夜のお出かけは反射材をつけて 1ですが、死亡事故だけに限っ てみれば夜間の割合は約半数 近くを占めています。死亡事 秋口から年末にかけては、 故率(交通事故全体に占める 1年の中で最も交通事故の死 死亡事故の割合)は昼間の2.7 者数が多い季節です。警察庁 倍もあり、夜間の交通事故は の統計では、平成21年中に交 昼間よりも死亡事故につなが 通事故で亡くなった人は4,914 りやすいです。しかも、夜間 人。月別では、12月が536人で は歩行中の死亡事故が最も多 最多、続いて11月(487人)、 く、死者数は昼間の2倍以上 10月(463人)の順となり、例 にもなります。 年、この3か月は他の月に比 夜間は昼間と違い、歩行者 べ死者数が多くなっています。 とドライバーとで、認識にズ とくに、この時期は日没の レがあります。歩行者は「自 時間が早く、夕暮れ時から夜 分の存在をドライバーは発見 間は、ドライバーから歩行者 しているだろう」と考えがち が見えにくく、歩行者が被害 ですが、実際ドライバーは「見 者になる死亡事故が多発して えていない」 「発見が遅れてい います。平成21年の事故発生 る」ことがよくあります。 件数(736,688件)を昼夜別で 仕事・学校からの帰宅時は みてみると、交通事故全体に もちろんですが、ジョギング 占める割合は昼間のほうが圧 やウォーキング、犬の散歩、 倒的に高く、夜間は約4分の 塾・習い事など、日が暮れて 見えにくい夜間の歩行者 死亡事故率は昼の2.7倍 から出かけ、暗い夜道を歩く 際は、自分の存在を早く車に 気づかせる工夫が必要です。 具体的には、白や黄色など夜 間でも目立つ色の服装を心が け、反射材(蛍光物)やライ トなどを身につけるようにし てください。最近は、服や靴 に貼りつける反射材シート、 反射材を使ったキーホルダー や犬のリードなどのグッズも 登場していますから、積極的 に活用し、交通事故から身を 守るようにしましょう。 お客様へのメッセージや情報、代理店のPR、おすすめしたい商品等を入力して 下さい。 1日あたり140件、10分ごとに1件の火災が発生 火の用心!空気が乾燥する季節です 出火原因の1位「放火」 早めに火災警報器設置を 「消したかな」 あなたを守 る 合言葉――これは、防火ポ スターなどに使用されている 平成22年度の「全国統一防火 標語」です。冬から春先にか けては、空気が乾燥し、火気 を使う機会が多くなりますか ら、注意が必要です。この標 語のように、日ごろのちょっ とした心がけが、火災による 不幸な出来事を未然に防ぐこ とにつながります。 総務省消防庁の統計による と、平成21年に全国で発生し た火災の件数は51,139件で、 前年に比べ1,255件減少して いますが、依然として高い水 準です。おおよそ1日あたり 140件、 10分ごとに1件の割合 で火災が発生したことになり ます。死者数1,877人、負傷者 数7,654人、 火災による損害額 は931億円にものぼります。 出火原因ですぐに思い浮か ぶのは 「たばこの火の不始末」 出火原因(総務省消防庁「平成21年における火災の状況」) 不明・調査中 6,099件 (11.9%) 放火 6,615件 (12.9%) こんろ 5,139件 (10.0%) たばこ 4,997件 (9.8%) その他 20,678件 (40.4%) たき火 3,021件 (5.9%) 放火の疑い 4,590件 (9.0%) お客様へのメッセージや地域情報等を、ご自由に入力してください。 ●あなたのパートナー 代理店名、住所、連絡先等を入力してください。 や「天ぷら油」ですが、実は 最も多いのが「放火」です。 放火による火災の件数は 6,615件もあり、構成割合は 12.9%です。これに4番目の 「放火の疑い」を加えると 11,205件となり、全火災の 21.9%を占めます。毎年のよ うに20%を超えており、人が 寝静まった夜間から明け方の 時間帯に多発しています。放 火されないためにも「家のま わりに燃えやすいものを置か ない」「ごみは収集日や収集 時間などルールを守って出す」 「家のまわりはできるだけ明 るくする」などを実践するよ うにしてください。 また、平成16年に消防法が 改正され、平成23年6月まで に全ての住宅で火災警報器の 設置が義務づけられることに なっています。火災によって 犠牲になるのは65歳以上の高 齢者が最も多く、しかも住宅 火災で亡くなった人の6割が 「逃げ遅れ」が原因で命を落 としています。こうしたこと からも、まだ火災警報器を設 置されていないご家庭は、で きるだけ早く対応するように してください。
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