第1回ドラマ撮影見学会について H23.12.17(土) 本校、情報電子科においてはCGや映像に関する学習を行うことから、今回の日本テレビ「理想の息子」の撮影 現場を条件付きで見学することが制作会社の協力で可能となりました。本校におけるロケ2日目の12月17日 (土)に情報電子科2・3年生の一部生徒が撮影の見学をしました。最初に制作部の鈴木さんから、本日のスタッ フ稿を貸し出してもらい、撮影の順番や撮影の方法、スタッフ稿に書き出された専門用語について簡単な説明を受 け、職員室の撮影場所周辺の見学をして、キャストのドライリハーサル、テスト、本番、チェックなど一連の撮影 スタイルを見学しました。演出を担当する監督のモニタについては数名ずつ交代して様子を見学させてもらいまし た。今日は、主人公の担任である神部敏郎役(ケンドーコバヤシさん)と主人公の母親 鈴木海役(鈴木京香さん) の職員室内の撮影シーンと小林浩司役(中島裕翔さん)、鰐川悠馬役(入江甚儀さん)らの撮影を見学しました。 制作担当 鈴木さんからの説明。この 日実施される、台本のカット割等が記 載された「スタッフ稿」をもとに解説 していただきました。 モニター付近の見学。少人数で交代 しながら見学しました。いつも目に している職員室内の光景が何か違う ように感じました。 左側:演出の佐久間監督。モニター から映像を見て、俳優さんに満足で きる映像になるまで何度も演技に ついて指示をしていました。 監督の背後からモニターに映像とし て、でているものを見学。 撮影のためにセットされた職員室内 の見学。 職員室の一部の机上にセットされ た小道具類 鈴木海(鈴木京香さん)が息子の担任 である神部先生と会話をする机上の セットがどのような感じかリハーサ ル前の見学。 主人公の担任神部俊郎(ケンドーコ バヤシさん)役の机上。実際の撮影 時には左側の机上と入れ替えられま した。 ) 机上の小道具。主人公鈴木大地(山 田涼介さん)の生徒名簿(いわゆる 本校でいえば生徒身上調査票。高校 入学時に提出しています) 。 手前左 演出の森監督(3 話担当) 、右端は 技術スタッフのNiTRo(日テレ・テク 実際の撮影用カメラを体験(約1000万 主担当の佐久間監督。監督さんは、数話ず ニカル・リソーシズ)カメラマンの水梨さ 円のカメラだそうです。 ) つで交代します。だいたいテレビドラマは んから、カメラを肩にセットさせてもらい 同様だそうです。今回は3名の監督が担当 体験しました。 するとのことです。 【生徒の感想】(一部) 3年男子 私は、テレビドラマの撮影現場を見学して、様々なことを学びました。まず、ビデオカメラでの適切な撮り方・効果的な撮り方や、自然光の 利用の仕方を学びました。自然光だけでは不十分な場合の照明の使い方を知りました。俳優の動きに予測してカメラを動かしたりすることは知 っていましたが、カメラレンズを場面に応じていろいろな種類に変えていることは初めて知りました。 ドラマ撮影に使用するカメラはオートフォーカスではなく、すべてカメラマンが手動でピントを合わせていることを初めて知り、とても驚き ました。動いている被写体にピントを合わせるのは非常に難しいことだと思うので、カメラマンの方はすごい撮影技術を持っているのだなと思 いました。音声担当の方は、撮影中でのとても小さな音も聞き分け、異音に気がついていたのですごいと思いました。 スタッフの方は、現場全体の撮影状況を把握して、スケジュール通りに撮影が進んでいるか常にチェックしたり、効率よく撮影ができるよう に機材の整理などをしていました。ドラマ撮影というのはいろいろな役割を協力しあって行動することでうまくできるものだと思いました。 たいへん貴重な経験をさせていただきありがとうございました。 3年女子 私は、初めてドラマの撮影をする所を見ました。テレビ関係の仕事に関わらなければ、一生に一度見ることのできない人もいる。貴重な体験 をしたと感じています。業界用語など初めて知ることも多くありましたが、3年間情報電子科で学んだこともいくつかありました。それは、カ メラのアングルや光、小物関係です。そのどれか一つでもうまくいかなければ、いい作品はできない。難しいところではあるが、それがとても 重要なのだと改めて感じました。また、パソコン上で動かして作品を作るのとは違って、時間やバイクの音などの環境に左右されるなどして、 何度も撮りなおししているのを見て、思ったよりも難しいことなのだと感じました。 3年女子 今回初めてドラマの撮影を見学させていただき、やはり自分たちで撮るものとは比べられないくらい撮影方法も役もすごいものだと思いまし た。自分たちの学校を使っているのにカメラを通して見ると別の場所のようでその変わりようが驚きでした。そして、撮影は太陽との時間勝負 ということで機材などの移動や場所のいれかえが早く、私もみにつけたいものだと思いました。 2年男子 お忙しい中お時間をいただいて撮影の見学をさせていただき、ありがとうございました。私は放送部員で、ビデオ番組の撮影や編集もしてい ます。テレビドラマの撮影現場を見学させてもらったのは今回が初めてです。実際に見るのは一瞬だけれどもその一瞬を撮るのに角度や時間、 距離感などにも注意しながら撮らなければならないということがわかりました。撮影は一発合格というものはないということがわかりました。 何度も何度も同じ場面を撮って、その中で使う場面を編集して映像を作っているのだなあと思いました。 美術スタッフのプロの技には驚きました。撮影の終わった後の職員室を見学させてもらいました。まさか机の上の小物類のほぼ全部が美術ス タッフさんのセッティングしたものだとは思いませんでした。撮影するときのスタッフの数やスタッフの動きにも驚きました。撮影している間 に次の撮影場所のセッティングをしたり、次の撮影の場面に出る役者さんの動きを確認したりなど常に効率よく動いていて素晴らしく思いまし た。撮影を見学できる機会はめったにないことなので、一つでも多くスタッフさんの技を身につけられるようしたいです。今回学んだことを活 かしていきたいと思います。 2年男子 カメラやその他の機材を見れたのが本当にうれしくて感動しました。それで、撮影などは実習で使うときがあるので勉強になるなと感じまし た。今回本当にすばらしい体験をさせていただきました。本当、ありがたいと思いました。 2年女子 私は初めてテレビドラマの撮影を見学しました。本番のときの緊張感はとてもすごかったです。身動きできませんでした。何回も同じ演技を する役者さん達の集中力は半端ないと思いました。撮影した動画はどのように保存しているのか気になりました。多分、とても大きな容量だと 思うので、その動画をどのように保存しているか管理しているかが気になります。この見学で、私は撮影するよりも編集するほうに興味がある んだと実感しました。何か作品を作る時の糧となるような貴重な体験ができて良かったです。これからは、色々な作品を撮影・編集するほうの 目線で見て、自分のものに出来るように努力していきたいです。
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