ て い る 。 プ ロ ム ナ ー ド に は 椰 子 の 木 が 植 え ら れ て い て 南 国 ム ー ド が 漂 オ レ ビ ッ チ に 着 い て み る と 、 こ れ ま た 美 し い 町 で 港 に 面 し た ディンガッチ(Dingac)の赤ワイン マツシェンコのブドウ畑 ワイナリー 「マツシェンコ」 マツシェンコのワイン売り場 ィ ン グ し て み る と 、 な か な か 美 味 し い 。 コ 」 に 立 ち 寄 っ た 。 こ こ で デ ィ ン ガ ッ チ の 赤 ワ イ ン を テ イ ス テ ン グ し た ワ イ ン を 一 本 購 入 し た 。 ス ト ン へ 向 か う 途 中 で デ ィ ン ガ ッ チ の ワ イ ナ リ ー 「 マ ツ シ ェ ン と い う 。 ま あ そ う か な と 思 っ て 、 と り あ え ず 先 ほ ど テ イ ス テ ィ な い 。 小 さ な ワ イ ナ リ ー が い く つ も あ る か ら 全 て は 分 か ら な い 」 に し た 。 い で に 、 ス ト ン の 料 理 は 最 高 な の で 、 昼 食 は ス ト ン で と る こ と た 。 ス ト ン は ド ブ ロ ヴ ニ ク へ 行 く 途 中 だ し 、 鍵 を 返 し に 行 く つ の ホ テ ル の 鍵 が 入 っ て お り 、 返 却 す る の を 忘 れ た の に 気 が つ い オ レ ビ ッ チ で 写 真 を 撮 っ て い る 時 に 、 バ ッ グ の 中 に マ リ ス ト ン で 車 か ら ワ イ ン を 取 り 出 し て 見 せ た と こ ろ 、 「 こ の 名 前 は 知 ら イ ン は 甘 か っ た 」 と い う と 、 「 誰 が 作 っ た ワ イ ン だ 」 と い う の 甘 い の か 」 と 聞 く と 、 「 い や ド ラ イ だ 」 と い う 。 「 昨 日 飲 ん だ ワ ェ ン コ で ワ イ ン を 売 っ て い る 女 性 に 「 デ ィ ン ガ ッ チ の ワ イ ン は 昨 日 買 っ た デ ィ ン ガ ッ チ の ワ イ ン は 少 し 甘 か っ た の で 、 マ ツ シ Copyright ©IT おやじ All rights reserved 116 焼きオイスター 貝のスープ マリストンのレストラン 117 だ 」 と い う と 変 な 顔 を し て 「 一 つ で は 少 な す ぎ る 」 と い う の で と 思 い 、 一 つ 頼 め ば 6 個 く ら い は 来 る だ ろ う と 思 っ て 、 「 一 つ は い く つ だ 」 と い う の で 、 1 2 ク ー ネ と 書 い て あ る の で 安 い な ス タ ー な ら あ る と い う の で 頼 ん だ 。 ウ エ イ タ ー が 「 オ イ ス タ ー そ の 後 、 一 昨 日 食 べ た レ ス ト ラ ン で 、 貝 の ス ー プ と 焼 い た オ イ ク ー ネ は 高 す ぎ る 。 彼 が 言 っ て い た の は こ の こ と だ っ た 。 そ れ に し て も 一 個 が 1 2 イ ス タ ー が 二 個 し か 乗 っ て い な い 。 「 嘘 だ ろ う 」 っ て き た の が 焼 き オ イ ス タ ー だ が 、 何 と 大 き な お 皿 に 小 さ な オ こ の 前 の オ イ ス タ ー ス ー プ 同 様 に 非 常 に 美 味 し か っ た 。 次 に 持 と 思 っ た が 、 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ん で い た 。 少 し 経 っ て か ら ま ず 貝 の ス ー プ を 持 っ て き た が 、 や は り こ れ は 「 な く て ど う し よ う か と 思 っ て い た 」 と い う 顔 を し て 非 常 に 喜 マ リ ス ト ン の ホ テ ル 「 オ ス ト レ ア 」 に 行 き 、 鍵 を 差 し 出 す と 、 こ れ で 目 的 は 達 し た の で 一 路 マ リ ス ト ン に 向 か う 。 食 事 の 前 に 二 つ で 十 分 だ 」 と い う と 、 一 応 納 得 し た 感 じ で 引 き 下 が っ た 。 腹 が あ ま り 空 い て い な い の で 、 ス ー プ も サ ラ ダ も 頼 ん で い る し 、 「 そ れ で は 二 つ だ 」 と い う と 、 そ れ で も 変 な 顔 を し て い る 。 「 お た の だ が 、 い か に も 坂 が 急 で 、 一 車 線 し か な い 。 う ス ル ジ 山 に ま ず は 登 ろ う と 思 っ て お り 、 そ の 登 り 道 も 見 つ け ド ブ ロ ヴ ニ ク に 着 く 前 は 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク 旧 市 内 を 見 渡 せ る と い ど こ を 走 っ て い る の か サ ッ パ リ 分 か ら な い 。 必 死 に 見 る が 、 通 り の 名 前 は わ か ら な い し 、 一 方 通 行 も 多 く て た の だ が 、 そ れ が 全 く 役 に 立 た な い 。 途 中 で 車 を 止 め て 地 図 を れ 、 お 願 い し て 事 前 に ド ブ ロ ヴ ニ ク の 詳 細 地 図 を 手 に 入 れ て い 標 識 も な い 。 テ ニ ス 仲 間 の 娘 さ ん が 旅 行 社 で 添 乗 員 を し て お ら ド ブ ロ ヴ ニ ク 市 内 は 、 何 し ろ 道 路 は 狭 い し 曲 が り く ね っ て 道 路 の 町 に 入 る と 状 況 は 一 変 し た 。 な ド ラ イ ブ で 、 道 路 も 広 く て 走 り や す か っ た が 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク ス ト ン か ら ド ブ ロ ヴ ニ ク へ は 、 ア ド リ ア 海 を 眺 め な が ら の 快 適 よ 今 回 の ド ラ イ ブ の 最 終 目 的 地 「 ド ブ ロ ヴ ニ ク 」 に 向 か っ た 。 そ れ で も 、 今 ま で 食 べ た 昼 食 の 中 で は 最 高 に 満 足 し て 、 い よ い は な か っ た 。 オ イ ス タ ー ス ー プ の 方 が 余 程 美 味 し か っ た 。 が は ず れ て お り 、 高 い ば か り で 、 身 も 痩 せ て い て 味 わ う ほ ど で こ れ は あ っ と い う 間 に な く な っ た 。 こ の 時 期 の オ イ ス タ ー は 旬 ま さ か と は 思 っ た が 自 分 が オ ー ダ ー し た の だ か ら 仕 方 が な い 。 ストン方面 スルジ山 ドブロヴニク旧市街 ドブロヴニク周辺地図 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 118 聖ヴラホ教会 ミンチェスタ要塞 ホテル スタリグラッド ピレ門 ボカール要塞 大聖堂 ドブロヴニク旧市街(Dubrovnik) ポ ル ト と は 多 分 、 ポ ー ト ( 港 ) の こ と だ ろ う と 思 い 、 「 ポ ル ト 119 て 、 「 A V I S は ポ ル ト の 方 に 移 っ た 」 と 教 え て く れ た 。 る と 、 親 切 な お じ さ ん は 、 A V I S の オ フ ィ ス に 電 話 し て く れ そ こ で 、 「 A V I S は な か っ た 」 と お じ さ ん に 訴 え か け た 。 す り な の で 、 あ わ て て 先 ほ ど の ガ ソ リ ン ス タ ン ド に 戻 っ た 。 い 。 こ の ま ま で は 迷 っ て し ま う し 、 先 ほ ど の お じ さ ん だ け が 頼 ラ ッ キ ー ! と 思 っ て そ の 方 向 に 行 く が 、 A V I S の 影 も 形 も な だ と い う 。 オ フ ィ ス の 住 所 を 見 せ て 聞 い て み る と 、 こ こ か ら 1 0 0 m の 所 の お じ さ ん に 、 日 本 か ら 持 っ て き た 地 図 に 書 い て あ る A V I S 仕 方 が な い の で 、 ガ ソ リ ン を 入 れ る つ い で に ガ ソ リ ン ス タ ン ド ら な い 。 か し 、 A V I S の オ フ ィ ス が 一 体 ど こ に あ る の か サ ッ パ リ 分 か 仕 方 が な い の で 、 一 日 早 く A V I S に 車 を 返 す こ と に し た 。 し Copyright ©IT おやじ All rights reserved 本 来 は 明 日 返 却 予 定 だ が 、 こ の よ う な 町 で は 車 を 借 り て い て も と は 諦 め た 。 ル ジ 山 に 行 っ て い る と こ ろ で は な い と 思 い 、 自 分 の 車 で 行 く こ こ れ で は 対 向 車 が 来 た ら 大 変 だ し 、 こ の よ う な 交 通 事 情 で は ス ま た 、 サ イ ド ミ ラ ー の カ バ ー に つ い て は 、 「 無 く な る こ と は よ い う と 、 す ぐ に 諦 め て 2 0 0 ク ー ネ で 行 っ て く れ た 。 料 金 が 必 要 だ っ た 。 」 と 言 う 。 ぐ に 「 2 5 0 ク ー ネ だ 」 と い う 。 「 2 0 0 ク ー ネ し か な い 」 と じ 料 金 だ 。 お ま え が 明 日 の 十 九 時 に 返 却 す れ ば も う 一 日 分 追 加 て あ っ た の を 思 い 出 し 、 私 が 「 行 っ て も よ い よ 」 と い う と 、 す 差 し 引 く が 、 十 二 時 を 過 ぎ る と 明 日 の 十 二 時 ま で に 返 し て も 同 ガ イ ド ブ ッ ク に 、 ホ テ ル か ら ス ル ジ 山 に は 2 5 0 ク ー ネ と 書 い 「 契 約 書 を よ く 読 ん で 見 ろ 。 十 二 時 ま で に 返 却 す れ ば 一 日 分 を つ の 間 に か な く な っ た 。 」 と 言 う と 、 A V I S の 兄 ち ゃ ん は 、 却 す る の で 一 日 分 返 金 し て 欲 し い 。 サ イ ド ミ ラ ー の カ バ ー も い A V I S の 兄 ち ゃ ん に 、 「 明 日 夜 七 時 に 返 却 予 定 だ が 、 今 日 返 ホ テ ル ま で 連 れ て 行 っ て や る 。 」 と 言 う 。 マ だ 。 行 く の だ っ た ら 2 0 0 ク ー ネ で ス ル ジ 山 に 登 り 、 そ の 後 タ ク シ ー の 運 ち ゃ ん が 途 中 で 、 「 ス ル ジ 山 は 素 晴 ら し い パ ノ ラ 日 の 宿 泊 地 ホ テ ル 「 ス タ リ グ ラ ッ ド 」 へ は タ ク シ ー を 拾 う 。 な る 。 一 日 早 く 返 却 し て 正 解 だ 。 A V I S の オ フ ィ ス か ら 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク の 旧 市 街 地 に あ る 、 今 た 。 こ ん な 所 か ら ス タ ー ト し て い た ら 車 を 運 転 す る 気 が し な く ド ラ イ ブ を ド ブ ロ ヴ ニ ク か ら ス タ ー ト し な い で 本 当 に よ か っ 看 板 だ 。 I S と い う 小 さ な 看 板 を 見 つ け る こ と が 出 来 た 。 本 当 に 小 さ い 引 き 返 す 。 ポ ー ト の 当 た り を ウ ロ ウ ロ し て い る と 、 や っ と A V そ の ま ま 走 る と ポ ー ト を 出 て し ま い そ う に な る の で ま た ま た り 分 か ら な い が 、 早 く 終 え た い の で 支 払 う こ と に し た 。 サ イ ド ミ ラ ー の カ バ ー に つ い て は 、 な ぜ な く な っ た の か さ っ ぱ の だ が 、 契 約 書 に そ う 書 い て あ る の だ か ら 反 論 の し よ う が な い 。 ま で の こ と だ っ た よ う だ 。 日 本 で は こ ん な こ と は 考 え ら れ な い し て 5 5 0 0 ク ー ネ 支 払 っ た つ も り だ が 、 こ れ は 明 日 の 十 二 時 私 が ザ グ レ ブ で 借 り た の は 、 明 日 の 十 九 時 ま で で 、 そ の 料 金 と Copyright ©IT おやじ All rights reserved そ の 地 図 を 頼 り に ポ ー ト の 方 に 行 く と 、 こ れ ま た 見 つ か ら ず 、 と し ゃ あ し ゃ あ と 言 う 。 と 言 う 。 ま た 迷 い そ う な の で 、 地 図 に 印 を つ け て も ら う 。 は ど こ に あ る の か 」 と 聞 く と 、 「 こ の 道 を ま っ す ぐ 行 け ば よ い 」 部 に 聞 い た と こ ろ 1 2 0 ク ー ネ で お ま え が 支 払 う 必 要 が あ る 。 」 く あ る 。 多 分 、 駐 車 場 か ど こ か で 取 ら れ た の だ ろ う 。 料 金 は 本 120 スルジ山(Srd)頂上からのドブロヴニク旧市街の眺め て い く 。 が ら 町 の 中 に 入 っ 荷 物 を 引 き ず り な と り あ え ず 、 重 い よ く 分 か ら な い 。 て ど こ が ど こ だ か 地 が た く さ ん あ っ は あ る し 、 細 い 路 旧 市 街 は 石 の 階 段 け れ ば な ら な い 。 で は 歩 い て い か な 車 は 旧 市 街 に は 入 れ な い の で 、 ピ レ 門 の 近 く で 降 り て ホ テ ル ま ら す ぐ に ホ テ ル に 向 か っ た 。 旧市街 ピレ門 121 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 見 渡 せ て 、 期 待 し た と お り 素 晴 ら し い 。 頂 上 で 写 真 を 撮 っ て か ス ル ジ 山 か ら の 眺 望 は 、 オ レ ン ジ 色 の 屋 根 が 広 が っ た 旧 市 街 を 得 を し た 感 じ だ 。 ホ テ ル に 行 く 費 用 と ス ル ジ 山 に 行 く 費 用 を 合 わ せ る と 、 か な り い 、 こ ぢ ん ま り し て い て 、 な か な か い い 雰 囲 気 の ホ テ ル だ 。 ホテル「スタリグラッド」 スタリグラッドの部屋 と 、 町 の 感 じ が 大 体 つ か め て き た 。 し た 。 少 し 時 間 が あ る の で プ ラ ッ ツ ァ 通 り を ブ ラ ブ ラ し て い る い う の で 、 明 日 も あ る し 疲 れ て い る の で 今 日 登 る こ と は 止 め に ま ず は 一 番 お 奨 め の 城 壁 に 登 ろ う と す る が 、 5 0 ク ー ネ 必 要 と へ の 入 口 で あ り 、 貿 易 の 町 と し て 栄 え た と の こ と だ 。 は 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク が 西 ヨ ー ロ ッ パ 文 化 圏 ( キ リ ス ト 教 文 化 圏 ) い て 、 東 の イ ス ラ ム 文 化 圏 か ら ヴ ェ ネ チ ア を 目 指 す 船 に と っ て ド ブ ロ ヴ ニ ク は 、 ダ ル マ チ ア 地 方 の 最 南 端 に 位 置 し 、 中 世 に お 地 に 入 っ て い く と ひ っ そ り と 佇 ん で い る 。 特 に 大 き な 看 板 も な 通 り に あ る と 思 っ て い た の が 大 間 違 い だ 。 彼 女 の 言 う よ う に 路 ホ テ ル で 少 し 休 ん で 、 町 の 見 学 に 出 か け る 。 う 。 て っ き り 、 二 万 円 も 取 る ホ テ ル だ か ら メ イ ン の プ ラ ッ ツ ァ お 姉 さ ん に 聞 い て み る と 、 「 こ の 横 の 路 地 を 入 る と あ る 」 と い と 木 製 の 家 具 な ど 素 晴 ら し く 、 さ す が に き れ い な 部 屋 だ 。 廊 下 に は バ ロ ッ ク 調 の 洒 落 た 椅 子 が 置 い て あ る し 、 部 屋 に 入 る と う と う 見 つ け ら れ ず 、 イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン オ フ ィ ス に 入 り 、 運 び 上 げ る 。 さ す が に 途 中 で 息 が 切 れ て 一 休 み す る 。 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 見 つ か ら な い 。 ェ な ど で 場 所 を 聞 く が 、 そ こ に あ る と 言 う の で 探 す が な か な か ラ ッ ツ ァ 通 り に あ る は ず な の だ が 、 ど う も 見 あ た ら な い 。 カ フ ホ テ ル 「 ス タ リ グ ラ ッ ド 」 は 旧 市 街 の ピ レ 門 を 入 る と す ぐ の プ な り 重 く な っ た キ ャ リ ー バ ッ グ を 、 汗 だ く に な り な が ら 5 階 分 置 す る こ と を 禁 止 さ れ て い る 。 ワ イ ン も 合 計 三 本 買 っ た し 、 か た が 仕 方 が な い 。 当 然 こ ん な 町 の こ と だ か ら エ レ ベ ー タ ー は 設 チ ェ ッ ク イ ン す る と 、 部 屋 は 四 階 だ と い う の で 「 エ ッ 」 と 思 っ 122 明 し よ う と し た 。 カ ウ ン タ ー の 女 性 に 説 で 済 ま そ う 。 」 と 思 い 、 た 。 そ う だ 国 際 免 許 証 パ ス ポ ー ト を 忘 れ て き た 時 に 、 「 し ま っ た ! さ あ 換 金 し よ う と 思 っ ら 番 が 回 っ て き た の で て 二 〇 分 ほ ど 待 っ て か 銀 行 は 非 常 に 混 ん で い す 三 っ ま る 万 て た 。 円 き ま 換 た た 金 の 現 す で 金 る 、 が こ 銀 無 と 行 く に で な を 見 な が ら ブ ラ ブ ラ 歩 く の も な か な か 楽 し い も の だ 。 ドブロヴニク プラッツァ通りの露店 123 ドブロヴニク プラッツァ通り Copyright ©IT おやじ All rights reserved 道 路 に は 大 道 芸 人 や 、 露 店 も 出 て い て 大 し た 賑 わ い だ 。 こ れ ら は 大 勢 の 人 が 談 笑 し て い る 。 と し て い ろ ん な シ ョ ッ プ が 並 び 、 通 り に 面 し た カ フ ェ テ ラ ス で 歩 行 者 天 国 に な っ た プ ラ ッ ツ ァ 通 り の 両 側 に は 、 銀 行 を は じ め 持 つ 騎 士 ロ ー ラ ン ト 像 が 立 っ て い る 。 ローラント像 ル ジ ャ 広 場 に 行 き 当 た る が 、 こ こ に は 剣 を さ ら に 、 プ ラ ッ ツ ァ 通 り を 進 ん で い く と 、 青 空 に そ び え 立 つ 様 は 何 か 圧 倒 さ れ る 。 ピ レ 門 の 近 く に 大 き な フ ラ ン シ ス コ 教 会 が あ る 。 て い る と い う こ と か 。 現 金 も で き た の で 、 夕 食 を 旧 市 街 で 取 る こ と に し た 。 聖フランシスコ教会 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ロ ヴ ニ ク で は パ ス ポ ー ト も 必 要 な い の だ 。 そ れ だ け 観 光 化 さ れ ス プ リ ッ ト で は 換 金 す る の に パ ス ポ ー ト を 要 求 さ れ た が 、 ド ブ 売 取 引 の 際 に 使 う 長 さ の 単 位 の 基 準 に な っ た と 言 わ れ て い る 。 か ら 手 ま で の 長 さ が 「 ド ブ ロ ヴ ニ ク の 肘 」 と 呼 ば れ 、 当 時 の 商 と こ ろ が 彼 女 は 全 く 国 際 免 許 証 も 見 よ う と も し な い 。 こ の 像 は 、 一 四 一 八 年 に 制 作 さ れ た も の で 、 こ の 像 の 右 手 の 肘 124 ろ い ろ 入 っ た 料 理 が あ る 。 一 人 に は ピ ッ タ リ だ 。 」 と 誘 っ て く 席 に 着 く と 、 こ の 兄 ち ゃ ん は 、 「 エ ビ 、 貝 、 イ カ 、 貝 な ど が い た そ だ 。 う 。 と あ 思 ち っ ら た に の 移 だ り ろ た う い 、 」 こ と ん 言 ど う は と か 、 な こ り れ よ は い 断 席 る に と 案 帰 内 っ し て て し く ま れ い 着 く こ と が で き た だ け で も よ し と し よ う 。 125 十 分 の 価 値 が あ っ た と 思 う 。 事 故 も な く 、 無 事 ド ブ ロ ヴ ニ ク に と が で き た の は レ ン タ カ ー の お か げ だ し 、 こ れ だ け 支 払 っ て も で き そ う に な い 。 こ れ は ま ず い と 思 っ た の で 、 「 こ ん な 席 は 嫌 万 円 、 ガ ソ リ ン 代 は 二 万 円 。 ま あ こ れ だ け い ろ ん な 所 に 行 く こ す る と 、 案 内 し て く れ た 席 は 階 段 の 近 く で ど う も ゆ っ く り 食 事 結 局 、 車 の 走 行 距 離 は 1 5 0 0 ㎞ 。 レ ン タ カ ー は 9 日 間 で 十 二 こ と に し た 。 り あ え ず こ こ で 食 べ る に 賑 わ っ て い る の で と よ 」 と 誘 っ て く る 。 非 常 本 語 の メ ニ ュ ー が あ る ん が 近 寄 っ て き て 、 「 日 子 の 良 さ そ う な 兄 ち ゃ そ こ を 歩 い て い る と 、 調 テ ー ブ ル が 並 ん で い る 。 め 尽 く す よ う に 椅 子 と 歩 い て い る と 、 通 り を 埋 町 の ブ リ イ ェ コ 通 り を ろ 食 べ ら れ な い の が 難 点 だ 。 う ま く こ こ を 突 い て き た 。 る 。 一 人 で 食 事 を し て い る と 、 料 理 の 単 品 の 量 が 多 く て い ろ い 魚貝アラカルト な り に 覚 悟 が い る 。 難 し い と こ ろ だ 。 に は レ ン タ カ ー が 必 要 だ し 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク を 車 で 走 る の は そ れ ド ブ ロ ヴ ニ ク に 見 学 に 来 る の が 一 番 よ い の だ ろ う 。 し か し そ れ ド ブ ロ ヴ ニ ク は ホ テ ル も 高 い し 、 本 当 は マ リ ス ト ン に 泊 ま っ て 向 こ う の 方 が 一 枚 も 二 枚 も 上 手 だ 。 え た が 、 結 局 2 5 0 ク ー ネ も 出 し て 、 あ り き た り の 味 だ 。 結 局 、 マ リ ス ト ン で は 1 5 0 ク ー ネ も 出 せ ば 素 晴 ら し い 料 理 が 味 わ Copyright ©IT おやじ All rights reserved は 、 マ リ ス ト ン と は 比 較 に な ら な い 。 つ い つ い こ の 言 葉 に 載 せ ら れ て こ の 料 理 を 注 文 し た が 、 味 の 方 る の も 本 当 に 大 変 だ 。 り て き た の に 、 ま た 六 階 ま で 上 が ら な い と い け な い 。 朝 食 を 取 ま た ま た 「 エ ッ ! 」 と い う 感 じ で 、 折 角 四 階 か ら 地 上 階 ま で 降 ン で 朝 食 を 取 り た い と 言 う と 、 朝 食 は 六 階 の テ ラ ス だ と い う 。 散 歩 も 終 え て ホ テ ル に 帰 っ て 朝 食 を 取 ろ う と 思 い 、 レ セ プ シ ョ 変 そ う だ っ た 。 い た が 、 何 せ 石 畳 の 階 段 だ 、 大 き な 荷 物 を 引 き ず っ て 本 当 に 大 こ の 近 辺 に も 安 そ う な ホ テ ル が あ り 、 若 者 が 数 人 帰 路 に つ い て ん で い る レ ス ト ラ ン や お 店 も き れ い 感 じ が す る 。 し て い る 。 北 よ り も 南 の 方 が 道 路 も 少 し ゆ っ た り し て お り 、 並 で は 朝 市 を 準 備 し て お り 、 果 物 や オ リ ー ブ オ イ ル を 売 る 準 備 を 昨 日 は 北 の 町 を 歩 い た の で 、 今 朝 は 南 の 町 を 歩 い て み る 。 広 場 す 早 る 朝 。 に 町 を 歩 く と 、 教 会 に は 誰 も い な く て 本 当 に 神 聖 な 感 じ が 聖ヴラホ教会 Copyright ©IT おやじ All rights reserved び 交 い 、 人 間 は 昨 日 の 喧 噪 を き れ い に す る お 掃 除 の 時 間 だ 。 世 界 遺 産 「 ド ブ ロ ヴ ニ ク 」 の 早 朝 は 、 ツ バ メ は え さ を 求 め て 飛 【 第 十 日 】 ド ブ ロ ヴ ニ ク の 町 126 贅 沢 だ 。 ホテル「スタリグラッド」のテラスにて 旧 市 街 を 眺 め な が ら 、 ゆ っ く り コ ー ヒ ー を 飲 む 、 こ れ は 最 高 の ホテルから望むドブロヴニク旧市街 127 ホテルから望むフランシスコ修道院 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 高 い 建 物 な の だ 。 一 生 懸 命 上 が っ て き た か い が あ る 。 テ ラ ス で 周 り を 見 回 し て み る と 、 ス タ リ グ ラ ッ ド が こ の あ た り で は 一 番 ニ ク の 旧 市 街 が 一 望 に 見 渡 せ る 素 晴 ら し い 眺 望 だ 。 汗 を か き な が ら テ ラ ス に 上 が っ て み る と 、 意 外 に も 、 ド ブ ロ ヴ だ て お 。 く い る て 敵 あ 艦 る を 。 撃 海 つ か た ら め 攻 め 途 中 に は 大 砲 が 何 基 も い ヴ て オ た ァ く 教 。 ン る 会 要 。 や 塞 更 修 に に 道 た 進 院 ど む が り と 見 着 聖 え イ 城壁に据え付けられた大砲 い て い く と 、 聖 イ グ ナ チ 海 を 望 み な が ら 更 に 歩 挟 ん だ ロ ヴ リ ィ エ ナ ッ ツ 要 塞 を 望 む こ と が で き る 。 最 初 の 要 塞 が ボ カ ー ル 要 塞 で 、 城 壁 の 外 に あ る 小 さ な 入 り 江 を て い く 。 そ れ に し て も 暑 い 。 少 し 登 る と 汗 が 噴 き 出 す 。 言 い な が ら 、 ホ テ ル に 一 番 近 い ピ レ 門 の 入 り 口 か ら 城 壁 を 登 っ 城壁(ボカール要塞)から望むロヴリィエナッツ要塞 Copyright ©IT おやじ All rights reserved る だ け で 5 0 ク ー ネ も 取 る の だ か ら 大 し た も の だ 」 と ぶ つ ぶ つ を 回 っ て お こ う と 思 い 、 カ メ ラ を 持 っ て 出 発 す る 。 「 城 壁 を 見 朝 食 を 終 え る と 八 時 半 に な っ た の で 、 あ ま り 暑 く な る 前 に 城 壁 128 楽 町 に 散 だ の し 策 。 中 た 終 は 。 了 逃 部 後 げ 屋 、 場 に と が は り な い あ い る え 。 と ず や ク ホ は ー テ り ラ ル 町 ー に の が 帰 真 入 っ ん っ て 中 て 、 で い 下 泊 て 着 ま 、 を っ ホ 着 て ッ 替 い と え る す る の る こ は 。 と 129 な か な か う ま く で き た 散 策 コ ー ス だ 。 す ぐ 出 口 だ 。 写 真 を 撮 り な が ら ゆ っ く り 見 て 回 っ て ほ ぼ 一 時 間 。 時 に は 汗 び っ し ょ り で 、 日 陰 が 心 地 よ い 。 こ こ を 過 ぎ れ ば も う 城壁(ミンチェスタ要塞)から望む旧市街 Copyright ©IT おやじ All rights reserved た ド ブ ロ ヴ ニ ク の 旧 市 街 を 見 渡 す こ と が で き る 。 こ こ に 登 っ た こ こ は 城 塞 の 中 で は 一 番 高 い と こ ろ に あ り 、 赤 屋 根 で 統 一 さ れ ェ ス タ 要 塞 か ら の 眺 め だ 。 こ の 散 策 コ ー ス の ク ラ イ マ ッ ク ス は 、 山 側 の 北 西 に あ る ミ ン チ 帯 電 話 で 電 話 し て み た 。 思 い 出 し 、 持 っ て き た 携 す る 必 要 が あ る こ と を リ ツ ァ 」 に 確 認 の 電 話 を の ザ グ レ ブ の ホ テ ル 「 イ ツ ア ー が 終 わ っ て 、 明 日 ツアーのボート た ー 見 。 に か も け 二 て 人 お 参 り 加 、 し こ て の い ツ ア が に ち ら ほ ら 日 本 人 を ド ブ ロ ヴ ニ ク で は 、 さ す 国 を 守 る た め に は こ の 威 圧 感 が 非 常 に 大 事 な の だ ろ う 。 全 体 が 見 え て な か な か の 迫 力 だ 。 海 か ら 見 る と 威 圧 感 が あ る 。 海 か ら 見 る こ と が で き る 。 城 塞 の 中 か ら 見 る の と は 違 い 、 城 塞 2 0 人 ほ ど し か 乗 れ な い 小 さ な 船 だ が 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク の 城 塞 を 海から望むドブロヴニクの城壁 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ド ブ ロ ヴ ニ ク 湾 を 巡 回 す る ツ ア ー が あ っ た の で 飛 び 乗 っ た 。 十 一 時 か ら 一 時 間 か け て 旧 市 街 の 目 の 前 に あ る ロ ク ル ム 島 と チ ュ ラ 島 へ の ツ ア ー の 船 が い く つ も 泊 ま っ て お り 、 そ の 中 で 部 屋 で 少 し 休 ん で か ら 港 の 方 に 歩 い て い く と 、 ム リ ェ 島 や コ ル 130 ー ネ だ 。 せ て 5 5 0 ク と 額 縁 を 合 わ だ 。 人 形 5 組 O K と の こ と る と 、 即 座 に の 場 で 電 話 す 作 っ た 人 に そ っ て 、 額 縁 を て み る 」 と 言 れ る 。 高 い な と 思 い な が ら 登 っ て み る と 、 素 晴 ら し い 眺 め だ 。 折 角 な の で こ こ に も 登 る こ と に し た 。 こ こ で も 2 0 ク ー ナ 取 ら レ ス ト ラ ン に 行 く 途 中 に 、 「 ロ ヴ リ ィ エ ナ ッ ツ 要 塞 」 が あ る 。 クロアチアの人形 素 晴 ら し い 。 131 ボ ー ト か ら 見 ら れ る 景 色 と は 、 趣 が 異 な っ て こ れ ま た な か な か の 穴 場 ス ポ ッ ト に な っ て い る ら し い 。 こ の 要 塞 か ら も 旧 市 街 地 の 全 体 を 見 渡 す こ と が 出 来 、 写 真 撮 影 使 っ て い る だ け な の で 、 作 っ た 人 に 入 手 で き る か ど う か 確 認 し 額 縁 も 一 緒 に 買 お う と す る と 、 「 額 縁 は 商 品 で は な く 展 示 用 に 行 く こ と に し た 。 に ク ロ ア チ ア の 料 理 に は 少 し 飽 き て き て い る の で 、 早 速 そ こ に す る こ と に し た 。 り 付 け て 壁 に 飾 っ て あ る 。 な か な か 可 愛 い の で 娘 の 土 産 に 購 入 い 人 形 を 勧 め て く る 。 人 形 の 裏 に 磁 石 が つ い て お り 、 額 縁 に 貼 い る と 、 品 の よ い 女 性 が い て 、 ク ロ ア チ ア の 郷 土 服 を 着 た 可 愛 イ ニ ー ズ レ ス ト ラ ン が あ る 。 私 も 時 々 行 く 。 」 と い う 。 さ す が い の か 」 と 訪 ね る と 、 「 こ こ か ら 歩 い て 五 分 く ら い の 所 に チ ャ 理 し て 食 べ て い る よ う だ 。 「 チ ャ イ ニ ー ズ か コ リ ア ン 料 理 は 無 ク ロ ア チ ア 人 は 、 魚 と 肉 を い つ も 、 イ タ リ ア 人 と 同 じ よ う に 料 Copyright ©IT おやじ All rights reserved そ の 後 ま た 町 に 出 て 、 お 土 産 を 見 て 回 る 。 小 さ な お 店 を 覗 い て か り な の だ 」 と 聞 い て み る と 、 曖 昧 な 返 事 し か 帰 っ て こ な い 。 テ ル の 固 定 電 話 で 電 話 し た 。 バ ー は 立 っ て い る の に な ぜ か つ な が ら な い 。 仕 方 が な い の で ホ い の に な ぜ ど こ の レ ス ト ラ ン も 同 じ よ う な ダ ル マ チ ア 料 理 ば そ の 店 の 女 性 に 、 「 ド ブ ロ ヴ ニ ク に は レ ス ト ラ ン が こ れ ほ ど 多 ロヴリィエナッツ要塞から望むドブロヴニク旧市街 作 り だ 。 少 し 横 に な る と 何 と 二 時 間 も 眠 っ て し ま っ た 。 だ 。 一 階 下 に な る の で 少 し は 楽 だ 。 入 っ て み る と ほ と ん ど 同 じ 二 日 目 は 部 屋 を 代 わ る こ と に な っ て い る 。 今 度 は サ ー ド フ ロ ア の 部 屋 に な っ て い た 。 ど う い う 訳 か 、 日 本 か ら 予 約 し た 時 か ら レ ス ト ラ ン で ゆ っ く り し て か ら ホ テ ル に 帰 っ て み る と 、 既 に 別 ら げ て し ま っ た 。 き そ ば も そ こ そ こ い け る 。 こ れ な ら 大 丈 夫 と 思 い 、 き れ い に 平 無 愛 想 な 中 国 人 の お じ さ ん が 料 理 を 持 っ て き た が 、 ス ー プ も 焼 と に し た 。 焼 き そ ば が あ っ た の で 頼 む こ 頼 む ホ ッ ト & サ ワ ー ス ー プ と 、 ス ト ラ ン に 行 っ た 時 は い つ も る 。 外 国 で チ ャ イ ニ ー ズ レ う と 、 一 応 何 で も 揃 っ て い メ ニ ュ ー を 持 っ て き て も ら が い た が 帰 る と こ ろ だ 。 に で も あ る 名 前 だ 。 二 人 客 「 上 海 飯 店 」 と い い 、 ど こ て い く と 、 お 店 の 名 前 は 要 塞 を 後 に し て 更 に 歩 い 上海飯店 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 132 か ら 帽 子 を 取 る よ う 注 意 さ れ た 。 大聖堂 レストラン「オルハン」 ミ サ に 参 加 し て い た の で つ い そ の ま ま に し て い る と 、 教 会 の 人 い た が 気 が 変 わ っ た 。 精 算 を 済 ま せ て 行 く と す ぐ に 見 つ か っ た 。 る 時 は 、 い つ も 帽 子 は 取 る の だ が 、 女 性 が 帽 子 を 着 用 し た ま ま N ) 」 だ と 言 う 。 聞 く ま で は 夕 食 も 「 上 海 」 に 行 こ う と 思 っ て こ こ は ど う い う 訳 か 写 真 は 、 撮 っ て よ い 。 こ の よ う な 教 会 に 入 が 立 ち 去 っ た 後 に 、 再 度 名 前 を 聞 く と 、 「 オ ル ハ ン ( O R H A や は り 昨 日 食 べ た と こ ろ は だ め な の だ と 納 得 し て 、 ア メ リ カ 人 チ ア 人 は 信 仰 心 の 厚 い 人 が 多 い 。 か な り の 人 が 参 加 し て い る 。 と 説 明 し て い る 。 ムール貝のワイン蒸し 133 夕 方 五 時 頃 に 大 聖 堂 を 覗 い て み る と ミ サ を や っ て い る 。 ク ロ ア Copyright ©IT おやじ All rights reserved 四 時 半 頃 か ら 町 に 出 か け て み る と 日 差 し は 少 し 和 ら い で い る 。 く は だ め だ 。 ピ レ 門 を 出 た 海 岸 沿 い に 良 い レ ス ト ラ ン が あ る 」 レ ス ト ラ ン は な い か 」 と 訪 ね て い る 。 ホ テ ル の 女 性 は 「 こ の 近 か も 知 れ な い 。 や は り 疲 れ て い る の だ ろ う 。 ま た 、 車 を 返 し て 緊 張 が 緩 ん だ の レ セ プ シ ョ ン に い る と 、 ア メ リ カ 人 ら し き 夫 婦 が 「 ど こ か 良 い ホ テ ル に 帰 り 、 明 日 の 朝 は 早 い の で 事 前 に 精 算 を 済 ま せ る た め や っ て い る 。 聴 衆 の 中 に は 音 楽 に 合 わ せ て 踊 っ て い る 人 も い る 。 だ 。 大 道 芸 人 は い る し 、 道 路 に 座 り 込 ん で イ ス ラ ム 風 の 音 楽 も 食 事 が 終 わ っ て ホ テ ル に 帰 る と 、 プ ラ ッ ツ 通 り は 非 常 に 賑 や か ス ト ラ ン は 、 地 元 の セ ン ス の あ る 人 に 聞 い て い く の が 一 番 だ 。 ん で 支 払 っ た の は 1 7 0 ク ロ ー ネ と リ ー ズ ナ ブ ル だ 。 や は り レ 新 鮮 で な か な か 美 味 し か っ た 。 最 後 に デ ザ ー ト と コ ー ヒ ー も 頼 133 イスラム風音楽の演奏 違 い だ 。 最 後 に 出 て き た の は さ よ り の フ ラ イ み た い だ 。 こ れ も 調 子 に 乗 っ て 全 部 食 べ て し ま っ た 。 昨 日 の ム ー ル 貝 と は え ら い ー プ に つ け て 食 べ る の が 一 番 食 べ や す い 。 あ ま り 美 味 し い の で 全 て 中 身 を 取 り だ し て 、 ト マ ト と 香 味 と 白 ワ イ ン で 煮 込 ん だ ス べ て い た の で は 、 手 が 汚 れ て は 拭 き で 面 倒 だ 。 事 前 に ま と め て し い の で パ ク パ ク 食 べ て い た が 、 一 つ 一 つ 中 身 を 取 り だ し て 食 と は え ら い 違 い だ 。 ム ー ル 貝 は 一 皿 4 0 個 近 く 出 て き て 、 美 味 も 続 く と 馬 鹿 に な ら な い 。 こ れ で 夜 中 に 目 が 覚 め て も 大 丈 夫 だ 。 ど で は な い が 美 味 し か っ た 。 続 い て 出 て き た 魚 の ス ー プ も 昨 日 は こ れ だ け 飲 む と 5 0 ク ー ナ は 取 ら れ る 。 こ う い う こ と が 何 回 ス ー プ の 前 に 、 魚 を す り 潰 し た パ テ が 出 て き て こ れ が ス ト ン ほ 1 ク ー ナ で 買 っ て き て 冷 蔵 庫 に 入 れ て お く 。 ち な み に ホ テ ル で 高 い の で 、 町 の ス ー パ ー に 行 っ て 2 リ ッ タ ー の 水 と コ ー ラ を 1 と ワ ン ポ ー シ ョ ン ( 一 皿 ) と 書 い て あ る 魚 の フ ラ イ を 頼 ん だ 。 そ れ に し て も ド ブ ロ ヴ ニ ク は 喉 が 渇 く 。 ホ テ ル の 冷 蔵 庫 の 水 は い つ も の よ う に 白 ワ イ ン に 、 魚 の ス ー プ と 、 ア ム ー ル 貝 、 そ れ を 楽 し ん で か ら 休 む 。 素 晴 ら し い 景 観 だ 。 一 人 だ と い う と す ぐ に 案 内 し て く れ た 。 ロ ヴ リ ィ エ ナ ッ ツ 要 塞 の す ぐ 下 に あ り 、 旧 市 街 の 城 壁 も 見 え て テ ル に 戻 り 、 屋 上 の テ ラ ス に 再 度 上 が り 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク の 夜 景 な か な か 日 本 で は 見 ら れ な い 風 景 だ 。 明 日 は 早 い の で 早 々 に ホ 大道芸人 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 134 ク イ ン カ ウ ン タ ー は 日 本 人 の ツ ア ー 客 で か な り 混 ん で い た が 、 ヴ ニ ク 空 港 の カ ウ ン タ ー で 受 け 取 る こ と に な っ て い る 。 チ ェ ッ る 国 内 線 に し て は 割 合 大 き な 飛 行 機 で 、 安 心 し て 乗 れ た 。 135 ク ロ ア チ ア 航 空 の チ ケ ッ ト は イ ン タ ー ネ ッ ト で 買 っ て 、 ド ブ ロ ド ブ ロ ヴ ニ ク か ら ザ グ レ ブ へ の フ ラ イ ト は 、 横 に 6 列 座 席 の あ で 空 い て い て 、 空 港 に は 二 〇 分 で 着 い た 。 忘 れ は こ れ で 二 回 目 だ 。 取 り が 増 え て い る の も 理 解 で き る 。 道 路 は さ す が に 朝 が 早 い の 物 案 内 所 ら し き と こ ろ に 預 け て 飛 行 機 に 乗 り 込 ん だ 。 鍵 の 返 却 柔 道 も 相 撲 も な か な か 国 際 的 で 、 日 本 人 よ り も 強 い 外 国 の 相 撲 と の こ と だ 。 ポ ケ ッ ト を 調 べ て み る と や は り あ っ た の で 、 遺 失 を 返 却 し 忘 れ て い る の で 、 空 港 の 遺 失 物 扱 い 所 に 届 け る よ う に 前 が 出 て く る 。 と 思 っ て 行 っ て み る と 、 ホ テ ル 「 ス タ リ グ ラ ッ ド 」 の 部 屋 の 鍵 花 や 若 乃 花 や 小 錦 や 曙 が 強 か っ た 。 」 と ド ン ド ン 相 撲 取 り の 名 は 、 「 相 撲 が 大 好 き だ 。 今 は 朝 青 龍 が 一 番 強 く て 、 以 前 は 貴 乃 優 勝 し た 選 手 の 名 前 が ド ン ド ン 出 て き て 本 当 に 詳 し い 。 さ ら に メ ー シ ョ ン オ フ ィ ス に 連 絡 し ろ と 言 っ て い る よ う だ 。 何 事 か な た ん 、 空 港 内 の ア ナ ウ ン ス が あ り 、 あ り 、 ど う も 私 に イ ン フ ォ 次 は 荷 物 検 査 が あ る の で こ こ に 並 ん で 検 査 に 入 ろ う と し た と も 出 て い る 。 」 と の こ と だ 。 山 下 や 吉 田 な ど 、 オ リ ン ピ ッ ク で け て き て 、 「 俺 は 日 本 人 が 大 好 き だ 。 柔 道 を や っ て い て 大 会 に ク イ ン で き た 。 タ ク シ ー の 運 ち ゃ ん は ガ ッ チ リ し た 体 格 で 、 少 し す る と 話 し か っ て く れ た 。 チ ケ ッ ト が 手 に 入 っ た の で 、 こ れ で や っ と チ ェ ッ の 予 約 確 認 票 を プ リ ン ト ア ウ ト し て 持 っ て い た の で す ぐ に や や っ て き た 。 に 行 き 、 発 券 手 続 き を 済 ま せ た 。 イ ン タ ー ネ ッ ト で 予 約 し た 時 Copyright ©IT おやじ All rights reserved に ホ テ ル の レ セ プ シ ョ ン ま で 来 る よ う 予 約 し た が 、 時 間 通 り に 五 分 に モ ー ニ ン グ コ ー ル を 頼 ん で 、 タ ク シ ー の 運 転 手 に 五 時 半 今 朝 の ザ グ レ ブ へ の 飛 行 機 は 六 時 四 十 五 分 な の で 、 朝 の 五 時 十 と 言 う 。 「 し ま っ た ! 」 と 思 っ た が 、 さ っ さ と 別 の カ ウ ン タ ー 入 し た 」 と い う と 、 「 こ こ で は 発 券 で き な い の で あ ち ら に 行 け 」 と り あ え ず 並 ん で 順 番 が 来 て 「 チ ケ ッ ト を イ ン タ ー ネ ッ ト で 購 【 第 十 一 日 】 ザ グ レ ブ の 町 安 い ほ う だ 。 0 ク ー ネ だ か ら 文 句 は 言 え な い 。 こ の 旅 で 泊 ま っ た 中 で は 一 番 ェ ッ ク イ ン を 済 ま せ 、 部 屋 に 入 っ て み る と か な り 狭 い が 、 4 0 の 都 市 に 車 で 来 る の は 少 し 無 理 の あ る 話 だ 。 「 イ リ ツ ァ 」 で チ や は り 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク と い い 、 ザ グ レ ブ と い い 、 外 国 で 初 め て レ ン タ カ ー で 来 て い た ら と う て い 分 か ら な い 。 っ て い る も の の 、 自 分 で あ り 、 小 さ な 看 板 が 掛 か い 路 地 を 入 っ た と こ ろ に と 一 台 入 れ る く ら い の 狭 中 で は あ る が 、 車 が や っ ザ グ レ ブ の 市 内 の ど 真 ん ホ テ ル 「 イ リ ツ ァ 」 は 、 ァ 」 ま で 乗 せ て も ら っ た 。 を か け て ホ テ ル 「 イ リ ツ い る の で 、 こ ち ら か ら 声 運 ち ゃ ん が ウ ロ ウ ロ し て し た 空 港 で 、 タ ク シ ー の ザ グ レ ブ 空 港 は の ん び り そ れ は あ り が た い と 思 っ て さ っ そ く ご ち そ う に な っ た 。 さ っ さ す る と い う 話 を す る と 、 そ れ で は 今 日 朝 食 を 食 べ て よ い と 言 う 。 キ ー を 預 け る 時 に 、 カ ウ ン タ ー の 女 性 に 明 日 は 朝 五 時 に は 出 発 ホテル「イリツァ」 か 一 分 で 着 い て し ま う 。 ア ッ パ ー タ ウ ン ( カ プ ト ル と グ ラ デ ッ ツ ) と 下 町 を 結 び 、 わ ず く と 、 左 手 に 名 物 の ケ ー ブ ル カ ー が あ る 。 こ の ケ ー ブ ル カ ー は 、 ホ テ ル の 前 の イ リ ツ ァ 通 り を 町 の 中 心 地 に 向 か っ て 歩 い て い ケーブルカー Copyright ©IT おやじ All rights reserved と 朝 食 も 終 え て 、 ザ グ レ ブ の 町 に 繰 り 出 す こ と に し た 。 136 る グ 。 ラ デ ッ ツ は 、 国 会 が あ り 、 ク ロ ア チ ア 共 和 国 の 行 政 の 中 心 地 で あ 137 こ の 美 し い 屋 根 は 、 ザ グ レ ブ の 町 の シ ン ボ ル と な っ て い る 。 ア チ ア の 紋 章 が 描 か れ て い る 。 ナ イ 工 房 の 色 彩 豊 か な セ ラ ミ ッ ク で 造 ら れ て お り 、 ザ グ レ ブ と ク ロ 1 3 世 紀 か ら 何 度 も 改 修 さ れ 、 屋 根 に は ハ ン ガ リ ー の 名 窯 ジ ョ ル こ こ に は 、 グ ラ デ ッ ツ の 教 区 教 会 で あ る 聖 マ ル コ 教 会 が あ り 、 が ら カ ン ツ ォ ー ネ を 歌 っ て い る 。 い か に も の ど か な 雰 囲 気 だ 。 ケ ー ブ ル カ ー を 降 り る と 、 路 地 で は お じ さ ん が ギ タ ー を 弾 き な て い る 。 万 人 都 市 と し て 、 行 政 ・ ビ ジ ネ ス ・ 文 化 の 中 心 的 役 割 を 果 た し 1 9 9 1 年 の 独 立 達 成 後 、 ク ロ ア チ ア の 首 都 と な り 、 現 在 は 百 聖マルコ教会 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ラ デ ッ ツ 」 が 1 8 9 0 年 に 一 緒 に な っ て で き た も の だ 。 ザ グ レ ブ は 、 も と も と 二 つ の 中 世 の 集 落 、 「 カ プ ト ル 」 と 「 グ 利 用 し て い た 。 乗 車 賃 も 3 ク ー ネ と 安 く て 、 年 輩 の お じ さ ん や お ば さ ん が 多 数 リ カ 人 の 団 体 が 押 し か け て き て い た 。 大聖堂 聖カタリナ教会 な か の 眺 望 だ 。 こ こ は ガ イ ド ブ ッ ク に 穴 場 だ と 書 い て あ っ た が 、 ア メ あ る カ プ ト ル 地 区 を 見 渡 す こ と が で き る し 、 大 聖 堂 も 見 え て な か ま た こ の 教 会 の 裏 庭 か ら は 、 旧 市 街 で 、 カ ト リ ッ ク 教 会 の 中 心 地 で こ れ が あ れ ば ザ グ レ ブ は す ぐ に 見 て 回 る こ と が で き る 。 分 か ら な い 。 イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン で ザ グ レ ブ の 地 図 と 歩 き 方 を も ら う の が 一 番 だ 。 て よ い 。 ど う も 撮 っ て よ い と こ ろ と 、 禁 止 さ れ て い る と こ ろ の 区 別 が そ の た め に は 、 町 の 一 番 中 心 街 で あ る 、 「バ ナ ・イ ェ ラ チ ツ ァ 広 場 」の く 、 ク ロ ア チ ア で 最 も 美 し い バ ロ ッ ク 内 装 だ 。 こ こ の 教 会 は 写 真 を 撮 っ こ の 横 に あ る 、 聖 カ タ リ ナ 教 会 は 、 ピ ン ク の レ ー ス や 肖 像 画 が 美 し 歩 い て も 二 時 間 ほ ど で 大 体 見 て 回 る こ と が で き る 。 ザ グ レ ブ の 町 は そ れ ほ ど 大 き く な く て 、 ア ッ パ ー タ ウ ン と 下 町 を 、 聖カタリナ教会の壁画 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 138 ザグレブ市内と大聖堂 に 来 た の で 飛 び 乗 っ た 。 バ ス だ と 8 ク ー ネ で す む 。 ネ か か っ た 。 帰 り は 、 タ ク シ ー を 拾 お う か な と 思 っ た が 、 バ ス が す ぐ ザ グ レ ブ の 中 心 地 か ら 4 ㎞ ほ ど 離 れ て い る の で 、 タ ク シ ー で 5 0 ク ー 地 の 一 つ で 、 気 持 ち が 落 ち 着 く と こ ろ だ 。 ゴ イ 墓 地 」だ 。 こ こ は 元 々 貴 族 の 別 荘 で 、 ヨ ー ロ ッ パ で 最 も 美 し い 墓 ミロゴイ墓地の回廊 139 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ザ グ レ ブ の 中 心 地 以 外 で 、 す ぐ に 行 け て 素 晴 ら し い と こ ろ は 、 「 ミ ロ 事 中 だ っ た 。 数 年 後 に は 素 晴 ら し い 景 観 を 取 り 戻 す だ ろ う 。 会 も 工 事 し て い て 中 に は 入 れ な い し 、 大 聖 堂 も 中 に は 入 れ た が 工 し か し 残 念 な こ と に 、 今 は 、 ザ グ レ ブ 全 体 が 大 工 事 中 で 、 聖 マ ル コ 教 ミロゴイ墓地(元別荘) を 思 い 起 こ さ す る 風 情 だ 。 く 。 ま る で 4 0 年 前 の 京 都 路 面 電 車 が 通 り 抜 け て い 止 ま っ て お り 、 そ の 両 脇 を 時 々 、 車 が 道 路 の 中 央 に の 間 を す り 抜 け て い く 。 頻 繁 に 通 っ て お り 、 車 が そ ま た 、 路 面 電 車 が か な り た 非 常 に 美 し い 。 れ い に 咲 い て お り 、 こ れ ま 建 物 の 前 の 庭 に は 、 花 が き し 性 て い と 、 。 男 市 性 民 が が フ 楽 ォ し ー ん ク で ダ い ン る 。 ス 町 を 歌 の 中 っ 心 て ケ 地 ー で キ は を 、 配 民 っ 族 て 衣 い 装 る を 。 着 な か た な 若 か い 楽 女 市 街 に は 公 園 も 沢 山 あ り 、 舞 台 で は バ ン ド に よ る 演 奏 会 を や っ て い 歩 い て い る と 、 い ろ ん な も の に 出 会 う 。 イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン で も ら っ た 観 光 案 内 ル ー ト 通 り に ザ グ レ ブ の 町 を 公園のコンサート Copyright ©IT おやじ All rights reserved 140 141 絵画美術アカデミー 路面電車 クロアチア国立劇場 フォークダンスを踊る少女 ザグレブ鉄道駅 公園にてポーズとる役者? Copyright ©IT おやじ All rights reserved り ホ ッ と す る 。 ル ノ ア ー ル の 絵 は や は る 女 性 の 絵 が あ っ た が 、 ノ ア ー ル の 水 浴 び を す 素 晴 ら し い 。 最 後 に ル 少 し 重 い が な か な か く て 我 々 日 本 人 に は サ ン ス 時 代 の 絵 画 が 多 入 っ て み る と 、 ル ネ ッ 寄 贈 し た も の だ 。 中 に マ ラ 氏 が 、 ク ロ ア チ ア に な 美 術 品 収 集 家 の ミ こ こ は 、 世 界 的 に 有 名 た な か 。 と な 思 り 案 歩 し き 、 疲 最 れ 終 た 的 が に 、 ク こ ロ の ア 旅 チ 行 ア の 最 最 大 後 の の 美 見 術 学 館 地 「ミ を マ ど ラ こ 美 に 術 し 館 よ 」に う か し っ て い た 。 土 曜 日 は 午 後 か ら は や っ て い な い 。 し か し 、 一 生 懸 命 歩 い て 、 や っ と 入 ろ う と す る と 、 ほ と ん ど が 閉 ま ま た 、 ザ グ レ ブ に は 、 有 名 な 美 術 館 や ギ ャ ラ リ ー も た く さ ん あ る 。 残 し た 素 晴 ら し い 町 で 、 日 本 で 言 え ば 京 都 の よ う な 町 だ 。 を じ っ く り 眺 め て 、 ホ テ ル に 帰 っ て き た 。 ザ グ レ ブ は 中 世 の 雰 囲 気 を ミ マ ラ 美 術 館 も 見 終 わ っ て 、 疲 れ た 足 を 引 き ず り な が ら 、 町 の 様 子 ミマラ美術館 ザグレブ市内 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 142 餃 子 に 焼 き め し を 頼 ん だ 。 ス ー プ を 頼 ん で 、 加 え て ま た ま た ホ ッ ト & サ ワ ー あ ま り 食 べ ら れ な い の で 、 ク に 作 っ て あ る 。 ど う せ 入 っ て み る と 割 合 シ ッ 店 」 に 行 く 。 か ら す ぐ 近 く の 「 北 京 飯 が 夕 食 時 な の で 、 ホ テ ル お 腹 は あ ま り 空 か な い 3 軒 、 日 本 料 理 が 1 軒 あ る よ う だ 。 ザグレブ市内の中華料理店 旅 の ま と め を パ ソ コ ン に 入 力 し て 休 む 。 143 食 事 は 程 々 に し て 、 明 日 は 早 い の で 、 早 々 ホ テ ル に 引 き 上 げ 、 イ ン フ ォ メ ー シ ョ ン で 確 認 す る と 、 ザ グ レ ブ に は 、 中 華 料 理 が る こ と は な い 。 ワ ー を 浴 び る こ と に し た 。 回 り だ け き れ い に し て 、 も う 少 し も う 少 し 体 が 暖 か い 時 に 冷 水 シ ャ 部 屋 は 、 こ ん な こ と に な っ て し ま う の か 。 失 敗 だ 。 仕 方 が な い の で 足 「し ま っ た ! 間 が 非 常 に 広 く て 開 放 的 な の で 、 日 本 の よ う に た ば こ の 煙 で 困 ラ ン で も 必 ず 灰 皿 が お い て あ る 。 女 性 も 吸 っ て い る 。 し か し 空 そ れ に し て も 、 ク ロ ア チ ア 人 は た ば こ を 吸 う 人 が 多 い 。 レ ス ト な い 。 や は り 駄 目 だ 。 Copyright ©IT おやじ All rights reserved こ れ は 冷 水 シ ャ ワ ー だ 。 」 ザ グ レ ブ で 4 0 0 ク ー ネ の く 冷 た い 。 お か し い と 思 っ て 温 度 を 上 げ る が 全 く 暖 か く な ら な い 。 ホ テ ル に 帰 っ て 、 シ ャ ワ ー で も 浴 び よ う と バ ル ブ を ひ ね る と 水 が え ら な い 、 焼 き め し は 量 が 日 本 の 3 倍 く ら い あ っ て 、 食 べ る 気 が し 予 想 通 り 、 ス ー プ は 良 か っ た が 、 餃 子 は 皮 が 厚 く て ど う も い け 番 カ ウ ン タ ー に セ ッ ト し て い る し 、 横 の 6 番 に は か な り の 人 と パ ン を 頼 ん で 後 は ミ ネ ラ ル ウ オ ー タ ー を 買 う 。 し か し 見 て い る と 、 エ ー ル フ ラ ン ス の 案 内 の 看 板 は 5 番 6 ・ が 並 ん で い る 。 表 示 を 見 て み る と 、 5 番 カ ウ ン タ ー は エ リ ー ク ー ネ を 持 ち 出 し て も 換 金 で き な い の で 、 カ フ ェ で コ ー ヒ ー ゲ ー ト に 向 か い 、 財 布 を 見 て み る と 6 0 ク ー ネ 残 っ て い る 。 の か 」 と 聞 く と 「 こ こ で 良 い 」 と い う 。 だ 。 4 番 カ ウ ン タ ー に 並 ん だ ま ま 、 「 パ リ 行 き は こ こ で い い 日 足 止 め を く っ た し 、 ど う も フ ラ ン ス と の 相 性 が 悪 い 。 で は 国 際 線 で も 出 発 の 一 時 間 半 前 か ら し か 受 付 を し な い の リ に 会 う し 、 禮 子 と 行 っ た 時 に も パ リ 発 の 便 が 飛 ば な く て 一 過 ぎ に や っ と カ ウ ン タ ー に 受 付 の 女 性 が 並 び 始 め た 。 こ ち ら そ れ に し て も 、 7 年 ほ ど 前 に パ リ に 行 っ た 時 に は 抱 き つ き ス ー ル フ ラ ン ス だ と や っ と 分 か る 。 こ こ で 並 ん で い る と 五 時 半 で 聞 く と あ っ ち だ と い う 。 ウ ロ ウ ロ し て 4 番 カ ウ ン タ ー が エ ン カ ウ ン タ ー が 見 つ か ら な い 。 ク ロ ア チ ア 空 港 の カ ウ ン タ ー 空 港 に 着 く と 、 小 さ な 空 港 だ が エ ー ル フ ラ ン ス の チ ェ ッ ク イ 「 荷 物 は 成 田 で ピ ッ ク ア ッ プ し た い 」 と い っ て 預 け た 。 た 。 そ の う ち 順 番 が 回 っ て き て や っ と チ ェ ッ ク イ ン で き た 。 も ら ち が あ か な い 。 仕 方 な く 6 番 カ ウ ン タ ー に 並 ぶ こ と に し べ 」 と い う 。 か な り 腹 が 立 っ た が こ れ も い く ら け ん か を し て た 来 い 。 た う の 。 で あ 、 り す が ぐ た に い ザ の グ で レ 喜 ブ ん 空 で 港 よ に ば 向 れ か る う 。 と そ 五 の 時 う 過 ち ぎ タ に ク は シ 着 ー い が ェ ッ ク イ ン で き な い の か 」 と 聞 く と 、 素 っ 気 な く 「 6 番 に 並 な の で 、 誰 も 並 ん で い な い ビ ジ ネ ス 用 の 5 番 カ ウ ン タ ー で チ 先 ほ ど 聞 い た 女 性 に 、 「 パ リ か ら 成 田 行 き は ビ ジ ネ ス ク ラ ス に 部 屋 を 出 て レ セ プ シ ョ ン に 行 く と 「 コ ー ヒ ー を 飲 む か 」 と ン グ コ ー ル が か か っ て き た 。 全 て 準 備 で き て い た の で 、 す ぐ 朝 四 時 四 〇 分 に 、 ホ テ ル の お じ さ ん か ら 眠 そ う な 声 で モ ー ニ て お り な が ら 、 知 ら ん 振 り を し て い る 。 フ ラ ン ス 人 に や ら れ た 。 」 私 が 4 番 に 並 ん で い る こ と を 知 っ ト ク ラ ス で 、 6 番 が エ コ ノ ミ ー と あ る 。 「 し ま っ た ! Copyright ©IT おやじ All rights reserved 【 第 十 二 日 】 ザ グ レ ブ か ら パ リ へ ま た 144 旅 を 終 え た 。 ク ロ ア チ ア で お 世 話 に な っ た 方 々 に 感 謝 し な が ら 、 十 二 日 間 の は 全 く な か っ た 。 本 当 に 気 持 ち よ く 旅 を さ せ て も ら っ た 。 ク ロ ア チ ア の 人 は 本 当 に 親 切 だ っ た し 、 い や な 思 い を し た こ と っ た 。 天 気 は 快 晴 だ 。 ク ロ ア チ ア の オ レ ン ジ 色 の 屋 根 を 後 に 残 し て 、 時 間 通 り 飛 び 立 乗 れ る 飛 行 機 だ 。 パ リ へ 帰 る 飛 行 機 は 、 ザ グ レ ブ に 来 た 時 と 同 じ 6 0 人 く ら い が 飛行機からよりザグレブ市内を望む 145 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 時 間 が 来 た の で ゲ ー ト に 向 か う 。 た が 特 に 何 も 見 つ か ら な い の で や め た 。 な る と や っ と 免 税 店 が 開 い た の で 何 か 買 お う か な と 見 て 回 っ 残 っ た の は 8 ク ー ネ 。 よ く 使 い き っ た も の だ 。 六 時 十 五 分 頃 に し な い と 事 故 を 起 こ し て 大 変 な こ と に な る 。 6 0 ㎞ で 十 分 走 行 で き 、 予 定 も 立 て や す い 。 た ど り 着 く こ と が で き る 。 ま た 、 信 号 も ほ と ん ど 無 い の で 平 均 あ る 程 度 、 都 市 の 位 置 関 係 が 頭 に あ れ ば 、 地 図 な し で 目 的 地 に か な い 。 要 は 彼 ら の ペ ー ス に 惑 わ さ れ ず に 自 分 の ペ ー ス で 運 転 ん で く る 。 も う こ の 当 た り は こ ん な も の だ と 諦 め て 運 転 す る し 当 然 、 対 向 車 が す ぐ に 来 る の だ が 、 平 気 で 私 の 車 の 前 に 割 り 込 方 で も 非 常 に 整 備 さ れ て い る し 、 標 識 も し っ か り し て い る の で 、 今 回 、 一 番 心 配 し た の は 車 の 運 転 だ が 、 ク ロ ア チ ア の 道 路 は 地 い る と 追 い 越 し に 来 る 。 が 、 も の す ご い ス ピ ー ド で 飛 ば し て い る 。 少 し ゆ っ く り 走 っ て こ こ で は 今 回 の 旅 を 少 し 振 り 返 っ て み た い 。 ( 1 ) 車 の 運 転 そ れ と 、 島 は 山 が 迫 っ て き て お り 、 細 く て 狭 い 山 岳 道 路 に な る ッ ク を し て い る 。 大 抵 は 待 機 す る ス ペ ー ス が あ る の だ が 時 々 何 台 も 連 な っ て バ 前 か ら バ ス で も 来 た 時 に は 大 変 な こ と に な る 。 す ぐ 横 は 海 だ 。 と は 思 え な い く ら い 、 い ろ ん な 出 来 事 が あ っ た 。 で き た 。 ま た 、 毎 日 朝 早 く か ら 夜 遅 く ま で 活 動 し 、 十 二 日 間 と が で き た し 、 本 当 に 親 切 な ク ロ ア チ ア の 人 々 に 接 す る こ と が 常 に 道 路 が 狭 く て 、 一 車 線 片 道 通 行 し か で き な い と こ ろ も 多 い 。 ー で 島 に 渡 っ て 、 目 的 の 町 に 向 か う わ け だ が 、 大 抵 の 港 町 は 非 も う 一 つ 気 を つ け な い と い け な い の が 、 島 で の 運 転 だ 。 フ ェ リ ク ロ ア チ ア で は 、 今 ま で 見 た こ と が な い 風 景 文 化 に 接 す る こ と が で き た 。 ク ロ ア チ ア 十 二 日 間 車 の 旅 も 、 何 と か 無 事 終 え て 帰 国 す る こ 名 も ほ と ん ど 分 か ら な い 。 小 さ な 町 な の で 少 し 慣 れ れ ば 分 か る て く る 。 特 に ド ブ ロ ヴ ニ ク は 道 路 が 複 雑 で 、 走 っ て い て も 道 路 ・ し か し 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク や ザ グ レ ブ な ど の 都 市 部 で は 状 況 が 違 っ の だ ろ う が 、 初 め て 運 転 す る の は な か な か 大 変 だ 。 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 第 三 章 旅 を 終 え て 146 倍 は 見 て お け と い う こ と だ ろ う 。 返 し た り し た ロ ス が 原 因 だ 。 要 す る に 走 行 距 離 は 、 直 線 距 離 の た こ と と 、 島 の 中 で か な り 移 動 が あ っ た こ と と 、 間 違 っ て 引 き 実 際 は 1 5 0 0 ㎞ と 倍 に な っ て し ま っ た 。 こ れ は ル ー ト を 変 え け て い る の で き っ と 国 が 豊 か な の だ ろ う 。 147 総 走 行 距 離 と し て は 、 当 初 7 0 0 ㎞ く ら い か な と 思 っ て い た が 、 い く つ も の 世 界 遺 産 を 持 ち 、 ヨ ー ロ ッ パ 中 か ら 観 光 客 が 押 し 掛 ク ロ ア チ ア に は 美 し い ア ド リ ア 海 と 、 美 し い 山 々 と 湖 、 更 に は の 役 割 は 十 分 に 果 た し た 。 か 心 配 に な る が 、 磁 石 で 方 角 を 確 認 す れ ば 安 心 だ 。 精 神 安 定 剤 け な か っ た 。 識 が 全 く 出 て こ な い 時 が あ る 。 そ の 時 に 本 当 に こ の 道 で よ い の ま た 、 日 本 の ア ル サ ロ や マ ッ サ ー ジ 等 の た ぐ い の 店 も 全 く 見 か ま た 、 磁 石 は そ れ な り に 役 に 立 っ た 。 田 舎 道 を 走 っ て い る と 標 で 散 歩 し て い て も 全 く 不 安 は な か っ た 。 そ う も い か な い よ う だ 。 っ た 。 地 方 で も み ん な 生 活 は 豊 か な 感 じ で 親 切 で 、 早 朝 に 一 人 も 運 転 の 仕 方 が 違 う の だ ろ う か 。 日 本 車 が 借 れ る と よ い の だ が 、 見 か け た が 、 ド ブ ロ ヴ ニ ク で は 全 く そ の よ う な 人 は 見 か け な か た め に 、 日 本 の オ ー ト マ 車 と は 調 整 の 仕 方 が 違 う の か 、 そ れ と 首 都 の ザ グ レ ブ で 足 を 無 く し て 物 乞 い を し て い る よ う な 人 は て 本 当 に 良 か っ た 。 ヨ ー ロ ッ パ は オ ー ト マ チ ッ ク が 为 流 で な い る 間 に 3 0 ㎝ 以 上 ず り 落 ち て し ま っ た 。 前 後 の 車 に 当 た ら な く ま っ た 後 、 発 車 し よ う と し て ブ レ ー キ か ら ア ク セ ル に 踏 み 換 え 運 転 で も う 一 つ 問 題 は 車 そ の も の だ 。 私 が 借 り た 車 は 、 坂 で 止 わ な か っ た 。 く り の ジ プ シ ー も い な い し 、 パ リ の よ う に 抱 き つ き ス リ に も 会 お 金 を せ び り に 来 る 子 供 は い な い し 、 ス ペ イ ン の よ う に ひ っ た 次 に 心 配 し た の が 治 安 だ が 、 ク ロ ア チ ア で は イ タ リ ア の よ う に Copyright ©IT おやじ All rights reserved ( 2 ) 治 安 い 。 地 方 で は 一 番 美 味 し い ダ ル マ チ ア 料 理 店 を 探 す し か な い 。 ク や ザ グ レ ブ で 何 と か 中 華 料 理 を 見 つ け た が 、 地 方 で は 全 く な キ ー だ っ た 。 美 味 し い が 、 さ す が に そ れ 以 上 続 く と 飽 き て く る 。 ド ブ ロ ヴ ニ さ れ た 時 は ど う な る こ と か と 思 っ た が 、 大 事 に 至 ら な く て ラ ッ 一 週 間 は 、 オ リ ー ブ た っ ぷ り の 焼 い た 魚 や カ ラ マ リ ( イ カ ) は そ れ に し て も 、 傷 薬 を 持 っ て い か な か っ た の は 失 敗 だ 。 蜂 に 刺 し か し 問 題 は 、 ど こ に 行 っ て も 同 じ ダ ル マ チ ア 料 理 だ 。 最 初 の 多 く て 食 べ き れ な い 。 か も 必 ず 聞 い て く る 。 ワ イ ン 付 き で 1 5 0 ク ー ネ も あ れ ば 十 分 だ 。 と に か く 一 人 で は る し 、 カ プ チ ー ノ も よ く 飲 ま れ る 。 ミ ル ク を 入 れ る か 入 れ な い 役 に 立 っ た 。 費 用 だ が 、 大 体 昼 食 は 5 0 ク ー ネ 、 夕 食 は グ ラ ス イ タ リ ア 風 だ 。 何 も い わ な け れ ば す っ と エ ス プ レ ッ ソ が 出 て く 慣 れ な い 魚 介 類 だ し 、 食 べ す ぎ は 禁 物 で 、 正 露 丸 な ど の 胃 薬 が ン グ で 頬 張 り な が ら 町 を 歩 い て い る 。 ま た 、 コ ー ヒ ー も 完 全 に ク ロ ア チ ア で は ム ー ル 貝 を 食 べ 過 ぎ て 少 し 下 痢 を し た 。 や は り あ り 、 ト ッ ピ ン グ 一 つ に つ き 5 ク ー ナ だ 。 多 く の 人 は 2 ト ッ ピ ヒ ー 、 コ コ ナ ツ 等 々 、 い ろ ん な 種 類 の コ ー ン ア イ ス ク リ ー ム が そ れ と 忘 れ て は い け な い の が ア イ ス ク リ ー ム だ 。 バ ニ ラ 、 コ ー さ そ う な 人 に 聞 く こ と だ 。 い 。 レ ス ト ラ ン を 選 ぶ こ つ は 、 ホ テ ル の 女 性 な ど 、 セ ン ス の 良 を よ く 知 っ て い る 。 観 光 客 ね ら い の レ ス ト ラ ン は や め た 方 が よ は 、 ス パ ゲ テ ィ と ピ ッ ツ ァ が ま た 美 味 し く て 専 門 店 も 多 い 。 ド ブ ロ ヴ ニ ク で も そ う だ が 、 や は り 土 地 の 人 は 美 味 し い と こ ろ リ ル し た り 、 フ ラ イ に し た り 、 ス ー プ に し て 出 て く る 。 さ ら に 素 晴 ら し い 。 基 本 的 に は イ タ リ ア 料 理 で 、 魚 や イ カ や 貝 類 を グ し た 、 い わ ゆ る ダ ル マ ニ ア 地 方 は 、 魚 介 類 が 新 鮮 で 美 味 し く て ら そ の 土 地 の 美 味 し い 料 理 を 食 べ た い も の だ 。 ア ド リ ア 海 に 面 海 外 で は や は り 気 に な る の が 食 事 だ 。 折 角 遠 く ま で 来 た の だ か 次 に 良 か っ た の は ラ ブ 島 の 地 の 人 が 通 っ て い る レ ス ト ラ ン だ 。 っ た 。 ド ブ ロ ヴ ニ ク か ら も わ ざ わ ざ 出 か け る 人 が 多 い と い う 。 そ の 他 の 魚 介 も 新 鮮 で 、 少 し フ ラ ン ス 料 理 風 で 味 が 素 晴 ら し か マ リ ス ト ン の 料 理 は 別 格 だ っ た 。 こ こ は 牡 蠣 の 養 殖 が 有 名 で 、 し か し 、 ダ ル マ チ ア 料 理 の 中 で も 美 味 し い と こ ろ は あ る 。 特 に 、 Copyright ©IT おやじ All rights reserved ( 3 ) 食 事 148 は 必 要 だ 。 ぶ の は 重 労 働 だ 。 し か し こ の よ う な 規 制 が あ る か ら こ そ 、 町 を 149 町 の 景 観 の 保 護 の た め と は い い な が ら 、 五 階 ま で 重 い 荷 物 を 運 特 に ド ブ ロ ヴ ニ ク で は 、 エ レ ベ ー タ ー の 設 置 は 禁 止 さ れ て お り 、 は 数 え る く ら い だ 。 エ レ ベ ー タ ー が つ い て い な い こ と だ 。 む し ろ つ い て い た ホ テ ル ク ロ ア チ ア の ホ テ ル で た だ 一 つ の 問 題 は 、 ほ と ん ど の ホ テ ル に ェ で は 天 気 が 変 わ り や す く て 雤 も よ く 降 っ た 。 や は り 小 さ な 傘 致 し 方 の な い と こ ろ だ ろ う 。 夏 に は 雤 は あ ま り 降 ら な い そ う だ が 、 ザ グ レ ブ や プ リ ト ヴ ィ ツ 目 だ が 、 ザ グ レ ブ の 都 心 で 、 4 0 0 ク ー ネ で 泊 ま っ た の だ か ら で 温 水 が で な か っ た の は ひ ど か っ た 。 や は り よ く 調 べ な い と 駄 は ジ ャ ケ ッ ト が 必 要 だ 。 や ク ル カ で は 肌 寒 く 、 長 袖 と 長 ズ ボ ン が 不 可 欠 で 、 寒 が り の 人 し か し 、 朝 晩 は 過 ご し や す い 。 特 に 、 山 間 部 の プ リ ト ヴ ィ ツ ェ タ ブ は な く て シ ャ ワ ー に な る 。 し か し 、 ザ グ レ ブ で は シ ャ ワ ー 屋 の 広 さ や 浴 室 は 、 値 段 に 応 じ た 設 備 で 、 当 然 安 く な れ ば バ ス ン の ホ テ ル で 3 8 0 ク ロ ー ネ ( 八 0 0 0 円 ) だ 。 基 本 的 に は 部 シ ョ ー ト パ ン ツ だ 。 ク ー ネ ( 二 二 〇 〇 〇 円 ) 取 ら れ た し 、 一 番 安 か っ た ス ク ラ デ ィ が 欠 か せ な い 。 服 装 は 、 こ の あ た り で は 全 員 が タ ン ク ト ッ プ に 一 番 高 か っ た ド ブ ロ ヴ ニ ク の ス タ リ グ ラ ッ ド は 一 泊 1 0 0 0 Copyright ©IT おやじ All rights reserved い か も っ と 暑 く 感 じ る 。 歩 い て い る と 常 に ミ ネ ラ ル ウ オ ー タ ー た 。 温 度 計 は 、 昼 間 で 2 8 度 を 指 し て い る が 、 日 差 し が 強 い せ 南 の 端 の ド ブ ロ ヴ ニ ク は 本 当 に 暑 か っ た し 、 ど こ の 島 も 暑 か っ ( 4 ) 気 候 受 け 入 れ て く れ た 。 宿 泊 費 は 日 本 と 変 わ ら な い 。 選 ん だ の で 、 設 備 と し て は 非 常 に 整 っ て い た し 、 一 人 で も 快 く ホ テ ル は 、 ガ イ ド ブ ッ ク を 参 考 に 基 本 的 に は 三 つ 星 程 度 の 所 を ( 5 ) ホ テ ル 何 と か な る 。 ッ プ を 取 っ た 。 パ ソ コ ン な し で は こ の 旅 行 記 は で き な か っ た 。 た も の で あ り 、 デ ジ カ メ の デ ー タ も 、 毎 日 パ ソ コ ン に バ ッ ク ア ま た 、 こ の 旅 行 記 の 大 半 は 旅 先 で ノ ー ト パ ソ コ ン に メ モ 入 力 し じ な い 。 し か し 基 本 的 に は 非 常 に 親 切 な の で 、 身 振 り 手 振 り で 大 正 解 だ っ た 。 島 や 田 舎 の 町 で は 若 い 人 は 大 抵 話 せ る が 年 輩 の 人 に は 全 く 通 ス の 予 約 ま で で き た の だ か ら 、 ノ ー ト パ ソ コ ン を 持 っ て い っ て 言 葉 だ が 、 ホ テ ル や レ ス ト ラ ン で は 英 語 が 十 分 通 じ る 。 し か し 、 い ず れ に し ろ 、 日 本 の 家 族 や 友 人 と 連 絡 が 取 れ た し 、 市 の テ ニ の ワ イ ヤ レ ス L A N が 無 防 備 で 、 ホ テ ル 側 の ミ ス か も 知 れ な い 。 い け な い だ ろ う 。 何 も し な い で 使 え た の は マ リ ス ト ン の ホ テ ル で 、 こ れ は ホ テ ル 利 用 す る と し た ら 、 英 語 が 通 じ な い こ と は 覚 悟 し て お か な い と っ て か ら 探 す 気 力 も な か っ た の で 今 回 は 利 用 し な か っ た 。 も し ク I D を 教 え て く れ て 使 え る よ う に な っ た 。 か っ た の だ が 、 予 約 し て お い て も 探 す の が 大 変 だ し 、 現 地 に 行 か ら だ 。 ホ テ ル で は ト ロ ギ ー ル で 使 っ た が 、 こ れ も ネ ッ ト ワ ー の 人 と の 交 流 が で き て 非 常 に 楽 し い よ う だ 。 私 も 泊 ま っ て み た ラ デ ィ ン だ け で あ り 、 こ れ も 店 の 为 人 が 親 切 で 対 応 し て く れ た ガ イ ド ブ ッ ク に よ る と 基 本 的 に は 非 常 に 清 潔 だ し 、 ク ロ ア チ ア 今 回 の 旅 行 で も イ ン タ ー ネ ッ ト カ フ ェ で 使 え た の は 、 結 局 ス ク E と 書 い た 看 板 が 立 っ て お り 、 非 常 に 安 く 泊 ま れ る よ う だ 。 て い な い 場 合 も 多 い 。 民 宿 だ ろ う 。 車 を 運 転 し て い る と あ ら ゆ る 町 や 観 光 地 で S O B 必 要 が あ る が 、 イ ン タ ー ネ ッ ト カ フ ェ や ホ テ ル で は こ れ を 許 し Copyright ©IT おやじ All rights reserved ク ロ ア チ ア で 面 白 い の は ソ ー ベ ( S O B E ) と い う 日 本 で い う と す る と 現 地 の パ ソ コ ン で は 駄 目 で 自 分 の ノ ー ト P C を 繋 ぐ カ フ ェ が あ る の に は 驚 い た 。 し か し 、 日 本 語 で メ ー ル を 送 ろ う 美 し く 保 て て い る の だ ろ う 。 小 さ な 島 で も イ ン タ ー ネ ッ ト が 普 及 し て お り 、 イ ン タ ー ネ ッ ト ( 6 ) イ ン タ ー ネ ッ ト 事 情 ・ 携 帯 電 話 ・ 両 替 等 150 レ ブ の ホ テ ル は 現 金 の み だ っ た 。 し か し 、 そ の 時 は 明 記 し て あ 151 ま た 、 ク レ ジ ッ ト カ ー ド は ホ テ ル で は 基 本 的 に 使 え る が 、 ザ グ あ ナ つ ー る は い ナ 。 日 た が 本 。 二 に 最 二 持 近 円 っ の 程 て ユ 度 帰 ー で っ ロ 、 て 高 二 も が 〇 両 原 円 替 因 と で し 思 き た っ な か て い も い の し た で れ か 使 な ら い い 1 切 。 割 る ま く 必 た ら 要 、 い が ク 高 ー く 両 替 だ が 、 銀 行 は 少 し 大 き な 町 な ら ど こ に で も あ る 。 大 体 1 ク 楽 で ア そ だ あ ウ の 。 れ ト 時 ば す に 最 る は 悪 時 、 返 に 国 却 、 際 し パ 免 て ス 許 も ポ 証 ら ー が う ト 替 の を わ を 忘 り 忘 れ に れ て な て は り も 大 役 大 変 に 丈 だ 立 夫 が っ な 、 た の 国 。 で 際 チ 気 免 ェ が 許 ッ 証 ク っ た 。 た だ し 、 ホ テ ル で パ ス ポ ー ト を 要 求 さ れ る こ と が 多 く 、 ま た 、 国 際 免 許 証 は ク ロ ア チ ア で は 不 要 で 、 申 請 費 用 は 無 駄 だ ら よ し と し よ う 。 結 局 目 覚 ま し 時 計 の 役 割 し か し な か っ た が 、 一 日 一 〇 〇 円 だ か Copyright ©IT おやじ All rights reserved の 電 話 を 入 れ よ う と し た が 、 ど う い う わ け か つ な が ら な か っ た 。 一 度 だ け ド ブ ロ ヴ ニ ク か ら ザ グ レ ブ の ホ テ ル に コ ン フ ァ ー ム 用 と し て 準 備 し た こ と も あ る の だ が 、 結 局 一 回 も 使 わ な か っ た 。 一 方 、 携 帯 電 話 は 、 電 話 代 は 高 い し 、 何 か あ っ た 時 の 緊 急 連 絡 で は カ ー ド を 使 え る が 、 島 で は 基 本 的 に 現 金 だ っ た 。 る 。 レ ス ト ラ ン の 支 払 い は 、 ド ブ ロ ブ ニ ク や ザ グ レ ブ な ど 都 会 み た い と こ ろ だ 。 い 。 二 泊 し て ゆ っ く り 楽 し お り 、 見 る 人 を 飽 き さ せ な の 散 策 コ ー ス が 整 備 さ れ て 乗 っ た り 、 更 に は い く つ も ボ ー ト に 乗 っ た り 、 バ ス に う が な い 。 が 素 晴 ら し く て 、 た と え よ こ こ は 、 湖 と 滝 と 山 の 調 和 ( 世 界 遺 産 ) だ 。 プ リ ト ヴ ィ ツ ェ 国 立 公 園 た と こ ろ は 、 何 と い っ て も 自 然 の 美 し さ で 一 番 感 動 し 行 っ た が 、 ど こ も 素 晴 ら し か っ た 。 今 回 の 旅 で は 、 全 部 で 、 六 つ の 世 界 遺 産 と 、 四 つ の 国 立 公 園 に ( 7 ) お 薦 め ポ イ ン ト プリトヴィツェ国立公園(世界遺産) Copyright ©IT おやじ All rights reserved 152 も 多 い よ う だ 。 も 美 し い 。 レ チ ヴ ァ 川 と 、 そ の 畔 に 生 ま れ た 二 つ の 町 を つ な ぐ 石 橋 も 何 と ボ ス ニ ア ・ ヘ ル ツ ェ ゴ ヴ ィ ナ の 山 々 を 背 景 に 、 蕩 々 と 流 れ る ネ も い え ず 素 晴 ら し い 。 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ モスタルの町 153 モスタルの町(世界遺産) Copyright ©IT おやじ All rights reserved た イ ス ラ ム 文 化 が 根 強 く 残 っ て お り 、 自 然 と 文 化 の 調 和 が 何 と こ こ は 本 当 に 小 さ な 町 だ が 、 オ ス マ ン ト ル コ に よ り も た ら さ れ だ 次 。 に 良 か っ た の は ボ ス ニ ア ヘ ル ツ ェ ゴ ヴ ィ ナ に あ る モ ス タ ル ・ ド ブ ロ ヴ ニ ク か ら は 三 時 間 程 度 で 来 れ る の で 、 ツ ア ー で 来 る 人 の 写 真 だ 。 こ と が で き る 。 島 々 を 紹 介 し て い る 写 真 は ほ と ん ど が 上 空 か ら ま た 、 各 島 々 は 特 に 、 上 空 か ら 眺 め た 時 に そ の 造 形 美 を 楽 し む る ッ ズ 。 パ で の 島 金 に 持 行 ち っ は て こ 釣 う り し を て し ア た ド り リ 泳 ア い 海 だ の り バ す カ る ン こ ス と を だ 楽 ろ し う ん 。 で ヨ い ー ロ し か し 、 こ れ ら の 島 々 を 本 当 に 楽 し む た め に は ヨ ッ ト や ク ル ー こ と が で き る 。 ムリェ島 ヴェリコ湖に浮かぶベネディクト修道院を望む Copyright ©IT おやじ All rights reserved フ ェ リ ー に 乗 っ て 島 に 行 く と 、 そ の 港 や 海 の 美 し さ を 体 験 す る ル ナ テ ィ 諸 島 ( 国 立 公 園 ) は 素 晴 ら し か っ た 。 そ の 他 に も 、 ア ド リ ア 海 の ム リ ェ 島 ( 国 立 公 園 ) や ラ ブ 島 、 コ 154 が そ の ま ま 現 代 ま で 続 い て い る と い う 感 じ だ 。 155 拠 点 と な る 町 で 、 渓 に 囲 ま れ た 本 当 に 小 さ な 町 で 、 こ こ も 中 世 三 番 目 は 、 ス ク ラ デ ィ ン だ 。 ス ク ラ デ ィ ン は ク ル カ 国 立 公 園 の い る こ と だ 。 絶 壁 で す ご い 迫 力 だ 。 し か し 残 念 な の は 少 し 商 業 化 さ れ す ぎ て の よ う な パ ノ ラ マ を な し て い る 。 ま た 、 海 か ら 見 る 城 壁 は 断 崖 か に 大 規 模 に な る が 、 ス ル ジ 山 か ら 見 る 町 並 み は ま る で 積 み 木 ホテルの部屋から望むトロギールの町 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 二 番 目 に 良 か っ た の は ド ブ ロ ヴ ニ ク だ 。 ト ロ ギ ー ル よ り も は る ン ス も 絶 妙 で 、 ま る で タ イ ム ス リ ッ プ し た よ う で 美 し い 。 都 市 で 、 中 世 の 町 並 み の 保 存 状 態 が 素 晴 ら し く 、 町 と 港 の バ ラ 次 に 都 市 だ が 、 私 が 一 番 好 き な 町 は ト ロ ギ ー ル だ 。 小 さ な 城 塞 スルジ山から望むドブロヴニク旧市街 クルカ川から望むスクラディンの町 Copyright ©IT おやじ All rights reserved 156 現 地 人 が 、 「 ツ ア ー の ガ イ ド か ら 、 お ま え 達 を 車 で 連 れ て く る ー ル で 、 船 か ら 出 た ツ ア ー バ ス に 置 い て け ぼ り に あ い 、 怪 し い 一 日 の 元 気 が わ い て く る の で 、 私 に と っ て は 旅 先 で の 日 課 だ 。 157 5 年 前 に 、 禮 子 と エ ー ゲ 海 ク ル ー ズ に 行 っ た 時 に 、 イ ス タ ン ブ る 。 特 に 早 朝 に 町 を 歩 け ば そ の 町 の 特 徴 が よ く 見 え て く る し 、 特 に 早 朝 も し く は 日 中 に 歩 く こ と に よ り 時 差 ぼ け は 解 消 さ れ だ 三 。 番 目 に 大 事 な こ と は 、 迷 子 に な ら な い よ う に 気 を つ け る こ と る 。 安 全 運 転 第 一 で 行 き た い も の だ 。 あ ま り 食 べ 過 ぎ ず に 、 よ く 歩 く こ と だ 。 い ろ い ろ 気 を つ け た い こ と は あ る が 、 基 本 的 に 大 事 な こ と は 、 元 気 に 旅 が で き る こ と だ 。 そ の た め に は ゆ っ た り と し た 日 程 で 、 変 だ 。 自 分 の ペ ー ス で 運 転 し て い れ ば 勝 手 に 抜 い て い っ て く れ 撃 し た 。 日 本 人 が 海 外 で 事 故 を 起 こ し て は 言 葉 の 問 題 も あ り 大 の お か げ で 迷 子 に な ら ず に す ん だ 。 細 い 道 で も バ ン バ ン 飛 ば し て い る 。 私 が 滞 在 中 も 二 回 事 故 を 目 メ を 持 っ て い な け れ ば 大 変 な 目 に 遭 っ て い た だ ろ う 。 デ ジ カ メ に と っ て は 自 分 の 国 で 運 転 し て い る の と 同 じ 感 覚 な の だ ろ う 、 場 所 を デ ジ カ メ で 取 っ て お く こ と を 奨 め る 。 私 も 、 今 回 デ ジ カ ク ロ ア チ ア で は 、 イ タ リ ア や ド イ ツ か ら 来 た 車 が 多 く て 、 彼 ら き ち ん と 覚 え て お く 必 要 が あ る し 、 自 信 の な い 時 は 目 印 と な る 次 に 大 事 な こ と は 、 事 故 に 遭 わ な い よ う に 気 を つ け る こ と だ 。 こ の よ う な こ と を 防 ぐ た め に は 、 ホ テ ル や 車 を 止 め た と こ ろ を 組 む こ と が で き た 。 や ば か っ た 。 だ 。 そ れ に よ り 、 ポ イ ン ト を 押 さ え た 効 率 的 な ス ケ ジ ュ ー ル を 今 回 の 迷 子 事 件 も 心 理 的 に は そ こ ま で 行 か な か っ た が 、 か な り Copyright ©IT おやじ All rights reserved い っ て も 事 前 に 現 地 の 地 図 と ガ イ ド ブ ッ ク を 入 手 で き た こ と る こ と だ 。 今 回 の 旅 行 を 順 調 に 進 め る こ と が で き た の は 、 何 と 個 人 旅 行 で 一 番 大 事 な こ と は 、 無 理 の な い ス ケ ジ ュ ー ル を 立 て き た 心 地 が し な か っ た 。 ス に 乗 せ ら れ た 時 は 、 本 当 に 「 誘 拐 さ れ た ら ど う し よ う 」 と 生 よ う 言 わ れ て い る 」 と 言 っ て 、 行 き 先 も 分 か ら ず に マ イ ク ロ バ ( 8 ) 注 意 す べ き こ と 計 で 四 十 万 円 ~ 五 十 万 円 は 見 て お い た 方 が よ い だ ろ う 。 在 す る と す れ ば 、 ど の よ う な レ ベ ル の 旅 に す る か に よ る が 、 合 こ れ ら を 合 わ せ る と 、 最 終 的 に は 、 ク ロ ア チ ア で 十 日 間 程 度 滞 円 は 必 要 に な る 。 万 ~ 二 十 万 円 、 ヨ ー ロ ッ パ 内 で の 飛 行 機 の 移 動 費 が 往 復 で 三 万 に よ る が 、 日 本 か ら パ リ ま た は フ ラ ン ク フ ル ト へ の 飛 行 機 は 十 後 は 日 本 か ら ク ロ ア チ ア へ の 移 動 費 だ が 、 ど の ク ラ ス で 行 く か 必 要 に な る 。 な ら び に ク ロ ア チ ア 内 で の 移 動 費 と し て は 一 日 当 た り 三 万 円 円 / 日 。 レ ン タ カ ー も 一 万 円 / 日 。 こ れ ら を 合 わ せ る と 、 滞 在 の 活 動 費 は 一 万 円 見 て お く 必 要 が あ る だ ろ う 。 ホ テ ル は 一 万 た め に は 、 食 費 と フ ェ リ ー 代 ・ 高 速 代 、 ガ ソ リ ン 代 等 で 、 一 日 わ ら な い 。 折 角 行 く の だ か ら あ る 程 度 余 裕 を 持 っ た 活 動 を す る ま ず 、 物 価 に つ い て は 、 ク ロ ア チ ア は 日 本 と 較 べ て ほ と ん ど 変 分 に か か る と 思 う 。 当 然 二 人 で 行 け ば も う 少 し 安 く な る 。 Copyright ©IT おやじ All rights reserved は り 費 用 が 気 に か か る 。 個 人 旅 行 は パ ッ ケ ー ジ 旅 行 に 較 べ る と 割 高 に な る と 思 わ れ 、 や 質 の 高 い 旅 行 を し よ う と す れ ば 、 ツ ア ー で も こ れ 位 の 費 用 は 十 こ れ が 安 い か 高 い か は そ の 人 の 判 断 基 準 に 任 せ る が 、 こ れ だ け ( 9 ) 費 用 158 【最終ドライブルートと宿泊地】 パリ ⑪ ザグレブ (首都) ①② プリトヴィツェ 国立公園(世界遺産) スルニ ④ クルカ国立公園 (スクラディン) シベニック (世界遺産) プリモシュテン ③ ラブ島 イモツスキー コルナティ 国立公園 モスタル (世界遺産) ネウム ⑤ トロギール (世界遺産) ⑦マリストン ⑥ スプリット (世界遺産) オレビッチ ⑧ ムリェ国立公園 159 ⑨⑩ ドブロヴニク (世界遺産) 宿泊地 走行ルート 変更ルート 見学のみ 飛行機 ボート Copyright ©IT おやじ All rights reserved Copyright ©IT おやじ All rights reserved 160 こ ん な 素 晴 ら し い 国 が な ぜ 日 本 に あ ま り 知 ら れ て い な い の か き る 国 だ っ た 。 ま た 道 も わ か り や す く て ド ラ イ ブ も 快 適 だ っ た 。 日 を 過 ご し て き た つ も り な の だ が ・ ・ ・ 161 そ れ に も ま し て 治 安 も よ く て 、 人 々 が 親 切 で 、 安 心 し て 滞 在 で 私 に す れ ば 、 今 ま で に な く 準 備 を し て 、 細 心 の 注 意 を 払 っ て 毎 間 を 超 越 し て お り 、 何 か を 訴 え か け る 。 て な い な ん て ・ ・ ・ 」 と 言 わ れ て し ま っ た 。 が な く 、 東 西 文 化 が 入 り 交 じ っ た 中 世 の 面 影 を 残 し た 都 市 は 時 は な か っ た と 思 う け ど 。 そ れ に し て も 傷 薬 の 一 つ も 持 っ て 行 っ ー の ア ド リ ア 海 と 島 々 が 織 り な す 自 然 の 美 し さ は た と え よ う 毎 日 い ろ ん な 失 敗 を し た ね ぇ ! マ マ が い れ ば こ ん な こ と れ る 川 が 造 り 出 す エ メ ラ ル ド グ リ ー ン の 湖 と 、 サ フ ァ イ ア ブ ル 娘 が 、 私 の ホ ー ム ペ ー ジ で こ の 旅 行 記 を 読 ん で 、 「 よ く も ま あ ク ロ ア チ ア で は 、 デ ナ ル ア ル プ ス の 山 々 と 、 そ の 間 を 蕩 々 と 流 で は な か な か 味 わ え な い 体 験 が で き る こ と は 請 け 合 い だ 。 や は り 私 が 調 べ た 通 り 自 然 は 美 し い し 、 文 化 遺 産 も 素 晴 ら し い 。 る こ と が き る し 、 そ の 時 の 気 分 に 合 わ せ て 行 動 で き る 。 ツ ア ー も 車 で ? 」 と い う 声 が ほ と ん ど だ っ た 。 し か し 行 っ て み る と 、 特 に 、 個 人 で 行 け ば 、 自 分 の 気 に 入 っ た と こ ろ に 居 た い だ け 居 ッ 今 ! 年 の そ 初 ん 夏 な に あ 、 ぶ 家 な 族 い や と 友 こ 人 ろ に に 、 ク 、 ロ 一 ア 人 チ で ア 行 に っ 行 て く 大 と 丈 い 夫 う ? と し 、 「 か エ こ れ ぞ ま さ に ボ ー ダ ー レ ス 社 会 だ 。 ア チ ア か ら 、 私 の 住 ん で い る 市 の テ ニ ス コ ー ト の 予 約 が で き る 。 エ キ サ イ テ ィ ン グ な 旅 だ っ た 。 の 時 刻 表 を 、 日 本 に い な が ら 簡 単 に 知 る こ と が で き る し 、 ク ロ た が 、 本 当 に 素 晴 ら し い 自 然 と 文 化 と 人 々 に 出 会 え て 、 最 高 に し て も I T の 力 は す ご い 。 ク ロ ア チ ア の 小 さ な 島 へ の フ ェ リ ー ミ ラ ー の カ バ ー が な く な っ た り 」 い ろ い ろ ハ プ ニ ン グ は あ っ 今 回 の 旅 は イ ン タ ー ネ ッ ト で ほ と ん ど ア レ ン ジ し た が 、 そ れ に Copyright ©IT おやじ All rights reserved 刺 さ れ た り 」 「 坂 で 駐 車 し て 前 後 の 車 に あ て か け た り 」 「 サ イ ド ク ロ ア チ ア 十 二 日 間 車 の 旅 は 、 「 迷 子 に な り か け た り 」 「 蜂 に も 人 気 の あ る 国 に な る と 思 う 。 不 思 議 な く ら い だ 。 こ れ か ら い ろ い ろ 紹 介 さ れ て き っ と 日 本 で 【 お わ り に 】 た い と 思 っ て い る 。 い や 、 美 味 な る も の を 求 め て 旅 し 、 充 実 し た 人 生 を 送 っ て い き て 、 こ れ か ら も 、 未 知 な る 国 を 探 求 し 、 そ こ で の 人 と の ふ れ あ 私 と し て は 、 こ れ か ら 迎 え る 第 二 の 人 生 の 生 き 甲 斐 の 一 つ と し の 良 さ を 知 っ て い た だ け れ ば 非 常 に 嬉 し く 思 う 。 ま た 、 こ の 旅 行 記 を 通 じ て 少 し で も 多 く の 方 々 に 、 ク ロ ア チ ア ま た 、 編 集 ソ フ ト は マ イ ク ロ ソ フ ト ワ ー ド を 使 用 し た 。 Copyright ©IT おやじ All rights reserved い 。 こ ん な 旅 も 楽 し い も の だ 。 キ ャ ノ ン I P 8 6 0 0 で 印 刷 し 、 製 本 の み 業 者 に 委 託 し た 。 い て 見 守 っ て く れ て い る と 思 っ て 、 私 の ス タ イ ル で 行 く し か な で 撮 影 し 、 そ の デ ー タ を レ ッ ツ ノ ー ト で 編 集 し 、 そ の 結 果 を れ て い た の だ が 、 い な い も の は 仕 方 が な い 。 禮 子 が い つ も 側 に 本 旅 行 記 は 、 基 本 的 に は 自 分 で 作 成 し た も の で 、 ニ コ ン D 5 0 今 ま で は 、 禮 子 が 私 の 抜 け て い る と こ ろ を い つ も カ バ ー し て く ( 追 記 ) 162 クロアチア旅行記 - ダルマチア地方 1,500Km 車の旅 - 平成 18 年 9 月 23 日 初版発行 163 著者 発行者 IT おやじ IT おやじ 印刷 製本 IT おやじ 株式会社 エルビーエス Copyright ©IT おやじ All rights reserved Copyright ©IT おやじ All rights reserved 164
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