周縁と機縁の 下記ウェブサイトで弊社出版物の紹介を掲載しております。 ぜひご覧ください。 http://www.enishishobo.co.jp/ THE WAR THAT ENDED PEACE 第一次世界大戦 平和に終止符を 打った戦争 マーガレット・マクミラン 著/真壁広道 訳/滝田賢治 監修 世界中で話題を呼んだマーガレット マクミランの The War That Ended Peace: How Europe Abandoned Peace for the First World War の邦訳 「第一次世界大戦の起源についてこれほ 「当代最も才気溢れる歴史家がシャープ ど確かな叙述ができる著者はまずいない に描いたこの歴史書は、私たちが自分の ……わかりやすくエレガントな文体、人 行った行動の結果を予見できないときに 間の弱点に対する鋭い視点、詳細に対す 生じる危険について警告している。意図 る完璧な気配り、今年書かれた本のなか をあちこち張りめぐらし、興味を引く話 で最も楽しく読める本と言ってよい」 を交えて生き生きと描き、作者の優れた ドミニク・サンドブルック(サンデー ・ 洞察によって読み進まずにはいられない タイムズ) ものとなっている。本書は私が第一次世 界大戦の原因に関して読んだ本の中では 「きわめて明晰な思考力を使って書く研 最良の本である」 究者による、すばらしい作品」 マデリーン・オルブライト(アメリカ合 アントニー ・ ビーヴァー(ザ ・ タイムズ) 衆国元国務長官) 「第一次世界大戦の原因について書かれ 「しっかりした根拠のもとに書かれた、 た最もバランスが取れているとともに読 人の心を強く動かす作品であり、徹底し みやすい研究」 た研究が行われている……古いヨーロッ トニー・バーバー(フィナンシャルタイ パの最後の数年間を明確に説明してい ムズ) る」アマンダ・フォアマン 「公平で、豊かで、示唆に富む……マク 「土台から揺さぶる力のある作品――マ ミランは困難だらけのこの時代の世界を クミランの歴史には権威がある――濃密 風刺をきかせ人間味たっぷりに記録して で、バランスが取れていて、人間味に溢 いる」 クリストファー ・ クラーク(ロンドン ・ レヴュー ・ オブ・ブックス) 定価 8,000 円+税 /A5 判 上製 760 頁 + 写真 16 頁 978-4-908073-24-3 C0022 れておる。ヨーロッパの外交の崩壊につ いて、これほどうまく書かれたことはな かったといってよい」。 ジェーン・リドリー(スペクテーター) ▽内容などのお問い合わせ 〒 102-0074 東京都千代田区九段南 2-2-7 北の丸ビル 3F TEL : 03-6261-4369 / FAX : 03-6261-4379 / [email protected] 取扱書店 お名前(ご請求先) ご住所 TEL 〒 書店様へ 受注専用 FAX(フリーダイヤル)で版元に直接ご注文 ください。迅速に手配します。 通信欄 第一次世界大戦 冊 誘惑する歴史 冊 FAX 0120-999-968 驚くばかりの進歩を遂げた 1 世紀のあとで、なぜヨーロッパは何百万人もの人の命を奪い、 経済を枯渇させ、3 つ存在した帝国を瓦解させ、世界に冠たる地位を決定的に傷つけてしまっ たのだろうか? 本書で、マーガレット ・ マクミランは第一次世界大戦以前にヨーロッパが 経験していた大きな変容を描き、鍵となった人物に生命を吹き込み、どのようにして平和な 大陸が決して避けられなかったわけではない混乱に沈んでいったのかを明確に説明する。 2 1 目 次 3 ― ― ― 序 戦争か平和か? 4 ― ― 「悲しいことだ ― 一 九〇〇年のヨーロッパ イ ギリスと栄光ある孤立 5 ヴ ィルヘルム二世とドイツ 国王が大人でない!」 6 世界政策 7 英独海軍競争 ドレッドノート 不思議な友好関係 英仏協商 ロシアとイギリス 熊と鯨 8 オーストリア=ハン ニーベルングの忠誠 ガリーとドイツの二国同盟 希望、恐怖、思想、 9 人々が考えていたこと 言葉にならない想定 平和の夢想 戦争について考える ― ― 戦争計画の作成 第一次モロッコ事件 危機の始まり ロシアとオーストリア=ハ ― ボスニア危機 ンガリーの対立 14 13 12 11 10 ― ― 第二次モロッコ事件 一九一一年 第一次バルカン戦争 ヨーロッパに 17 16 15 戦争あるいは平和への準備 おける平和の最後の数カ月 戦争 サラエヴォの暗殺 オーストリア= 「ヨーロッパ協調」の終焉 ハンガリーの対セルビア宣戦 ヨーロッパの平和の最後の 19 18 ― 消えた明かり 一週間 ― エピローグ 20 私たちが 21 世紀から指摘したいと思えば、2 つの点から戦争に導いた人々を責めることができる。1 つは、こうした闘争がいかに 破壊的なものになるかということを予見する想像力が欠けていたこと、2 つ目は、戦争をする以外に選択肢がないと言う人々 に対して立ちはだかる勇気が欠けていたことである。常に選択肢は存在するのだ。(エピローグから) 〔訳者紹介〕 真壁 〔著者紹介〕マーガレット・マクミラン(Margaret Macmillan、1943 年ー) 広道 (まかべ ひろみち) 1957 年生まれ。一橋大学卒業。現在、神奈 カナダのオンタリオ州トロント出身の歴史家。イギリス首相ロイド・ジョージの曾孫。 川県立鎌倉高等学校に勤務。 トロント大学トリニティ・カレッジで現代史の修士号取得。オックスフォード大学セ ント・アントニー・カレッジで博士号取得。現在セント・アントニーズ・カレッジ学長、 訳書:マーガレット・マクミラン『誘惑する 歴史:誤用・濫用・利用の実例』(えにし書房、 オックスフォード大学国際史教授。専門はイギリス帝国現代史、国際関係論。カナダ 2014 年) 、ジョン・パードゥ「イギリスの同時 国際問題研究所 (CIIA) のメンバー。ピースメイカーズでカナダ総督賞・サミュエル・ジョ 代日本評、1924-41、新聞、書籍、書評およ ンソン賞受賞。代表作のピースメイカーズでは 1919 年のパリ講和会議とその参加者 びプロパガンダについて」 『日英交流史第 5 巻』 達を詳細に描いており、日本全権団の提出した人種差別撤廃案については一章を割い 、A.J.P. テイラー『トラ (東大出版会、2000 年) て記述している。 ブルメイカーズ:イギリス外交史に反対した 邦訳書: 『誘惑する歴史:誤用・濫用・利用の実例』(えにし書房、2014 年)、 『ピースメイカー 人々』(法政大学出版局、2002 年) ズ――1919 年パリ講和会議の群像』上下巻(稲村美貴子訳、芙蓉書房出版、2007 年) 誘惑する歴史 誤用・濫用・利用の実例 〔監修者紹介〕 滝田 賢治 (たきた けんじ) 1946 年 8 月横浜に生まれる。1970 年東京外国語大学英米 語学科卒、 1977 年一橋大学大学院法学研究科博士課程修了、 1979 年中央大学法学部専任講師、1980 年助教授、1987 年教授。1991 年 3 月~ 1993 年 3 月ジョージワシントン 大学(ワシントン DC) ヴィジティング・フェロー、2002 年 4 月~ 2008 年 3 月中央大学政策文化総合研究所所長。 単著『太平洋国家アメリカへの道』(有信堂、1996 年)、編 著『アメリカがつくる国際秩序』 、 (ミネルヴァ書房、 2014 年) 論文「平和憲法と日米同盟の狭間で」 『日本の外交 第 6 巻』 (岩波書店、2013 年)など。 歴史にいかに向き合うべきか ? サミュエル・ジョンソン賞受賞の女性歴史学者の 白熱講義 ! 著者 マーガレット・マクミラン 歴史と民族・アイデンティティ、歴史的戦争・紛 978-4-908073-07-6 C0022 わかりやすく解説。一方で、真摯に、取り扱いに 争、9.11、領土問題、従軍慰安婦問題…。歴史が (オックスフォード大学セント・アントニー・カレッジ学長) いかに誤用、濫用に陥りやすいか豊富な実例から 真壁広道訳 本体 2,000 円+税 四六判 並製 歴史というものの本質を追求した 読み応えある書です。 歴史の「使われ方」を知るため、 好評発売中 座右の一冊 amazon レビューから 注意しながら歴史を利用し学ぶことで、過ちを回 避し、世界認識と相互理解を深める可能性を提示。 世界史と、今日的国際問題を概観し、その関連を 知り、理解を深め、安直な歴史利用を戒めた好著。 2016 年度の上智大学(史学科) 入試問題に使われました
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